JP2017166775A - 積層型流体加温器及び積層型流体加温器による流体の加温方法 - Google Patents

積層型流体加温器及び積層型流体加温器による流体の加温方法 Download PDF

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Abstract

【課題】加温媒体が凝固することがあるとしても、流体加温器の運転停止をすることなく、加温媒体による加温対象媒体の加温を継続できるようにする。【解決手段】積層型流体加温器は、加温対象媒体が導入される複数の低温側流路27aが形成された第1低温層27と、加温対象媒体を加温するための加温媒体が導入される複数の高温側流路31aが形成された第1高温層31と、加温媒体が導入される複数の高温側流路32aが形成された第2高温層32と、を備える。低温側流路27aに導入される加温対象媒体の温度は、加温媒体の凝固点よりも低い。複数の高温側流路31aには、第1高温層31を構成する金属材を介して互いに隣り合う高温側流路31aが含まれている。第1高温層31の複数の高温側流路31aと第2高温層32の複数の高温側流路32aとは、第2高温層32を構成する金属材を介して、互いに隣り合っている。【選択図】図2

Description

本発明は、積層型流体加温器及び積層型流体加温器による流体の加温方法に関するものである。
従来、例えば特許文献1に開示されているように、液化天然ガス等の極低温の流体を加温する流体加温器が知られている。特許文献1に開示された流体加温器は、加温媒体(温水)が供給されるシェルと、シェル内に配置され、気化対象媒体である液化天然ガス等の極低温の液状流体が供給される複数列の伝熱管とを備えている。すなわち、流体加温器はいわゆるシェルアンドチューブ式の熱交換器によって構成されている。この流体加温器では、伝熱管内を流れる極低温の液状流体が、伝熱管周囲の加温媒体によって加熱されて気化する。
特開2010−38330号公報
特許文献1に開示された流体加温器のように、複数列の伝熱管を備えた構成の場合、伝熱管周囲の加温媒体が、伝熱管内を流れる極低温の液状流体によって冷却されて凝固することがある。加温媒体が一旦凝固し始めると、伝熱管周囲に加温媒体が流れにくくなるため、凝固が成長し易くなり、やがては隣り合う伝熱管同士の間隙を閉塞してしまう。そうなると、加温媒体による加温対象媒体の加温ができなくなってしまうため、凝固した加温媒体を融解させる必要がある。しかしながら、シェルアンドチューブ式の熱交換器の場合、凝固した加温媒体を融解させるには、流体加温器の運転を停止しなければならないという問題がある。
そこで、本発明は、前記従来技術を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、加温媒体が凝固することがあるとしても、流体加温器の運転停止をすることなく、加温媒体による加温対象媒体の加温を継続できるようにすることにある。
前記の目的を達成するため、本発明は、加温対象媒体が導入される複数の低温側流路が形成された第1低温層と、前記第1低温層に隣接し、前記加温対象媒体を加温するための加温媒体が導入される複数の高温側流路が形成された第1高温層と、を備え、前記複数の低温側流路に導入される前記加温対象媒体の温度が前記加温媒体の凝固点よりも低く、前記複数の高温側流路には、前記第1高温層を構成する部材を介して互いに隣り合う高温側流路が含まれている、積層型流体加温器である。
本発明では、第1高温層の複数の高温側流路には、第1高温層を構成する部材を介して互いに隣り合う高温側流路が含まれている。このため、ある高温側流路を流れる加温媒体の熱が、その隣の高温側流路を流れる加温媒体に第1高温層を構成する部材を通じて伝わる。つまり、第1高温層を構成する部材における高温側流路間の部位は、高温に維持されやすい。このため、加温対象媒体の温度が加温媒体の凝固点よりも低いとしても、加温媒体の温度を凝固点以上に維持し易くすることができる。仮に、ある高温側流路を流れる加温媒体の一部が凍り出したとしても、その隣の高温側流路を流れる加温媒体の熱により、凝固し出した加温媒体を融解させることができる。したがって、加温流体の一部が凝固することがあったとしても、積層型流体加温器の運転を継続することが可能となる。
前記第1高温層には、前記加温媒体と同じ流体からなる加温媒体が導入される複数の高温側流路が形成された第2高温層が隣接していてもよい。この場合、前記第1高温層の複数の高温側流路と前記第2高温層の複数の高温側流路とは、前記第1高温層を構成する部材及び前記第2高温層を構成する部材の少なくとも一方を介して、互いに隣り合っていてもよい。
この態様では、第1高温層を構成する部材及び第2高温層を構成する部材の少なくとも一方を介して、第2高温層の高温側流路を流れる加温媒体の熱が、その隣の第1高温層の高温側流路を流れる加温媒体に伝わる。換言すれば、第1高温層の高温側流路と第2高温層の高温側流路との間の部位は、加熱対象媒体によって冷却され難いため、高温に維持され易い。このため、第1高温層の高温側流路を流れる加温媒体が低温側流路の加温対象媒体によって冷却されるとしても、高温側流路間の高温に維持される部位によって、加温媒体が加温されるため、加温媒体が凍ることをより抑制することができる。
前記第2高温層には、前記加温対象媒体と同じ流体からなる加温対象媒体が導入される複数の低温側流路が形成された第2低温層が隣接していてもよい。この態様では、第2高温層の高温側流路を流れる加温媒体が第2低温層の低温側流路の加温対象媒体によって冷却される。しかしながら、第1高温層の高温側流路と第2高温層の高温側流路との間の部位が高温に維持されるため、第2高温層の高温側流路を流れる加温媒体が凝固することを抑制することができる。
