JP2017163125A - 封止光半導体素子の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリアを再利用でき、かつ、支持層にアライメントマークを容易に形成することのできる、封止光半導体素子の製造方法を提供する。【解決手段】硬質のキャリア10、合成樹脂からなる支持層2、および、素子集合体固定層3を備える仮固定部材30を用意する工程(1)と、複数の光半導体素子11が整列配置される素子集合体16を素子集合体固定層3に仮固定する工程(2)と、封止層12によって複数の光半導体素子11を被覆する工程(3)と、封止層12を切断する工程(4)と、封止素子集合体19を素子集合体固定層3から剥離する工程(5)とを備える。支持層2には、アライメントマーク7を設けられる。工程(2)では、アライメントマーク7を基準にして、素子集合体16を素子集合体固定層3に仮固定し、および/または、工程(4)では、アライメントマーク7を基準にして、封止層12を切断する。【選択図】図1

Description

本発明は、封止光半導体素子の製造方法に関する。
従来、複数のLEDを蛍光体層などの被覆層で被覆して被覆LEDを作製することが知られている。
例えば、硬質の支持板を備える支持シートを用意し、半導体素子を支持シートの上面に配置し、封止層で半導体素子を被覆し、その後、封止層を半導体素子に対応して切断する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1では、支持板には、基準マークが設けられており、この基準マークを基準として封止層を切断している。
特開2014−168036号公報
しかるに、支持板を再利用したい場合がある。しかし、支持板にはマークが設けられているので、そのような支持板を再利用することができないという不具合がある。
さらに、支持板は硬質であるので、マークを設けることが容易でないという不具合もある。
本発明の目的は、キャリアを再利用でき、かつ、支持層にアライメントマークを容易に形成することのできる、封止光半導体素子の製造方法を提供することにある。
本発明[1]は、硬質のキャリア、前記キャリアに支持され、合成樹脂からなる支持層、および、前記支持層に支持される固定層を備える仮固定部材を用意する工程(1)と、複数の光半導体素子が整列配置される素子集合体を前記固定層に仮固定する工程(2)と、前記工程(2)の後に、封止層によって複数の前記光半導体素子を被覆して、前記素子集合体および前記封止層を備える封止素子集合体を得る工程(3)と、前記工程(3)の後に、前記封止光半導体素子を個片化するように、前記封止層を切断する工程(4)と、前記工程(4)の後に、前記封止素子集合体を前記固定層から剥離する工程(5)とを備え、前記支持層には、アライメントマークが設けられ、前記工程(2)では、前記アライメントマークを基準にして、前記素子集合体を前記固定層に仮固定し、および/または、前記工程(4)では、前記アライメントマークを基準にして、前記封止層を切断することを特徴とする、封止光半導体素子の製造方法である。
この方法によれば、硬質のキャリアではなく、合成樹脂からなる支持層に、アライメントマークを設けるので、キャリアを支持層から分離すれば、キャリアを再利用することができる。
また、合成樹脂からなる支持層に、アライメントマークが設けられるので、アライメントマークを支持層に容易に形成することができる。
本発明[2]は、硬質のキャリア、前記キャリアに支持され、合成樹脂からなる支持層、前記支持層に支持される固定層、および、前記キャリアに支持されるマーク層を備える仮固定部材を用意する工程(1)と、複数の光半導体素子が整列配置される素子集合体を前記固定層に仮固定する工程(2)と、前記工程(2)の後に、封止層によって複数の前記光半導体素子を被覆して、前記素子集合体および前記封止層を備える封止素子集合体を得る工程(3)と、前記工程(3)の後に、前記封止光半導体素子を個片化するように、前記封止層を切断する工程(4)と、前記工程(4)の後に、前記封止素子集合体を前記固定層から剥離する工程(5)とを備え、前記マーク層には、アライメントマークが設けられ、前記工程(2)では、前記アライメントマークを基準にして、前記素子集合体を前記固定層に仮固定し、および/または、前記工程(4)では、前記アライメントマークを基準にして、前記封止層を切断することを特徴とする、封止光半導体素子の製造方法である。
この方法によれば、硬質のキャリアではなく、マーク層に、アライメントマークを設けるので、キャリアをマーク層から分離すれば、キャリアを再利用することができる。
また、アライメントマークを支持層に容易に形成することができる。
本発明[3]は、硬質のキャリア、前記キャリアに支持され、合成樹脂からなる支持層、および、前記支持層に支持される固定層を備える仮固定部材を用意する工程(1)と、複数の光半導体素子が整列配置される素子集合体を前記固定層に仮固定する工程(2)と、前記工程(2)の後に、封止層によって複数の前記光半導体素子を被覆して、前記素子集合体および前記封止層を備える封止素子集合体を得る工程(3)と、前記工程(3)の後に、前記封止素子集合体を前記固定層から剥離する工程(5)とを備え、前記支持層には、アライメントマークが設けられ、前記工程(2)では、前記アライメントマークを基準にして、前記素子集合体を前記固定層に仮固定することを特徴とする、封止光半導体素子の製造方法である。
この方法によれば、硬質のキャリアではなく、合成樹脂からなる支持層に、アライメントマークを設けるので、キャリアを支持層から分離すれば、キャリアを再利用することができる。
また、合成樹脂からなる支持層に、アライメントマークが設けられるので、アライメントマークを支持層に容易に形成することができる。
本発明[4]は、硬質のキャリア、前記キャリアに支持され、合成樹脂からなる支持層、前記支持層に支持される固定層、および、前記キャリアに支持されるマーク層を備える仮固定部材を用意する工程(1)と、複数の光半導体素子が整列配置される素子集合体を前記固定層に仮固定する工程(2)と、前記工程(2)の後に、封止層によって複数の前記光半導体素子を被覆して、前記素子集合体および前記封止層を備える封止素子集合体を得る工程(3)と、前記工程(3)の後に、前記封止素子集合体を前記固定層から剥離する工程(5)とを備え、前記マーク層には、アライメントマークが設けられ、前記工程(2)では、前記アライメントマークを基準にして、前記素子集合体を前記固定層に仮固定することを特徴とする、封止光半導体素子の製造方法である。
この方法によれば、硬質のキャリアではなく、マーク層に、アライメントマークを設けるので、キャリアをマーク層から分離すれば、キャリアを再利用することができる。
また、アライメントマークをマーク層に容易に形成することができる。
本発明[5]は、前記仮固定部材は、第1感圧接着層をさらに備え、前記仮固定部材は、前記キャリア、前記第1感圧接着層、前記支持層および前記固定層を順に備えることを特徴とする、[1]〜[4]のいずれか一項に記載の封止光半導体素子の製造方法を含む。
この方法によれば、キャリアにより介して確実かつ簡便に支持層を支持することができる。
本発明[6]は、前記素子集合体は、複数の前記光半導体素子と、複数の前記光半導体素子を仮固定する第2感圧接着層とを備え、前記工程(5)では、前記第2感圧接着層を前記キャリアから剥離することを特徴とする、[1]〜[4]のいずれか一項に記載の封止光半導体素子の製造方法を含む。
この方法によれば、キャリアにより確実かつ簡便に支持層を支持することができる。
本発明の方法によれば、キャリアを再利用することができる。
