JP2017163534A - プッシュプル・リンギング抑制回路 - Google Patents

プッシュプル・リンギング抑制回路 Download PDF

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Abstract

【課題】リンギングまたは反射がバス上に存在する問題に応えるリンギング抑制回路を提供する。
【解決手段】バス・トランシーバの送信データ入力端子に結合された第1入力端子と;バスに結合された第1出力端子とを具えた回路が提供される。この回路は、バス・トランシーバに並列に結合されるように構成されている。この回路は、さらに、送信データ入力端子上のドミナントからリセッシブへの遷移に応答して、バスのインピーダンスを低下させるように構成されている。
【選択図】図3

Description

本願は、バス動作、特にリンギング抑制回路に関するものである。
コントローラ・エリア・ネットワーク(CAN:controller area network)バスは、ネットワーク内の1つ以上のノードを接続するマルチ(複数)マスターのシリアルバスである。CANバスは、一般に自動車及び工業の自動化用途に用いられるが、他の用途にも応用することができる。CANバスの使用法は、種々のISO規格、例えばCANプロトコルについてのISO 11898-1、高速なCAN物理層についてのISO 11898-2、及び低速またはフォールト・トレラント(耐故障)なCAN物理層についてのISO 11898-3によって支配されている。
現在のCANバスは、種々のデータレートをサポートすることができ、一部の場合には、その範囲は1Mb/s〜10Mb/sになり得る。しかし、こうしたデータレートのサポートは、ネットワークが適正に終端することに依存する。現在のネットワークでは、この終端は、例えばネットワークの末端(エンド)ノードにおける120Ωの終端抵抗で構成することができ、中間ノードは十分に短い長さのスタブ(引込線、取付線)を介してバスに接続される。こうした終端はバス上の反射を防止するために存在し、こうした反射はバス上の信号伝達のインテグリティ(完全性)を劣化または低下させ得る。
CANバス・ネットワークのトポロジは、末端ノードにおける終端抵抗から様々な距離をおいて配置された複数のノードを具えることができる。終端抵抗器から最も遠いノードは、そうしたノードの1つが送信する際に反射を生じさせることがあり、このことがバス上にリンギングを生じさせ得る。このことは、バスが適正に動作することができる最大データレートを低下させ得る。
従来は、バスケーブルの長さのような他の要因が、データレートを、リンギングが問題となる速度を下回る速度に制限していた。しかし、CANバス・プロトコル、例えばCANバス・フレキシブル・データレート(CANFD:CAN bus flexible data rate)における進歩により、可能なデータレートは、リンギングが影響力を持ちだす点まで増加してきた。
従って、こうした終端抵抗、及び/または、リンギングまたは反射がバス上に存在することに応えることが関心事となる。
米国特許第8593202号明細書(特許文献1)は、CANバス自体の上の信号を監視することによってリンギングを抑制する方法を提供する。バス上の状態変化が検出されると、スイッチが固定期間だけ閉じられて、バス上のインピーダンスの低下をもたらす。
米国特許第8593202号明細書
第1の態様によれば、バス・トランシーバの送信データ入力端子に結合された第1入力端子と;バスに結合された出力端子とを具えた回路が提供され、この回路は、バス・トランシーバと並列に結合されるように構成され、かつ、送信データ入力端子上のドミナントからリセッシブへの遷移に応答して、バスのインピーダンスを低下させるように構成されている。
このインピーダンスは上記バスの差動インピーダンスとすることができる。このバスはCANバスとすることができる。バスのインピーダンスを低下させることは、上記回路が、バスを低インピーダンス状態に駆動するための第1駆動信号を出力するように構成されることを含むことができる。上記回路は、上記送信データ入力端子上の遷移を検出するように構成されたコントローラと;検出した遷移に応答して第1駆動信号を出力するように構成された送信機とを具えることができる。
上記コントローラは、上記送信データ入力端子に結合することができる。上記送信機は、上記バスに結合される上記バス・トランシーバの送信機に対して逆位相になるように、上記バスに結合することができる。上記送信機は、上記バス・トランシーバ回路の送信機とは逆の極性で上記バスを駆動するように構成することができる。上記第1駆動信号は、上記送信機によって出力される駆動電流に相当することができる。上記送信データ入力端子上の遷移に応答して、上記コントローラは、上記第1駆動信号を第1の値と第2の値との間で遷移させるように上記送信機を制御すべく構成することができる。
上記第1の値は、上記バスがリセッシブ状態である際に上記バス・トランシーバが出力する第2駆動信号の値に相当することができる。上記第1の値はほぼ0にすることができる。上記第2の値は第3の値に相当し、この第3の値は、上記バスがドミナント状態である際に上記バス・トランシーバによって出力される上記第2駆動信号の値である。上記コントローラは、上記遷移に応答して、上記第1駆動信号を第1期間だけ上記第1の値と上記第2の値との間で遷移させるように上記送信機を制御すべく構成することができる。
上記第1期間は、上記送信データ入力端子上の遷移に応答して上記第2駆動信号が上記第3の値と上記第1の値との間で遷移するのに要する時間に相当することができる。上記コントローラは、さらに、上記第2の値の上記第1駆動信号を第2期間だけ出力するように上記送信機を制御すべく構成することができる。上記コントローラは、さらに、上記第1駆動信号を、上記第2の値から上記第1の値に向けて第1変化速度で遷移するように制御すべく構成することができる。この第1変化速度は、リンギングを生じさせる変化速度未満に設定することができる。
