JP2017165438A - 包装体、及び商品収容体の運搬方法 - Google Patents

包装体、及び商品収容体の運搬方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コストを低減でき、運搬作業を容易に行うことができる包装体を提供する。
【解決手段】複数の商品収容体と、複数の収容体を束ねる結束部材とを備え、商品収容体は2対の対向する側壁、底壁を有し、カップ状に形成された収容部30と、フランジ部35と、平坦状の蓋部36とを有し、収容部30の2対の側壁のうち、一方の一対の側壁の延びる第1方向と、他方の一対の側壁の延びる第2方向とが略直交しており、一方の一対の側壁の第1方向の長さが、他方の一対の側壁の第2方向の長さよりも長く形成され、一方の側壁は側壁同士が近接するように傾斜した斜壁を構成し、複数の商品収容体のうち、一対の隣接する商品収容体同士は、前斜壁の少なくとも一部同士が接し、一方の商品収容体の収容部の底壁と他方の商品収容体のフランジ部とが接した状態で配置され、当該配置状態を保持するように、前記結束部材により、複数の商品収容体が結束されてる。
【選択図】図4

Description

本発明は、包装体、及び商品収容体の運搬方法に関する。
従来、商品を、透明の樹脂材料で包装し、そのまま店頭に展示できる商品収容体(いわゆるブリスター容器)が用いられている。このような商品収容体として、例えば、特許文献1には、カップ状に形成された透明樹脂材料の収容部に商品を収容するとともに、この透明樹脂材料を接着剤で台紙の上に貼り付けた商品収容体が開示されている。そして、この商品収容体を運搬する際には、運搬用の収容箱に、商品収容体を一個ずつそのまま収容するか、あるいは中サイズの収容容器に複数個の商品収容体を収容した上で、運搬用の収容容器に収容するという方法がとられていた。
特開2008−1390号公報
しかしながら、前者の場合、特に商品収容体が縦長であると、前記収容箱に収容する際に、商品収容体が倒れてしまったり、商品収容体の収容部が引っかかることで、素早く収容することが困難であった。また、後者の場合、中サイズの収容容器の費用がかかる上、この収容容器に商品収容体を収容する工程が増えるという問題がある。さらに当該収容容器により商品収容体を収容できる数量が少なくなるという問題もあった。本発明は、これらの問題を解決するためになされたものであり、商品収容体を運搬するに当たり、コストを低減でき、且つ運搬に係る作業を容易に行うことができる、包装体、及び商品収容体の運搬方法を提供することを目的とする。
本発明に係る包装体は、商品をそれぞれ収容する複数の商品収容体と、前記複数の収容体を束ねる結束部材と、を備え、前記各商品収容体は、少なくとも一部に、少なくとも2対の対向する側壁、及び底壁を有し、前記商品を収容するカップ状に形成された少なくとも1つの収容部と、前記収容部の開口周縁に連結されるフランジ部と、前記フランジ部に取り付けられ、前記収容部の開口を塞ぐ平坦状の蓋部と、を有し、前記収容部の2対の側壁のうち、一方の一対の側壁の延びる第1方向と、他方の一対の側壁の延びる第2方向とが略直交しており、前記一方の一対の側壁の第1方向の長さが、前記他方の一対の側壁の第2方向の長さよりも長く形成され、前記一方の一対の側壁の少なくとも一方の側壁は、前記フランジ部から底壁にいくにしたがって、前記側壁同士が近接するように、少なくとも一部が傾斜した斜壁を構成し、前記複数の商品収容体のうち、少なくとも一対の隣接する商品収容体同士は、前記斜壁の少なくとも一部同士が接し、且つ、一方の商品収容体の前記収容部の底壁と他方の商品収容体のフランジ部とが接した状態で配置され、当該配置状態を保持するように、前記結束部材により、前記複数の商品収容体が結束されている。
この構成によれば、複数の商品収容体が結束部材で保持されて一体化しているため、例えば、複数の商品収容体を運搬用の収容箱に収容する際、商品収容体がばらばらになるのを防止することができる。その結果、多数の商品収容体を迅速に収容することができる。これにより、商品収容体を複数個ずつまとめて収容するための中サイズの収容容器が不要となり、コストを削減することができる。さらに、結束部材で結束される複数の商品収容体のうち、隣接する商品収容体は、収容部同士が向き合い、収容部の側壁同士が接触するとともに、一方の商品収容体の収容部の底壁が他方の商品収容体のフランジ部に接触するように配置されるため、全体としてコンパクトな形態となる。したがって、中サイズの収容容器を用いる場合と比べ、多くの商品収容体を収容箱に収容することができる。また、隣接する商品収容体同士での接触面積を、前記斜壁により大きくすることができるため、結束状態を安定的に保持することができる。なお、本発明においては、一方の一対の側壁の延びる第1方向と、他方の一対の側壁の延びる第2方向とが略直交しているが、これは、厳密な90度の角度での交差のみならず、90度から±15度程度の範囲の角度での交差も含むことを意味する。
