JP2017170786A - 不燃シート - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、不燃性を有する不燃シートを提供することを目的とする。【解決手段】不燃シート10は、ガラスクロス1の一方の面に、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を含有する第1接着剤層5を介して化粧シート2が貼り付けられている。また、化粧シート2は、ポリプロピレン系樹脂とポリエチレン系樹脂との混合樹脂を含有する樹脂フィルム2Dと、樹脂フィルム2Dのガラスクロス1と反対側の面に形成された印刷インキ層2Cと、印刷インキ層2Cの樹脂フィルム2Dと反対側の面に第2接着剤層と2B、第2接着剤層2Bの印刷インキ層2Cと反対側の面に形成された表面保護層2Aと、樹脂フィルム2Dのガラスクロス1側の面に形成された裏面プライマー層2Eとを有する。そして、樹脂フィルム2Dの厚さは、0.054[mm]以上0.066[mm]以下であり、第1接着剤層5の質量は、35.2[g/m2]以下である。【選択図】図1

Description

本発明は、不燃シートに関する。
近年、建築物の膜天井等に用いられるシート状部材には、火災時の安全性確保のため不燃性の要請が高まっている(特許文献1等参照)。例えば、一定の規模・用途に供する、居室や廊下・階段等の避難経路等の膜天井等には、その要求性能に応じた防火材料を用いなければならないことが、法律(建築基準法施行令第129条)で義務付けられている。
特開2014−040034号公報
本発明は、上述したような点に着目してなされたもので、不燃性を有する不燃シートを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、ガラスクロスの一方の面に、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を含有する第1接着剤層を介して化粧シートが貼り付けられており、化粧シートは、ポリプロピレン系樹脂とポリエチレン系樹脂との混合樹脂を含有する樹脂フィルムと、樹脂フィルムのガラスクロスと反対側の面に形成された印刷インキ層と、印刷インキ層の樹脂フィルムと反対側の面に第2接着剤層と、第2接着剤層の印刷インキ層と反対側の面に形成された表面保護層と、樹脂フィルムのガラスクロス側の面に形成された裏面プライマー層とを有し、樹脂フィルムの厚さは、0.054[mm]以上0.066[mm]以下であり、第1接着剤層の質量は、35.2[g/m2]以下であることを特徴とする。
本発明の不燃シートが有する不燃性は、ISO5660−1に準拠したコーンカロリ燃焼試験に準拠し、不燃シートの時間に対する総発熱量及び時間に対する発熱速度を求めた際に、(i)加熱開始後20分間の総発熱量が8[MJ/m2]以下であり、(ii)加熱開始後20分間、最大発熱速度が10秒以上継続して200[kW/m2]を超えず、かつ(iii)加熱開始後20分間、防火上有害な裏面まで貫通する亀裂及び穴がないことを満たす不燃性である。
本発明の一態様では、ガラスクロスを基材とすると共に、樹脂フィルムの厚さと第1接着剤層の質量とを小さくしたため、有機質料を低減することができる。それゆえ、燃焼量を低減でき、不燃性を有する不燃シートを提供することができる。
本発明の実施形態の不燃シートを示す断面図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
ここで、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なる。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための構成を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造等が下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(構成)
図1に示すように、本実施形態の不燃シート10は、ガラスクロス1の一方の面に、第1接着剤層5を介して化粧シート2が貼り付けられてシート状に形成されている。
不燃シート10の化粧シート2側の面(後述する表面保護層2A)の形状は、平滑または凹凸形状とする。凹凸形状の最大深さは、例えば、0.044[mm]程度とする。
また、不燃シート10の厚さは、例えば、0.170[mm]以上0.575[mm]以下とする。また、質量は、191[g/m2]以上415.7[g/m2]以下とする。
(ガラスクロス1)
ガラスクロス1は、ガラス繊維を織って形成したクロスである。ガラス繊維としては、例えば、Eガラス、表面処理剤(接着性を向上させる集束剤、シラン化合物等)を含むものを使用できる。ガラスクロス1の組成(ガラス繊維の組成)は、例えば、Eガラスを97質量以上99質量%以下、表面処理剤を1質量%以上3質量%以下含むものとする。
