JP2017162994A - 発熱部品の実装構造体及びその製造方法 - Google Patents

発熱部品の実装構造体及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 LEDチップなどの高発熱部品が発生する熱を効率良く放熱することを可能にする、発熱部品の実装構造体及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 回路基板101に接合部材103を介して発熱部品101が接合される、発熱部品101の実装構造体において、回路基板は、放熱金属体108と、放熱金属体上に形成された絶縁体107と、発熱部品の部品電極に対向した絶縁体上に形成された基板電極106とを備え、回路基板の基板電極の内、少なくとも一つの基板電極が開口部106aを有し、開口部で放熱金属体の一部が露出し、開口部を有する基板電極と対向している部品電極は、開口部を有する基板電極と開口部で露出している放熱金属体との両方に、接合部材を介し接合している。
【選択図】図1A

Description

本発明は、LEDチップなどの高発熱部品が発生する熱を効率良く放熱することを可能にする発熱部品の実装構造体及びその製造方法に関するものである。
近年、高発熱量のLED又はパワーデバイスなどが普及している。これらの製品の性能の向上及び長寿命化には、放熱性を向上させ、使用時のLEDの温度を低減することが必要である。そこで、放熱性を向上させる方法として、放熱に金属を用いた金属基板が提案されている。
図9に一般的な金属を用いた金属基板について説明する。図9に示す金属基板は、アルミニウム又は銅などで構成された放熱金属体1上に樹脂などで構成された絶縁層2を形成し、その絶縁層2上に、基板電極3が形成されている。基板電極3は、接合部材4を介して、実装部品5の部品電極6と接合されている。そして、実装部品5の熱を部品電極6と、接合部材4と、基板電極3と、絶縁層2とを介して、放熱金属体1に逃がしている。しかし、樹脂で構成された絶縁層2を介して放熱する金属基板の場合、絶縁層2の熱伝導率は低く、絶縁層2が実装部品5から放熱金属体1までの放熱経路上のボトルネックとなってしまい、実装構造体の放熱性が悪化していた。
これに対して、特許文献1の実装構造体が提案されており、図10を用いて説明する。図10では、ガラエポ(ガラスエポキシ)基板7上に基板電極3が形成され、接合部材4を介し、実装部品5の部品電極6と接合している。そして、実装部品5の直下のガラエポ基板7には、スルーホール7aが形成されており、熱伝導絶縁塗料9で覆われたT型放熱金属体8がガラエポ基板7の表面に露出している。このT型放熱金属体8と部品電極6とを、樹脂で構成された熱伝導ゲル10を介して接合させて、実装部品5の熱をT型放熱金属体8に逃がしている。一般的に、この熱伝導ゲル10は、金属基板に用いられる絶縁層2よりも熱伝導率が高い材料を用いることができる。
特開2013−98269号公報
しかし、図10に示す特許文献1の実装構造体であっても、高出力LEDなどの発熱量がさらに大きくなっている実装部品5に対しては、放熱性が確保出来ない。なぜなら、熱伝導ゲル10を介してのT型放熱金属体8への放熱では、熱伝導率が高い熱伝導ゲル10を用いたとしても、熱伝導ゲル10の熱伝導率は5〜10W/mK程度であり、金属に比べて、1/5〜1/30の値である。そのため、高出力LEDなどに対応するために実装構造体の放熱性をさらに高めることが課題となる。
従って、LEDチップなどの高発熱部品が発生する熱を効率良く放熱することを可能にする、発熱部品の実装構造体及びその製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の1つの態様によれば、回路基板に接合部材を介して発熱部品が接合される、発熱部品の実装構造体において、
前記回路基板は、
放熱金属体と、
前記放熱金属体上に形成された絶縁体と、
前記発熱部品の部品電極に対向した前記絶縁体上に形成された基板電極とを備え、
前記回路基板の前記基板電極の内、少なくとも一つの前記基板電極が開口部を有し、前記開口部で前記放熱金属体の一部が露出し、
前記開口部を有する前記基板電極と対向している前記部品電極は、前記開口部を有する前記基板電極と前記開口部で露出している前記放熱金属体との両方に、前記接合部材を介し接合している、発熱部品の実装構造体を提供している。
本発明の別の態様によれば、放熱金属体と、
前記放熱金属体上に形成された絶縁体と、
発熱部品の部品電極に対向した前記絶縁体上に形成された基板電極とを有する回路基板の前記基板電極の内、少なくとも一つの前記基板電極が開口部を有し、前記開口部で前記放熱金属体の一部が露出する状態で、前記回路基板に接合部材を介して発熱部品が接合される、発熱部品の実装構造体の製造方法において、
