JP2942455B2 - ワンタッチ継手 - Google Patents
ワンタッチ継手Info
- Publication number
- JP2942455B2 JP2942455B2 JP1158794A JP1158794A JP2942455B2 JP 2942455 B2 JP2942455 B2 JP 2942455B2 JP 1158794 A JP1158794 A JP 1158794A JP 1158794 A JP1158794 A JP 1158794A JP 2942455 B2 JP2942455 B2 JP 2942455B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plug
- socket
- eccentric
- ring
- joint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L37/00—Couplings of the quick-acting type
- F16L37/08—Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members
- F16L37/084—Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking
- F16L37/0841—Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of a transversally slidable locking member surrounding the tube
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワンタッチ継手に関す
る。さらに詳しくは、種々のホースやパイプの接続に用
いられ、ワンタッチで接続かつロックされ、かつシール
性を保持し、簡単な操作で分離されうるワンタッチ継手
に関する。
る。さらに詳しくは、種々のホースやパイプの接続に用
いられ、ワンタッチで接続かつロックされ、かつシール
性を保持し、簡単な操作で分離されうるワンタッチ継手
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用クーラ、室内冷房機または冷凍
機などにおいて、ある程度高圧の流体用のホースやパイ
プ同士を接続するばあい、従来ではユニオンねじとユニ
オンつばとをユニオンナットで連結する方法が用いられ
ている。しかしながら、連結および分離に際してスパナ
やレンチなどでユニオンナットを回わす作業は、自動車
のエンジンシール内や冷房機のハウジング内においては
きわめて困難であるばあいが多く、また不完全な状態で
連結される虞もある。
機などにおいて、ある程度高圧の流体用のホースやパイ
プ同士を接続するばあい、従来ではユニオンねじとユニ
オンつばとをユニオンナットで連結する方法が用いられ
ている。しかしながら、連結および分離に際してスパナ
やレンチなどでユニオンナットを回わす作業は、自動車
のエンジンシール内や冷房機のハウジング内においては
きわめて困難であるばあいが多く、また不完全な状態で
連結される虞もある。
【0003】一方、図9に示すような高圧用のワンタッ
チ継手51も知られている。この継手51は、プラグ5
2とソケット53とから構成されており、ソケット53
の内径側に部分的に出入しうる複数個の鋼球54を備
え、かつ、これらの鋼球54を内方向へ突出した状態で
ロックする位置にコイルスプリング55によって付勢さ
れるキャップ56を備えている。一方、プラグ52には
その外周に前記鋼球54が係合する溝57が形成されて
いる。
チ継手51も知られている。この継手51は、プラグ5
2とソケット53とから構成されており、ソケット53
の内径側に部分的に出入しうる複数個の鋼球54を備
え、かつ、これらの鋼球54を内方向へ突出した状態で
ロックする位置にコイルスプリング55によって付勢さ
れるキャップ56を備えている。一方、プラグ52には
その外周に前記鋼球54が係合する溝57が形成されて
いる。
【0004】そして、プラグ52とソケット53とを連
結するときには、まずキャップ56を矢印A方向に移動
させて綱球54をフリーにした状態で、プラグ52をソ
ケット53内へ挿入する。ついでキャップ56をばね力
にまかせてもとの位置(ロック位置)に戻すと、綱球5
4はプラグ52の溝57に係合した状態でロックされ
る。
結するときには、まずキャップ56を矢印A方向に移動
させて綱球54をフリーにした状態で、プラグ52をソ
ケット53内へ挿入する。ついでキャップ56をばね力
にまかせてもとの位置(ロック位置)に戻すと、綱球5
4はプラグ52の溝57に係合した状態でロックされ
る。
【0005】なお、58はシール用のOリングである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の継手51は
部品点数が多く、しかも高い寸法精度を要求されるた
め、高価なものとなる。しかも、ロックに鋼球を使用す
るため、多数回の連結、分離によって塑性変形を生じる
ことが多く、ガタが発生しやすい。
部品点数が多く、しかも高い寸法精度を要求されるた
め、高価なものとなる。しかも、ロックに鋼球を使用す
るため、多数回の連結、分離によって塑性変形を生じる
ことが多く、ガタが発生しやすい。
【0007】本発明はかかる問題を解消するためになさ
れたものであり、構造がシンプルであり、製造コストも
