JP2019073296A - 歯ブラシ用のブリスター包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブラシ収容部の側壁部の外力に対する変形を抑制して、落下時にフランジが台紙から剥離するという不具合を効果的に防止可能な歯ブラシ用のブリスター包装体を提供する。【解決手段】歯ブラシを収容する収容部21、および該収容部21の周囲に連設されたフランジ22を有する合成樹脂シート製の外装体20と、収容部21の開口を塞ぐように、フランジ22に接着された台紙11とを備え、陳列用のフック部を上部に備えたブリスター包装体において、収容部21は、歯ブラシのブラシ部4を収容するブラシ収容部25を備え、ブラシ収容部25の側壁部25a、25bにおけるフランジ22との連設部に、ブラシ収容部25の全長にわたって、側方へ突出する突出幅が0.3mm〜1.0mmの補強突条36を設けた。【選択図】図4A

Description

本発明は、ハンガーに縦向きに吊り下げて陳列可能な歯ブラシ用のブリスター包装体に関する。
歯ブラシ用のブリスター包装体として、歯ブラシを収容する収容部と、収容部の周囲に連設されたフランジとを有する外装体と、収容部の開口を塞ぐように、外装体のフランジに接着される細長い台紙とを備え、店舗に設置される陳列棚の奥部側から前方へ向けて延びる陳列用の棒状のハンガーに、ブリスター包装体の上部に設けたフック部を引っ掛けて、縦向きに吊り下げて陳列可能となしたものが種々提案され、実用化されている(例えば、特許文献1,2参照。)。
通常、外装体は、内容物としての歯ブラシを明確に目視できるように、ポリエチレンテレフタレートなどの透明な合成樹脂シート材で構成され、該合成樹脂シート材を所望形状に真空成形したものが広く採用されている。
ブリスター包装体の収容部内において歯ブラシは、消費者に対して最も強調したい面が前面側となるように、例えば、特許文献1記載のブリスター包装体のように、植毛台に対する毛束の植設配列が強調されるように、植毛面が前面側となるように歯ブラシを収容保持されており、また特許文献2記載のブリスター包装体では、ブラシ部の側面が強調されるように、植毛台における毛束の植設面が、台紙に対して略直交するように収容保持されている。
また、特許文献1記載のように、外装体の幅方向の中央部に歯ブラシを収容保持したものも実用化されているが、特許文献2記載のように、外装体の幅方向の中央部から一側方へオフセットさせた位置に歯ブラシを収容保持して、ブリスター包装体を前側から見たときにおける、歯ブラシのブラシ部及び首部の側方位置における台紙の表示面を極力大きく設定するように構成したものも広く実用化されている。
更に、成人向けの歯ブラシの毛丈は、通常、8mm〜13mmに設定されているが、日本などの先進国では高齢化の影響により、歯肉炎や歯周病の患者数が増えつつあり、ブラッシング時に歯肉を痛めないようにするため、植毛台に植設されるフィラメントとして、毛丈が9mm〜15mmと長く、歯肉への当たりがソフトな歯ブラシの需要が増えつつある。
特開平7−315433号公報 特開2014−172629号公報
ところで、歯ブラシの毛丈を長くすると、それに応じてブリスター包装体のブラシ収容部の突出高さが高くなり、真空成形により外装体を成形した場合に、ブラシ収容部の側壁部の厚さが薄くなって、該側壁部が変形し易くなるという不具合がある。また、ブラシ収容部の側壁部が変形し易くなることから、フランジのうちのブラシ収容部の側壁部との連設部分も変形し易くなり、落下時等の衝撃で、フランジの該部分が台紙から剥離するという問題がある。特に、特許文献2記載のように、外装体の幅方向の中央部からオフセットさせた位置に歯ブラシを収容すると、ブラシ収容部の一方の側壁部がフランジに接近配置されることから、該一方の側壁部が他方の側壁部よりも薄肉になり、落下時等における前記剥離の問題が発生し易くなる。
一方、上記問題を解決するために、外装体を構成する合成樹脂シートとして、厚肉なものを採用して、ブラシ収容部の側壁部の厚さを十分に確保することも考えられるが、そのように構成すると、ブリスター包装体の製作コストが高くなるという問題がある。