上記第1変化速度は、上記第1駆動信号が上記第2の値と上記第1の値の間で遷移するのに要する時間が上記バスの伝搬遅延の25%未満であるように選択することができる。上記第2駆動信号は、上記送信データ入力端子上の次回の遷移によって上記第1の値に達しておらず、上記コントローラは、上記第1駆動信号を、第3期間中にその現在値と上記第1の値との間で遷移するように制御すべく構成することができる。この次回の遷移は、リセッシブからドミナントへの遷移とすることができる。上記第3期間は、上記次回の遷移に応答して上記第2駆動信号が上記第1の値と上記第2の値との間で遷移するのに要する時間とすることができる。
第2の態様によれば、送信データ入力を受信して駆動信号をバスに供給するように結合されたバス・トランシーバと;上記第1の態様の回路とを具えた装置が提供される。
ほんの一例として、実施形態を、以下の図面を参照しながら説明する。
複数のノードを有するCANバス・ネットワークの一例を示す概略図である。 一例によるノードの概略図である。 一実施形態によるバス・トランシーバ及び回路を示す概略図である。 一実施形態の動作の一例を示す信号線図である。 一実施形態の動作の他の例を示す信号線図である。 一実施形態の動作の他の例を示す信号線図である。
なお、2つ以上の図面にわたる特徴については、同様の参照番号は同様の特徴を示す。
図1に、CANバスを介して互いに結合された複数のノードを具えたネットワーク100の一例を示す。
ネットワーク100は、第1ノード101、第2ノード102、第3ノード103、第nノード104、及び第(n+1)ノード105を具えている。これらのノード101〜105は、CANバス110による通信用に互いに結合されている。CANバス110は、CANHワイヤ(配線)111及びCANLワイヤ112を具えた2線バスである。この場合、ワイヤ111及び112は公称の線路インピーダンスを有するツイストペア(より対線)を形成する。ノード101〜105の各々は、CANHワイヤ111及びCANLワイヤ112に結合されている。
この例では、公称の線路インピーダンスは120Ωであり、自動車用途のCANバスの一部に特有の値である。しかし、実施形態は他の線路インピーダンスにも適用可能であることは明らかである。また、線路の正確なインピーダンスは、ケーブル及び/または絶縁材料のような物理的要因に影響され得ることも明らかである。線路インピーダンスは120Ωであるものと仮定するが、実際の線路インピーダンスはこの値の前後に変化し得るので、約120Ωであると考えることができる。同様に、終端抵抗器は、現実世界の実現に起因して、それらの正確な抵抗値が変動し得る。
第1ノード101は、バス110の第1の末端ノードであり、120Ωの終端抵抗131を有する。120Ωは、この例のケーブル・インピーダンスによることは明らかである。第2ノード102は、第2の末端ノードであり120Ωの終端抵抗132を有する。第3、第n、及び第(n+1)ノードは中間ノードであり、スタブ140、141及び142を介してCANバス110に結合されている。こうした中間ノードは未終端とすることができ、あるいは随意的に、一部のシステムではキロオーム範囲の高抵抗終端部を付加することができる。一部の例では、高抵抗終端部が、ケーブルのこうした準開放端における限定的なリンギング抑制をもたらすことができるが、その有効性は、公称のケーブル・インピーダンスからの偏差に起因して非常に限定される。
これらのノードの各々は、センサまたはマイクロコントローラのような追加的な回路に結合することができ、こうした追加的な回路は、CANバス110を用いて1つ以上の他のノードと通信するように構成することができる。
図2に、ノード201、例えばノード101〜105の1つを、より詳細に示す。
ノード201は、CANHワイヤ111に結合されたスタブ241及びCANLワイヤ112に結合されたスタブ242によりCANバス110に結合されている。スタブ241、242は、ノード201のCANバス・トランシーバ210に結合されている。例えば末端ノードのようにスタブを必要としない場合、CANバス・トランシーバがワイヤ111及び112に直接結合されることは明らかである。
CANバス・トランシーバ210は、送信データ接続部(TXD)251及び受信データ接続部(RXD)252を介してCANコントローラ220に結合されている。
CANコントローラ220は、ノード201のマイクロコントローラ230の一部分を形成することができる。
マイクロコントローラ230は、バス上で送信されるメッセージを決定し、これらのメッセージをCANコントローラ220に提供することができる。このマイクロコントローラは、バスからのメッセージをCANコントローラ220から受信して、これらのメッセージを解釈することができる。マイクロコントローラ230は、センサまたはアクチュエータのような他の構成要素にさらに接続されて、これらの構成要素とバスとの間のインタフェースを提供する。
CANコントローラ220は、バスからのビット列を(バス・トランシーバ210を介して)受信して、このビット列を、マイクロコントローラによって解釈されるメッセージの形に再構成する。CANコントローラは、マイクロコントローラ230からメッセージを受信して、このメッセージをシリアルビット列として、CANトランシーバ210を介してバスへ提供する。
