JP2017170112A - 聴診器 - Google Patents

聴診器 Download PDF

Info

Publication number
JP2017170112A
JP2017170112A JP2016242407A JP2016242407A JP2017170112A JP 2017170112 A JP2017170112 A JP 2017170112A JP 2016242407 A JP2016242407 A JP 2016242407A JP 2016242407 A JP2016242407 A JP 2016242407A JP 2017170112 A JP2017170112 A JP 2017170112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
stethoscope
human body
chest piece
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016242407A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6363158B2 (ja
Inventor
晋平 小川
Shimpei Ogawa
晋平 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AMI CO Ltd
Original Assignee
AMI CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AMI CO Ltd filed Critical AMI CO Ltd
Priority to PCT/JP2017/010506 priority Critical patent/WO2017159752A1/ja
Priority to US16/086,008 priority patent/US11116473B2/en
Publication of JP2017170112A publication Critical patent/JP2017170112A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6363158B2 publication Critical patent/JP6363158B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B7/00Instruments for auscultation
    • A61B7/02Stethoscopes
    • A61B7/04Electric stethoscopes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B7/00Instruments for auscultation
    • A61B7/02Stethoscopes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/24Detecting, measuring or recording bioelectric or biomagnetic signals of the body or parts thereof
    • A61B5/25Bioelectric electrodes therefor
    • A61B5/279Bioelectric electrodes therefor specially adapted for particular uses
    • A61B5/28Bioelectric electrodes therefor specially adapted for particular uses for electrocardiography [ECG]
    • A61B5/282Holders for multiple electrodes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/68Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient
    • A61B5/6801Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient specially adapted to be attached to or worn on the body surface
    • A61B5/6843Monitoring or controlling sensor contact pressure
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B2562/00Details of sensors; Constructional details of sensor housings or probes; Accessories for sensors
    • A61B2562/06Arrangements of multiple sensors of different types
    • A61B2562/066Arrangements of multiple sensors of different types in a matrix array