前記第2高温層には、前記加温媒体と同じ流体からなる加温媒体が導入される複数の高温側流路が形成された第3高温層が隣接していてもよい。この場合、前記第2高温層の複数の高温側流路と前記第3高温層の複数の高温側流路とは、前記第2高温層を構成する部材及び前記第3高温層を構成する部材の少なくとも一方を介して、互いに隣り合っていてもよい。
この態様では、第2高温層には第3高温層が積層されている。すなわち、第2高温層は、第1高温層と第3高温層とによって挟まれており、低温層には隣接していない。このため、第2高温層の高温側流路を流れる加温媒体は、第1高温層の高温側流路を流れる加温媒体を加温するとともに、第3高温層の高温側流路を流れる加温媒体を加温する。したがって、第1高温層の高温側流路を流れる加温媒体及び第3高温層の高温側流路を流れる加温媒体が凝固することをより抑制することができる。
前記第3高温層には、前記加温対象媒体と同じ流体からなる加温対象媒体が導入される複数の低温側流路が形成された第2低温層が積層されていてもよい。
この態様では、第3高温層の高温側流路を流れる加温媒体が第2低温層の低温側流路の加温対象媒体によって冷却される。しかしながら、第2高温層の高温側流路と第3高温層の高温側流路との間の部位が高温に維持されるため、第3高温層の高温側流路を流れる加温媒体が凝固することを抑制することができる。
前記積層型流体加温器は、前記第1高温層の前記複数の高温側流路に導入される加温媒体と、前記第2高温層の前記複数の高温側流路とに導入される加温媒体とを供給する高温側供給ヘッダを備えていてもよい。
この態様では、例えば、第1高温層の高温側流路を流れる加温媒体の一部が凝固した場合、当該高温側流路の流路抵抗が高くなる。このため、高温側供給ヘッダから供給される加温媒体は、第2高温層の高温側流路により流れ易くなる。したがって、第2高温層の高温側流路を流れる加温媒体によって、第1高温層の高温側流路を流れる加温流体をより加温することができる。したがって、高温側流路への加温媒体の供給流量を調整する手段を新たに設けなくても、供給流量を自動的に調整することができる。
前記積層型流体加温器は、前記第1高温層の前記複数の高温側流路に加温媒体を供給する第1高温側供給ヘッダと、前記第2高温層の前記複数の高温側流路に加温媒体を供給する第2高温側供給ヘッダと、前記第1高温側供給ヘッダ及び前記第2高温側供給ヘッダへの供給割合を調整する調整部と、を備えていてもよい。
この態様では、調整部によって、第1高温層の高温側流路に供給される加温媒体の流量と、第2高温層の高温側流路に供給される加温媒体の流量を調整することができる。したがって、例えば、高温側流路の圧力損失等に基づいて、高温側流路への供給量を調整することにより、加温媒体の一部が凝固した場合においても、積層型流体加温器の運転を継続することができる。
前記複数の低温側流路に導入される前記加温対象媒体の温度が−40℃以下であってもよい。
本発明は、第1低温層と、前記第1低温層に隣接した第1高温層とを備えた積層型流体加温器を用い、前記積層型流体加温器の前記第1低温層に形成された複数の低温側流路に加温対象媒体を導入し、前記第1高温層を構成する部材を介して互いに隣り合う高温側流路が含まれているように前記第1高温層に形成された複数の高温側流路に加温媒体を導入して、前記加温媒体によって前記低温側流路を流れる前記加温対象媒体を加温し、前記複数の低温側流路に導入される前記加温対象媒体の温度が前記加温媒体の凝固点よりも低い、積層型流体加温器による流体の加温方法である。
前記積層型流体加温器による流体の加温方法において、前記第1高温層を構成する部材及び第2高温層を構成する部材の少なくとも一方を介して、前記第1高温層の複数の高温側流路に隣り合うように前記積層型流体加温器の前記第2高温層に形成された複数の高温側流路にも加温媒体を導入してもよい。
この加温方法では、第2高温層の高温側流路を流れる加温媒体によって、第1高温層の高温側流路を流れる加温媒体を加温することができる。この第1高温層の高温側流路を流れる加温媒体によって、低温側流路を流れる加温対象媒体を加温することができる。
前記積層型流体加温器による流体の加温方法において、前記第2高温層を構成する部材及び第3高温層を構成する部材の少なくとも一方を介して、前記第2高温層の複数の高温側流路に隣り合うように前記積層型流体加温器の前記第3高温層に形成された複数の高温側流路にも加温媒体を導入してもよい。
この加温方法では、第2高温層の高温側流路と第3高温層の高温側流体とは、第2高温層を構成する部材及び第3高温層を構成する部材を介して、隣り合っているため、第2高温層の高温側流路を流れる加温媒体は冷却されにくい。この第2高温層の高温側流路を流れる加温媒体によって、第1高温層の高温側流路を流れる加温媒体を加温することができる。そして、この第1高温層の高温側流路を流れる加温媒体によって、低温側流路を流れる加温対象媒体を加温することができる。
前記積層型流体加温器による流体の加温方法において、前記第1高温層の前記複数の高温側流路と、前記第2高温層の前記複数の高温側流路とに、同じ供給ヘッダから加温媒体を供給してもよい。