CANトランシーバ210は、CANコントローラ220からの、TXDピン251上のデジタルデータビット列をアナログ・バス信号に変換することができる。CANトランシーバ210は、さらに、アナログ・バス信号を、RXDピン252を介してCANコントローラ220に提供されるデジタルビットに変換することができる。
ネットワーク100の実現は、リンギングを低減し高いデータレートで信号伝達されるデータのインテグリティを保護するために、特定パラメータによって支配され得る。例えば、CANバス110は、最大データレートを達成することができる最大長を有することができる。他の例では、中間ノード101〜105をCANバス110に接続するスタブ140、141及び142をできる限り短く保って、反射を低減することができる。1つの場合には、CANバスの最大長を40mに、スタブの最大長を0.3m未満に制限することができるが、これは一例であることは明らかである。
こうした要件にもかかわらず、バス及びスタブの長さは他の要因に影響され得る。例えば、自動車用途では、CANバス・ネットワークの実現は、車両の形状及びサイズ、及びノードの位置によって支配され得る。所望通りに短いスタブを有することは、必ずしも可能でないことがある。さらに、スタブが実用的である限りにおいて短い場合でも、高いデータレートではリンギングがまだ発生し得る。
未終端のスタブ線路におけるリンギングは、バス上の通信に誤りを生じさせ得る。データレートがより高い新たなプロトコル、例えばCAN FDでは、このことが一層問題になる。リンギングの問題に応える1つの方法は、終端を改善するようにネットワーク・トポロジを設計することであるが、このことは時間を要し、かつ費用がかかる。
本願の実施形態は、既存のネットワーク・トポロジ上で実現することができる、リンギングを抑制する方法を提供する。さらに、実施形態は、こうした抑制が実現される速度を考慮に入れることができ、リンギング抑制回路内に発生するグリッチの可能性を軽減することができる。
図3に、一実施形態によるリンギング抑制回路300を示す。図3の回路は、CANトランシーバの一部分として実現することができ、CANトランシーバ210はこの図に示されている。
図3のCANトランシーバ210は、送信データ入力ピン(TXD)251及び受信データ出力ピン(RXD)252に結合されている。一部の例では、TXD251及びRXD252を、CANコントローラ、例えばCANコントローラ220への接続部とすることができることは明らかである。TXD251は、バス上で送信されるデータを受信するように接続することができ、RXD252は、バス上で受信したデータを供給するように接続することができる。
CANトランシーバ210は、CANバス110の第1のCANHワイヤ111及びCANバス110の第2のCANLワイヤ112にさらに結合されている。CANトランシーバ210は送信機311を具えることができ、送信器311は、TXD251に結合された入力端子、及びCANH111及びCANL112に結合された差動出力端子を有する。一部の例では、送信機311を増幅器とすることができる。CANトランシーバ210は、受信機、例えば受信コンパレータ(比較器)312をさらに具えることができ、受信コンパレータ312は、RXD252に結合された出力端子、及びCANH111及びCANL112に結合された差動入力端子を有する。
図3は、さらに、TXD251、及びCANH111及びCANL112に結合されたリンギング抑制回路300を示す。回路300は、コントローラ301及び送信機302を具えている。この例では、送信機302は差動増幅器とすることができる。コントローラ301への入力端子はTXD251に結合され、コントローラ301の出力端子は送信機302の入力端子に結合されている。送信機302の出力端子はCANバス110に結合されている。この例では、送信機302の出力端子は、CANL112に結合された第1出力端子303及びCANH111に結合された第2出力端子304を具えている。回路300の送信機303は、バス・トランシーバ210の送信機311とは逆の極性でバスに結合することができる。例えば、送信機311のハイ側出力端子はバスのハイ側ワイヤCANHに結合されているのに対し、送信機302のハイ側出力端子はバスのロー側ワイヤCANLに結合されている。同等に、送信機311のロー側出力端子はバスのロー側ワイヤCANLに結合されているのに対し、送信機302のロー側出力端子はバスのハイ側ワイヤCANHに結合されている。この意味では、送信機311はプッシュ型送信機であるものと考えることができ、送信機302はプル型送信機であるものと考えることができる。
動作中には、バス・トランシーバ210のプッシュ型送信機311は、バスをドミナント状態に駆動するように構成されるか、バスをパッシブ(受動的)リセッシブ状態に戻すように構成されるかのいずれかである。プッシュ型送信機311の動作は、TXD251上で受信した入力信号に応答する。この例では、TXD入力端子251が論理値「0」である際に、プッシュ型送信機311はバス110をドミナント状態に駆動するように構成される。TXD入力端子251が論理値「0」である際に、プッシュ型送信機311はバスをパッシブ・リセッシブ状態に戻すように構成される。プッシュ型送信機311がバスをドミナント状態に駆動する際には、送信機311は、ドミナント状態に対応する駆動電流をバス上に出力することによって、バスを能動的に駆動する。プッシュ型送信機311がバスをリセッシブ状態に戻す際には、プッシュ型送信機311はその駆動電流を基準値、一部の例では0に低減する。
バスがパッシブ・リセッシブ状態である際には、バス上のインピーダンスはネットワーク内の終端抵抗器によって決まり、これらの終端抵抗器は代表的には合計60オームである。バスがドミナント状態である際には、バス上のインピーダンスは、バスを低抵抗に駆動する送信機311の出力段によって決まる。
