JP2017166294A - 地中構造物の構築方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】地盤を開削してすり鉢状の作業孔41を形成する工程と、作業孔41の底部周縁に水平基準面42を形成する工程と、水平基準面42上に載置して底部フレーム11を組立てる工程と、底部フレーム上に地中構造物10の躯体を構築する工程と、作業孔の環状空間41b内を埋戻土43で埋め戻す工程とを具備する。
【選択図】図3
Description
この掘削装置は、走行可能な走行体と、走行体に搭載した回転カッタとを具備している。
複数の掘削装置は地中構造物の底部フレームに間隔を隔てて往復移動可能に配備され、底部フレームに沿って一斉に水平移動をすることで、地中構造物の底部の直下地盤を掘削しつつ内方へ排土し得る構造になっている。
回転カッタは底部フレームの横幅又は地中構造物の躯体厚を越えた余掘り掘削が可能である。
この沈下制御装置20は、先端を地中構造物10の躯体に接続したロープ21と、ロープ21を繰出ドラムに巻き取ったウインチ22と、複数の滑車を介してロープ21を係留するポスト23と、ロープ21の張力検知手段と、張力検知手段の検知情報に基づいてウインチ22を制御する制御部と、を具備している。
複数のウインチ22から延びる各ロープ21の先端を地中構造物10の躯体に接続し、制御部は張力検知手段で検知したロープ21の張力が均等になるように、各ウインチ22によるロープ21の繰出し量を制御する。
<1>掘削施設の組立て
a.沈下制御装置の設置工程
沈下制御装置20の設置予定位置に基礎杭24を構築すると共に、基礎杭24の地表側にコンクリート基礎25を構築する。
コンクリート基礎25上にはウインチ22を搭載すると共に、ポスト23を立設する。
b.底部フレームの設置工程
沈下制御装置20のセット作業と並行して、地中構造物10の平面形状に合わせてH鋼等の鋼材の底部フレーム11を地表に配置する。各鋼材の両端を接合して底部フレーム11を閉鎖形状に形成する。
c.掘削装置の組付け工程
底部フレーム11に間隔を隔てて複数の掘削装置30を組み付ける。
底部フレーム11の下方に掘削装置30の回転カッタ31を介挿し得るように、地面の一部を予め掘削しておく。
d.地中構造物の構築工程
底部フレーム11上に配筋すると共に相対向して型枠を組み立て、型枠内にコンクリートを打設して2〜3m程度の高さの地中構造物10を構築する。
この際、複数の沈下制御装置20から引き出したロープ21を地中構造物10に埋設して接続する。
複数の掘削装置30を往復動させて地中構造物10の直下地盤を掘削する。
地中構造物10の内方に排土した掘削土砂は地中構造物10の内方地盤の掘削土砂とともにクラムシェル等の排土手段を用いて作業を繰り返し行う。
掘削装置30は地中構造物10の躯体幅を越えて掘削することで地中構造物10の外面と孔壁との間が非接触の関係になるので、地中構造物10は自重で沈下する。
地中構造物10の沈下と並行して又は沈下後において、地中構造物10の上部に延長用の躯体を増設する。
既設構造物10を沈下する際に、ロープ21の張力検知情報に基づき、地中構造物10の複数箇所に接続したロープ21の張力が均等になるように、各ウインチ22におけるロープ21の繰出し量の制御と、掘削装置30による回転カッタ31の回転方向、回転速度、移動速度、回転方向等の自動制御を並行して行うことで、地中構造物10の水平性を維持する。
必要に応じて、拡張して掘削した孔壁と地中構造物の外壁面との間に形成された隙間内に細粒骨材を充填して壁面間の摩擦抵抗を低減する。
<1>高価な沈下制御装置20を複数配備する必要があるだけでなく、沈下制御装置20を支持するために基礎杭24やコンクリート基礎25を構築しなければならず、施工コストが高くなる。
<2>沈下途中で地中構造物10の水平性が失われると、水平性の修正が極めて難しいことから、地中構造物10の水平性を維持するためには、地中構造物10の沈下速度を低速に抑えなければならず、施工性に改善の余地がある。
<3>地上に沈下制御装置20を設置するには地中構造物10の外方に広い設置スペースが必要であり、設置スペースを確保できない現場では施工することができない。
他の形態において、前記底部フレームは連続した下位フランジを有し、下位フランジの下面全面を介して地中構造物の自重を地中構造物の底部の直下地盤に支持させる。