この加温方法では、例えば、第1高温層の高温側流路を流れる加温媒体の一部が凝固した場合、当該高温側流路における加温媒体の流動抵抗が高くなる。このため、供給ヘッダから供給される加温媒体は、第2高温層の高温側流路により流れ易くなる。したがって、第2高温層の高温側流路を流れる加温媒体によって、第1高温層の高温側流路を流れる加温流体をより加温することができる。したがって、高温側流路への加温媒体の供給流量を調整する手段を新たに設けなくても、供給流量を自動的に調整することができる。
前記積層型流体加温器による流体の加温方法において、前記第1高温層の前記複数の高温側流路と、前記第2高温層の前記複数の高温側流路とに、異なる供給ヘッダから加温媒体を供給し、これらの供給ヘッダへの加温媒体の供給割合を調整してもよい。
この加温方法では、第1高温層の高温側流路に供給される加温媒体の流量と、第2高温層の高温側流路に供給される加温媒体の流量を調整することができる。したがって、例えば、高温側流路の圧力損失等に基づいて、高温側流路への供給量を調整することにより、加温媒体の一部が凝固した場合においても、積層型流体加温器の運転を継続することができる。また、各流路に供給される加熱媒体の温度の個別管理も可能であり、効率良く加温が可能である。
以上説明したように、本発明によれば、加温媒体が凝固することがあるとしても、流体加温器の運転停止をすることなく、加温媒体による加温対象媒体の加温を継続することができる。
本発明の第1実施形態に係る積層型流体加温器を概略的に示す図である。 前記積層型流体加温器に設けられた積層体の要部断面図である。 (a)第1低温層を形成するための金属板の構成を示す図であり、(b)第1高温層を形成するための金属板の構成を示す図であり、(c)第2高温層を形成するための金属板の構成を示す図である。 加温媒体の一部が凝固した状態を示す図2相当の図である。 積層体内の温度分布を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る積層型流体加温器を概略的に示す図である。 (a)本発明の第2実施形態における第1低温層を形成するための金属板の構成を示す図であり、(b)本発明の第2実施形態における第1高温層を形成するための金属板の構成を示す図であり、(c)本発明の第2実施形態における第2高温層を形成するための金属板の構成を示す図である。 本発明のその他の実施形態における積層体の要部断面図である。 本発明のその他の実施形態における積層体の要部断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、第1実施形態に係る積層型流体加温器10は、低温層(低温領域)と高温層(高温領域)とが互いに隣接する構造の積層体12と、積層体12に固定されたヘッダ21,22,23,24とを備えている。図2に示すように、低温層には、第1低温層(第1低温領域)27及び第2低温層(第2低温領域)28が含まれている。これら第1低温層27及び第2低温層28には、加温対象媒体が導入される複数の低温側流路27a,28aが設けられている。高温層には、第1高温層(第1高温領域)31、第2高温層(第2高温領域)32及び第3高温層(第3高温領域)33が含まれている。これら各層31,32,33には、加温対象媒体を加温するための加温媒体が導入される複数の高温側流路31a,32a,33aが形成されている。加温対象媒体としては、例えば、液化天然ガス、液化窒素、液化水素等の極低温の液化ガスや、メタンガス、エタンガス、プロパンガス等の低温のガスを例示することができる。加温媒体としては、温水、海水、エチレングリコール等の液状の流体を例示することができる。ただし、加温対象媒体及び加温媒体は、加温対象媒体の温度が加温媒体の凝固点よりも低くなる関係となっている。このため、加温媒体が加温対象媒体によって冷却されることによって、加温媒体が部分的に凝固することがあり得る。積層体12内に導入される前の加温対象媒体の温度は、例えばグリコール水(50重量%)の凝固点となる−40℃以下であってもよい。また、−100℃以下であってもよい。あるいは、加温対象媒体は、−40℃以上であっても、例えば超臨界状態となった流体であってもよい。
ヘッダとしては、複数の低温側流路27a,28aに加温対象媒体を分配する低温側供給ヘッダ21と、複数の高温側流路31a,32a,33aに加温媒体を分配する高温側供給ヘッダ22と、複数の低温側流路27a,28aを流れた加温対象媒体を合流させる低温側集合ヘッダ23と、複数の高温側流路31a,32a,33aを流れた加温媒体を合流させる高温側集合ヘッダ24とが設けられている。
積層型流体加温器10は、以下説明するように、いわゆるマイクロチャネル熱交換器によって構成されている。
低温層には、第1低温層27及び第2低温層28が含まれている。第1低温層27及び第2低温層28は、それぞれ熱伝導性の高い材質の金属材によって構成されている。第1低温層27及び第2低温層28には、それぞれ複数の低温側流路27a,28aが形成されている。言い換えると、第1低温層27は、複数の低温側流路27aを含む偏平な領域として形成されている。また、第2低温層28は、複数の低温側流路28aを含む偏平な領域として形成されている。
後述するように、第1低温層27及び第2低温層28は何れも、金属板同士を拡散接合することによって形成されたものである。また、各低温側流路27a,28aは、拡散接合前の金属板の一方の面に互いに間隔をおいて溝を配置することによって形成されたものである。このため、各低温側流路27aは、湾曲状に形成された内周面と、この内周面の両端同士を繋ぐ平坦な内周面とを有する。そして、各低温側流路27aは、平坦な内周面によって一平面が構成されるように並んでいる。第2低温層28の低温側流路28aも同様である。
