JP2017169967A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】立体ギャザーが身体にフィットし、確実に横漏れが防止できるようにする。【解決手段】透液性表面シート3と不透液性裏面シート2との間に吸収体4が介在されるとともに、肌当接面側の両側部に長手方向に沿って肌側に起立する立体ギャザーBSが形成されている。前記立体ギャザーBSの内部にギャザー吸収体10が配設されるとともに、前記ギャザー吸収体10より立体ギャザーBSの起立基端部側に、前記ギャザー吸収体10が存在しない、前記吸収体4と前記ギャザー吸収体10との離隔部11が形成されている。前記ギャザー吸収体10の配設部分に長手方向に沿うとともに起立方向に離間して複数本の糸状弾性伸縮部材12が配設されている。前記離隔部11をヒンジ部として、ギャザー吸収体10の動きの自由度を大きくする。【選択図】図2

Description

本発明は、主には生理用ナプキン、おりものシート、失禁パッド、トイレタリー等に使用される吸収性物品であって、詳しくは肌当接面側の両側部に長手方向に沿って肌側に起立する立体ギャザーが備えられた吸収性物品に関する。
従来より、パンティライナー、生理用ナプキン、失禁パッドなどの吸収性物品として、ポリエチレンシートまたはポリエチレンシートラミネート不織布などの不透液性裏面シートと、不織布または透液性プラスチックシートなどの透液性表面シートとの間に綿状パルプ等からなる吸収体を介在したものが知られている。
この種の吸収性物品にも幾多の改良が重ねられ、体液の漏れを防止するための手段が種々講じられている。これら体液漏れ防止手段の一つとして、肌当接面側の両側部に横漏れを防止する立体ギャザーを備えたものが存在する。例えば、下記特許文献1及び下記特許文献2では、立体ギャザーの内部に吸収体が配置された吸収性物品が開示されている。
特開2000−271169号公報 特許第4425038号公報
上記特許文献1、2記載の吸収性物品では、体液が表面シート上を横方向に流れ出た場合、立体ギャザー内部の吸収体に吸収保持することにより、体液の横漏れが防止できるようになっている。しかしながら、立体ギャザーの内部に配置された吸収体が本体部分の吸収体と接続又は連続しているため、立体ギャザーの柔軟性が低下し、身体にフィットしにくいとともに、立体ギャザーと肌面との間に隙間が生じて横漏れが発生する可能性があった。また、立体ギャザー内部の吸収体が吸液して膨潤した状態では、立体ギャザーがごわついて動きが悪くなるため、より一層、身体にフィットしにくくなるとともに、横漏れが発生しやすくなる問題があった。
そこで本発明の主たる課題は、立体ギャザーの内部に吸収体が配置された吸収性物品において、立体ギャザーが身体にフィットし、確実に横漏れが防止できる吸収性物品を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に吸収体が介在されるとともに、肌当接面側の両側部に長手方向に沿って肌側に起立する立体ギャザーが形成された吸収性物品において、
前記立体ギャザーの内部にギャザー吸収体が配設されるとともに、前記ギャザー吸収体より立体ギャザーの起立基端部側に、前記ギャザー吸収体が存在しない、前記吸収体と前記ギャザー吸収体との離隔部が形成され、前記ギャザー吸収体の配設部分に長手方向に沿うとともに起立方向に離間して複数本の糸状弾性伸縮部材が配設されていることを特徴とする吸収性物品が提供される。
上記請求項1記載の発明では、立体ギャザーの内部にギャザー吸収体が配設されているため、肌を伝って幅方向に流れる体液や透液性表面シートの表面を幅方向に流れる体液が、立体ギャザーで堰き止められるとともに、この立体ギャザーの内部に配設されたギャザー吸収体に吸収保持され、横漏れが防止できるようになる。
