JP2017165250A - 乗用作業車両 - Google Patents
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Abstract
Description
図1(a)は本発明を適用した乗用芝刈機を前方の斜め上方から見た場合の斜視図であり、図1(b)は本発明を適用した乗用芝刈機の側面図である。図2(a)、図2(b)はそれぞれ図1の乗用芝刈機の正面図および背面図である。以下の説明では乗用芝刈機1において互いに直交する3方向を前後方向X、幅方向Y、上下方向Zとする。前後方向は乗用芝刈機1の走行方向である。
つの前側芝刈ユニット25を備える。各前側芝刈ユニット25はアーム26を介して車体フレーム21に取り付けられている。各前側芝刈ユニットはステップ12よりも下方に位置する。さらに、乗用芝刈機1は、図2(b)に示すように、前輪2と後輪3の間に幅方向Yに配列された2つの後側芝刈ユニット27を備える。各後側芝刈ユニット27は、図1(b)に示すように、アーム28を介して車体フレーム21の下方に取り付けられている。前側芝刈ユニット25および後側芝刈ユニットは、それぞれの前端の下端部分に支持されたフロントローラー31、後端の下端部分に支持されたリヤローラー32、および、これらの間に配置された回転刃と固定刃からなるリール式の刈刃33を備える。刈刃33による刈り高さは、例えばフロントローラー31の高さ位置を調整することによって設定される。
図3は運転席10、エンジン23、バッテリー24、ボンネット6を外した乗用芝刈機1の側面図である。図4(a)は安全フレーム11、車体フレーム21、ステップ用フレーム22、および中間フレーム53を前方X1の上方から見た場合の斜視図であり、図4(b)は安全フレーム11、車体フレーム21、ステップ用フレーム22、および中間フレーム53を後方X2の上方から見た場合の斜視図である。
図5(a)、図5(b)および図5(c)は、ぞれぞれ、安全フレーム11、車体フレ
ーム21、ステップ用フレーム22、および、中間フレーム53の正面図、側面図、背面図である。図2および図5(a)に示すように、安全フレーム11は、乗用芝刈機1を前後方向Xから見た場合にシート16の幅方向Yの第1方向Y1および第2方向Y2を車体フレーム21から上方に延びる一対の縦フレーム部分61と、前後方向Xから見た場合に運転席10の上方で幅方向Yに延びて一対の縦フレーム部分61の上端部分を接続する上側横フレーム部分62を備える。また、安全フレーム11は、図5(b)および図5(c)に示すように、一対の縦フレーム部分61の上下方向Zの途中位置を接続する下側横フレーム部分63と、一対の縦フレーム部分61の後方X2において車体フレーム21から上方に延びて下側横フレーム部分63を後方X2から支持する後側フレーム部分64を有する。
2および第3フレーム部材83の3部材から構成されている。第1フレーム部材81および第2フレーム部材82は、それぞれ金属製の一本の角形パイプを屈曲させたものである。第3フレーム部材83は、金属製の一本の丸形パイプを屈曲させたものである。
本例によれば、安全フレーム11は、運転席10を間に挟んだ幅方向Yの両側に位置する第1フレーム部材81の一対の縦フレーム部分61の間に、幅方向Yに延びてこれら一対の縦フレーム部分61を接続する第2フレーム部材82(下側横フレーム部分63)を備える。従って、安全フレーム11は、第2フレーム部材82(下側横フレーム部分63)を備えていない場合と比較して、幅方向Yからの力に対する剛性が高い。これにより、乗用芝刈機1が横転した場合でも、地面からの衝撃によって安全フレーム11が幅方向Yに変形することを防止或いは抑制できる。
図6(a)は変形例1の安全フレームを後方X2から見た場合の斜視図であり、図6(b)は変形例2の安全フレームを後方X2から見た場合の斜視図である。図6(a)に示す変形例1の安全フレーム11Aは、後側フレーム部分64として、前後方向Xから見た場合に運転席10の幅方向Yの一方側および他方を車体フレーム21から上方に延びる一対の後側フレーム部分64を備える。この後側フレーム部分64は、第3フレーム部材83Aからなる。第1フレーム部材81および第2フレーム部材82は、上記の安全フレーム11と同一である。本例では、各第3フレーム部材83A(後側フレーム部分64)は、第1フレーム部材81の各縦フレーム部分61に接続されて、第1フレーム部材81を後方X2から支持する。
図6(b)に示す変形例2の安全フレーム11Bは、後側フレーム部分64として、車体フレーム21の幅方向Yの中央から上方に延びて第2フレーム部材82(下側横フレーム部分63)を後方X2から支持する一本の後側フレーム部分64を備える。この後側フレーム部分64は、一本の第3フレーム部材83Bからなる。
図7は変形例3の安全フレームを後方X2から見た場合の斜視図である。図7に示すように、変形例の安全フレーム11Cでは、安全フレーム11Cを第1フレーム部材91と第2フレーム部材92から構成している。
上記の安全フレーム11、11A、11B、11Cは、トラクターなどの乗用作業車両に搭載することができる。
10・・・運転席
