JP2017171370A - 棒状食品包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 開封時における摺動抵抗を低減させて引き抜き作業を簡易なものとし、スムーズ且つ衛生的にシート状食品を棒状食品に巻き付けることができる棒状食品包装体を提供する。【解決手段】外フィルムと内フィルムとから形成され、左右方向に分離可能であってシート状食品を収容する袋状の収容部を有する棒状食品包装材が棒状食品に巻装される棒状食品包装体であって、棒状食品の巻装状態にて、棒状食品包装材の巻き始め側における所定位置の前記左右方向に形成される折り返し部と、折り返し部より棒状食品包装材の径方向外側に位置する棒状食品包装材の巻き終わり側端部と、棒状食品に接する棒状食品包装材の径方向外側であって、折り返し部から巻き終わり側端部に至るまでの領域に位置する巻き始め側端部と、棒状食品における左右方向の外側位置にて棒状食品包装材が封止されるシール部とを備えることを特徴とする棒状食品包装体。【選択図】 図1

Description

本発明は、棒状食品とシート状食品とが分離された状態で包装され、食するときに簡単な操作で棒状食品にシート状食品を巻くことができる棒状食品包装体に関するものである。
従来より、棒状食品とシート状食品とが分離された状態で包装され、食するときに簡単な操作で棒状食品にシート状食品を巻くことができる棒状食品包装体が公知である。例えば、シート状食品となる海苔が袋体である収容部に完全密封状態で収容されており、棒状食品に収容部が巻き付けられた形態であって、収容部の左右両側に設けられる引張り操作部を互いに離間する方向に引っ張ることで、収容部を分離して開封することができ、海苔を棒状食品に対して巻き付けることができる棒状食品包装体が公知である(特許文献1参照)。
特許第4766879号公報
しかしながら、上記構造においては、いわゆるカットテープを設けない構成としているため、海苔が収容される収容部は、2つの分割袋体の遊端部における内面同士の接着面部を剥離させなければ開封できない構成となっているが、棒状食品と収容部との摺動抵抗が大きいため、容易に開封できない虞があった。また、摺動抵抗が大きいことにより、必要以上の牽引力で引っ張り操作を行うと、収容される海苔を破損してしまう虞があった。
そこで、本発明はこのような問題点を解決するものであって、開封時における摺動抵抗を低減させて引き抜き作業を簡易なものとし、スムーズ且つ衛生的にシート状食品を棒状食品に巻き付けることができる棒状食品包装体を提供することを課題とする。
前記問題点を解決するために、本発明の請求項1に記載の棒状食品包装体は、外フィルムと内フィルムとから形成され、左右方向に分離可能であってシート状食品を収容する袋状の収容部を有する棒状食品包装材が棒状食品に巻装される棒状食品包装体であって、前記棒状食品の巻装状態にて、前記棒状食品包装材の巻き始め側における所定位置の前記左右方向に形成される折り返し部と、前記折り返し部より前記棒状食品包装材の径方向外側に位置する前記棒状食品包装材の巻き終わり側端部と、前記棒状食品に接する前記棒状食品包装材の径方向外側であって、前記折り返し部から前記巻き終わり側端部に至るまでの領域に位置する巻き始め側端部と、前記棒状食品における左右方向の外側位置にて前記棒状食品包装材が封止されるシール部とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載の棒状食品包装体は、請求項1に記載の棒状食品包装体において、前記棒状食品包装材は、前記収容部に連設する非収容部を備えるものである。
また、本発明の請求項3に記載の棒状食品包装体は、請求項2に記載の棒状食品包装体において、前記折り返し部は、前記非収容部の領域に位置するものである。
また、本発明の請求項4に記載の棒状食品包装体は、請求項2又は請求項3に記載の棒状食品包装体において、前記収容部は前記棒状食品包装材の巻き終わり側に配設され、前記非収容部は前記巻き始め側に配設されるものである。