また、前記ギャザー吸収体より立体ギャザーの起立基端部側に、前記ギャザー吸収体が存在しない、本体部分の吸収体と前記ギャザー吸収体との離隔部が形成されているため、この離隔部がヒンジ部となって立体ギャザーの立ち上がりが良好になり、立体ギャザーの内部に配設されたギャザー吸収体の動きの自由度が大きくなる。その結果、立体ギャザーが脚の動きなどに追従して、身体にフィットしやすくなり、確実に横漏れが防止できるようになる。更に、ギャザー吸収体が吸液して膨潤した状態でも、起立基端部側の前記離隔部がヒンジ部として作用するため、ギャザー吸収体の動きの自由度が維持され、立体ギャザーが身体にフィットするとともに、確実に横漏れが防止できるようになる。
また、ギャザー吸収体の配設部分に長手方向に沿うとともに起立方向に離間して複数本の糸状弾性伸縮部材が配設されているため、前記糸状弾性伸縮部材によって前記ギャザー吸収体を肌面に押し付けるようにして前記ギャザー吸収体が肌面に対し面接触しやすくなり、肌を伝う体液の捕捉効果が向上できる。
請求項2に係る本発明として、前記糸状弾性伸縮部材は、前記ギャザー吸収体の非肌当接面側に配置されている請求項1記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項2記載の発明では、前記糸状弾性伸縮部材をギャザー吸収体の非肌当接面側に配置することによって、ギャザー吸収体を肌面にフィットしやすくしている。
請求項3に係る本発明として、前記立体ギャザーを形成するサイド不織布は、肌対向側面の少なくとも一部が親水性を有し、非肌対向側面が撥水性を有している請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項3記載の発明では、前記立体ギャザーを形成するサイド不織布として、肌対向側面の少なくとも一部を親水性とし、非肌対向側面を撥水性としている。これによって、ギャザー吸収体に体液が浸透しやすくなるとともに、ギャザー吸収体に吸収された体液が立体ギャザーの非肌側に浸出するのが防止できるようになる。
請求項4に係る本発明として、前記ギャザー吸収体の肌当接面側に、長手方向に沿うとともに起立方向に離間する複数条の圧搾溝が形成されている請求項1〜3いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項4記載の発明では、ギャザー吸収体の肌当接面側からの圧搾により、長手方向に沿うとともに起立方向に離間する複数条の圧搾溝を形成することにより、前記ギャザー吸収体の幅方向に対して、前記圧搾溝部分が密、これらの間が疎の疎密関係を有するようになるため、ギャザー吸収体の内部で体液の横拡散が生じにくくなり、ギャザー吸収体に吸収された体液が確実に内部に吸収保持され、外部に浸出するのが防止できるようになる。
以上詳説のとおり本発明によれば、立体ギャザーが身体にフィットし、確実に横漏れが防止できる吸収性物品が提供できるようになる。
本発明に係る生理用ナプキン1の一部破断展開図である。 図1のII−II線矢視図である。 図1のIII−III線矢視図である。 ギャザー吸収体10が体液吸収した状態を示す、生理用ナプキン1の横断面図である。 変形例に係る生理用ナプキン1の横断面図(その1)である。 変形例に係る生理用ナプキン1の横断面図(その2)である。 変形例に係る生理用ナプキン1の横断面図(その3)である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
〔生理用ナプキン1の基本構成〕
前記生理用ナプキン1は、図1〜図3に示されるように、ポリエチレンシートなどからなる不透液性裏面シート2と、経血やおりものなどを速やかに透過させる透液性表面シート3と、これら両シート2、3間に介装された綿状パルプまたは合成パルプなどからなる吸収体4と、前記吸収体4の形状保持および拡散性向上のために、前記吸収体4を囲繞するクレープ紙や不織布等からなる被包シート5と、肌当接面側の両側部に前記吸収体4の略側縁部を起立基端とし、かつ少なくとも着用者の体液排出部を含む長手方向の所定の区間内において肌側に起立して設けられた左右一対の立体ギャザーBS、BSを形成するサイド不織布7、7とから主に構成され、かつ前記吸収体4の周囲においては、その上下端縁部では前記不透液性裏面シート2と透液性表面シート3との外縁部がホットメルトなどの接着剤やヒートシール、超音波シール等の接合手段によって接合され、またその両側縁部では吸収体4よりも側方に延出している前記不透液性裏面シート2と、前記サイド不織布7とがホットメルトなどの接着剤やヒートシール、超音波シール等の接合手段によって接合され、これら不透液性裏面シート2とサイド不織布7とによる積層シート部分によって側方に突出するウイング状フラップW、Wが形成されているとともに、これよりも臀部側に位置する部分に第2ウイング状フラップ(ヒップホールド用フラップ)W、Wが形成されている。