図1A〜図1Eは、本発明の封止光半導体素子の製造方法の第1実施形態の工程図であり、図1Aが、キャリアを素子集合体仮固定シートの下に設ける工程、図1Bが、複数の光半導体素子を素子集合体仮固定シートに仮固定する工程、図1Cが、封止層により複数の光半導体素子を封止する工程、図1Dが、封止層を切断して、封止光半導体素子を素子集合体仮固定シートから剥離する工程、図1Eが、封止光半導体素子を基板にフリップチップ実装する工程を示す。 図2は、第1実施形態に用いられる素子集合体仮固定シートの平面図を示す。 図3は、図2に示す素子集合体仮固定シートのA−A線に沿う断面図を示す。 図4A〜図4Cは、フォトリソグラフィーを用いてアライメントマークを設ける方法の工程図であり、図4Aが、支持層および感光層を備える感光層付支持層を用意する工程、図4Bが、感光層を露光する工程、図4Cが、感光層を現像する工程を示す。 図5A〜図5Eは、第1実施形態の素子集合体仮固定シートの製造方法の変形例であり、図5Aが、キャリアを素子集合体仮固定シートの下に設ける工程、図5Bが、複数の光半導体素子を素子集合体仮固定シートに仮固定する工程、図5Cが、封止層により複数の光半導体素子を封止する工程、図5Dが、封止層を切断して、封止光半導体素子を素子集合体仮固定シートから剥離する工程、図5Eが、封止光半導体素子を基板にフリップチップ実装する工程を示す。 図6Aおよび図6Bは、第1実施形態の封止光半導体素子の製造方法の変形例であり、図6Aが、封止層を切断することなく、素子集合体仮固定シートから剥離する工程、図6Bが、封止素子集合体を基板にフリップチップ実装する工程を示す。 図7A〜図7Cは、本発明の封止光半導体素子の製造方法の第2実施形態の工程図であり、図7Aが、マーク層およびキャリアを素子集合体仮固定シートの下に設けて、仮固定部材を用意する工程、図7Bが、複数の光半導体素子を素子集合体仮固定シートに仮固定する工程、図7Cが、封止層により複数の光半導体素子を封止する工程を示す。 図8Dおよび図8Eは、図7Cに引き続き、本発明の封止光半導体素子の製造方法の第2実施形態の工程図であり、図8Dが、封止層を切断して、封止光半導体素子を素子集合体仮固定シートから剥離する工程、図8Eが、封止光半導体素子を基板にフリップチップ実装する工程を示す。 図9は、第2実施形態に用いられる素子集合体仮固定シートの平面図を示す。 図10は、図8Aに示すマーク層および第3剥離層を備える積層体の断面図を示す。 図11は、図10に示す積層体の変形例の断面図を示す。 図12A〜図12Fは、本発明の封止光半導体素子の製造方法の第3実施形態の工程図であり、図12Aが、キャリアを素子集合体仮固定シートの上に設けるとともに、第2感圧接着層をキャリアの上に設けて、素子集合体仮固定シートを用意する工程、図12Bが、複数の光半導体素子を第2感圧接着層に仮固定する工程、図12Cが、封止層により複数の光半導体素子を封止する工程、図12Dが、封止層を切断する工程、図12Eが、封止光半導体素子を第2感圧接着層から剥離する工程、図12Fが、封止光半導体素子を基板にフリップチップ実装する工程を示す。 図13は、第3実施形態に用いられる素子集合体仮固定シートの断面図を示す。 図14A〜図14Fは、第3実施形態の封止光半導体素子の製造方法の変形例であり、図14Aが、キャリアを素子集合体仮固定シートの上に設けるとともに、第2感圧接着層をキャリアの上に設けて、素子集合体仮固定シートを用意する工程、図14Bが、複数の光半導体素子を第2感圧接着層に仮固定する工程、図14Cが、封止層により複数の光半導体素子を封止する工程、図14Dが、封止層を切断する工程、図14Eが、封止光半導体素子を第2感圧接着層から剥離する工程、図14Fが、封止光半導体素子を基板にフリップチップ実装する工程を示す。 図15A〜図15Cは、第3実施形態の封止光半導体素子の製造方法の変形例の工程図であり、図15Aが、封止層を切断することなく、第2感圧接着層を素子集合体仮固定シートから剥離する工程、図15Bが、光半導体素子および封止層を、第2感圧接着層から剥離する工程、図15Cが、光半導体素子を基板にフリップチップ実装する工程を示す。
図1において、紙面上下方向は、上下方向(第1方向、厚み方向)であり、紙面上側が上側(第1方向一方側、厚み方向一方側)、紙面下側が下側(第1方向他方側、厚み方向他方側)である。図1において、紙面左右方向は、左右方向(第1方向に直交する第2方向、幅方向)であり、紙面右側が右側(第2方向一方側、幅方向一方側)、紙面左側が左側(第2方向他方側、幅方向他方側)である。図1において、紙厚方向は、前後方向(第1方向および第2方向に直交する第3方向)であり、紙面手前側が前側(第3方向一方側)、紙面奥側が後側(第3方向他方側)である。具体的には、各図の方向矢印に準拠する。
1.第1実施形態
本発明の封止光半導体素子の製造方法の第1実施形態は、キャリア10、第1感圧接着層4、支持層2および固定層の一例としての素子集合体固定層3を順に備える仮固定部材30を用意する工程(1)(図1A参照)と、複数の光半導体素子11が整列配置される素子集合体16を素子集合体固定層3に仮固定する工程(2)(図1B参照)と、工程(2)の後に、封止層12によって複数の光半導体素子11を被覆して、素子集合体16および封止層12を備える封止素子集合体19を得る工程(3)(図1C参照)と、工程(3)の後に、封止光半導体素子13を個片化するように、封止層12を切断する工程(4)(図1D参照)と、工程(4)の後に、封止素子集合体19を素子集合体固定層3から剥離する工程(5)(図1D参照)とを備える。以下、各工程を説明する。
1−1. 工程(1)
図1Aに示すように、工程(1)では、仮固定部材30を用意する。
仮固定部材30は、素子集合体仮固定シート1と、素子集合体仮固定シート1の下に設けられるキャリア10とを備える。
1−1.(1) 素子集合体仮固定シート
図2および図3に示すように、素子集合体仮固定シート1は、平板形状を有し、具体的には、所定の厚みを有し、厚み方向と直交する面方向(左右方向および前後方向)に延び、平坦な表面および平坦な裏面を有している。なお、素子集合体仮固定シート1では、前後方向長さが、左右方向長さ(幅)に比べて、長い平板形状を有している。あるいは、素子集合体仮固定シート1は、前後方向に長い長尺形状を有している。
また、素子集合体仮固定シート1は、図1Aに示すように、仮固定部材30における上部に位置している。素子集合体仮固定シート1は、仮固定部材30の上面を形成している。
素子集合体仮固定シート1は、図3に示すように、素子集合体固定層3と、支持層2と、第1感圧接着層4とを順に備える。具体的には、素子集合体仮固定シート1は、支持層2と、支持層2の上に設けられる素子集合体固定層3と、支持層2の下に設けられる第1感圧接着層4とを備える。また、この素子集合体仮固定シート1では、素子集合体固定層3は、アライメントマーク7を備える。以下、各部材について説明する。
1−1.(1)A. 支持層
支持層2は、素子集合体仮固定シート1の厚み方向中央に位置する。つまり、支持層2は、素子集合体固定層3および第1感圧接着層4の間に介在している。素子集合体仮固定シート1は、平板形状を有し、具体的には、所定の厚みを有し、左右方向および前後方向に延び、平坦な表面および平坦な裏面を有している。また、支持層2は、可撓性を有する。支持層2は、素子集合体固定層3および第1感圧接着層4を支持している。
支持層2は、合成樹脂からなる。合成樹脂としては、例えば、ポリエチレン(例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレンなど)、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−C4以上のα−オレフィン共重合体などのオレフィン重合体、例えば、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−n−ブチルアクリレート共重合体などのエチレン−(メタ)アクリレート共重合体、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステル、例えば、ポリカーボネート、例えば、ポリウレタン、例えば、ポリイミドなどのポリマーが挙げられる。共重合体は、ランダムコポリマーおよびブロックコポリマーのいずれであってもよい。合成樹脂は、単独使用または2種以上併用されていてもよい。また、支持層2は、上記した合成樹脂の多孔質であってもよい。
支持層2は、好ましくは、PET、ポリカーボネートからなる。
また、支持層2は、単層または複数層からなっていてもよい。
また、上記した合成樹脂は、例えば、透明である。つまり、支持層2は、透明である。具体的には、支持層2の全光線透過率は、例えば、80%以上、好ましくは、90%以上、より好ましくは、95%以上であり、また、例えば、99.9%以下である。
支持層2の線膨張係数は、例えば、500×10−6−1以下、好ましくは、300×10−6−1以下であり、また、例えば、2×10−6−1以上、好ましくは、10×10−6−1以上である。支持層2の収縮度が上記した上限以下であれば、アライメントマーク7を基準とした光半導体素子11の配列、および/または、封止層12の切断を達成することができる。支持層2の線膨張係数は、線膨張係数測定装置(TMA)により測定される。以下の各部材の線膨張係数についても同様の方法により測定される。
支持層2の25℃における引張弾性率Eは、例えば、200MPa以下、好ましくは、100MPa以下、より好ましくは、80MPa以下であり、また、例えば、50MPPa以上である。支持層2の25℃における引張弾性率Eが上記した上限以下であれば、可撓性を確保することができ、アライメントマーク7を容易に設けることができる。
支持層2の厚みは、例えば、10μm以上、好ましくは、30μm以上であり、また、例えば、350μm以下、好ましくは、100μm以下である。
1−1.(1)B. 素子集合体固定層