また、本発明の請求項5に記載の棒状食品包装体は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の棒状食品包装体において、前記外フィルムにおける左右方向の略中央部に開封操作片を有するものである。
また、本発明の請求項6に記載の棒状食品包装体は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の棒状食品包装体において、前記シール部における前記左右方向の外側位置に略平坦状の把持部が形成されるものである。
また、本発明の請求項7に記載の棒状食品包装体は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の棒状食品包装体において、前記開封操作片における左右方向の幅寸法は、前記棒状食品における左右寸法より短くなるよう設定されるものである。
また、本発明の請求項8に記載の棒状食品包装体は、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の棒状食品包装体において、少なくとも前記巻き終わり側端部と前記棒状食品包装材の周面を貼着させるラベルを有するものである。
本発明の棒状食品包装材では、開封時における摺動抵抗を低減させて引き抜き作業を簡易なものとし、スムーズ且つ衛生的にシート状食品を棒状食品に巻き付けることができる。
本発明の実施例における棒状食品包装材にシート状食品が収容された状態の正面図である。 本発明の実施例における棒状食品包装材にシート状食品が収容された状態の背面図である。 本発明の実施例における図1のA−A線断面図である。 本発明の実施例における棒状食品包装材を用いて棒状食品を包装する際の棒状食品を載置した工程図である。 本発明の実施例における棒状食品包装材を用いて棒状食品を包装する際の巻装途中の工程図である。 本発明の実施例における棒状食品包装材で包装した棒状食品包装体の斜視図である。 本発明の実施例における図6のB−B線断面図である。 本発明の実施例における棒状食品包装体の巻き終わり側を分離し、シート状食品が露出した状態の説明図である。 本発明の別実施例における棒状食品包装体の上下方向断面図である。
以下、本発明の実施の形態における棒状食品包装体を図面に基づいて説明する。図1は、シート状食品SFが収容された状態の正面図(棒状食品包装材Pの外フィルム10側)である。図2は、シート状食品SFが収容された状態の背面図(棒状食品包装材Pの内フィルム20側)である。図3は、図1のA−A線断面図である。
当該棒状食品包装材Pにおいて、包装に際して載置された状態での棒状食品BFの長手方向を左右方向とし、棒状食品BFの幅方向を上下方向とする。また、棒状食品包装材Pにおいて、棒状食品BFを包装する際の巻き始める側を巻き始め側P1とし、巻き終わる側を巻き終わり側P2とする。
当該棒状食品BFは、主に円柱状に形成された食品であるが、棒状食品包装材Pに包装可能な棒状であれば、特に制限されるものではない。棒状食品BFの形状は、例えば、断面略正方形の略直方体形状等とすることができる。また、棒状食品BFは、内部に具材を入れた米飯又は寿司飯、混ぜご飯、練り物、餅等とされる。以下の実施例において、棒状食品BFは、内部に具材を入れた円柱状の米飯とされる。
また、シート状食品SFは、シート状に形成された食品であれば、特に制限されるものではない。当該シート状食品SFは、例えば、焼き海苔、ゼラチンでフィルム状に形成された昆布又は鰹節、薄焼き卵等とされる。以下の実施例においては、シート状食品SFは、焼き海苔とされる。
本発明に係る棒状食品包装体PBは、図1から図3に示すように、外フィルム10と内フィルム20とから形成され、左右方向に分離可能であってシート状食品SFを収容する袋状の収容部30を有する棒状食品包装材Pが棒状食品BFに巻装されるものである。当該棒状食品包装体PBは、棒状食品BFの巻装状態にて、棒状食品包装材Pの巻き始め側における所定位置の左右方向に形成される折り返し部P6と、折り返し部P6より棒状食品包装材Pの径方向外側に位置する棒状食品包装材Pの巻き終わり側端部P2と、棒状食品BFに接する棒状食品包装材Pの径方向外側であって、折り返し部P6から巻き終わり側端部P2に至るまでの領域に位置する巻き始め側端部P1と、棒状食品BFにおける左右方向の外側位置にて棒状食品包装材Pが封止されるシール部P3とを備えるものである。
