JP2017161343A - 電波修正時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】電波修正時計において、モータを含めたムーブメントの全体を時計の中央部に寄せることなく、サイズを小さくする。
【解決手段】時計1(電波修正時計の一例)は、アンテナコア11及びアンテナコア11と磁気的に結合する受信リード板13を有するアンテナ10と、コイル21及びステータ22を有するステップモータ20と、外部磁気からステップモータ20を保護する耐磁板30と、を有し、受信リード板13と耐磁板30とは別体に形成され、耐磁板30は、平面視においてステータ22に重なって配置され、受信リード板13は、平面視において一部がコイル21に重なって配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電波修正時計に関する。
電波修正時計は、時針、分針等の指針を駆動するモータと、時刻情報を含む標準電波を受信するアンテナと、受信して得られた時刻情報に基づいて、時針、分針等の指針を適切な指示位置まで駆動するようにモータを制御する制御部とを備えている。また、モータを備えた時計は、モータを外部磁界の影響を受け難くするために耐磁板も備えている。耐磁板は、モータ、特にステータを覆うように配置されている。
腕時計のようにサイズの小さい時計の場合、アンテナとして、アンテナ本体であるコアと、コアの両端に接触した磁性材料の付加ブロックと、付加ブロックに接触して円弧状に延びたアモルファス等のリード板とを備えた構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この構造のアンテナは、リード板が付加コアを介してアンテナコアと磁気的に一体化されるため、長さを実質的に延長したのと同等の受信性能を得ることができる。しかも、このアンテナの構造は、コアとリード板とを時計の厚さ方向の異なる位置に配置することができるため、一体の長いアンテナに比べて、配置の自由度が高いという利点がある。なお、時計の厚さが厚くなるのを抑制する観点から、リード板と耐磁板とは、時計の厚さ方向にいて同程度の高さ位置に配置されることが多い。
特許第5587808号公報
ところで、サイズの小さい時計を実現しようとすると、モータや歯車輪列も含めてムーブメントの全体を時計の中央部に寄せる必要がある。しかし、ムーブメントの全体を中央部に寄せるのが難しいものもある。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、モータを含めたムーブメントの全体を時計の中央部に寄せることなく、サイズを小さくすることのできる電波修正時計を提供することを目的とする。
本発明は、アンテナコア及び前記アンテナコアと磁気的に結合する受信リード板を有するアンテナと、コイル及びステータを有するステップモータと、外部磁気から前記ステップモータを保護する耐磁板と、を有し、前記受信リード板と前記耐磁板とは別体に形成され、前記耐磁板は、平面視において前記ステータに重なって配置され、前記受信リード板は、平面視において一部が前記コイルに重なって配置されている電波修正時計である。
本発明に係る電波修正時計によれば、モータを含めたムーブメントの全体を時計の中央部に寄せることなく、サイズを小さくすることができる。
本発明に係る電波修正時計の一実施形態である時計のムーブメントを示す図である。 図1におけるアンテナ、ステップモータ及び耐磁板の配置を示す平面図である。 アンテナを示す斜視図である。 地板上に受信リード板及び耐磁板が保持されている状態を示す平面図である。 図4におけるI−I線に沿った要部断面を示す要部断面図である。 図4におけるII−II線に沿った要部断面を示す要部断面図である。 開口を使って地板に受信リード板を保持させる操作を説明する図であり、開口に受信リード板の端部を挿し入れる前の状態を示す。 開口を使って地板に受信リード板を保持させる操作を説明する図であり、受信リード板を傾けて開口に受信リード板13の端部を挿し入れた状態を示す。 開口を使って地板に受信リード板を保持させる操作を説明する図であり、開口に端部が挿し入れられた受信リード板を撓ませた状態で、長手方向に移動させる状態を示す。 開口を使って地板に耐磁板を保持させる操作を説明する図であり、耐磁板を耐磁板載置面に対して立てた姿勢で、開口に耐磁板の屈曲した凸部を挿し入れる前の状態を示す。 開口を使って地板に耐磁板を保持させる操作を説明する図であり、開口に耐磁板の凸部をそれぞれ挿し入れた状態を示す。 地板に形成された庇により押圧される部分(端部、凸部)を除いた一部が、庇により押圧される部分よりも厚く形成された受信リード板を含むアンテナを示す斜視図である。 一部を2枚重ねにした受信リード板を含むアンテナを示す斜視図である。 受信リード板を地板に保持させる様子を示す図であり、受信リード板のうちベース板を保持させる前の状態を示す。 受信リード板を地板に保持させる様子を示す図であり、図11Aにおける庇を弾性変形させて凸部を庇の下側に挿し入れた状態を示す。 受信リード板を地板に保持させる様子を示す図であり、ベース板を長手方向に移動させて地板に保持させた状態を示す。 受信リード板を地板に保持させる様子を示す図であり、ベース板に重ねられた付加板を地板に保持させた状態を示す。
