JP2017171021A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱交換器から延びる配管等を空調ケースの分割位置に通す構成を採用することなく、熱交換器を空調ケース内に設置することができる車両用空調装置を提供する。
【解決手段】車両用空調装置100は、複数のケース部材を組み合わせて形成されている空調ケース1と、熱媒体の流出用配管および流入用配管が結合されている配管接続部113を有する蒸発器11と、を備える。複数のケース部材のうちの第1ケース部材2は、設置用開口部20の側から奥側壁23に向かって延びるガイド面を有する連絡壁部22を備える。蒸発器11は、設置用開口部20寄りの部位の方が奥側壁23寄りの部位よりも連絡壁部22から離間するように空気通過面110aがガイド面に対して傾斜した姿勢で第1ケース部材2の内部に収容されている。
【選択図】図8

Description

この明細書における開示は、複数のケース部材を組み合わせてなるケースの内部に熱交換器を収容する車両用空調装置に関する。
特許文献1に開示の車両用空調装置は、固定側ケースと着脱側ケースとを組み合わせて形成される空調ケースを有する。固定側ケースに着脱側ケースを組み付けたとき、固定側ケースの第1分割開口部と着脱側ケースの第2分割開口部とが互いに位置符合してケース開口部を形成する。このケース開口部には、空調ケース内に収容される蒸発器の熱交換媒体配管が貫通して空調ケースの内部から外部へ延びている。
特開2008−105641号公報
特許文献1のように熱交換媒体配管の位置で2つのケースを組み合わせる構造は、固定側ケース内に蒸発器を設置してから、着脱側ケースを固定側ケースに組み付けることで、空調ケース内に容易に蒸発器を設置することを可能にしている。
特許文献1の装置では、蒸発器の熱交換媒体配管の位置で空調ケースを分割するため、蒸発器を空調ケース内に設置しやすい。しかしながら、熱交換媒体配管がケースを貫通する位置に2つのケースの嵌合部を設定する必要があり、嵌合部の形成箇所を設定する自由度が小さくなったり、嵌合部が複雑な形状になりうるという問題がある。また、嵌合部の形状が複雑になることで嵌合部が変形しやすいので、2つのケースを組み付ける際の組付けやすさに不具合が生じることがある。また、熱交換媒体配管に結露した水が毛細管現象により嵌合部を伝わって流れ落ちやすい。これらの問題は、熱交換媒体配管の位置で空調ケースを分割する構造であることに起因している。
このような課題に鑑み、この明細書における開示の目的は、熱交換器から延びる配管等を空調ケースの分割位置に通す構成を採用することなく、熱交換器を空調ケース内に設置することができる車両用空調装置を提供することである。
この明細書に開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、技術的範囲を限定するものではない。
開示された車両用空調装置のひとつは、車室内に送風される空気が流通する空気通路(10,12,15)を内部に有し複数のケース部材(2,3;102,103)を組み合わせて形成されている空調ケース(1)と、内部に熱媒体が流れる熱交換部(110)と熱媒体の流出用配管および流入用配管が結合されている配管接続部(113)とを有し空調ケースの内部に設置されて熱交換部を通過する空気を熱媒体と熱交換させて空調する熱交換器(11)と、配管接続部に対向するように、複数のケース部材のうちの一つの所定のケース部材(2;102)に設けられた配管用開口部(21)と、所定のケース部材に設けられ熱交換器を所定のケース部材の内部に挿通可能な大きさを有する設置用開口部(20)と、所定のケース部材に設けられるガイド部であって所定のケース部材において設置用開口部の側から奥側壁(23)に向かって延びるガイド面を有するガイド部(22;122)と、を備え、
熱交換器は、熱交換部を通過する空気が熱交換部を通過する際の入口面または出口面に相当する熱交換部の空気通過面(110a)を備え、熱交換器は、設置用開口部寄りの部位の方が奥側壁寄りの部位よりもガイド部から離間するように空気通過面がガイド面に対して傾斜した姿勢で所定のケース部材の内部に収容されている。
