JP4510356B2 - リフィル皿用保護容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はリフィル皿用保護容器に関し、更に詳細には、一枚のシートを成型することにより調製される、下側が開放されたリフィル皿用保護容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、化粧品の分野では、ファンデーションやアイカラー、頬紅等を中心に、詰め替えが可能なリフィル容器による提供がなされるようになっている。このタイプの化粧料は使い切った後に、リフィル用化粧料を購入し、繰り返し詰め替え使用するというものである。
【0003】
このリフィル用化粧料は、リフィル皿に充填され、通常簡易なプラスチック等の保持ケースに入れられ、保護された状態で販売されていることが普通である。そして、化粧料の充填されたリフィル皿を入れた保持ケースは、通常プラスチック材料で容器体保持部と蓋部とを成型し、これらが嵌合等することにより、リフィル皿を収納する仕組みとなっていることが多い(特開平10−75817号、特開平11−276240号等)。
【0004】
しかしながら、この保持ケースは、商品が生産者から需要者へわたる間だけ必要なものであり、一旦リフィル用化粧料が需要者の手に渡ってしまえばゴミとなるだけのものであるから、環境や資源保護の立場から見れば、この保持ケースに用いるプラスチック材料等の成形材料は少なければ少ないほど好ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、最小限の成形材料を使用しながら、流通時においてリフィル皿およびそれに充填されたリフィル用化粧料を十分に保護できる容器の提供をその課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、化粧料の充填されたリフィル皿を確実に保持、固定する手段について鋭意検討を行った結果、1枚のシートから形成される下側が開放されたリフィル皿用保護容器であっても、リフィル皿収納部の周囲に係止部を設ける等その形状を工夫すれば、リフィル皿を確実に保持できることを見出した。
【0007】
そして更に、リフィル皿収納部に指を入れることのできる凹部や切り欠き部を設けたり、あるいは収納部の対向する辺をジャバラ状とすることにより、取り出しも容易になることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
すなわち本発明は、下側が開放されたリフィル皿用保護容器であって、リフィル皿収納部は上側に突き出した形で形成され、当該リフィル皿収納部の周囲には、リフィル皿を保持するための少なくとも2ヶ所の係止部と、リフィル皿を保護容器に収納したときに保護容器のリフィル皿収納部内側面とリフィル皿との間に一定の隙間を与えるための空隙部が設けられ、かつ、リフィル皿収納部の上部には、リフィル皿収納部内上面とリフィル皿との間で一定の間隔を与えるための空間部が設けられていることを特徴とするリフィル皿用保護容器を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明のいくつかの実施態様を示す図面を挙げ、本発明を説明する。
【0010】
図1は、本発明のリフィル皿用保護容器の一態様の斜視図、図2は底面図である。図中、1はリフィル用保護容器、2は係止部、3は空隙部、4は凹部、5は切り欠き部、6はリフィル皿収納部をそれぞれ示す。
【0011】
本発明のリフィル皿用保護容器1は、図1で示すように、1枚のシートを成型することにより形成され、下側が開放された状態のもので、化粧料を充填したリフィル皿(図示せず)は、その端部が係止部2と嵌合し、リフィル皿収納部6に収納、保持されるものである。
【0012】
従って、このリフィル皿用保護容器1を形成する材料としては、係止部2で嵌合保持するために、ある程度の弾性がある材料を使用することが好ましい。また、充填されたリフィル皿中の化粧料の色等を簡単に確認するためには、透明な材料を使用することが好ましい。このような条件を満たす材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネートやこれらの再生樹脂等のプラスチック材料等を挙げることができる。
【0013】
このリフィル皿用保護容器1の係止部2は、例えば図4に示すように、内側に突き出た突出部2aと、それを強化するための弧型部2bから構成される。この突出部2aが、リフィル皿用保護容器1全体の弾性を利用してリフィル皿を保持し、弧型部2bは、この突出部2aの強度を高める作用をする。この係止部2の数は、2個以上必要であり、一般には4個程度が必要である。またその位置は特に制約はないが、図1に示すように、コーナー部に設けることが好ましい。
【0014】
また、本発明リフィル皿用保護容器1の空隙部3は、取り出し時にリフィル皿用保護容器1の変形の自由度を高め、リフィル皿を外しやすくするためのものであり、その隙間の間隔としては、例えば0.1から10mm程度が好ましく、1から3mmとすることがより好ましい。
【0015】