以下、本発明に係る電波修正時計の実施形態について、図面を用いて説明する。
<時計の構成>
図1は本発明に係る電波修正時計の一実施形態である電波修正時計1(以下、単に時計1という。)のムーブメント2を示す図であり、図2は図1におけるアンテナ10、ステップモータ20及び耐磁板30の配置を示す平面図、図3はアンテナ10を示す斜視図である。図1に示した時計1のムーブメント2は、アンテナ10と、ステップモータ20と、耐磁板30と、地板40と、日車(日板;表示部材の一例)50と、日車押さえ(日板押さえ)60とを備えている。アンテナ10は、時刻情報を含む長波の標準電波を受信する。
なお、時計1は、時針、分針等の他、アンテナ10で受信して得られた時刻情報に基づいて時針、分針等の指針を適切な指示位置まで駆動するようにステップモータ20を制御する制御部なども備えているが、本発明の説明上不要であるため、それらの図示及び説明は省略する。
アンテナ10は、図2,3に示すように、巻き線が巻かれたアンテナコア11と、付加ブロック12a,12bと、受信リード板13とを備えている。アンテナコア11、付加ブロック12a及び受信リード板13は、いずれも磁性材料である。アンテナコア11は、ムーブメント2に備えられたステップモータ20やその他の歯車輪列と同様に、地板40の裏面側に配置され、受信リード板13は地板40の表面側に配置されている。
付加ブロック12aは、時計1の厚さ方向(地板40の表裏面方向)における、アンテナコア11の巻き線から突出した両端のうちの一方の端部11aと受信リード板13の一方の端部13aとの間に、これらアンテナコア11及び受信リード板13にそれぞれ接触して配置されている。これにより、受信リード板13は、付加ブロック12aを介してアンテナコア11と磁気的に結合している。
なお、付加ブロック12aは、アンテナコア11の端部11aと別体であるものでなくてもよく、端部11aと一体に形成されていてもよい。また、アンテナコア11の端部11aと受信リード板13とを直接接触させたとき、安定した接触状態を維持できる場合は、付加ブロック12aを無くした構成とすることもできる。この場合、付加ブロック12aが無いことにより、時計1の一層の軽量化、薄型化又は小型化が可能である。
なお、図2に示すように、アンテナコア11の他方の端部11bには、付加ブロック12aと同様の付加ブロック12bが接触して備えられているが、受信リード板13と同様の受信リード板は備えられていない。時計1は、付加ブロック12bに接触してアンテナコア11と磁気的に結合する受信リード板を備えてもよい。この場合の追加する受信リード板は、受信リード板13と対称な形状である必要はなく、長さや幅、厚さなどは、時計1の内部の空間などに応じて適宜設定されたものでよい。
なお、付加ブロック12bについても、付加ブロック12aと同様に、アンテナコア11の端部11bと一体に形成されていてもよく、また、端部11bを無くした構成とすることもできる。
受信リード板13は、例えばアモルファス材で形成されている。受信リード板13は、図1に示すように、円環状に形成された日車50の裏面側に配置されている。受信リード板13は、日車50の円環に沿った円弧状に形成されている。受信リード板13には、付加ブロック12aに接触する側の端部13aに近接して、円弧の半径方向の内周側に突出した凸部13cと、半径方向の外周側に突出した凸部13dとが形成されている。また、受信リード板13には、一方の端部13aよりも他方の端部13bに近い部分に、円弧の半径方向の外周側に突出した凸部13eが形成されている。なお、日車50は、図1に示すように、平面視で、受信リード板13に重なって配置されている。
ステップモータ20は、時計1が備えた時針や分針等の自刻指示用の指針を、ムーブメント2が備えた歯車輪列を介して駆動する。また、ステップモータ20は、アンテナ10が受信した標準電波に含まれた時刻情報に基づいて、時刻指示用の指針が正しい時刻を指示するように、時計1が備えた制御部によって、その駆動が制御される。
