JP2017159973A - ブーム伸縮装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】伸縮ブームの伸縮時間を簡単に短縮するブーム伸縮装置を提供する。【解決手段】順次内側に配置された複数のブーム部材8a,8bおよび8cを有し、複数のブーム部材8a,8bおよび8cが互いにスライドすることで伸縮される伸縮ブーム1と、伸縮ブーム1に取り付けられ、隣り合うブーム部材8a,8bおよび8cを互いに固定するブーム間固定部14および15と、伸縮ブーム1内において伸縮ブーム1の伸縮方向にそれぞれ連続的に周回するように設けられ、複数のブーム部材8a,8bおよび8cに連結すると共に複数のブーム部材8a,8bおよび8cからブーム間固定部14および15を取り外して複数のブーム部材8a,8bおよび8cを順次スライドさせる複数の伸縮移動部6aおよび6bとを備える。【選択図】図1

Description

この発明は、ブーム伸縮装置に係り、特に、伸縮ブーム内においてブーム間固定部を取り外してブーム部材を順次スライドさせるブーム伸縮装置に関する。
従来、伸縮ブーム内に1本の油圧シリンダを配置し、この油圧シリンダの伸縮に伴って複数のブーム部材を順次スライドさせるブーム伸縮装置が提案されている。このブーム伸縮装置では、隣り合うブーム部材がブーム間固定部により互いに固定されており、ブーム間固定部をブーム部材から取り外すと共にそのブーム部材に油圧シリンダを連結して油圧シリンダを伸縮させる。これにより、ブーム部材を順次スライドさせて伸縮ブームを伸縮することができる。
ここで、複数のブーム部材を順次スライドさせるためには、伸縮シリンダを何度も往復させる必要があり、伸縮ブームの伸縮時間が長くなるといった問題があった。例えば、伸縮ブームを伸長させる時には、伸縮シリンダを縮めた状態で最初にスライドさせるブーム部材に伸縮シリンダを連結すると共にブーム部材間の固定を解除し、伸縮シリンダを伸ばすことによりブーム部材を先端側にスライドさせる。続いて、スライドさせたブーム部材を隣り合うブーム部材に固定すると共に伸縮シリンダとブーム部材との連結が解除され、次のブーム部材をスライドするために伸縮シリンダが基端側の元の位置まで縮められる。このように、伸縮シリンダを先端側から基端側に縮める間は伸縮ブームの伸び動作が停止されるため、伸縮ブームの伸長時間が長くなってしまう。
そこで、例えば、特許文献1には、ブームの伸縮動作時間を短縮し、油圧シリンダの出力を有効に用いる移動式クレーンのブーム伸縮機構が提案されている。この移動式クレーンのブーム伸縮機構では、ブームの伸長時、1段複動油圧シリンダの往動によりトップブームを伸長し、次いで、1段複動油圧シリンダの復動により中間ブームを伸長するため、ブームの伸縮動作時間を短縮することができる。
特開平11−301978号公報
しかしながら、特許文献1の移動式クレーンのブーム伸縮機構は、1段複動油圧シリンダの伸縮方向両端にシーブを配置し、このシーブに伸長用ワイヤおよび収縮用ワイヤを掛け回すことにより伸縮ブームの伸縮時間を短縮しており、伸縮ブーム内の構造が複雑化するといった問題があった。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、伸縮ブームの伸縮時間を簡単に短縮するブーム伸縮装置を提供することを目的とする。
この発明に係るブーム伸縮装置は、順次内側に配置された複数のブーム部材を有し、複数のブーム部材が互いにスライドすることで伸縮される伸縮ブームと、伸縮ブームに取り付けられ、隣り合うブーム部材を互いに固定するブーム間固定部と、伸縮ブーム内において伸縮ブームの伸縮方向にそれぞれ連続的に周回するように設けられ、複数のブーム部材に連結すると共に複数のブーム部材からブーム間固定部を取り外して複数のブーム部材を順次スライドさせる複数の伸縮移動部とを備えるものである。
ここで、ベルト形状を有すると共に伸縮ブームの伸縮方向に無端状に延びるように配置され、複数の伸縮移動部が固定された搬送部と、搬送部を回転駆動する搬送用モータとをさらに有することが好ましい。
また、搬送用モータは、複数の搬送用モータからなることが好ましい。