また、織り方は、例えば、平織りとする。さらに、糸番手は、例えば、縦糸を68.5[tex]、横糸を68.5[tex]とし、織密度は、例えば、縦糸を42[本/25mm]以上46[本/25mm]以下、横糸を31[本/25mm]以上35[本/25mm]以下とする。
また、ガラスクロス1の厚さは、例えば、0.17[mm]以上0.21[mm]以下とする。さらに、ガラスクロス1の質量は、例えば、190.8[g/m2]以上233.2[g/m2]以下(有機質量2.0[g/m2]以上6.4[g/m2]以下)とする。
(化粧シート2)
化粧シート2は、樹脂フィルム2Dと、樹脂フィルム2Dのガラスクロス1と反対側の面に形成された印刷インキ層2Cと、印刷インキ層2Cの樹脂フィルム2Dと反対側の面に形成された第2接着剤層2Bと、第2接着剤層2Bの印刷インキ層2Cと反対側の面に形成された表面保護層2Aとを有している。なお、第2接着剤層2Bは、印刷インキ層2Cが形成されていない場所、つまり、インキが塗布されていない場所においては、樹脂フィルム2D上に形成されることになる。また、化粧シート2は、樹脂フィルム2Dのガラスクロス1側の面に形成された裏面プライマー層2Eを有している。
(樹脂フィルム2D)
樹脂フィルム2Dは、ポリプロピレン系樹脂とポリエチレン系樹脂との混合樹脂を含有するポリプロピレン樹脂系フィルムである。また、樹脂フィルム2Dには、必要に応じて、無機顔料(炭酸カルシウム、酸化鉄、酸化チタン等)、有機添加剤を添加してもよい。樹脂フィルム2Dの組成は、例えば、混合樹脂を67.57質量%以上88.69質量%以下、無機顔料を5.55質量%以上18.62質量%以下、有機添加剤を2.75質量%以上13.81質量%以下含むものとする。
また、樹脂フィルム2Dの厚さは、例えば、0.066[mm]以下とし、厚さを薄くする。これにより、燃焼量を低下させる。なお、厚さの下限値は、例えば、樹脂フィルム2Dの強度等を考慮して、0.054[mm]以上とする。また、樹脂フィルム2Dの質量は、例えば、64.02[g/m2]以下(有機質量55.0[g/m2]以下)とする。
また、樹脂フィルム2Dの有機質量割合は、94.45質量%以下とする。なお、有機質量が49.7[g/m2]より大きく49.8[g/m2]以下である場合には、有機質量割合は92.75質量%以下とする。また、有機質料が49.8[g/m2]より大きく55.0[g/m2]以下の場合には、有機質量割合は91.44質量%以下とする。
(印刷インキ層2C)
印刷インキ層2Cは、不燃シート10の意匠性を向上するためにウレタン樹脂系インキによる印刷で形成された層である。ウレタン樹脂系インキとしては、例えば、ウレタン樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂、無機顔料を含むものを使用できる。印刷インキ層2Cの組成は、例えば、ウレタン樹脂を60.2質量%以上70.0質量%以下、塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂を25.8質量%以上30.0質量%以下、無機顔料を0質量%以上14.0質量%以下含むものとする。印刷方法としては、例えば、インクジェットヘッドからインク滴を吹き付けるインクジェット印刷法、グラビア印刷法を採用できる。
また、印刷インキ層2Cの質量は、例えば、7.59[g/m2]以下(固形量)(有機質量7.59[g/m2])以下とする。
(第2接着剤層2B)
第2接着剤層2Bは、印刷インキ層2C(インキが塗布されていない場所においては、樹脂フィルム2D)と表面保護層2Aとを接着するための接着剤層である。第2接着剤層2Bは、第1ウレタン樹脂系接着剤層2Bbと、第1ウレタン樹脂系接着剤層2Bbの表面保護層2A側の面に形成された第2ウレタン樹脂系接着剤層2Baとを有している。
第1ウレタン樹脂系接着剤層2Bb及び第2ウレタン樹脂系接着剤層2Baのそれぞれは、ウレタン樹脂系接着剤で形成された層である。第1ウレタン樹脂系接着剤層2Bb及び第2ウレタン樹脂系接着剤層2Baの組成は、例えば、ウレタン樹脂を100質量%含むものとする。また、第1ウレタン樹脂系接着剤層2Bbの質量は、5.58[g/m2]以上6.82[g/m2]以下(固形量)(有機質量6.82[g/m2]以下)とする。さらに、第2ウレタン樹脂系接着剤層2Baの質量は、1.17[g/m2]以上1.43[g/m2]以下(固形量)(有機質量1.43[g/m2]以下)とする。
(表面保護層2A)
表面保護層2Aは、不燃シート10の表面を保護するためにアクリル樹脂系フィルムで形成された層である。アクリル樹脂系フィルムとしては、例えば、アクリル樹脂、フッ素樹脂、有機質添加剤(ベンゾトアゾール系、ヒンダードアミン系)を含むものを使用できる。表面保護層2Aの組成は、例えば、アクリル樹脂を69.3質量%以上84.7質量%以下、フッ素樹脂を17.1質量%以上20.9質量%以下、有機質添加剤を3.6質量%以上4.4質量%以下含むものとする。フィルム(表面保護層2A)の製造方法としては、例えば、耐候性を考慮すると、キャスト法等の硬度を向上可能なものが好ましい。