11・11A・11B・11C・・・安全フレーム
21・・・車体フレーム
22・・・ステップ用フレーム
25・・・芝刈ユニット
61・・・縦フレーム部分
62・・・上側横フレーム部分
63・・・下側横フレーム部分
64・・・後側フレーム部分
65・・・下側フレーム部
66・・・上側フレーム部
67・・・屈曲部
71・・・後側縦フレーム部
72・・・後側横フレーム部
81・91・・・第1フレーム部材
82・92・・・第2フレーム部材
83・83A・83B・・・第3フレーム部材
O・・・オペレーター
S・・・仮想線
X・・・前後方向(走行方向)
Y・・・幅方向
Y1・・・幅方向の一方側
Y2・・・幅方向他方側
Z・・・上下方向
Claims (10)
- 運転席が載置される車体フレームに固定されて当該運転席に乗車したオペレーターを保護する安全フレームを備える乗用作業車両において、
前記安全フレームは、
走行方向から見た場合に前記運転席の幅方向の一方側および他方側を前記車体フレームから上方に延びる一対の縦フレーム部分と、
前記走行方向から見た場合に前記運転席の上方で前記幅方向に延びて前記一対の縦フレーム部分の上端部分を接続する上側横フレーム部分と、
前記一対の縦フレーム部分の高さ方向の途中位置を接続する下側横フレーム部分と、
前記一対の縦フレーム部分の後方で前記車体フレームから上方に延び、その上端部が前記一対の縦フレーム部分または前記下側横フレーム部分に接続された後側フレーム部分と、を有することを特徴とする乗用作業車両。 - 請求項1において、
前記安全フレームは、第1フレーム部材、第2フレーム部材および第3フレーム部材を備え、
前記第1フレーム部材は、前記一対の縦フレーム部分と前記上側横フレーム部分とを一体に備え、
前記第2フレーム部材は、前記下側横フレーム部分を備え、前記幅方向の両端部分がそれぞれ前記第1フレーム部材の各縦フレーム部分に接続され、
前記第3フレーム部材は、前記後側フレーム部分を備え、前記第1フレーム部材または第2フレーム部材に接続されることを特徴とする乗用作業車両。 - 請求項2において、
前記後側フレーム部分は、走行方向から見た場合に前記運転席の幅方向の一方側および他方側を前記車体フレームから上方に延びる一対の後側縦フレーム部と、前記幅方向に延びて前記一対の後側縦フレーム部の上端部分を接続する後側横フレーム部と、を備え、
前記第3フレーム部材は、前記一対の前記後側縦フレーム部および後側横フレーム部を一体に備え、前記後側横フレーム部が前記第2フレーム部材に接続されることを特徴とする乗用作業車両。 - 請求項2において、
前記後側フレーム部分として、走行方向から見た場合に前記運転席の幅方向の一方側および他方側を前記車体フレームから上方に延びる一対の前記後側フレーム部分を備え、
一対の前記後側フレーム部分は、その上端部分が前記第1フレーム部材の各縦フレーム部分に接続されることを特徴とする乗用作業車両。 - 請求項1において、
前記安全フレームは、第1フレーム部材および第2フレーム部材を備え、
前記第1フレーム部材は、前記一対の縦フレーム部分と前記上側横フレーム部分とを一体に備え、
前記第2フレーム部材は、前記下側横フレーム部分と前記後側フレーム部分とを一体に備え、
前記第2フレーム部材の上端部分が前記第1フレーム部材に接続されていることを特徴とする乗用作業車両。 - 請求項5において、
前記後側フレーム部分として、走行方向から見た場合に前記運転席の幅方向の一方側および他方側を前記車体フレームから上方に延びる一対の前記後側フレーム部分を備え、
前記第2フレーム部材では、一対の前記後側フレーム部分の上端部分に前記下側横フレーム部分が接続されていることを特徴とする乗用作業車両。 - 請求項1ないし6のうちのいずれか一項において、
各縦フレーム部分は、前記車体フレームから上方に向かって後方に傾斜する下側フレーム部と、前記下側フレーム部の上端から上方に向かって前方に傾斜する上側フレーム部を備えることを特徴とする乗用作業車両。 - 請求項1ないし7のうちのいずれか一項において、
各縦フレーム部分は、上下方向の途中に前記幅方向の外側に屈曲する屈曲部を備えており、
前記一対の縦フレーム部分の間の間隔は、前記屈曲部よりも上側が当該屈曲部よりも下側よりも広いことを特徴とする乗用作業車両。 - 請求項1ないし8のうちのいずれか一項において、
前記車体フレームに固定され前記運転席の下方で当該運転席よりも前記走行方向の前方に突出するステップ用フレームを有し、
前記運転席に乗車したオペレーターは、前記ステップ用フレームの前端と前記上側横フレーム部分の前端とを結ぶ仮想線よりも下方および後方に位置することを特徴とする乗用作業車両。 - 請求項1ないし9のうちのいずれか一項において、
前記車体フレームに取り付けられた芝刈ユニットを有する乗用作業車両。
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JP2020103055A (ja) * | 2018-12-26 | 2020-07-09 | 株式会社クボタ | 収穫機 |
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