この車両用空調装置によれば、空調ケースを形成する複数のケース部材のうちの一つの所定のケース部材に設けられるガイド部と、熱交換器が挿通可能な大きさである、所定のケース部材に設けられる設置用開口部と、を備える。このガイド部は、設置用開口部の側から奥側壁に向かって延びるガイド面を有する。このため、熱交換器を所定のケース部材内に設置するときに熱交換器の一部をガイド面に沿わせるようにして設置用開口部から内部に進入させることができる。そして、熱交換器が一つの所定のケース部材の内部に収容された状態では、熱交換器は設置用開口部寄りの部位の方が奥側壁寄りの部位よりもガイド部から離間するように空気通過面がガイド面に対して傾斜する姿勢となっている。これにより、空気通過面をガイド面に沿わせながら熱交換器を所定のケース部材の奥側壁まで進入させた状態から設置用開口部寄りの部位をガイド面から離れるように動かすことで、配管接続部が配管用開口部に対向する姿勢で熱交換器を収容できる。
したがって、このように熱交換器を収容することができた一つのケース部材に他のケース部材を組み付けることによって空調ケース1を形成できる。以上より、この車両用空調装置によれば、熱交換器から延びる配管等を空調ケースの分割位置に通す構成を採用することなく、熱交換器を空調ケース内に設置することができる。
第1実施形態の車両用空調装置を車両後方にみた背面図である。 車両用空調装置の側面図である。 空調ケースにおける第1ケース部材の内部を示した部分断面図である。 図3のIV−IV断面を矢印方向にみた部分断面図である。 第1実施形態におけるガイド部の変形例を示した部分断面図である。 蒸発器をガイド部に沿わせて第1ケース部材の内部に進入させた状態を示す図面である。 第1ケース部材における配管用開口部を示した正面視した部分図である。 蒸発器を第1ケース部材の内部に設置した状態を示す図面である。 第2実施形態の車両用空調装置において、蒸発器をガイド部に沿わせて第1ケース部材の内部に進入させた状態を示す図面である。 第2実施形態の車両用空調装置において、蒸発器を第1ケース部材の内部に設置した状態を示す図面である。
以下に、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
第1実施形態の車両用空調装置100について、図1〜図8を参照して説明する。図1に示すように、車両用空調装置100は、内部に空気通路を形成するとともに各種の機能部品を収容する空調ケース1を備える。空調ケース1は、複数のケース部材が組み合わされて形成されている。空調ケース1は、少なくとも第1ケース部材2と第2ケース部材3とを嵌合部30において上下方向に結合することによって形成されている。第1ケース部材2は車両上側に配置され、第2ケース部材3は車両下側に配置されている。
第1ケース部材2と第2ケース部材3とは、車両左右方向に延びる嵌合部30を形成している。嵌合部30は、例えば、一方のケース部材の結合端面に形成した突起部と他方のケース部材の結合端面に形成した溝部とが嵌合する部分である。
車両用空調装置100は、例えば、車室内前部の裏側であってエンジンルームと車室内とを隔てる隔壁板であるダッシュパネルの後方に図1および図2に示す姿勢で設置されている。車両用空調装置100は、図1に図示するように、大別して送風ユニット100aと空調ユニット100bとの2つの部分が左右に並設する構成をなす。
送風ユニット100aは、空調ケース1の内部に車室内空気もしくは車室外空気を吸引する機能を有し、上部に内外気切替箱を備えている。送風ユニット100aは、電動式の送風機を備える。送風機は、遠心多翼ファンとファン駆動用のモータとを有する。遠心多翼ファンはスクロールケーシング内に配置されている。スクロールケーシングの空気流れ下流側には、スクロールケーシングの出口から延びる流路を構成するダクト部が設けられている。このダクト部は、送風機から送風された送風空気を蒸発器11に導入するための送風通路10を形成する。送風ユニット100aの出口部は、このダクト部によって空調ユニット100bの入口部に接続されている。
空調ユニット100bは、空調ケース1の内部に、蒸発器11とヒータコア14といった熱交換器と、エアミックスドア13と、吹出口切替ドア17,18と、を内蔵する。空調ケース1は、例えばポリプロピレンのような、ある程度弾性を有し、強度的にも優れた樹脂の成形品からなる複数のケース部材によって形成されている。この複数のケース部材は、蒸発器11およびヒータコア14の熱交換器等を所定の位置に収納した後に組み立てられ、スナップフィット等の係合手段、金属バネクリップ、ネジ等の締結手段等により一体に結合されて空調ケース1を形成する。
第1実施形態では、空調ケース1は、スクロールケーシング、ダクト部とともに一体的に成形されている。スクロールケーシング及びダクト部の車両上側の一部が、第1ケース部材2によって一体成形されており、スクロールケーシング及びダクト部の車両下側の残部が、第2ケース部材3によって一体成形されている。