素子集合体固定層3は、素子集合体仮固定シート1の上端部に位置する。素子集合体固定層3は、支持層2の上面に配置されている。つまり、素子集合体固定層3は、素子集合体仮固定シート1の上面を形成している。素子集合体固定層3は、支持層2に支持されている。素子集合体固定層3は、平板形状を有し、具体的には、所定の厚みを有し、左右方向および前後方向に延び、平坦な表面および平坦な裏面(後述するアライメントマーク7に対応する部分を除く)を有している。
素子集合体固定層3は、複数の光半導体素子11が整列配置される素子集合体16(後述。図1Bおよび図2参照)を仮固定するように構成されている。
また、素子集合体固定層3は、感圧接着性(粘着性)を有する。
素子集合体固定層3は、感圧接着剤からなる。感圧接着剤としては、例えば、アクリル系感圧接着剤、ゴム系感圧接着剤、SIS(スチレン−イソプレン−スチレン・ブロック共重合体)系感圧接着剤、シリコーン系感圧接着剤、ビニルアルキルエーテル系感圧接着剤、ポリビニルアルコール系感圧接着剤、ポリビニルピロリドン系感圧接着剤、ポリアクリルアミド系感圧接着剤、セルロース系感圧接着剤、ウレタン系感圧接着剤、ポリエステル系感圧接着剤、ポリアミド系感圧接着剤、エポキシ系感圧接着剤などが挙げられる。好ましくは、シリコーン系感圧接着剤が挙げられる。
また、素子集合体固定層3は、透明である。素子集合体固定層3の全光線透過率は、例えば、80%以上、好ましくは、90%以上、より好ましくは、95%以下であり、また、例えば、99.9%以下である。
素子集合体固定層3の線膨張係数は、例えば、500×10−6−1以下、好ましくは、300×10−6−1以下であり、また、例えば、2×10−6−1以上、好ましくは、10×10−6−1以上である。
素子集合体固定層3をケイ素板に対して感圧接着し、25℃において、素子集合体固定層3をケイ素板から180度で剥離したときの剥離力は、例えば、0.1N/mm以上、好ましくは、0.3N/mm以上であり、また、例えば、1N/mm以下である。素子集合体固定層3の剥離力が上記した下限以上であれば、複数の光半導体素子11を確実に仮固定することができる。
素子集合体固定層3の厚みは、例えば、5μm以上、好ましくは、10μm以上であり、また、例えば、120μm未満、好ましくは、100μm未満、より好ましくは、80μm以下、さらに好ましくは、60μm以下である。素子集合体固定層3の厚みが上記した下限を上回る場合には、素子集合体仮固定シート1の上面に感圧接着性を確実に付与することができる。そのため、素子集合体仮固定シート1を簡便に製造することができる。素子集合体固定層3の厚みが上記した上限を下回る場合には、素子集合体固定層3の取扱性を向上させることができる。
1−1.(1)C. 第1感圧接着層
第1感圧接着層4は、素子集合体仮固定シート1の下端部に位置する。また、第1感圧接着層4は、支持層2の下面に配置されている。つまり、第1感圧接着層4は、素子集合体仮固定シート1の下面を形成している。第1感圧接着層4は、支持層2に支持されている。さらに、第1感圧接着層4は、厚み方向に、素子集合体固定層3とともに支持層2を挟み込んでいる。第1感圧接着層4は、平板形状を有し、具体的には、所定の厚みを有し、左右方向および前後方向に延び、平坦な表面および平坦な裏面を有している。
第1感圧接着層4は、感圧接着性(粘着性)を有する。
第1感圧接着層4は、素子集合体固定層3と同一の感圧接着剤からなる。
第1感圧接着層4は、透明である。第1感圧接着層4の全光線透過率は、例えば、80%以上、好ましくは、90%以上、より好ましくは、95%以下であり、また、例えば、99.9%以下である。
第1感圧接着層4の線膨張係数は、例えば、500×10−6−1以下、好ましくは、300×10−6−1以下であり、また、例えば、2×10−6−1以上、好ましくは、10×10−6−1以上である。
第1感圧接着層4の厚みは、例えば、5μm以上、好ましくは、10μm以上であり、また、例えば、100μm未満、好ましくは、80μm以下、より好ましくは、60μm以下である。
1−1.(1)D. アライメントマーク
図3に示すように、アライメントマーク7は、支持層2の上面に備えられている。
図2および図3に示すように、具体的には、アライメントマーク7は、支持層2の上面における右端部に複数設けられている。詳しくは、アライメントマーク7は、後述する素子集合体16が設けられる素子集合体形成領域17の右側(幅方向一方側の一例)に区画されるマーク形成領域18に設けられている。マーク形成領域18は、素子集合体仮固定シート1の右端部において、前後方向に沿って配置されている。
アライメントマーク7は、素子集合体16を素子集合体固定層3に仮固定するため、かつ、素子集合体16を封止する封止層12を切断するための、基準マークである。具体的には、アライメントマーク7は、配列マーク8および切断マーク9を備える。配列マーク8および切断マーク9は、左右方向に一列に並ぶ複数の光半導体素子11(後述)に対応して、1つずつ配置され、それらは、左右方向に互いに間隔を隔てて整列配置されている。
配列マーク8は、アライメントマーク7における左側に位置するマークであって、前後方向に互いに間隔を隔てて複数配置されている。複数の配列マーク8のそれぞれは、例えば、略円形状を有している。
切断マーク9は、アライメントマーク7における右側に位置するマークであって、前後方向に互いに間隔を隔てて複数配置されている。具体的には、複数の切断マーク9のそれぞれは、左右方向に投影したときに、複数の配列マーク8のそれぞれと重複しないように、配置されている。つまり、複数の配列マーク8と複数の切断マーク9とは、千鳥状に配置され、つまり、左右方向に投影したときに、前後方向において交互に配置されている。複数の切断マーク9のそれぞれは、複数の配列マーク8のそれぞれに対して右方斜め前側に間隔を隔てて配置されている。複数の切断マーク9のそれぞれは、例えば、左右方向に延びる略棒(直線)形状を有している。
アライメントマーク7は、不透明である。
そのため、アライメントマーク7は、不透明(後述)な材料からなる。そのような材料として、例えば、銀(金属銀)などの金属材料、カーボンブラックなどの炭素材料などが挙げられる。
金属材料として、好ましくは、銀が挙げられる。銀であれば、アライメントマーク7の視認性をより一層向上させることができる。
また、炭素材料として、好ましくは、カーボンブラックが挙げられる。カーボンブラックであれば、アライメントマーク7の視認性をより一層向上させることができる。
アライメントマーク7の寸法は適宜設定されている。配列マーク8の直径(最大長さ)は、例えば、0.05mm以上、好ましくは、0.1mm以上であり、また、例えば、1mm以下、好ましくは、0.5mm以下である。隣接する配列マーク8の中心間の距離(すなわち、ピッチ)は、例えば、0.05mm以上、好ましくは、0.1mm以上であり、例えば、1.0mm以下、好ましくは、0.8mm以下である。
切断マーク9の左右方向長さは、例えば、0.05mm以上、好ましくは、0.1mm以上であり、また、例えば、1mm以下、好ましくは、0.5mm以下である。切断マーク9の幅(前後方向長さ)は、例えば、0.05mm以上、好ましくは、0.1mm以上であり、また、例えば、1mm以下、好ましくは、0.25mm以下である。前後方向に投影したときに、左右方向に隣接する配列マーク8および切断マーク9の間隔は、例えば、0.1mm以上、好ましくは、0.2mm以上であり、また、例えば、1mm以下、好ましくは、0.8mm以下である。切断マーク9の中心間のピッチは、例えば、0.05mm以上、好ましくは、0.1mm以上であり、また、例えば、1.0mm以下、好ましくは、0.8mm以下である。
アライメントマーク7の厚みは、例えば、0.5μm以上、好ましくは、1μm以上であり、また、例えば、10μm以下、好ましくは、5μm以下である。
アライメントマーク7の全光線透過率は、例えば、40%以下、好ましくは、20%以下、より好ましくは、10%以下であり、また、例えば、0.1%以上である。
1−1.(2) 素子集合体仮固定シートの製造方法
次に、素子集合体仮固定シート1の製造方法を説明する。
この方法では、図3が参照されるように、まず、支持層2を用意し、続いて、アライメントマーク7を設ける。
アライメントマーク7を設ける方法は、特に限定されず、例えば、フォトリソグラフィーを用いる方法、感熱転写(例えば、特開2000−135871号公報参照)、スタンプ、凸版印刷、凹版印刷、孔版印刷(スクリーン印刷)、インクジェット印刷(例えば、特開2014−10823号公報参照)などが挙げられる。アライメントマーク7を精度よく配置する観点から、好ましくは、フォトリソグラフィーを用いる方法、スクリーン印刷が挙げられ、より好ましくは、フォトリソグラフィーを用いる方法が挙げられる。