商品収容体は、種々の形態とすることができるが、例えば、自立できないタイプの商品収容体は、前記収容箱に収容する際に、商品収容体が倒れてしまうことを防ぐことができるため、特に、効果的に収容箱に収容することができる。
上記包装体において、前記結束された複数の商品収容体のうち、端部に配置されている商品収容体は、前記蓋部が外部を向くように配置されているものとすることができる。
これにより、包装体の外面が平坦になるため、包装体を収容箱に収容する際に、包装体同士が引っ掛からず、容易に収容することができる。
上記各包装体における前記各商品収容体において、前記フランジ部の前記第1方向の一端部から前記収容部までの長さは、前記フランジ部の第1方向の長さの1/3以下であり、前記フランジ部の前記第1方向の他端部から前記収容部までの長さは、前記フランジ部の第1方向の長さの1/3以下とすることができる。
これにより、各商品収容体における、第1方向の収容部の位置が偏らず、複数の商品収容体を安定的に結束し、保持することができる。これは、第1方向は長手方向であるため、長手方向において収容部の位置が偏ると、結束部材により結束しがたくなるからである。
上記各包装体では、前記各商品収容体において、前記フランジ部の前記第1方向の一端部から前記フランジ部の第1方向の長さの1/3以内に位置する前記収容部の少なくとも一部の高さと、前記フランジ部の前記第1方向の他端部から前記フランジ部の第1方向の長さの1/3以内に位置する前記収容部の少なくとも一部の高さと、を略同一とすることができる。
これにより、隣接する商品収容体は、長手方向である第1方向の両端部付近で、一方の商品収容体の収容部の底壁と、他方の商品収容体のフランジ部とが接触するため、両商品収容体の接触状態を安定させることができる。これにより、結束部材により複数の商品収容体を結束したときに、商品収容体が傾いて結束状態が緩んだり、結束部材が外れるのを防止することができる。
上記各包装体では、前記各商品収容体において、前記収容部を、前記フランジ部の前記第2方向の一方側または他方側のいずれかに偏在して配置させることができる。
この構成により、各商品収容体には、第2方向において、収容部と隣接するフランジ部上に空間が形成される。したがって、この空間に他の商品収容体の収容部を配置すれば、2つの商品収容体を、第2方向に広がらず、コンパクトに配置することができる。
本発明に係る商品収容体の運搬方法は、底面及び4つの側面を有する直方体状の内壁面を有する収容箱を準備するステップと、前記収容箱の底面に対し、垂直方向に、上述したいずれかに記載の複数の包装体を配置するステップと、前記収容箱の開口を閉じるとともに、前記収容箱を搬送するステップと、を備えている。
本発明によれば、商品収容体を運搬するに当たり、コストを低減でき、且つ運搬に係る作業を容易に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る商品収容体の斜視図である。 図1の正面図である。 図1の側面図である。 図3のA−A線断面図である。 図1の背面図である。 歯ブラシの正面図である。 包装体の作成を説明する図である。 包装体の作成を説明する図である。 包装体の作成を説明する図である。 包装体の作成を説明する図である。 包装体の収容箱への収容を示す図である。 包装体の他の例を示す側面図である。 包装体の他の例を示す平面図である。
以下、本発明に係る包装体を、歯ブラシが収容された包装体に適用した一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1はこの商品収容体の斜視図、図2は図1の正面図、図3は図1の側面図、図4は図3のA−A線断面図、図5は図1の背面図、図6は歯ブラシの正面図である。
本実施形態に係る包装体は、商品として歯ブラシが収容された収容体を複数準備し、これらの収容体を結束部材によって結束したものである。以下では、まず、収容体について説明し、その後、包装体について説明する。