また、複数の搬送用モータは、直列接続と並列接続を切り換え可能に接続することができる。
また、ベルト形状を有すると共に搬送部の下側を伸縮ブームの伸縮方向に無端状に延びるように配置され、複数の伸縮移動部に当接して複数の伸縮移動部を下側から支持する支持部と、支持部を回転駆動する支持用モータとをさらに有することができる。
また、ベルト形状を有すると共に搬送部の下側を伸縮ブームの伸縮方向に無端状に延びるように配置され、搬送部と互いに噛み合うことにより一体化して複数の伸縮移動部を支持する支持部と、支持部を回転駆動する支持用モータとをさらに有することもできる。
この発明によれば、複数の伸縮移動部が伸縮ブーム内において伸縮ブームの伸縮方向にそれぞれ連続的に周回するように設けられているので、伸縮ブームの伸縮時間を簡単に短縮するブーム伸縮装置を提供することが可能となる。
この発明の実施の形態1に係るブーム伸縮装置の構成を示す斜視図である。 伸縮ブーム内の構成を示す図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 伸縮ブームを伸長させる様子を示す図である。 実施の形態2に係るブーム伸縮装置の要部を示す斜視図である。 実施の形態2の変形例に係るブーム伸縮装置の要部を示す斜視図である。 実施の形態2の他の変形例に係るブーム伸縮装置の要部を示す斜視図である。 実施の形態3に係るブーム伸縮装置の要部を示す図である。 実施の形態4に係るブーム伸縮装置の要部を示す図である。 実施の形態5に係るブーム伸縮装置の要部を示す斜視図である。 実施の形態6に係るブーム伸縮装置の構成を示す斜視図である。 実施の形態6の変形例に係るブーム伸縮装置の構成を示す斜視図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1に、この発明の実施の形態1に係るブーム伸縮装置の構成を示す。このブーム伸縮装置は、伸縮ブーム1と、伸縮ブーム1内に配置された固定台2と、固定台2に配置された一対のスプロケット3と、一対のスプロケット3に掛け回された搬送部4と、基端側のスプロケット3に接続された搬送用電動モータ5と、搬送部4に固定された2つの伸縮移動部6aおよび6bと、制御部7とを有する。
伸縮ブーム1は、それぞれ長尺形状を有すると共に順次内側に配置された3つのブーム部材8a,8bおよび8cを有し、このブーム部材8a,8bおよび8cが長手方向に互いにスライドすることで伸縮される。ブーム部材8aは、ベースブームであり、最も外側に配置されている。ブーム部材8bは、中間ブームであり、ブーム部材8aとブーム部材8cの間に配置されている。ブーム部材8cは、トップブームであり、ブーム部材8bの内側に配置されている。
固定台2は、伸縮ブーム1の伸縮方向に延びるように配置され、ブーム部材8aに固定されている。
一対のスプロケット3は、ブーム部材8aの基端部近傍と先端部近傍に配置され、伸縮ブーム1の伸縮方向に直交する軸の周りに回転可能に固定台2に取り付けられている。
搬送部4は、ベルト形状を有すると共に伸縮ブーム1の伸縮方向に無端状に延びるように配置され、一対のスプロケット3の回転に伴って一対のスプロケット3の周りに回転される。搬送部4は、互いに平行に延びる表部4aと裏部4bを有し、スプロケット3の回転に伴って表部4aと裏部4bが互いに反対方向に移動される。ここで、搬送部4の表部4aが伸縮ブーム1の先端側へ移動する方向を順方向Fとする。搬送部4としては、例えば、チェーン、ロープおよびワイヤなどを用いることができ、中でも、剛性が強いチェーンから構成することが好ましい。
搬送用電動モータ5は、基端側のスプロケット3を介して搬送部4を回転駆動する電動式のモータである。
伸縮移動部6aおよび6bは、搬送部4の外面上に固定されており、搬送部4の回転に伴って伸縮ブーム1の伸縮方向にそれぞれ連続的に周回される。ここで、伸縮移動部6aと伸縮移動部6bは、搬送部4において互いに反対側に位置、すなわち搬送部4の表部4aと裏部4bに位置するように所定の間隔を空けて配置されている。このため、伸縮移動部6aと伸縮移動部6bは、互いに反対方向に移動されることになる。
