JP2019073297A - 歯ブラシ用のブリスター包装体 - Google Patents

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【課題】指で摘まんで台紙を剥す際の操作性を高めることができるとともに、外部からの異物の混入や外力による意図しない台紙の剥がれを防止できる歯ブラシ用ブリスター包装体を提供する。【解決手段】フランジ3のうち、収容部2の歯ブラシの柄90の端部90aを収容する位置に対応する側の短辺部20aと、端部90aがオフセットされる側と左右反対側の長辺部20bとの二辺接合部である隅部21に対応する領域R1に、台紙11に接着されない非接着部30が設けられ、該非接着部30が、収容部2に連続する内側の位置に設けられ、フランジ3の台紙11に接着される接着部と略面一な重着部4と、該重着部4の外側に段差部50を介して設けられ、台紙11との間に所定の隙間が維持された浮き上がり片6とより構成され、段差部50が、重着部4と浮き上がり片6との直線状の境界に沿って延びている。【選択図】図2

Description

本発明は、歯ブラシを所定位置に保持した状態に収容する収容部、および該収容部の周囲に連設されたフランジを有する外装体と、収容部の開口を塞ぐように、フランジに接着される台紙とを備える歯ブラシ用のブリスター包装体に関する。
この種の歯ブラシ用のブリスター包装体は、従来より、店舗に設置される陳列棚の奥部側から前方へ向けて延びる陳列用の棒状のハンガーに、ブリスター包装体の上部に設けたフック部を引っ掛けて、縦向きに吊り下げて陳列可能となしたものが種々提案され、実用化されている(例えば、特許文献1,2参照。)。通常、外装体は、内容物としての歯ブラシを明確に目視できるように、ポリエチレンテレフタレートなどの透明な合成樹脂シート材で構成され、該合成樹脂シート材を所望形状に真空成形したものが広く採用されている。
ブリスター包装体の収容部内において歯ブラシは、消費者に対して最も強調したい面が前面側となるように収容保持される。例えば、特許文献1記載のブリスター包装体では、植毛台に対する毛束の植設配列が強調されるように、植毛面が前面側となるように歯ブラシを収容保持されている。また特許文献2記載のブリスター包装体では、ブラシ部の側面が強調されるように、植毛台における毛束の植設面が、台紙に対して略直交するように収容保持されている。
また、特許文献1記載のように、外装体の幅方向の中央部に歯ブラシを収容保持したものも実用化されているが、特許文献2記載のように、外装体の幅方向の中央部から一側方へオフセットさせた位置に歯ブラシを収容保持して、ブリスター包装体を前側から見たときにおける、歯ブラシのブラシ部及び首部の側方位置における台紙の表示面を極力大きく設定するように構成したものも広く実用化されている。
これら歯ブラシ用のブリスター包装体は、外装体における歯ブラシの柄のブラシと反対側の端部を収容する位置に対応する側の短辺部と、長辺部との二辺接合部である隅部に、台紙に接着されない非接着部が設けられ、この非接着部に対面する非接着の台紙部分を摘まみ部として指で摘まんで、外装体から台紙を引き剥がし、収容された歯ブラシの当該端部から取り出せるように構成されている。この摘まみ部の大きさ、とくに摘まむ指の長さ方向に沿った長さ寸法が小さいと、指でしっかりと摘まむことができず、外装体からの台紙の引き剥がし時の操作性が悪くなる。
引用文献1では、摘まみ部の長さを確保するために当該隅部に余分な膨らみ形状に設けている。このようなものはブリスター包装体全体の長さも長くなってしまい、管理時や輸送時、店舗での販売時に場所をとり、不便であるとともに製造コストも上昇してしまう。引用文献2では、外装体の当該非接着部を台紙から浮かして構成し、指を入れやすくする工夫をしているが、このような台紙との隙間を通じて外部から異物が侵入する虞があり、幅を大きく設定することができず、結果として当該非接着部に対面する台紙部分の指で摘まめる上記長さを十分確保できないという問題があった。
また、特に特許文献2の隅部の構造は、非接着部が歯ブラシの収容部との境界が曲線状とされ、非接着部自体は外力が加わっても容易に変形しない保形性が維持されているが、その分、対面する台紙部分に外力が作用しやすく、台紙部分と非接着部との間に上記隙間も維持されていることから、意図せず台紙が剥がれてしまいやすいという課題もある。
