WO2019188676A1 - 中間媒体式気化器 - Google Patents

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Abstract

中間媒体式気化器(10)は、加温媒体と中間媒体との間での熱交換によって中間媒体を蒸発させる中間媒体蒸発部(E1)と、第1流路層と第2流路層とが積層された構成の積層型熱交換器からなる熱交換部(14)と、を備える。第1流路層は、中間媒体蒸発部(E1)で蒸発した中間媒体が流入する中間媒体流路部と、加温媒体が流入する加温媒体流路部と、を有する。第2流路層は、液化ガスが流入するように構成されるとともに、中間媒体流路部を流れる中間媒体によって加熱されて液化ガスの少なくとも一部が蒸発する液化ガス流路部と、液化ガス流路部で蒸発したガスが加温媒体流路部を流れる加温媒体によって加温されるガス加温流路部と、を有する。

Description

中間媒体式気化器
 本発明は、中間媒体式気化器に関する。
 下記特許文献1に開示されているように、LNG等の低温液化ガスを気化する装置として、中間媒体を用いる中間媒体式気化器が知られている。特許文献1に開示されている中間媒体式気化器は、図8に示すように、中間媒体蒸発器81と、LNG蒸発器82と、加温器83と、を備えている。また、中間媒体式気化器には、熱源流体としての海水が通る経路として、入口室85、多数本の伝熱管86、中間室87、多数本の伝熱管88及び出口室89が、この順に配置されている。伝熱管86は加温器83内に、また伝熱管88は中間媒体蒸発器81内にそれぞれ配置されている。中間媒体蒸発器81内には、海水の温度よりも沸点の低い中間媒体(例えばプロパン)が収容されている。LNG蒸発器82は、LNGの流路と中間媒体の流路とが積層された積層型熱交換器によって構成されている。加温器83は、NG導管94によってLNG蒸発器82と接続されている。
 このような気化器において、熱源流体である海水は、入口室85、伝熱管86、中間室87及び伝熱管88を通って出口室89に至る。このとき、伝熱管88を通る海水は、中間媒体蒸発器81内の液状中間媒体と熱交換する。これにより、中間媒体が蒸発する。
 一方、気化対象であるLNGは、LNG蒸発器82に導入される。LNG蒸発器82内では、LNGと中間媒体蒸発器81で蒸発した中間媒体との熱交換により、LNGは蒸発してNGとなる。このNGは、NG導管94を通じて加温器83内に導入され、この加温器83内の伝熱管86を流れる海水との熱交換によってさらに加熱される。
 特許文献1に開示された中間媒体式気化器では、LNG蒸発器82と加温器83とが離れたところに配置されており、LNG蒸発器82及び加温器83はNG導管94によって互いに接続されている。このため、中間媒体式気化器が大型化してしまう。また、加温器83がシェル・アンド・チューブタイプの熱交換器によって構成されているため、中間媒体式気化器が相当な重量となってしまう。
特開2017-120125号公報
 本発明の目的は、中間媒体式気化器の小型化及び軽量化を図ることにある。
 本発明の一局面に係る中間媒体式気化器は、加温媒体と中間媒体との間での熱交換によって前記中間媒体を蒸発させる中間媒体蒸発部と、第1流路層と第2流路層とが積層された構成の積層型熱交換器からなる熱交換部と、を備える。前記第1流路層は、前記中間媒体蒸発部で蒸発した中間媒体が流入する中間媒体流路部と、加温媒体が流入する加温媒体流路部と、を有する。前記第2流路層は、液化ガスが流入するように構成されるとともに、前記中間媒体流路部を流れる中間媒体によって加熱されて前記液化ガスの少なくとも一部が蒸発する液化ガス流路部と、前記液化ガス流路部で蒸発したガスが前記加温媒体流路部を流れる加温媒体によって加温されるガス加温流路部と、を有する。
実施形態に係る中間媒体式気化器の構成を概略的に示す図である。 前記中間媒体式気化器に設けられた中間媒体蒸発部の構成を説明するための図である。 前記中間媒体式気化器に設けられた熱交換部の構成を説明するための図である。 前記熱交換部の第2流路層の構成を説明するための図である。 合流部と境界領域との位置関係を説明するための図である。 変形例における合流部と境界領域との位置関係を説明するための図である。 変形例における合流部と加温媒体流路部との位置関係を説明するための図である。 従来の中間媒体式気化器の構成を示す図である。
実施形態
 以下、添付図面を参照しながら、実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