<1.商品収容体>
図1〜図5に示すように、本実施形態に係る商品収容体1は、商品としての歯ブラシ2と、この歯ブラシ2を収容する容器3とを備えている。図6に示すように、歯ブラシ2は、棒状の柄21と、この柄21の端部に植毛された多数の毛を有するブラシ部22と、を備えている。柄21の長手方向の中間部には、柄21を握ったときに主として親指を配置可能な面を有する配置部23が形成されている。配置部23には、凹凸が形成され、これによって親指の滑りを防止している。なお、以下では説明の便宜のため、歯ブラシ2の柄21の延びる方向を長手方向、長手方向においてブラシ部22が設けられている側を先端側、それとは反対側を後端側と称することとする。
容器3は、歯ブラシ2が収容されるカップ状の収容部30と、この収容部30の開口周縁に形成されたフランジ部35と、このフランジ部35に取付けられ、収容部30の開口を塞ぐシート状の蓋部36と、を備えている。収容部30は歯ブラシ2が収容されるため、それに合わせて一方向に延びている。以下では、この方向を歯ブラシ2と同様に長手方向(第1方向)と称するとともに、この長手方向と直交するフランジ部35の面に沿う方向を幅方向(第2方向)、長手方向及び幅方向に直交する方向を高さ方向と称し、商品収容体1の説明を行う。以下、容器3の各部材について、詳細に説明する。
収容部30は、透明の樹脂材料などで形成され、4つの部位で構成されている。すなわち、歯ブラシ2のブラシ部22を収容する第1収容部31、柄21において、ブラシ部22の後端から配置部23の中間付近までを収容する第2収容部32、配置部23の中間付近から柄21の後端付近までを収容する第3収容部33、及び柄21の後端付近から柄21の後端縁までを収容する第4収容部34を有している。これら第1〜第4収容部31〜34は、この順で長手方向に並び、隣接する収容部間で連通している。したがって、第1〜第4収容部31〜34は一体的に連結された、歯ブラシ2を収容する空間を形成している。
第1収容部31は、ブラシ部22を収容するように直方体状に形成されている。すなわち、この第1収容部31は、長手方向に延びる第1側壁311及び第2側壁312、先端側に配置される第3側壁313、後端側に配置される第4側壁314、及びこれら4つの側壁を連結する底壁315を備えている。このうち、長手方向に沿う第1及び第2側壁311,312は、互いにフランジ部35側から底壁315側にいくにしたがって、互いに近接するように傾斜した斜壁を形成している。そして、第4側壁314には、第2収容部32が連結されている。
第2収容部32は、歯ブラシ2の柄21を収容するものであり、長手方向から見た断面が概ね円弧状に形成されている。そして、第2収容部32の高さは、柄21の高さと概ね対応しており、第1収容部31の高さの1/4〜1/3となっている。そして、第2収容部32の後端には第3収容部33が連結されている。
第3収容部33は、第1収容部31と同様に直方体状に形成され、長手方向に延びる第1側壁331及び第2側壁332、先端側に配置される第3側壁333、後端側に配置される第4側壁334、及びこれら4つの側壁を連結する底壁335を備えている。第3収容部33の高さは、第1収容部31とほほ同じ高さである。但し、第1収容部31よりも長手方向の長さが長く形成されている。また、第1側壁331及び第2側壁332は、互いにフランジ部35側から底壁335側にいくにしたがって、第1収容部31の斜壁よりはゆるやかではあるが、互いに近接するように傾斜した斜壁を形成している。そして、第3収容部33の第4側壁334には、第4収容部34が連結されている。
第4収容部34は、平面視円弧状に形成されており、歯ブラシ2の柄21の後端付近のうち、第3収容部33からはみ出した小さい部位を収容するものである。そして、この第4収容部34は、柄21の後端付近の外形とほぼ対応した内部空間を有している。このように形成された4つの収容部31〜34のうち、第2及び第4収容部32,34は、歯ブラシ2の柄21の外面に合わせた形状となっているため、これらによって、収容部30の空間の中での歯ブラシ2の移動が規制される。
次に、フランジ部35について説明する。フランジ部35は、収容部30と同じ材料で一体的に形成され、収容部30の開口周縁から延びる平坦なフランジ本体351と、その周縁に形成された周縁部352と、で形成されている。フランジ本体351は、収容部30を囲むように全体として長方形状の外形を有している。そして、フランジ本体351において、第1収容部31よりも先端側には、商品収容体1をフックなどに引っ掛けるための切欠き353が形成されている。この切欠き353は、フランジ部35の幅方向の一端から中央付近まで延び、そこから長手方向の先端側にわずかに延びるように形成されている。