第1ケース部材2は、空調ケース1を構成する複数のケース部材のうちの一つの所定のケース部材である。蒸発器11を第1ケース部材2に収容した状態で、第1ケース部材2の内部には、蒸発器11から延びる流出用配管、流入用配管、配管接続部113も収容されている。
流出用配管、流入用配管、配管接続部113は、第1ケース部材2に設けられた配管用開口部21に対向している。配管用開口部21は、図6〜図8に図示するように、第1ケース部材2において車両前後方向に貫通する貫通穴である。配管用開口部21は、配管接続部113の外形よりも大きな開口部である。蒸発器11を第1ケース部材2に収容した状態で配管用開口部21を車両後方に正面視した場合、配管用開口部21を通して流出用配管、流入用配管、配管接続部113の少なくとも一部を目視することができる。
配管接続部113の外周には、第1ケース部材2の内面に接触する弾性変形可能なシール部材113aが設けられている。シール部材113aは、例えば、天然ゴム、合成ゴム、ウレタン等のエラストマによって形成される封止用部材である。シール部材113aは、蒸発器11を第1ケース部材2に収容した状態で、第1ケース部材2の内面、例えば配管用開口部21の内周縁または内周縁の周囲に形成される面に接触している。シール部材113aが第1ケース部材2の内面に弾性変形した状態で接触することにより、送風通路10を流下してきた空気が配管接続部113の周囲から空調ケース1の外部に漏れることを防止できる。
第1ケース部材2は、蒸発器11を第1ケース部材2の内部に挿通可能な大きさを有する設置用開口部20を備えている。設置用開口部20は、図6および図8に図示するように、第1ケース部材2において車両前方側において下方に向けて開口している。設置用開口部20は、蒸発器11を第1ケース部材2の内部に設置する際に挿入口となる開口部である。
第1ケース部材2の内壁には、設置用開口部20の側から第1ケース部材2の奥側壁23に向かって延びるガイド面を有するガイド部が設けられている。奥側壁23は、蒸発器11において配管接続部113に近い一端112が直接または間接的に接触する壁部である。一端112は、例えば、蒸発器11を第1ケース部材2内に設置する際に蒸発器11の先頭側となるヘッダタンクに相当する。一方、他端111は、蒸発器11の後ろ側となるヘッダタンクに相当する。
ガイド部は、設置用開口部20の内縁部から奥側壁23に向けて所定の長さを有する。ガイド部は、図3、図4、図6および図8に図示するように、蒸発器11の側面を支持する第1壁部220と、第1壁部220に対して内側に位置して段差を形成する第2壁部221と、をつなぐ連絡壁部22によって構成されている。したがって、第1ケース部材2の内部において、第1壁部220と第1壁部220との間に形成される空気通路は、第2壁部221と第2壁部221との間に形成される空気通路よりも車両横方向の通路幅寸法が大きくなっている。
ガイド面は、連絡壁部22の表面である。ガイド部は、設置用開口部20の内縁部から奥側壁23までの全体にわたって延びる連絡壁部22によって構成されてもよいし、部分的に設けられた連絡壁部22によって構成されてもよい。また、ガイド部は、設置用開口部20の内縁部から奥側壁23に向けて所定長さ分設けられ、奥側壁23に至らない途中まで延びる連絡壁部22によって構成されてもよい。
連絡壁部22のガイド面は、図4に図示するように、蒸発器11の端部、例えば、熱交換部110を補強するサイドプレートの表面に倣った表面形状である。サイドプレートは、熱交換部110の端部において冷媒管に沿うように設けられた補強用部材である。この場合、連絡壁部22のガイド面は蒸発器11の両側部に設けられたサイドプレートを全体的に支持することが好ましい。
また、ガイド部は、図5に図示するように、第1ケース部材2の側壁から内側に突出するリブ122によって構成してもよい。この場合、ガイド面を形成するための段差は形成されず、リブ122における蒸発器11側の表面がガイド面となる。第1ケース部材2の側壁は、蒸発器11の両側部に設けられたサイドプレートを全体的に支持する。
配管用開口部21から設置用開口部20にわたって形成される壁部2aと連絡壁部22のガイド面との距離W2は、配管接続部113を含む蒸発器11における空気通過方向の寸法W1よりも大きく設定されている。図6には、蒸発器11を設置用開口部20から第1ケース部材2内に進入させて設置する際に、配管接続部113側の端部が描く軌跡L1を二点鎖線で示している。この軌跡L1と空気通過面110aまでの距離が寸法W1に相当する。
