JP6548927B2 - 熱交換器および液化ガス蒸発器 - Google Patents
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Description
まず、図1〜図4を参照して、第1実施形態による液化ガス蒸発器100の構成について説明する。液化ガス蒸発器100は、本発明の「熱交換器」の一例である。
図1に示す液化ガス蒸発器100は、低温の液化ガスを熱媒との熱交換により蒸発させて気相状態のガスとして供給するための装置(熱交換器)である。液化ガス蒸発器100は、船舶、車両、飛行機などの移動体に搭載される。
図3に示すように、第1実施形態では、第1流路部10は、5つの流路層2を含んでいる。第1流路部10の流路層2は、入口11aを有する導入流路層11と、出口12aを有する外側の導出流路層12と、中間流路層13とを含む。第1流路部10は、液相を含む状態で導入流路層11に流入した第1流体7を蒸発させ、気相状態の第1流体7のガス7aを導出流路層12から流出させるように構成されている。第1流路部10の各流路層2は、流路幅W(図2参照)、流路高さ(厚み)H1(図2参照)および流路長Lを有し、略同一形状に構成されている。第1実施形態では、後述するように、第1流路部10は、それぞれの流路層2によって、折り返された流路形状を有している。
図3に示すように、第2流路部20は、2つの流路層2を含んでいる。第2流路部20の流路層2は、第1流路部10の外側で第1流路部10の導出流路層12と隣接する隣接流路層21を含む。
次に、第1実施形態のコア1における第1流体7および第2流体8の流れについて説明する。
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
次に、図4を参照して、第1実施形態による液化ガス蒸発器100の効果を確認するために行ったシミュレーション結果について説明する。シミュレーションでは、第1流体7として酸素(液体酸素、沸点約−190℃)、第2流体8として水を採用し、液化ガス蒸発器100を通過する間のそれぞれの温度分布を算出した。
次に、図5を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、低温の液化ガスを熱媒との熱交換により蒸発させて気相状態のガスとして供給する液化ガス蒸発器100を示した上記第1実施形態とは異なり、蒸発器とは異なる熱交換器200の例について説明する。
第2実施形態の熱交換器200は、構造上は、上記第1実施形態の液化ガス蒸発器100と同様である。そのため、熱交換器200の各部については、上記第1実施形態と同じ符号を用いると共に、構造の説明を省略する。
第2実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、積層型構造でありながら、第1流体71が折り返された流路を通過する間に第1流体71の温度を徐々に第2流体81の温度に近づけることができる。これにより、小型で、かつ、隣接する導出流路層12と隣接流路層21との間の温度差が大きくなりすぎることを抑制可能な積層型の熱交換器200を提供することができる。
次に、図6を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態では、第1流体7を蒸発させる液化ガス蒸発器100を示した上記第1実施形態、および、第1流体71を昇温させる熱交換器200を示した上記第2実施形態とは異なり、高温の第1流体72の熱を回収する熱交換器300の例について説明する。
第3実施形態の熱交換器300は、構造上は、上記第1実施形態の液化ガス蒸発器100および上記第2実施形態の熱交換器200と同様である。そのため、熱交換器300の各部については、上記第1および第2実施形態と同じ符号を用いると共に、構造の説明を省略する。
第3実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、積層型構造でありながら、第1流体72が折り返された流路を通過する間に第1流体72の温度を徐々に第2流体82の温度に近づけることができる。これにより、小型で、かつ、隣接する導出流路層12と隣接流路層21との間の温度差が大きくなりすぎることを抑制可能な積層型の熱交換器300を提供することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
2 流路層
7 第1流体(低温側流体、液化ガス)
8 第2流体(高温側流体、熱媒)
10、110 第1流路部(液化ガス流路部)
11 導入流路層
11a 入口
12 導出流路層
12a 出口
14 仕切部材
15 貫通孔
20 第2流路部(熱媒流路部)
21 隣接流路層
71 第1流体(低温側流体)
72 第1流体
81 第2流体(高温側流体)
82 第2流体
100、100a、100b 液化ガス蒸発器(熱交換器)
200、300 熱交換器
Z 積層方向
Claims (8)
- コルゲートフィンを有する平面状の流路層が複数積層された積層構造を有し、第1流体を流通させる第1流路部と、第2流体を流通させる第2流路部とを含むプレートフィン型の熱交換部を備え、
前記第1流路部の前記流路層は、入口を有する導入流路層と、出口を有する外側の導出流路層と、前記導入流路層と前記導出流路層との間に積層された少なくとも1つの中間流路層とを含み、前記第1流路部は、前記中間流路層を介して折り返された流路形状を有し、
前記第2流路部の前記流路層は、前記第1流路部の外側で前記第1流路部の前記導出流路層と隣接する隣接流路層を含む、熱交換器。 - 前記第1流体は、低温側流体であり、
前記第2流体は、高温側流体であり、
前記熱交換部は、前記第2流路部を流通する前記第2流体との熱交換によって、前記第1流路部を流通する前記第1流体を昇温させるように構成されている、請求項1に記載の熱交換器。 - 前記第1流路部は、液相を含む状態で前記導入流路層に流入した前記第1流体を蒸発させ、気相状態の前記第1流体のガスを前記導出流路層から流出させるように構成されている、請求項2に記載の熱交換器。
- 前記導入流路層から前記導出流路層に至る間に前記第1流体が蒸発した気相状態のガスが前記導出流路層に流入するように、前記第1流路部の折り返し回数が設定されている、請求項3に記載の熱交換器。
- 前記導入流路層は、前記第1流路部における積層方向の中央に配置され、
前記導出流路層は、前記第1流路部における積層方向の両方の最外部にそれぞれ配置され、
前記第1流路部は、中央の前記導入流路層から分岐して折り返された分岐流路形状を有し、
前記第2流路部は、積層方向において前記第1流路部の両外側でそれぞれの前記導出流路層と隣接する前記隣接流路層により構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱交換器。 - 前記第1流路部は、積層されたそれぞれの前記流路層を仕切るとともに積層方向に貫通した貫通孔を有する仕切部材をさらに含み、
前記第1流路部は、前記仕切部材の貫通孔を介して、複数の前記流路層にわたって折り返された流路形状を有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱交換器。 - 前記第1流路部および前記第2流路部は、熱伝導率が50W/(m×K)以下の材料により構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の熱交換器。
- コルゲートフィンを有する平面状の流路層が複数積層された積層構造を有し、液化ガスを流通させる液化ガス流路部と、熱媒を流通させる熱媒流路部とを含むプレートフィン型の熱交換部を備え、
前記液化ガス流路部の前記流路層は、入口を有する導入流路層と、出口を有する外側の導出流路層と、前記導入流路層と前記導出流路層との間に積層された少なくとも1つの中間流路層とを含み、前記液化ガス流路部は、前記中間流路層を介して折り返された流路形状を有し、
前記熱媒流路部の前記流路層は、前記液化ガス流路部の外側で前記液化ガス流路部の前記導出流路層と隣接する隣接流路層を含む、液化ガス蒸発器。
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JP2015061401A JP6548927B2 (ja) | 2015-03-24 | 2015-03-24 | 熱交換器および液化ガス蒸発器 |
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- 2015-03-24 JP JP2015061401A patent/JP6548927B2/ja active Active
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