バスがリセッシブ状態からドミナント状態へ遷移する際には、バス上のリンギングは送信機によって幾分抑制することができる。これとは対照的に、バスがドミナント状態からリセッシブ状態へ遷移する際には、リンギングはより明らかになる。
リンギング抑制回路の送信機302(プル型送信機)は、TXD入力端子251上のドミナントからリセッシブへの遷移に応答して、バスをアクティブ(能動的)リセッシブ状態に駆動するように構成することができる。プル型送信機302は、その出力端子を、プッシュ型送信機301とは逆位相にしてバス110に接続することができる。換言すれば、プル型送信機302の駆動電流は、プッシュ型送信機301の駆動電流とは逆の極性にすることができる。
上記遷移は、バス上のドミナント状態からリセッシブ状態への遷移に相当することができる。この例では、TXD251における入力信号上の論理値「0」から論理値「1」への遷移が、バス上のドミナント状態からリセッシブ状態への遷移に対応する。しかし、他の実現では、TXD251上の論理値「1」から論理値「0」への遷移が、バス上のドミナント状態からリセッシブ状態への遷移に対応することができることは明らかである。
TXD251上のドミナントからリセッシブへの遷移に応答して、コントローラ301は、バスをアクティブ・リセッシブ状態に駆動するようにプッシュ型送信機302を制御する。アクティブ・リセッシブ状態では、不定のノードにおいてあり得るあらゆる反射を低減する目的で、CANバス110のインピーダンスを低下させる。プル型送信機は、バスをアクティブ・リセッシブ状態に駆動するための駆動電流を出力することができる。プル型送信機302はプッシュ型送信機311とは逆の極性でバスに結合されているので、プル型送信機の駆動電流は、プッシュ型送信機の駆動電流とは逆の極性を有する。プル型送信機の駆動電流は、バスをアクティブ・リセッシブ状態にプルするために、バス電圧を低減させ始める。
回路300の動作の例を図4に示す。図4の例では、バスは2Mbit/sのデータレートを有するデータ・フェーズ中に送信するが、これはほんの一例であり、動作のデータ・フェーズ中に他のデータレートが可能であることは明らかである。
図4は、TXD251においてCANコントローラからCANトランシーバへ供給される信号400を示す。この例では、1ビットを送信するのに要する時間tBITは、2Mbit/sのデータレートに相当する500nsであるが、これは一例に過ぎないことは明らかである。1ビットを送信するのに要する時間tBITがCANバスのデータレートに相当することは明らかである。この場合、データレートは500nsであるtBITのビットレートに相当するが、データレートはCANバスの動作により変化することができる。この例では、信号400上の論理値「0」が、バス上に出力されるドミナント状態に対応し、論理値「1」が、バス上に出力されるリセッシブ状態に対応する。
プッシュ型送信機311の駆動信号411(IPUSHTRANSMITTER)を示す。この例では、駆動信号411がプッシュ型送信機311の駆動電流に相当する。駆動電流411は、基準値、例えば0と正の値ICANBUSとの間で変化し、基準値はプッシュ型送信機311がバスを駆動していない(駆動信号を供給していない)ことに対応し、ICANBUSはプッシュ型送信機311がバスをドミナント状態に駆動していることに対応する。
プル型送信機302の駆動信号412(IPULLTRANSMITTER)を示す。この例では、駆動信号412はプル型送信機302の駆動電流に相当する。駆動電流412は、基準値、例えば0と負の値−ICANBUSとの間で変化し、基準値はプル型送信機302がバスを駆動していないことに対応し、−ICANBUSはプル型送信機302がバスをアクティブ・リセッシブ状態に駆動していることに対応する。この例では、正の駆動電流411の値ICANBUSと負の駆動電流412の値−ICANBUSとを、等しい大きさで逆の極性にすることができることは明らかである。
これらの駆動電流は、基準値とICANBUS/−ICANBUSの間で変化するように説明している。一部の例では、基準値を0に等しくなるように与えている。基準値は他の値をとることができることは明らかである。システム内に電流オフセットが存在することがあり、その場合、電流は0+/−オフセット値の間、ICANBUS+/−オフセット値の間、及び−ICANBUS+/−オフセット値の間で変化することができる。
CANバス上の信号420を示す。このCANバス信号は、最大値(ドミナント)と最小値(アクティブ・リセッシブ)との間で変化する。これらの値は、逆の極性かつ等しい大きさを有することができ、基準値はその間にある。CANバス信号420が正(ドミナント)である際には、ドミナント状態がアサートされ、CANバス信号420が基準値(この例では、およそ0の電流)である際には、バスはパッシブ・リセッシブ状態である。CANバス信号420が負(アクティブ・リセッシブ)である際には、アクティブ・リセッシブ状態がバス上にアサートされる。
信号430は、CANバス・トランシーバがバス上で受信して接続部RXD252越しにCANコントローラに供給するビット列を示す。
動作中には、CANバス・コントローラ220が、シリアル・ビットストリーム400を、バス上での送信用にCAN送信機411に供給する。時刻440より前には、バス420はパッシブ・リセッシブ状態であり、プッシュ型送信機311もプル型送信機302も駆動信号をバス上にアサートしていない。
時刻440に、TXD入力信号400が論理値「1」から論理値「0」へ遷移する。それに応答して、プッシュ型送信機311の駆動電流411が0からICANBUSへ遷移し始めて、バスをドミナント状態に駆動する。駆動電流411が0からICANBUSまで遷移するのに要する時間をtSLOPE1として示す。コントローラ301は、TXD251上の遷移を監視し、本実施形態ではリセッシブからドミナントへの遷移には応答しない。駆動電流411に応答して、バスの状態はパッシブ・リセッシブ状態からドミナント状態へ遷移する。