フォトリソグラフィーを用いる方法では、具体的には、図4A〜図4Cに示すように、感光層21が設けられた支持層2を用意する工程(a)(図4A参照)、および、フォトリソグラフィーにより、感光層21からアライメントマーク7を現像パターン23として形成する工程(b)(図4Bおよび図4C参照)が順次実施される。
工程(a)では、図4Aに示すように、支持層2と、その上面に設けられた感光層21とを備える感光層付支持層22を用意する。
感光層21は、支持層2の上面全面に設けられている。感光層21は、フォトリソグラフィーにより現像パターン23を形成することができる感光材料からなる。感光材料としては、例えば、銀塩乳剤が挙げられる。銀塩乳剤は、例えば、銀塩を含有する。銀塩としては、例えば、ハロゲン化銀などの無機銀塩、例えば、酢酸銀などの有機銀塩が挙げられ、好ましくは、光に対する応答性に優れる、無機銀塩が挙げられる。
感光層21の厚みは、例えば、0.5μm以上、好ましくは、1μm以上であり、また、例えば、10μm以下、好ましくは、5μm以下である。
工程(b)では、図4Bに示すように、活性エネルギー線を、フォトマスク(図示せず)を介して感光層21に対して照射する。具体的には、ステンレスなどの金属からなるメタルマスクを用いて感光層21を部分的に被覆し、その後、メタルマスクから露出する感光層21に対して、レーザー光(ピーク波長150nm以上、250nm以下)を、照射する。
その後、図4Cに示すように、感光層21を現像液に浸漬して、露光部分を残し、未露光部分を除去する(現像)。これにより、アライメントマーク7を現像パターン23として形成する。
その後、図3に示すように、支持層2の上に素子集合体固定層3を設けるとともに、支持層2の下に第1感圧接着層4を設ける。
素子集合体固定層3および第1感圧接着層4のそれぞれを支持層2に設けるには、まず、素子集合体固定層3および第1感圧接着層4をそれぞれ用意する。
素子集合体固定層3を、例えば、第1剥離層5(図3の仮想線参照)の表面に設ける。
第1感圧接着層4を、例えば、第2剥離層6(図3の仮想線参照)の表面に設ける。
次いで、素子集合体固定層3を支持層2の上面に配置する。その際、アライメントマーク7を埋設するように、素子集合体固定層3を支持層2の上面に配置する。
また、第1感圧接着層4を支持層2の下面に配置する。
これによって、支持層2と、それらの上下のそれぞれに配置される素子集合体固定層3および第1感圧接着層4と、それらにそれぞれ配置される第1剥離層5および第2剥離層6とを備える素子集合体仮固定シート1を得る。
素子集合体仮固定シート1の厚みは、例えば、15μm以上、好ましくは、40μm以上であり、また、例えば、550μm以下、好ましくは、260μm以下である。
また、この素子集合体仮固定シート1は、可撓性を有する。
1−2.キャリア
キャリア10は、素子集合体仮固定シート1(支持層2)を下方から支持するための支持板である。これにより、キャリア10は、支持層2を支持している。キャリア10は、前後方向および左右方向に延びる略平板状に形成されている。キャリア10は、図1Aに示すように、平面視において、素子集合体仮固定シート1と同一形状を有している。
また、キャリア10は、仮固定部材30における下部に位置している。キャリア10は、素子集合体仮固定シート1の下面に直接接触している。具体的には、キャリア10は、素子集合体固定層3の下面に感圧接着している。キャリア10は、仮固定部材30の下面を形成している。
キャリア10は、硬質材料からなる。硬質材料としては、例えば、ガラスなどの透明材料、例えば、セラミック、ステンレスなど不透明材料が挙げられる。硬質材料のビッカース硬度は、例えば、0.5GPa以上、好ましくは、1GPa以上、より好ましくは、1.2GPa以上であり、また、例えば、10GPa以下である。キャリア10が硬質材料からなれば、具体的には、硬質材料のビッカース硬度が上記した下限以上であれば、素子集合体仮固定シート1を確実に支持することができる。
キャリア10の厚みは、例えば、100μm以上、好ましくは、350μm以上であり、また、例えば、1000μm以下、好ましくは、600μm以下である。
1−3.仮固定部材の製造方法
仮固定部材30を製造するには、図1Aが参照されるように、まず、素子集合体仮固定シート1と、キャリア10とをそれぞれ用意する。
具体的には、まず、第1感圧接着層4の下面にキャリア10を配置する。
詳しくは、まず、図3の仮想線で示す第2剥離層6を第1感圧接着層4から剥離し、その後、図1Aに示すように、キャリア10を第1感圧接着層4の下面に直接接触させる。これによって、キャリア10を第1感圧接着層4に感圧接着させる。
これによって、キャリア10と、素子集合体仮固定シート1とを順次備える仮固定部材30が得られる。また、仮固定部材30は、素子集合体仮固定シート1の支持層2に備えられるアライメントマーク7を備える。
仮固定部材30の厚みは、例えば、115μm以上、好ましくは、390μm以上であり、また、例えば、1550μm以下、好ましくは、860μm以下である。
1−4. 工程(2)
工程(2)は、工程(1)の後に実施される。
工程(2)では、図1Aの仮想線矢印で示すように、まず、第1剥離層5を素子集合体固定層3の上面から剥離した後、図1Bに示すように、複数の光半導体素子11を素子集合体固定層3の上面に仮固定する。この際、配列マーク8を基準にして、複数の光半導体素子11を素子集合体固定層3の上面に整列配置(配列)する。また、複数の光半導体素子11を、素子集合体固定層3における素子集合体形成領域17に設ける。
具体的には、配列マーク8を視認しつつ、複数の光半導体素子11の左右方向および前後方向における位置決めしながら、複数の光半導体素子11を素子集合体固定層3の上面に直接接触させる。
配列マーク8を視認するには、仮固定部材30の上方に設けられたカメラなどによって、配列マーク8の上方から、配列マーク8を視認する。この際は、素子集合体固定層3は、透明であることから、配列マーク8を素子集合体固定層3の上方から視認できる。
なお、光半導体素子11は、上面と、上面と厚み方向に対向配置される下面と、上面および下面を連絡する周側面とを有する。下面には、電極が形成されている。
複数の光半導体素子11は、素子集合体固定層3の上面において整列配置されることにより、素子集合体16を構成する。
隣接する光半導体素子11の間の間隔(前後方向および/または左右方向における間隔)は、例えば、0.05mm以上、好ましくは、0.1mm以上であり、また、例えば、1.0mm以下、好ましくは、0.8mm以下である。なお、複数の光半導体素子11のそれぞれの厚み(高さ)は、例えば、0.1μm以上、好ましくは、0.2μm以上であり、また、例えば、500μm以下、好ましくは、200μm以下である。複数の光半導体素子11のそれぞれの左右方向長さおよび/または前後方向長さは、例えば、0.05mm以上、好ましくは、0.1mm以上であり、また、例えば、1.0mm以下、好ましくは、0.8mm以下である。
1−5. 工程(3)
工程(3)では、図1Cの実線および図2の1点破線で示すように、次いで、封止層12によって素子集合体16を封止する。
例えば、半固形状または固形状の封止組成物からなる封止シートによって、素子集合体16を封止する。あるいは、液体状の封止組成物をポッティングすることによって、素子集合体16を封止する。封止組成物は、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂などの透明樹脂を含有する。封止組成物は、必要により、充填材、蛍光体、光反射性粒子など粒子を適宜の割合で含有することもできる。
封止層12は、複数の光半導体素子11のそれぞれの上面および側面と、複数の光半導体素子11のそれぞれから露出する素子集合体固定層3の上面とを被覆する。封止層12は、マーク形成領域18における素子集合体固定層3の上面を露出するように、素子集合体形成領域17の素子集合体固定層3の上面に設けられる。
これによって、複数の光半導体素子11(素子集合体16)と、1つの封止層12とを備える封止素子集合体19が得られる。つまり、封止素子集合体19は、素子集合体仮固定シート1に仮固定された状態で、得られる。
封止層12の厚みは、例えば、40μm以上、好ましくは、50μm以上であり、また、例えば、500μm以下、好ましくは、300μm以下である。
1−6. 工程(4)
図1Dの1点破線および図2の2点破線で示すように、次いで、光半導体素子11が個片化されるように、封止層12を切断する。つまり、封止素子集合体19(後述する封止光半導体素子13)が個片化される。
封止層12を切断するには、例えば、切断刃を備える切断装置、例えば、レーザー照射源を備える切断装置が用いられる。