他の形態において、前記底部フレームに係合した複数の掘削装置による地中構造物の底部の直下地盤を均等に掘削する作業と並行して、地中構造物の内方地盤を掘削して地上へ排土する。
他の形態において、前記底部フレームに係合した複数の掘削装置が地中構造物の躯体幅を越えた拡張掘削を行い、拡張掘削した孔壁と地中構造物の外壁面との間に隙間を形成して絶縁しながら地中構造物を沈設する。
他の形態において、前記掘削装置が底部フレームに係合して自走可能な走行体と、走行体に鉛直軸を中心に回転可能に搭載した回転カッタとを具備し、前記回転カッタの回転と底部フレームに沿った走行により地中構造物の底部の直下地盤を掘削する。
<1>作業孔の底部に予め高い水平性を保って形成した水平基準面を、地中構造物の載置基準面として沈設するだけの簡易な手法で以て沈下中における地中構造物の高い水平性を維持しつつ、低コストで効率よく沈設することが可能となる。
<2>本発明では高い水平性を維持した状態で地中構造物を沈設できるので、従来工法で用いた高価な沈下制御装置やこれを支える基礎杭やコンクリート基礎が一切不要となる。
そのため、工期の短縮と施工コストの大幅削減を実現できる。
<3>地中構造物の躯体厚を越えた拡張掘削が可能であるため、拡張掘削した孔壁と地中構造物の外壁面との間に隙間を形成して絶縁できる。
したがって、従来工法で行っていた、摩擦抵抗を低減するため隙間内に細粒骨材を充填する作業も省略できる。
<4>地中構造物の沈下初期だけでなく沈下中においても、地中構造物の自重を底部レールの全面を介して地中構造物の底部の直下地盤に均等に支持させることができるので、地中構造物の高い水平性を維持できる。
<5>作業孔が地中構造物の外形より大きく形成してあるので、作業孔の空間を活用して鉄筋の組立て、型枠の組立て作業、型枠の解体作業といった一段目の地中構造物の構築作業を円滑に効率よく行える。
図1,2を参照して説明すると、地中構造物10はその水平断面形状が例えば矩形、多角形、円形、楕円形等を呈するコンクリート製の函体で、その躯体厚や全体寸法は地中構造物10の使途に応じて適宜選択する。
地中構造物10の下端部には底部フレーム11が位置し、地中構造物10は底部フレーム11を介して地盤に接面して支持される。
本例では上下一対のフランジ12,13間をウェブ14で接続したH形鋼で底部フレーム11を構成する場合について説明するが、上下一対のフランジ12,13間に間隔を隔てて2つのウェブ14を接続した構造でもよい。
底部フレーム11は連続した下位フランジ13を有していればよく、下位フランジ13の下面全面を介して地中構造物10の自重を地中構造物10の底部の直下地盤に支持できる接面構造であればよい。
図2,4を参照して説明すると、上下フランジ12,13の内側内面には、掘削装置30を誘導する一対のガイドレール15,15が相対向して設けてある。ウェブ14の内側内面の中央には、掘削装置30の自走反力を得るための直線歯車等の反力受け具16が連続して設けてある。
地中構造物10の直下地盤を掘削する掘削装置30は公知の装置を適用できる。
図2に例示した掘削装置30について説明すると、掘削装置30は、地中構造物10の下端部の直下地盤を掻き出し掘削する機能と、掘削土を地中構造物10の内側へ排出する機能を併有した自走式の装置である。
掘削装置30は、地中構造物10の下端部21のガイドレール15,15に係合して走行可能な走行体35と、走行体35の走行手段と、走行体35に搭載した回転カッタ31と、回転カッタ31の回転手段とを具備する。
走行体35は回転カッタ31を搭載した状態で底部フレーム11に走行自在に係留させた水平架台である。
走行体35は複数の空転式ローラ36を有し、空転式ローラ36を介してガイドレール15,15と係合可能である。
走行体35は、モータ等の駆動源32と歯車状の走行輪33を具備している。
走行輪33は底部フレーム11の反力受け具16と噛合していて、走行体35に搭載した駆動源32の駆動を受けて走行輪33が正逆転することで掘削装置30が底部フレーム11に沿って自走する。
回転カッタ31は、少なくとも走行体35を縦方向に貫通して軸支した回転軸31aと、回転軸に配設した板状の水平ロータ31bとを具備し、水平ロータ31bの下面と先端に複数の掘削ビットを有する。
回転カッタ31は走行体35に搭載したモータ等の駆動源34の回転を受けて正逆転する。
回転カッタ31はその掘削半径を変更することで、地中構造物10の躯体幅を越えた拡張掘削が可能である。