前記基板電極へ前記接合部材を供給する際に、前記開口部を有する前記基板電極には、前記開口部以外の前記絶縁体上の前記基板電極上のみに前記接合部材を供給し、
次いで、前記接合部材が供給された前記回路基板に前記発熱部品を搭載し、
次いで、前記接合部材を加熱溶融させるとともに、前記開口部を有する前記基板電極上の前記接合部材が溶融して前記開口部内に入り込み、前記開口部を有する前記基板電極と対向している前記部品電極は、前記開口部を有する前記基板電極と前記開口部で露出している前記放熱金属体との両方に、前記接合部材を介して接合する、発熱部品の実装構造体の製造方法を提供している。
本発明の前記態様により、発熱部品の部品電極を、基板電極の開口部を介して、直接、放熱金属体露出部に接合部材を介して接合させることで、従来よりも放熱性を大幅に向上させることができる。よって、LEDチップなどの高発熱部品が発生する熱を効率良く放熱することが可能な発熱部品の実装構造体及びその製造方法を提供することが可能となる。
本発明の実施の形態における発熱部品の実装構造体の構成を示す概略断面図 本発明の実施の形態における図1Aとは放熱金属体露出部の構造が異なる発熱部品の実装構造体の構成を示す概略断面図 本発明の実施の形態における回路基板を示す概略平面図 放熱性に優れた実装構造体を示す概略断面図 本発明の実施の形態における発熱部品の実装構造体の製造方法(接合部材供給時)を示す説明図 本発明の実施の形態における発熱部品の実装構造体の製造方法(部品搭載時)を示す説明図 本発明の実施の形態における発熱部品の実装構造体の製造方法(リフロー加熱時)を示す説明図 ボイドが発生しやすくなる接合部材の供給を示す概略平面図 本発明の実施の形態におけるボイドが抜けやすい回路基板の一例を示す概略平面図 本発明の実施の形態におけるボイドが抜けやすい回路基板の一例を示す概略平面図 本発明の実施の形態におけるボイドが抜けやすい回路基板の一例を示す概略平面図 本発明の実施の形態におけるボイドが抜けやすい回路基板の一例を示す概略断面図 本発明の実施の形態におけるボイドが抜けやすい回路基板の一例を示す概略断面図 本発明の実施の形態におけるボイドが抜けやすい接合部材供給方法の一例を示す概略平面図 本発明の実施の形態におけるボイドが抜けやすい接合部材供給方法の一例を示す概略平面図 従来の実装構造体を示す概略断面図 従来の実装構造体を示す概略断面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1Aは、本発明の実施の形態における発熱部品の実装構造体の構成を示す概略断面図である。図1Aに示す本発明の実施の形態における発熱部品の実装構造体は、LEDチップなどの発熱部品101と回路基板102と複数の接合部材103とを備えている。各接合部材103は、金属材料であり、好適には、はんだが望ましい。発熱部品101は、複数の部品電極104を有し、各部品電極104は、接合部材103を介して、回路基板102の電極(後述する基板電極105又は基板電極106)と接合される。回路基板102は、放熱金属体108と、放熱金属体108上に形成された絶縁樹脂の絶縁体107と、絶縁体107上に発熱部品101の部品電極104に対向した基板電極105及び基板電極106を有している。基板電極105及び基板電極106のうちの1つの基板電極106には、絶縁体107上に形成された電極部分の一部が開口した開口部106aが形成されており、その開口部106aにおいて、基板電極106及び絶縁体107が存在せずに放熱金属体露出部110が露出している。本実施の形態では、発熱部品101の部品電極104に対向した回路基板102の基板電極105及び106のうち、少なくとも一つの基板電極105又は106は、電極部が開口している開口部106aを有する基板電極105又は106である。放熱金属体露出部110の構造は、図1Aのように放熱金属体108の面に対し平面であっても、図1Bのように突出した突出部としていても良い。また、放熱金属体露出部110は、放熱金属体108の一部の金属部が露出していれば、図1A及び図1Bに示す限りではなく、他の形状でも良い。突出部とするとき、基板電極106に接触しない程度の高さとする必要があるが、平面の場合と比較して、開口部106a内に入り込ませる接合部材103の量を、突出部の分だけ少なくすることができる。
部品電極104は、放熱金属体108の絶縁体107上に形成された基板電極106及び放熱金属体露出部110と、接合部材103を介して接合された構造となっている。このように、発熱部品101の部品電極104を、基板電極の106の開口部106aを介して、直接、放熱金属体露出部110に、金属である接合部材103を介して、接合させることで、従来例と比較して、放熱性を大幅に向上させることができる。