当該棒状食品包装体PBは、主に、棒状食品BFに棒状食品包装材Pが巻装されることで構成される。また、棒状食品包装材Pは、外フィルム10と内フィルム20とから構成される袋状の収容部30を有してなる。当該収容部30には、シート状食品SFが収容される。収容部30は、外フィルム10の一部の周縁部と、内フィルム20における外フィルム10の周縁部と対向する箇所とを溶着することによって形成される。
また、外フィルム10と内フィルム20の溶着箇所となる溶着部31は、収容部30の内部にシート状食品SFを適切に収容することができる空間が形成されてあれば、特に制限されるものではない。当該溶着部31は、例えば、収容部30における左右両端部において、夫々略コ字状に周縁部を溶着するものであってもよいし、所定間隔を有した状態で溶着するものであってもよい。
また、収容部30は、収容されるシート状食品SFが内部で移動することがないよう、シート状食品SFより僅かに大きくなるよう形成されるとともに、その他の領域が非収容部32を形成するよう、溶着部31によって溶着されている。
より詳細には、外フィルム10と内フィルム20における部分的な領域に収容部30が形成されており、収容部30と連設して非収容部32が上下方向に形成されるものである。このとき、棒状食品包装体PBの巻装状態にて、非収容部32は後述の折り返し部P6を形成するために設けられるので、棒状食品BFに対してシート状食品SFを均一に巻くことができるよう、収容部30は棒状食品包装材Pの巻き終わり側に設けることが望ましい。
内フィルム20は、第1内フィルム21と第2内フィルム22とから構成されており、第1内フィルム21と第2内フィルム22の内端縁23、24近傍を重合させたものとし、第1内フィルム21と第2内フィルム22の重合領域を除いた箇所を外フィルム10に溶着している。
また、外フィルム10及び内フィルム20における左右方向の寸法は、包装される棒状食品BFにおける左右両端部の外側位置に後述のシール部P3を設けるとともに、開封時の把持部P4を設けるため、収容部30における左右方向の寸法より所定寸法だけ拡幅して形成される。
外フィルム10は、OPP(延伸ポリプロピレン)等の合成樹脂製の透明なフィルムとし、適宜の文字や模様の印刷を施したものとすることができる。また、内フィルム20は、外フィルム10と同様の素材からなるものとすることができるが、マットフィルムや、高密度ポリエチレンのような、棒状食品BFに付着しにくい素材を用いることが望ましい。
本実施例においては、第2内フィルム22の内端縁24が第1内フィルム21の内端縁23の上方に重合するよう配置され、内端縁23、24の重合領域が棒状食品包装材Pの上下方向に配置するよう構成される。また、第1内フィルム21が第2内フィルム22の上方に重合するよう配置するものであってもよいのは勿論である。
また、外フィルム10における左右方向の略中央部には、当該左右方向と直交する上下方向に一対のカットテープ41が所定間隔を有した状態で設けられる。また、当該カットテープ41の外側位置には、一対の切込線42が形成されており、両者の切込線42の間に開封操作片40が形成された状態となる。
カットテープ41は、収容部30の一端縁となる巻き始め側の巻き始め側端部P1から他端縁となる巻き終わり側の巻き終わり側端部P2に至るまで設けられており、これにより収容部30を左右方向に分離する開封操作片40を形成することができる。すなわち、外フィルム10は、開封操作片40となる中央部と、左右両端部とに分離することができる。これにより、収容部30に収容されたシート状食品SFを露出させることができる構成としている。
また、開封操作片40における左右方向の幅寸法は、棒状食品BFにおける長手寸法より短くなるよう設定される。具体的には、外フィルム10における切込線42間の左右方向の幅寸法をT1、外フィルム10における左右方向の幅寸法をT2としたとき、幅寸法T1とT2の比率が1対1.8〜4程度となるよう設定される。