蒸発器11を第1ケース部材2内に設置する際には、図6に図示するように、蒸発器11は一端112から設置用開口部20の内側に挿通されて、第1ケース部材2の奥側壁23に向けて押し込まれる。このとき、空気通過面110aの一部またはサイドプレートを連絡壁部22のガイド面に沿わせた状態で蒸発器11を奥側壁23側へ進入させる。そして、距離W2が寸法W1よりも大きいため、配管接続部113側の端部が第1ケース部材2の内面に接触することなく円滑に蒸発器11を奥側壁23に接触するまで進入させることができる。
蒸発器11の一端112が奥側壁23に到達するまで進入させると、蒸発器11の他端111側を配管用開口部21側に回転移動させるように蒸発器11の姿勢を変更する。この移動により、シール部材113aが第1ケース部材2の内面に接触するようになる。さらに蒸発器11は、第1ケース部材2の内部に設置された状態で、一端112側の部位よりも他端111側の部位の方が連絡壁部22から離間するように空気通過面110aが連絡壁部22のガイド面に対して所定角度傾斜した姿勢になっている。この状態では、一端112が奥側壁23に接触し、さらに第1壁部220が蒸発器11における両方の側面に直接または間接的に接触することで、蒸発器11は第1ケース部材2によって支持されている。次に、嵌合部30を形成するように、第1ケース部材2に第2ケース部材3を組み付ける。
図1および図8に図示するように、第1ケース部材2に対し、配管用開口部21に対応する位置に、第3ケース部材4を外部から取り付けて固定する。これにより、図1および図2に図示するような車両用空調装置100を製作できる。
第3ケース部材4は、ねじ、ボルト等の螺合手段によって第1ケース部材2に固定されている。第3ケース部材4は、貫通穴部40の周囲を囲むフランジ部42を備える環状部材である。貫通穴部40は、配管接続部113に接続される外部からの配管が挿通可能な開口部を形成している。この外部からの配管は、エンジンルームに設置された冷凍サイクルを構成する配管であり、例えば、凝縮器に通じる配管と、圧縮機に通じる配管である。凝縮器に通じる配管は配管接続部113において流入用配管に連通するように連結され、圧縮機に通じる配管は、配管接続部113において流出用配管に連通するように連結されている。
フランジ部42は、配管用開口部21の内周縁を外部から覆うことができる大きさおよび形状を有している。フランジ部42の外周縁よりも内側に位置する面の全周には、シール部材41が設けられている。シール部材41は、例えば、天然ゴム、合成ゴム、ウレタン等のエラストマによって形成されている。第3ケース部材4は、前述のダッシュパネルにおいて貫通穴部40に対応する位置の周囲にシール部材41が弾性変形した状態で接触する。これにより、空調ケース1はダッシュパネルと接続されている。
次に車両用空調装置100の内部構成についてさらに詳細に説明する。空調ケース1内の前方側部位には、車両幅方向に延びる送風通路10が設けられ、この送風通路10には送風機から送風される空気が蒸発器11に向けて流下する。空調ケース1の内部において、送風通路10の直後に蒸発器11が通路の全域を横切るように配置されている。蒸発器11は、冷凍サイクルを流通する冷媒の蒸発潜熱を空気から吸収して空気を冷却する冷却用熱交換器である。
車両用空調装置100は、空調ケースにおいて複数のケース部材によって形成される配管用開口部に熱交換器から延びる配管等を通す構成を採用することなく、熱交換器を空調ケース内に設置できる装置である。この実施形態では、空調ケース1外の配管と接続する構成の熱交換器が蒸発器11である場合について例示する。
蒸発器11は、例えば、相互に間隔を空けて配列された複数の冷媒管及びアウターフィンを有する熱交換部110と、熱交換部110における複数の冷媒管の両端部と接続されるヘッダタンクと、配管接続部113と、を備える。配管接続部113は、熱媒体としての冷媒が蒸発器11へ流入する流入用配管、冷媒が蒸発器11から流出する流出用配管が結合されている。配管接続部113は、空調ケース1の外部に設けられた回路を構成する配管が接続できる配管継手部である。また配管接続部113には、膨張弁5を接続してもよいし、膨張弁5と一体に形成された配管接続部113を構成してもよい。
ヘッダタンクは、熱交換部110における冷媒流れ方向の両端部にそれぞれ設けられている。流入用配管は、蒸発器11の一端側に位置し、蒸発器11における冷媒流入部に相当する流入側ヘッダタンクに接続されている。流出用配管は、蒸発器11の一端側であって流入側ヘッダタンクに隣接するように位置し、蒸発器11における冷媒流出部に相当する流出側ヘッダタンクに接続されている。各ヘッダタンクと空調ケース1の壁部との間には、空気漏れを防止するためのインシュレータを備えるようにしてもよい。