また、フランジの幅を広く設定して、フランジと台紙との接着強度を高めることも考えられるが、歯ブラシ用のブリスター包装体は、左右に間隔をあけて配置される複数の陳列用のハンガーに並列状に吊り下げて陳列される関係上、ブリスター包装体の幅を現状よりも広くすることができず、フランジの幅を広く設定すると、左右に陳列されるブリスター包装体が干渉するという問題が発生する。
更に、ブラシ収容部の開口幅を広く設定して、真空成形による側壁部の薄肉化を抑制することも考えられるが、収容部内における歯ブラシの移動を拘束するための部分を別途設ける必要があり、ブリスター包装体の大幅な設計変更が必要になるとともに、ブリスター包装体の設計自由度が低下するという問題がある。
本発明の目的は、ブリスター包装体の幅を広く設定したり、外装体を構成する合成樹脂シートの厚さを厚く設定したり、大幅な設計変更を行ったり、設計自由度を低下させたりすることなく、ブラシ収容部の側壁部の外力に対する変形を抑制して、落下時にフランジが台紙から剥離するという不具合を効果的に防止可能な歯ブラシ用のブリスター包装体を提供することである。
本発明は、以下の発明を包含する。
(1)歯ブラシを所定位置に保持した状態に収容する収容部、および該収容部の周囲に連設されたフランジを有する合成樹脂シート製の外装体と、前記収容部の開口を塞ぐように、前記フランジに接着される台紙とを備え、陳列用の引っ掛け部を上部に備えた歯ブラシ用のブリスター包装体において、前記収容部は、前記歯ブラシのブラシ部を収容するブラシ収容部を備え、前記ブラシ収容部の側壁部における前記フランジとの連設部に、前記ブラシ収容部の全長にわたって、側方へ突出する突出幅RWが0.3mm〜1.0mmの補強突条を設けた、ことを特徴とする歯ブラシ用のブリスター包装体。
このブリスター包装体では、ブラシ収容部の側壁部におけるフランジとの連設部に、ブラシ収容部の全長にわたって、側方へ突出する突出幅RWが0.3mm〜1.0mmの補強突条を設けるという簡単な構成で、該補強突条によりブラシ収容部の側壁部のフランジ側の端部を補強して、ブラシ収容部の側壁部の外力に対する変形を抑制できる。
このため、例えば、毛丈の長い歯ブラシを収容するために、ブラシ収容部の高さを高く設定する場合であっても、外装体を構成する合成樹脂シートの厚さを厚くしたりすることなく、ブリスター包装体の落下時等における衝撃により、フランジが台紙から剥離して、ブリスター包装体が破損するという不具合を効果的に防止できる。しかも、補強突条の突出幅RWが0.3mm〜1.0mmに設定され、ブラシ収容部の側壁部を僅かな距離だけ外装体の中央部側へ配置させるだけで補強突条を形成できるので、ブリスター包装体の幅を広く設定したり、ブリスター包装体の大幅な設計変更を行ったり、ブリスター包装体の設計自由度を低下させたりすることなく、補強突条を設けることができる。
(2)前記補強突条を、前記収容部のうちの、前記ブラシ収容部と、前記歯ブラシの首部を収容する首部収容部と、前記歯ブラシのハンドル部を収容するハンドル収容部のそれぞれの側壁部における前記フランジとの連設部に、前記ブラシ収容部と首部収容部とハンドル収容部の全長にわたって設けた前記(1)記載の歯ブラシ用のブリスター包装体。この発明では、ブリスター包装体の落下時における衝撃を、補強突条により効果的に受け止めて、落下時における衝撃で外装体のフランジが台紙から剥離するという不具合を一層効果的に防止できる。
(3)前記歯ブラシの植毛台における毛束の植毛面を前側へ向けて、前記歯ブラシが前記収容部に収容されている前記(1)又は(2)記載の歯ブラシ用のブリスター包装体。この発明では、近年需要の増えている毛丈の長い歯ブラシであっても、ブリスター包装体の幅を広く設定したり、外装体を構成する合成樹脂シートの厚さを厚くしたりすることなく収容できる。
(4)前記ブラシ収容部のブラシ部を覆うブラシ収容部本体の最大突出高さBHが14mm以上22mm以下に設定され、前記ブラシ収容部本体の最大突出高さ部分の最大幅BWが13mm以上32mm以下に設定されている前記(1)〜(3)のいずれかに記載の歯ブラシ用のブリスター包装体。本発明では、ブラシ収容部本体の最大突出高さ及び最大幅がこのような数値範囲の外装体を無理なく成形できる。