以下、さらに前記生理用ナプキン1の構造について詳述すると、
前記不透液性裏面シート2は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、この他に防水フィルムを介在して実質的に不透液性を確保した上で不織布シート(この場合には、防水フィルムと不織布とで不透液性裏面シートを構成する。)などを用いることができる。近年はムレ防止の観点から透湿性を有するものが好適に用いられる傾向にある。この遮水・透湿性シート材としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートが好適に用いられる。
次いで、前記透液性表面シート3は、不織布が用いられる。この不織布を構成する素材繊維としては、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高で圧縮復元性が高い点で優れている。
前記吸収体4は、たとえば綿状パルプ等の吸収性繊維と高吸水性ポリマーとにより構成され、図示例では平面形状がパッド長手方向に長い縦長の略小判形とされている。前記高吸水性ポリマーは例えば粒状粉とされ、吸収体4を構成するパルプ中に分散混入されている。
前記パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられ、広葉樹パルプよりは繊維長の長い針葉樹パルプの方が機能および価格の面で好適に使用される。本生理用ナプキン1では、吸収体4を被包シート5で囲繞するため、結果的に透液性表面シート3と吸収体4との間に被包シート5が介在することになり、吸収性に優れる前記被包シート5によって体液を速やかに拡散させるとともに、これら体液の逆戻りを防止するようになる。前記パルプの目付は、100g/m〜600g/m、好ましくは200g/m〜500g/mとするのがよい。
前記高吸水性ポリマーとしては、たとえばポリアクリル酸塩架橋物、自己架橋したポリアクリル酸塩、アクリル酸エステル−酢酸ビニル共重合体架橋物のケン化物、イソブチレン・無水マレイン酸共重合体架橋物、ポリスルホン酸塩架橋物や、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミドなどの水膨潤性ポリマーを部分架橋したもの等が挙げられる。これらの内、吸水量、吸水速度に優れるアクリル酸またはアクリル酸塩系のものが好適である。前記吸水性能を有する高吸水性ポリマーは製造プロセスにおいて、架橋密度および架橋密度勾配を調整することにより吸収倍率(吸水力)と吸収速度の調整が可能である。
また、前記吸収体4には合成繊維を混合しても良い。前記合成繊維は、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系、ナイロンなどのポリアミド系、及びこれらの共重合体などを使用することができるし、これら2種を混合したものであってもよい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維やサイド−バイ−サイド型繊維、分割型繊維などの複合繊維も用いることができる。前記合成繊維は、体液に対する親和性を有するように、疎水性繊維の場合には親水化剤によって表面処理したものを用いるのが望ましい。