当該比率が1対4より大きくなると、収容部30を分離した後に左右両端部を引き抜く際の摺動抵抗が大きくなり、望ましくない。また、当該比率が1対1.8より小さくなる、すなわち、開封操作片40における左右方向の幅寸法が棒状食品BFにおける長手寸法より長くなると、棒状食品BFが棒状食品包装材Pによって巻装され、棒状食品BFにおける長手方向の外側位置がシール部P3で溶着された際に、開封操作片40の両端部が棒状食品包装体PBにおける肩部P5の領域(図6参照)に位置することとなり、開封時における引っ張り力が分散され、円滑な開封操作を行うことができなくなり、望ましくない。
本実施例においては、2本のカットテープ41は、外フィルム10の内側面にヒートシールすることにより固着されるが、外側面から固着することができるのは勿論である。また、開封操作片40は、幅寸法T1とT2の比率が1対3.5程度となるよう、一対のカットテープ41が間隔を有して固着され、カットテープ41における外側位置には切込線42が設けられる。
このようにして構成される棒状食品包装材Pは、以下のようにして棒状食品BFを包装して、棒状食品包装体PBとすることができる。まず、図4に示すように、棒状食品BFを収容部30における巻き始め側端部P1側の内フィルム20上に載置し、図5に示すようにして棒状食品包装材Pの巻き始め側端部P1を巻き終わり側端部P2のほうへ折り返して、巻き始め側端部P1と巻き終わり側端部P2とを合致させた状態とする。
そして、両端部P1、P2の合致状態にて、棒状食品BFに接していない棒状食品包装材Pの残余分(当該両端部P1、P2側)を棒状食品BFに巻装して、図6に示すように、棒状食品包装材Pの巻き終わり側端部P2と当該周面とをラベル50にて貼着する。当該ラベル50は、商品面、価格、バーコード等が表示されており、裏面に接着部を有してなる。このとき、ラベル50は、一対のカットテープ41の内側に位置するように貼着される。また、ラベル50には、棒状食品包装材Pからラベル50を引き剥しやすいように、ラベル50を把持する箇所に非接着部(図示しない)を設けることもできる。
後に、棒状食品包装材Pの左右両端部を熱溶着等により接合してシール部P3を形成し、当該左右両端部を封止する。本実施例においては、当該シール部P3は、棒状食品包装材Pの左右両端部から所定寸法の内側位置に設られる。そして、シール部P3は、棒状食品PBにおける長手方向の外側位置に直線状に設けられるとともに、シール部P3の外側位置が熱溶着時に押圧されることで略平坦状となり、開封時における把持部P4とすることができる。
ここで、略平坦状とは、シール部P3の外側位置が押圧されることなく、シール部P3が溶着されることによって生じる寄りしわ等から形成される略波型形状をも包含する趣旨である。また、巻装された棒状食品BFの両端部からシール部P3にかけては、棒状食品BFの中心部に向けて傾斜状の肩部P5が形成される。また、シール部P3の熱溶着時において、把持部P4を溶着することができるのは勿論である。
このようにして構成される棒状食品包装体PBの棒状食品包装材Pは、図7に示すように、棒状食品BFの巻装状態にて、棒状食品包装材Pの巻き始め側端部P1における所定位置の左右方向に折り返し部P6が形成されており、当該折り返し部P6を介して、巻き始め側端部P1が棒状食品BFに接する棒状食品包装材Pの径方向外側に位置してなる。そして、巻き終わり側端部P2は、巻き始め側端部P1と略合致した状態で、折り返し部P6及び巻き始め側端部P1よりも径方向外側に位置してなる。このようにして、巻き始め側端部P1が棒状食品BFに接した状態で巻装されることがなく、且つ、巻き始め側端部P1及び巻き終わり側端部P2の両端部から折り返し部P6までの距離を短くすることができるので、開封操作片40の開封を容易に行うことができる。
次に、このようにして包装される棒状食品包装体PBを開封する方法について説明する。まず、図8に示すように、ラベル50を把持して引っ張り、切込線42を介して棒状食品包装材Pがカットテープ41に沿って破断されることで、棒状食品包装材Pは左右に分離された左右両端部と、カットテープ41とラベル50とを有した外フィルム10からなる中央部(開封操作片40)に分離される。