高温層には、第1高温層31、第2高温層32及び第3高温層33が含まれている。第1高温層31、第2高温層32及び第3高温層33は、それぞれ熱伝導性の高い材質の金属材によって構成されている。第1高温層31、第2高温層32及び第3高温層33には、それぞれ複数の高温側流路31a,32a,33aが形成されている。言い換えると、第1高温層31は、複数の高温側流路31aを含む偏平な領域として形成されている。また、第2高温層32は、複数の高温側流路32aを含む偏平は領域として形成されている。また、第3高温層33は、複数の高温側流路33aを含む偏平な領域として形成されている。
後述するように、第1高温層31、第2高温層32及び第3高温層33は何れも、金属板同士を拡散接合することによって形成されたものである。また、各高温側流路31a,32a,33aは、拡散接合前の金属板の一方の面に互いに間隔をおいて溝を配置することによって形成されたものである。このため、各高温側流路31a,32a,33aは、湾曲状に形成された内周面と、この内周面の端部同士を繋ぐ平坦な内周面とを有する。そして、各高温側流路31a,32a,33aは、平坦な内周面によって一平面が構成されるように並んでいる。そして、第1高温層31の高温側流路31aには、第1高温層31を構成する部材を介して互いに隣り合う高温側流路31aが含まれている。また、第2高温層32の高温側流路32a及び第3高温層33の高温側流路33aについても同様である。
第1低温層27の一方側(図2における上側)には、第1高温層31、第2高温層32、第3高温層33及び第2低温層28がこの順に隣接している。つまり、第1低温層27と第2低温層28との間に第1高温層31、第2高温層32及び第3高温層33が配置されている。各層27,31,32,33,28を形成するための金属板同士は、拡散接合によって互いに接合される。このため、隣り合う層同士の間の境界が残っているわけではない。すなわち、積層体12は、複数の低温側流路27aが並ぶように配置された領域からなる第1低温層27と、複数の高温側流路31aが並ぶように配置された領域からなる第1高温層31とが、明確に境界を介することなく、互いに隣接した構成となっている。その他の層についても同様となっている。
ここで、拡散接合とは、金属板同士を互いに密着させ、金属板を構成する素材の融点以下の温度条件で、かつ塑性変形をできるだけ生じない程度に加圧して、接合面間に生じる原子の拡散を利用して金属板同士を接合する方法である。このため、隣接する層間の境界が明確に現れているわけではない。なお、各層は、拡散接合によって接合されるものに限られない。この場合、層同士の境界が現れていてもよい。
第1高温層31は、第1低温層27を構成する金属板における低温側流路27aが形成された面(低温側流路27aの平坦な内周面を含む仮想的な平面)に対向している。そして、第1高温層31の高温側流路31aは、第1高温層31を構成する金属板における第1低温層27とは反対側を向く面に形成されている。すなわち、高温側流路31aは、第1高温層31内における第1低温層27よりも第2高温層32に近い側に位置している。このため、第1高温層31の高温側流路31aを流れる加温媒体の熱は、第1高温層31を構成する金属材を介して第1低温層27の低温側流路27aを流れる加温対象媒体に伝わる。言い換えると、第1高温層31を流れる加温媒体は、第1高温層31を構成する金属材を介して、第1低温層27の低温側流路27aを流れる加温対象媒体によって冷却される。
第2高温層32は、第1高温層31を構成する金属板における高温側流路31aが形成された面(高温側流路31aの平坦な内周面を含む仮想的な平面)に対向している。そして、第2高温層32の高温側流路32aは、第2高温層32を構成する金属板における第1高温層31とは反対側を向く面に形成されている。すなわち、高温側流路32aは、第2高温層32内における第1高温層31よりも第3高温層33に近い側に位置している。このため、第1高温層31の複数の高温側流路31aと第2高温層32の複数の高温側流路32aとは、第2高温層32を構成する金属材を介して、互いに隣り合っている。したがって、第2高温層32の高温側流路32aを流れる加温媒体の熱は、第2高温層32を構成する金属材を介して、第1高温層31の高温側流路31aを流れる加温媒体に伝わる。
第3高温層33は、第2高温層32を構成する金属板における高温側流路32aが形成された面(高温側流路32aの平坦な内周面を含む仮想的な平面)に対向している。また、第3高温層33は、第2低温層28を構成する金属板における低温側流路28aが形成された面とは反対側の面に対向している。
第3高温層33の高温側流路33aは、第3高温層33を構成する金属板における第2高温層32とは反対側を向く面、すなわち第3高温層33を構成する金属板における第2低温層28に対向する面に形成されている。すなわち、高温側流路33aは、第3高温層33内における第2高温層32よりも第2低温層28に近い側に位置している。このため、第2高温層32の複数の高温側流路32aと第3高温層33の複数の高温側流路33aとは、第3高温層33を構成する金属材を介して、互いに隣り合っている。したがって、第2高温層32を流れる加温媒体の熱は、第3高温層33を構成する金属材を介して、第3高温層33の高温側流路33aを流れる加温部材にも伝わる。