 図1に示すように、本実施形態に係る中間媒体式気化器10は、中間媒体蒸発部E1と、熱交換部14と、循環流路16と、接続流路18と、を備えている。熱交換部14は、液化ガス蒸発部E2と加温部E3とを有している。液化ガス蒸発部E2には、液化ガスを導入させる液化ガス流入路22が分配ヘッダ23を介して接続されている。加温部E3には、ガスを導出させるガス排出路25が集合ヘッダ26を介して接続されている。ガス排出路25は、ガスの利用側に繋がっている。
 液化ガスとしては、例えば、液化天然ガス(LNG)、液化石油ガス(LPG)、液体窒素(LN2)などが用いられる。本実施形態に係る中間媒体式気化器10は、LNGを気化させるものとする。
 循環流路16は、中間媒体蒸発部E1と熱交換部14の液化ガス蒸発部E2とを接続するとともに閉ループを形成している。中間媒体蒸発部E1には、分配ヘッダ27及び集合ヘッダ28が設けられており、これらヘッダ27,28に循環流路16を構成する配管が接続されている。また、液化ガス蒸発部E2にも分配ヘッダ29及び集合ヘッダ30が設けられており、これらヘッダ29,30に循環流路16を構成する配管が接続されている。
 循環流路16には、中間媒体が封入されている。中間媒体としては、加温媒体(例えば水、グリコール水)の温度よりも沸点の低い流体である例えばプロパンが用いられている。中間媒体は、循環流路16を一方向に循環する。
 接続流路18は、熱交換部14の加温部E3に設けられた集合ヘッダ33と中間媒体蒸発部E1に設けられた分配ヘッダ34とを互いに接続している。加温部E3には、加温媒体を導入させる媒体導入路35が分配ヘッダ36を介して接続されている。中間媒体蒸発部E1には、加温媒体を導出させる媒体導出路37が集合ヘッダ38を介して接続されている。
 図2に示すように、中間媒体蒸発部E1は、加温媒体流路層41と中間媒体流路層42とが交互に配置された積層型熱交換器によって構成されている。加温媒体流路層41には、接続流路18に接続された分配ヘッダ34から加温媒体が導入される複数の流路41aが形成されている。この流路41aを流れた加温媒体は、集合ヘッダ38を通して媒体導出路37に導出される。一方、中間媒体流路層42には、循環流路16に接続された分配ヘッダ27から液状の中間媒体が導入される複数の流路42aが形成されている。この流路42aを流れた中間媒体はガス状となり、集合ヘッダ28を通して循環流路16に導出される。
 本実施形態では、中間媒体蒸発部E1は、加温媒体流路層41を構成する金属板と中間媒体流路層42を構成する金属板とが拡散接合されることによって構成されたマイクロチャネル熱交換器によって構成されている。加温媒体流路層41内の流路41a及び中間媒体流路層42内の流路42aは、何れも例えば半円形の断面を有する。なお、中間媒体蒸発部E1を構成する積層型熱交換器は、マイクロチャネル熱交換器に限られるものではなく、多数の金属板が積層されるとともに、金属板間に流路が形成された構成のプレート式熱交換器によって構成されていてもよい。また、加温媒体流路層41と中間媒体流路層42とが交互に積層された構成に限られるものではなく、加温媒体流路層41と中間媒体流路層42との間に別の層が形成された構成であってもよい。すなわち、中間媒体蒸発部E1は、複数の加温媒体流路層41と複数の中間媒体流路層42とが積層された積層体を有する構成であればよい。
 中間媒体流路層42の複数の流路42aは、上下方向(重力方向に平行な方向)に延びるように形成されている。積層型熱交換器(中間媒体蒸発部E1)内に液状の中間媒体を流入させる分配ヘッダ27は、積層型熱交換器の下面に固定されている。積層型熱交換器(中間媒体蒸発部E1)内からガス状の中間媒体を流出させる集合ヘッダ28は、積層型熱交換器の上面に固定されている。
 加温媒体流路層41の複数の流路41aは、蛇行しながら、あるいは直線的に水平方向に延びるように形成されている。加温媒体流路層41の流路41a内に加温媒体を流入させる分配ヘッダ34は、積層型熱交換器(中間媒体蒸発部E1)の一方の側面に固定されている。加温媒体流路層41の流路41aから加温媒体を流出させる集合ヘッダ38は、積層型熱交換器(中間媒体蒸発部E1)のもう一方の側面(反対側の側面)に固定されている。
 中間媒体蒸発部E1では、加温媒体流路層41内の流路41aを流れる加温媒体と、中間媒体流路層42内の流路42aを流れる液状の中間媒体とが熱交換することによって、中間媒体が蒸発する。