切断刃を備える切断装置としては、例えば、円盤状のダイシングソー(ダイシングブレード)を備えるダイシング装置、例えば、カッターを備えるカッティング装置が挙げられる。
好ましくは、切断刃を備える切断装置、より好ましくは、ダイシング装置が用いられる。
上記した切断装置による封止層12の切断では、アライメントマーク7の切断マーク9を基準にして、封止層12を切断する。また、配列マーク8の視認に用いたカメラと同一のカメラによって、アライメントマーク7の切断マーク9を上方から視認しながら、封止層12を切断する。
切断された封止層12の前後方向長さおよび/または左右方向長さは、例えば、20mm以上、好ましくは、40mm以上であり、また、例えば、150mm以下、好ましくは、100mm以下である。
これによって、1つの光半導体素子11と、1つの封止層12とを備える封止光半導体素子13が、素子集合体固定層3(仮固定部材30)に仮固定された状態で、複数得られる。
1−7. 工程(5)
工程(5)では、図1Dの矢印で示すように、複数の封止光半導体素子13のそれぞれを、素子集合体固定層3から剥離する。
1−8.キャリアの再利用、および、光半導体装置の製造
その後、複数の封止光半導体素子13が剥離された仮固定部材30では、キャリア10を第1感圧接着層4から剥離し、キャリア10を再利用する。一方、素子集合体仮固定シート1(支持層2、素子集合体固定層3および第1感圧接着層4)を、廃棄する。つまり、素子集合体仮固定シート1は、使い捨てである。
その後、図1Eに示すように、封止光半導体素子13を基板14にフリップチップ実装する。
基板14は、前後方向および左右方向に延びる平板形状を有している。基板14の上面には、光半導体素子11の電極と電気的に接続される端子が形成されている。
これにより、封止光半導体素子13と、基板14とを備える光半導体装置15が得られる。
2.第1実施形態の作用効果
この方法によれば、硬質のキャリア10ではなく、合成樹脂からなる支持層2に、アライメントマーク7を設けるので、キャリア10を支持層2から剥離すれば、キャリア10を再利用することができる。
また、合成樹脂からなる支持層2に、アライメントマーク7が設けられるので、アライメントマーク7を支持層2に容易に形成することができる。
また、この方法によれば、キャリア10により、第1感圧接着層4を介して確実かつ簡便に支持層2を支持することができる。
3.第1実施形態の変形例
第1実施形態では、図2に示すように、配列マーク8は略円形状を有し、切断マーク9は、略直線形状を有している。しかし、アライメントマーク7のそれぞれの形状は、特に限定されない。
第1実施形態では、素子集合体固定層3を、まず、第1剥離層5(図3の仮想線参照)の表面に形成した後、素子集合体固定層3を第1剥離層5から支持層2に転写しているが、変形例では、例えば、支持層2の上面に直接形成することもできる。
第1実施形態では、第1感圧接着層4を、まず、第2剥離層6(図3の仮想線参照)の表面に形成した後、第1感圧接着層4を第2剥離層6から支持層2に転写しているが、変形例では、例えば、支持層2の下面に直接形成することもできる。
また、第1実施形態では、図3に示すように、アライメントマーク7が支持層2の上面に設けられている。
変形例では、図5Aに示すように、アライメントマーク7は、支持層2の下面に設けられる。
第1感圧接着層4は、アライメントマーク7を埋設している。
図5Bに示すように、複数の光半導体素子11を素子集合体固定層3に配列する際には、仮固定部材30の上方に配置されたカメラによって、素子集合体固定層3および支持層2を介して、配列マーク8を視認する。
また、図5Dに示すように、封止層12を切断する際には、上記したカメラによって、素子集合体固定層3および支持層2を介して、切断マーク9を視認する。
さらに、図示しないが、アライメントマーク7を、支持層2の上下両面に設けることもできる。
好ましくは、アライメントマーク7を、支持層2の一方面のみ、つまり、上面のみ、あるいは、下面のみに設ける。アライメントマーク7を支持層2の一方面のみに設ければ、アライメントマーク7を支持層2の上下両面に設ける場合に比べて、アライメントマーク7を簡易に形成することができ、その分、製造コストを低減することができる。
より好ましくは、第1実施形態の図3に示すように、アライメントマーク7は、支持層2の上面に設けられる。この構成によれば、アライメントマーク7が支持層2の下面に設けられる図5Aの場合に比べて、アライメントマーク7を上方からより確実に視認することができる。
さらに、第1実施形態では、図1Dの1点破線で示すように、封止層12を切断して、封止素子集合体19を個片化している。
しかし、変形例では、図6Aに示すように、封止層12を切断することなく、封止素子集合体19を素子集合体固定層3から剥離し、その後、図6Bに示すように、封止素子集合体19を基板14にフリップチップ実装する。つまり、この変形例は、第1実施形態の工程(4)を備えず、工程(1)〜(3)および(5)を順次備える。
この変形例では、封止層12を切断する工程(4)を実施しないので、図示しないが、アライメントマーク7は、切断マーク9を備えず、配列マーク8のみからなっていてもよい。
4.第2実施形態
第2実施形態において、第1実施形態と同じ部材および工程については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
第1実施形態では、図1Aおよび図3に示すように、素子集合体仮固定シート1(具体的には、支持層2)にアライメントマーク7を設けている。
しかし、キャリア10以外の部材であれば、特に限定されず、第2実施形態では、例えば、図7Aに示すように、アライメントマーク7を、素子集合体仮固定シート1とは別のマーク層31に設けることができる。
工程(1)では、仮固定部材30において、マーク層31が、キャリア10の下に設けられる。マーク層31は、仮固定部材30に備えられる。つまり、仮固定部材30は、素子集合体仮固定シート1、キャリア10およびマーク層31を順に備える。マーク層31は、キャリア10に支持される。
マーク層31は、厚み方向を貫通する貫通孔26を備える。また、マーク層31は、キャリア10の下面に配置されるマーク感圧接着層33と、マーク感圧接着層33を支持するマーク支持層32とを順に備える。貫通孔26は、マーク感圧接着層33およびマーク支持層32をまとめて貫通することにより、アライメントマーク7として設けられる。
マーク感圧接着層33は、上記した素子集合体固定層3と同様の感圧接着剤からなり、素子集合体固定層3と同様の物性を有する。マーク支持層32は、支持層2と同様の合成樹脂からなり、支持層2と同様の物性を有する。
とりわけ、マーク支持層32およびマーク感圧接着層33のうち、例えば、いずかの層が有色であり、残りの層が無色である。有色の上記した層の全光線透過率は、それぞれ、例えば、80%以下、好ましくは、65%以下、より好ましくは、50%以下である。
一方、キャリア10は、好ましくは、上方からのアライメントマーク7の視認性を向上させるために、無色である。キャリア10は、好ましくは、透明材料からなる。さらに、素子集合体固定層3、支持層2および第1感圧接着層4は、好ましくは、無色である。キャリア10、素子集合体固定層3、支持層2および第1感圧接着層4の全光線透過率は、それぞれ、例えば、80%以上、好ましくは、90%以上、より好ましくは、95%以上であり、また、例えば、99.9%以下である。
従って、キャリア10、素子集合体固定層3、支持層2および第1感圧接着層4が無色であり、マーク層31において少なくとも1層が有色であれば、貫通孔26は、無色となることが平面視において視認される。つまり、有色のマーク層31において少なくとも1層と、無色の貫通孔26とのコントラストによって、図9に示すように、貫通孔26が明確に視認される。
この素子集合体仮固定シート1を製造するには、図7Aに示すように、工程(1)において、マーク層31、キャリア10および素子集合体仮固定シート1を順に備える素子集合体仮固定シート1を用意する。
マーク層31は、図10が参照されるように、まず、第3剥離層35、マーク感圧接着層33およびマーク支持層32を順に備える積層体を用意し、その後、積層体(第3剥離層35、マーク感圧接着層33およびマーク支持層32)を厚み方向に貫通する貫通孔26を、アライメントマーク7として形成する。
貫通孔26は、例えば、切削、打抜、レーザー加工などによって形成する。好ましくは、レーザー加工によって、貫通孔26を形成する。レーザー加工としては、例えば、エキシマレーザー、YAGレーザー、COレーザーなどが挙げられ、好ましくは、仮固定部材30をリールツーリールで連続的に製造する観点、および、貫通孔26を広域エリアに形成する観点から、YAGレーザーが挙げられる。
その後、第3剥離層35をマーク感圧接着層33から剥離し、次いで、マーク感圧接着層33の上面をキャリア10の下面に感圧接着する。