熱交換部110には、送風機によって送風された空気が流通する。したがって、蒸発器11は、熱交換部110を通過する空気が熱交換部110を通過する際の入口面または出口面に相当する熱交換部の空気通過面110aを備えることになる。空気通過面110aは、矩形平板状をなしており、この矩形平板状の厚さ方向に空気が通過する。熱交換部110は、空気の通過方向に対して直交する方向に広がるように延びる部分である。この空気通過面110aは、熱交換部110を通過する際に熱媒体と熱交換する空気の流れによって垂直方向に貫かれる仮想の面であり、冷媒管やアウターフィンによって形成される凹凸のある端部である。したがって、空気通過面110aは、熱交換部110において空気流れ方向の端部に形成される平らな面ではない。熱交換部110は、鉛直方向に対して傾斜する姿勢で配置されている。さらに蒸発器11は、熱交換部110の上端が下端よりも車両前方側に位置するように傾斜した姿勢で空調ケース1の内部に設置されている。
蒸発器11の空気流れ下流側、あるいは車両後方側には、ヒータコア14が設置されている。ヒータコア14は、蒸発器11を通過した冷風を再加熱するものであって、その内部に高温のエンジン冷却水が流れ、この冷却水を熱源として空気を加熱する熱交換器である。
空調ケース1の内部であって蒸発器11の車両後方側には、冷風通路12が設けられている。冷風通路12には、蒸発器11の熱交換部110を通過して冷却された冷風が流れる。空調ケース1の内部であってヒータコア14よりも車両後方側から車両上方側にわたる部位には、温風通路15が設けられている。温風通路15には、冷風通路12を流れた後、ヒータコア14を通過して加熱された温風が流れる。
蒸発器11の車両後方であってヒータコア14の車両前方の部位には、ヒータコア14への空気流入通路を開閉し、ヒータコア14を通過する空気とヒータコア14を通過しない空気との風量割合を調整するエアミックスドア13が設置されている。エアミックスドア13は、回転軸を中心にして回転する板状のドア本体を備え、ドア本体の回転位置によって、通路の開放度合いを調節するドアである。エアミックスドア13は、例えばバタフライ式のドア、片持ちドアとすることができる。また、エアミックスドア13は、例えばドア本体に設けられたラックとピニオンとの噛みあわせによりドア本体を平行移動させて通路の開放度合いを調整するスライド方式のドアによって構成してもよい。
冷風通路12及び温風通路15の下流側の部位には、冷風通路12からの冷風とヒータコア14からの温風とを合流させて、冷風と温風とを混合させる空気混合部16が設けられている。空気混合部16は冷風通路12の下流側と温風通路15の下流側との両方に連通する所定範囲のエリアである。空気混合部16で温度調節された空調空気は、さらに下流に設けられたデフロスタ通路170、フェイス通路171、フット通路180等を通じて車室内の所定の場所に吹き出される。
空調ケース1内の上部であって車両前方側の部位には、空気混合部16に連通し上方に延びるデフロスタ通路170が設けられている。デフロスタ通路170は、デフロスタダクトを介して車室内に開口するデフロスタ吹出口に連通する。デフロスタ吹出口は、前窓ガラスの内面に向けて開口している。空調ケース1の上部であってデフロスタ通路170よりも車両後方側に隣接する部位には、空気混合部16に連通するフェイス通路171が設けられている。フェイス通路171は、フェイスダクトを介して車室内に開口するフェイス吹出口に連通する。フェイス吹出口は、乗員上半身に向けた空調風を吹き出す。
デフロスタ通路170、フェイス通路171は、吹出口切替ドア17によって開閉することができる。吹出口切替ドア17は、エアミックスドア13と同様のドアであり、回転位置によってデフロスタ通路170およびフェイス通路171の両方を開状態に制御したり、一方を開状態にするとともに他方を閉状態に制御したりできる。
空調ケース1内の車両後方側の部位には、空気混合部16に連通するフット通路180が設けられている。フット通路180は、フットダクトを介して車室内に開口するフット吹出口に連通する。フット吹出口は、乗員下半身に向けた空調風を吹き出す。フット通路180は、吹出口切替ドア18によって開閉することができる。さらにデフロスタ通路170およびフェイス通路171に通じる上流側の通路は、吹出口切替ドア17によって開閉することができる。吹出口切替ドア18は、エアミックスドア13と同様のドアである。吹出口切替ドア18は、回転位置によって、デフロスタ通路170およびフェイス通路171の両方に通じる上流側の通路とフット通路180と開状態に制御したり、一方を開状態にするとともに他方を閉状態に制御したりできる。また、吹出口切替ドア17、18は、例えばドア本体に設けられたラックとピニオンとの噛みあわせによりドア本体を平行移動させて通路の開放度合いを調整するスライド方式のドアによって構成してもよい。