前記被包シート5は、ティシュー等の紙材あるいは不織布等の透液性のシートを用いることができる。特に、資材の破壊(破れ)が生じにくい不織布を用いるのが好ましい。このような不織布としては、薄さと強度のバランスに優れたスパンボンド法やSMS法により加工された不織布、熱可塑性エラストマー樹脂などからなる弾性繊維をスパンボンド法、メルトブロー法など紡糸工程に直結してウェブを形成する方法により加工された不織布、ラテックス、ウレタン、オレフィン系の繊維など伸縮性を有する素材を主成分とする不織布が好適である。なお、被包シート5は、少なくとも吸収体4の肌当接面側(表面側)の面が撥水性でなければシートの親水度は特に問わない。
前記吸収体4は、吸収体基部4Aと、前記吸収体基部4Aの肌面側の幅方向中央部であって着用者の体液排出部に対応する領域に、ナプキン長手方向に細長くかつ周方向に閉合している圧搾溝8によって区画される領域に配置された中高部4Bとから形成されている。前記中高部4Bの厚みは、厚くし過ぎると吸収体4の剛性が上がり身体への密着性が低下するため3〜20mm、好ましくは5〜15mmとするのが好ましい。また、前記中高部4Bは設けなくてもよいし、前記中高部4Bを積層するのに代えて、前記吸収体基部4Aの肌面側の幅方向中央部であって着用者の体液排出部に対応する領域を相対的に厚く積繊した一体構造としてもよい。
前記圧搾溝8は、着用者の体液排出部に対応する領域の両側にそれぞれ長手方向に沿って形成された第1圧搾溝8a、8aと、体液排出部に対応する領域の前後にそれぞれ幅方向に沿って形成された外方側に向けて膨出する略半円弧状の第2圧搾溝8b、8bと、前記第1圧搾溝8aの後方に離間して配置され、幅方向中央部で前側に向けて膨出する略半円弧状の第3圧搾溝8cとから形成され、前記第1圧搾溝8a、8aと前記第2圧搾溝8b、8bとによって、着用者の体液排出部に対応する領域を囲む区画部が形成されている。
一方、前記透液性表面シート3の幅寸法は、図示例では、図2および図3の横断面図に示されるように、前記吸収体4の幅よりも若干長めとされ、吸収体4を覆うだけに止まり、前記立体ギャザーBSは前記透液性表面シート3とは別のサイド不織布7、具体的には経血やおりもの等が浸透するのを防止する、あるいは肌触り感を高めるなどの目的に応じて、適宜の撥水処理または親水処理を施した不織布素材を用いて構成されている。かかるサイド不織布7としては、天然繊維、合成繊維または再生繊維などを素材として、適宜の加工法によって形成されたものを使用することができるが、好ましくはゴワ付き感を無くすとともに、ムレを防止するために、坪量を抑えて通気性を持たせた不織布を用いるのがよい。具体的には、坪量を18〜23g/mとして作製された不織布を用いるのが望ましい。
前記サイド不織布7は、図2および図3に示されるように、幅方向中間部より外側部分を吸収体4の内側位置から吸収体側縁を若干越えて不透液性裏面シート2の外縁までの範囲に亘ってホットメルトなどの接着剤によって接着し、これら前記サイド不織布7と不透液性裏面シート2との積層シート部分により、ほぼ体液排出部に相当する吸収体側部位置に左右一対のウイングフラップW、Wを形成するとともに、これより臀部側位置に第2ウイング状フラップW、Wを形成している。これらウイング状フラップW、Wおよび第2ウイング状フラップW、Wの外面側にはそれぞれ粘着剤層(図示せず)を備え、ショーツに対する装着時に、前記ウイング状フラップW、Wを折返し線RL位置にて反対側に折り返し、ショーツのクロッチ部分に巻き付けて止着するとともに、前記第2ウイング状フラップW、Wをショーツの内面に止着するようになっている。
一方、前記サイド不織布7の内方側部分はほぼ二重に折り返されるとともに、この二重シート内部に、その高さ方向中間部に両端または長手方向の適宜の位置が固定された糸状弾性伸縮部材12、12…が配設され、この糸状弾性伸縮部材12、12…の伸縮力によって肌側に起立する立体ギャザーBSが形成されている。
〔立体ギャザーBS〕
以下、前記立体ギャザーBSについて詳細に説明する。
本生理用ナプキン1では、前記立体ギャザーBSの内部にギャザー吸収体10が配設されるとともに、前記ギャザー吸収体10より立体ギャザーBSの起立基端部側に、前記ギャザー吸収体10が存在しない、前記吸収体4と前記ギャザー吸収体10との離隔部11が形成されている。