別途、素子集合体仮固定シート1の第1感圧接着層4をキャリア10の上面に感圧接着する。
その後、図7Bに示すように、工程(2)において、配列マーク8を基準にして、複数の光半導体素子11を素子集合体固定層3の上面に整列配置(配列)する。
この際、配列マーク8を上方から視認しつつ、複数の光半導体素子11の左右方向および前後方向における位置決めしながら、複数の光半導体素子11を素子集合体固定層3の上面に直接接触させる。
具体的には、配列マーク8(貫通孔26)を無色として視認する。配列マーク8(貫通孔26)は、マーク感圧接着層33およびマーク支持層32の少なくともいずれか一方の有色とのコントラストによって、明確に視認される(図9参照)。
また、図8Dに示すように、工程(4)において、封止層12を切断する際には、切断マーク9を基準にする。具体的には、切断マーク9(貫通孔26)を、上記した配列マーク8(貫通孔26)の視認と同様の方法により、視認する(図9参照)。
図8Dの矢印で示すように、工程(5)において、複数の封止光半導体素子13のそれぞれを、素子集合体固定層3から剥離し、続いて、仮固定部材30では、キャリア10を第1感圧接着層4(素子集合体仮固定シート1)およびマーク感圧接着層33(マーク層31)からそれぞれ剥離し、キャリア10を再利用する。一方、素子集合体仮固定シート1(支持層2、素子集合体固定層3および第1感圧接着層4)と、マーク層31(マーク支持層32およびマーク感圧接着層33)とを、廃棄する。つまり、素子集合体仮固定シート1およびマーク層31は、使い捨てである。
5.第2実施形態の作用効果
第2実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
さらに、この方法によれば、硬質のキャリア10ではなく、マーク層31に、アライメントマーク7を設けるので、キャリア10をマーク層31から分離すれば、キャリア10を再利用することができる。
また、アライメントマーク7をマーク層31に簡便かつ容易に形成することができる。
上記の方法では、図10に示すように、第3剥離層35、マーク感圧接着層33およびマーク支持層32をまとめて貫通する貫通孔26を形成している。しかし、例えば、図11に示すように、第3剥離層35を貫通せず、マーク感圧接着層33およびマーク支持層32のみを貫通する貫通孔26を形成することもできる。
また、図示しないが、アライメントマーク7を、マーク層31において厚み方向途中に凹む凹部として設けることもできる。
さらに、図示しないが、アライメントマーク7を、貫通孔26ではなく、第1実施形態で例示した不透明な材料から形成することができる。例えば、アライメントマーク7を、マーク支持層32に設ける。
好ましくは、アライメントマーク7を、マーク層31を貫通する貫通孔26として形成する。アライメントマーク7を、マーク層31を貫通する貫通孔26として形成すれば、アライメントマーク7を簡便かつ容易に形成することができる。
6.第3実施形態
第3実施形態において、第1および第2実施形態と同じ部材および工程については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
6−1. 工程(1)
工程(1)において、図12Aに示すように、素子集合体仮固定シート1およびキャリア10を順に備える仮固定部材30を用意する。
素子集合体仮固定シート1は、第1感圧接着層4(図3の実線参照)を備えず、支持層2と、素子集合体固定層3とを備える。また、素子集合体仮固定シート1は、図12Aに図示しないが、さらに、第1剥離層5(図3参照)を備えることもできる。好ましくは、素子集合体仮固定シート1は、支持層2および素子集合体固定層3のみからなり、また、必要により、好ましくは、支持層2、素子集合体固定層3および第1剥離層5のみからなる。
素子集合体仮固定シート1を製造するには、まず、支持層2を用意し、続いて、上記した方法(図4A〜図4Cの方法)により、アライメントマーク7を支持層2に設ける。その後、素子集合体固定層3を支持層2の上面全面に設ける。
工程(1)において、仮固定部材30を用意するには、まず、第1剥離層5(図13参照)を素子集合体固定層3から剥離し、続いて、図12Aに示すように、キャリア10を素子集合体固定層3の上面に配置する。
キャリア10は、ガラスなどの透明材料からなる。キャリア10の全光線透過率は、例えば、80%以上、好ましくは、90%以上、より好ましくは、95%以上であり、また、例えば、99.9%以下である。
これにより、支持層2、素子集合体固定層3およびキャリア10を順次備える仮固定部材30が得られる。仮固定部材30は、好ましくは、支持層2、素子集合体固定層3およびキャリア10のみからなる。
仮固定部材30の厚みは、例えば、115μm以上、好ましくは、390μm以上であり、また、例えば、1550μm以下、好ましくは、860μm以下である。
6−2. 工程(2)
工程(2)では、図12Bに示すように、素子集合体16をキャリア10に支持させる。
具体的には、まず、図12Aに示すように、キャリア10の上面に第2感圧接着層25を配置する。
第2感圧接着層25は、平板形状を有しており、所定の厚みを有し、左右方向および前後方向に延び、平坦な表面および平坦な裏面を有している。第2感圧接着層25は、感圧接着性(粘着性)を有する。第2感圧接着層25は、図3に示す上記した素子集合体仮固定シート1(支持層2、素子集合体固定層3、第1感圧接着層4)と同様の層構成を有する。また、第2感圧接着層25は、特開2014−168036号公報に記載の粘着層からなることもできる。なお、第2感圧接着層25は、平面視において、素子集合体仮固定シート1に対して小さい寸法を有しており、具体的には、厚み方向に投影したときに、アライメントマーク7と重ならないように、配置されている。具体的には、第2感圧接着層25は、キャリア10の素子集合体形成領域17に配置されている。第2感圧接着層25の厚みは、例えば、30μm以上、好ましくは、50μm以上であり、また、例えば、500μm以下、好ましくは、300μm以下である。
図12Bに示すように、次いで、複数の光半導体素子11を第2感圧接着層25の上面に感圧接着する。
この際、アライメントマーク7の配列マーク8を、仮固定部材30の上方から視認しながら、配列マーク8を基準にして、複数の光半導体素子11を第2感圧接着層25の上面に整列配置(配列)する。配列マーク8を、透明であるキャリア10および素子集合体固定層3を介して、視認する。
これにより、1つの第2感圧接着層25と、複数の光半導体素子11とを備える素子集合体16が、キャリア10に支持された状態で得られる。つまり、素子集合体16は、キャリア10に支持される。つまり、素子集合体16は、キャリア10を介して素子集合体仮固定シート1(素子集合体固定層3)に仮固定されている。
6−3. 工程(3)
工程(3)では、図12Cに示すように、次いで、封止層12によって、素子集合体16における複数の光半導体素子11を封止する。
封止層12は、複数の光半導体素子11のそれぞれの上面および側面と、複数の光半導体素子11のそれぞれから露出する第2感圧接着層25の上面とを被覆している。一方、封止層12は、キャリア10の上面に形成されない。
これにより、素子集合体16と、素子集合体16を被覆する封止層12とを備える封止素子集合体19が得られる。封止素子集合体19は、1つの第2感圧接着層25と、複数の光半導体素子11と、1つの封止層12とを順次備える。封止素子集合体19は、好ましくは、1つの第2感圧接着層25と、複数の光半導体素子11と、1つの封止層12とのみからなる。
6−4. 工程(4)
工程(4)では、図12Dの1点破線で示すように、次いで、封止層12を切断する。
これにより、1つの光半導体素子11と、1つの封止層12とを備える封止光半導体素子13が、第2感圧接着層25に仮固定された状態で、複数得られる。
6−5. 工程(5)
工程(5)では、図12Eに示すように、封止素子集合体19を、キャリア10の上面から剥離する。
続いて、図12Eの矢印で示すように、複数の封止光半導体素子13のそれぞれを第2感圧接着層25から剥離する。
6−6.キャリアの再利用、および、光半導体装置の製造
仮固定部材30では、キャリア10を、素子集合体固定層3の上面から剥離して、キャリア10を再利用する。一方、素子集合体仮固定シート1(支持層2および素子集合体固定層3)を、廃棄する。つまり、素子集合体仮固定シート1は、使い捨てである。
図12Fに示すように、その後、封止光半導体素子13を基板14にフリップチップ実装して、光半導体装置15を得る。
7. 第3実施形態の作用効果
第3実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