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Abstract

【課題】聴診器のチェストピースが適切に体表面に接触していることが、遠隔の医師等にも認識できるような構造を有する聴診器を提供することを課題とする。
【解決手段】聴診器として、チェストピースと、チェストピース内又はチェストピースに接続される中空管に設けられるマイクロフォンとからなる聴診器部と、当接することで接触を検知するセンサーであって、接触を検知する状態において、前記チェストピースの人体への接触面と同じか、当該接触面よりも若干人体から離れる側に、当接端が位置するように前記チェストピースに固定される人体への接触を検知するセンサーとを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、チェストピースが確実に人体に接触していることを、遠方の第三者が認識することができる聴診器に関する。
テレビ電話などを用いた遠隔診療において、聴診器による診断を行なう場合、マイクロフォンを内蔵したチェストピースを有する聴診器を患者自身が自己の身体に接触させて、心音などをマイクロフォンで電気信号に変換し、これを通信により遠隔の医師に送信するという方法が用いられる。
しかし、患者は聴診器の使用に慣れておらず、チェストピースが体表面に適切に接触できていないことがある。このような場合、従来の聴診器では、遠隔の映像からの視覚情報を見て、チェストピースが適切に体に接触しているかどうかを医師が判断をすることは非常に困難であり、チェストピースが体表面に適切に接触していないことによる誤診を招く恐れがあった。
本発明はこのような観点に鑑みて、聴診器のチェストピースが適切に体表面に接触していることが、遠隔の医師等にも認識できるような構造を有する聴診器を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成を有する。
請求項1に記載の発明は、チェストピースと、チェストピース内又はチェストピースに接続される中空管に設けられるマイクロフォンとからなる聴診器部と、当接することで接触を検知するセンサーであって、接触を検知する状態において、前記チェストピースの人体への接触面と同じか、当該接触面よりも若干人体から離れる側に、当接端が位置するように前記チェストピースに固定される人体への接触を検知するセンサーとを有する聴診器である。なお、前記センサーには、接触端が人体へ接触することによる電気抵抗の変化を検知するもの、接触端が人体へ接触する圧力を検知するもの、接触端により人体の温度を検知するもの、人体に接触することで接触端が押圧されスイッチが入るプッシュスイッチなどが例示される。
請求項2に記載の発明は、前記聴診器において、前記センサーの当接端は、前記チェストピースの回りの3箇所に設けられるものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の聴診器において前記チェストピースの接触面は円形であって、前記センサーの当接端は2箇所に設けられるとともに、当接端を結ぶ線分の前記当接面を含む平面への投影が前記チェストピースの中心又は中心近傍を通るように形成されるものである。
請求項4に記載の発明は、前記聴診器において、前記センサーの当接端は、前記チェストピースの人体への接触面よりも若干人体から離れる側に位置するものである。
請求項5に記載の発明は、前記聴診器において、前記センサーの当接端は複数有り、前記チェストピースの人体の接触面と反対側に、全ての前記当接端によって人体に接触したことが検知されたときに光るランプが設けられるものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1から4記載の聴診器において、前記前記センサーの当接端は複数有り、前記チェストピースの人体の接触面と反対側に、個々の前記当接端ごとに、当接端によって人体に接触したことが検知されたときに光るランプが設けられるものである。
請求項7に記載の発明は、前記聴診器において、前記センサーの当接端は、前記チェストピースに対して接触方向に沿って相対的に移動可能であって、弾性体によって前記チェストピースの人体への接触面よりも若干人体から離れる側に位置するよう付勢され、チェストピースを人体に押しつけることで接触面側に移動するよう形成されるものである。
請求項8に記載の発明は、前記聴診器において、前記センサーは、少なくともプラス電極とマイナス電極とを含む心電図測定用電極であって、当該電極の人体へ接触する面が前記当接端を形成するものである。
以上のような構成により本発明は次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明は、センサーの人体への接触を検知する際の当接端の位置がチェストピースの人体への接触面の位置と同じ場合は、チェストピースが人体へ触れたときにセンサーの当接端によって人体への接触が検知される。また、センサーの人体への接触を検知する際の当接端の位置がチェストピースの人体への接触面より若干人体から離れる側に位置する場合は、チェストピースを押し付けたときにセンサーの当接端によって人体への接触が検知される。従って、センサーが人体への接触を検知したときに、チェストピースも人体に接触していることとなり、センサーの検知結果を光、音、通信による通知などで発信することで、遠隔にいる医師等でも聴診器のチェストピースが人体に接触したことを認識することができる。
請求項2に記載の発明は、センサーの当接端は、前記チェストピースの回りの3箇所設けると、3箇所の当接端が人体に触れる場合、チェストピースの接触面は面で人体に触れることとなり、より適切にチェストピースが人体に接触したことを検知することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、センサーの2つの当接端の投影が円形のチェストピースの接触面の中心又は中心近傍を通ることで、2つの接触端が人体に接触する場合、円形のチェストピースの接触面も面で人体に触れることになり、やはり適切にチェストピースが人体に接触したことを検知することが可能となる。
請求項4に記載の発明は、センサーの人体への接触を検知する際の当接端の位置がチェストピースの人体への接触面より若干人体から離れる側に位置する場合は、チェストピースを人体へ押し付けたときにセンサーの当接端によって人体への接触が検知されるので、より確実にチェストピースの人体への接触を検知することができる。
請求項4に記載の発明は、複数の当接端のすべてが人体への接触したことがランプが光ることでわかるので、遠隔者はテレビ電話などの画像を見てチェストピースが人体に接触したことを認識することができる。また、通信等で接触したことを通知する場合に比較して、簡易な構造で形成でき、コスト低減に資することができる。
請求項5に記載の発明は、複数の当接端のそれぞれに関し、人体へ接触したことがランプが光ることでわかるので、遠隔者はテレビ電話などの画像を見て全てのランプが光ることでチェストピースが人体に接触したことを認識することができる。また、やはり簡易な構造で形成でき、低コストで製造することができる。