また、表面保護層2Aの厚さは、例えば、0.05511[mm]以下とし、質量は、65.45[g/m2]以下(固形量)(有機質量65.45[g/m2]以下)とする。
ここで、表面保護層2Aの表面には、意匠性を付与するために凹凸模様が形成されていてもよい。凹凸模様としては、木目板導管溝、石板表面凹凸(花崗岩劈開面等)、布表面テクスチャア、梨地、砂目、ヘアライン等が例示される。
(裏面プライマー層2E)
裏面プライマー層2Eは、接着性の向上のためにウレタン樹脂系プライマーで形成された層である。ウレタン樹脂系プライマーとしては、例えば、ウレタン樹脂、無機顔料(シリカ等)を含むものを使用できる。裏面プライマー層2Eの組成は、例えば、ウレタン樹脂を56.0以上64.0以下、無機顔料を36.0以上44.0以下含むものとする。
また、裏面プライマー層2Eの質量は、1.925[g/m2]以下(固形量)(有機質量1.155[g/m2]以下)とする。
(第1接着剤層5)
第1接着剤層5は、ガラスクロス1と化粧シート2(裏面プライマー層2E)とを接着するためにエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂系接着剤で形成される層である。エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂系接着剤としては、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、無機顔料(シリカ等)を含むものを使用できる。エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂系接着剤の組成は、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を80.3質量%以上81.3質量%以下、無機顔料を19.2質量%以上19.7質量%以下含むものとする。
また、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂系接着剤の質量は、35.2[g/m2]以下(固形量)(有機質量28.49[g/m2]以下)とする。
(作用その他)
以上の構成の不燃シート10では、ガラスクロス1を基材とすると共に、樹脂フィルム2Dにポリプロピレン系樹脂とポリプロピレン系樹脂との混合樹脂を含有させ、第1接着剤層5にエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を含有させ、更に、樹脂フィルム2Dの厚さを0.045[mm]以上0.066[mm]以下とし、第1接着剤層5の質量を35.2[g/m2]以下、つまり、小さくしたため、有機質量を低減することができる。それゆえ、燃焼量を低減でき、不燃性を有する不燃シート10を提供することができる。
本発明の不燃シート10が有する不燃性は、ISO5660−1に準拠したコーンカロリ燃焼試験に準拠し、不燃シート10の時間に対する総発熱量及び時間に対する発熱速度を求めた際に、(i)加熱開始後20分間の総発熱量が8[MJ/m2]以下であり、(ii)加熱開始後20分間、最大発熱速度が10秒以上継続して200[kW/m2]を超えず、かつ(iii)加熱開始後20分間、防火上有害な裏面まで貫通する亀裂及び穴がないことを満たす不燃性である。
また、本実施形態の不燃シート10では、表面保護層2Aとしてアクリル樹脂系フィルムを用いたため、硬度を高めることができ、耐候性を向上できる。
さらに、本実施形態の不燃シート10では、樹脂成分として、塩化ビニル樹脂を含まないため、燃焼時にダイオキシン等の有害物質の発生を防止できる。
また、本実施形態の不燃シート10では、比較的質量を軽くすることができ、2[kg/m2]以下の膜天井を実現できる。膜天井は素材が軽く、柔らかい為、大きな変形や衝撃に耐えることが出来るだけでなく、万が一落下しても軽いので、安全性が高く、さらに内天井からの落下物に対し、防止ネットのような役割もある。平成25年8月に国土交通省より、特定天井並びに天井脱落に関する対策、措置が示された。施行は平成26年4月である。これにより、特定天井(吊り天井で、高さ6m以上、200m2以上、単位面積質量2[kg/m2]以上、居室、廊下、その他人が日常利用する場所に設けられる)に対しては、構造耐久力上安全な構造形式が義務化された。単位面積質量2[kg/m2]以下の天井材は、特定天井対象外となり、複雑な構造設計が不要で材料代、工事代を抑制できる。
次に、本発明の不燃シート10の実施例について説明する。
下記の構成で、本実施例の不燃シート10を作成した。
本実施例では、燃焼量を考慮して、有機質量が最大となる使用を選定した。なお、樹脂フィルム2Dについては、有機質割合が最大となる使用を選定した。
(化粧シート2)
樹脂フィルム2Dの一方の面に、印刷により印刷インキ層2Cを形成した。樹脂フィルム2Dの組成は、ポリプロピレン系樹脂とポリエチレン系樹脂との混合樹脂を86.96質量%、有機添加剤を7.49質量%、無機顔料を5.55質量%含むものとした。また、樹脂フィルム2Dの厚さは0.06[mm]とし、質量は52.6[g/m2](有機質量49.7[g/m2])とした。また、有機質割合は、49.45質量%[g/m2]とした。