詳しくは、キャリア10により、第2感圧接着層25を介して、確実かつ簡便に支持層2を支持することができる。
また、この素子集合体仮固定シート1は、図13に示すように、第1感圧接着層4(図3参照)を備えないので、第1感圧接着層4を備える第1実施形態の素子集合体仮固定シート1に比べて、層構成を簡単にすることができる。
8.第3実施形態の変形例
第3実施形態では、図12Aに示すように、アライメントマーク7が支持層2の上面に設けられている。
変形例では、図14Aに示すように、アライメントマーク7は、支持層2の下面に設けられる。
アライメントマーク7は、下方に向かって露出している。
図14Bに示すように、工程(2)において、複数の光半導体素子11を第2感圧接着層25に配列する際には、仮固定部材30の上方に配置されたカメラによって、キャリア10、素子集合体固定層3および支持層2を介して、配列マーク8を視認する。
図14Dに示すように、工程(4)において、封止層12を切断する際には、上記したカメラによって、キャリア10、素子集合体固定層3および支持層2を介して、切断マーク9を視認する。
さらに、図示しないが、アライメントマーク7を、支持層2の上下両面に設けることもできる。
好ましくは、アライメントマーク7を、支持層2の一方面のみ、つまり、上面のみ、あるいは、下面のみに設ける。アライメントマーク7を支持層2の一方面のみに設ければ、アライメントマーク7を支持層2の上下両面に設ける場合に比べて、アライメントマーク7を簡易に形成することができ、その分、製造コストを低減することができる。
より好ましくは、第3実施形態の図13に示すように、アライメントマーク7は、支持層2の上面に設けられる。この構成によれば、アライメントマーク7が支持層2の下面に設けられる図14Aの場合に比べて、アライメントマーク7を上方からより確実に視認することができる。
また、図示しないが、アライメントマーク7を支持層2を厚み方向に貫通する貫通孔または凹部として設けることもできる。
さらに、第3実施形態では、図12Dの1点破線で示すように、封止層12を切断している。
しかし、変形例では、図15Aに示すように、封止層12を切断することなく、第2感圧接着層25を、キャリア10の上面から剥離する。つまり、工程(4)を実施しない。
次いで、図15Bに示すように、封止素子集合体19を、複数の光半導体素子11のそれぞれの下面、および、封止層12の下面から剥離する。
その後、図15Cに示すように、複数の光半導体素子11を、基板14にフリップチップ実装する。
この変形例は、第3実施形態の工程(4)を備えず、工程(1)〜(3)および(5)を順次備える。
この変形例では、図15Aに示すように、封止層12を切断する工程(4)を実施しないので、図示しないが、アライメントマーク7は、切断マーク9を備えず、配列マーク8のみからなっていてもよい。
以下の記載において用いられる配合割合(含有割合)、物性値、パラメータなどの具体的数値は、上記の「発明を実施するための形態」において記載されている、それらに対応する配合割合(含有割合)、物性値、パラメータなど該当記載の上限値(「以下」、「未満」として定義されている数値)または下限値(「以上」、「超過」として定義されている数値)に代替することができる。
実施例1(第1実施形態に対応する実施例)
1−1. 工程(1)
図4Aが参照されるように、まず、PETからなる厚み175μmの支持層2と、その上面に設けられ、ハロゲン化銀を含有する銀塩乳剤からなる厚み3μmの感光層21とを備える感光層付支持層22を用意した(工程(a))。感光層付支持層22の前後方向長さは、600mmであり、左右方向長さは、500mmであった。
支持層2の全光線透過率は、95%であった。支持層2の線膨張係数は、70×10−6−1であった。支持層2の25℃における引張弾性率Eは、60MPaであった。
素子集合体固定層3の全光線透過率は、95%であった。素子集合体固定層3の線膨張係数は、220×10−6−1であった。
続いて、図4Bに示すように、ステンレスからなるメタルマスクを用いて感光層21を部分的に被覆し、その後、メタルマスクから露出する感光層21に対して、ピーク波長が193nmであるレーザー光を、照射した。これにより、配列マーク8と、切断マーク9とを、露光パターンとして形成した。
その後、感光層付支持層22を現像液に浸漬することにより、露光部分を残し、未露光部分を除去した(現像した)。これにより、図2および図4Cに示すように、円形状の配列マーク8と、直線形状の切断マーク9とを有するアライメントマーク7を、現像パターン23として形成した。
配列マーク8の直径は、0.5mmであり、隣接する配列マーク8間の間隔は、1.14mmであり、隣接する配列マーク8のピッチは、1.64mmであった。切断マーク9の左右方向長さが、0.5mmであり、前後方向長さが、0.2mmであった。隣接する切断マーク9間の間隔は、1.62mmであり、隣接する切断マーク9のピッチは、1.64mmであった。
アライメントマーク7は、不透明であり、全光線透過率が、10%であった。
別途、第1剥離層5の表面にシリコーン系粘着剤からなる厚み25μmの素子集合体固定層3を用意する一方、第2剥離層6の表面にシリコーン系粘着剤からなる厚み15μmの第1感圧接着層4を用意した。
次いで、素子集合体固定層3を支持層2の上面に、アライメントマーク7を含むように配置するとともに、第1感圧接着層4を支持層2の下面に配置した。
これによって、図3に示すように、第2剥離層6、第1感圧接着層4、支持層2、素子集合体固定層3および第1剥離層5を順次備える素子集合体仮固定シート1を得た。
その後、第2剥離層6を第1感圧接着層4から剥離し、その後、図1Aに示すように、第1感圧接着層4の下面に、ガラスからなる厚み700μmのキャリア10を配置した。
これにより、図1Aに示すように、素子集合体仮固定シート1と、その下に設けられるキャリア10とを備える仮固定部材30を用意した。仮固定部材30の厚みは、790μmであった。
1−4. 工程(2)
図1Aの仮想線矢印で示すように、第1剥離層5を、素子集合体固定層3の上面から剥離した後、図1Bに示すように、複数の光半導体素子11を、配列マーク8を基準にして、素子集合体固定層3に整列配置した。この際、配列マーク8を上方からカメラが視認した。
光半導体素子11の厚みは、150μmであり、光半導体素子11の左右方向長さおよび前後方向長さは、1.14mmであり、隣接する光半導体素子11の間の間隔は、0.5mm以上であった。
1−5. 工程(3)
図1Cに示すように、次いで、封止層12によって素子集合体16を封止した。封止層12は、シリコーン樹脂100質量部および蛍光体15質量部を含有する封止組成物から形成した。封止層12の厚みは、400μmであった。これにより、複数の光半導体素子11と、1つの封止層12とを備える封止素子集合体19を得た。
1−6. 工程(4)
図1Dの1点破線および図2で示すように、次いで、切断マーク9を基準として、封止層12をダイシングソーで切断して、封止素子集合体19を個片化した。この際、切断マーク9を上方からカメラが視認した。切断された封止層12の左右方向長さおよび前後方向長さは、それぞれ、100mmであった。
これによって、光半導体素子11と、封止層12とを備える封止光半導体素子13を、仮固定部材30に仮固定された状態で、複数得た。
1−7. 工程(5)
続いて、図1Dの矢印で示すように、複数の封止光半導体素子13のそれぞれを、素子集合体固定層3から剥離した。
その後、図1Eに示すように、封止光半導体素子13を基板14にフリップチップ実装した。
実施例2(第1実施形態に対応する実施例)
工程(1)において、アライメントマーク7を、カーボンブラックを含む塗布液のインクジェット印刷および乾燥により形成した以外は、実施例1と同様に処理して、素子集合体仮固定シート1を得、続いて、素子集合体仮固定シート1を使用して、封止光半導体素子13を製造し、引き続き、光半導体装置15を製造した。
実施例3(第2実施形態に対応する実施例)
工程(1)において、下記の通り変更した以外は、実施例1と同様に処理して、素子集合体仮固定シート1を得、続いて、素子集合体仮固定シート1を使用して、封止光半導体素子13を製造し(図7A〜図8D参照)、引き続き、光半導体装置15を製造した(図8E参照)。
工程(1)では、図10が参照されるように、まず、ポリエステルからなる厚み50μmの第3剥離層35、シリコーン系感圧接着剤からなる厚み6μmのマーク感圧接着層33、および、ポリイミドからなる厚み25μmのマーク支持層32を備える積層体(商品名「TRM−6250−L」、日東電工社製)を用意した。
支持層2の全光線透過率は、95%であった。支持層2の線膨張係数は、70×10−6−1であった。支持層2の25℃における引張弾性率Eは、60MPaであった。