低く、しかも強靭な、ワンタッチで連結しうる継手を提
供することを目的としている。
れたものであり、構造がシンプルであり、製造コストも
低く、しかも強靭な、ワンタッチで連結しうる継手を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のワンタッチ継手
は、それぞれが実質的に円筒状を呈するプラグと該プラ
グがその内径側に嵌着されうるソケットとからなり、前
記プラグのまわりに、付勢手段によってプラグと偏心す
る方向に付勢され、かつプラグの軸方向に実質的に移動
不能にされた円輪状の偏心リングが遊嵌されており、前
記ソケットの内周面には、偏心状態にある前記偏心リン
グが係合しうる、ソケットの軸から偏心した部分円形状
の偏心溝が形成されており、該偏心溝の底部に偏心リン
グ押圧用の貫通孔が穿設されており、前記プラグおよび
ソケットのうちいずれか一方にたがいの接合部をシール
するためのシール部材が備えられてなるワンタッチ継手
であって、前記プラグおよびソケットのうちいずれか一
方にその内径側通路を閉塞するための閉止膜部材が形成
されており、他方に、その内径側通路を保持しつつ前記
閉止膜部材を破壊するための破壊手段が備えられてなる
ことを特徴としている。
は、それぞれが実質的に円筒状を呈するプラグと該プラ
グがその内径側に嵌着されうるソケットとからなり、前
記プラグのまわりに、付勢手段によってプラグと偏心す
る方向に付勢され、かつプラグの軸方向に実質的に移動
不能にされた円輪状の偏心リングが遊嵌されており、前
記ソケットの内周面には、偏心状態にある前記偏心リン
グが係合しうる、ソケットの軸から偏心した部分円形状
の偏心溝が形成されており、該偏心溝の底部に偏心リン
グ押圧用の貫通孔が穿設されており、前記プラグおよび
ソケットのうちいずれか一方にたがいの接合部をシール
するためのシール部材が備えられてなるワンタッチ継手
であって、前記プラグおよびソケットのうちいずれか一
方にその内径側通路を閉塞するための閉止膜部材が形成
されており、他方に、その内径側通路を保持しつつ前記
閉止膜部材を破壊するための破壊手段が備えられてなる
ことを特徴としている。
【0009】前記プラグおよびソケットのうちいずれか
一方に係止突起が形成されており、他方に前記係止突起
が係止しうる凹所が形成されており、前記係止によって
プラグとソケットとの軸まわりの相対回転が不能にされ
るように構成されているのが好ましい。
一方に係止突起が形成されており、他方に前記係止突起
が係止しうる凹所が形成されており、前記係止によって
プラグとソケットとの軸まわりの相対回転が不能にされ
るように構成されているのが好ましい。
【0010】また、前記偏心リングは、プラグにその軸
に垂直な方向に係止されたU字状部材を外方から円輪状
となるように湾曲して形成してもよい。
に垂直な方向に係止されたU字状部材を外方から円輪状
となるように湾曲して形成してもよい。
【0011】
【0012】また前記ソケットの内周面には、偏心溝の
かわりに、ソケットの軸と同軸の円環状溝が形成される
ことが好ましい。
かわりに、ソケットの軸と同軸の円環状溝が形成される
ことが好ましい。
【0013】
【作用】本発明のワンタッチ継手によれば、プラグをソ
ケット内に挿入することにより、偏心リングが一旦プラ
グと同軸状となり、ついでソケットの偏心溝に係合する
ように偏心位置にもどる。このように、連結されたとき
の抜け防止(ロック)がリングと溝との係合によって行
なわれるため、係合部位が広く、プラグとソケットとを
引き外す力に対抗する強度が高く、さらに、多数回の連
結、分離によっても摩擦による問題が少ない。また、主
要部材がほとんど円形を呈しているため製造容易であ
り、構造もシンンプルなものとなる。
ケット内に挿入することにより、偏心リングが一旦プラ
グと同軸状となり、ついでソケットの偏心溝に係合する
ように偏心位置にもどる。このように、連結されたとき
の抜け防止(ロック)がリングと溝との係合によって行
なわれるため、係合部位が広く、プラグとソケットとを
引き外す力に対抗する強度が高く、さらに、多数回の連
結、分離によっても摩擦による問題が少ない。また、主
要部材がほとんど円形を呈しているため製造容易であ
り、構造もシンンプルなものとなる。
【0014】また、閉止膜部材とこの閉止膜部材を破壊
するための破壊手段を備えることにより、一方(閉止膜
部材を有する方)の配管に内部流体を充填したままであ
っても、外部への漏れなく容易に連結作業を行うことが
できる。
するための破壊手段を備えることにより、一方(閉止膜
部材を有する方)の配管に内部流体を充填したままであ
っても、外部への漏れなく容易に連結作業を行うことが
できる。
【0015】また、ソケットの内周面に設けられる溝を
円環状に形成したばあいには、円輪状の偏心リングが回
転可能となる。
円環状に形成したばあいには、円輪状の偏心リングが回
転可能となる。
【0016】
【実施例】つぎに、添付図面を参照しながら本発明のワ
ンタッチ継手を説明する。
ンタッチ継手を説明する。
【0017】図1は本発明のワンタッチ継手の一実施例
を示す断面図、図2は図1のワンタッチ継手の組立前一
部切欠斜視図、図3は本発明のワンタッチ継手の他の実
施例におけるプラグを示す組立前一部切欠斜視図、図4
は本発明のワンタッチ継手のさらに他の実施例を示す連
結断面図、図5は図4のワンタッチ継手における閉止膜
部材の一例を示す斜視図、図6は図4のワンタッチ継手
におけるカッターの一例を示す斜視図である。
を示す断面図、図2は図1のワンタッチ継手の組立前一