ステップモータ20は、図2に示すようにコイル21、ステータ22及びロータ23を有し、図1に示す平面視でステータ22及びロータ23が日車押さえ60に重なる位置に配置され、コイル21が日車50に重なる位置に配置されている。したがって、ステップモータ20は、ステータ22及びロータ23が中心Cからの半径方向の内周側、コイル21が半径方向の外周側となる姿勢で配置されている。なお、ステップモータ20とアンテナコア11とは、時計1の中心C回りの角度で例えば約90[度]隔てて配置されている。
耐磁板30は、ステップモータ20を外部磁気から保護する。耐磁板30は、受信リード板13と同様に地板40の表面側に配置されていて、時計1の厚さ方向において、受信リード板13と略同じ高さ位置に配置されている。耐磁板30は、受信リード板13とは別体に形成されている。耐磁板30は、図2の平面視に示すように、ステップモータ20のステータ22に重なって配置されている。なお、耐磁板30は、ロータ23に対応する部分に孔31が形成されて、ロータ23には平面視で重ならないようになっている。
一方、受信リード板13は、図2の平面視に示すように、ステップモータ20のコイル21に重なって配置されている。ステップモータ20は、前述したように、コイル21がステータ22よりも半径方向の外周側となる姿勢で配置されているため、受信リード板13は耐磁板30よりも外周側に配置されている。なお、受信リード板13と耐磁板30とは非接触であり、図2の平面視において、一部においても重なっていない。
図4は、地板40上に受信リード板13及び耐磁板30が保持されている状態を示す平面図、図5は、図4におけるI−I線に沿った要部断面を示す要部断面図、図6は、図4におけるII−II線に沿った要部断面を示す要部断面図である。日車50に対向する地板40の表面側には、図5に示すように、受信リード板13が載置される受信リード板載置面41が形成されている。また、日車押さえ60に対向する地板40の表面側には、図6に示すように、耐磁板30が載置される耐磁板載置面49が形成されている。
地板40は、図5,6に示すように、受信リード板載置面41に対して地板40の表面側(時計1の日車50の側)に突出し、受信リード板載置面41に載置された受信リード板13の両端部13a,13b及び3つの凸部13c,13d,13eに、上方(日車50の側)からそれぞれ接触して、受信リード板13を受信リード板載置面41に押圧する庇43a,42a,44a,45a,46aが形成されている。
また、5つの庇43a,42a,44a,45a,46aのうち1つの庇43aは、受信リード板13の長手方向の一方の端部13aに対応して形成され、この庇43aに対向した部分は、受信リード板載置面41が開口している。そして、この開口43cからは、アンテナコア11に接触した付加ブロック12aが露出している。
さらに、庇5つの庇43a,42a,44a,45a,46aのうち、受信リード板13の長手方向の両端部13a,13bに対応して形成された2つの庇43a,42aは、それらの内側に突き当て面43b,42bが形成されている。そして、2つの突き当て面42b,43b間の、受信リード板13の長手方向に沿った長さが、受信リード板13の長手方向に沿った長さと同じか又はわずかに長く形成されている。加えて、他方の端部13bに対応して形成された庇42aに対向した部分は、受信リード板載置面41が開口している。
また、地板40には、図4,6に示すように、耐磁板載置面49に載置された耐磁板30の半径方向の外周側に形成された2つの凸部32,33に対応して、耐磁板30が耐磁板載置面49から浮き上がるのを防止又は抑制する庇47a,48aが形成されている。なお、この耐磁板30の浮き上がりを防止又は抑制する庇は2つでなくてもよく、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
また、耐磁板30の半径方向の内周側には、図1の平面視において日車押さえ60が重なる。そして、この日車押さえ60が重なった耐磁板30の内周側の部分には、図6に示すように、日車押さえ60の、地板40に向けて突出して形成された突起61が接触している。これにより、耐磁板30は、外周側が2つの庇47a,48aによって押さえられて、耐磁板載置面49から浮き上がるのが防止され、内周側が日車押さえ60(押さえ部材の一例)によって耐磁板載置面49から浮き上がるのが防止されている。なお、耐磁板30の内周側は、日車押さえ60によって押さえるものに限定されず、既存の部品又は新たに追加される押さえ部材によって、耐磁板30を押さえる構造であってもよい。