素子集合体固定層3の全光線透過率は、95%であった。素子集合体固定層3の線膨張係数は、220×10−6−1であった。
次いで、図10に示すように、YAGレーザーによって、実施例1と同様のパターンで、貫通孔26を、積層体を貫通するように形成した。YAGレーザーの条件は、以下の通りであった。
YAGレーザー: MODEL5330(ESI社製)
ビーム径:5μm
レーザーパワー:2.5W
パルスの繰返し周波数:30kHz
走査速度=150mm/秒
これにより、第3剥離層35およびそれに支持されるマーク層31(マーク感圧接着層33およびマーク支持層32)に、貫通孔26をアライメントマーク7として形成した。
その後、第3剥離層35をマーク感圧接着層33から剥離し、続いて、図7Aに示すように、マーク感圧接着層33を、キャリア10の下面に感圧接着した。別途、素子集合体仮固定シート1における第1感圧接着層4の下面を、キャリア10の上面に感圧接着した。
これにより、キャリア10と、キャリア10に支持される素子集合体仮固定シート1と、キャリア10に支持されるマーク層31とを備える仮固定部材30を得た。
実施例4(第3実施形態に対応する実施例)
4−1. 工程(1)
第2剥離層6および第1感圧接着層4を備えない以外は、実施例1と同様に処理して、素子集合体仮固定シート1を得た。つまり、図13に示すように、この素子集合体仮固定シート1は、支持層2、素子集合体固定層3および第1剥離層5を順次備えた。素子集合体仮固定シート1の厚みは、100μmであった。
その後、第1剥離層5を素子集合体固定層3から剥離し、続いて、図12Aに示すように、素子集合体固定層3の上面に、ガラスからなる厚み700μmのキャリア10を配置した。これにより、仮固定部材30を用意した。仮固定部材30の厚みは、800μmであった。
4−2. 工程(2)
別途、支持層2、素子集合体固定層3、第1感圧接着層4からなる素子集合体仮固定シート1からなる厚み90μmの第2感圧接着層25を、キャリア10の上面に配置した。
図12Bに示すように、次いで、複数の光半導体素子11を、配列マーク8を基準にして、第2感圧接着層25の上面に整列配置した。この際、配列マーク8を上方からカメラが視認した。光半導体素子11の寸法および隣接する光半導体素子11間の寸法は、実施例1と同様であった。
これにより、第2感圧接着層25と、複数の光半導体素子11とを備える素子集合体16を、素子集合体仮固定シート1にキャリア10を介して支持された状態で、得た。
4−3. 工程(3)
図12Cに示すように、次いで、封止層12によって、素子集合体16における複数の光半導体素子11を封止した。封止層12は、シリコーン樹脂100質量部および蛍光体15質量部を含有する封止組成物から形成した。封止層12の厚みは、400μmであった。
これにより、素子集合体16と、複数の光半導体素子11を被覆する封止層12とを備える封止素子集合体19を得た。
4−4. 工程(4)
図12Dの1点破線で示すように、次いで、切断マーク9を基準として、封止層12をダイシングソーで切断した。この際、切断マーク9を上方からカメラが視認した。切断された封止層12の左右方向長さおよび前後方向長さは、それぞれ、1.62mmであった。
4−5. 工程(5)
その後、図12Eの矢印で示すように、封止素子集合体19を、キャリア10の上面から剥離した。続いて、複数の封止光半導体素子13のそれぞれを第2感圧接着層25から剥離した。
その後、図12Fに示すように、封止光半導体素子13を基板14にフリップチップ実装して、光半導体装置15を得た。
実施例5(第3実施形態に対応する実施例)
工程(1)において、アライメントマーク7を、カーボンブラックを含む塗布液のインクジェット印刷および乾燥により形成した以外は、実施例4と同様に処理して、素子集合体仮固定シート1を得、続いて、素子集合体仮固定シート1を使用して、封止光半導体素子13を製造し、引き続き、光半導体装置15を製造した。
2 支持層
3 素子集合体固定層
4 第1感圧接着層
7 アライメントマーク
10 キャリア
11 光半導体素子
12 封止層
13 封止光半導体素子
16 素子集合体
19 封止素子集合体
23 現像パターン
25 第2感圧接着層
30 仮固定部材
31 マーク層

Claims (6)

  1. 硬質のキャリア、前記キャリアに支持され、合成樹脂からなる支持層、および、前記支持層に支持される固定層を備える仮固定部材を用意する工程(1)と、
    複数の光半導体素子が整列配置される素子集合体を前記固定層に仮固定する工程(2)と、
    前記工程(2)の後に、封止層によって複数の前記光半導体素子を被覆して、前記素子集合体および前記封止層を備える封止素子集合体を得る工程(3)と、
    前記工程(3)の後に、前記封止光半導体素子を個片化するように、前記封止層を切断する工程(4)と、
    前記工程(4)の後に、前記封止素子集合体を前記固定層から剥離する工程(5)とを備え、
    前記支持層には、アライメントマークが設けられ、
    前記工程(2)では、前記アライメントマークを基準にして、前記素子集合体を前記固定層に仮固定し、および/または、前記工程(4)では、前記アライメントマークを基準にして、前記封止層を切断することを特徴とする、封止光半導体素子の製造方法。
  2. 硬質のキャリア、前記キャリアに支持され、合成樹脂からなる支持層、前記支持層に支持される固定層、および、前記キャリアに支持されるマーク層を備える仮固定部材を用意する工程(1)と、
    複数の光半導体素子が整列配置される素子集合体を前記固定層に仮固定する工程(2)と、
    前記工程(2)の後に、封止層によって複数の前記光半導体素子を被覆して、前記素子集合体および前記封止層を備える封止素子集合体を得る工程(3)と、
    前記工程(3)の後に、前記封止光半導体素子を個片化するように、前記封止層を切断する工程(4)と、
    前記工程(4)の後に、前記封止素子集合体を前記固定層から剥離する工程(5)とを備え、
    前記マーク層には、アライメントマークが設けられ、
    前記工程(2)では、前記アライメントマークを基準にして、前記素子集合体を前記固定層に仮固定し、および/または、前記工程(4)では、前記アライメントマークを基準にして、前記封止層を切断することを特徴とする、封止光半導体素子の製造方法。
  3. 硬質のキャリア、前記キャリアに支持され、合成樹脂からなる支持層、および、前記支持層に支持される固定層を備える仮固定部材を用意する工程(1)と、
    複数の光半導体素子が整列配置される素子集合体を前記固定層に仮固定する工程(2)と、
    前記工程(2)の後に、封止層によって複数の前記光半導体素子を被覆して、前記素子集合体および前記封止層を備える封止素子集合体を得る工程(3)と、
    前記工程(3)の後に、前記封止素子集合体を前記固定層から剥離する工程(5)とを備え、
    前記支持層には、アライメントマークが設けられ、
    前記工程(2)では、前記アライメントマークを基準にして、前記素子集合体を前記固定層に仮固定することを特徴とする、封止光半導体素子の製造方法。
  4. 硬質のキャリア、前記キャリアに支持され、合成樹脂からなる支持層、前記支持層に支持される固定層、および、前記キャリアに支持されるマーク層を備える仮固定部材を用意する工程(1)と、
    複数の光半導体素子が整列配置される素子集合体を前記固定層に仮固定する工程(2)と、
    前記工程(2)の後に、封止層によって複数の前記光半導体素子を被覆して、前記素子集合体および前記封止層を備える封止素子集合体を得る工程(3)と、
    前記工程(3)の後に、前記封止素子集合体を前記固定層から剥離する工程(5)とを備え、
    前記マーク層には、アライメントマークが設けられ、
    前記工程(2)では、前記アライメントマークを基準にして、前記素子集合体を前記固定層に仮固定することを特徴とする、封止光半導体素子の製造方法。
  5. 前記仮固定部材は、第1感圧接着層をさらに備え、
    前記仮固定部材は、前記キャリア、前記第1感圧接着層、前記支持層および前記固定層を順に備えることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の封止光半導体素子の製造方法。
  6. 前記素子集合体は、複数の前記光半導体素子と、複数の前記光半導体素子を仮固定する第2感圧接着層とを備え、
    前記工程(5)では、前記第2感圧接着層を前記キャリアから剥離することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の封止光半導体素子の製造方法。
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