部切欠斜視図、図3は本発明のワンタッチ継手の他の実
施例におけるプラグを示す組立前一部切欠斜視図、図4
は本発明のワンタッチ継手のさらに他の実施例を示す連
結断面図、図5は図4のワンタッチ継手における閉止膜
部材の一例を示す斜視図、図6は図4のワンタッチ継手
におけるカッターの一例を示す斜視図である。
【0018】図1〜2に示すごとく、ワンタッチ継手
(以下、単に継手という)1は、実質的に円筒状のプラ
グ2とプラグ2に嵌合連結されうるソケット3とから構
成される。
(以下、単に継手という)1は、実質的に円筒状のプラ
グ2とプラグ2に嵌合連結されうるソケット3とから構
成される。
【0019】プラグ2はその外周面の中間部分に形成さ
れた鍔部4を挟んで、ソケット3内に挿入される挿入部
5およびホースやパイプ(図示していない)と連結され
る連結部6が形成されている。挿入部5の前記鍔部4近
辺外周にはその内径が挿入部5の外径より大きい偏心リ
ング7が遊嵌されており、プラグ2の外周面に穿設され
た穴8に装着されたコイルスプリング9によってプラグ
2に対して偏心するように付勢されている。そして、偏
心リング7の図1中左側(挿入部5端側)に隣接してガ
イドリング10が嵌合されている。ガイドリング10の
外径は偏心リング7の外径とほぼ同一にされており、内
径は挿入部5の外径とほぼ同じにされている。さらにそ
の左側にはガイドリング10および偏心リング7の抜け
止めのために、プラグ2の外周面の円周方向溝11にC
字状のスナップリング12が嵌着されている。また、挿
入部5の外周面には2本のOリング溝13が形成され、
ソケット3との嵌合部のシール(内径側と外部とのあい
だのシール)用に2本のOリング14が装着されてい
る。
れた鍔部4を挟んで、ソケット3内に挿入される挿入部
5およびホースやパイプ(図示していない)と連結され
る連結部6が形成されている。挿入部5の前記鍔部4近
辺外周にはその内径が挿入部5の外径より大きい偏心リ
ング7が遊嵌されており、プラグ2の外周面に穿設され
た穴8に装着されたコイルスプリング9によってプラグ
2に対して偏心するように付勢されている。そして、偏
心リング7の図1中左側(挿入部5端側)に隣接してガ
イドリング10が嵌合されている。ガイドリング10の
外径は偏心リング7の外径とほぼ同一にされており、内
径は挿入部5の外径とほぼ同じにされている。さらにそ
の左側にはガイドリング10および偏心リング7の抜け
止めのために、プラグ2の外周面の円周方向溝11にC
字状のスナップリング12が嵌着されている。また、挿
入部5の外周面には2本のOリング溝13が形成され、
ソケット3との嵌合部のシール(内径側と外部とのあい
だのシール)用に2本のOリング14が装着されてい
る。
【0020】つぎに、ソケット3を説明する。
【0021】ソケット3はその一端側がプラグ2が挿入
される嵌合部15であり、内径が大きくされており、他
端側はホースやパイプが接続される連結部16であり内
径が小さくされている。前記嵌合部15はさらに、その
内径側が、プラグ2のOリング14が密接する小径部1
5aとガイドリング10や偏心リング7が入る大径部1
5bとにわかれている。大径部15bの内周面には前記
偏心リング7が嵌合しうる、ソケット3の軸に対してわ
ずかに偏心した偏心溝17が刻設されている。したがっ
て、プラグ2とソケット3とを嵌合してこの偏心リング
7と偏心溝17とが係合すれば前記両者2、3はたがい
に抜き外すことができなくなる。この偏心溝17の底部
が描く半径は大径部15bの内半径と同一である。
される嵌合部15であり、内径が大きくされており、他
端側はホースやパイプが接続される連結部16であり内
径が小さくされている。前記嵌合部15はさらに、その
内径側が、プラグ2のOリング14が密接する小径部1
5aとガイドリング10や偏心リング7が入る大径部1
5bとにわかれている。大径部15bの内周面には前記
偏心リング7が嵌合しうる、ソケット3の軸に対してわ
ずかに偏心した偏心溝17が刻設されている。したがっ
て、プラグ2とソケット3とを嵌合してこの偏心リング
7と偏心溝17とが係合すれば前記両者2、3はたがい
に抜き外すことができなくなる。この偏心溝17の底部
が描く半径は大径部15bの内半径と同一である。
【0022】前記偏心溝17の最深部、すなわちプラグ
2が嵌合されたときにもっとも偏心リング7が突出して
いる部位(前記コイルスプリング9に対応する部位)と
対応する部位に内外を連通する孔18が穿設されてい
る。さらに、ソケット3の嵌合部15端(図1における
右端)における前記孔18と対応する部位には軸方向に
突出する突起19が形成されている。またプラグ2の鍔
部4には前記突起19と係合しうる凹所20が形成され
ている。したがって、プラグ2とソケット3とが嵌合さ
れて、この突起19と凹所20とが係合すると、前記両
者2、3は軸まわりに相対回転しえないこととなる。相
対回転を許すと、偏心リング7と偏心溝17との係合が
解除されるので、これを防止しているのである。
2が嵌合されたときにもっとも偏心リング7が突出して
いる部位(前記コイルスプリング9に対応する部位)と
対応する部位に内外を連通する孔18が穿設されてい
る。さらに、ソケット3の嵌合部15端(図1における
右端)における前記孔18と対応する部位には軸方向に
突出する突起19が形成されている。またプラグ2の鍔
部4には前記突起19と係合しうる凹所20が形成され
ている。したがって、プラグ2とソケット3とが嵌合さ
れて、この突起19と凹所20とが係合すると、前記両