 図3に示すように、熱交換部14は、第1流路層45と第2流路層46とが交互に積層された構成の積層型熱交換器によって構成されている。すなわち、熱交換部14には、複数の第1流路層45と複数の第2流路層46とが含まれている。そして、複数の第1流路層45の何れかに複数の第2流路層46の何れかが積層されている。この積層が繰り返されて積層体が構成されている。本実施形態では、熱交換部14は、第1流路層45を構成する金属板と第2流路層46を構成する金属板とが拡散接合されることによって構成されたマイクロチャネル熱交換器によって構成されている。なお、熱交換部14を構成する積層型熱交換器は、マイクロチャネル熱交換器に限られるものではなく、多数の金属板が積層されるとともに、金属板間に流路が形成された構成のプレート式熱交換器によって構成されていてもよい。また、第1流路層45と第2流路層46とが交互に積層された構成に限られるものではなく、第1流路層45と第2流路層46との間に別の層が形成された構成であってもよい。すなわち、熱交換部14は、複数の第1流路層45と複数の第2流路層46とが積層された積層体を有する構成であればよい。
 第1流路層45は、中間媒体が導入される中間媒体流路部47と、加温媒体が流入する加温媒体流路部48と、を有している。
 中間媒体流路部47には、循環流路16に接続された分配ヘッダ29から中間媒体が導入される複数の流路47aが形成されている。この流路47aを流れた中間媒体は、集合ヘッダ30を通して循環流路16に導出される。流路47aは、上下方向に直線的に又は蛇行しながら延びている。中間媒体流路部47の流路47aは、例えば半円形の断面を有する。隣り合う流路47a間の幅は、流路47a自体の幅よりも狭く形成されている。
 加温媒体流路部48には、媒体導入路35に接続された分配ヘッダ36から加温媒体が導入される複数の流路48aが形成されている。この流路48aを流れた加温媒体は、集合ヘッダ33を通して接続流路18に導出される。流路48aは、上下方向に直線的に又は蛇行しながら延びている。加温媒体流路部48の流路48aは、例えば半円形の断面を有する。隣り合う流路48a間の幅は、流路48a自体の幅よりも狭く形成されている。
 第1流路層45において、中間媒体流路部47と加温媒体流路部48との間の領域は、流路が形成されていない境界領域50となっている。境界領域50は、中間媒体流路部47の各流路47aの幅よりも広い幅を有するとともに加温媒体流路部48の各流路48aの幅よりも広い幅を有している。境界領域50は、積層型熱交換器(熱交換部14)における上下方向の全体に亘って形成されている。また、境界領域50は、中間媒体流路部47の流路47a間の幅よりも広く、かつ加温媒体流路部48の流路48a間の幅よりも広い幅を有している。
 図4に示すように、第2流路層46は、液化ガス流路部52と、ガス加温流路部53と、液化ガス流路部52及びガス加温流路部53間に位置する合流部54と、を有している。液化ガス流路部52には、液化ガス流入路22に接続された分配ヘッダ23からLNGが導入される複数の流路52aが形成されている。液化ガス流路部52の流路52aは、何れも例えば半円形の断面を有する。図4では、隣り合う流路52a間の幅は、流路52a自体の幅よりも広く描かれているが、隣り合う流路52a間の幅は、流路52a自体の幅よりも狭くなっていてもよい。
 図4に示すように、液化ガス流路部52の流路52aは、一端部(流入開口)52bが積層型熱交換器(熱交換部14)の側面に開口し、この一端部52bから側方に延びた後、蛇行しながら上方に向かっている。これらの複数の流路52aは何れも、上下方向に長い形状を有する合流部54の一方の側面における上側部位に繋がっている。合流部54の水平方向における幅は、液化ガス流路部52の流路52aの幅よりも広い。
 合流部54のもう一方の側面には、ガス加温流路部53を構成する複数の流路53aが繋がっている。流路53aは、上下方向に間隔をおいて配置され、合流部54の上下方向の全体に亘る範囲において合流部54に接続されている。各流路53aは、水平方向に直線状に延び、流路53aの一端部(流出開口)53bは、積層型熱交換器(熱交換部14)の側面に開口している。流路53aは、集合ヘッダ26を通してガス排出路25に連通している。ガス加温流路部53の流路53aは、何れも例えば半円形の断面を有する。
 液化ガス流路部52と中間媒体流路部47とにより、前述した液化ガス蒸発部E2が構成されている。すなわち、液化ガス蒸発部E2は、積層型熱交換器における、液化ガス流路部52の流路52aを流れるLNGと、中間媒体流路部47の流路47aを流れる中間媒体とが熱交換する熱交換領域である。これにより、LNGの少なくとも一部が蒸発し、ガス状の中間媒体が凝縮する。