図2に、回路基板102を上から見た概略平面図を示す。図2では、基板電極106の一部が四角形状に開口した開口部106aを形成しており、開口部106aの底面に放熱金属体露出部110が露出している。この放熱金属体露出部110の露出形状は、四角形状に限らず、丸形状又は、楕円形状などでも良く、図1A又は図1Bのような実装構造体にする際に、部品電極104が、接合部材103を介して放熱金属体露出部110と接合されていれば良い。
また、図1A及び図1B、及び図2では、部品電極104が2つの場合を示したが、本発明の本実施の形態は、部品1つに対して少なくとも1つの部品電極104が接合部材103を介して放熱金属体露出部110と接合されていれば良い。なお、複数の部品電極104が接合部材103を介して放熱金属体露出部110と接合される場合には、複数の部品電極104はグランド電極などの共通電極同士にすれば、短絡が防止できる。
また、放熱性が良い実装構造体としては、図3に示すように、部品電極156bと放熱金属体151の放熱金属体露出部161とを接合部材154を介して、直接接合する実装構造体も考えられる。実装部品155の片側(図3の左側)の電極156aは、接合部材154を介して、放熱金属体151の絶縁層152上に形成された基板電極153と接合されており、実装部品155のもう一方(図3の右側)の電極156bは、部品電極156bと放熱金属体1の放熱金属体露出部161とを接合部材154を介して、直接接合する実装構造体の事例を示している。この場合でも、部品電極156bと放熱金属体151とをつなぐ経路には、樹脂で構成される部材が介在していない為、放熱性には優れた実装構造体となる。
しかし、図3の構造の場合、基板電極153と放熱金属体151との熱容量が大きく異なる為、接合部材154を溶融させるための加熱時に絶縁層152上に形成されている基板電極153の接合部材154と放熱金属体151の放熱金属体露出部161上の接合部材154との温度上昇速度が異なる。放熱金属体露出部161上の接合部材154の温度が上昇し難く、接合部材154の溶融タイミングが、絶縁層152上に形成されている基板電極153の接合部材154より遅れる。
その結果、リフロー時に接合部材154として一般的に用いるクリームはんだが、片側(図3の左側)の基板電極153では、溶融し、液化しているが、もう片側(図3の右側)の放熱金属体露出部161上では、溶融しておらず、クリームはんだを構成するはんだ粒子の状態のままの状態となってしまう。溶融直前の接合部材154を構成するクリームはんだは、溶剤成分が揮発し、部品の保持力が最も低下する。そのため、液化状態で大きな表面張力を有する接合部材154と、溶融しておらず保持力が低い接合部材154との力のバランスが異なることで、実装部品155は動かされることとなり、実装部品155の位置ズレ又は部品立ちと呼ばれる現象が発生し、接合品質の確保が困難となる。
このような接合品質の確保の課題を解消するための製造方法を、以下に記載する。具体的には、図4を用いて、発熱部品101を、接合部材103を介して回路基板102に実装する場合の製造方法の一例について説明する。一例として、実装部品は、2つの電極を有している高輝度LEDなどで、接合部材は、はんだなどである。また、接合部材としてはんだを用いる場合には、放熱金属体露出部110の表面は、はんだが接合できる銅又は金又は錫などが望ましい。
まず、図4Aのように、スクリーン印刷機又はディスペンサーなどを用い、回路基板102の基板電極105、及び基板電極106上に接合部材103をそれぞれ供給する。このとき、接合部材103の溶融タイミングをそろえるため、電極の一部が開口して開口部106aが形成されている基板電極106上のみに接合部材103を供給し、開口部106a内の放熱金属体露出部110には、接合部材103を供給しないのが望ましい。なぜなら、接合部材103の熱を、熱容量の大きな放熱金属体108に吸収されないようにし、基板電極105上の接合部材103と基板電極106上の接合部材103とをできるだけ同時に溶融させるためである。2つの接合部材103の溶融タイミングが近いほうが、発熱部品101の位置ズレ又は部品立ちなどが発生せず、高品質なはんだ接合を実現できる。そして、開口部106a内の放熱金属体露出部110上部の空間116bに接合部材103を充填させるのに十分な量の接合部材103を基板電極106上に供給する。
次に、図4Bのように接合部材103が供給された回路基板102に発熱部品101を、部品マウンタなどを用いて実装する。