より詳細には、開封操作片40は、カットテープ41に沿いながら、棒状食品BFの形状に沿って破断され、巻き始め側端部P1近傍まで到達した状態においては、収容部30の大部分又は全部が破断された状態となり、シート状食品SFにおける左右方向の略半分が露出した状態となっている。
後に、開封操作片40は、非収容部32の折り返し部P6に向かって破断されていくとともに、折り返し部P6を介して、巻き終わり側へと破断されていく。すなわち、開封操作片40は、巻き終わり側端部P2から折り返し部P6に至るまでは、図7における反時計回り方向に向かって破断されるとともに、折り返し部P6から巻き始め側端部P1に至るまでは、同図の時計回り方向に向かって破断されることとなる。よって、折り返し部P6を介して、開封操作片40の破断方向が反転されることから、棒状食品BFの形状に沿って、巻き始め側端部P1近傍まで開封操作片40が破断されるまでは棒状食品BFの周方向に開封操作片40を操作し、その後においては、棒状食品BFにおける径方向の外側方向へ向けて、開封操作片40を操作することで非収容部32を容易に破断させることができる。
ここで、棒状食品包装材Pにおける中央部の分離に関しては、左右両端部が完全に分離した状態に限られることなく、棒状食品包装材Pにおける巻き始め側P1の付近を残して一部が繋がっている場合を包含する趣旨である。すなわち、開封操作において、シート状食品SFを残して、棒状食品包装材Pの左右両端部をそれぞれ取り外せる程度の長さに外フィルム10が引き裂かれていればよい趣旨である。
そして、中央部が分離され、シート状食品SFにおける左右方向の略半分が露出した棒状食品包装材Pにて、把持部P4となる左右両端部を外側方向へ引っ張り、抜き取ることで、シート状食品SFを棒状食品PBに巻き付けた状態で完成される。このとき、棒状食品包装材Pの中央部が分離された状態においても、左右両端部がシール部P3にて接合されているため、棒状食品包装材Pの巻き始め側端部P1と巻き終わり側端部P2とが巻き癖によって拡がることがなく、左右両端部の引っ張り操作を円滑に行うことができる。
以上、説明した本発明に係る棒状食品包装体PBによれば、開封時に棒状食品包装材Pの中央部が分離されるため、左右両端部の引っ張り操作の際、シート状食品SFと内フィルム20との摺動抵抗を低減させることができ、左右両端部の引き抜き作業を容易に行うことができる。
また、左右両端部に対して中央部を完全に分離した状態で、いずれか一方の抜き取った左右両端部にシート状食品SFを巻き付けた棒状食品PBを再度差し込んで把持することで、開封者の手に触れることなく食することができ、衛生的である。
また、外フィルム10、内フィルム20に関する収容部30、溶着部31、カットテープ41、切込線42の設置位置、シール部P3の形状、寸法、材質等を適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記実施例において、外フィルム10と内フィルム20においては、第1内フィルム21と第2内フィルム22の内端縁23、24近傍を重合させたものとし、第1内フィルム21と第2内フィルム22の重合領域を除いた箇所を外フィルム10に溶着するものであったが、これに限られるものではない。例えば、当該重合領域についても溶着するものとし、収容部30を密閉する構成とすることもできる。これにより、シート状食品SFが湿気ることなく、色味、風味、食感等を損ねることもない。係る際には、左右両端部の引っ張り操作の観点から、重合領域の溶着箇所にパートコート等を塗布することによって貼着力を弱くすることが望ましい。
また、収容部30は、棒状食品包装材Pの巻き終わり側端部P2側に設けられ、これに連設する非収容部32は巻き始め側端部P1側に設けられるものであったが、これに限られるものではない。例えば、棒状食品包装材Pの収容部30の上下方向の双方に非収容部32を連設させるものであってもよく、シート状食品SFを収容しない領域が非収容部32として設けられてあればよい趣旨である。
