JP2006111054A - 車両用空調装置 - Google Patents

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和利 桑山
Thorsten Mokenhaupt
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Abstract

【課題】ケース体内外の防水性を簡便に担保できる車両用空調装置を提供すること。
【解決手段】中空のケース体2と、ケース体2の壁部の内側近傍に配設され、ケース体2内の配管とケース体2外の配管とを結合する配管結合手段1とを備える。配管結合手段1は、ケース体2の壁部に形成された貫通孔を通じてケース体2外の配管に結合される結合部14と、貫通孔の周辺部に対して貫通孔の軸方向に加圧当接する当接面をもつ当接部材13とをもつことを特徴とする。つまり、配管結合手段とケース体との間の隙間をなくして防水性を確保するために、従来技術では配管結合手段の周方向の隙間をグロメットなどにてシールしていたところ、本発明では配管結合手段の軸方向にてケース体に接するようにすることで、配管結合手段とケース体との間の精度が高くなくても当接する面積を大きくすることが可能になり、配管結合手段がずれることをある程度許容できるようになった。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用空調装置に関し、詳しくは優れた防水性に特徴を有する車両用空調装置に関する。
車両用空調装置は車両にて使用されるので外部からの防水に配慮が必要である。車両用空調装置は冷媒などが流れる配管を有する。その配管はケース体の壁を貫通することがある。ここで、生産上の都合などから、配管はケース体の壁を貫通する部分において分離していることが多い。従って、ケース体の壁付近には内側の配管と外側の配管との間を結合する配管結合手段が配設され、その配管結合手段の部分での防水が行われる。配管の連通部分の防水性を確保するために、従来技術では配管結合手段の周囲とケース体の貫通孔との間に介装するグロメットやシール部材を採用することが行われていた(特許文献1など)。
例えば、図3に示すように、配管結合手段91とケース体92との間の防水性はケース体92の貫通孔に配設したグロメット93により担保している。グロメット93は配管結合手段91の周囲に密着することで防水性を確保している。
特開2004−196178号公報(第6−8図など)
しかしながら、従来技術のように配管結合手段の周囲と貫通孔との間に介装されるグロメットやシール部材を製造するには成型用の型が必要であるとともに、充分な防水性を発揮するためには配管結合手段に接する部分の形状を精密に制御することが必要であるので、コスト上昇の一因となっていた。
本発明は上記課題に鑑みて成されたものであり、ケース体内外の防水性を簡便に担保できる車両用空調装置を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決する本発明の車両用空調装置は、内部に空気流路を区画形成する中空のケース体と、前記ケース体の壁部の内側近傍に配設され、前記ケース体内の配管と前記ケース体外の配管とを結合する配管結合手段と、を備える車両用空調装置である。そして、前記配管結合手段は、前記ケース体の前記壁部に形成された貫通孔を通じて前記ケース体外の前記配管に結合される結合部と、前記貫通孔の周辺部に対して軸方向の端部で加圧当接する当接面をもつ当接部材と、をもつことを特徴とする。
つまり、配管結合手段とケース体との間の隙間をなくして防水性を確保するために、従来技術では配管結合手段の周方向でケース体と接し、その隙間をグロメットなどにてシールしていたところ、本発明では配管結合手段の軸方向(つまり、配管の軸方向)の端部にてケース体に接するようにすることで、配管結合手段とケース体との間の精度があまり高くなくても当接する面積を大きくすることが可能になり、配管結合手段が軸方向と垂直な方向にずれても充分な防水性が担保できるようになった。
そして、当接面とケース体との間の密着性を向上する目的で、前記配管結合部材を前記当接面が前記ケース体に当接する方向に付勢する付勢手段を有することが好ましい。
また、前記当接面と前記ケース体の貫通孔の周辺部との間には、無端環状のシール部材が介設されていることが好ましい。無端であるので突き合わせ部分がなく水漏れするような隙間が生じない。
更に、前記ケース体は、前記貫通孔の周辺部の周囲で且つ前記ケース体内に配設された、前記配管結合手段の位置決めを行うガイド手段を備えることが望ましい。ガイド手段により、配管結合手段の当接面がケース体の貫通孔の周辺部よりずれることが少なくなる。同時に、前記ガイド手段には、前記配管結合手段に係止でき、前記配管結合手段の軸方向の位置決めを行う係止手段を備えることが望ましい。係止手段により、当接面が貫通孔の周辺部よりすれることが少なくなる。
本発明の車両用空調装置は、配管結合手段がケース体の壁部に形成された貫通孔の周辺部に対して、その貫通孔の周辺部に対して、軸方向に加圧当接する当接面をもつ当接部材をもつことにより、配管結合手段とケース体との間の防水性を簡便な構造にて確保できる。
本発明の車両用空調装置は、ケース体と配管結合手段とその他必要な部材とを有する。ケース体は内部に空気流路を区画形成する中空の部材である。空気流路内には車両用空調装置におけるエバポレータ、エアミックスドア、モードドア、ブロア、ヒータコアなどの部材が必要に応じて(その他必要な部材として)配設されている。
配管結合手段は、前述のケース体の壁部の内側近傍に配設され、そのケース体内の配管とケース体外の配管とを結合する部材である。例えば、ケース体の空気流路内などに配設される。そして、配管結合手段は、結合部と当接部材とを備える。結合部はケース体内外の配管を結合する部材である。結合部は、ケース体の壁部に形成された貫通孔を通じてケース体外の配管に結合され、結合部のケース体内側部分にはケース体内の配管に接続される。結合部の具体的構成については特に限定されず、内部に流れる流体を漏洩させずに配管を結合できる手段ならどのような手段であってもよい。