更に、リフィル皿用保護容器1の凹部4および/または切り欠き部5は、いずれもここに指を入れ、リフィル皿を取り出しやすくするためのものであり、指が入る大きさであればよい。また、図1では、凹部4と切り欠き部5の双方が1つずつ設けられているが、いずれか一方であっても良く、またその数は1つでも複数であっても良い。
【0016】
一方、本発明のリフィル皿用保護容器1は、突き出した形状のリフィル皿収納部6中に、リフィル皿の化粧料充填部側を収納、保護するのであるが、この充填面側とリフィル皿収納部6の上部平坦面の間に一定の間隔を有する空間を設けることが好ましい。この空間部6の間隔としては、0.1から10mm程度が好ましく、1から8mmとすることがより好ましい。
【0017】
また、本発明のリフィル皿用保護容器1の別の態様としては、図5および図6に示すものが挙げられる。この態様のリフィル皿用保護容器では、リフィル皿収納部6周囲の対向する辺をジャバラ部7とし、この部分の弾性を高め、リフィル皿を更に取り出しやすくしたものである。このジャバラ部7は、高さ0.5ないし2mm程度の半円柱型のものであり、1cmあたり、2から5程度で設ければよい。
【0018】
以上説明したリフィル皿用保護容器1は、上記のように化粧料を充填したリフィル皿(図示せず)の端部が係止部2と嵌合し、基本的にこの部分でリフィル皿を保持するものである。従って、それ以外の部分は、実質的にリフィル皿と接触していない構造としても良いし、また、リフィル皿の開口上部端面の一部または全部がリフィル皿保護容器1の側面に接していても良い。これらの構造により、リフィル皿収納部上面とリフィル皿との間で一定の間隔が保てる空間部が形成され、リフィル皿に対する垂直方向の耐衝撃性が得られるのである。
【0019】
そして、リフィル皿収納部6中に保持されたリフィル皿は、空隙部3に爪を入れて引き出すことにより、あるいは、凹部4ないしは切り欠き部5に指を入れて引き出すことにより、係止部2から外すことができ、簡単に取り出すことができる。
【0020】
以上説明した本発明のリフィル皿用保護容器の好ましい態様の例としては、リフィル皿収納部6が大略直方体であり、リフィル皿収納部6周囲の各コーナー部に係止部2を設け、それ以外の各辺部には、リフィル皿を保護容器に収納したときに一定の隙間を与えるための空間部3が設けられたものを挙げることができる。
【0021】
【作用】
本発明のリフィル皿用保護容器1は、シートをプレス成形し、リフィル容器の充填部を保護するリフィル皿収納部6と、その周囲に保持手段として、係止部2を設けたに過ぎないものである。しかしながら、係止部2の作用により、リフィル皿およびリフィル皿に充填された化粧料を流通段階において十分に保護することができるものである。また、凹部4や切れ込み部5、あるいはジャバラ部7等を設けることにより、取り出しも簡単にできるものである。
【0022】
【発明の効果】
本発明のリフィル皿用保護容器は、従来の同種のもののように蓋部と収納部に分かれておらず、極めて簡単な構成のものでありながら、十分にリフィル皿およびリフィル用化粧料を保護する目的を達成できるものである。
【0023】
そして、構造が簡単であるため、使用する成型材料は半分で済み、しかも、製造は極めて簡単なものである。
【0024】
従って、化粧品の簡易包装に貢献することのできるものであり、ひいては資源保護の立場からも価値の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のリフィル皿用保護容器の一実施態様を示す斜視図
【図2】 本発明のリフィル皿用保護容器の一実施態様を示す底面図
【図3】 図1の保護容器にリフィル皿を装着した状態のX−X'横断面図
【図4】 係止部の構成を示す斜視図
【図5】 本発明のリフィル皿用保護容器の別の実施態様を示す斜視図
【図6】 本発明のリフィル皿用保護容器の別の実施態様を示す底面図
【符号の説明】
1 … … リフィル皿用保護容器 A … … 空隙部
2 … … 係止部 B … … 空間部
3 … … リフィル皿収納部側面
4 … … 凹部
5 … … 切り欠き部
6 … … リフィル皿収納部
7 … … ジャバラ部
8 … … リフィル皿収納部上面
9 … … リフィル皿
10 … … 化粧料
以 上
Claims (3)
- 下側が開放されたリフィル皿用保護容器であって、リフィル皿収納部は上側に突き出した大略直方形で形成され、当該リフィル皿収納部周囲の各コーナー部にリフィル皿を保持するための係止部が設けられ、それ以外の各辺部にはリフィル皿を保護容器に収納したときに保護容器のリフィル皿収納部内側面とリフィル皿との間に1ないし3mmの隙間を与えるための空隙部が設けられるとともに、その対向する辺をジャバラ状とし、かつ、リフィル皿収納部の上部には、リフィル皿収納部内上面とリフィル皿との間で一定の間隔を与えるための空間部が設けられ、更に、前記係止部が、前記リフィル皿収納部の内側に突き出た突出部とそれを強化するための弧型部から構成されていることを特徴とするリフィル皿用保護容器。
- リフィル皿収納部の少なくとも一端に、指を入れることのできる凹部を設けたことを特徴とする請求項1記載のリフィル皿用保護容器。
- リフィル皿収納部の少なくとも一端に、切り欠き部を設けたことを特徴とする請求項1または2記載のリフィル皿用保護容器。
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