以下に、第1実施形態の車両用空調装置100がもたらす作用効果について説明する。車両用空調装置100は、複数のケース部材を組み合わせて形成されている空調ケース1と、熱媒体の流出用配管および流入用配管が結合されている配管接続部113を有する蒸発器11と、を備える。複数のケース部材のうちの所定のケース部材である第1ケース部材2は、設置用開口部20の側から奥側壁23に向かって延びるガイド面を有するガイド部を備える。蒸発器11は、設置用開口部20寄りの部位の方が奥側壁23寄りの部位よりもガイド部から離間するように空気通過面110aがガイド面に対して傾斜した姿勢で第1ケース部材2の内部に収容されている。
この車両用空調装置100によれば、空調ケース1を形成する複数のケース部材のうちの一つの所定のケース部材に設けられるガイド部と、蒸発器11が挿通可能な大きさである、所定のケース部材に設けられる設置用開口部20と、を備える。このガイド部は、設置用開口部20の側から奥側壁23に向かって延びるガイド面を有する。このため、蒸発器11を所定のケース部材内に設置するときに蒸発器11の空気通過面110aをガイド面に沿わせるようにして設置用開口部20を通じて内部に進入させることができる。そして、蒸発器11が一つの所定のケース部材の内部に収容された状態では、蒸発器11は設置用開口部20寄りの部位の方が奥側壁23寄りの部位よりもガイド部から離間するように空気通過面110aがガイド面に対して傾斜する姿勢となっている。これにより、空気通過面110aをガイド面に沿わせながら蒸発器11を所定のケース部材の奥側壁23まで進入させた状態から設置用開口部20寄りの部位をガイド面から離れるように動かすことができる。したがって、配管接続部113が配管用開口部21に対向する姿勢で蒸発器11を収容できる。
したがって、このように蒸発器11を収容することができた一つのケース部材に他のケース部材を組み付けることによって空調ケース1を形成できる。以上より、この車両用空調装置100によれば、蒸発器11から延びる配管等を空調ケース1の分割位置に通す構成を採用することなく、蒸発器11を空調ケース1内に設置することができる。
また、車両用空調装置100によれば、蒸発器11から延びる配管等を空調ケース1の分割位置に通す構成を採用しないため、配管に付着した結露水が毛細管現象により空調ケース1の分割部を伝って流れることを抑制することができる。この構成によれば、複数のケース部材の組付性が向上するとともに、空調ケース1の強度を向上でき、空調ケース1の歪や変形を抑制できる。
また、車両用空調装置100によれば、空調ケース1の分割部位の形状が単純化できるので、ケース部材の金型費が低減でき、また成形不良品を低減できるため、装置の製品コストを抑えることに寄与する。また、分割部位の形状の単純化により、カバーなどの必要性が低下し、部品点数を削減できる。
また、ガイド部は、蒸発器11の側面を支持する第1壁部220と第1壁部220に対して内側に位置して段差を形成する第2壁部221とをつなぐ連絡壁部22である。この構成によれば、空調ケース1の外形形状を利用してケースの内部にガイド部を形成することができる。また、段差によってガイド部を形成することにより、ケースの強度を向上できるとともに型抜き性がよいケース部材を提供できる。
ガイド部は、所定のケース部材の内面から内側に突出するリブ122である。この構成によれば、段差によってガイド部を形成しないので、空気通路の幅寸法に差を設ける必要がない。したがって、空調ケース1内の通路スペースを可能な限り大きくするように形成することができる。また、ケース部材を成形するための金型に溝を掘るだけで形成できるので金型費の低減が図れる。
蒸発器11は、配管接続部113に近い一端112側の部位よりも他端111側の部位の方がガイド部から離間するように空気通過面110aがガイド面に対して傾斜した姿勢で所定のケース部材の内部に収容されている。この構成によれば、蒸発器11をケース部材内において奥側壁23側へ設置した後、配管が結合されていない体積の小さい方の他端111側を回転するように移動させて所定の位置に設置するため、操作性が良い組み立てを実施できる。したがって、組立工数の低減が図れる車両用空調装置100を提供できる。