特開平7−315433号公報 特開2014−172629号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、指で摘まんで台紙を剥す際の操作性を高めることができるとともに、外部からの異物の混入や外力による意図しない台紙の剥がれを防止できる歯ブラシ用ブリスター包装体を提供する点にある。
本発明は、以下の発明を包含する。
(1) 歯ブラシを所定位置に保持した状態に収容する収容部、および該収容部の周囲に連設されたフランジを有する外装体と、前記収容部の開口を塞ぐように、前記フランジに接着された台紙とを備えた歯ブラシ用のブリスター包装体において、前記収容部が、前記歯ブラシを柄のブラシと反対側の端部を外装体の長手方向に延びる中心線に対して左右いずれかにオフセットされた位置に保持した状態に収容するものであり、前記フランジのうち、前記収容部の前記歯ブラシの柄の前記端部を収容する位置に対応する側の短辺部と、前記端部がオフセットされる側と左右反対側の長辺部との二辺接合部である隅部に対応する領域に、台紙に接着されない非接着部が設けられ、該非接着部が、前記収容部に連続する内側の位置に設けられ、前記フランジの台紙に接着される接着部と略面一な重着部と、該重着部の外側に段差部を介して設けられ、台紙との間に所定の隙間が維持された浮き上がり片とより構成され、前記段差部が、前記重着部と浮き上がり片との直線状の境界に沿って延びていることを特徴とする、歯ブラシ用のブリスター包装体。
(2) 前記非接着部が、前記浮き上がり片の隣接する短辺部側の接着部との間、および長辺部側の接着部との間に、それぞれフランジ幅方向に延びる所定長さの境界を有し、両境界に沿って前記段差部に連続する第2、第3の段差部を有し、全体として略コ字状に延びる段差部が設けられている(1)記載の歯ブラシ用のブリスター包装体。
(3) 前記収容部の前記非接着部に対応する前記隅部が、左右反対側であるオフセット側の隅部に比べて、空間が斜め直線状にカットされた形状であり、前記重着部と浮き上がり片との直線状の境界が、前記隅部のカット方向に略平行に延び、前記重着部は、前記隅部のカット方向に延びる略均一幅の帯状体である(1)又は(2)記載の歯ブラシ用のブリスター包装体。
本発明の歯ブラシのブリスター包装体は、フランジのうち、収容部における歯ブラシの柄の端部を収容する位置に対応する側の短辺部と、歯ブラシの柄の前記端部がオフセットされる側と左右反対側の長辺部との二辺接合部である隅部に対応する領域に、非接着部が設けられており、非接着部をオフセット側の長辺部側の隅部に設ける場合に比べて歯ブラシの柄が存在しない分だけ大きい面積を確保することが可能とされ、これに対面する非接着の台紙部分、すなわち摘まみ部も大きい面積を確保することが可能である。とくに摘まむ指の長さ方向に沿った長さ寸法を大きく設定することも可能であり、これにより摘まみ部を指でしっかりと摘まむことができ、外装体からの台紙の引き剥がし時の操作性を向上することができる。
また、この非接着部に浮き上がり片を設けたので、当該浮き上がり片と台紙との間に指が挿入しやすくなり、台紙を剥離させる際の操作性をより向上させることができる反面、外部からこの隙間を通じて異物が侵入しやすくなる点については、非接着部における収容部に近い内側の領域に、台紙との隙間が無い重着部を設けることで、異物の侵入を阻止でき、大きな浮き上がり片としても異物侵入の心配のないものとすることができる。
さらに、このような内側に重着部を設けた浮き上がり片とすることで、浮き上がり片と収容部との間に凹凸の構造が形成されることとなるため、引用文献2のように浮き上がり部分が直接収容部に連続している構造に比べ、当該非接着部に外部から外力(衝撃等)が作用した際、台紙とともに浮き上がり片も変形しやすくなり、外力を吸収し、台紙に作用する力を緩和して意図しない台紙の剥がれや破損を防止することができる。とくに、重着部と浮き上がり片の間の段差部が、前記重着部と浮き上がり片との直線状の境界に沿って延びているため、外力が作用した際の前記浮き上がり片の変形が阻害されず、外力をより吸収しやすいように構成されている。
また、非接着部をオフセット側と反対側の隅部に設けているため、オフセット側である歯ブラシの柄の端部に対応するフランジ部分には、接着部が維持され、特に歯ブラシが移送時に軸方向に振動して柄の端部から力が作用しても台紙が意図せずに剥がれてしまうということを防止することができる。
