JP2017171090A - 作業機械のカーボディ - Google Patents
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Description
(クレーンの構成)
本発明の第1実施形態による作業機械のカーボディ(カーボディ)1は、作業機械であるクレーン20に設けられている。クレーン20は、側面図である図1に示すように、後述するブーム32により、吊荷Lを吊り上げる作業(荷役作業)等を行う。
上部旋回体23は、旋回フレーム31と、ブーム32と、マスト33と、を備える。以下、ブーム32側を前側、ブーム32とは反対側を後ろ側とする。
クレーン20を前方から見た正面図である図2に示すように、下部走行体21は、カーボディ1と、カーボディ1の左右にそれぞれ取り付けられたクローラフレーム39とを有している。カーボディ1は、旋回ベアリング22を介して上部旋回体23を支持している。クローラフレーム39は、図示しないクローラを有している。
カーボディ1の斜視図である図3に示すように、カーボディ1は、上面を構成する天板2aおよび下面を構成する底板2bを備えた本体2と、本体2の中央に設けられた筒状の胴部3と、本体2の左右にそれぞれ設けられたブラケット4と、を有している。胴部3の上面には、旋回ベアリング22が設置される。胴部3の内部には、図示しない油圧配管等が配置される。ブラケット4は、前後方向の両端部にそれぞれ設けられ、クローラフレーム39が接続される。
次に、補強部材6を設ける前と後とで、上部旋回体23の旋回角度が0度または180度における上部旋回体23の傾斜角度を、シミュレーションにより評価した。シミュレーションに用いたカーボディ1の斜視図を図6に示す。補強部材6は、図3,4に示したものと同様のものである。評価結果を図7に示す。
次に、変形例について説明する。第1変形例においては、カーボディ1の斜視図である図8、および、カーボディ1を上方から見た断面図である図9に示すように、一対の補強部材46は、左右方向に沿って配置された平板状の部材である。即ち、第1変形例の補強部材46は、胴部の内面に沿って湾曲されていない点で、第1実施形態の補強部材6と異なっている。このような補強部材46であっても、カーボディ1の前後の部分における剛性をそれぞれ向上させることができる。
以上に述べたように、本実施形態に係るカーボディ1によると、胴部3内の前部及び後部に補強部材6,46,56,66,76をそれぞれ設ける。補強部材6,46,56,66,76は、左右方向が長手方向となるようにそれぞれ配置されており、天板2aに接合された上部分7aと、底板2bに接合された下部分7bとを含んでいる。このような補強部材6,46,56,66,76により、カーボディ1の前後の部分における剛性をそれぞれ向上させることができる。よって、上部旋回体23の旋回角度が0度または180度の付近におけるカーボディ1の変形量を抑えることができる。これにより、作業半径の最小値が増加するのを抑制することができる。
(カーボディの構成)
次に、本発明の第2実施形態に係るカーボディ201について説明する。なお、上述した構成要素と同じ構成要素については、同じ参照番号を付してその説明を省略する。本実施形態のカーボディ201が第1実施形態のカーボディ1と異なる点は、カーボディ1の斜視図である図16、および、カーボディ1を上方から見た断面図である図17に示すように、一対の補強部材206が、前後方向に沿って配置されている点である。一対の補強部材206は、胴部3内における胴部と梁部材5との接続箇所よりも中央寄りの位置において、左右方向に離隔して設けられている。
次に、変形例について説明する。第5変形例においては、カーボディ201の斜視図である図18、および、カーボディ201を上方から見た断面図である図19に示すように、一対の補強部材216の各々は、第1の部分207aから第2の部分207bにかけて前後方向に設けられた第1部材216aと、第3の部分207cから第4の部分207dにかけて前後方向に設けられた第2部材216bと、で構成されている。即ち、第5変形例の補強部材216は、上側に設けられた第1部材216aと、下側に設けられた第2部材216bとに分割されている点で、第2実施形態の補強部材206と異なっている。このような構成であっても、カーボディ201の前後の部分における剛性をそれぞれ向上させることができる。また、第1部材216aと第2部材216bとの間に配管等を配置することができるので、胴部3の内部を有効に活用することができる。
以上に述べたように、本実施形態に係るカーボディ201によると、それぞれが前後方向に沿って配置された一対の補強部材206,216,226,236を、胴部3内における胴部3と梁部材5との接続箇所よりも中央寄りの位置において、左右方向に離隔して設ける。補強部材206,216,226,236の各々は、前側において胴部3および天板2aに接合された第1の部分207aと、後ろ側において胴部3および天板2aに接合された第2の部分207bと、前側において胴部3および底板2bに接合された第3の部分207cと、後ろ側において胴部3および底板2bに接合された第4の部分207dと、を含んでいる。このような補強部材206,216,226,236により、カーボディ201の前後の部分における剛性をそれぞれ向上させることができる。よって、上部旋回体23の旋回角度が0度または180度の付近におけるカーボディ201の変形量を抑えることができる。これにより、作業半径の最小値が増加するのを抑制することができる。