また、印刷インキ層2Cの組成は、ウレタン樹脂を70.0質量%、塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂を30.0質量%、無機顔料を0質量%含むものとした。また、印刷インキ層2Cの質量は、6.9[g/m2](固形量)(有機質量6.9[g/m2])とした。
続いて、印刷インキ層2Cの上に、第2接着剤層2B(第1ウレタン樹脂系接着剤層2Bb、第2ウレタン樹脂系接着剤層2Ba)を形成した。第1ウレタン樹脂系接着剤層2Bb及び第2ウレタン樹脂系接着剤層2Baの組成は、ウレタン樹脂を100質量%含むものとした。また、第1ウレタン樹脂系接着剤層2Bbの質量は、6.2[g/m2]以下(固形量)(有機質量6.2[g/m2]以下)とした。さらに、第2ウレタン樹脂系接着剤層2Baの質量は、1.3[g/m2](固形量)(有機質量1.3[g/m2]以下)とした。
続いて、第2接着剤層2Bを介して、印刷インキ層2Cに表面保護層2Aを貼り付けた。表面保護層2Aの組成は、アクリル樹脂を77.0質量%、フッ素樹脂を19.0質量%、有機質添加剤を4.0質量%含むものとした。また、厚さは0.0501[mm]とし、質量は59.5[g/m2](固形量)(有機質量59.5[g/m2])とした。
続いて、樹脂フィルム2Dの他方の面に、裏面プライマー層2Eを形成した。裏面プライマー層2Eの組成は、ウレタン系樹脂を60.0質量%、無機顔料を40.0質量%含むものとし、質量は1.75[g/m2](固形量)(有機質量1.05[g/m2])とした。
(第1接着剤層5)
続いて、裏面プライマー層2Eの上に、第1接着剤層5を形成した。第1接着剤層5の組成は、エチレン−酢酸ビニル共重合系樹脂を80.8質量%、無機顔料を19.2質量%含むものとした。第1接着剤層5の質量は、32.0[g/m2](固形量)(有機質量25.9[g/m2])とした。
(ガラスクロス1)
続いて、第1接着剤層5を介して、ガラスクロス1の一方の面に化粧シート2を貼り付けた。ガラスクロス1の組成は、Eガラスを98質量%、表面処理剤を2質量%含むものとした。また、織り方は、平織りとし、糸番手は、縦糸を68.5[tex]、横糸を68.5[tex]とした。さらに、織密度は、縦糸を44[本/25mm]、横糸を33[本/25mm]とした。厚さは、0.190[mm]とし、質量は、212.0[g/m2](有機質量4.2[g/m2])とした。
(評価)
(不燃試験)
上記構成の不燃シート10に対し、コーンカロリーメーターを用いた試験方法(ISO5660−1に準拠)にて、燃焼性を確認した。試験は3つのサンプルにて実施した。
試験結果を下記表1に示す。表1より、3回のサンプルの試験とも総発熱量が4.6[MJ/m2]以下であり、またいずれも10秒以上継続して200[kW/m2]を超えることがなかった。また、加熱開始後20分間、裏面に達する亀裂が発生しなかった。このように、本発明に基づく不燃シート10は、不燃材の規格を満足していることが確認できた。
Figure 2017170786
1 ガラスクロス
2 化粧シート
2A 表面保護層
2B 第2接着剤層
2Ba 第2ウレタン樹脂系接着剤層
2Bb 第1ウレタン樹脂系接着剤層
2C 印刷インキ層
2D 樹脂フィルム
2E 裏面プライマー層
5 第1接着剤層
10 不燃シート

Claims (3)

  1. ガラスクロスの一方の面に、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を含有する第1接着剤層を介して化粧シートが貼り付けられており、
    前記化粧シートは、ポリプロピレン系樹脂とポリエチレン系樹脂との混合樹脂を含有する樹脂フィルムと、前記樹脂フィルムの前記ガラスクロスと反対側の面に形成された印刷インキ層と、前記印刷インキ層の前記樹脂フィルムと反対側の面に第2接着剤層と、前記第2接着剤層の前記印刷インキ層と反対側の面に形成された表面保護層と、前記樹脂フィルムの前記ガラスクロス側の面に形成された裏面プライマー層とを有し、
    前記樹脂フィルムの厚さは、0.054[mm]以上0.066[mm]以下であり、
    前記第1接着剤層の質量は、35.2[g/m2]以下であることを特徴とする不燃シート。
  2. 前記第1接着剤層は、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を80.3質量%以上81.3質量%以下、無機顔料を19.2質量%以上19.7質量%以下含んでいることを特徴とする請求項1に記載の不燃シート。
  3. 前記樹脂フィルムは、前記混合樹脂を67.57質量%以上88.69質量%以下、無機顔料を5.55質量%以上18.62質量%以下、有機添加剤を2.75質量%以上13.81質量%以下含んでいることを特徴とする請求項1または2に記載の不燃シート。
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