前記非接着部が、前記浮き上がり片の隣接する短辺部側の接着部との間、および長辺部側の接着部との間に、それぞれフランジ幅方向に延びる所定長さの境界を有し、両境界に沿って前記段差部に連続する第2、第3の段差部を有し、全体として略コ字状に延びる段差部が設けられたものでは、隣接する接着部の領域を可能な限り維持しつつ、非接着の台紙部分をこれを摘まむ指の長さ方向に長い寸法に設定することができ、操作性と接着強度をより効率よく両立した構成とすることができる。また、このような段差部は浮き上がり片にある程度の保形性を与え、不要な変形を防止でき、良好な見栄えを維持できる。
前記収容部の前記非接着部に対応する前記隅部が、左右反対側であるオフセット側の隅部に比べて、空間が斜め直線状にカットされた形状であり、前記重着部と浮き上がり片との直線状の境界が、前記隅部のカット方向に略平行に延び、前記重着部は、前記隅部のカット方向に延びる略均一幅の帯状体であるものでは、非接着部を大きくとれるとともに、外部からの異物侵入をより効果的(確実)に防止することができる。すなわち、隅部がこのようなカットのされない通常の外凸の形状であれば、重着部の幅(正面から見て、重着部と浮き上がり片との境界が延びている方向に直交する方向の寸法)が異物侵入の確率の高い中央位置で狭くなってしまうが、上記のとおり斜め直線状にカットされ、重着部が略均一幅の帯状体で構成されれば、中央位置にも幅が維持され、異物侵入をより確実に防ぐことができるのである。
本発明の代表的実施形態に係る歯ブラシ用のブリスター包装体を示す斜視図。 同じくブリスター包装体の正面図。 図1のA−A端面図。 同じくブリスター包装体の要部を示す説明図。 図1のB−B断面図。
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。なお、本実施形態では、図2に示すように、ブリスター包装体を図示しない陳列用のハンバーに引っ掛けて縦向き姿勢に支持した状態を基準に、前後方向(外装体10が前側、台紙11が後ろ側)、左右方向、上下方向を定義して説明する。
図1及び図2に示すように、ブリスター包装体1は、収容される歯ブラシ9の柄90が延びている方向に長く形成され、歯ブラシ9を縦向きに保持した状態に収容する収容部2、および収容部2の周囲に連設されたフランジ3を有する合成樹脂シート製の外装体10と、収容部2の開口を塞ぐように、フランジ3に接着された台紙11とを備えている。
ブリスター包装体1に収容される歯ブラシ9としては、植毛台と首部とハンドル部とを有する柄90と、植毛台に植設された複数の毛束(ブラシ)とを備え、合成樹脂製の複数本のフィラメントからなる毛束を、植毛台に植設してブラシ部を形成したものであれば、任意の周知の構成のものを採用できる。
ブリスター包装体1の上部には、引っ掛け部としてのフック部12が設けられ、店舗に設置される陳列棚の奥部側から前方へ向けて延びる陳列用の棒状のハンガーにフック部12を引っ掛けて、ブリスター包装体1を縦向きに吊るして陳列できるように構成されている。なお、引っ掛け部としては、ハンガーが挿通する貫通孔をブリスター包装体1の上部に形成したり、ブリスター包装体1とは別部材からなるフック部材をブリスター包装体1に取り付けたりすることも可能である。
台紙11は、紙、合成樹脂シート、ラミネート紙などで構成され、収容部2の開口を塞ぐように、その外周部を外装体10のフランジ3に重ね合わせて接着されている。台紙11とフランジ3の接着は、例えばホットメルトタイプなどの接着剤を用いてヒートシールや超音波シールなどにより接着できる。
外装体10は、合成樹脂シートを用いた真空成形、圧空成形、真空圧空成形などにより、収容部2およびフランジ3が一体に成形されている。合成樹脂シートの素材としては、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂等を採用できる。これらの内でも、ポリエステル系樹脂、とりわけポリエチレンテレフタレート樹脂を用いるのが、透明性に優れていることから好ましい。
外装体10の幅(左右幅)は、任意に設定可能であるが、例えば25mm〜45mmに設定できる。外装体10の長さ(上下長さ)は、歯ブラシ9の長さなどに応じて任意に設定可能であるが、成人用の歯ブラシ9を収容する場合には、例えば200mm〜240mmに設定できる。外装体10の外縁と台紙11の外縁とは、正面視において同一形状同一寸法に構成されている。また、フランジ3の幅(フランジ3が延びている収容部2の周囲方向に対して直交する方向の寸法)は、任意に設定可能であるが、例えば2mm〜4mmに設定することができる。フランジ3の厚さ(前後厚さ)は、任意に設定可能であるが、200μm以上280μm以下に設定することができる。