2 本体
2a 天板
2b 底板
3 胴部
4 ブラケット
5 梁部材
6,46,56,66,76 補強部材
7a 上部分
7b 下部分
20 クレーン
21 下部走行体
22 旋回ベアリング
23 上部旋回体
31 旋回フレーム
32 ブーム
33 マスト
34 ガイライン
35 ブーム起伏ロープ
38 下部スプレッダ
39 クローラフレーム
56a 湾曲部材
56b 板部材
66a 板部材
66b 接続部材
76a 上板
76b 下板
206,216,226,236 補強部材
207a 第1の部分
207b 第2の部分
207c 第3の部分
207d 第4の部分
216a 第1部材
216b 第2部材
226a 第1傾斜部材
226b 第2傾斜部材
236a 第1角部材
236b 第2角部材
236c 第3角部材
236d 第4角部材
Claims (9)
- 旋回ベアリングを介して下部走行体の上部に上部旋回体が旋回可能に設けられた作業機械の前記下部走行体を構成し、前記旋回ベアリングを介して前記上部旋回体を支持するとともに、クローラを有するクローラフレームが左右に取り付けられるカーボディであって、
上面を構成する天板および下面を構成する底板を備えた本体と、
前記本体の中央に設けられ、上面に前記旋回ベアリングが設置される筒状の胴部と、
前記本体の左右において、前後方向の両端部にそれぞれ設けられ、前記クローラフレームが接続されるブラケットと、
前記ブラケットと前記胴部とを接続する梁部材と、
前記胴部内の前部及び後部にそれぞれ設けられ、左右方向が長手方向となるようにそれぞれ配置されるとともに、それぞれが、前記天板に接合された上部分と、前記底板に接合された下部分とを含む一対の補強部材と、
を有することを特徴とする作業機械のカーボディ。 - 前記補強部材は、前記胴部の内面に沿って湾曲された湾曲部材を有することを特徴とする請求項1に記載の作業機械のカーボディ。
- 前記湾曲部材は、前記胴部の内面に接するように設けられていることを特徴とする請求項2に記載の作業機械のカーボディ。
- 前記補強部材の水平断面が中空であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業機械のカーボディ。
- 前記補強部材は、前記胴部の内面に接続する接続部材を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の作業機械のカーボディ。
- 下部走行体の上部に旋回ベアリングを介して上部旋回体が旋回可能に設けられた作業機械の前記下部走行体を構成し、前記旋回ベアリングを介して前記上部旋回体を支持するとともに、クローラを有するクローラフレームが左右に取り付けられるカーボディであって、
上面を構成する天板および下面を構成する底板を備えた本体と、
前記本体の中央に設けられ、上面に前記旋回ベアリングが設置される筒状の胴部と、
前記本体の左右において、前後方向に2か所設けられ、前記クローラフレームが接続されるブラケットと、
前記ブラケットと前記胴部とを接続する梁部材と、
前記胴部内における前記胴部と前記梁部材との接続箇所よりも中央寄りの位置において、左右方向に離隔して設けられ、それぞれが前後方向に沿って配置された一対の補強部材と、
を有し、
前記一対の補強部材の各々は、前側において前記胴部および前記天板に接合された第1の部分と、後ろ側において前記胴部および前記天板に接合された第2の部分と、前側において前記胴部および前記底板に接合された第3の部分と、後ろ側において前記胴部および前記底板に接合された第4の部分と、を含むことを特徴とする作業機械のカーボディ。 - 前記補強部材は、平板状であって、上側の側面は前記天板に、下側の側面は前記底板に、前後の側面は前記胴部に、それぞれ接合されていることを特徴とする請求項6に記載の作業機械のカーボディ。
- 前記補強部材は、
前記第1の部分から前記第2の部分にかけて前記前後方向に設けられた第1部材と、
前記第3の部分から前記第4の部分にかけて前記前後方向に設けられた第2部材と、
を有することを特徴とする請求項6に記載の作業機械のカーボディ。 - 前記補強部材は、
前記第1の部分から前記第4の部分にかけて斜めに設けられた第1傾斜部材と、
前記第2の部分から前記第3の部分にかけて斜めに設けられた第2傾斜部材と、
を有することを特徴とする請求項6に記載の作業機械のカーボディ。
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KR20220020149A (ko) * | 2020-08-11 | 2022-02-18 | 주식회사 평강비아이엠 | 중장비용 아우트리거 프레임 구조 |
WO2022259672A1 (ja) | 2021-06-08 | 2022-12-15 | コベルコ建機株式会社 | 移動式クレーンの下部走行体及びこれを備えた移動式クレーン |
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