<時計の作用>
以上のように構成された時計1によると、耐磁板30は、平面視でステップモータ20のステータ22に重なって配置されている。したがって、時計1は、ステップモータ20に対する外部磁気の影響を抑制することができる。一方、アンテナ10の受信リード板13は、平面視においてステップモータ20のコイル21に重なって配置されている。したがって、時計1は、平面視において受信リード板13がコイル21に重ならずにステップモータ20のコイル21よりも外周側に配置されたものに比べて、受信リード板13を内周側に配置することができる。
つまり、受信リード板13がコイル21に重なる程度まで内周側に寄せて配置された構造となり、時計1の外形サイズを小さくすることができる。このように、時計1は、ステップモータ20を含めたムーブメント2の全体を時計1の中央部に寄せることなく、サイズを小さくすることができる。
ここで、受信リード板13が平面視で重なるのは、ステータ22ではなく、ステータ22に比べてステップモータ20の耐磁性能への影響が少ないコイル21である。したがって、時計1は、受信リード板13(受信リード板と耐磁板とが一体に形成されているもの(別体ではないもの)も含む。)がステータ22に重なるものに比べて、ステップモータ20への耐磁性能への影響を抑制することができる。なお、時計1は、受信リード板13と耐磁板30とが別体で形成されているため、受信リード板13はアンテナ10としての専用の役割の作用を発揮し、一方、耐磁板30は耐磁板としての専用の役割の作用を発揮するため、受信リード板と耐磁板とを一体に形成して両者の役割を兼ねさせた受信リード板兼耐磁板よりも、それぞれの効果を十分に発揮させることができる。
また、コイル21に受信リード板13が重ねて配置される構造では、受信リード板13をステップモータ20に被せて組み立てた後に、日車50を組み付ける手順となる。この場合、日車50を組み付ける操作の際に、日車50をステップモータ20のコイル21に誤って当ててしまうことがなく、日車50の組み付け時にコイル21に損傷を与えるのを防止することもできる。
また、時計1は、コイル21がステータ22よりも半径方向の外周側に配置されている構造により、コイル21に重なる受信リード板13を、ステータ22に重なる耐磁板30よりも外周側に配置することができる。したがって、受信リード板13の長さを、受信リード板13を耐磁板30よりも内周側に配置したものよりも長く形成することができ、アンテナ10の受信性能を向上させることができる。しかも、ステータ22により回転されるロータ23は、時計1のムーブメントに備えられた歯車輪列と噛み合わされるため、時計1の中心Cに近い側にステータ22及びロータ23が配置されていることで、歯車輪列等を合理的に配置することができる。
また、時計1は、地板40の複数の庇42a,43a,44a,45a,46aによって、受信リード板13を地板40の受信リード板載置面41に押圧しているため、接着剤を用いた接合や締結部材を用いた締結を行うことなく、受信リード板13は地板40に対して動かないように保持される。しかも、受信リード板13が受信リード板載置面41から離れる方向に変形したり姿勢が変化したりするのを防ぐことができ、日車50との接触を防止することもできる。
また、時計1は、1つの庇43aが、受信リード板13の長手方向の一方の端部13aに対応して形成され、図5に示すように、この庇43aに対向した部分は受信リード板載置面41が開口して、その開口43cから付加ブロック12aが露出している。したがって、時計1は、この庇43aの下側に受信リード板13の一方の端部13aが挿し入れられた状態で、端部13aは庇43aにより、露出した付加ブロック12aに押圧される。よって、時計1は、付加ブロック12aと受信リード板13とを接合したり締結したりすることなく、接触した状態を安定させることができる。
また、時計1は、2つの庇43a,42aが受信リード板13の長手方向の2つの端部13a,13bにそれぞれ対応して形成され、2つの庇43a,42aの内側にそれぞれ、端部13a,13bが突き当てられる突き当て面43b,42bが形成され、2つの突き当て面43b,42b間の長さが、受信リード板13の長手方向に沿った端部13a,13b間の長さと同じか又はわずかに長く形成されている。したがって、受信リード板13は、長手方向の各端部13a,13bがそれぞれ突き当て面43b,42bに略突き当たり、受信リード板13が長手方向に沿って移動するのを防ぐことができる。