配管接続部113の外周には、所定のケース部材の内面に接触するシール部材113aが設けられている。この構成によれば、シール部材113aによって空調ケース1とのシールを直接行うことができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1実施形態に対する他の形態である車両用空調装置200について図9及び図10を参照して説明する。第2実施形態の車両用空調装置200は、第1ケース部材102に対して蒸発器11を設置する際に、配管接続部113とは反対側に位置する他端111を先頭にして第1ケース部材102に進入させる点が相違する。第2実施形態において、第1実施形態に係る図面と同一符号を付した構成部品及び説明しない構成は、第1実施形態と同様であり、同様の作用効果を奏する。第2実施形態では第1実施形態と異なる構成等について説明する。図9および図10は、蒸発器11を設置する際の状況が理解しやすいように、蒸発器11を設置する部位だけ内部が見えるように第1ケース部材102を破断して示している。したがって、各図において第1ケース部材102はそれ以外の部位について外観を示している。
図9および図10に示すように、車両用空調装置200は、下方に位置する第1ケース部材102と上方に位置する第2ケース部材103とを組み合わせて構成される空調ケースを有する。第1ケース部材102は、車両前側であって上部において上方に向けて開口する設置用開口部20を備える。第1ケース部材102の奥側壁は、蒸発器11において配管接続部113とは反対側である他端111が直接または間接的に接触する壁部である。他端111は、例えば、蒸発器11を第1ケース部材102内に設置する際に蒸発器11の先頭側となるヘッダタンクに相当する。一方、一端112は、蒸発器11の後ろ側となるヘッダタンクに相当する。
蒸発器11を第1ケース部材102内に設置する際には、図9に図示するように、蒸発器11は他端111から設置用開口部20の内側に挿通されて、第1ケース部材102の奥側壁に向けて押し込まれる。このとき、空気通過面110aの一部またはサイドプレートを連絡壁部22のガイド面に沿わせた状態で蒸発器11を奥側壁側へ進入させる。このとき、第1実施形態と同様に、配管接続部113側の端部が第1ケース部材102の内面に接触することなく円滑に蒸発器11を奥側壁に接触するまで進入させることができる。
蒸発器11の他端111が奥側壁に到達するまで進入させると、蒸発器11の一端112側を配管用開口部21側に回転するように移動させて蒸発器11の姿勢を変更する。この移動により、シール部材113aが第1ケース部材102の内面に接触する。さらに蒸発器11は、第1ケース部材102の内部に設置された状態で、一端112側の部位の方が他端111側の部位よりも連絡壁部22から離間するように空気通過面110aが連絡壁部22のガイド面に対して所定角度傾斜した姿勢になる。この状態では、他端111が奥側壁に接触し、さらに第1壁部220が蒸発器11における両方の側面に直接または間接的に接触することで、蒸発器11は第1ケース部材102によって支持されている。次に、第1ケース部材102に第2ケース部材103を組み付ける。
第2実施形態によれば、蒸発器11は、配管接続部113に近い一端112側の部位の方が他端111側の部位よりも連絡壁部22のガイド面から離間するように空気通過面110aがガイド面に対して傾斜した姿勢で第1ケース部材102の内部に収容されている。この構成によれば、蒸発器11をケース部材内において奥側壁23側へ設置した後、配管接続部113側の一端112を回転するように移動させることになる。これにより、この回転するような移動は、配管部の軸方向に近い軌跡となるので、シール部材113aを配管用開口部21の周囲面に対してほぼ直交する角度で接触させることができる。このため、シール部材113aとケース部材とのシール性を高めることが可能な車両用空調装置200を提供できる。
(他の実施形態)
この明細書の開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品、要素の組み合わせに限定されず、種々変形して実施することが可能である。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品、要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品、要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示される技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