第2低温層28の低温側流路28aは、第2低温層28を構成する金属板における第3高温層33とは反対側を向く面に形成されている。すなわち、低温側流路28aは、第2低温層28内における第3高温層33よりも第1高温層31に近い側に位置している。このため、第3高温層33の複数の高温側流路33aと第2低温層28の複数の低温側流路28aとは、第2低温層28を構成する金属材を介して、互いに隣り合っている。したがって、第3高温層33の高温側流路33aを流れる加温媒体の熱は、第2低温層28を構成する金属材を介して第2低温層28の低温側流路28aを流れる加温対象媒体に伝わる。言い換えると、第3高温層33を流れる加温媒体は、第2低温層28を構成する金属材を介して、第2低温層28の低温側流路28aを流れる加温対象媒体によって冷却される。
第1高温層31と第3高温層33とは全く同一の構成である。第2高温層32を構成する金属板は、第1高温層31を構成する金属板よりも薄く形成されている。そして、第2高温層32の高温側流路32aは、第1高温層31の高温側流路31aの断面積よりも小さく形成されている。なお、金属板の厚みの関係及び流路断面積の関係はこれに限られるものではなく、この逆の関係となっていてもよい。
図示省略しているが、積層体12における高温層及び低温層の積層方向における両端部にはそれぞれ端板が配置されており、端板間に積層体12が挟み込まれた構成となっている。
図3(a)に示すように、第1低温層27(第2低温層28)の低温側流路27a(28a)は、ジグザグ状に形成されている。そして、低温側流路27a(28a)の流入口(一端部)27b(28b)は、低温側供給ヘッダ21の内部空間に開口しており、低温側流路27a(28a)の流出口(他端部)27c(28c)は、低温側集合ヘッダ23の内部空間に開口している。したがって、低温側供給ヘッダ21内の加温対象媒体は、第1低温層27及び第2低温層28の低温側流路27a,28aに流入する。そして、第1低温層27及び第2低温層28の低温側流路27a,28aを流れた加温対象媒体は、いずれも低温側集合ヘッダ23に流入する。なお、低温側流路27a,28aの形状は、ジグザグ状に限られるものではなく、種々の形状が採用され得る。各流路の形状についても、ストレート流路や波形流路など種々の形状が採用され得る。
第1高温層31(第3高温層33)の高温側流路31a(33a)は、図3(b)に示すように、直線状に形成されている。また、第2高温層32の高温側流路32aも、図3(c)に示すように、直線状に形成されている。そして、高温側流路31a,32a,33aの流入口(一端部)31b,32b,33bは、いずれも高温側供給ヘッダ22の内部空間に開口しており、高温側流路31a,32a,33aの流出口(他端部)31c,32c,33cは、何れも高温側集合ヘッダ24の内部空間に開口している。したがって、高温側供給ヘッダ22内の加温媒体は、第1高温層31から第3高温層33の高温側流路33aに分かれて流入する。そして、第1高温層31から第3高温層33の高温側流路33aを流れた加温媒体は、いずれも高温側集合ヘッダ24に流入する。なお、高温側流路31a,32a,33aの形状は、直線状に限られるものではなく、種々の形状が採用され得る。各流路の形状についても、ストレート流路や波形流路など種々の形状が採用され得る。
第1実施形態の積層型流体加温器10では、高温側供給ヘッダ22から第1高温層31の高温側流路31a、第2高温層32の高温側流路32a及び第3高温層33の高温側流路33aに加温媒体が導入される。一方、低温側供給ヘッダ21から第1低温層27の低温側流路27a及び第2低温層28の低温側流路28aに加温対象媒体が導入される。そして、各高温側流路31a,32a,33aを流れる加温媒体は、低温側流路27a,28aを流れる加温対象媒体を加温する。これにより、極低温の液化ガスは気化する。各低温側流路27a,28aを流れた気化ガスは、低温側集合ヘッダ23に集められる。一方、各高温側流路31a,32a,33aを流れた加温媒体は、高温側集合ヘッダ24に集められる。
第1高温層31の高温側流路31aでは、図4に示すように、第1低温層27に近い側において、加温媒体の一部(符号Hで示している)が凝固する場合がある。また、第3高温層33の高温側流路33aでは、第2低温層28に接触するところにおいて、加温媒体の一部(符号Hで示している)が凝固する場合がある。この場合でも、第1高温層31の加温媒体は、第2高温層32の加温媒体によって加熱される。このため、第1高温層31の高温側流路31aでは、第2高温層32に近い側において、または第2高温層32に接触するところにおいて、加温媒体は凝固しにくい。
すなわち、図5に示すように、第1高温層31の高温側流路31aでは、第1低温層27に近い側の温度t1が、第2高温層32に近い側の温度t2よりも低くなっている。また、第3高温層33の高温側流路33aでは、第2低温層28に近い側の温度t3が、第2高温層32に近い側の温度t4よりも低くなっている。このため、第1高温層31では、第1低温層27に近い側において、加温媒体の一部が凝固する場合がある。また、第3高温層33では、第2低温層28に近い側において、加温媒体の一部が凝固する場合がある。しかしながら、第1高温層31の高温側流路31aに隣接する第2高温層32側端面の部材(金属板)の温度t2が、第1低温層27側端面における部材(金属板)の温度t5よりも高い。このため、第1高温層31及び第3高温層33の高温側流路33a(hot1)を閉塞するように加温媒体が凝固することは起こり難い。
図4では、高温層31,32,33の全ての高温側流路31a,32a,33aにおいて、加温媒体の凝固が生じている状態を示しているが、一部の高温側流路31a,32a,33aにおいて加温媒体の凝固が生ずる場合もある。この場合、凝固によって面積が小さくなった高温側流路31a,32a,33aほど流路抵抗が大きくなる。このため、凝固の生じていない高温側流路31a,32a,33a又は凝固量の少ない高温側流路31a,32a,33aほど、加温媒体の流量が多くなる。このため、凝固量の少ない高温側流路31a,32a,33aによって、凝固量の多い高温側流路31a,32a,33aを加熱し易くなっている。