また、図4に示すように、フランジ部35に対する収容部30の位置は、幅方向において右側に偏在しており、第1及び第3収容部31、33は、フランジ本体351の幅方向の端部(図4の右端部)から、フランジ本体351の幅Yの概ね2/3の長さの位置に亘って形成されている。一方、フランジ部35に対する収容部30の長手方向の位置は、次のようになっている。すなわち、フランジ部35の長手方向の先端から第1収容部31までの長さX1が、フランジ部35の長手方向の長さX0の概ね1/3以下となっている。同様に、フランジ部35の長手方向の後端から第4収容部34までの長さX2は、フランジ部35の長手方向の長さX0の概ね1/3以下となっている。
フランジ本体351の外周縁には、所定の幅の平坦な周縁部352が形成されており、周縁部352の外形はフランジ本体351と相似形である長方形状に形成されている。また、フランジ本体351と周縁部352との間には段355が形成されており、周縁部352は、フランジ本体351の周縁から収容部30とは反対側に突出するように形成されている。そして、この周縁部352には、シート状の蓋部36が接着剤、熱融着などで貼り付けられており、これによって、収容部30の開口が塞がれる。蓋部36は、樹脂材料、紙などで、周縁部352の外形と同じ矩形状に形成されており、収容部30と反対側の外部を向く面には、商品説明などの表示が記載されている。また、蓋部36には、フランジ部35の切欠き353と対応するような切欠き361が形成されている。
<2.包装体>
次に、上記のよう構成された商品収容体1を組立てて、包装体を作製する方法について、図7及び図8を参照しつつ説明する。まず、2つの商品収容体1を互いに収容部30同士が向き合うように配置し、一方の商品収容体(以下、説明の便宜上第1商品収容体1Aという)の第1収容部31の第2側壁312と、他方の商品収容体(以下、説明の便宜上第2商品収容体1Bという)の第1収容部31の第2側壁312と、を接触させる(説明の便宜上、図8では第2側壁312間にわずかに隙間を形成しているが、実際は接触している)。さらに、第1商品収容体1Aの第1収容部31の底壁315を、第2商品収容体1Bのフランジ部35に接触させる。このとき、両商品収容体1A,1Bの第1収容部31の高さは同じであるため、第2商品収容体1Bの第1収容部31の底壁315も、第1商品収容体1Aのフランジ部35に接触する。また、各商品収容体1A,1Bの第3収容部33同士も、同様に接触させる。
各商品収容体1A,1Bにおいては、図4に示すように、収容部30がフランジ部の幅の概ね2/3程度の幅を有し、且つフランジ部35の幅方向の一端部側に配置されているため、フランジ部35の幅方向の他端部側には空間が形成される。そのため、図8に示すように、この空間に他の商品収容体の収容部30を配置すれば、2つの商品収容体1A,1Bは、コンパクトな形態となる。この形態では、両商品収容体1A,1Bの収容部30同士が向き合い(幅方向に接触)、蓋部36は互いに反対方向の外側を向くように配置される。以下、このように配置された2つの商品収容体1A,1Bを収容体対10と称することとする。
続いて、上記のような収容体対10を所望の数だけ作成し、図9及び図10に示すように、蓋部36同士が接触するように配置する。図9及び図10は、3つの収容体対10を接触させたものである。そして、最後のこの接触状態を保持するように、3つの収容体対10の長手方向の中間付近に、帯状に結束部材5を巻き付ける。このとき、結束状態を安定させるには、第3収容部33が配置された位置に結束部材5を巻き付けることが好ましい。これは、第3収容部33は、商品収容体1の長手方向の中間付近に配置され、且つ第3収容部33の底壁335が他の商品収容体のフランジ部35に接触することで、接触状態が安定しているからである。こうして、3つの収容体対10が固定され、包装体100が完成する。なお、結束部材5は、紙、布、樹脂材料など種々の材料で構成することができる。
こうして、形成された包装体は、例えば、図11に示すような直方体状の収容箱6に収容し、運搬することができる。すなわち、収容箱6の底に、第4収容部34側を下にして複数の包装体100を配列する。こうして、収容箱6がいっぱいになるまで、包装体100を配列する。最後に、収容箱6の蓋を閉じ、搬送する。