複数の掘削装置30は地中構造物10の底部の直下地盤を均等掘削し得るように制御が可能である。
均等掘削とは、地中構造物10の良好な水平を維持できるように、複数の掘削装置30を移動させて掘削することである。
具体的には、地中構造物10の平面形状が長方形である場合、長辺に配置した掘削装置30と、短辺に配置した掘削装置30とが始点位置から同時期に掘削を開始し、同時期に折返し地点に達するように各掘削装置30を運行させることである。
各掘削装置30の運行は自動制御または主動操作の何れも可能である。
つぎに地中構造物10の構築方法について説明する。
図3(a)を参照して説明すると、地中構造物10の沈下予定の地盤40を開削してすり鉢状の作業孔41を形成する。
作業孔41はその地上部の横幅L1が底部の横幅L2より大きい寸法関係にあり、かつ作業孔41の底部の横幅L2が地中構造物10の横幅L3より大きい寸法関係にある。
作業孔41の深さHは地中構造物10の1スパン分程度の高さ(3〜6m程度)で十分である。
作業孔41の形成に際し、作業孔41の底部の周縁地盤を水平に整地して連続した閉鎖形状を呈する水平基準面42を形成する。
水平基準面42は底部フレーム11を着床させて地中構造物10を沈設する際の掘削開始面となるので、十分に締め固めて高精度に仕上げておくことが肝要である。
図3(a)と図4を参照して説明すると、作業孔41内にH鋼等の鋼材を吊り降ろし、水平基準面42上で閉鎖形状に底部フレーム11を組み立てる。
水平基準面42に載置する際、各鋼材の水平レベルを確認しながら底部フレーム11を組み立てる。
連続した水平基準面42がその全長に亘って予め高い水平精度に形成してあることと、水平基準面42が下フランジ13と面接触して底部フレーム11の重量を均等に分散して支持することにより、底部フレーム11は高い水平性を維持できる。
図2と図3(b)を参照して説明すると、作業孔41内において、水平に設置した底部フレーム11に間隔を隔てて複数の掘削装置30を組み付ける。
各掘削装置30は底部フレーム11の内側に組み付ける。
図3(b)と図5を参照して地中構造物10の1スパン分(高さ約5〜6m)の構築工程について説明する。底部フレーム11の上フランジ12上に鉄筋50を組み立てると共に、相対向して型枠51を組み立てる。
コンクリート53の打設により底部フレーム11への載荷重が増すことになるが、底部フレーム11の連続した下フランジ13が連続した水平基準面42に接面して載荷重が均等に分散されるので、底部フレーム11は高い水平性を維持できる。
コンクリート53の硬化を待って型枠51を解体撤去する。
作業孔41が地中構造物10の外形より大きく形成してあるので、鉄筋50の組立て、型枠51の組立て作業、型枠51の解体作業といった一連の作業を円滑に効率よく行える。
図3(c)に示すように、地中構造物10を間に挟んで作業孔41の空間が内外に二分され、地中構造物10の内部空間41aと、地中構造物10の外方の環状空間41bを形成する。
環状空間41bの全域に埋戻土43を投入して地表レベルまで埋め戻す。
図1を参照して説明すると、複数の掘削装置30を用いた底部レール11の直下地盤の掘削作業と、地中構造物10の内方地盤43の掘削排土作業を繰り返し行うことで、地中構造物10が自重で沈下する。
各掘削装置30は底部レール11に沿った往復移動を繰り返しながら、図5に示した連続した水平基準面42の均等掘削を開始する。掘削した土砂は地中構造物10の内部空間41aへ排出する。
このように複数の掘削装置30が地中構造物10の底部の直下地盤を均等に掘削するため、地中構造物10は沈下当初の良好な水平性を保持したまま自重で沈下する。
沈下当初において、地中構造物10の外周面に埋戻土43による土圧が作用するものの、土圧に対して地中構造物10の重量が卓越するため、埋戻土43が地中構造物10の沈下の妨げになることはない。
地中構造物10の外周面に接する埋戻土43は、地中構造物10の沈設初期における地中構造物10全体の横移動や傾斜の防止に大きく役立つ。
換言すれば、埋戻土43は高い水平性を保った地中構造物10の沈下に大きく貢献する。
従来工法では、拡張して掘削した孔壁と地中構造物10の外壁面との間に形成された隙間44内に、摩擦抵抗を低減するための細粒骨材を充填していた。
掘削装置30は地中構造物10の躯体幅を越えて直下地盤を掘削することで、拡張掘削した孔壁と地中構造物10の外壁面との間に隙間44ができて絶縁構造となるため、本工法ではこの隙間44内に細粒骨材を充填する作業は不要である。