請求項6に記載の発明は、チェストピースを接触させた状態から、さらに押しつけることによってはじめてセンサーの当接端が人体に接触してこれを検知するので、より確実にチェストピースの人体への接触を検知することができる。この際、人体表面を変形させることを必要としない。特に、センサーの人体への接触を検知する際の当接端の位置がチェストピースの人体への接触面の位置と同じ場合でも、チェストピースに圧力がかかった状態ではじめてセンサーは人体への接触を検知するので、チェストピースがしっかりと人体表面に当接した状態を検知することができる。
請求項7に記載の発明は、チェストピースの接触面を人体表面に当接させるとともに、センサーを兼ねる心電図測定電極を構成する3つの電極の接触面も同時に人体に接触させると、従来別々に測定していた心音と心電図用の電気信号を一度の操作で同時に取得することができる。
(a)は実施形態1に係る心電図測定用電極付聴診器の表面側の斜視図であり、(b)は実施形態1に係る心電図測定用電極付聴診器の裏面側の斜視図である。 実施形態1に係る心電図測定用電極付き聴診器の使用状態を示す図である。 (a)は実施形態1に係る心電図測定用電極付聴診器の身体接触前の側面図であり、(b)は実施形態1に係る心電図測定用電極付聴診器の身体接触中の側面図である。 (a)は実施形態2に係る心電図測定用電極付聴診器の表面側の斜視図であり、(b)は実施形態に係る心電図測定用電極付聴診器の裏面側の斜視図である。 第1の変形例に係る心電図測定用電極付聴診器の表面側の斜視図である。 (a)は第2の変形例に係る心電図測定用電極付聴診器の表面側の斜視図であり、(b)は第2の変形例に係る心電図測定用電極付聴診器の側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1(a)に本実施形態に係る聴診器Xの表面側の斜視図を示し、(b)に聴診器Xの裏面の斜視図を示す。聴診器Xは、聴診器部10と、センサー20a、20b、20c、、電気ケーブル30、通知部40とから構成される。聴診器部10は、一般的なダイヤフラム型聴診器のチェストピース部分とほぼ同じ構造をしているが、内部に音を電気信号に変換するマイクロフォンが内蔵されている。センサー20a、20b、20cは聴診器部10の回りに正三角形状に配置されるプッシュスイッチにより形成される。各センサー20a、20b、20cを構成するプッシュスイッチは、プッシュボタンの端面が検診時に身体側を向くように配置され、プッシュボタンの端面が身体に接触する接触端を構成する。当該接触端は接触させる身体に押されてスイッチが入った状態において、聴診部10のダイヤフラム面より身体から若干離れる側に存するように形成される。なお、接触端に力がかかっていない状態においては接触端はダイヤフラム面より身体側に近い位置にあってもよい。通知部40は聴診器部10のチェストピース部分のダイヤフラム面と反対側に設けられるLEDランプ41とチェストピース部分内部に設けられるセンサー20a、20b、20cを構成するプッシュスイッチが全て入った状態でLEDランプ41を点灯させる図示しない電気回路とによって構成される。通知部40に電気的に繋がる電線及び聴診部10に内蔵されているマイクに繋がる電線は、電気ケーブル30内に収容される。図示しない電気ケーブル30の基端に位置する各電線の基端には、所定の電気コネクターが接続されている。
次に、以上のような構成を有する聴診器Xの使用方法について説明する。ここでは測定者が自ら自己の体を測定するものとする。まず、測定者は図示しない電気ケーブル30の基端の電気コネクターをテレビ電話等に接続する。その後、図2に示すように、測定者自身の心臓近傍の適当な位置に聴診器部10のダイヤフラム面を押し当てる。なお、図では聴診器Xが隠れないように測定者の手が描かれていないが、実際は測定者が手で持って押し当てる。この際、各センサー20a、20b、20cのプッシュボタンの接触端面も同時に心臓近傍の体表面に当接することとなる。図3(a)に聴診器Xの身体Bに接触させる直前の側面図を示し、図3(b)に聴診器部10をしっかりと身体Bに接触させた状態の側面図を示す。図3(a)の状態から聴診器部10のダイヤフラム面が軽く身体Bに触れる程度では、各センサー20a、20b、20cのスイッチは入らず、図3(b)に示すように、聴診器部10のダイヤフラム面を身体Bに押し込むように当てることではじめて、各センサー20a、20b、20cを構成するボタンスイッチの接触端面がダイヤフラム面よりも身体から離れる方向に押され、各センサー20a、20b、20cのスイッチが入ることとなる。3つすべてのセンサー各センサー20a、20b、20cを構成するボタンスイッチのスイッチが入ると、通知部40のLEDランプ41が点灯することとなる。この状態で聴診器部10内のマイクロフォンによって心音が電気信号に変換され、聴診器Xに接続されたテレビ電話等によって遠隔の医師等に送信される。そして、遠隔の医師等はテレビ電話等によってLED41が光っていることで聴診器Xのチェストピースが適切に体表面に接していることを認識でき、この状態でマイクロフォンを通じて得られる心音を診断することができる。
以上説明した動作により、本実施形態に係る聴診器Xは、離れた位置から聴診器のダイヤフラムが身体に確実に当接していることをLEDランプ41の発光により視覚的に認識することが可能となる。
(実施形態2)
図4(a)に実施形態2に係る心電測定用電極付きの聴診器Yの表面側の斜視図を示し、図4(b)に聴診器Yの裏面の斜視図を示す。聴診器Yは、聴診器部10と、心電図測定用電極20d、20e、20fと、電気ケーブル30とから構成される。聴診器部10は、一般的なダイヤフラム型聴診器のチェストピース部分とほぼ同じ構造をしているが、内部に音を電気信号に変換するマイクロフォンが内蔵されている。心電図測定用電極20d、20e、20fは聴診器部10の回りに正三角形状に配置される電極であり、それぞれ、プラス電極、マイナス電極、アース電極を構成する。各心電図測定用電極20d、20e、20fは、背面側で聴診器部10に一体に固定されるエラストマー製のカバー内に固定され、各心電図用電極20d、20e、20fの表出面と聴診部10のダイヤフラム面とはほぼ同じ平面上に存するように形成される。これによって、聴診部10のダイヤフラム面を心臓部分の体表面に接触させたときに、各心電図測定用電極20d、20e、20fの表出面も体表面に適切に接触するようになっている。各心電図測定用電極20d、20e、20fに電気的に繋がる電線及び聴診部10に内蔵されているマイクに繋がる電線は、電気ケーブル30内に収容される。図示しない電気ケーブル30の基端に位置する各電線の基端には、所定の電気コネクターが接続されている。