当接部材は、前述の貫通孔の周辺部に対して、軸方向の端部で加圧当接する当接面をもつ。当接面が貫通孔の周辺部に当接することで密着して防水性を担保する。従って、当接面の形状は貫通孔の周辺部の形状と対応する形状にすることが好ましく、更には当接面と貫通孔の周辺部との間でシール部材などを介装することが望ましい。シール部材はエラストマー、発泡体などの柔軟性、可撓性を有する材料から構成されることが望ましい。更には、板状体を打ち抜いて形成される無端の環状体が望ましい。
配管は冷媒やエンジン冷却水などの流体が流れる部材である。例えば、エバポレータ、アキュムレータ、減圧弁、圧縮機などの間を接続する配管が挙げられる。配管は配設上の都合などからケース体の壁部を貫通している場合がある。配管結合手段は配管がケース体の壁部を貫通する部位すべてに設けることが好ましいが、防水性が問題になる部位にのみ限定して採用することもできる。例えば、ケース体の一部が外部に露出している場合であって、ケース体の外部に露出する部分に配管が貫通する貫通孔が設けられている場合にはその部分に本発明の車両用空調装置における配管結合手段を採用することが望ましい。
配管結合手段は、当接部材の当接面がケース体の壁部の貫通孔の周辺部に加圧密着されるように付勢されて固定されることが好ましい。付勢は、弾性体(ばね、エラストマー等)により構成される付勢手段により為されることが好ましい。付勢手段は配管結合手段をケース体の壁部の内側に固定する作用も発揮することが好ましい。
そして、配管結合手段の位置決めを行うガイド手段を備えることが好ましい。ガイド手段はケース体に固定され、貫通孔の周辺部の周囲で且つケース体内に配設されている部材である。配管結合手段の外形が概ね円柱状である場合に、ガイド手段は、テーパ形状であって先細部分にて貫通孔の周辺部に固定されており、貫通孔の周辺部からケース体内側に向かって径が大きくなる部材が例示できる。更に、ガイド手段には、配管結合手段に係止できる係止手段を備えることが好ましい。係止手段により配管結合手段の軸方向の移動が制限される。テーパ形状のガイド手段の場合、貫通孔の周辺部と反対側に係止手段を設けることが例示できる。係止手段は前述の付勢手段によって兼ねることができる。
以下、本発明の空調構造体を図面を基に説明する。
(実施例1)
(構成)
本実施例の車両用空調装置はケース体と冷媒の配管と配管結合手段とその他部材とを有する。ケース体は内部に空気流路を区画形成する。その他部材としては、ブロワやエバポレータなどをケース体内部に収容する。以下、ケース体の貫通孔の周辺部及び配管結合手段近傍の拡大図(図1)に基づいて説明する。
本実施例の配管結合手段はその一部に膨張弁11を備えている。膨張弁11のケース体内部側にはケース体内の配管が結合されるジョイント12を備えている。ジョイント12と反対側にはケース体2に設けられた貫通孔よりも径が大きい円筒状の当接部材13を備える。当接部材13のケース体外部側にはケース体外の配管が結合される結合部としてのジョイント14が設けられる。
貫通孔の周辺部と当接部材13との間にはシール部材31が加圧・介装されている。シール部材31は貫通孔の周辺部にて貫通孔を囲む無端で環状の部材である。シール部材31は、エラストマーからなる板を打ち抜いて形成されている。シール部材31は、配管(又はジョイント12)が通ることができる程度の孔が開いており、貫通孔の周辺部と当接部材13との間をシールできる大きさであれば充分に効果を発揮できるので、あまりに高い精度は要求されない。
当接部材13は貫通孔の周辺部方向に向けて加圧されている。当接部材13の加圧は、図示されない付勢手段により配管結合手段1がケース体2方向に付勢されることで行われている。付勢手段はジョイント12を介して当接部材13を付勢している。
貫通孔の周辺部の更に周囲にはガイド部材32が設けられている。ガイド部材32は配管結合手段1の当接部材13の外径とほぼ同程度の内径から始まるテーパ状の内面をもつ略円管状の部材である。そして、内径の小さい一端部が貫通孔の周辺部の周囲に固定されている。
(作用効果)
本実施例の車両用空調装置は、上述したような配管結合手段1及びケース体2の構成を有することから以下の作用効果を発揮できる。すなわち、配管結合手段1とケース体2との間の防水性は間に介装されたシール部材31にて担保されているが、それらの接触面積は従来技術と比較して大きくなっているので、より確実に防水性を付与することができる。従って、形状精度があまり高くなくても防水性の低下を小さくできる。また、配管結合手段1は、ケース体2の貫通孔の周辺部と付勢手段との間で挟持して固定するので、従来技術よりも確実に固定することができる。そして、ガイド部材32があることで、組み立て時に、配管結合手段1をケース体2の貫通孔の周辺部に精度よく且つ簡便に配置することができる。
(変形例)
本変形例の車両用空調装置は、図2に示すように、実施例1の車両用空調装置におけるガイド部材32に代えて、係止部材332を備えるガイド部材33を採用している装置である。その他については実施例1と同様の構成をもつ。係止部材332はガイド部材33の内径が大きい側の端部に設けられた爪状の部材であり、3〜4本設けられている。ガイド部材33が係止部材332を備えることで、配管結合手段1全体としてより確実にケース体2に固定することができ、防水性も向上する。
実施例におけるケース体を貫通する配管結合手段近傍の一部断面図である。 変形例におけるケース体を貫通する配管結合手段近傍の一部断面図である。 従来技術におけるケース体を貫通する配管結合手段近傍の一部断面図である。
符号の説明
1、91…配管結合手段
11、911…膨張弁 12、14、912,914…ジョイント 13…当接部材
2、92…ケース体
31…シール部材 32、33…ガイド部材 332…係止部材
93…グロメット