者2、3は軸まわりに相対回転しえないこととなる。相
対回転を許すと、偏心リング7と偏心溝17との係合が
解除されるので、これを防止しているのである。
【0023】なお、偏心リング7およびガイドリング1
0それぞれの外周面のプラグ2先端方向の端縁にはそれ
ぞれ面取り部7a、10aが形成されており、一方、ソ
ケット3の大径部15bの内径側端縁および突起19の
内側にも面取り部19aが形成されている。その結果、
プラグ2とソケット3との嵌着がスムーズになされる。
0それぞれの外周面のプラグ2先端方向の端縁にはそれ
ぞれ面取り部7a、10aが形成されており、一方、ソ
ケット3の大径部15bの内径側端縁および突起19の
内側にも面取り部19aが形成されている。その結果、
プラグ2とソケット3との嵌着がスムーズになされる。
【0024】また、前記Oリング14は2本に限定され
ることはなく、1本または3本以上でもよい。
ることはなく、1本または3本以上でもよい。
【0025】また、Oリングに代えて、図1におけるソ
ケット3の内径側段部21またはプラグ2の先端2aに
両者2、3によって狭圧されるガスケット(図示されて
いない)を用いてもよい。
ケット3の内径側段部21またはプラグ2の先端2aに
両者2、3によって狭圧されるガスケット(図示されて
いない)を用いてもよい。
【0026】図3にはプラグの他の実施例が示されてい
る。このプラグ22では、その偏心リング23が、装着
される前にはU字状の外形を呈しており(図中実線で示
す)、プラグ22の挿入部24に嵌め込んだのち、外周
をかしめることによって円輪状にし(図中二点鎖線で示
す)て挿入部24に装着するものである。したがって、
図1〜2に示されるような別体のガイドリング10やス
ナップリング12が不要となり、図3に示されるような
ガイド突条24aをあらかじめプラグ22の外周面に一
体に形成されておけばよいので、製造工数の低減が可能
となる。
る。このプラグ22では、その偏心リング23が、装着
される前にはU字状の外形を呈しており(図中実線で示
す)、プラグ22の挿入部24に嵌め込んだのち、外周
をかしめることによって円輪状にし(図中二点鎖線で示
す)て挿入部24に装着するものである。したがって、
図1〜2に示されるような別体のガイドリング10やス
ナップリング12が不要となり、図3に示されるような
ガイド突条24aをあらかじめプラグ22の外周面に一
体に形成されておけばよいので、製造工数の低減が可能
となる。
【0027】叙上のごとく構成されたワンタッチ継手の
使用法を説明する。
使用法を説明する。
【0028】まず、図1に示されるごとくそのプラグ2
とソケット3とが連結された状態から両者2、3を分離
するばあい、たとえばピンなどによって、孔18を通し
て偏心リング7をコイルスプリング9の弾性力に抗して
押せば、偏心リング7はプラグ2と同軸状になり(した
がってソケット3とも同軸状となる)、その結果偏心溝
17との係合が解除される。この状態でプラグ2をソケ
ット3から引き抜けば両者2、3は容易に分離する。
とソケット3とが連結された状態から両者2、3を分離
するばあい、たとえばピンなどによって、孔18を通し
て偏心リング7をコイルスプリング9の弾性力に抗して
押せば、偏心リング7はプラグ2と同軸状になり(した
がってソケット3とも同軸状となる)、その結果偏心溝
17との係合が解除される。この状態でプラグ2をソケ
ット3から引き抜けば両者2、3は容易に分離する。
【0029】逆に図2に示されるごとく分離した状態の
プラグ2とソケット3とを連結するばあいは、両者2、
3の軸方向に前記突起19と凹所20の位置を一致させ
たうえでプラグ2の挿入部5をソケット3内へ挿入すれ
ばよい。そうすると前記突起19の内側ついでソケット
3の嵌合部15の大径部15bの内側が、コイルスプリ
ング9の力に抗して偏心リング7を押すことによってプ
ラグ2と(したがってソケット3と)同軸状にせしめる
ため、両者2、3は容易かつ確実に嵌合される。その結
果、偏心リング7が偏心溝17と係合してプラグ2とソ
ケット3とは分離しなくなり、また、突起19が凹部2
0と係合して両者2、3は軸まわりに相対回転しえなく
なる。このようにして、Oリング14によるプラグ2と
ソケット3との内径側と外部とのあいだのシールを確保
しつつホースやパイプ同士を接続しうるのである。
プラグ2とソケット3とを連結するばあいは、両者2、
3の軸方向に前記突起19と凹所20の位置を一致させ
たうえでプラグ2の挿入部5をソケット3内へ挿入すれ
ばよい。そうすると前記突起19の内側ついでソケット
3の嵌合部15の大径部15bの内側が、コイルスプリ
ング9の力に抗して偏心リング7を押すことによってプ
ラグ2と(したがってソケット3と)同軸状にせしめる
ため、両者2、3は容易かつ確実に嵌合される。その結
果、偏心リング7が偏心溝17と係合してプラグ2とソ
ケット3とは分離しなくなり、また、突起19が凹部2
0と係合して両者2、3は軸まわりに相対回転しえなく
なる。このようにして、Oリング14によるプラグ2と
ソケット3との内径側と外部とのあいだのシールを確保
しつつホースやパイプ同士を接続しうるのである。
【0030】図4に示される継手25は、プラグ26と
ソケット27との連結前は内部流体の流れが防止され、
連結とともに流動可能となるものである。
ソケット27との連結前は内部流体の流れが防止され、
連結とともに流動可能となるものである。
【0031】すなわち、プラグ26の挿入部28先端2
8aに閉止膜部材29が備えられており、ソケット27