(5)前記外装体の幅GWが25mm〜45mmに設定され、前記フランジの幅FWが、2mm〜4mmに設定されている前記(1)〜(4)のいずれかに記載の歯ブラシ用のブリスター包装体。外装体の幅GW及びフランジの幅FWをこのように設定することで、左右に隣接するブリスター包装体が接触しないように、左右に間隔をあけて配置される汎用の複数の陳列用のハンガーに、ブリスター包装体を並列状に吊り下げて陳列することができる。
(6)前記フランジの厚さFTが200μm以上280μm以下に設定されている前記(1)〜(5)のいずれかに記載の歯ブラシ用のブリスター包装体。フランジの厚さFTは、外装体の真空成形時に用いる合成樹脂製の素材シートと略同じ厚さであるが、本発明では、このような厚さの素材シートを用いて外装体を成形した場合であっても、落下時における破損を効果的に防止できる。
(7)前記外装体が、ポリエチレンテレフタレートを用いてなる前記(1)〜(6)のいずれかに記載の歯ブラシ用のブリスター包装体。外装体を構成する、合成樹脂シート材としては、任意の合成樹脂材料からなるものを採用できるが、透明性や成型性に優れていることからポリエチレンテレフタレートが好適である。
本発明に係る歯ブラシ用のブリスター包装体によれば、外装体を構成する合成樹脂シートの厚さを厚くしたりすることなく、ブリスター包装体の落下時等における衝撃により、フランジが台紙から剥離して、ブリスター包装体が破損するという不具合を効果的に防止できる。しかも、補強突条の突出幅RWが0.3mm〜1.0mmに設定することにより、ブラシ収容部の側壁部を僅かな距離だけ外装体の中央部側へ配置させるだけで補強突条を形成できるので、ブリスター包装体の幅を広く設定したり、ブリスター包装体の大幅な設計変更を行ったり、ブリスター包装体の設計自由度を低下させたりすることなく、補強突条を設けることができる。
ブリスター包装体の斜視図 ブリスター包装体の正面図 ブリスター包装体の側面図 図2のA−A線断面図 図2のB−B線断面図 図2のC−C線断面図 ブラシ収容部付近の要部横断面図 摘まみ部付近の拡大正面図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態では、図2、図3に示すように、ブリスター包装体を陳列用のハンバーに引っ掛けて、縦向き姿勢に支持した状態を基準に、前後方向(外装体10が前側、台紙11が後ろ側)、左右方向、上下方向を定義して説明する。
図1〜図3に示すように、ブリスター包装体10は、歯ブラシ1を縦向きに保持した状態に収容する収容部21、および収容部21の周囲に連設されたフランジ22を有する合成樹脂シート製の外装体20と、収容部21の開口を塞ぐように、フランジ22に接着される台紙11とを備えている。なお、フランジ22と台紙11とは、図1、図2、図6において網点で図示の部分が接着されている。
ブリスター包装体10に収容される歯ブラシ1としては、図1〜図3、図4Aに示すように、植毛台2aと首部2bとハンドル部2cとを有する柄2と、植毛台2aに植設された複数の毛束3とを備え、合成樹脂製の複数本のフィラメントからなる毛束3を、植毛台2aに植設してブラシ部4を形成したものであれば、任意の周知の構成のものを採用できる。
ブラシ部4の毛丈(毛束3の植毛台2aからの突出長さ)THは、任意に設定可能で、例えば8mm〜13mmの範囲に設定してもよい。本発明のブリスター包装体10では、ブラシ収容部25の突出高さを高くできるので、毛丈THの長い、例えば毛丈THが9mm〜15mmの歯ブラシを収容するのに好適である。
台紙11は、上下方向に細長い短冊状の紙、合成樹脂シート、ラミネート紙などで構成され、収容部21の開口を塞ぐように、その外周部を外装体20のフランジ22に重ね合わせて接着されている。台紙11とフランジ22の接着は、例えばホットメルトタイプなどの接着剤を用いてヒートシールや超音波シールなどにより接着できる。
ブリスター包装体10の上部には、引っ掛け部としてのフック部12が設けられ、図2、図3に示すように、店舗に設置される陳列棚の奥部側から前方へ向けて延びる陳列用の棒状のハンガー5にフック部12を引っ掛けて、ブリスター包装体10を縦向きに吊るして陳列できるように構成されている。なお、引っ掛け部としては、ハンガー5が挿通する貫通孔をブリスター包装体10の上部に形成したり、ブリスター包装体10とは別部材からなるフック部材をブリスター包装体10に取り付けたりすることも可能である。