また、伸縮移動部6aおよび6bは、一対のブーム間固定機構9と一対の移動部固定機構10とを有する。一対のブーム間固定機構9は、伸縮ブーム1の伸縮方向に対して左右の側部から側方に突出するピン形状を有すると共に側方に伸縮可能に設けられている。同様に、一対の移動部固定機構10は、伸縮ブーム1の伸縮方向に対して左右の側部から側方に突出するピン形状を有すると共に側方に伸縮可能に設けられている。また、ブーム間固定機構9は、順方向Fに移動される伸縮移動部6aおよび6bにおいて移動部固定機構10の後方に配置されている。
制御部7は、搬送用電動モータ5、伸縮移動部6aおよび伸縮移動部6bに接続され、例えば搬送用電動モータ5の回転数に基づいて、伸縮移動部6aおよび6bの位置、ブーム間固定機構9の伸縮量および移動部固定機構10の伸縮量などを制御するものである。
図2に、伸縮ブーム1内の構成を詳細に示す。
ブーム部材8aは、先端部近傍の互いに対向する側部に一対の係合孔11aが形成されると共に基端部近傍の互いに対向する側部に一対の係合孔11bが形成されている。また、ブーム部材8bは、先端部近傍の互いに対向する側部に一対の係合孔12aが形成されると共に、基端部近傍の互いに対向する側部に一対の係合孔12bと、一対の係合孔12cと、一対の連結凹部12dとが形成されている。さらに、ブーム部材8cは、基端部近傍の互いに対向する側部に一対の係合孔13aと一対の連結凹部13bが形成されている。
一対の係合孔11bと一対の係合孔12bには、一対のブーム間固定部14が挿脱可能に挿入されている。また、一対の係合孔12cと一対の係合孔13aには、一対のブーム間固定部15が挿脱可能に挿入されている。さらに、一対の係合孔11aは一対のブーム間固定部14を挿脱可能に形成されると共に一対の係合孔12aは一対のブーム間固定部15を挿脱可能に形成されている。
ブーム間固定部14は、隣り合うブーム部材8aとブーム部材8bを互いに固定するもので、ブーム部材8bとブーム部材8aを貫通するようなピン形状を有する。また、ブーム間固定部14の基端部には、伸縮移動部6aおよび6bのブーム間固定機構9が係合する係合受け部14aが設けられている。
ブーム間固定部15は、隣り合うブーム部材8bとブーム部材8cとを互いに固定するもので、ブーム部材8cとブーム部材8bを貫通するようなピン形状を有する。また、ブーム間固定部15の基端部には、伸縮移動部6aおよび6bのブーム間固定機構9が係合する係合受け部15aが設けられている。
連結凹部12dと連結凹部13bは、伸縮移動部6aおよび6bの移動部固定機構10を受け入れ可能に凹状に形成されている。
ここで、係合孔11a、係合孔11b、係合孔12a、係合孔12b、係合孔12cおよび係合孔13aは、搬送部4の表部4aに位置する伸縮移動部6aおよび6bのブーム間固定機構9に対応して、搬送部4の外面に直交する方向に同じ高さ位置に形成されている。また、連結凹部12dおよび連結凹部13bは、搬送部4の表部4aに位置する伸縮移動部6aおよび6bの移動部固定機構10に対応して、搬送部4の外面に直交する方向に同じ高さ位置に形成されている。
図3に、ブーム間固定機構9とブーム間固定部15の構成を詳細に示す。
ブーム間固定機構9は、伸縮移動部6aに対して螺合する螺合部9aを有し、螺合部9aに沿って回転することにより伸縮移動部6aの側方へ伸縮される。また、ブーム間固定機構9の先端部は、ブーム間固定部15の係合受け部15aに係合するために肉厚に形成されている。一方、伸縮移動部6aには、ブーム間固定機構9に接続された電動モータ16aと、電動モータ16aに接続されたバッテリ17とが内蔵されており、電動モータ16aの駆動によりブーム間固定機構9が伸縮される。
ブーム間固定部15の係合受け部15aは、ブーム間固定機構9の先端部を搬送部4の外面に直交する方向に挟むように配置されており、その間には隙間Gが形成されている。また、係合受け部15aの端部には、内側に屈曲された屈曲部15bが形成されている。このため、ブーム間固定機構9の先端部は屈曲部15bに係合し、ブーム間固定機構9を伸縮移動部6a内に縮めることにより、ブーム間固定部15を係合孔12cから引き抜いてブーム部材8bとブーム部材8cとの固定を解除することができる。
図4に、移動部固定機構10と連結凹部13bの構成を詳細に示す。