以上説明したように、本実施形態では、第1高温層31の複数の高温側流路31aには、第1高温層31を構成する部材を介して互いに隣り合う高温側流路31aが含まれている。このため、ある高温側流路31aを流れる加温媒体の熱が、その隣の高温側流路31aを流れる加温媒体に第1高温層31を構成する部材を通じて伝わる。つまり、第1高温層31を構成する部材における高温側流路31a間の部位は、高温に維持されやすい。このため、加温対象媒体の温度が加温媒体の凝固点よりも低いとしても、加温媒体の温度を凝固点以上に維持し易くすることができる。仮に、ある高温側流路31aを流れる加温媒体の一部が凝固し出したとしても、その隣の高温側流路31aを流れる加温媒体の熱により、凍り出した加温媒体を融解させることができる。したがって、加温流体の一部が凍ることがあったとしても、積層型流体加温器10の運転を継続することが可能となる。
また本実施形態では、第2高温層32を構成する部材を介して、第2高温層32の高温側流路32aを流れる加温媒体の熱が、その隣の第1高温層31の高温側流路31aを流れる加温媒体に伝わる。換言すれば、第1高温層31の高温側流路31aと第2高温層32の高温側流路32aとの間の部位は、加熱対象媒体によって冷却され難いため、高温に維持され易い。このため、第1高温層31の高温側流路31aを流れる加温媒体が低温側流路27a,28aの加温対象媒体によって冷却されるとしても、高温側流路31a,32a,33a間の高温に維持される部位によって、加温媒体が加温されるため、加温媒体が凍ることをより抑制することができる。
また本実施形態では、第2高温層32には第3高温層33が隣接している。すなわち、第2高温層32は、第1高温層31と第3高温層33とによって挟まれており、低温層27,28には隣接していない。このため、第2高温層32の高温側流路32aを流れる加温媒体は、第3高温層33の高温側流路33aを流れる加温媒体を加温するとともに、第3高温層33の高温側流路33aを流れる加温媒体を加温する。したがって、第1高温層31の高温側流路31aを流れる加温媒体及び第3高温層33の高温側流路33aを流れる加温媒体が凝固することをより抑制することができる。
また本実施形態では、第3高温層33の高温側流路33aを流れる加温媒体が第2低温層28の低温側流路28aの加温対象媒体によって冷却される。しかしながら、第2高温層32の高温側流路32aと第3高温層33の高温側流路33aとの間の部位が高温に維持されるため、第3高温層33の高温側流路33aを流れる加温媒体が凝固することを抑制することができる。
また本実施形態では、例えば、第1高温層31の高温側流路31aを流れる加温媒体の一部が凝固した場合、当該高温側流路31aの流路抵抗が高くなる。このため、高温側供給ヘッダ22から供給される加温媒体は、第2高温層32の高温側流路32aにより流れ易くなる。したがって、第2高温層32の高温側流路32aを流れる加温媒体によって、第1高温層31の高温側流路31aを流れる加温流体をより加温することができる。したがって、高温側流路31a,32a,33aへの加温媒体の供給流量を調整する手段を新たに設けなくても、供給流量を自動的に調整することができる。
なお、第1実施形態では、高温側流路31a,32a,33aが各高温層31,32,33における図2の上側に形成され、低温側流路27a,28aが各低温層27,28における図2の上側に形成された構成となっているが、これに限られるものではない。高温側流路31a,32a,33aは各高温層31,32,33における図2の下側に形成され、低温側流路27a,28aが各低温層27,28における図2の下側に形成された構成であってもよい。この場合、第1高温層31の複数の高温側流路31aと第2高温層32の複数の高温側流路32aとは、第1高温層31を構成する部材(金属材)を介して、互いに隣り合うことになる。また、第2高温層32の複数の高温側流路32aと第3高温層33の複数の高温側流路33aとは、第2高温層32を構成する部材(金属材)を介して、互いに隣り合うことになる。
第1高温層31の複数の高温側流路31aと第2高温層32の複数の高温側流路32aとは、第1高温層31を構成する部材及び第2高温層32を構成する部材を介して、互いに隣り合う構成であってもよい。また、第2高温層32の複数の高温側流路32aと第3高温層33の複数の高温側流路33aとは、第2高温層32を構成する部材及び第3高温層33を構成する部材を介して、互いに隣り合う構成であってもよい。
(第2実施形態)
図6は本発明の第2実施形態を示す。尚、ここでは第1実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
第1実施形態では、第1高温層31の高温側流路31a及び第2高温層32の高温側流路32aに加温媒体を供給する高温側供給ヘッダ22が設けられている。これに対し、第2実施形態では、第1高温層31(第3高温層33)の高温側流路31a(33a)及び第2高温層32の高温側流路32aに別個の高温側供給ヘッダ41,42から加温媒体が供給される構成となっている。