Claims (5)

  1. 内部に空気流路を区画形成する中空のケース体と、
    前記ケース体の壁部の内側近傍に配設され、前記ケース体内の配管と前記ケース体外の配管とを結合する配管結合手段と、
    を備える車両用空調装置であって、
    前記配管結合手段は、前記ケース体の前記壁部に形成された貫通孔を通じて前記ケース体外の前記配管に結合される結合部と、前記貫通孔の周辺部に対して軸方向の端部で加圧当接する当接面をもつ当接部材と、をもつことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記配管結合部材を前記当接面が前記ケース体に当接する方向に付勢する付勢手段を有する請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記当接面と前記ケース体の貫通孔の周辺部との間には、無端環状のシール部材が介設されている請求項1又は2に記載の車両用空調装置。
  4. 前記ケース体は、前記貫通孔の周辺部の周囲で且つ前記ケース体内に配設された、前記配管結合手段の位置決めを行うガイド手段を備える請求項1〜3のいずれかに記載の車両用空調装置。
  5. 前記ガイド手段は、前記配管結合手段に係止でき、前記配管結合手段の軸方向の位置決めを行う係止手段を備える請求項4に記載の車両用空調装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015509177A (ja) * 2011-12-07 2015-03-26 ヴァレオ システム テルミク 膨張装置と壁との間のインターフェイス
JP2017171021A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 株式会社デンソー 車両用空調装置

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