その後、図4Cのように、リフロー炉などの加熱炉を用いて、回路基板102の温度を上げ、接合部材103を溶融させ、接合を行う。このとき、接合部材103が溶融し、部品電極104に接合部材103が濡れ広がっていく際に、放熱金属体露出部110の空間116にも接合部材103が充填され、その後、放熱金属体露出部110に接合部材103が濡れ広がっていくことで、放熱金属体露出部110と接合部材103とが接合される。
そして、放熱金属体露出部110と接合部材103を介して接合される部品電極104に対する開口されている放熱金属体露出部110の面積の比率、言い換えると、部品電極104の面積に対する放熱金属体露出部110の面積の比率は、放熱性と接合部材103の供給とを考慮すると、30%〜75%が望ましい。ここで、部品電極104の面積に対する放熱金属体露出部110の面積の比率が100%とは、部品電極104の面積と放熱金属体露出部110の面積とが同じ場合を意味する。なぜなら、前記比率が30%より小さい場合には、発熱部品101が放熱金属体露出部110と接合する面積が小さくなり、放熱性が不十分となる。一方、リフロー工程を考慮すると、接合部材103を加熱し溶融させる際に、接合部材103の熱を熱容量の大きな放熱金属体108に吸収されないようにし、基板電極105上の接合部材103と基板電極106上の接合部材103をできるだけ同時に溶融させることが望ましい。そのため、開口部106aに対しても接合部材103を充填させつつ、接合部材103の高さをそろえるために、開口部106aが形成されている基板電極106の方に、基板電極105に比べて、多くの接合部材103を供給しなければならない。そのため、スクリーン印刷での接合部材103の供給を考えると、最大のマスク厚は300μm程度であるため、放熱金属体露出部110の上面と基板電極106の上面の高さAは200μm以下で、放熱金属体露出部110の前記比率は75%以下であることが望ましい。放熱金属体露出部110の上面と基板電極106の上面との高さAの関係は、図1Bのように、放熱金属体露出部110の構造が突出している突出部の場合でも同様である。
また、図5のように、放熱金属体露出部110を囲うように基板電極106の開口部106aの全周に接合部材103を供給して発熱部品101を搭載すると、接合部材103の溶融時に開口部106a内で放熱金属体露出部110の空間116の空気の逃げ場がなく、ボイドになってしまう可能性が高い。そのため、基板電極106は、図6A〜図6Cに示すような、基板電極106の一部(四角形の開口部106aの一辺)が基板電極106の端縁まで延在して開放されている形状で、その開放された部分からボイドが抜ける構造が望ましい。例えば、図6Aでは、四角形の開口部106bの左辺が端縁で開放されている。図6Bでは、四角形の開口部106cの上辺と下辺とが端縁で開放されている。図6Cでは、四角形の開口部106dの左辺の一部が端縁まで延びて開放されている。これらの図は、一例であって、基板電極106の一部が開放されている形状になっていれば良い。
また、図7A及び図7Bに示すように、ボイドの抜ける経路として、回路基板102を貫通している貫通穴111が放熱金属体露出部110もしくは基板電極106に形成されている構造にして、接合部材103の溶融時に発生したボイドを貫通穴111から抜く構造にしても良い。
また、ボイドを発生させにくくするために、接合部材103の供給方法として、図8A及び図8Bのように、接合部材103で放熱金属体露出部110の全周を覆わず、少なくとも放熱金属体露出部110の一辺を開放して供給することが望ましい。言い換えれば、基板電極106の開口部106eの外周の一部に開放部120を設定する。開放部120では、開口部106eの外周の一部から基板電極106の端縁までの間に接合部材103を供給しない領域とし、開口部106eの外周の残りの部分には、接合部材103を供給するようにする。例えば、図8Aでは、基板電極106の四角形の開口部106eの下辺側には接合部材103が存在せず、基板電極106の残りの部分である四角形の開口部106eの上辺と左辺と右辺側には接合部材103が存在する。よって、四角形の開口部106eの下辺側が開放された状態(開放部120)となり、その開放された開放部120からボイドが抜ける構造となっている。図8Bでは、基板電極106の四角形の開口部106eの上辺と下辺側には接合部材103が存在せず、基板電極106の残りの部分である四角形の開口部106eの左辺と右辺側には接合部材103が存在する。よって、四角形の開口部106eの上辺側と下辺側が開放された状態(開放部120)となり、その開放された開放部120からボイドが抜ける構造となっている。これらの図は、一例であって、放熱金属体露出部110すなわち開口部106eの全周を接合部材103が囲わないように供給していれば良い。