の内径側段部30(プラグ26の挿入に伴ってその先端
28aが位置する部位)に前記閉止膜部材29を破壊す
るためのカッター31が装着されたものである。
8aに閉止膜部材29が備えられており、ソケット27
の内径側段部30(プラグ26の挿入に伴ってその先端
28aが位置する部位)に前記閉止膜部材29を破壊す
るためのカッター31が装着されたものである。
【0032】本実施例における閉止膜部材29はたとえ
ば黄銅などの展性にすぐれた金属製で、図5に示される
ように有底円筒状を呈しており、その底部29aは前記
カッター31の押圧によって破壊されうるように薄肉に
されている。そして、閉止膜部材29の円筒部29bが
プラグ26の先端28aからその内径側へ挿入されたう
えでロウ付によって固定される。
ば黄銅などの展性にすぐれた金属製で、図5に示される
ように有底円筒状を呈しており、その底部29aは前記
カッター31の押圧によって破壊されうるように薄肉に
されている。そして、閉止膜部材29の円筒部29bが
プラグ26の先端28aからその内径側へ挿入されたう
えでロウ付によって固定される。
【0033】一方、カッター31は図6に示されるよう
に、ステンレス鋼などの高強度を有する金属製で、円筒
状を呈しており、その外周面の中間部に鍔部32が形成
されている。鍔部32の一方側の円筒部分はソケット2
7の内径側の小径部27aに圧入される部分であって、
その外周面はローレット加工Rが施されている。鍔部3
2の他方側の円筒部先端は斜めに切られることによって
刃部31aが形成されている。
に、ステンレス鋼などの高強度を有する金属製で、円筒
状を呈しており、その外周面の中間部に鍔部32が形成
されている。鍔部32の一方側の円筒部分はソケット2
7の内径側の小径部27aに圧入される部分であって、
その外周面はローレット加工Rが施されている。鍔部3
2の他方側の円筒部先端は斜めに切られることによって
刃部31aが形成されている。
【0034】なお、本発明においては、図4に示される
ものに限定されることはなく、プラグにカッターを取り
付け、ソケットに閉止膜部材を取り付けてもよい。更に
両方に閉止膜部材をとりつけたものでもよく、また、バ
ルブ方式などをとりつけてもよい。
ものに限定されることはなく、プラグにカッターを取り
付け、ソケットに閉止膜部材を取り付けてもよい。更に
両方に閉止膜部材をとりつけたものでもよく、また、バ
ルブ方式などをとりつけてもよい。
【0035】叙上のごとく構成されたワンタッチ継手2
5は冷凍機や冷房機などに好適に用いることができる。
すなわち、閉止膜部材29によって密閉されているプラ
グ26を、冷媒が充填された冷媒タンクなどのパイプに
取り付け、ソケット27を接続相手のパイプに取り付け
ておく。
5は冷凍機や冷房機などに好適に用いることができる。
すなわち、閉止膜部材29によって密閉されているプラ
グ26を、冷媒が充填された冷媒タンクなどのパイプに
取り付け、ソケット27を接続相手のパイプに取り付け
ておく。
【0036】そうすれば、冷凍機などにあらかじめ冷媒
を充填しておくことが可能であり、取付工事において、
最後の配管作業によって簡単に冷媒を必要部分に行きわ
たらせることができる。また、継手の連結時に冷媒が漏
れ出すこともない。したがって、冷凍機などの搬送、組
立、据付工事がきわめて容易になる。
を充填しておくことが可能であり、取付工事において、
最後の配管作業によって簡単に冷媒を必要部分に行きわ
たらせることができる。また、継手の連結時に冷媒が漏
れ出すこともない。したがって、冷凍機などの搬送、組
立、据付工事がきわめて容易になる。
【0037】ところで、前述の図1および図2に示され
る継手1は、ソケット3の内周面に偏心溝17を設けて
おり、これに円輪状の偏心リング7をしっかりと位置決
めして係合させなければならない。偏心溝17以外の内
周面に偏心リング7は係合せず、嵌着後に周方向にずれ
ると係合状態が解除されソケット3からプラグ2が外れ
てしまうからである。そして、かかる抜けを防止する手
段として、突起19と凹所20がソケット3およびプラ
グ2に設けられている。
る継手1は、ソケット3の内周面に偏心溝17を設けて
おり、これに円輪状の偏心リング7をしっかりと位置決
めして係合させなければならない。偏心溝17以外の内
周面に偏心リング7は係合せず、嵌着後に周方向にずれ
ると係合状態が解除されソケット3からプラグ2が外れ
てしまうからである。そして、かかる抜けを防止する手
段として、突起19と凹所20がソケット3およびプラ
グ2に設けられている。
【0038】しかし、このように周方向の動きを封じて
しまうと、取付け場所によってはホースにねじれが生じ
てしまうばあいが多々あり、このねじれを吸収するため
にホースにある程度の長さが必要となる。また、配管の
レイアウトに融通がきかなくなる。
しまうと、取付け場所によってはホースにねじれが生じ
てしまうばあいが多々あり、このねじれを吸収するため
にホースにある程度の長さが必要となる。また、配管の
レイアウトに融通がきかなくなる。
【0039】そこで、とくにこの欠点を改良した継手の
他の実施例を図7および図8に基づいて説明する。図7
は本発明の継手のさらに他の実施例を示す組立前一部切
欠斜視図、図8は図7の継手の作動を示す要部断面図で
ある。
他の実施例を図7および図8に基づいて説明する。図7
は本発明の継手のさらに他の実施例を示す組立前一部切
欠斜視図、図8は図7の継手の作動を示す要部断面図で
ある。
【0040】図7において、ソケット41はその内径側