前記立体ギャザーBSの内部にギャザー吸収体10が配設されているため、肌を伝って幅方向に流れる体液や透液性表面シート3の表面を幅方向に流れる体液が立体ギャザーBSで堰き止められるとともに、この立体ギャザーBSに配設されたギャザー吸収体10に吸収保持され、横漏れが確実に防止できるようになる。
また、前記ギャザー吸収体10より起立基端部側に前記離隔部11が形成されているため、この離隔部11がヒンジ部となって立体ギャザーBSの立ち上がりが良好になり、立体ギャザーBSの内部に配設されたギャザー吸収体10の動きの自由度が大きくなる。その結果、立体ギャザーBSが脚の動きなどに追従して、身体にフィットしやすくなり、確実に横漏れが防止できるようになる。更に、図4に示されるように、ギャザー吸収体10が吸液して膨潤した状態でも、起立基端部側の前記離隔部11がヒンジ部として作用するため、ギャザー吸収体10の動きの自由度が維持され、立体ギャザーBSが身体にフィットするとともに、確実に横漏れ防止が図れるようになる。
前記ギャザー吸収体10は、二重に折り返されたサイド不織布7の二重シート内部に、ナプキン長手方向に沿って配置されている。更に具体的には、前記ギャザー吸収体10は、図3に示される折り畳み状態で、ナプキン側方側から中心側方向に延在するとともに、吸収体4の側縁部で折り返されて積層された上下2層構造からなる前記サイド不織布7の二重シートのうち、上層側のサイド不織布7の二重シート内部に配置されている。前記立体ギャザーBSの構造は任意であり、断面く字状に内側に開口を向けたポケットを形成しながら起立する構造のものや、断面Z状に起立する構造のものなどとすることができる。このときの前記ギャザー吸収体10の配設位置は、ギャザー吸収体10と肌面との密着性を考慮して、立体ギャザーBSの起立先端部に設けるのが好ましいが、肌当たりを柔らかなものとするため、ギャザー吸収体10より起立先端部側にギャザー吸収体10が存在しない部分を形成するようにしてもよい。いずれにしても、前記ギャザー吸収体10より立体ギャザーBSの起立基端部側に、前記離隔部11が設けられる構造を有していればい。
前記ギャザー吸収体10としては、本体部分の吸収体4と同様に、綿状パルプ等の吸収性繊維と高吸水性ポリマーとにより構成することもできるし、クレープ紙や不織布間に高吸水性ポリマーを封入したポリマーシートなど、体液を吸収保持する機能を有するものを広く用いることができる。
前記ギャザー吸収体10は、前記立体ギャザーBSの起立方向に対して吸収性繊維や高吸水性ポリマーの目付をほぼ均等にしてもよいし、異なるようにしてもよい。前記ギャザー吸収体10は、立体ギャザーBSの起立先端部の吸収性繊維の目付を、起立基端部の吸収性繊維の目付より小さくすることができる。これにより、立体ギャザーBSの脚周りのフィット性を高めることができる。また、前記ギャザー吸収体10は、立体ギャザーBSの起立先端部の高吸水性ポリマーの目付を、起立基端部の高吸水性ポリマーの目付より小さくすることができる。これにより、高吸水性ポリマーが吸水して膨潤したときの立体ギャザーBSの脚周りのフィット性を高めることができる。
前記ギャザー吸収体10が配置されるナプキン長手方向の範囲は、少なくとも着用者の体液排出部に対応する範囲、換言すれば前記ウイング状フラップWが形成される範囲又は前記吸収体の中高部4Bが配設される範囲とするのが好ましく、図1に示されるように、本体部分の吸収体4の長手範囲とほぼ一致する範囲とするのがより好ましい。これにより、肌を伝って横方向に流れる体液が前記ギャザー吸収体10で確実に吸収できるようになる。
一方、前記ギャザー吸収体10が配置されるナプキン幅方向の範囲は、図3に示されるように、側方側に折り返されて上下2層に積層されたサイド不織布7の二重シートのうち、上層側の幅内とするのが好ましい。これにより、立体ギャザーBSの起立先端部にギャザー吸収体10が位置するため、肌を伝う体液が確実に捕捉できるようになる。