また、時計1は、2つの庇43a,42aのうち、付加ブロック12aが露出している側とは反対側の庇42aに対向する部分は、受信リード板載置面41が開口している。図7A,7B,7Cは、開口42cを使って地板40に受信リード板13を保持させる操作を説明する図であり、図7Aは開口42cに受信リード板13の端部13bを挿し入れる前の状態を示し、図7Bは受信リード板13を傾けて開口42cに受信リード板13の端部13bを挿し入れた状態を示し、図7Cは開口42cに端部13bが挿し入れられた受信リード板13を撓ませた状態で、長手方向に移動させる状態を示す。
上述したように、庇42aに対向する部分に開口42cが形成されていることにより、図5に示すように、庇43a,42aの下側に形成された突き当て面43b,42b間の長さが、受信リード板13の長さと略等しい場合であっても、受信リード板13に過度の変形を加えずに、受信リード板13を、庇43a,42aの下側の突き当て面43b,42b間に容易に配置することができる。
すなわち、図7Aに示すように、受信リード板13を地板40の受信リード板載置面41に対して傾斜させた状態で、開口42cに、受信リード板13の端部13bを挿し入れる。このとき端部13bは地板40の裏面側まで挿し入れられる。次いで、図7Bに示すように、受信リード板13の他方の端部13aを受信リード板載置面41まで押し下げる。これにより、受信リード板13は、図7Cに示すように、開口42cに挿し入れられた側の端部13bの付近が僅かに撓む。そして、他方の端部13aを庇43aの下に挿し入れるように、受信リード板13を、長手方向に沿って移動させる。以上の操作により、図5に示すように、受信リード板13を突き当て面43b,42bの間に容易に配置することができる。
また、時計1は、図6に示すように、耐磁板30の外周側に形成された凸部32,33がそれぞれ庇47a,48aにより、耐磁板載置面49から浮き上がるのを防止され、内周側が日車押さえ60の突起61によって耐磁板載置面49から浮き上がるのを防止されている。したがって、耐磁板30は、接着剤を用いた接合や締結部材を用いた締結を行うことなく、耐磁板30は地板40に対して動かないように保持される。
なお、庇47a,48aの、開口している側とは反対側の縦壁面47d,48dを、受信リード板13の内周縁に接するように形成することにより、縦壁面47d,48dを受信リード板13の動き止めとすることができるとともに、受信リード板13を長手方向に移動させる際に、縦壁面47d,48dを受信リード板13の案内面とすることもできる。
なお、庇47a,48aに対向する部分は、耐磁板載置面49に開口47c、48cが形成されている。図8A,8Bは、開口47c,48cを使って地板40に耐磁板30を保持させる操作を説明する図であり、図8Aは、耐磁板30を耐磁板載置面49に対して立てた姿勢で、開口47c,48cに耐磁板30の屈曲した凸部32,33を挿し入れる前の状態を示し、図8Bは開口47c,48cに耐磁板30の凸部32,33をそれぞれ挿し入れた状態を示す。
まず、図8Aに示すように、耐磁板30を地板40の耐磁板載置面49に対して立てた姿勢で、開口47c,48cに、耐磁板30の凸部32,33を挿し入れる。このとき凸部32,33は地板40の裏面側まで挿し入れられる。次いで、図8Bに示すように、耐磁板30を耐磁板載置面49に接するように倒伏させる。これにより、図6に示すように、開口47c,48cに挿し入れられた凸部32,33は庇47a,48aの下側に配置される。その後、耐磁板30の内周側の部分34が、日車押さえ60の突起61により、上方から押圧されることで、耐磁板30は耐磁板載置面49に押し付けられた状態で地板40に対して動かないように保持される。
なお、図8Aに示すように、耐磁板30の凸部32,33を開口47c,48cに挿し入れる際に、凸部32,33を過度に奥深くまで挿し入れると、耐磁板30を倒伏させる際に、凸部32,33が、地板40の裏面側に配置された各種の部品に干渉するおそれがある。この凸部32,33に干渉する部品が、例えば図8Bに示すように、仮にステップモータ20のコイル21であった場合には、コイル21の巻き線21bが断線したり電気的な短絡を起こしたりするおそれもある。
このため、耐磁板30の凸部32,33は、図2に示すようにコイル21の巻き線21bから両側に外れたコイル芯21aの位置に形成し、各凸部32,33が挿し入れられる庇47a,48a及び開口47c,48cを、平面視でコイル21の巻き線21bに重ならないようにすることが好ましい。
なお、日車50は、平面視で受信リード板13に重なって配置されているため、日車50が受信リード板13に重ならずに、受信リード板13よりも半径方向の外方に配置されたものよりも、時計1の外径を小さくすることができる。本実施形態の時計1は、受信リード板13に平面視で重なる表示部材の一例として日車50を適用したものであるが、表示部材としては、日車50の他に、曜日を表示する曜板や都市名を表示する板状の部材など、円板状または円環板状の表示部材であれば適用可能である。