具体的には、第2実施形態に係る積層型流体加温器10は、第1高温層31の複数の高温側流路31aに加温媒体を供給する第1高温側供給ヘッダ41と、第2高温層32の複数の高温側流路32aに加温媒体を供給する第2高温側供給ヘッダ42と、第1高温層31の複数の高温側流路31aを流れた加温媒体を合流させる第1高温側集合ヘッダ43と、第2高温層32の複数の高温側流路32aを流れた加温媒体を合流させる第2高温側集合ヘッダ44と、を備えている。なお、第1高温側供給ヘッダ41は、第3高温層33の複数の高温側流路33aにも加温媒体を供給し、第1高温側集合ヘッダ43は、第3高温層33の複数の高温側流路33aを流れた加温媒体をも合流させる。
低温層の低温側流路27a,28aの形態は、図7(a)に示すように、第1実施形態と同様の形態であってもよい。第1高温層31の高温側流路31aの形態は、図7(b)に示すように、第1実施形態と同様の形態であってもよい。この場合、第2高温層32の高温側流路32aの形態が、第1実施形態と異なる。例えば、図7(c)に示すように、第2高温層32の高温側流路32aはジグザグ状に形成されていてもよい。そして、第2高温層32における高温側流路32aの流入口32bは、第1高温層31(第3高温層33)における高温側流路31a(33a)の流入口31b(33b)と異なる位置に設けられている。また、第2高温層32における高温側流路32aの流出口32cは、第1高温層31(第3高温層33)における高温側流路31a(33a)の流出口31c(33c)と異なる位置に設けられている。第1高温層31(第3高温層33)の高温側流路31a(33a)の流入口31b(33b)は、第1高温側供給ヘッダ41の内部空間に開口し、流出口31c(33c)は、第1高温側集合ヘッダ43の内部空間に開口している。第2高温層32の高温側流路32aの流入口32bは、第2高温側供給ヘッダ42の内部空間に開口し、流出口32cは、第2高温側集合ヘッダ44の内部空間に開口している。
積層型流体加温器10は、第1高温側供給ヘッダ41及び第2高温側供給ヘッダ42への供給割合を調整する調整部46を備えている。調整部46は、第1状態検出部46aと、第2状態検出部46bと、流量調整部46cとを含む。第1状態検出部46aは、第1高温側供給ヘッダ41の内部での流体圧力と第1高温側集合ヘッダ43の内部での流体圧力との差圧を検出するように構成されている。第2状態検出部46bは、第2高温側供給ヘッダ42の内部での流体圧力と第2高温側集合ヘッダ44の内部での流体圧力との差圧を検出するように構成されている。第1状態検出部46a及び第2状態検出部46bとして、差圧計が用いられてもよく、あるいは2つの圧力計と両圧力計の検出値の差分を取る比較器との構成であってもよい。なお、第1状態検出部46a及び第2状態検出部46bは、圧力差を検出するものに限られず、例えば、第1高温側集合ヘッダ43の内部の流体温度と第1高温側集合ヘッダ43の内部の流体温度との温度差を検出するように構成されていてもよい。
流量調整部46cは、第1状態検出部46aによる検出結果及び第2状態検出部46bによる検出結果に応じて、第1高温側供給ヘッダ41及び前記第2高温側供給ヘッダ42への供給割合を調整するように構成されている。流量調整部46cは、第1高温側供給ヘッダ41に供給される加温媒体の流量を調節する第1流量調整弁46dと、第2高温側供給ヘッダ42に供給される加温媒体の流量を調節する第2流量調整弁46eとを備えている。なお、流量調整部46cは、2つの調整弁によって構成されるものに限られず、例えば三方弁によって構成されていてもよい。
本実施形態によれば、調整部46によって、第1高温層31の高温側流路31aに供給される加温媒体の流量と、第2高温層32の高温側流路32aに供給される加温媒体の流量を調整することができる。したがって、例えば、高温側流路31a,32a,33aの圧力損失等に基づいて、高温側流路31a,32a,33aへの供給量を調整することにより、加温媒体の一部が凍った場合においても、積層型流体加温器10の運転を継続することができる。
なお、その他の構成、作用及び効果はその説明を省略するが前記第1実施形態と同様である。
(その他の実施形態)
なお、本発明は、前記実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更、改良等が可能である。例えば、第1実施形態では、第1低温層27、第1高温層31、第2高温層32、第3高温層33及び第2低温層28が順に隣接する構成であるが、これに限られるものではない。例えば、図8に示すように、第1低温層27、第1高温層31、第2高温層32及び第2低温層28が順に隣接した構成であってもよい。図8の構成の場合、第1高温層31の複数の高温側流路31aと第2高温層32の複数の高温側流路32aとは、第2高温層32を構成する金属材を介して、互いに隣り合っている。なお、第1高温層31の複数の高温側流路31aと第2高温層32の複数の高温側流路32aとは、第1高温層31を構成する金属材及び第2高温層32を構成する金属材の少なくとも一方を介して、互いに隣り合っていればよい。そうすれば、第2高温層32の高温側流路32aを流れる加温媒体の熱が、その隣の第1高温層31の高温側流路31aを流れる加温媒体に伝わる。換言すれば、第1高温層31の高温側流路31aと第2高温層32の高温側流路32aとの間の部位は、加熱対象媒体によって冷却され難いため、高温に維持され易い。このため、第1高温層31の高温側流路31aを流れる加温媒体が低温側流路27aの加温対象媒体によって冷却されるとしても、高温側流路31a,32a間の高温に維持される部位によって、加温媒体が加温される。このため、加温媒体が凍ることを抑制することができる。