また、外フィルム10にカットテープ41を設けることなく、外フィルム10を長尺方向に引裂方向性を有するフィルムから構成することができるのは勿論である。
また、ラベル50においては、一対のカットテープ41を跨ぐようにして貼着され、カットテープ41とラベル50が重合する箇所に非接着部を設けたものとすることもできる。また、開封時にラベル50を把持して外フィルム10との接着箇所を剥離させ易いよう、ラベル50の縁部からラベル切込線(図示しない)を設けることもできる。当該ラベル切込線の設置位置は、特に制限されることはないが、ラベル50を外フィルム10から剥離させた際に、ラベル50の切断仮想線が切込線42に誘導されるよう設けることが望ましい。
また、棒状食品包装材Pの巻き始め側端部P1と巻き終わり側端部P2とを合致させた状態で巻装するものであったが、これに限られるものではない。例えば、図9に示すように、巻き始め側端部P1は、棒状食品BFに接する棒状食品包装材Pの径方向外側であって、折り返し部P6の近傍に位置するものであってもよい。すなわち、開封操作片40の破断の観点から、巻き始め側端部P1は巻き終わり側端部P2に近接する位置のほうが望ましいものであるが、折り返し部P6から巻き終わり側端部P2に至るまでの領域に位置するものであればよい趣旨である。
更に、一部構成を省略することができるし、一部抽出した構成とすることができるのは勿論である。
P 棒状食品包装材
P1 巻き始め側端部
P2 巻き終わり側端部
P3 シール部
P4 把持部
P5 肩部
P6 折り返し部
BF 棒状食品
SF シート状食品
10 外フィルム
20 内フィルム
21 第1内フィルム
22 第2内フィルム
23、24 内端縁
30 収容部
31 溶着部
32 非収容部
40 開封操作片
41 カットテープ
42 切込線
50 ラベル

Claims (8)

  1. 外フィルムと内フィルムとから形成され、左右方向に分離可能であってシート状食品を収容する袋状の収容部を有する棒状食品包装材が棒状食品に巻装される棒状食品包装体であって、
    前記棒状食品の巻装状態にて、前記棒状食品包装材の巻き始め側における所定位置の前記左右方向に形成される折り返し部と、
    前記折り返し部より前記棒状食品包装材の径方向外側に位置する前記棒状食品包装材の巻き終わり側端部と、
    前記棒状食品に接する前記棒状食品包装材の径方向外側であって、前記折り返し部から前記巻き終わり側端部に至るまでの領域に位置する巻き始め側端部と、
    前記棒状食品における左右方向の外側位置にて前記棒状食品包装材が封止されるシール部と、
    を備えることを特徴とする棒状食品包装体。
  2. 前記棒状食品包装材は、前記収容部に連設する非収容部を備える請求項1に記載の棒状食品包装体。
  3. 前記折り返し部は、前記非収容部の領域に位置する請求項2に記載の棒状食品包装体。
  4. 前記収容部は前記棒状食品包装材の巻き終わり側に配設され、前記非収容部は前記巻き始め側に配設される請求項2又は請求項3に記載の棒状食品包装体。
  5. 前記外フィルムにおける左右方向の略中央部に開封操作片を有する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の棒状食品包装体。
  6. 前記シール部における前記左右方向の外側位置に略平坦状の把持部が形成される請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の棒状食品包装体。
  7. 前記開封操作片における左右方向の幅寸法は、前記棒状食品における左右寸法より短くなるよう設定される請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の棒状食品包装体。
  8. 少なくとも前記巻き終わり側端部と前記棒状食品包装材の周面を貼着させるラベルを有する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の棒状食品包装体。
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