移動部固定機構10は、伸縮移動部6aに対して螺合する螺合部10aを有し、螺合部10aに沿って回転することにより伸縮移動部6aの側方へ伸縮される。また、移動部固定機構10の先端部は、連結凹部13bに嵌入可能な大きさで形成されている。一方、伸縮移動部6aには、移動部固定機構10に接続された電動モータ16bが内蔵されると共に電動モータ16bがバッテリ17に接続されており、電動モータ16bの駆動により移動部固定機構10が伸縮される。
連結凹部13bは、移動部固定機構10の先端部に応じた大きさで形成されており、連結凹部13b内に移動部固定機構10が嵌入されることによりブーム部材8cに移動部固定機構10が固定される。
なお、伸縮移動部6bは伸縮移動部6aと、ブーム間固定部14はブーム間固定部15と、連結凹部12dは連結凹部13bとそれぞれ同様の構成を有する。
次に、この実施の形態1の動作について説明する。
まず、図1に示すように、伸縮ブーム1が最も縮められた状態において、制御部7が搬送用電動モータ5を駆動して搬送部4を順方向Fに回転させることにより、伸縮移動部6aおよび6bが移動される。これにより、伸縮移動部6aは、図2に示すように、搬送部4の表部4aに設定された第1の搬送位置P1まで、すなわち移動部固定機構10が連結凹部13bに正対すると共にブーム間固定機構9がブーム間固定部15に正対する位置まで移動される。この時、ブーム間固定機構9の先端部は、図3に示すように、ブーム間固定部15において係合受け部15aの隙間G内に位置される。
続いて、制御部7は、図4に示すように、伸縮移動部6aに内蔵された電動モータ16bを駆動して移動部固定機構10が側方へ伸ばされる。これにより、移動部固定機構10の先端部が連結凹部13bに嵌入されて、伸縮移動部6aがブーム部材8cに連結される。この時、移動部固定機構10は、螺合部10aにより伸縮移動部6aに螺合しつつ伸ばされるため、伸縮移動部6aを連結凹部13bに強固に連結させることができる。
さらに、制御部7は、伸縮移動部6aに内蔵された電動モータ16aを駆動してブーム間固定機構9を縮める。ブーム間固定機構9の先端部にはブーム間固定部15の係合受け部15aが係合しており、ブーム間固定機構9が縮められるのに伴ってブーム間固定部15が伸縮移動部6a側へと移動して係合孔12cから取り外され、ブーム部材8bとブーム部材8cとの固定が解除される。この時、ブーム間固定機構9は、螺合部9aにより伸縮移動部6aに螺合しつつ縮められるため、ブーム間固定部15を確実に移動させることができる。
このようにして、伸縮移動部6aがブーム部材8cに連結されると共にブーム部材8bとブーム部材8cとの固定が解除されると、制御部7は、搬送部4を再び順方向Fに回転させて伸縮移動部6aを伸縮ブーム1の先端側へ移動させる。これにより、図5(a)に示すように、伸縮移動部6aに連結されたブーム部材8cを先端側へスライドさせることができる。伸縮移動部6aは、搬送部4の表部4aに設定された第2の搬送位置P2まで、具体的にはブーム部材8cの係合孔13aとブーム部材8bの係合孔12aとの位置が一致するまで移動される。
続いて、制御部7は、伸縮移動部6aの電動モータ16aを駆動してブーム間固定機構9を側方へ伸ばすと共に電動モータ16bを駆動して移動部固定機構10を縮める。
図5(b)に示すように、ブーム間固定機構9が側方へ伸ばされることにより、ブーム間固定部15が係合孔12aに挿入されて、ブーム部材8cの基端部がブーム部材8bの先端部に固定される。また、移動部固定機構10が縮められることにより、移動部固定機構10の先端部が連結凹部13b内から離脱し、伸縮移動部6aとブーム部材8cとの連結が解除される。このようにして、ブーム部材8cを伸長させることができる。
ここで、伸縮移動部6aが第1の搬送位置P1から第2の搬送位置P2に移動される間に、伸縮移動部6bは伸縮移動部6aと反対方向に向かって、すなわち伸縮ブーム1の基端側へ向かって移動しており、伸縮移動部6aが第2の搬送位置P2に位置する時には伸縮移動部6bは伸縮ブーム1の基端部近傍に位置される。