時刻441に、TXD信号400は論理値「0」から論理値「1」へ遷移する。プッシュ型送信機311は、その駆動電流をICANBUSから0へ遷移させることによってこの入力400に応答する。駆動電流411がICANBUSから0へ遷移するのに要する時間はtSLOPE2である。
コントローラ301は、ピン251におけるTXD信号400を監視して、時刻411における遷移を検出する。それに応答して、コントローラ301は、バス110をアクティブ・リセッシブ状態に駆動するようにプル型送信機302を制御する。コントローラ301は、駆動信号412が0から−ICANBUSへ遷移するように送信機302を制御する。このコントローラは、さらに、駆動信号412の遷移を、期間tSLOPE2中に行われるように制御する。バスをアクティブ・リセッシブ状態にプルする駆動電流412を加えることによって、バス上のインピーダンスを低減することができる。
コントローラ301は、駆動電流を期間tACTRECだけ−ICANBUSに保つようにプル型送信機302を制御し、その後に、駆動電流412は0に戻るように遷移することができる。駆動電流412が0に戻るように遷移するのに要する時間は、上記コントローラによってtSLOPE3であるように制御することができる。時間tSLOPE3は駆動信号412の変化速度に相当することができる。この変化速度は、駆動電流412の遷移によってさらなるリンギングが生じることが軽減されるような緩やかな遷移をもたらすように選択することができる。
従って、tSLOPE3に相当するこの変化速度を、tSLOPE1及びtSLOPE2の変化速度に比べて低速にして、CANバス上のあらゆる新たな反射を軽減することを試みる。一部の例では、この変化速度を、バスの長さに対応するバスのケーブルワイヤ遅延または伝搬遅延に対して設定することができる。例えば、この変化速度は、ケーブルワイヤ遅延がこうしたスロープ(傾き)時間の25%未満になるように設定することができるが、これは一例に過ぎず、この%割合は、遷移によって生じるあらゆるリンギングがバスシステムにとって許容される閾値よりも小さくなる値を求めてシステムをテストすることによって定めることができることは明らかである。特定例として、10メートルのCANバス配線ケーブル時間〜5ns/mによって、50nsの伝搬遅延が算出される。この場合、スロープ時間tSLOPE3は250nsよりも遅く選択することができる。
SLOPE3の終点で、駆動電流412を0にすることができ、プル型送信機302を高抵抗状態にすることができる。時間tSLOPE3中に、CANバス420が再びアクティブ・リセッシブ状態とパッシブ・リセッシブ状態との間で遷移することができる。しかし、一部の例では、バスが図3に挙げるデータレートよりも高速なデータレートで動作することができることは明らかである。この場合、tSLOPE3は、プル型送信機の駆動電流412が−ICANBUSから0に戻るように遷移するのに十分な時間を提供しないことがある。
バスがアクティブ・リセッシブ状態である時間の総和は、ドミナント状態からアクティブ・リセッシブ状態への遷移時間を含めて、次式のtPULLによって与えられる:
PULL=tSLOPE2+tACTREC+tSLOPE3
駆動電流412をある期間(tACTREC)だけ−ICANBUSに等しく保つことは随意的なこととすることができ、一部の場合にtACTRECを0にすることができることは明らかである。tPULLはビット時間tBIT未満であるように設定することができる。一部のデータレートでは、このことは、バスがパッシブ・リセッシブ状態に戻ること、あるいは次回の遷移時に駆動電流が基準値であることを可能にすることができる。一部の例では、遷移の変化速度が伝搬遅延に応じて設定されているので、バスがより高速なデータレートで動作している一部の場合には、バスは次回の遷移よりも前にパッシブ・リセッシブ状態に戻らないことがあることは明らかである。いくつかの例では、ネットワーク・トポロジに応じて、パラメータtACTREC及びtSLOPE3を、リンギングが最も効果的に抑制されるように選定することができる。例えば、500nsのtPULLを、tACTREC=50nsとtSLOPE3=450nsとの間に分割するか、あるいはtACTREC=100nsとtSLOPE3=450nsとの間に分割することができる。
TXD信号400上のドミナントからリセッシブへの遷移を検出したことに応答して、コントローラ301は、リセッシブ値(この場合0)から−ICANBUSへ遷移する駆動信号412を出力するようにプル型送信機302を制御する。この遷移は、第1期間tSLOPE2中に行われる。この期間は、プッシュ型送信機302から出力される駆動信号411が、時刻441における遷移に応答してICANBUSからリセッシブ値(この例では0)へ遷移するのに要する時間として定義される。
SLOPE2の終点では、コントローラはプル型送信機によって駆動信号412を−ICANBUSに保つ。説明したように、このことは随意的であり、一部の実施形態では、駆動信号412が即座に−ICANBUSからリセッシブ値に向けて遷移し始める。この遷移期間中の駆動信号412の傾きまたは変化速度は、バス自体の伝搬遅延に対して設定することができる。この例では、伝搬遅延とこの信号の変化速度との関係がリンギングに影響し得る。特定例では、この遷移の変化速度を、バスの伝搬遅延の20%未満に設定することができる。