図1、図2、図4C、図6に示すように、外装体20の左隅部には台紙11に対して隙間をあけて配置される浮き上がり片23が設けられ、台紙11の左隅部には外装体20に接着されていない摘まみ部11aが形成され、摘まみ部11aを指で摘まんで、外装体20から台紙11を引き剥がし、ブリスター包装体10に収容された歯ブラシ1を取り出せるように構成されている。なお、浮き上がり片23と収容部21間に配置されるフランジ22には、台紙11に対して非接着に重ね合わされる重着部22aが形成され、収容部21内に異物が侵入しないようにしつつ、収容部21内の通気性が確保されるように構成されている。
外装体20は、図1〜図6に示すように、合成樹脂シートを用いて、真空成形、圧空成形、真空圧空成形などにより成形されている。合成樹脂シートの素材としては、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂等を採用できる。これらの内でも、ポリエステル系樹脂、とりわけポリエチレンテレフタレート樹脂を用いるのが、透明性や成型性に優れていることから好ましい。なお、外装体20を構成する成形前の素材シートの厚さは、フランジ22の厚さFTと同じ略厚さになる。
外装体20の幅GWは、任意に設定可能であるが、例えば25mm〜45mmに設定できる。外装体20の長さGLは、歯ブラシ1の長さなどに応じて任意に設定可能であるが、成人用の歯ブラシ1を収容する場合には、例えば200mm〜240mmに設定できる。外装体20の外縁と台紙11の外縁とは、正面視において同一形状同一寸法に構成されている。
フランジ22の幅FWは、任意に設定可能であるが、例えば2mm〜4mmに設定することができる。フランジ22の厚さFTは、任意に設定可能であるが、200μm以上280μm以下に設定することができる。
収容部21は、歯ブラシ1を覆う収容部本体24と、ブリスター包装体10を補強するための補強部30とを備え、補強部30はフランジ22の内縁から前方へ突出する棚状に形成され、収容部本体24は補強部30の内縁から前方へ膨出するドーム状に形成されている。歯ブラシ1は、植毛台2aにおける毛束3の植毛面2dを前側へ向けて、収容部21に収容されている。ただし、植毛面2dが台紙11に対して斜めに配置されるように、歯ブラシ1を収容することもでるし、植毛面2dが台紙11に対して略直交するように、歯ブラシ1を収容することもできる。
収容部本体24は、歯ブラシ1のブラシ部4を収容するブラシ収容部25と、歯ブラシ1の首部2bを収容する首収容部26と、歯ブラシ1のハンドル部2cの下端部を除く部分を収容するハンドル収容部27と、ハンドル部2cの下端部を収容する下端収容部28とを備えている。ブラシ収容部25は、ブラシ部4を覆うブラシ収容部本体25Aと、ブラシ収容部本体25Aの左方に段落状に配置されるブラシ収容部補強部25Bとを備えている。ただし、収容部本体25としては、歯ブラシ1を所定の位置に保持した状態に収容できるものであれば任意の構成のものを採用できる。
ブラシ収容部本体25Aと下端収容部28とは、外装体20の幅方向の中央部から右側へオフセットした位置に形成され、ブラシ収容部本体25Aと下端収容部28とは左側の縦方向のフランジ22に接近配置され、歯ブラシ1は、外装体20の幅方向の中央部から右側へオフセットした位置に収容される。ただし、外装体20の幅方向の中央部から左側へオフセットした位置に歯ブラシ1を収容するように構成することもできるし、外装体20の幅方向の中央部に歯ブラシ1を収容するように構成することもできる。
ブリスター包装体10内において歯ブラシ1は、柄2の下端部が下端収容部28内に配置されて、柄2の下端部の前後方向及び左右方向への移動が規制されるとともに、下方への移動が規制され、またブラシ部4がブラシ収容部本体25A内に配置されて、植毛台2aの前後方向及び左右方向への移動が規制されるとともに、上方への移動が規制されるように、ブリスター包装体10内に保持される。