に円環状溝42を有している。この円環状溝42はソケ
ット41の軸と同軸であり、その底には径方向に向かっ
て貫通された貫通孔43が適宜(図7に示す実施例では
等分位置に4つ)設けられており、この貫通孔43に径
の小さいピンなどを挿入することにより、後述する偏心
リング44の付勢を解き、ソケット41からプラグ45
を離脱させることができる。
に円環状溝42を有している。この円環状溝42はソケ
ット41の軸と同軸であり、その底には径方向に向かっ
て貫通された貫通孔43が適宜(図7に示す実施例では
等分位置に4つ)設けられており、この貫通孔43に径
の小さいピンなどを挿入することにより、後述する偏心
リング44の付勢を解き、ソケット41からプラグ45
を離脱させることができる。
【0041】偏心リング44は円輪形状を呈しており、
その外径側44aはソケット41の内径にほぼ等しく、
内径側44bはコイルスプリング47によって付勢され
る方向(矢印B方向)に細長い長孔形状に形成されてい
る。この内径側44bの長手方向の一端には、プラグ4
5の取付溝46に設けられたコイルスプリング47を係
止させる溝44cが形成されている。内径側44bの長
孔の形状は、図8に示されるように、2つの半円を長手
方向に連結してなる陸上のトラック形状を呈しているこ
とが好ましい。取付溝46の底46aの周りを偏心リン
グ44が矢印C方向に移動するときに、無駄な隙間が生
ぜず、偏心リング44およびプラグ41の大きさを最小
限にすることができ、効率的であるからである。この内
径側44bの形状は、取付溝46の底46aの直径に偏
心リング44の移動量を加えた長さの直径を有する円と
することも可能である。また、長孔であれば、長方形や
楕円形なども可能であるが、前述したように部品の経済
性、コンパクト化、強度などの理由によりトラック形状
が最適である。
その外径側44aはソケット41の内径にほぼ等しく、
内径側44bはコイルスプリング47によって付勢され
る方向(矢印B方向)に細長い長孔形状に形成されてい
る。この内径側44bの長手方向の一端には、プラグ4
5の取付溝46に設けられたコイルスプリング47を係
止させる溝44cが形成されている。内径側44bの長
孔の形状は、図8に示されるように、2つの半円を長手
方向に連結してなる陸上のトラック形状を呈しているこ
とが好ましい。取付溝46の底46aの周りを偏心リン
グ44が矢印C方向に移動するときに、無駄な隙間が生
ぜず、偏心リング44およびプラグ41の大きさを最小
限にすることができ、効率的であるからである。この内
径側44bの形状は、取付溝46の底46aの直径に偏
心リング44の移動量を加えた長さの直径を有する円と
することも可能である。また、長孔であれば、長方形や
楕円形なども可能であるが、前述したように部品の経済
性、コンパクト化、強度などの理由によりトラック形状
が最適である。
【0042】プラグ45の形状は図1および図2に示さ
れるプラグ2と同様であり、ガイドリング48とスナッ
プリング49とにより取付溝46が形成されている。た
だし、コイルスプリング47が周方向のどの位置にある
かが、ソケット41に嵌着した状態で分からないと、後
述するようにピン50をどの貫通孔43に挿入したらよ
いかが分からないのでマーカーMをプラグ45の外周面
に設けておくとよい。このマーカーMは油性ペイントや
マジックインクなどで書いてもよいが、浅い傷をつけて
おくようにすると消えることがないので好ましい。
れるプラグ2と同様であり、ガイドリング48とスナッ
プリング49とにより取付溝46が形成されている。た
だし、コイルスプリング47が周方向のどの位置にある
かが、ソケット41に嵌着した状態で分からないと、後
述するようにピン50をどの貫通孔43に挿入したらよ
いかが分からないのでマーカーMをプラグ45の外周面
に設けておくとよい。このマーカーMは油性ペイントや
マジックインクなどで書いてもよいが、浅い傷をつけて
おくようにすると消えることがないので好ましい。
【0043】なお、請求項にいう付勢手段とは、図に示
すようなコイルスプリング47(あるいはコイルスプリ
ング9)であることが好ましいがリーフスプリングやウ
レタンゴムなどでもよく、本発明においてとくに限定さ
れるものではない。
すようなコイルスプリング47(あるいはコイルスプリ
ング9)であることが好ましいがリーフスプリングやウ
レタンゴムなどでもよく、本発明においてとくに限定さ
れるものではない。
【0044】次に、図8に基づいて図7の継手の作動を
説明する。図8は嵌着状態にあるソケット41とプラグ
45を円環状溝42の位置で輪切りにしたものである。
したがって、42aは円環状溝42の底を示し、46a
はプラグ45に形成された取付溝46の底を示す。44
は偏心リングである。
説明する。図8は嵌着状態にあるソケット41とプラグ
45を円環状溝42の位置で輪切りにしたものである。
したがって、42aは円環状溝42の底を示し、46a
はプラグ45に形成された取付溝46の底を示す。44
は偏心リングである。
【0045】プラグ45をソケット41に押し込む際、
偏心リング44はソケット41の入り口側内端に押され
て偏心状態を解除され、プラグ45をソケット41内に
押し込むことができる。しかし、偏心リング44はソケ
ット41の円環状溝42に達するとコイルスプリング4
7の付勢力によって図8の図面上、上方向に移動し円環
状溝42の底42aに押圧され係止状態になる。こうし
てプラグ45は軸方向の動きを制限され抜けなくなる。
しかし、偏心リング44は円環状溝42のどの位置にも