<3.特徴>
以上のように、本実施形態によれば、複数の商品収容体1が結束部材5で保持され、一体化しているため、例えば、複数の商品収容体1を収容箱6に収容する際、商品収容体1がばらばらになるのを防止することができる。その結果、多数の商品収容体1を迅速に収容することができる。これにより、商品収容体1を複数個ずつまとめて収容するための中サイズの収容容器が不要となり、コストを削減することができる。さらに、結束部材5で結束される複数の商品収容体1のうち、隣接する各商品収容体1A,1Bは、収容部30同士が向き合い、且つ第1、第3収容部31,33の側壁同士が接触するように配置されるため、全体としてコンパクトな形態となる。したがって、中サイズの収容容器を用いる場合と比べ、多くの商品収容体1を収容箱6に収容することができる。特に、第1収容部31の側壁のうち、斜壁を構成する側壁312同士を接触させるため、接触面積を大きくすることができる。さらに、一方の商品収容体1Aの収容部31,33の底壁315,335が他方の商品収容体1Bのフランジ部35に接触するため、隣接する2つの商品収容体1A,1B同士の接触面積を増やすことができ、隣接する両商品収容体1A,1Bを安定的に保持することができる。
上記包装体100では、各商品収容体1において、収容部30を、フランジ部35の幅方向の一方側に偏在させているため、各商品収容体1A,1Bには、幅方向において、収容部30と隣接するフランジ部35上に空間が形成される。したがって、この空間に他の商品収容体の収容部30を配置できるため、2つの商品収容体1A,1Bが幅方向に広がらず、コンパクトに配置することができる。
<5.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。なお、以下の変形例は、適宜組み合わせ可能である。
<5−1>
上記実施形態では、各商品収容体1において、形状の異なる複数の収容部31〜34を一体化して設けているが、収容部30の形態は、これに限定されない。すなわち、収容部30は、少なくとも一部が、少なくとも2対の対向する側壁、及び底壁を有し、商品を収容するカップ状に形成されていればよく、隣接する商品収容体1において、一方の商品収容体1の収容部30の底壁と他方の商品収容体のフランジ部35とが接した状態となればよい。また、いずれかの収容部30の一部に斜壁が形成され、この斜壁同士が接触するように構成されていればよい。したがって、例えば、第1側壁311と第2側壁312のいずれか一方のみを斜壁とすることもできる。そして、これ以外の形態については、適宜変更可能であり、収容部30の形状、位置、数などを必要に応じて変更することができる。したがって、上記実施形態のように、厳密な側壁及び底壁を有さない第2及び第4収容部32,34のような収容部を一部に含んでいてもよい。また、例えば、収容部30の位置は、幅方向に必ずしも偏在させなくてもよい。
また、収容部30の少なくとも一部は、少なくとも2対の対向する側壁、及び底壁を有し、商品2を収容するカップ状に形成されているが、側壁及び底壁は、必ずしも平坦でなくてもよく、多少であれば湾曲していてもよい。また、側壁同士または底壁と側壁との境界は、必ずしも厳密な直線で表されていなくてもよく、曲面状の境界であっても、側壁や底壁が認識できればよい。
<5−2>
結束される商品収容体1の数は特には限定されず、所望の数にすることもできる。このとき、必ずしも、端部に配置される商品収容体1の蓋部36が外部を向かなくてもよい。すなわち、例えば、図12に示すように、少なくとも1つの収容体対10を設け、この収容体対10に1つの商品収容体1を接触させた上で、結束部材5で結束することもできる。すなわち、収容体対10に取り付けられた1つの商品収容体1は、収容部30側が外部を向く。このとき、結束部材5は、外部に向く収容部30のうち、例えば、第3収容部33が設けられた位置に巻き付けることができる。ただし、収容箱6への収容時に、外部を向いた収容部30が、他の包装体100に引っ掛かりにくく、また、当該収容部30が、他の包装体100と接触して凹みなどが生じることを防ぐこともできるという観点から、前記結束された複数の商品収容体1のうち、端部に配置されている商品収容体1は、前記蓋部36が外部を向くように配置されていることが好ましい。
<5−3>