図3Aに示すように、ブラシ収容部本体25Aの最大突出高さBHは、ブラシ部4の高さに応じて任意に設定可能であるが、例えば14mm以上22mm以下に設定でき、ブラシ収容部本体25Aの最大突出高さ部分の最大幅BWは、ブラシ部4の高さに応じて任意に設定可能であるが、例えば13mm以上32mm以下に設定できる。
ハンドル収容部27と首収容部26とブラシ収容部25とは左右のフランジ22間の略全幅にわたって設けられ、ハンドル収容部27の前壁部は、キャッチコピーなどを印刷したシールを貼り付けることができるように、台紙11と略平行な略平坦面で構成されている。
首収容部26の前壁部と、ブラシ収容部補強部25Bの前壁部とは、上側へ行くにしたがって台紙11側へ接近するように連続的に延びる緩やかな傾斜面で構成され、台紙11のうちの該傾斜面に対面する部分に印刷した商品名などを、該傾斜面を通じて明瞭に透視できるように構成されている。
補強部30は、収容部本体24を除くフランジ22の内側に台紙11に対して隙間をあけて略平行に設けた棚部31と、棚部31の外縁とフランジ22の内縁間に設けた段差部32とを備え、フック部12を補強するフック補強部33と、収容部本体24の上部を補強する上部補強部34と、収容部本体24の下部を補強する下部補強部35と、収容部本体24の側部を補強する補強突条36とを備えている。ただし、フック補強部33と上部補強部34と下部補強部35とは、任意の組み合わせでそれを構成する段差部32の高さを異なる高さに設定したり、段差部32を省略して棚部31を台紙11に接着したりすることも可能である。
図5に示すように、補強突条36は、ブラシ収容部25と首収容部26とハンドル収容部27の左側の側壁部25a、26a、27aにおける左側のフランジ22との連設部の全長にわたって設けられるとともに、右側の側壁部25b、26b、27bにおける右側のフランジ22との連設部の全長にわたって設けられている。
補強突条36の高さRHは、任意に設定可能であるが、ブラシ収容部25と首収容部26とハンドル収容部27の左右の側壁部の強度を十分に確保するため、0.5mm以上2.0mm以下に設定することが好ましい。なお、本実施の形態では、上部補強部34及び下部補強部35の高さを補強突条36と同じ高さに設定したが、異なる高さに設定することもできる。
補強突条36の側方への突出幅RWは、ブラシ収容部25と首収容部26とハンドル収容部27の左右の側壁部の強度を十分に確保するため、0.3mm以上、より好ましくは0.5mm以上に設定することが望ましく、ブリスター包装体10の幅を広く設定したり、ブリスター包装体10の大幅な設計変更を行ったり、ブリスター包装体10の設計自由度を低下させたりすることなく、補強突条36を設けるため、1.0mm以下、より好ましくは0.8mm以下に設定することが望ましい。
補強突条36は、前述のように、ブラシ収容部25と首収容部26とハンドル収容部27の全長にわたって設けることが最も好ましいが、少なくとも、合成樹脂シートを用いて外装体20を成形したときに、収容部本体24の側壁部が薄肉になって強度が低下する部分に対応させて設けてあれば、その他の部分に関しては省略することもできる。本実施の形態では、ブラシ収容部本体25Aの幅がハンドル収容部27の幅よりも狭く、ブラシ収容部本体25Aの高さがハンドル収容部27の高さと略同じであり、しかもブラシ収容部本体25Aの右側の側壁部25bが左側側の側壁部25Aaのようにブラシ収容部補強部25Bがなく、フランジ22付近から立ち上がっている。このため、ブラシ収容部本体25Aの右側の側壁部25bが最も薄肉になり易く、次にハンドル収容部27の左右の側壁部27a、27bが薄肉になりやすい。したがって、少なくともブラシ収容部本体25Aの右側の側壁部25bにおける右側のフランジ22との連設部に補強突条36を設けることが好ましく、それに加えて、少なくともハンドル収容部27の左右の側壁部27a、27bにおける左右のフランジ22との連設部に補強突条36を設けることが好ましい。