係止可能であり、周方向にいくらでも回転させることが
できる。したがって、作業者は限られた取り付け場所で
ホースを繋いだあと、ねじれが生じても簡単にプラグ4
5を回転させてこのねじれをなくすることができる。し
たがって、ねじれを吸収するために必要であったある程
度の長さのホースを省くことができるとともに、配管の
レイアウトのフレキシビリティーを向上させることがで
きる。
偏心リング44はソケット41の入り口側内端に押され
て偏心状態を解除され、プラグ45をソケット41内に
押し込むことができる。しかし、偏心リング44はソケ
ット41の円環状溝42に達するとコイルスプリング4
7の付勢力によって図8の図面上、上方向に移動し円環
状溝42の底42aに押圧され係止状態になる。こうし
てプラグ45は軸方向の動きを制限され抜けなくなる。
しかし、偏心リング44は円環状溝42のどの位置にも
係止可能であり、周方向にいくらでも回転させることが
できる。したがって、作業者は限られた取り付け場所で
ホースを繋いだあと、ねじれが生じても簡単にプラグ4
5を回転させてこのねじれをなくすることができる。し
たがって、ねじれを吸収するために必要であったある程
度の長さのホースを省くことができるとともに、配管の
レイアウトのフレキシビリティーを向上させることがで
きる。
【0046】また、プラグ45をソケット41から離脱
させるときには、ピン50を貫通孔43に挿入して偏心
リング44を図8の図面上、下方向に押す。こうするこ
とによってプラグ45およびソケット41を同軸状にし
て係合状態を解除することができ、プラグ45を引き出
すことができる。どの貫通孔43に入れるのが最適であ
るか、すなわち、周方向のどの部分にコイルスプリング
47が位置し偏心リングを偏心させているかは、図7に
示されるマーカーMによって知ることができる。
させるときには、ピン50を貫通孔43に挿入して偏心
リング44を図8の図面上、下方向に押す。こうするこ
とによってプラグ45およびソケット41を同軸状にし
て係合状態を解除することができ、プラグ45を引き出
すことができる。どの貫通孔43に入れるのが最適であ
るか、すなわち、周方向のどの部分にコイルスプリング
47が位置し偏心リングを偏心させているかは、図7に
示されるマーカーMによって知ることができる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、たとえ高圧流体用の配
管であっても容易かつ確実にパイプやホースの接続およ
び分離が可能であり、シール機能も充分に発揮される。
しかも、構造がシンプルであるため、強靭かつ安価であ
る。
管であっても容易かつ確実にパイプやホースの接続およ
び分離が可能であり、シール機能も充分に発揮される。
しかも、構造がシンプルであるため、強靭かつ安価であ
る。
【0048】また、ソケットの内周面に円環状溝を形成
し、円輪状の偏心リングを係止させるようにしたばあい
には、ソケットとプラグの相対的な回転が可能になり、
配管のレイアウトのフレキシビリティを向上させること
ができる。さらに、閉止膜部材を有する方の配管に内部
流体を充填したままであっても、外部への漏れなく容易
に連結作業を行うことができる。
し、円輪状の偏心リングを係止させるようにしたばあい
には、ソケットとプラグの相対的な回転が可能になり、
配管のレイアウトのフレキシビリティを向上させること
ができる。さらに、閉止膜部材を有する方の配管に内部
流体を充填したままであっても、外部への漏れなく容易
に連結作業を行うことができる。
【図1】本発明の継手の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の継手の組立前一部切欠斜視図である。
【図3】本発明の継手の他の実施例におけるプラグを示
す組立前一部切欠斜視図である。
す組立前一部切欠斜視図である。
【図4】本発明の継手のさらに他の実施例を示す連結前
断面図である。
断面図である。
【図5】図4の継手における密閉部材の一例を示す斜視
図である。
図である。
【図6】図4の継手におけるカッターの一例を示す斜視
図である。
図である。
【図7】本発明の継手の他の実施例を示す組立前一部切
欠斜視図である。
欠斜視図である。
【図8】図7の継手の作動を示す断面図である。
【図9】従来の継手の一例を示す要部断面図である。
1、25 継手 2、22、26 プラグ 3、27 ソケット 7、23 偏心リング 9 コイルスプリング 14 Oリング 17 偏心溝 19 突起 20 凹所 29 閉止膜部材 31 カッター 41 ソケット 42 円環状溝 43 貫通孔 44 偏心リング 45 プラグ 46 取付溝 47 コイルスプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 孝博 姫路市別所町佐土1118番地 株式会社ニ チリン姫路工場内 (56)参考文献 特開 昭50−47219(JP,A) 実開 昭50−23716(JP,U) 実開 昭51−91324(JP,U) 実開 昭51−6522(JP,U) 特公 昭46−37557(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 37/00 - 37/28
Claims (4)
- 【請求項1】 それぞれが実質的に円筒状を呈するプラ
グと該プラグがその内径側に嵌着されうるソケットとか
らなり、前記プラグのまわりに、付勢手段によってプラ
グと偏心する方向に付勢され、かつプラグの軸方向に実