また、図9に示すように、第1低温層27、第1高温層31が順に隣接する構成であってもよい。この場合においても、第1高温層31に形成された複数の高温側流路31aに、第1高温層31を構成する金属材を介して互いに隣り合う高温側流路31aが含まれた構成となっている。このため、ある高温側流路31aを流れる加温媒体の熱が、その隣の高温側流路31aを流れる加温媒体に第1高温層31を構成する金属材を通じて伝わる。つまり、第1高温層31を構成する金属材における高温側流路31a間の部位は、高温に維持されやすい。
10 積層型流体加温器
21 低温側供給ヘッダ
22 高温側供給ヘッダ
23 低温側集合ヘッダ
24 高温側集合ヘッダ
27 第1低温層
27a 低温側流路
28 第2低温層
28a 低温側流路
31 第1高温層
31a 高温側流路
32 第2高温層
32a 高温側流路
33 第3高温層
33a 高温側流路
41 第1高温側供給ヘッダ
42 第2高温側供給ヘッダ
43 第1高温側集合ヘッダ
44 第2高温側集合ヘッダ
46 調整部
46a 第1状態検出部
46b 第2状態検出部
46c 流量調整部

Claims (13)

  1. 加温対象媒体が導入される複数の低温側流路が形成された第1低温層と、
    前記第1低温層に隣接し、前記加温対象媒体を加温するための加温媒体が導入される複数の高温側流路が形成された第1高温層と、を備え、
    前記複数の低温側流路に導入される前記加温対象媒体の温度が前記加温媒体の凝固点よりも低く、
    前記複数の高温側流路には、前記第1高温層を構成する部材を介して互いに隣り合う高温側流路が含まれている、積層型流体加温器。
  2. 前記第1高温層には、前記加温媒体と同じ流体からなる加温媒体が導入される複数の高温側流路が形成された第2高温層が隣接しており、
    前記第1高温層の複数の高温側流路と前記第2高温層の複数の高温側流路とは、前記第1高温層を構成する部材及び前記第2高温層を構成する部材の少なくとも一方を介して、互いに隣り合っている、請求項1に記載の積層型流体加温器。
  3. 前記第2高温層には、前記加温対象媒体と同じ流体からなる加温対象媒体が導入される複数の低温側流路が形成された第2低温層が積層されている、請求項2に記載の積層型流体加温器。
  4. 前記第2高温層には、前記加温媒体と同じ流体からなる加温媒体が導入される複数の高温側流路が形成された第3高温層が隣接しており、
    前記第2高温層の複数の高温側流路と前記第3高温層の複数の高温側流路とは、前記第2高温層を構成する部材及び前記第3高温層を構成する部材の少なくとも一方を介して、互いに隣り合っている、請求項2に記載の積層型流体加温器。
  5. 前記第3高温層には、前記加温対象媒体と同じ流体からなる加温対象媒体が導入される複数の低温側流路が形成された第2低温層が隣接している、請求項4に記載の積層型流体加温器。
  6. 前記第1高温層の前記複数の高温側流路に導入される加温媒体と、前記第2高温層の前記複数の高温側流路とに導入される加温媒体とを供給する高温側供給ヘッダを備えている、請求項2から5の何れか1項に記載の積層型流体加温器。
  7. 前記第1高温層の前記複数の高温側流路に加温媒体を供給する第1高温側供給ヘッダと、
    前記第2高温層の前記複数の高温側流路に加温媒体を供給する第2高温側供給ヘッダと、
    前記第1高温側供給ヘッダ及び前記第2高温側供給ヘッダへの供給割合を調整する調整部と、を備えている、請求項2から5の何れか1項に記載の積層型流体加温器。
  8. 前記複数の低温側流路に導入される前記加温対象媒体の温度が−40℃以下である請求項1から7の何れか1項に記載の積層型流体加温器。
  9. 第1低温層と、前記第1低温層に隣接した第1高温層とを備えた積層型流体加温器を用い、
    前記積層型流体加温器の前記第1低温層に形成された複数の低温側流路に加温対象媒体を導入し、
    前記第1高温層を構成する部材を介して互いに隣り合う高温側流路が含まれているように前記第1高温層に形成された複数の高温側流路に加温媒体を導入して、前記加温媒体によって前記低温側流路を流れる前記加温対象媒体を加温し、
    前記複数の低温側流路に導入される前記加温対象媒体の温度が前記加温媒体の凝固点よりも低い、積層型流体加温器による流体の加温方法。
  10. 前記第1高温層を構成する部材及び第2高温層を構成する部材の少なくとも一方を介して、前記第1高温層の複数の高温側流路に隣り合うように前記積層型流体加温器の前記第2高温層に形成された複数の高温側流路にも加温媒体を導入する、請求項9に記載の積層型流体加温器による流体の加温方法。
  11. 前記第2高温層を構成する部材及び第3高温層を構成する部材の少なくとも一方を介して、前記第2高温層の複数の高温側流路に隣り合うように前記積層型流体加温器の前記第3高温層に形成された複数の高温側流路にも加温媒体を導入する、請求項10に記載の積層型流体加温器による流体の加温方法。
  12. 前記第1高温層の前記複数の高温側流路と、前記第2高温層の前記複数の高温側流路とに、同じ供給ヘッダから加温媒体を供給する、請求項10又は11に記載の積層型流体加温器による流体の加温方法。
  13. 前記第1高温層の前記複数の高温側流路と、前記第2高温層の前記複数の高温側流路とに、異なる供給ヘッダから加温媒体を供給し、これらの供給ヘッダへの加温媒体の供給割合を調整する、請求項10又は11に記載の積層型流体加温器による流体の加温方法。
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