次に、以上のような構成を有する聴診器Yの使用方法について説明する。測定者は、まず、図示しない電気ケーブル30の基端の電気コネクターを測定機器や通信機器に接続する。その後、図2に示す実施形態1に係る聴診器Xと同じようにして、被測定者の心臓近傍の胸骨上面の適当な位置に聴診器部10を押し当てる。聴診器部10を押し当てると、同一面に表出面を有する各心電図測定用電極20d、20e、20fの表出面も同時に心臓近傍の胸骨上面に当接することとなる。なお、各心電図測定用電極20d、20e、20fは、図2のように接触させた状態において、右上部分がマイナス極、左上部分がアース極、下部分がプラス極となる。この状態において、聴診器部10は内蔵するマイクロフォンによって心臓回りの音を変換した電気信号が得られ、各心電図測定用電極20d、20e、20fからは心電図を得るための電気信号が得られることとなり、これらの電気信号が測定機器や通信機器に送られることとなる。
以上説明したように、本実施形態に係る心電測定用電極付き聴診器Xは一度の操作で心音の音声信号と心電図用の電気信号を同時に得ることができ、測定者や受診者の負担を低減させることができる。そして、心電図用の電気信号を受信することをもって、聴診器のダイヤフラムが身体に確実に当接していることを知ることができるので、離れた位置にいても、この電気信号を受信することで、聴診器のダイヤフラムが身体に確実に当接しているかどうかを知ることが可能となる。
なお、上記実施形態1では、センサー20a、20b、20cの全てが身体への接触を検知した場合にLEDランプ41を点灯させるように形成しているが、図5に示す聴診器Xaのように、各センサー20a、20b、20cのそれぞれに対して、身体への接触を検知したときに光るLEDランプ41a、41b、41cを設けるようにしてもよい。この場合は、3つのLEDランプ41a、41b、41cのすべてが点灯したことをもって、ダイヤフラム面が身体に確実に接触したと判断するようにすればよい
また、上記実施形態では、センサーが人体への接触を検知する際の接触端の位置が、チェストピースに対して固定されているが、当該接触端の位置をチェストピースの接触方向に沿って相対的に移動可能としてもよい。このような構造を有する聴診器の一例として聴診器Zの斜視図を図6(a)に、側面図を図6(b)に示す。聴診器Zはダイヤフラム面の裏面のマイクロフォンが内蔵される円筒状の突起部分に、円筒状のキャップ21がチェストピース面に対して垂直方向に移動可能に固定されている。キャップ21は図示しない抜け止め構造によって図における上方に抜けないように形成され、キャップ21の下方側とダイヤフラム面の裏側面との間には圧縮バネ22が設けられ、当該圧縮バネ22がキャップ21をダイヤフラム面から離す方向に付勢している。なお、通知部40のLEDランプ41はキャップ21の図における上面に設けられている。センサー20g、20hは、接触端が球状の電極で、両方の電極が身体に触れるとLED41が点灯するものであり、アーム23、23を解してキャップ21に固定されている。センサー20g、20hの接触端は、力を加えない状態においては圧縮バネ22の押圧によって、ダイヤフラム面よりも身体から離れる側に位置する一方で、キャップ21をダイヤフラム面側に押して圧縮バネを縮めることで、ダイヤフラム面よりも身体側に突出するように形成されている。
このような構造によって、聴診器Zは軽くダイヤフラム面が身体に接触しただけでは、センサー20g、20hの接触端は身体から離れた状態であり、センサー20g、20hは身体への接触を検知しない。一方で、ダイヤフラム面を身体に接触させて、さらにキャップ21を身体側に押して圧力をかけ、圧縮バネ22を縮めるとセンサー20g、20hの接触端を身体に接触し、センサー20g、20hは身体への接触を検知する。即ち、センサーの接触端がダイヤフラム面に対して身体から離れる方向に位置している場合において、ダイヤフラム面を身体に押し込まなくても、センサーの接触端を身体に接触させることができるので、体表面が変形しにくいような場合においても、十分な接触圧でダイヤフラム面が身体に接触していることを認識することができる。
さらに、上記実施形態1、2においては、センサーの接触端を3箇所設けている。これは接触端を3点とすることで平面が形成されるので、ダイヤフラム面が面全体で接触していることを認識するためであるが、ダイヤフラム面は一定の大きさがあるので、図6(a)(b)に示す聴診器Zのようにセンサーの接触端を2点としてもよい。この場合、2つの接触端の身体への接触点を結ぶ線分をダイヤフラム面が含まれる平面面に対して投影したときに、投影された線分が円形のダイヤフラム面の弦を通るように形成されていればよく、さらに円の中心又は中心近傍を通っているが望ましい。このようにすれば、センサーの接触端がダイヤフラム面と同じ高さ、又は、ダイヤフラム面よりも人体から離れる方向に位置している場合、ダイヤフラム面が点で接触した状態で、センサーの両接触端が身体に接触することはほぼないので、2つのセンサーの接触端の身体への接触によって、実用上ダイヤフラム面が面で身体に接触していることを認識することが可能となる。
そして、上記実施形態では、聴診器部10のマイクはチェストピース内に内蔵されているが、電気ケーブル30内に中空管を通してチェストピースからの音を伝達するようにし、当該中空管内又は中空管基端にマイクを設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態2においても、実施形態1と同様に、各心電図測定用電極20d、20e、20fの接触端面をチェストピースのダイヤフラム面より若干後方に配置するようにして、チェストピースを押し付けなければ各心電図測定用電極20d、20e、20fが身体に接触しないようにして、ダイヤフラム面が人体に確実に接触していることを知ることができるようにしてもよい。そして、逆に、各心電図測定用電極20a、20b、20の表出面をチェストピースのダイヤフラム面から若干突出させるようにしてもよい。このようにすることで、聴診器部10のチェストピースを人体に当てたときに、各心電図測定用電極20a、20b、20cは人体により押し付けられることになり、心電図測定用電極20a、20b、20cの人体への接触を強固にすることができる。
さらに、上記実施形態2では心電図測定用電極20a、20b、20cは正三角形に配置しているが、これは二等辺三角形状などでもよく、用途によっては、2点の単極誘導であっても収縮期を検出するに十分な心電図情報が得られれば足りる。
それから、身体に接触するセンサーとしては、実施形態1に示すプッシュスイッチ、実施形態2に示す電極の他に、圧力センサーや温度センサー等、身体に接触したことが検知できれば種々のセンサーを採用することができる。
また、センサーが身体に接触したことを通知する手段として、実施形態1に示すLEDランプの点灯、実施形態2に示す電気信号の受信のほか、ブザーなど音で通知する方法、テキストデータなどをモニターに表示する方法等、遠隔からでも認識できるものであれば種々の方法を採用することができる。
X、Y、Xa、Z 聴診器
10 聴診器部
20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20h センサー
30 電気ケーブル
40 通知部
41 LEDランプ