図3の例では、バスが2Mbit/sで動作中であり、このことは500nsのtBITを生じさせる。この例では、駆動信号412の−ICANBUSとリセッシブ値との間の遷移は、ビット時間tBITの終点よりも前に完了する。この場合、駆動信号412は、TXD信号400上の次回の遷移までリセッシブ値に留まる。
しかし、バスは異なるデータレートで動作することができることは明らかである。例えば、一部の実現では、バスが図4に示すよりも高速なデータレートで動作することができる。時間tSLOPE2はプッシュ型送信機の駆動信号411の遷移時間に依存するのに対し、時刻443における変化速度は伝搬遅延に基づいて設定される。この場合、より高速なデータレートについては、プル型送信機の駆動信号412は、ビット時間tBITの終点までにリセッシブ値に達していないことがある。図5はこの場合を示す。
図4と同様に、図5は、データ送信信号400、プッシュ型送信機311の出力駆動信号411、プル型送信機302の出力駆動信号412、CANバス信号420、及びバス・トランシーバにおいてバスから受信した信号430を示す。図5の例の動作は、図5の例のバスは図4の例のバスよりも高速で動作すること以外は、図4の例の動作と同様である。この例では、バスは5Mbit/sで動作することができ、200nsのビット時間tBITを有する。
TXD信号400のドミナントからリセッシブへの遷移に応答して、プル型送信機の駆動信号412は、期間tSLOPE2にわたって、リセッシブ値から−ICANBUSまで遷移することができる。期間tSLOPE2は、プッシュ型送信機の駆動信号411がICANBUSとリセッシブ値との間で遷移するのに要する期間に設定することができる。プル型送信機の駆動信号412は、リセッシブ値に向けて遷移する前に、期間tACTRECだけ−ICANBUSに保持することができる。データレートが増加するので、プル型送信機の駆動信号は、tBITの終点までに、かつTXD信号上の次回の遷移よりも前にリセッシブ値に達していないことがある。
この場合、コントローラは、プル型送信機の駆動信号412を、第3期間中にその現在値とICANBUSとの間で遷移するように制御することができる。第3期間は、プッシュ型送信機の駆動信号がリセッシブ値とICANBUSとの間との間で遷移するのに要する時間に相当することができる。TXD信号400上の次回の遷移は、リセッシブからドミナントへの遷移であり得ることは明らかである。
この例では、リセッシブからドミナントへの遷移において、プル型送信機302はまだCANバス上の電流を駆動している。コントローラ301は、TXDピン上の遷移を検出して、遷移をtSLOPE3からtSLOPE2に変更する。
本願の例では、リンギング抑制回路が、CANバス・トランシーバへの送信データ入力ピン251上のドミナントからリセッシブへの遷移に応答する。システムの各ノードは、当該ノードに結合されたリンギング抑制回路を有することができる。この場合、各ノードのリンギング抑制回路は、バス自体の上の信号遷移とは裏腹に、異なる信号に反応していることがある。特に、この問題は、2つ以上のノード(またはバス・トランシーバ)がバス上で同時に作動状態であるシナリオにおいて生じ得る。
第1の場合には、2つ以上のノード(バス・トランシーバ)がバス上で作動状態であり得るが、同じデータを送信している。これら2つ以上のノードがドミナントからリセッシブへの遷移を送信した後に、これら2つ以上のノードのリンギング抑制回路はアクティブ・リセッシブ状態をアサートしようとする。この場合、その影響は1つのノードだけが作動状態である場合と同様であり得る。
第2の場合には、2つ以上のノードがバス上で作動状態であり得るが、異なるデータを送信し得る。このシナリオでは、第1数のノードがリセッシブ状態に対応するビットを送信し、第2数のノードがドミナント状態に対応するビットを送信する。リセッシブのビットを送信しているノードは、アクティブ・リセッシブ状態をアサートしようとする。このことは、バス上の電圧を不定に至らせ得る、というのは、バス上のインピーダンスが低下し得るからである。しかし、実施形態では、バスの電圧が不定になる期間が、ノードが受信信号を求めてバスをサンプリングする時刻とオーバラップしない。このことを図6に関して説明する。
これらのシナリオでは、バス上のデータレートがバスのアービトレーション・フェーズのアービトレーション速度に相当し、この速度はバスのデータ・フェーズのデータレートよりも低速である。図6に、これらのシナリオの1つ以上による、バス上で作動状態である複数のバス送信機の例を示す。
図6は、第1及び第2バス・トランシーバ、及び関連するリンギング抑制回路の信号状態を示す信号線図である。図6は、第1及び第2バス・トランシーバが共に作動状態であり、同じデータを送信している第1シナリオ651を示す。図6は、第1及び第2トランシーバが共に作動状態であり、異なるデータを送信している第2シナリオも示す。
第1トランシーバ及び関連するリンギング抑制回路については、送信データピン信号(TXD1)610及び受信データピン信号(RXD1)640を示す。これらの信号は、第1バス・トランシーバ210の送信データ入力ピン251上及び受信データ出力ピン252上に存在する信号とすることができることは明らかである。
第2トランシーバ及び関連するリンギング抑制回路については、送信データピン信号(TXD2)650及び受信データピン信号(RXD2)670を示す。これらの信号は、第2バス・トランシーバ210の送信データ入力ピン251上及び受信データ出力ピン252上に存在する信号とすることができることは明らかである。
信号(CAN BUS)630も示す。この信号はCANバス自体の上の信号である。