 ガス加温流路部53と加温媒体流路部48とにより、前述した加温部E3が構成されている。すなわち、加温部E3は、積層型熱交換器における、加温媒体流路部48の流路48aを流れる加温媒体とガス加温流路部53の流路53aを流れるNGとの熱交換領域である。つまり、液化ガス蒸発部E2及び加温部E3は、1つの積層型熱交換器によって構成されている。加温部E3において、NGは所望の温度まで加熱される。NGは、ガス排出路25を通してガス利用側に供給される。
 図5に示すように、合流部54は、第2流路層46内における中間媒体流路部47に対応する(隣接する)部位と、第2流路層46内における加温媒体流路部48に対応する(隣接する)部位との間の位置に配置されている。より具体的には、第1流路層45では、図5における左右方向の中央部に境界領域50が設けられており、境界領域50の左側が中間媒体流路部47となり、境界領域50の右側が加温媒体流路部48となっている。図5の左側は、液化ガス流路部52の流入開口が形成された側面に近い側であり、図5の右側は、ガス加温流路部53の流出開口が形成された側面に近い側である。第1流路層45及び第2流路層46の積層方向に見て、合流部54は、図5の左右方向つまりLNGの流入口からNGの流出口に向かう方向において、境界領域50と重なる位置に位置している。言い換えると、合流部54は、第2流路層46内において、液化ガス蒸発部E2と加温部E3との間に位置している。液化ガス蒸発部E2は、中間媒体流路部47を流れる中間媒体と液化ガス流路部52を流れるLNGとの熱交換領域である。加温部E3は、加温媒体流路部48を流れる加温媒体とガス加温流路部53を流れるNGとの熱交換領域である。すなわち、合流部54は、第2流路層46内において、加温媒体流路部48を流れる加温媒体とガス加温流路部53を流れるNGとの熱交換領域よりもLNGの流れ方向における上流側に位置している。このため、低温のLNGによって加温媒体が凍結することを防止することができる。
 なお、図5では、便宜上、液化ガス流路部52の流路52aとガス加温流路部53の流路53aが省略されている。図6~図8においても同様である。
 図5では、合流部54は、第1流路層45及び第2流路層46の積層方向に見た場合に、中間媒体流路部47と加温媒体流路部48との間の位置に収まっている。つまり、合流部54は、第1流路層45及び第2流路層46の積層方向に見たときに、中間媒体流路部47に重ならず、且つ加温媒体流路部48に重ならないように形成されている。しかし、この構成に限られない。例えば、図6に示すように、合流部54は、第1流路層45及び第2流路層46の積層方向に見たときに、境界領域50と重なる部位と、中間媒体流路部47と重なる部位とを有するように形成されていてもよい。この場合でも、合流部54は、第2流路層46内において、加温媒体流路部48を流れる加温媒体とガス加温流路部53を流れるNGとの熱交換領域よりもLNGの流れ方向における上流側に位置する。このため、低温のLNGによって加温媒体が凍結することを防止することができる。
 また、図7に示すように、中間媒体流路部47と加温媒体流路部48との間に境界領域50が形成されない場合には、合流部54は、第1流路層45及び第2流路層46の積層方向に見て、中間媒体流路部47と重なる一方で、加温媒体流路部48とは重ならない位置に配置されていてもよい。この構成でも、合流部54が加温媒体流路部48から離れているため、低温のLNGによって加温媒体が凍結することを防止することができる。
 ここで、本実施形態に係る中間媒体式気化器10の運転動作について説明する。
 加温媒体は、媒体導入路35、熱交換部14の第1流路層45内に位置する加温媒体流路部48、接続流路18、中間媒体蒸発部E1の加温媒体流路層41及び媒体導出路37をこの順に流れる。具体的に、加温媒体は、媒体導入路35を流れて分配ヘッダ36を通して、熱交換部14における加温媒体流路部48の各流路48aに流入する。この加温媒体は、各流路48aを流れた後、集合ヘッダ33で合流し、接続流路18を流れる。接続流路18を流れた加温媒体は、分配ヘッダ34を通して、中間媒体蒸発部E1の加温媒体流路層41における各流路41aに流入する。各流路41aを流れた加温媒体は、集合ヘッダ38で合流し、媒体導出路37に流出する。
 中間媒体は、循環流路16を流れ、中間媒体蒸発部E1と、熱交換部14の液化ガス蒸発部E2における中間媒体流路部47との間を自然循環する。より具体的には、中間媒体は、循環流路16から分配ヘッダ27を通して、中間媒体蒸発部E1における中間媒体流路層42を構成する各流路42aに下から流入する。このときの中間媒体は、液状の中間媒体である。各流路42aを流れた中間媒体は、集合ヘッダ28で合流し、循環流路16を流れる。このときの中間媒体は、後述するように、ガス状の中間媒体となっている。このガス状の中間媒体は、分配ヘッダ29を通して、熱交換部14の第1流路層45内に位置する中間媒体流路部47の各流路47aに上から流入する。この中間媒体は、各流路47aを流れ落ちた後、集合ヘッダ30で合流し、循環流路16を流れて再び、中間媒体蒸発部E1に流入する。中間媒体流路部47から流出したときの中間媒体は、後述するように、液状の中間媒体となっている。液化ガス蒸発部E2における中間媒体の液面は、循環流路16又は集合ヘッダ30において、中間媒体蒸発部E1よりも上側に位置するため、中間媒体は自然循環が可能となっている。