Claims (8)

  1. チェストピースと、チェストピース内又はチェストピースに接続される中空管に設けられるマイクロフォンとからなる聴診器部と、
    当接することで接触を検知するセンサーであって、接触を検知する状態において、前記チェストピースの人体への接触面と同じか、当該接触面よりも若干人体から離れる側に、当接端が位置するように前記チェストピースに固定される人体への接触を検知するセンサーと
    を有する聴診器。
  2. 前記センサーの当接端は、前記チェストピースの回りの3箇所に設けられる請求項1に記載の聴診器。
  3. 前記チェストピースの接触面は円形であって、前記センサーの当接端は2箇所に設けられるとともに、当接端を結ぶ線分の前記当接面を含む平面への投影が前記チェストピースの中心又は中心近傍を通るように形成される請求項1に記載の聴診器。
  4. 前記センサーの当接端は、前記チェストピースの人体への接触面よりも若干人体から離れる側に位置する請求項1から3のいずれか1項に記載の聴診器。
  5. 前記センサーの当接端は複数有り、前記チェストピースの人体の接触面と反対側に、全ての前記当接端によって人体に接触したことが検知されたときに光るランプが設けられる
    請求項1から4のいずれか1項に記載の聴診器。
  6. 前記センサーの当接端は複数有り、前記チェストピースの人体の接触面と反対側に、個々の前記当接端ごとに、当接端によって人体に接触したことが検知されたときに光るランプが設けられる
    請求項1から4のいずれか1項に記載の聴診器。
  7. 前記センサーの当接端は、前記チェストピースに対して接触方向に沿って相対的に移動可能であって、弾性体によって前記チェストピースの人体への接触面よりも若干人体から離れる側に位置するよう付勢され、チェストピースを人体に押しつけることで接触面側に移動するよう形成される
    請求項1から6のいずれか1項に記載の聴診器。
  8. 前記センサーは、少なくともプラス電極とマイナス電極とを含む心電図測定用電極であって、当該電極の人体へ接触する面が前記当接端を形成する請求項1から7のいずれか1項に記載の聴診器。
JP2016242407A 2016-03-18 2016-12-14 聴診器 Active JP6363158B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/010506 WO2017159752A1 (ja) 2016-03-18 2017-03-15 聴診器
US16/086,008 US11116473B2 (en) 2016-03-18 2017-03-15 Stethoscope