図6より、第1期間651中に、TXD1 610とTXD2 650とが同じデータを送信していることがわかる。この場合、第1及び第2バス・トランシーバは共に作動状態であり、同じデータをバス上に送信している(あるいは、送信しようとしている)。時刻620に、第1バス・トランシーバにおける信号TXD1 610及び第2バス・トランシーバにおける信号TXD2 650は、共にローからハイへ遷移して、ドミナントからリセッシブへのエッジをもたらす。それぞれのバス・トランシーバは、TXD1及びTXD2をCANバス上への出力用に変換する。第1バス・トランシーバのリンギング抑制回路はTXD1 610上の遷移を検出し、第2バス・トランシーバのリンギング抑制回路はTXD2 650上の遷移を検出する。このエッジの検出に応答して、第1及び第2リンギング抑制回路のそれぞれのプル型送信機は、その駆動信号を遷移させてアクティブ・リセッシブ状態を提供する。CANバス630は、プル型送信機の駆動信号によって生じるアクティブ・リセッシブ状態623を経て、ドミナント状態621からパッシブ・リセッシブ状態623へ遷移する。
なお、図6の例のビットレートは、アービトレーション・ビットレートとして与えられる。このことは、2つ以上のバス送信機が同時に作動状態であるシナリオが発生し、これらのシナリオのすべてが、(より高速な)データ・ビットレートではなくアービトレーション・ビットレートに相当するからである。発明者は、2つ以上のバス送信機が同時に作動状態になり得るシナリオを識別した。
CAN/CANFDプロトコルには3つのシナリオが存在し、これらのシナリオでは、2つ以上の送信機がバス上で同時に作動状態になり得る。
1)送信することを許可されているノードを特定するために、各CANフレームの始点で発生し得るアービトレーション・フェーズ中。この例では、実際のアービトレーション速度が500kbit/sであり、tBIT=2μsを生じさせる。
2)エラーフレーム期間中。あらゆる瞬時に、ノードが通信に割り込んで、エラーを検出したことを信号通知する。この例では、割込みをするノードが6つのドミナント・ビットをアービトレーション速度(例えば、tBIT=2μsでの500kbit/s)で送信する。
3)アクノレッジ(確認応答)ビット期間中。出来上がったメッセージを送信中のノード以外のすべてのノードが、ドミナントACK(アクノレッジ)ビットをバスに送信して、送信されたCANフレームの適切なフォーマットを信号通知することができる。このことはアービトレーション速度(tBIT=2μsでの500kbit/s)で行われる。
この例では、アービトレーション・ビットレートが500kbit/sとして与えられ、ビット時間tBIT690は2μsである。これは一例に過ぎず、アービトレーション・レートの値は変化させることができる。しかし、アービトレーション・ビットレートは常にデータ・フェーズ・ビットレートよりも低速であることは明らかである。
この例では、バスはアクティブ・リセッシブ状態623であり得る。バスがアクティブ・リセッシブ状態である期間は、バスがデータ・フェーズ中により高速なデータレートで動作していることを挙げた例におけるよりも、tBITに対する%割合が小さいことがわかる。
期間624は、第1バス・トランシーバと第2バス・トランシーバとが異なるデータをCANバスに送信しようとしている場合を示す。時刻624に、第1バス・トランシーバがそのTXDピン(TXD1)610上のローからハイへの遷移を受信し、第2バス・トランシーバがそのTXDピン(TXD2)650上のロー状態を受信する。アービトレーション中に、第2バス・トランシーバがバスの制御権を得て、TXD2上の信号がバスレベルに変換されて、第2バス・トランシーバによってCANバス630に出力される。
しかし、第1バス・トランシーバのリンギング抑制回路がTXD1 610上の遷移を検出し、そのプル型送信機が、バスをアクティブ・リセッシブ状態に駆動するための駆動信号を出力する。このことは、第1バス・トランシーバに関連するリンギング抑制回路のプル型送信機の駆動信号がリセッシブ値よりも小さい期間中に、不定の電圧625をCANバス630上にもたらし得る。
説明したように、このシナリオは、バスの動作のアービトレーション・フェーズ中に発生し得る。バス上の電圧が不定になる場合、電圧が不定である期間は、アービトレーション・フェーズのtBITに比べて小さい。
第1及び第2バス・トランシーバは、バス上の信号を検出して、これらの信号を、受信出力ピン信号RXD1 640及びRXD2 670を介して、それぞれのCANコントローラに供給する。RXD1 640及びRXD2 670は、不定の電圧625がそれぞれのCANコントローラに供給されていることを示す。プル型送信機の駆動信号がバスをアクティブ・リセッシブ状態に駆動しようとする設定期間は、アービトレーションのビット時間に比べて小さく、従って、電圧が不定である期間はtBITに比べて小さい。CANコントローラは入力されるRXDをサンプリングすることができ、このことは一般にビットの始点そのものでは行われず、むしろビットの中間と終点の間で行われる。CANコントローラによる信号RXD1 640及びRXD2 670のサンプリング点を625で示す。一部の例では、サンプリング時刻をビット時間tBITの50%〜80%の時点にすることができる。信号RXD1及びRXD2は、いずれかのスイッチが再び開いてバス上の電圧がもはや不定ではなくなった後にサンプリングされることがわかる。
以上では、バスの状態を、ドミナント、パッシブ・リセッシブ、及びアクティブ・リセッシブとして説明してきた。バスは、第1の「ハイ」のワイヤCANH及び第2の「ロー」のワイヤCANLを具えることができる。(バス上の駆動電流によって供給することができる)正及び負の電流は、バス負荷を基準に定義される。例えば、正の電流(例えばICANBUS)はCANHからバス負荷を通ってCANL内に戻る。負の電流(例えば−ICANBUS)は、CANLからバスを通ってCANH内に戻る。このことは、ICANBUS及び−ICANBUSが逆の極性であることの意味でもある。