 LNGは、液化ガス流入路22を流れて、分配ヘッダ23を通して、熱交換部14の液化ガス蒸発部E2における液化ガス流路部52の各流路52aに流入する。一方、液化ガス蒸発部E2の中間媒体流路部47における各流路47aには、前述したように、ガス状の中間媒体が流入している。したがって、液化ガス蒸発部E2の液化ガス流路部52において、LNGは、中間媒体と熱交換する。これにより、少なくとも一部のLNGは蒸発してNGとなる。このとき、LNGは、蛇行しつつ上方に向かって延びる流路52a内を蒸発しつつ流れる。一方、ガス状の中間媒体は、液化ガス蒸発部E2の中間媒体流路部47において凝縮して液状となる。液状の中間媒体は、中間媒体流路部47の各流路47a内を上から下に向かって流れ落ちる。
 液化ガス流路部52の各流路52aを流れたNGは、合流部54における上側部位から合流部54内に流入する。このとき、NGには液化ガス(LNG)が含まれていることもある。NGが合流部54における上側部位から合流部54内に導入されるため、液化ガスが含まれている場合には、液化ガスは上から下に流れやすい。このため、ガス分よりも低温となっている液化ガスが分散されやすい。すなわち、合流部54における下側部位から合流部54に導入される構成では、NGに液化ガスが含まれている場合、液化ガスは上昇しにくい。このため、ガス加温流路部53における下側に位置する流路53aに液化ガスが流入し易い一方で、上側に位置する流路53aには液化ガスが流入しにくい。このため、液化ガス(より低温の流体)の分散性は余り良くない。これに対し、NGが合流部54における上側部位から合流部54内に導入される場合には、ガス加温流路部53における上側の流路53aから下側の流路53aに亘って液化ガスが流入し易く、分散性が良い。したがって、合流部54内においてNGの温度の偏りが解消される。このNGは、ガス加温流路部53の各流路53aを流れて、加温媒体流路部48の各流路48aを流れる加温媒体によってさらに加熱されて、所望の温度となる。このNGは、集合ヘッダ26で合流し、ガス排出路25を通して、ガス利用側に送られる。
 以上説明したように、本実施形態では、液化ガス流路部52を有する液化ガス蒸発部E2と、ガス加温流路部53を有する加温部E3とが、配管によって接続されておらず、1つの積層型熱交換器によって構成されている。このため、従来のように、液化ガス蒸発部とガス加温器とが配管によって接続された構成に比べ、小型化を図ることができる。しかも、液化ガス蒸発部E2及び加温部E3を有する熱交換部14が積層型熱交換器によって構成されているので、熱交換部14がシェル・アンド・チューブタイプの熱交換器によって構成される場合と比べ、軽量化を図ることができる。
 液化ガス流路部52においては、各流路52aを流れるLNGの流量間に差が生じて、流路52a毎にLNGの温度又は蒸発量の差が生ずることがある。しかしながら、液化ガス流路部52の各流路52aは、合流部54に繋がっている。このため、各流路52aのNG(場合によってはLNGが含まれる)が合流部54において合流する。このため、場合によってはLNGが含まれることがあるとしても、ガス加温流路部53の各流路53aに流入する前に、NGの温度の均一化を図ることができる。
 また本実施形態では、液化ガス流路部52において、LNGが下側から上側に向かって蛇行しながら流れて、合流部54における上側部位から合流部54に流入する。LNGが下側から上側に向かって蛇行しながら流路52a内を流れるため、流路長さを稼ぎつつ、LNGが蒸発するときに流動し易くすることができる。そして、NG(場合によってはLNGが含まれる)が合流部54の上側部位から合流部54に流入するので、NGにLNGが含まれている場合であっても、LNGが下方に偏ることを抑制することができる。すなわち、NGが合流部54の下側部位から合流部54に流入する構成では、LNGが含まれる場合において、LNGが合流部54内の下側を流れやすい。その結果として、ガス加温流路部53を構成する複数の流路53aのうち、下側に位置する流路53aにLNGがより多く流入し易くなる。このため、LNGの偏流が生ずる虞がある。これに対し、ガスが合流部54の上側部位から合流部54に流入する構成では、LNGの偏流を抑制することができる。