また、図4に示すように、受信リード板13と耐磁板30との最も近い距離Aと、受信リード板13と時計1の金属製の外装ケース3との最も近い距離Bとの大小関係を、A<Bに設定しておくことが好ましい。このように設定された時計1は、受信リード板13に対する金属製の外装3の影響(渦電流損失等)が低減され、しかも時計1の小型化が可能である。
<変形例>
上述した実施形態の時計1は、受信リード板13が一様な厚さで形成されていたものであるが、本発明に係る電波修正時計における受信リード板は、一様な厚さのものに限定されない。図9は、地板40に形成された庇43a,42a,44a,45a,46aにより押圧される部分(端部113a,113b、凸部113c,113d,113e)を除いた一部113fが、庇43a,42a,44a,45a,46aにより押圧される部分(端部113a,113b、凸部113c,113d,113e)よりも厚く形成された受信リード板113を含むアンテナ110を示す斜視図である。
実施形態の時計1は、アンテナ10に代えて図9に示したアンテナ110を備えることができ、アンテナ110を備えた時計1も本発明に係る電波修正時計の一実施形態である。このように構成された時計1は、実施形態の時計1と同様の作用、効果を発揮するのに加えて、受信リード板113の一部113fが受信リード板13よりも厚く形成されているため、受信リード板13に比べて集磁性能が高められ、標準電波を受信する性能を向上させることができる。しかも、庇43a,42a,44a,45a,46aの高さは、アンテナ10の場合と同じ高さに維持することができるため、時計1の全体の厚さを厚くする必要がない。
図10は、一部を2枚重ねにした受信リード板213を含むアンテナ210を示す斜視図である。図11A,11B,11C,11Dは、受信リード板213を地板240に保持させる様子を示す図であり、図11Aは受信リード板213のうちベース板214を保持させる前の状態、図11Bは図11Aにおける庇241を弾性変形させて内周縁214fを庇241の下側に挿し入れた状態、図11Cはベース板214を長手方向に移動させて地板240に保持させた状態、図11Dはベース板214に重ねられた付加板215を地板240に保持させた状態を示す。
図10に示した受信リード板213は、受信リード板13と同様のベース板214に、付加板215が重ね合わされて、このベース板214と付加板215とが重ね合わされた部分がベース板214単独の部分よりも厚くなっている。ベース板214には、両端部214a,214bの間に、内周側に突出した凸部214cと、外周側に突出した凸部214d,214e,214gとが形成されている。また、付加板215には、外周側に突出した凸部215a,215bが形成されている。なお、付加板215は、ベース板214の両端部214a,214b及び凸部214c,214d,214e,214gには重ならない。また、付加板215の内周縁215cはベース板214の内周縁214fに重なる。
図11Aに示した地板240には、ベース板214が載置される受信リード板載置面244と、受信リード板載置面244から突出してベース板214の両端部214a,214b及び凸部214c,214d,214e,214gに接触し、ベース板214を受信リード板載置面244に押圧する庇243a,242a,244a,245a,246a,247aが形成されている。また、地板240には、図11Dに示すように、受信リード板載置面244から突出して、ベース板214に重ねられた付加板215の凸部215a,215b及び内周縁215cにそれぞれ接触し、付加板215及びベース板214を受信リード板載置面244に押圧する庇248a,249a,241が形成されている。
そして、実施形態の時計1は、アンテナ10及び地板40に代えて図10に示したアンテナ210及び図11A,11B,11C,11Dに示した地板240を備えることができ、アンテナ210及び地板240を備えた時計1も本発明に係る電波修正時計の一実施形態である。
このように構成された時計1は、図11Aに示すように、地板240の庇242aの下にベース板214の端部214bが挿し入れられる。このとき端部214a及び凸部214c,214d,214e,214gは庇243a,244a,245a,246a,247aからずれた位置にある。内周縁214fは庇241の下に潜りこんだ状態となるが、これは、図11Bの矢印方向(半径方向の内側に向けた方向)に庇241を弾性変形させて内周縁214fが庇241に干渉しない状態とすることで、内周縁214fを庇241の下に配置した状態とする。