収容部2は、図2に示すように、歯ブラシ9を、柄90のブラシと反対側の端部90aを外装体10の長手方向(上下方向)に延びる中心線c1に対して左右いずれか(本例では右側)にオフセットされた位置に保持した状態に収容するように構成されている。本例では、歯ブラシ9を、毛束(ブラシ)の植毛面を前側へ向け、柄90の中心軸が前記外装体10の中心軸c1に平行な状態で左右いずれか(本例では右側)にオフセットされた状態に収容するものとされているが、これに限定されるものではない。
歯ブラシの柄のブラシと反対側の端部を左右いずれかにオフセットされた位置に保持した状態に収容するものであれば、たとえば、歯ブラシ9の植毛面が台紙11に対して斜めに配置される状態に収容するものとすることもでるし、植毛面が台紙11に対して略直交する状態に収容するものとすることもできる。前方からみて柄が斜めに収容されるものも勿論含まれる。
より具体的には、収容部2は、歯ブラシ9のブラシ部を収容するブラシ収容部23と、歯ブラシ9の首部を収容する首収容部24と、歯ブラシ9のハンドル部の下端部を除く部分を収容するハンドル収容部25と、ハンドル部の下端部を収容する下端収容部26とを備えており、ブラシ収容部23と下端収容部26とは、外装体10の幅方向の中央部(中心線c1)から右側へオフセットした位置に形成されている。
このようなブリスター包装体1内において、歯ブラシ9は、柄90の下端部90aが下端収容部26内に配置されて、柄90の下端部90aの前後方向及び左右方向への移動が規制されるとともに、下方への移動が規制され、またブラシ部がブラシ収容部23内に配置されて、植毛台の前後方向及び左右方向への移動が規制されるとともに、上方への移動が規制され、これにより、上述のとおり中心軸c1に平行な状態で右側へオフセットした位置に収容される。
収容部2の周囲に連設されるフランジ3のうち、収容部2における前記歯ブラシ9の端部(柄90の下端部)90aを収容する下端収容部26の位置に対応する側の短辺部20aと、前記端部90aがオフセットされる側と左右反対側(左側)の長辺部20bとの二辺接合部である隅部21に対応する領域R1に、台紙11に接着されない非接着部30が設けられている。この非接着部30に対面する台紙部分が、指で摘まんで台紙11を外装体10から引き剥がしてブリスター包装体1に収容された歯ブラシ9を取り出すための操作部、すなわち摘まみ部11aとなる。
非接着部30は、オフセット側(本例では右側)の隅部に設ける場合に比べ、歯ブラシの柄が存在しない分だけ大きい面積が確保されており、これに対面する摘まみ部11aも大きい面積が確保されている。すなわち、収容部2の非接着部30に対応する隅部21は、左右反対側であるオフセット側(右側)の隅部22に比べて、空間が大きく斜めに直線状にカットされた形状とされている。このように、非接着部30を大きく構成することで、摘まむ指の長さ方向に沿った長さ寸法L1も従来に比べて大きく設定されており、摘まみ部11aを指でしっかりと摘まむことができるように構成されている。このL1は、好ましくは12mm〜20mmに設定される。
このように非接着部30を歯ブラシの柄の端部90aのオフセット側と反対側の隅部21に設けることで、オフセット側である歯ブラシ端部90aに対応するフランジ部分には、十分な面積の接着部31Aが維持され、特に歯ブラシ9が移送時に軸方向に振動して端部90aから力がフランジ3に作用しても、台紙が剥がれてしまうことを防止することができることになる。
非接着部30は、収容部2に連続する内側の位置に設けられ、フランジ3の台紙11に接着される接着部31と略面一な重着部4と、該重着部4の外側に段差部50を介して設けられ、台紙11との間に所定の隙間s1が維持された浮き上がり片6とより構成されており、更に操作が良好になるように工夫されている。すなわち、浮き上がり片6を設けたことで、当該浮き上がり片6と台紙11との間に指が挿入しやすくなり、台紙11を剥離させる際の操作性が向上する。隙間s1は、好ましくは1mm〜3mmに設定される。