正の駆動電流(ICANBUS)がバス上に存在する際に、バスはドミナント状態であると考えることができる。ドミナント状態では、CANHとCANLとの間の差動バス電圧が正になり得る。バス上に電流が存在しない際に、例えばプッシュ型送信機もプル型送信機も電流をアサートしていない際に、バスはパッシブ・リセッシブ状態であると考えることができる。パッシブ・リセッシブ状態では、CANHとCANLとの間の差動バス電圧が0になり得る。バス上に負の駆動電流が存在する際に、バスはアクティブ・リセッシブ状態であると考えることができる。アクティブ・リセッシブ状態では、CANHとCANLとの間の差動バス電圧が負になり得る。
以上では、リンギング抑制回路をバス・トランシーバとは別個であるものとして説明してきたが、このことはほんの一例に過ぎず、他の場合には、リンギング抑制回路がバス・トランシーバの一部分を形成することができることは明らかである。
以上では、CANバスのアービトレーション・フェーズ及びデータ・フェーズを参照してきた。CANバスのアクセス・メカニズムはビット単位のアービトレーションであり、この時間中にはバスのビットレートが低減される。アービトレーション・ビットレートは、例えばエラー検出でも用いることができる。CANバスのデータレートは、アービトレーション・ビットレートよりもずっと高速である。例えば、アービトレーション・ビットレートは500bit/sの付近にすることができるのに対し、一部のシステムでは、データ・ビットレートを2Mbit/sよりも高くすることができる。異なる実現では、データ・ビットレート及びアービトレーション・ビットレートが異なり得るが、アービトレーション・ビットレートは必然的にデータ・ビットレートの分数であることは明らかである。
以上では、CANバスを参照した例を説明してきた。しかし、リンギングが問題となり得る他の差動または2線バスにも適用可能であることは明らかである。以上は、TXDピン上のドミナントからリセッシブへの遷移をハイからローへの遷移として説明してきたが、このことは設計事項であり、他の一部のシステムでは逆にすることができることも明らかである。一例では、実施形態はCAN FDにより動作することができ、ここではデータ・フェーズのビット時間がCAN FDフレームのビット時間に相当する。

Claims (15)

  1. バス・トランシーバの送信データ入力端子に結合された第1入力端子と、
    バスに結合された第1出力端子とを具えた回路であって、
    前記回路は、前記バス・トランシーバと並列に結合されるように構成され、かつ、前記送信データ入力端子上のドミナントからリセッシブへの遷移に応答して、負の駆動電流を前記バスに出力することによって前記バスのインピーダンスを低下させるように構成されている、回路。
  2. 前記負の駆動電流は、前記バスを低インピーダンス状態に駆動するための第1駆動信号である、請求項1に記載の回路。
  3. 前記送信データ入力端子上の遷移を検出するように構成されたコントローラと、
    前記検出した遷移に応答して第1駆動信号を出力するように構成された送信機と
    を具えている、請求項1または2に記載の回路。
  4. 前記送信機は、前記バスに結合される前記バス・トランシーバの送信機に対して逆位相になるように、前記バスに結合されている、請求項3に記載の回路。
  5. 前記送信機は、前記バス・トランシーバの送信機とは逆の極性で前記バスを駆動するように構成されている、請求項3または4に記載の回路。
  6. 前記第1駆動信号は、前記送信機によって出力される駆動電流に相当する、請求項3〜5のいずれかに記載の回路。
  7. 前記コントローラは、前記送信データ入力端子上の送信データに応答して、前記第1駆動信号を第1の値と第2の値との間で遷移させるように前記送信機を制御すべく構成されている、請求項3〜6のいずれかに記載の回路。
  8. 前記第1の値は、前記バスがパッシブ・リセッシブ状態である際に、前記バス・トランシーバによって出力される第2駆動信号の値に相当する、請求項7に記載の回路。
  9. 前記第2の値は第3の値に相当し、該第3の値は、前記バスがドミナント状態である際に前記バス・トランシーバによって出力される前記第2駆動信号の値であり、前記第2の値と前記第3の値とは、等しい大きさを有するが逆の極性を有する、請求項7または8に記載の回路。
  10. 前記コントローラは、前記遷移に応答して、前記第1駆動信号を第1期間だけ前記第1の値と前記第2の値との間で遷移させるように前記送信機を制御すべく構成されている、請求項7〜9のいずれかに記載の回路。
  11. 前記第1期間は、前記送信データ入力端子上の遷移に応答して、前記第2駆動信号が前記第3の値と前記第1の値との間で遷移するのに要する期間に相当する、請求項10に記載の回路。
  12. 前記コントローラは、さらに、前記第2の値の前記第1駆動信号を第2期間だけ出力するように前記送信機を制御すべく構成されている、請求項7〜11のいずれかに記載の回路。
  13. 前記コントローラは、さらに、前記第1駆動信号を、前記第2の値から前記第1の値に向けて第1変化速度で遷移するように制御すべく構成されている、請求項7〜12のいずれかに記載の回路。
  14. 前記第1変化速度は、リンギングを生じさせる変化速度未満に設定されている、請求項13に記載の回路。
  15. 送信データ入力を受信して、駆動信号をバスに供給するように結合されたバス・トランシーバと、
    請求項1に記載の回路と
    を具えている装置。
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