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016055893 2016-03-18
JP2016055893 2016-03-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017170112A true JP2017170112A (ja) 2017-09-28
JP6363158B2 JP6363158B2 (ja) 2018-09-05

Family

ID=59969820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016242407A Active JP6363158B2 (ja) 2016-03-18 2016-12-14 聴診器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11116473B2 (ja)
JP (1) JP6363158B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019203097A1 (ja) * 2018-04-18 2019-10-24 オムロンヘルスケア株式会社 生体音測定装置、生体音測定支援方法、生体音測定支援プログラム
CN111248937A (zh) * 2020-02-25 2020-06-09 河南医学高等专科学校 一种具有加热功能的心内科医生用听诊器
WO2020137212A1 (ja) 2018-12-26 2020-07-02 富士フイルム株式会社 聴診器および電子聴診装置
JPWO2021020201A1 (ja) * 2019-07-26 2021-02-04
JP2021197670A (ja) * 2020-06-17 2021-12-27 新日本無線株式会社 マイクロフォン

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD932008S1 (en) * 2019-11-07 2021-09-28 Wuxi Kaishun Medical Device Manufacturing Co., Ltd. Stethoscope head
TWD206473S (zh) * 2019-11-29 2020-08-11 廣達電腦股份有限公司 無線聽診器
TWD209299S (zh) * 2020-03-03 2021-01-11 廣達電腦股份有限公司 具心肺音量測聽診功能之無線隨身心電圖量測器
TWD208424S (zh) * 2020-03-04 2020-11-21 廣達電腦股份有限公司 多導層心電圖監測紀錄器
TWD207562S (zh) * 2020-03-09 2020-10-01 廣達電腦股份有限公司 心電圖紀錄器與充電座組
TWD209225S (zh) * 2020-05-06 2021-01-01 廣達電腦股份有限公司 心電圖紀錄器與充電座組
TWD213449S (zh) * 2020-09-25 2021-08-21 廣達電腦股份有限公司 心電圖裝置
TWD220174S (zh) * 2021-12-01 2022-07-21 廣達電腦股份有限公司 無線聽診器
CN118121228B (zh) * 2024-04-30 2024-07-23 深圳市中医院 一种远程听诊系统及其应用方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015020030A (ja) * 2013-07-23 2015-02-02 シャープ株式会社 生体音収集装置
WO2015170772A2 (ja) * 2014-05-08 2015-11-12 株式会社Ainy 循環呼吸機能測定装置
WO2016143116A1 (ja) * 2015-03-12 2016-09-15 パイオニア株式会社 聴診器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007001921B3 (de) * 2007-01-12 2008-08-28 Enverdis Gmbh Medizinischer Schallsensor sowie Diagnoseverfahren zur Diagnose von Herz- und/ oder Lungenerkrankungen