質的に移動不能にされた円輪状の偏心リングが遊嵌され
ており、前記ソケットの内周面には、偏心状態にある前
記偏心リングが係合しうる、ソケットの軸から偏心した
部分円形状の偏心溝が形成されており、該偏心溝底部に
偏心リング押圧用の貫通孔が穿設されており、前記プラ
グおよびソケットのうちいずれか一方にたがいの接合部
をシールするためのシール部材が備えられてなるワンタ
ッチ継手であって、前記プラグおよびソケットのうちい
ずれか一方にその内径側通路を閉塞するための閉止膜部
材が形成されており、他方に、その内径側通路を保持し
つつ前記閉止膜部材を破壊するための破壊手段が備えら
れてなるワンタッチ継手。 - 【請求項2】 前記プラグおよびソケットのうちいずれ
か一方に係止突起が形成されており、他方に前記係止突
起が係止しうる凹所が形成されており、前記係止によっ
てプラグとソケットとの軸まわりの相対回転が不能にさ
れるように構成されてなる請求項1記載のワンタッチ継
手。 - 【請求項3】 前記偏心リングが、プラグにその軸に垂
直な方向に係止されたU字状部材を外方から円輪状とな
るように湾曲されて形成されたリングから構成されてな
る請求項1記載のワンタッチ継手。 - 【請求項4】 それぞれが実質的に円筒状を呈するプラ
グと該プラグとがその内径側に嵌着されうるソケットと
からなり、前記プラグのまわりに、付勢手段によってプ
ラグと偏心する方向に付勢され、かつプラグの軸方向に
実質的に移動不能にされた円輪状の偏心リングが遊嵌さ
れており、前記ソケットの内周面には、偏心状態にある
前記偏心リングが係合しうる、ソケットの軸と同軸の円
環状溝が形成されており、該円環状溝の底部に偏心リン
グ押圧用の貫通孔が穿設されており、前記プラグおよび
ソケットのうちいずれか一方にたがいの接合部をシール
するためのシール部材が備えられてなるワンタッチ継手
であって、前記プラグおよびソケットのうちいずれか一
方にその内径側通路を閉塞するための閉止膜部材が形成
されており、他方に、その内径側通路を保持しつつ前記
閉止膜部材を破壊 するための破壊手段が備えられてなる
ワンタッチ継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1158794A JP2942455B2 (ja) | 1993-11-02 | 1994-02-03 | ワンタッチ継手 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-274508 | 1993-11-02 | ||
JP27450893 | 1993-11-02 | ||
JP1158794A JP2942455B2 (ja) | 1993-11-02 | 1994-02-03 | ワンタッチ継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07174279A JPH07174279A (ja) | 1995-07-11 |
JP2942455B2 true JP2942455B2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=26347034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1158794A Expired - Fee Related JP2942455B2 (ja) | 1993-11-02 | 1994-02-03 | ワンタッチ継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2942455B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1286624B1 (it) * | 1996-05-10 | 1998-07-15 | Mattioli Eng Srl | Apparecchiatura a componenti sterili monouso,per trattamenti di dermoabrasione mediante getti di sostanze riducenti |
IT1288753B1 (it) * | 1996-10-14 | 1998-09-24 | Gevipi Ag | Dispositivo per il raccordo di un apparecchio idraulico ad un componente esterno. |
JP3590843B2 (ja) * | 1997-09-04 | 2004-11-17 | 日本発条株式会社 | 配管着脱装置 |
JP6250572B2 (ja) * | 2015-02-05 | 2017-12-20 | ヤマホ工業株式会社 | 液体散布装置の噴管ユニット |
CN106247596B (zh) * | 2016-09-22 | 2021-11-19 | 姜维雁 | 空调密封排水管及固定环扣 |
JP6793963B2 (ja) * | 2018-06-06 | 2020-12-02 | ヤマホ工業株式会社 | 液体散布装置の噴管ユニット |
-
1994
- 1994-02-03 JP JP1158794A patent/JP2942455B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07174279A (ja) | 1995-07-11 |
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