このため、制御部7は、図5(c)に示すように、搬送部4を順方向Fに少し回転させるだけで、搬送部4の表部4aに設定された第3の搬送位置P3まで、具体的には伸縮移動部6bの移動部固定機構10と連結凹部12dが正対すると共にブーム間固定機構9とブーム間固定部14が正対する位置まで伸縮移動部6bを移動させることができる。なお、伸縮移動部6bが搬送部4の表部4aにおいて第3の搬送位置P3より先端側に位置した場合には、搬送部4を順方向Fとは逆方向に少し回転させるだけで、伸縮移動部6bを第3の搬送位置P3に移動させることができる。
続いて、制御部7は、伸縮移動部6bの移動部固定機構10を側方へ伸ばして連結凹部12dに嵌入することにより伸縮移動部6bをブーム部材8bに連結すると共に、ブーム間固定機構9を縮めてブーム間固定部14をブーム部材8aの係合孔11bから取り外すことによりブーム部材8bとブーム部材8aとの固定を解除する。そして、図5(d)に示すように、搬送部4を順方向Fに回転させて伸縮移動部6bを伸縮ブーム1の先端側へ移動させることにより、伸縮移動部6bに連結されたブーム部材8bが先端側へスライドされる。伸縮移動部6bは、搬送部4の表部4aに設定された第4の搬送位置P4まで、具体的にはブーム部材8bの係合孔12bとブーム部材8aの係合孔11aとの位置が一致するまで移動される。
このように、ブーム部材8bは伸縮移動部6bによりスライドされるため、ブーム部材8bをスライドさせるために伸縮移動部6aを第2の搬送位置P2から第3の搬送位置P3まで戻す必要がなく、ブーム部材8cに続いてブーム部材8bを速やかにスライドさせることができる。
なお、伸縮移動部6bは、伸縮移動部6aが第2の搬送位置P2に位置すると同時に第3の搬送位置P3の近傍に位置するように伸縮移動部6aに対して所定の間隔を空けて配置されることが好ましい。
また、伸縮移動部6aと伸縮移動部6bは、伸縮ブーム1の伸縮方向に順次周回するように構成されており、従来のように互いに反対方向に伸縮する2本の油圧シリンダを用いて伸縮移動部6aと伸縮移動部6bを反対方向へ往復移動させるものと比較して、構成を簡単化することができる。
また、伸縮移動部6aと伸縮移動部6bを周回させることにより、第1の搬送位置P1から第4の搬送位置P4を搬送部4の表部4a側に設定することができる。このため、係合孔11a、係合孔11b、係合孔12a、係合孔12b、係合孔12c、係合孔13a、連結凹部12dおよび連結凹部13bを搬送部4の外面に直交する方向に同じ高さ位置に形成することができ、伸縮ブーム1の構成が複雑化することを防ぐことができる。
また、従来のように2本の油圧シリンダで伸縮移動部6aと伸縮移動部6bを反対方向に往復移動させる場合には、油圧シリンダのガイドを配置するなど広いスペースが必要となるが、本発明においては、伸縮移動部6aと伸縮移動部6bが周回可能なスペースを確保できればよく、狭いスペースに配置することができる。
さらに、搬送部4は、搬送用電動モータ5により駆動されている。ここで、第3の搬送位置P3から第4の搬送位置P4までブーム部材8bをブーム部材8cと共にスライドさせる時には、第1の搬送位置P1から第2の搬送位置P2までブーム部材8cのみをスライドさせる時と比較して、大きな駆動力が必要となる。従来のように、油圧シリンダを用いて伸縮ブーム1の伸縮を行う場合には、ブーム部材8bをブーム部材8cと共にスライドさせる時の負荷に対応した大きな油圧シリンダを配置する必要があった。本発明においては、搬送部4を搬送用電動モータ5で駆動するため、印可される電圧を調整するだけで様々な負荷に対応することができ、伸縮ブーム1を構成するブーム部材の数が増えるほどその効果は高いものとなる。
このようにして、伸縮移動部6bが第4の搬送位置P4まで移動されると、制御部7は、伸縮移動部6bのブーム間固定機構9を側方へ伸ばすと共に移動部固定機構10を縮める。図5(e)に示すように、ブーム間固定機構9が側方へ伸ばされることにより、ブーム間固定部14が係合孔11aに挿入されて、ブーム部材8bの基端部がブーム部材8aの先端部に固定される。また、移動部固定機構10が縮められることにより、伸縮移動部6bとブーム部材8bとの連結が解除される。このようにして、伸縮ブーム1を完全に伸長させることができる。