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015020030A (ja) * 2013-07-23 2015-02-02 シャープ株式会社 生体音収集装置
WO2015170772A2 (ja) * 2014-05-08 2015-11-12 株式会社Ainy 循環呼吸機能測定装置
WO2016143116A1 (ja) * 2015-03-12 2016-09-15 パイオニア株式会社 聴診器

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019203097A1 (ja) * 2018-04-18 2019-10-24 オムロンヘルスケア株式会社 生体音測定装置、生体音測定支援方法、生体音測定支援プログラム
JP2019187528A (ja) * 2018-04-18 2019-10-31 オムロンヘルスケア株式会社 生体音測定装置、生体音測定支援方法、生体音測定支援プログラム
JP7073879B2 (ja) 2018-04-18 2022-05-24 オムロンヘルスケア株式会社 生体音測定装置、生体音測定支援方法、生体音測定支援プログラム
WO2020137212A1 (ja) 2018-12-26 2020-07-02 富士フイルム株式会社 聴診器および電子聴診装置
JPWO2021020201A1 (ja) * 2019-07-26 2021-02-04
WO2021020201A1 (ja) 2019-07-26 2021-02-04 富士フイルム株式会社 聴診器
CN114206220A (zh) * 2019-07-26 2022-03-18 富士胶片株式会社 听诊器
EP4005489A4 (en) * 2019-07-26 2022-08-17 FUJIFILM Corporation STETHOSCOPE
CN111248937A (zh) * 2020-02-25 2020-06-09 河南医学高等专科学校 一种具有加热功能的心内科医生用听诊器
JP2021197670A (ja) * 2020-06-17 2021-12-27 新日本無線株式会社 マイクロフォン
JP7487019B2 (ja) 2020-06-17 2024-05-20 日清紡マイクロデバイス株式会社 マイクロフォン

Also Published As

Publication number Publication date
US11116473B2 (en) 2021-09-14
JP6363158B2 (ja) 2018-09-05
US20200289083A1 (en) 2020-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6363158B2 (ja) 聴診器
US11806151B2 (en) Patient electrode connectors for electrocardiograph monitoring system
CN109069045B (zh) 可穿戴设备
US7300406B2 (en) Medical examination apparatus
WO2016195413A1 (ko) 생체 신호 측정을 위해 구비된 복수의 전극을 터치 센서로 활용하는 생체 신호 측정 장치
JP6887573B2 (ja) 皮膚パラメータの測定のための装置、システム、方法及びコンピュータプログラム
US20150327775A1 (en) Medical examination apparatus
JP2012055354A (ja) 診断装置
US20170112444A1 (en) Bio-signal sensor
WO2017159752A1 (ja) 聴診器
CN106236106B (zh) 指环式血氧探头及具有该指环式血氧探头的血氧检测仪
CN103705231B (zh) 动态心电信号捕获方法
US20230000418A1 (en) Portable electrocardiograph, electrocardiograph system, and non-transitory recording medium having program recorded therein
KR20210135908A (ko) 멀티 채널 반지형 스마트 청진기
CN107799178B (zh) 一种远程监控的健康服务方法及系统
CN212489913U (zh) 心电检测设备
WO2021182446A1 (ja) 携帯型心電装置及び心電測定システム
JP2023016317A (ja) 聴診器、及び、聴診システム
CN115590546A (zh) 一种手套-袖套式心音-心电图综合评估装置
KR20220102231A (ko) 심전도(ecg) 장치 결합 전자청진기
KR102669215B1 (ko) 심전도 측정 장치 및 방법
JP2016049170A (ja) 生体信号モニタシステム
JP3225469U (ja) 一体型センサー及びヘルスモニター
CN107334463A (zh) 一种信号采集装置
JP2022105043A (ja) 心電計

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171016

A603 Late request for extension of time limit during examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A603

Effective date: 20180124

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20180124

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180510

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20180510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180612

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180627

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6363158

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250