 また本実施形態では、液化ガス流路部52の各流路52aを流れたNG(場合によってはLNGが含まれる)が、当該NGと加温媒体流路部48を流れる加温媒体との熱交換領域に流入する前に、合流部54に合流する。このため、加温媒体との熱交換がされるときには、NG(場合によってはLNGが含まれる)の温度ばらつきが抑制されている。したがって、温度の低いNGと加温媒体との熱交換が行われることを抑制することができ、加温媒体が凍結することを抑制することができる。
 また本実施形態では、中間媒体流路部47と加温媒体流路部48との間に境界領域50が存在しているので、第1流路層45内において、中間媒体と加温媒体とが混ざり合うことを防止することができる。しかも、第1流路層45及び第2流路層46の積層方向に見て、合流部54が境界領域50と重なる位置に位置しているため、温度の低いNGと加温媒体との熱交換が行われることを抑制することができ、加温媒体が凍結することを抑制することができる。さらに、中間媒体流路部47を流れる中間媒体と液化ガス流路部52を流れるLNGとの熱交換領域に合流部54が形成される場合に比べ、LNGが合流部54に流入する割合を低減させることができる。したがって、加温媒体の凍結を抑制できると同時に合流部54におけるNGの分散性を向上できる。このため、液化ガス流路部52において流路52a毎に温度のばらつきが生じた場合であっても、より温度の均一化を図ることができる。
 また本実施形態では、合流部54の幅が、中間媒体流路部47の各流路47aの幅よりも大きく且つ加温媒体流路部48の各流路48aの幅よりも大きい。このため、合流部54内において、NGが混ざり合い易くすることができる。また本実施形態では、第1流路層45及び第2流路層46の積層方向に見て、合流部54が境界領域50と重なる位置に位置しているので、境界領域50の幅も確保することができる。
 また本実施形態では、中間媒体流路部47と加温媒体流路部48との間に境界領域50が存在しているので、第1流路層45内において、中間媒体と加温媒体とが混ざり合うことを防止することができる。しかも、境界領域50の幅が中間媒体流路部47の隣り合う流路47a間の幅よりも広いため、加温媒体が液化ガス流路部52を流れる低温の液化ガスの熱の影響を受けにくいようにすることができる。
 なお、本発明は、前記実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更、改良等が可能である。例えば、液化ガス流路部52の流路52aが蛇行しながら上方に延びる構成としたが、これに限られない。例えば、流路52aが蛇行することなく斜め上方に延びる構成であってもよく、あるいは蛇行することなく水平方向に延びる構成であってもよい。また、ガス加温流路部53の流路53aが直線状に延びる構成としたが、これに限られない。例えば、ガス加温流路部53の流路53aは蛇行していてもよい。
 前記実施形態では、液化ガス流路部52の全ての流路52aが合流部54における上側部位に繋がっているが、これに限られない。一部の流路52aが合流部54における上側部位に繋がる一方で、一部の流路52aが合流部54における中間部位又は下側部位に繋がっていてもよい。
 前記実施形態では、加温媒体が、熱交換部14の加温媒体流路部48に設けられた流路48aを上から下に向かって流れる構成としたが、これに限られるものではない。例えば、加温媒体は、加温媒体流路部48に設けられた流路48aを下から上に向かって流れる構成としてもよい。この場合、分配ヘッダ36が積層型熱交換器の下面に配置されるとともに、集合ヘッダ33が積層型熱交換器の上面に配置される構成となる。また、流路48aは斜め方向に延びていてもよい。
 前記実施形態では、中間媒体蒸発部E1が積層型熱交換器によって構成された例を説明したがこれに限られない。例えば、中間媒体蒸発部E1は、シェル・アンド・チューブ熱交換器によって構成されていてもよい。
 前記実施形態では、中間媒体が循環流路16を自然循環する構成としたが、これに限られない。循環流路16に図略のポンプが設けられ、中間媒体がポンプの動力によって循環する構成としてもよい。
 ここで、前記実施形態について概説する。