以上のように、本実施の形態によれば、発熱部品101の部品電極104を、基板電極106の開口部106aを介して、直接、放熱金属体露出部110に接合部材103を介して接合させることで、従来よりも放熱性を大幅に向上させることができる。よって、接合品質を安定させつつ、LEDチップなどの高発熱部品が発生する熱を効率良く放熱することが可能な発熱部品101の実装構造体及びその製造方法を提供することが可能となる。
なお、前記様々な実施の形態又は変形例のうちの任意の実施の形態又は変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施の形態同士の組み合わせ又は実施例同士の組み合わせ又は実施の形態と実施例との組み合わせが可能であると共に、異なる実施の形態又は実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
本発明の前記態様にかかる発熱部品の実装構造体及びその製造方法によれば、LEDチップなどの高発熱部品が発生する熱を効率良く放熱する、実装構造体の提供が可能となり、また、その構造体を高品質に製造する方法を提供することが出来る。
1 放熱金属体
2 絶縁層
3 基板電極
4 接合部材
5 実装部品
6 部品電極
7 ガラエポ基板
8 T型放熱金属体
9 熱伝導絶縁塗料
10 熱伝導ゲル
11 放熱金属体露出部
101 発熱部品
102 回路基板
103 接合部材
104 部品電極
105 基板電極
106 基板電極
106a 開口部
107 絶縁体
108 放熱金属体
110 放熱金属体露出部
111 貫通穴
116 空間
120 開放部
151 放熱金属体
152 絶縁層
153 基板電極
154 接合部材
155 実装部品
156a,156b 部品電極
161 放熱金属体露出部

Claims (6)

  1. 回路基板に接合部材を介して発熱部品が接合される、発熱部品の実装構造体において、
    前記回路基板は、
    放熱金属体と、
    前記放熱金属体上に形成された絶縁体と、
    前記発熱部品の部品電極に対向した前記絶縁体上に形成された基板電極とを備え、
    前記回路基板の前記基板電極の内、少なくとも一つの前記基板電極が開口部を有し、前記開口部で前記放熱金属体の一部が露出し、
    前記開口部を有する前記基板電極と対向している前記部品電極は、前記開口部を有する前記基板電極と前記開口部で露出している前記放熱金属体との両方に、前記接合部材を介し接合している、発熱部品の実装構造体。
  2. 前記開口部を有する前記基板電極と対向している前記部品電極の面積に対し、前記基板電極の前記開口部の面積の比率は、30%〜75%である、請求項1に記載の発熱部品の実装構造体。
  3. 前記開口部を有する前記基板電極の前記開口部の一部が前記基板電極の端縁まで延在して開放されている、請求項1に記載の発熱部品の実装構造体。
  4. 前記開口部を有する前記基板電極もしくは前記開口部で露出される前記放熱金属体に貫通穴が形成されている、請求項1に記載の発熱部品の実装構造体。
  5. 放熱金属体と、
    前記放熱金属体上に形成された絶縁体と、
    発熱部品の部品電極に対向した前記絶縁体上に形成された基板電極とを有する回路基板の前記基板電極の内、少なくとも一つの前記基板電極が開口部を有し、前記開口部で前記放熱金属体の一部が露出する状態で、前記回路基板に接合部材を介して発熱部品が接合される、発熱部品の実装構造体の製造方法において、
    前記基板電極へ前記接合部材を供給する際に、前記開口部を有する前記基板電極には、前記開口部以外の前記絶縁体上の前記基板電極上のみに前記接合部材を供給し、
    次いで、前記接合部材が供給された前記回路基板に前記発熱部品を搭載し、
    次いで、前記接合部材を加熱溶融させるとともに、前記開口部を有する前記基板電極上の前記接合部材が溶融して前記開口部内に入り込み、前記開口部を有する前記基板電極と対向している前記部品電極は、前記開口部を有する前記基板電極と前記開口部で露出している前記放熱金属体との両方に、前記接合部材を介して接合する、発熱部品の実装構造体の製造方法。
  6. 前記開口部を有する前記基板電極には、前記絶縁体上の前記基板電極のみに前記接合部材を供給する際に、前記開口部の周囲の一部から前記基板電極の端縁までの領域に前記接合部材を供給しない開放部を除いて、前記基板電極のみに前記接合部材を供給する、請求項5に記載の発熱部品の実装構造体の製造方法。
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