前記ギャザー吸収体10の厚みは、ギャザー吸収体10を構成する素材によって異なるが、例えばパルプ及び高吸水性ポリマーからなる場合、1〜10mm、好ましくは2〜8mmとするのがよい。
前記ギャザー吸収体10より立体ギャザーBSの起立基端部側に形成される前記離隔部11は、図2に示されるように、前記ギャザー吸収体10の起立基端部側に隣接して設けられた、前記ギャザー吸収体10が存在しないサイド不織布7の二重シート部分によって構成されている。この離隔部11では、図2に示されるように前記糸状弾性伸縮部材12…の収縮力が作用した立体ギャザーBSの起立状態で、サイド不織布7が本体部分の吸収体4の両側部において肌側に向けてほぼ垂直に起立している。これによって、前記ギャザー吸収体10が吸収体4の両側部において肌側面より肌側に離間して配置されるようになる。
前記離隔部11の幅(ギャザー起立方向に沿う長さ、吸収体4とギャザー吸収体10との離間距離)は、ある程度のギャザー吸収体10の動きの自由度を確保するため、2mm以上、好ましくは2〜20mm、より好ましくは5〜10mm程度とするのがよい。
前記離隔部11は、少なくとも着用者の体液排出部に対応するナプキン長手範囲に設けられていればよいが、前記ギャザー吸収体10が配設される範囲のほぼ全長に亘って設けるのが好ましい。
前記立体ギャザーBSでは、図2に示されるように、前記ギャザー吸収体10の配設部分に、長手方向に沿うとともにギャザー起立方向に離間して複数本の糸状弾性伸縮部材12、12…が配設されるようにするのが好ましい。図示例ではギャザー吸収体10のほぼ全幅に亘って等間隔に3本の糸状弾性伸縮部材12、12…が配設されている。
このように、複数本の糸状弾性伸縮部材12、12…を配設することにより、前記糸状弾性伸縮部材12…によってギャザー吸収体10を肌面に押し付けるようにしてギャザー吸収体10が肌面に対し面接触しやすくなり、肌を伝う体液の捕捉効果が高まり、体液の横漏れがより確実に防止できるようになる。これに対して、上記特許文献1、2などに示されるように、立体ギャザーの起立先端に1本の糸状弾性伸縮部材を配置した場合には、立体ギャザーと肌とが起立先端部で線状に接触するため、肌面との接触面積が小さく、フィット性及び体液の横漏れ防止性が低下する。
前記糸状弾性伸縮部材12は、図2に示されるように、ギャザー吸収体10の非肌当接面側に配置するのが好ましい。これにより、糸状弾性伸縮部材12の収縮力がギャザー吸収体10を介して作用するため、ギャザー吸収体10が肌面にフィットしやすくなる。ただし、ギャザー吸収体10の剛性が大きい場合には、ギャザー吸収体10を介した糸状弾性伸縮部材12の収縮力が肌面に作用しにくく、ギャザー吸収体10と肌面とのフィット性が低下する場合があるので、その場合には糸状弾性伸縮部材12をギャザー吸収体10の肌当接面側に配置するのが好ましい。また、ギャザー吸収体10の剛性によって糸状弾性伸縮部材12の収縮を妨げないようにするため、ギャザー吸収体10として、次のようなポリマーシートを用いることが可能である。このポリマーシートとしては、図7に示されるように、2層のシート間に、生理用ナプキン1の幅方向に対して、高吸水性ポリマーの存在領域10aと非存在領域10bとが交互に形成されたものを用い、高吸水性ポリマーの非存在領域10bに対応する部分に沿って糸状弾性伸縮部材12を配置すれば、高吸水性ポリマーが吸水して膨潤したときでも、糸状弾性伸縮部材12の収縮力を作用させることができるようになる。
前記生理用ナプキン1の変形例として、図5に示されるように、前記立体ギャザーBSを形成するサイド不織布7は、肌対向側面の少なくとも一部が親水性を有し、非肌対向側面が撥水性を有するようにすることができる。前記肌対向側面とは、前記立体ギャザーBSを形成するサイド不織布7の二重シートのうち、肌面に対向するシート部分(幅方向内側のシート部分)を指し、非肌対向側面とは、前記二重シートのうち、肌面に対向しないシート部分(幅方向外側のシート部分)を指している。前記親水性を有する部分では、ギャザー吸収体10に体液が浸透しやすくなるとともに、非肌当接面側の撥水性を有する部分で、ギャザー吸収体10に吸収された体液が立体ギャザーBSの非肌側(外側)に浸出すのが防止できるようになる。所定領域を親水性とするには、例えば合成繊維からなるサイド不織布を用いるとともに、所定領域に適宜の親水化剤を塗布することにより形成することができる。