 (1)前記実施形態に係る中間媒体式気化器は、加温媒体と中間媒体との間での熱交換によって前記中間媒体を蒸発させる中間媒体蒸発部と、第1流路層と第2流路層とが積層された構成の積層型熱交換器からなる熱交換部と、を備える。前記第1流路層は、前記中間媒体蒸発部で蒸発した中間媒体が流入する中間媒体流路部と、加温媒体が流入する加温媒体流路部と、を有する。前記第2流路層は、液化ガスが流入するように構成されるとともに、前記中間媒体流路部を流れる中間媒体によって加熱されて前記液化ガスの少なくとも一部が蒸発する液化ガス流路部と、前記液化ガス流路部で蒸発したガスが前記加温媒体流路部を流れる加温媒体によって加温されるガス加温流路部と、を有する。
 前記実施形態では、熱交換部の第2流路層において、液化ガスは、中間媒体流路部を流れる中間媒体と熱交換することによって少なくとも一部が蒸発する。その後、液化ガスから蒸発したガス及び液化ガスは、加温媒体流路部を流れる加温媒体と熱交換して更に加熱される。したがって、液化ガスから蒸発して加熱されたガスがガス利用側に供給される。液化ガス流路部とガス加温流路部とがそれぞれ積層型熱交換器の一部として構成されているので、従来のように、ガス蒸発部とガス加温器とが配管によって接続された構成に比べ、小型化を図ることができる。しかも、熱交換部が積層型熱交換器によって構成されているので、熱交換部がシェル・アンド・チューブタイプの熱交換器によって構成される場合と比べ、軽量化を図ることができる。
 (2)前記液化ガス流路部及び前記ガス加温流路部は、それぞれ複数の流路を有していてもよい。この場合、前記第2流路層は、前記液化ガス流路部の各流路に繋がるとともに前記ガス加温流路部の各流路に繋がる合流部を有してもよい。
 液化ガス流路部においては、各流路を流れる液化ガスの流量間に差が生じて、流路毎に液化ガスの温度又は蒸発量の差が生ずることがある。しかしながら、液化ガス流路部の各流路には、合流部が繋がっているので、各流路のガス(場合によっては液化ガスが含まれる)が合流部において合流する。これにより、ガスに液化ガスが含まれることがあったとしても、ガス加温流路部の各流路に流入する前にガスの温度の均一化を図ることができる。
 (3)前記液化ガス流路部の各流路は、液化ガスが下側から上側に向かって蛇行しながら流れるように構成されていてもよい。この場合、前記液化ガス流路部の少なくとも一部の流路は、前記合流部における上側部位に繋がっていてもよい。
 この態様では、液化ガスが下側から上側に向かって蛇行しながら液化ガス流路部内を流れるため、流路長さを稼ぎつつ、液化ガスが蒸発するときに流動し易くすることができる。そして、ガス(場合によっては液化ガスが含まれる)が合流部の上側部位から合流部に流入するので、ガスに液化ガスが含まれている場合であっても、液化ガスが下方に偏ることを抑制することができる。すなわち、ガスが合流部の下側部位から合流部に流入する構成では、液化ガスが含まれる場合において、液化ガスが合流部内の下側を流れやすい。その結果として、ガス加温流路部を構成する複数の流路のうち、下側に位置する流路に液化ガスがより多く流入し易くなる。このため、液化ガスの偏流が生ずる虞がある。これに対し、ガスが合流部の上側部位から合流部に流入する構成では、液化ガスの偏流を抑制することができる。
 (4)前記合流部は、前記第2流路層内において、前記加温媒体流路部を流れる加温媒体と前記ガス加温流路部を流れるガスとの熱交換領域よりも液化ガスの流れ方向における上流側に位置していてもよい。
 この態様では、液化ガス流路部の各流路を流れたガスが、当該ガス(場合によっては液化ガスが含まれる)と加温媒体流路部を流れる加温媒体との熱交換領域に流入する前に、合流部に合流する。このため、加温媒体との熱交換がされるときには、ガスに液化ガスが含まれることがあったとしても、ガスの温度ばらつきが抑制されている。このため、温度の低いガスと加温媒体との熱交換が行われることを抑制することができ、加温媒体が凍結することを抑制することができる。
 (5)前記第1流路層は、前記中間媒体流路部と前記加温媒体流路部との間に、流路が形成されない境界領域を有してもよい。この場合、前記第1流路層及び前記第2流路層の積層方向に見て、前記合流部は、前記境界領域と重なる位置に位置していてもよい。
 この態様では、中間媒体流路部と加温媒体流路部との間に境界領域が存在しているので、第1流路層内において、中間媒体と加温媒体とが混ざり合うことを防止することができる。しかも、第1流路層及び第2流路層の積層方向に見て、合流部が境界領域と重なる位置に位置している。このため、温度の低いガスと加温媒体との熱交換が行われることを抑制することができ、加温媒体が凍結することを抑制することができる。さらに、中間媒体流路部を流れる中間媒体と液化ガス流路部を流れる液化ガスとの熱交換領域に合流部が形成される場合に比べ、液化ガスが合流部に流入する割合を低減させることができる。したがって、加温媒体の凍結を抑制できると同時に合流部におけるガスの分散性を向上できる。したがって、液化ガス流路部において流路毎に温度のばらつきが生じた場合であっても、より温度の均一化を図ることができる。