また、このような浮き上がり片6を設けることで、浮き上がり片を設けないものに比べて外部からこの隙間s1に異物が侵入しやすくなるが、収容部2に近い内側に、台紙との隙間が無い重着部4を設けることで、収容部2内への異物の侵入を阻止することができる。重着部4は、浮き上がり片6と収容部2との間に凹凸の構造(重着部4による凹み)を形成するため、外部から外力(衝撃等)が作用した際、台紙とともに浮き上がり片も変形しやすくなり、外力を吸収し、台紙に作用する力を緩和し、意図しない台紙の剥がれや破損を防止できるという効果も奏する。
さらに、重着部4と浮き上がり片6の間の段差部50は、重着部4と浮き上がり片6との直線状の境界に沿って延びている。このため、上記のように外力が作用した際、浮き上がり片6の変形が阻害されず、外力をより吸収しやすい構造とされている。浮き上がり片6の隣接する短辺部20a側の接着部31Aとの間、および長辺部20b側の接着部31Bとの間には、それぞれフランジ幅方向に延びる所定長さの境界を有しており、両境界に沿って、段差部50に連続する第2の段差部51、第3の段差部52がそれぞれ設けられ、全体として略コ字状に延びる段差部5が設けられている。
このように段差部5を略コ字状に設けることで、非接着部30に隣接する接着部31A,31Bの領域を可能な限り維持しつつ、上記L1の寸法を大きい値に設定することができ、優れた操作性と接着強度を両立した構成とされている。また、段差部5を直線状に設ける場合に比べて、浮き上がり片6自体にある程度の保形性を与えることができ、不要な変形を防止でき、良好な見栄えを維持できる効果もある。
重着部4と浮き上がり片6との直線状の境界(段差部50)は、上述した隅部21のカット方向に沿って略平行に延び、重着部4は、隅部21のカット方向に延びる略均一幅の帯状体に構成されている。これにより、、重着部4で外部からの異物侵入をより確実に防ぐことができるように構成されている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
1 ブリスター包装体
2 収容部
3 フランジ
4 重着部
5 段差部
6 浮き上がり片
9 歯ブラシ
10 外装体
11 台紙
11a 摘まみ部
12 フック部
20a 短辺部
20b 長辺部
21、22 隅部
23 ブラシ収容部
24首収容部
25 ハンドル収容部
26 下端収容部
30 非接着部
31 接着部
31A,31B 接着部
50 段差部
51 段差部
52 段差部
90 柄
90a 端部
c1 中心線
L1 寸法
R1 領域
s1 隙間

Claims (3)

  1. 歯ブラシを所定位置に保持した状態に収容する収容部、および該収容部の周囲に連設されたフランジを有する外装体と、
    前記収容部の開口を塞ぐように、前記フランジに接着される台紙とを備えた歯ブラシ用のブリスター包装体において、
    前記収容部が、前記歯ブラシを柄のブラシと反対側の端部を外装体の長手方向に延びる中心線に対して左右いずれかにオフセットされた位置に保持した状態に収容するものであり、
    前記フランジのうち、前記収容部の前記歯ブラシの柄の前記端部を収容する位置に対応する側の短辺部と、前記端部がオフセットされる側と左右反対側の長辺部との二辺接合部である隅部に対応する領域に、台紙に接着されない非接着部が設けられ、
    該非接着部が、
    前記収容部に連続する内側の位置に設けられ、前記フランジの台紙に接着される接着部と略面一な重着部と、
    該重着部の外側に段差部を介して設けられ、台紙との間に所定の隙間が維持された浮き上がり片とより構成され、
    前記段差部が、前記重着部と浮き上がり片との直線状の境界に沿って延びていることを特徴とする、
    歯ブラシ用のブリスター包装体。
  2. 前記非接着部が、
    前記浮き上がり片の隣接する短辺部側の接着部との間、および長辺部側の接着部との間に、それぞれフランジ幅方向に延びる所定長さの境界を有し、両境界に沿って前記段差部に連続する第2、第3の段差部を有し、全体として略コ字状に延びる段差部が設けられている請求項1記載の歯ブラシ用のブリスター包装体。
  3. 前記収容部の前記非接着部に対応する前記隅部が、左右反対側であるオフセット側の隅部に比べて、空間が斜め直線状にカットされた形状であり、
    前記重着部と浮き上がり片との直線状の境界が、前記隅部のカット方向に略平行に延び、
    前記重着部は、前記隅部のカット方向に延びる略均一幅の帯状体である請求項1又は2記載の歯ブラシ用のブリスター包装体。
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