また、商品収容体1の結束方法は特には限定されず、例えば、図13に示すように、収容体対10を幅方向に並べた上で、結束部材5により結束することもできる。
<5−4>
結束部材5についても特には限定されず、帯状、紐状など、複数の収容体対10に巻き付けてこれらを保持できるものであれば、材質も含め、特には限定されないが、安定的に商品収容体1を結束させることができるという観点から、紙製のものが好ましく、特に、収容部がブリスターである場合、ブリスターに凹みなどが生じにくいという観点からも、紙製の結束部材5が好ましい。例えば、複数の結束部材5を用いることもできる。
<5−5>
フランジ部35の形態も特には限定されない。上記実施形態では、フランジ部35をフランジ本体351と周縁部352とで構成したが、一の平坦面で構成することもでき、そのすべてまたは一部に蓋部36を取り付けることができればよい。また、フランジ部35の形状も、長方形に限定されず、商品に適応した形状であればよい。収容部30、フランジ部35を形成する材料は特には限定されず、種々の材料で形成することができ、また、透明以外の半透明であったり、または着色されていてもよい。但し、透明、半透明であれば、内部の商品が視認できるため、好ましい。
<5−6>
上記実施形態では、商品として歯ブラシ2を例としたが、これに限定されず、一方向に延びる長尺状の商品であれば、本発明に係る包装体に適用することができる。
1 商品収容体
2 歯ブラシ
30 収容部
35 フランジ部
5 結束部材
6 収容箱

Claims (6)

  1. 商品をそれぞれ収容する複数の商品収容体と、
    前記複数の収容体を束ねる結束部材と、
    を備え、
    前記各商品収容体は、
    少なくとも一部に、少なくとも2対の対向する側壁、及び底壁を有し、前記商品を収容するカップ状に形成された少なくとも1つの収容部と、
    前記収容部の開口周縁に連結されるフランジ部と、
    前記フランジ部に取り付けられ、前記収容部の開口を塞ぐ平坦状の蓋部と、
    を有し、
    前記収容部の2対の側壁のうち、一方の一対の側壁の延びる第1方向と、他方の一対の側壁の延びる第2方向とが略直交しており、
    前記一方の一対の側壁の第1方向の長さが、前記他方の一対の側壁の第2方向の長さよりも長く形成され、
    前記一方の一対の側壁の少なくとも一方の側壁は、前記フランジ部から底壁にいくにしたがって、前記側壁同士が近接するように、少なくとも一部が傾斜した斜壁を構成し、
    前記複数の商品収容体のうち、少なくとも一対の隣接する商品収容体同士は、
    前記斜壁の少なくとも一部同士が接し、且つ、一方の商品収容体の前記収容部の底壁と他方の商品収容体のフランジ部とが接した状態で配置され、
    当該配置状態を保持するように、前記結束部材により、前記複数の商品収容体が結束されている、包装体。
  2. 前記結束された複数の商品収容体のうち、端部に配置されている商品収容体は、前記蓋部が外部を向くように配置されている、請求項1に記載の包装体。
  3. 前記各商品収容体において、
    前記フランジ部の前記第1方向の一端部から前記収容部までの長さは、前記フランジ部の第1方向の長さの1/3以下であり、
    前記フランジ部の前記第1方向の他端部から前記収容部までの長さは、前記フランジ部の第1方向の長さの1/3以下である、請求項1または2に記載の包装体。
  4. 前記各商品収容体において、
    前記フランジ部の前記第1方向の一端部から前記フランジ部の第1方向の長さの1/3以内に位置する前記収容部の少なくとも一部の高さと、
    前記フランジ部の前記第1方向の他端部から前記フランジ部の第1方向の長さの1/3以内に位置する前記収容部の少なくとも一部の高さと、
    が略同一である、請求項3に記載の包装体。
  5. 前記各商品収容体において、前記収容部は、前記フランジ部の前記第2方向の一方側または他方側のいずれかに偏在して配置されている、請求項1から4のいずれかに記載の包装体。
  6. 底面及び4つの側面を有する直方体状の内壁面を有する収容箱を準備するステップと、
    前記収容箱の底面に対し、垂直方向に、請求項1から5のいずれかに記載の複数の包装体を配置するステップと、
    前記収容箱の開口を閉じるとともに、前記収容箱を搬送するステップと、
    を備えている、商品収容体の運搬方法。
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