地中構造物10の内方地盤43を公知の掘削装置材を用いて掘削する。
ここで掘削装置30の排土性をよくするため、地中構造物10の近傍を地中構造物10に沿って環状溝を掘削しておく。すなわち、掘削装置30で掘削する際は、溝底が地中構造物10の底部の直下地盤に対して下位に位置するように環状溝を先行掘削することが望ましい。
地中構造物10の内方の掘削土砂は、クラムシェルバケット44やコンベア搬送、ダンプカー等の公知の排土手段により地上へ排出する。
地中構造物10の沈下と並行して又は沈下後において、地中構造物10の上部に躯体を増設して延長する。
必要に応じて地中構造物10の内部にスラブ17を水平に構築する。
スラブ17を形成する場合、スラブ17の一部に開口17aを設け、この開口17aを通じて地上へ排土してもよい。
スラブ17は掘削装置30へ給電するための発電設備18の設置床として活用する。
地中構造物10を所定の深度まで沈設したら、底部フレーム11から掘削装置30を撤去する。撤去した掘削装置30は再使用する。
地中構造物10はその底部にスラブを構築して様々な用途に用いる。
地中構造物10の躯体の延長に伴い、底部レール11の上載荷重が増大するが、本発明では以下の理由により、地中構造物10の水平性を維持しながら沈設できる。
底部レール11の全長に対して掘削装置30が占める領域の割合が非常に小さいため、地中構造物10の自重は底部レール11の全長に亘り、水平性を保った直下地盤に分散して均等に支持される。
そのため、地中構造物10の自重が掘削装置30に直接作用することはなく、掘削装置30は地中構造物10の自重により硬く締め固められた直下地盤を効率よく掘削することができる。
このように、本工法では高い水平性を維持しながら地中構造物10を沈設できるので、従来工法で用いた高価な沈下制御装置やこれを支える基礎杭やコンクリート基礎が一切不要となることから、工期の短縮と施工コストの大幅削減を実現することができる。
11・・・・・底部フレーム
20・・・・・沈下制御装置
30・・・・・掘削装置
31・・・・・回転カッタ
40・・・・・地盤
41・・・・・作業孔
41a・・・・内部空間
41b・・・・環状空間
42・・・・・水平基準面
Claims (5)
- 閉鎖形状を呈するコンクリート製の地中構造物の底部フレームに往復移動可能に係合した複数の掘削装置を使用し、複数の掘削装置が往復移動することで地中構造物の底部の直下地盤を掘削する工程と、地中構造物の内方地盤の掘削土砂を地表へ排出工程と、地中構造物の上部に地中構造物の躯体を延長する工程とにより地中構造物を沈設する、地中構造物の構築方法であって、
地盤を開削して地中構造物より大形ですり鉢状の作業孔を形成する工程と、
前記作業孔の底部周縁地盤に閉鎖形状を呈する水平基準面を形成する工程と、
前記作業孔内で水平基準面上に底部フレームを載置して閉鎖形状に組立てる工程と、
前記作業孔内で底部フレーム上に地中構造物の一段目の躯体を構築する工程と、
作業孔を地中構造物により内外に二分した空間のうちの外方の環状空間内を埋戻土で埋め戻す工程とを具備し、
前記水平基準面を掘削開始面として前記複数の掘削装置により地中構造物の底部の直下地盤を均等に掘削することを特徴とする、
地中構造物の構築方法。 - 前記底部フレームが連続した下位フランジを有し、下位フランジの下面全面を介して地中構造物の自重を地中構造物の底部の直下地盤に支持させたことを特徴とする、請求項1に記載の地中構造物の構築方法。
- 前記底部フレームに係合した複数の掘削装置による地中構造物の底部の直下地盤を均等に掘削する作業と並行して、地中構造物の内方地盤を掘削して地上へ排土することを特徴とする、請求項1に記載の地中構造物の構築方法。
- 前記底部フレームに係合した複数の掘削装置が地中構造物の躯体幅を越えた拡張掘削を行い、拡張掘削した孔壁と地中構造物の外壁面との間に隙間を形成して絶縁しながら地中構造物を沈設することを特徴とする、請求項1乃至3の何れか一項に記載の地中構造物の構築方法。
- 前記掘削装置が底部フレームに係合して自走可能な走行体と、走行体に鉛直軸を中心に回転可能に搭載した回転カッタとを具備し、前記回転カッタの回転と底部フレームに沿った走行により地中構造物の底部の直下地盤を掘削することを特徴とする、請求項1乃至4の何れか一項に記載の地中構造物の構築方法。
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