前記親水性の範囲は、図5(A)に示されるように、立体ギャザーBSの起立基端部から起立先端部までとしてもよいし、同図5(B)に示されるように、立体ギャザーBSの起立基端部から前記ギャザー吸収体10が配置された前記立体ギャザーBSが幅方向外側へ屈折する位置まで(概ね前記離隔部11の範囲)としてもよい。前者の場合には、ギャザー吸収体10の肌当接面側において肌面を伝う体液が吸収できるようになる。また、後者の場合には、前記親水性を有する部分を通じてギャザー吸収体10に吸収された体液が肌側に逆戻りするのが防止できるようになる。
また、前記生理用ナプキン1の他の変形例として、図6に示されるように、ギャザー吸収体10の肌当接面側に、長手方向に沿うとともに起立方向に離間する複数条の、図示例では2条の圧搾溝13、13を形成することができる。前記圧搾溝13を形成することにより、ギャザー吸収体10の幅方向(ギャザー起立方向)に対し、前記圧搾溝13の形成部分が密、これら圧搾溝13、13間が疎の疎密関係を有するようになるため、ギャザー吸収体10の内部で体液の横拡散が生じにくくなり、ギャザー吸収体10に吸収された体液が確実に内部に吸収保持され、体液が外部に浸出するのが防止できるようになる。前記圧搾溝13は、ギャザー吸収体10の肌当接面側からの圧搾により、ギャザー吸収体10のみに施してもよいが、図示例のように、サイド不織布7の外面側からの圧搾により、サイド不織布7及びギャザー吸収体10に一体的に施すのが好ましい。
前記ギャザー吸収体10が高吸水性ポリマーを含んで構成される場合、前記高吸水性ポリマーは、立体ギャザーBSの起立先端部側より起立基端部側の方が相対的に多く存在するように配置するのが好ましい。これにより、ギャザー吸収体10が吸水して膨潤した状態で、図4に示されるように、起立先端部側より起立基端部側の方が肌側に高く隆起するようになり、ギャザー吸収体10が吸水して膨潤した状態での肌面とのフィット性が維持され、装着感及び体液の横漏れ防止効果が維持されるようになる。
1…生理用ナプキン、2…不透液性裏面シート、3…透液性表面シート、4…吸収体、4A…吸収体基部、4B…中高部、5…被包シート、7…サイド不織布、10…ギャザー吸収体、11…離隔部、12…糸状弾性伸縮部材、13…圧搾溝

Claims (4)

  1. 透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に吸収体が介在されるとともに、肌当接面側の両側部に長手方向に沿って肌側に起立する立体ギャザーが形成された吸収性物品において、
    前記立体ギャザーの内部にギャザー吸収体が配設されるとともに、前記ギャザー吸収体より立体ギャザーの起立基端部側に、前記ギャザー吸収体が存在しない、前記吸収体と前記ギャザー吸収体との離隔部が形成され、前記ギャザー吸収体の配設部分に長手方向に沿うとともに起立方向に離間して複数本の糸状弾性伸縮部材が配設されていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記糸状弾性伸縮部材は、前記ギャザー吸収体の非肌当接面側に配置されている請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記立体ギャザーを形成するサイド不織布は、肌対向側面の少なくとも一部が親水性を有し、非肌対向側面が撥水性を有している請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品。
  4. 前記ギャザー吸収体の肌当接面側に、長手方向に沿うとともに起立方向に離間する複数条の圧搾溝が形成されている請求項1〜3いずれかに記載の吸収性物品。
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