このブリスター包装体10では、ブラシ収容部25の左右の側壁部25a、25bにおけるフランジ22との連設部と、首収容部26の左右の側壁部26a、26bにおけるフランジ22との連設部と、ハンドル収容部27の左右の側壁部27a、27bにおけるフランジ22との連設部に、ブラシ収容部25と首収容部26とハンドル収容部27の全長にわたって、側方へ突出する突出幅RWが0.3mm〜1.0mmの補強突条36を設けるという簡単な構成で、該補強突条36により、ブラシ収容部25と首収容部26とハンドル収容部27を補強して、外装体20の外力に対する変形を抑制できる。
このため、例えば、毛丈の長い歯ブラシ1を収容するために、ブラシ収容部25の高さを高く設定する場合であっても、ブリスター包装体10の幅を広く設定したり、外装体20を構成する合成樹脂シートの厚さを厚くしたりすることなく、ブリスター包装体10の落下時等における衝撃により、フランジ22が台紙11から剥離して、ブリスター包装体10が破損するという不具合を効果的に防止できる。更に、補強突条36の突出幅RWが0.3mm〜1.0mmに設定され、ブラシ収容部25と首収容部26とハンドル収容部27のそれぞれの側壁部を僅かな距離だけ外装体20の中央部側へ配置させるだけで補強突条36を形成できるので、ブリスター包装体10の大幅な設計変更を行ったり、ブリスター包装体10の設計自由度を低下させたりすることなく、補強突条36を設けることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲においてその構成を変更し得ることは勿論である。
1 歯ブラシ
2 柄
2a 植毛台
2b 首部
2c ハンドル部
2d 植毛面
3 毛束
4 ブラシ部
5 ハンガー
10 ブリスター包装体
11 台紙
11a 摘み部
12 フック部
20 外装体
21 収容部
22 フランジ
22a 重着部
23 浮き上がり片
24 収容部本体
25 ブラシ収容部
25a 側壁部
25b 側壁部
25A ブラシ収容部本体
25Aa 側壁部
25B ブラシ収容部補強部
26 首収容部
26a 側壁部
26b 側壁部
27 ハンドル収容部
27a 側壁部
27b 側壁部
28 下端収容部
30 補強部
31 棚部
32 段差部
33 フック補強部
34 上部補強部
35 下部補強部
36 補強突条

Claims (7)

  1. 歯ブラシを所定位置に保持した状態に収容する収容部、および該収容部の周囲に連設されたフランジを有する合成樹脂シート製の外装体と、
    前記収容部の開口を塞ぐように、前記フランジに接着される台紙とを備え、陳列用の引っ掛け部を上部に備えた歯ブラシ用のブリスター包装体において、
    前記収容部は、前記歯ブラシのブラシ部を収容するブラシ収容部を備え、
    前記ブラシ収容部の側壁部における前記フランジとの連設部に、前記ブラシ収容部の全長にわたって、側方へ突出する突出幅RWが0.3mm〜1.0mmの補強突条を設けた、
    ことを特徴とする歯ブラシ用のブリスター包装体。
  2. 前記補強突条を、前記収容部のうちの、前記ブラシ収容部と、前記歯ブラシの首部を収容する首部収容部と、前記歯ブラシのハンドル部を収容するハンドル収容部のそれぞれの側壁部における前記フランジとの連設部に、前記ブラシ収容部と首部収容部とハンドル収容部の全長にわたって設けた請求項1記載の歯ブラシ用のブリスター包装体。
  3. 前記歯ブラシの植毛台における毛束の植毛面を前側へ向けて、前記歯ブラシが前記収容部に収容されている請求項1又は2記載の歯ブラシ用のブリスター包装体。
  4. 前記ブラシ収容部のブラシ部を覆うブラシ収容部本体の最大突出高さBHが14mm以上22mm以下に設定され、前記ブラシ収容部本体の最大突出高さ部分の最大幅BWが13mm以上32mm以下に設定されている請求項1〜3のいずれか1項記載の歯ブラシ用のブリスター包装体。
  5. 前記外装体の幅GWが25mm〜45mmに設定され、前記フランジの幅FWが、2mm〜4mmに設定されている請求項1〜4のいずれか1項記載の歯ブラシ用のブリスター包装体。
  6. 前記フランジの厚さFTが200μm以上280μm以下に設定されている請求項1〜5のいずれか1項記載の歯ブラシ用のブリスター包装体。
  7. 前記外装体が、ポリエチレンテレフタレートを用いてなる請求項1〜6のいずれか1項記載の歯ブラシ用のブリスター包装体。
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