その後、ベース板214を受信リード板載置面244上で長手方向(図11Aの矢印方向)に移動させて、図11Cに示すように、地板240の庇243aの下に端部214aを、庇244aの下に凸部214cを、庇245aの下に凸部214dを、庇246aの下に凸部214eを、庇247aの下に凸部214gを、それぞれ挿し入れた状態とする。これにより、ベース板214は受信リード板載置面244に押圧された状態で、地板240に対して動かないように保持される。
次いで、図11Dに示すように、ベース板214の上に付加板215が載せられる。このとき、付加板215は外周側が低くなるように傾けられて、外周側に形成された凸部215a、215bが、地板240に形成された庇248a,249aの下にそれぞれ挿し入れられ、その状態で、付加板215はベース板214の上に重ねられる。付加板215の内周縁215cは庇241に干渉するが、ベース板214の場合と同様に、庇241が、図11Dの矢印方向(半径方向の内側に向けた方向)に弾性変形させられて内周縁215cが庇241の下に配置された状態となる。
その状態で、庇241が元の状態に復元されることで、付加板215は、庇248a,249a,241によって、ベース板214上に押圧された状態で、地板240に対して動かないように保持される。ベース板214と付加板215とは、接合や締結されることなく互いに接触した状態で地板240に保持されるため、実質的に厚さが厚くなる。したがって、アンテナ210は、アンテナ10に比べて集磁性能が高められ、標準電波を受信する性能を向上させることができる。
1 時計
10 アンテナ
11 アンテナコア
12a 付加ブロック
12b 付加ブロック
13 受信リード板
20 ステップモータ
21 コイル
22 ステータ
23 ロータ
30 耐磁板
C 中心

Claims (9)

  1. アンテナコア及び前記アンテナコアと磁気的に結合する受信リード板を有するアンテナと、コイル及びステータを有するステップモータと、外部磁気から前記ステップモータを保護する耐磁板と、を有し、
    前記受信リード板と前記耐磁板とは別体に形成され、
    前記耐磁板は、平面視において前記ステータに重なって配置され、
    前記受信リード板は、平面視において一部が前記コイルに重なって配置されている電波修正時計。
  2. 前記コイルが前記ステータよりも外周側に配置されている請求項1に記載の電波修正時計。
  3. 前記受信リード板が載置される受信リード板載置面が形成された地板を備え、
    前記地板は、前記受信リード板載置面に対して突出し、前記受信リード板の複数の部分にそれぞれ接触して前記受信リード板を前記受信リード板載置面に押圧する複数の庇が形成されている請求項1又は2に記載の電波修正時計。
  4. 複数の前記庇のうち1つの庇は、前記受信リード板の長手方向の端部に対応して形成され、前記1つの庇に対向した部分は前記載置面が開口して前記アンテナコアが露出している請求項3に記載の電波修正時計。
  5. 複数の前記庇のうち2つの庇は、前記受信リード板の長手方向の2つの端部にそれぞれ対応して形成され、前記2つの庇の内側に突き当て面が形成され、前記2つの突き当て面の間の長さが、前記受信リード板の長手方向に沿った長さと同じか又はわずかに長い請求項3又は4に記載の電波修正時計。
  6. 前記2つの庇のうち一方の庇に対向する部分は、前記受信リード板載置面が開口している請求項5に記載の電波修正時計。
  7. 前記受信リード板は、前記庇により押圧される部分を除いた少なくとも一部が、前記庇により押圧される部分よりも厚く形成されている請求項3から6のうちいずれか1項に記載の電波修正時計。
  8. 前記地板は、前記耐磁板を載置する耐磁板載置面を有し、
    前記地板は、前記耐磁板載置面に載置された前記耐磁板の外周側に対応する少なくとも1つの部分に、前記耐磁板が前記耐磁板載置面から浮き上がるのを防止又は抑制する庇が形成され、
    前記耐磁板は、前記外周側が前記複数の庇によって前記耐磁板載置面に押圧され、内周側が押さえ部材によって前記耐磁板載置面に押圧されている請求項3から7のうちいずれか1項に記載の電波修正時計。
  9. 平面視で、前記受信リード板に重なる配置で、円板状または円環板状の表示部材を備えている請求項1から8のうちいずれか1項に記載の電波修正時計。
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