前述の実施形態において、空調ケース1を構成する複数のケース部材は、主に第1ケース部材2と第2ケース部材3であるが、この個数や構成に限定されない。車両用空調装置100は、配管用開口部21が一つのケース部材で形成されている構成であればよく、配管用開口部21以外の部位が複数のケース部材によって形成されている構成であってもよい。
前述の実施形態に開示した車両用空調装置100,200は、蒸発器11から延びる配管等を空調ケース1の分割位置に通す構成を採用することなく、蒸発器11を空調ケース1内に設置可能とするが、対象とする熱交換器は蒸発器11に限定されない。車両用空調装置100,200には、例えば、蒸発器11の代わりに、凝縮器等の暖房用の熱交換器、温水等が流通するヒータコア等、空調ケース1の外部へ延びる配管等を有するその他の熱交換器を適用することができる。
前述の実施形態において、ある部分と別のある部分とが直接的または間接的に接触する、と表現しているが、間接的に接触する場合とは、両者を確実に接触させるために別の部材が介在していることを意図し、例えばシール部材等が介在していることを意図している。
1…空調ケース
2…第1ケース部材(所定のケース部材)、 3…第2ケース部材(ケース部材)
10…送風通路(空気通路)、 11…蒸発器(熱交換器)
12…冷風通路(空気通路)、 15…温風通路(空気通路)
20…設置用開口部、 21…配管用開口部
22…連絡壁部(ガイド部)、 23…奥側壁
110…熱交換部、 110a…出口面(空気通過面)、 113…配管接続部
122…リブ(ガイド部)

Claims (6)

  1. 車室内に送風される空気が流通する空気通路(10,12,15)を内部に有し、複数のケース部材(2,3;102,103)を組み合わせて形成されている空調ケース(1)と、
    内部に熱媒体が流れる熱交換部(110)と前記熱媒体の流出用配管および流入用配管が結合されている配管接続部(113)とを有し前記空調ケースの内部に設置されて前記熱交換部を通過する空気を前記熱媒体と熱交換させて空調する熱交換器(11)と、
    前記配管接続部に対向するように、複数の前記ケース部材のうちの一つの所定のケース部材(2;102)に設けられた配管用開口部(21)と、
    前記所定のケース部材に設けられ前記熱交換器を前記所定のケース部材の内部に挿通可能な大きさを有する設置用開口部(20)と、
    前記所定のケース部材に設けられるガイド部であって前記所定のケース部材において前記設置用開口部の側から奥側壁(23)に向かって延びるガイド面を有するガイド部(22;122)と、
    を備え、
    前記熱交換器は、前記熱交換部を通過する空気が前記熱交換部を通過する際の入口面または出口面に相当する前記熱交換部の空気通過面(110a)を備え、
    前記熱交換器は、前記設置用開口部寄りの部位の方が前記奥側壁寄りの部位よりも前記ガイド部から離間するように前記空気通過面が前記ガイド面に対して傾斜した姿勢で前記所定のケース部材の内部に収容されている車両用空調装置。
  2. 前記ガイド部は、前記熱交換器の側面を支持する第1壁部(220)と前記第1壁部に対して内側に位置して段差を形成する第2壁部(221)とをつなぐ連絡壁部(22)である請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記ガイド部は、前記所定のケース部材の内面から内側に突出するリブ(122)である請求項1に記載の車両用空調装置。
  4. 前記熱交換器は、前記配管接続部に近い一端側の部位よりも他端側の部位の方が前記ガイド部から離間するように前記空気通過面が前記ガイド面に対して傾斜した姿勢で前記所定のケース部材の内部に収容されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両用空調装置。
  5. 前記熱交換器は、前記配管接続部に近い一端側の部位の方が他端側の部位よりも前記ガイド部から離間するように前記空気通過面が前記ガイド面に対して傾斜した姿勢で前記所定のケース部材の内部に収容されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両用空調装置。
  6. 前記配管接続部の外周には、前記所定のケース部材の内面に接触するシール部材(113a)が設けられている請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の車両用空調装置。
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