 (6)前記中間媒体流路部は、互いに間隔をおいて配置される複数の流路を有し、また前記加温媒体流路部は、互いに間隔をおいて配置される複数の流路を有してもよい。この場合、前記合流部は、前記中間媒体流路部の各流路の幅よりも大きく且つ前記加温媒体流路部の各流路の幅よりも大きな幅を有してもよい。
 この態様では、合流部の幅が、中間媒体流路部の各流路の幅よりも大きく且つ加温媒体流路部の各流路の幅よりも大きい。このため、合流部において、ガスが混ざり合い易くすることができる。特に、第1流路層及び第2流路層の積層方向に見て、合流部が境界領域と重なる位置に位置している場合には、境界領域の幅も確保することができる。
 (7)前記中間媒体流路部は、互いに間隔をおいて配置される複数の流路を有してもよい。また、前記第1流路層は、中間媒体流路部と加温媒体流路部との間に、流路が形成されない境界領域を有してもよい。この場合、前記境界領域は、前記中間媒体流路部の隣り合う流路間の幅よりも広い幅を有してもよい。
 この態様では、中間媒体流路部と加温媒体流路部との間に境界領域が存在しているので、第1流路層内において、中間媒体と加温媒体とが混ざり合うことを防止することができる。しかも、境界領域の幅が中間媒体流路部の隣り合う流路間の幅よりも広いため、加温媒体が液化ガス流路部を流れる低温の液化ガスの熱の影響を受けにくいようにすることができる。
 以上説明したように、前記実施形態によれば、中間媒体式気化器の小型化及び軽量化を図ることができる。
 

Claims (7)

  1.  加温媒体と中間媒体との間での熱交換によって前記中間媒体を蒸発させる中間媒体蒸発部と、
     第1流路層と第2流路層とが積層された構成の積層型熱交換器からなる熱交換部と、を備え、
     前記第1流路層は、前記中間媒体蒸発部で蒸発した中間媒体が流入する中間媒体流路部と、加温媒体が流入する加温媒体流路部と、を有し、
     前記第2流路層は、液化ガスが流入するように構成されるとともに、前記中間媒体流路部を流れる中間媒体によって加熱されて前記液化ガスの少なくとも一部が蒸発する液化ガス流路部と、前記液化ガス流路部で蒸発したガスが前記加温媒体流路部を流れる加温媒体によって加温されるガス加温流路部と、を有する中間媒体式気化器。
  2.  請求項1に記載の中間媒体式気化器において、
     前記液化ガス流路部及び前記ガス加温流路部は、それぞれ複数の流路を有しており、
     前記第2流路層は、前記液化ガス流路部の各流路に繋がるとともに前記ガス加温流路部の各流路に繋がる合流部を有する中間媒体式気化器。
  3.  請求項2に記載の中間媒体式気化器において、
     前記液化ガス流路部の各流路は、液化ガスが下側から上側に向かって蛇行しながら流れるように構成されており、
     前記液化ガス流路部の少なくとも一部の流路は、前記合流部における上側部位に繋がっている中間媒体式気化器。
  4.  請求項2又は3に記載の中間媒体式気化器において、
     前記合流部は、前記第2流路層内において、前記加温媒体流路部を流れる加温媒体と前記ガス加温流路部を流れるガスとの熱交換領域よりも液化ガスの流れ方向における上流側に位置している中間媒体式気化器。
  5.  請求項2又は3に記載の中間媒体式気化器において、
     前記第1流路層は、前記中間媒体流路部と前記加温媒体流路部との間に、流路が形成されない境界領域を有し、
     前記第1流路層及び前記第2流路層の積層方向に見て、前記合流部は、前記境界領域と重なる位置に位置している中間媒体式気化器。
  6.  請求項2又は3に記載の中間媒体式気化器において、
     前記中間媒体流路部は、互いに間隔をおいて配置される複数の流路を有し、
     前記加温媒体流路部は、互いに間隔をおいて配置される複数の流路を有し、
     前記合流部は、前記中間媒体流路部の各流路の幅よりも大きく且つ前記加温媒体流路部の各流路の幅よりも大きな幅を有する中間媒体式気化器。
  7.  請求項1から3の何れか1項に記載の中間媒体式気化器において、
     前記中間媒体流路部は、互いに間隔をおいて配置される複数の流路を有し、
     前記第1流路層は、前記中間媒体流路部と前記加温媒体流路部との間に、流路が形成されない境界領域を有し、
     前記境界領域は、前記中間媒体流路部の隣り合う流路間の幅よりも広い幅を有する中間媒体式気化器。
     
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