なお、伸縮ブーム1を縮める時には、搬送部4を順方向Fとは逆方向に回転させることにより、同様にしてブーム部材8bおよび8cを順次縮めることができる。
本実施の形態によれば、伸縮移動部6aと伸縮移動部6bが伸縮ブーム1内において伸縮ブーム1の伸縮方向にそれぞれ連続的に周回するように設けられているため、伸縮移動部6aと伸縮移動部6bを移動させるための構成を簡単化することができ、伸縮ブーム1の伸縮時間を簡単に短縮することができる。
実施の形態2
実施の形態1において、搬送部4は、複数の搬送用電動モータで駆動することが好ましい。
例えば、図6に示すように、実施の形態1において、搬送用電動モータ21を新たに配置することができる。この搬送用電動モータ21は、基端側のスプロケット3に対して搬送用電動モータ5の反対側に接続され、搬送用電動モータ5と同期してスプロケット3を回転させて搬送部4を回転駆動するものである。
このように、2つの搬送用電動モータ5と搬送用電動モータ21により高い出力で搬送部4を駆動させることで、伸縮ブーム1をスムーズに伸縮させることができる。
なお、搬送用電動モータ21の接続位置は、特に限られるものではなく、例えば、図7に示すように、先端側のスプロケット3において搬送用電動モータ5と同じ側部側に搬送用電動モータ21を接続することもできる。また、図8に示すように、先端側のスプロケット3において搬送用電動モータ5とは反対の側部側に搬送用電動モータ21を接続することもできる。
ここで、搬送用電動モータ5と搬送用電動モータ21は、回路を直列接続と並列接続に切り換え可能に互いに接続されることが好ましい。搬送用電動モータ5と搬送用電動モータ21の接続を切り換えることで出力を調節することができ、伸縮ブーム1を伸縮する際の様々な負荷に対応することができる。
本実施の形態によれば、2つの搬送用電動モータ5および21を用いて高い出力で搬送部4を駆動するため、伸縮ブーム1をスムーズに伸縮させることができる。
実施の形態3
実施の形態1および2において、伸縮移動部6aおよび6bを支持する支持部を配置することが好ましい。
例えば、図9に示すように、実施の形態1において、支持部31と、一対のスプロケット32と、支持用電動モータ33と、収容部34aおよび34bとを新たに配置することができる。
なお、実施の形態1では、伸縮移動部6aおよび6bは搬送部4の表部4aを移動する際にブーム部材8bおよび8cをスライドさせたが、本実施の形態では、伸縮移動部6aおよび6bが搬送部4の裏部4bを移動する際にブーム部材8bおよび8cをスライドさせるものとする。すなわち、係合孔11a、係合孔11b、係合孔12a、係合孔12b、係合孔12cおよび係合孔13aは、搬送部4の裏部4bに位置する伸縮移動部6aおよび6bのブーム間固定機構9に対応して形成され、連結凹部12dおよび連結凹部13bは、搬送部4の裏部4bに位置する伸縮移動部6aおよび6bの移動部固定機構10に対応して形成されている。
支持部31は、ベルト形状を有すると共に搬送部4の下側を伸縮ブーム1の伸縮方向に無端状に延びるように配置され、伸縮移動部6aおよび6bに当接して伸縮移動部6aおよび6bを下側から支持するものである。支持部31としては、搬送部4と同様のものから構成することができ、中でもチェーンから構成することが好ましい。
一対のスプロケット32は、伸縮ブーム1の基端部近傍と先端部近傍に配置され、伸縮ブーム1の伸縮方向に直交する軸の周りに回転可能に構成されている。一対のスプロケット32に支持部31を掛け回すように配置することで、一対のスプロケット32の回転に伴って支持部31が一対のスプロケット32の周りに回転される。
支持用電動モータ33は、基端側のスプロケット32に接続され、スプロケット32を介して支持部31を回転駆動するものである。
収容部34aおよび34bは、上部が開放された箱形状を有し、伸縮移動部6aおよび6bに対応して支持部31の外面上に固定されている。例えば、搬送部4の裏部4bに伸縮移動部6aが位置すると共に搬送部4の表部4aに伸縮移動部6bが位置する時には、支持部31の表部31aに収容部34aが位置すると共に支持部31の裏部4bに収容部34bが位置することになる。
このように、支持部31が、搬送部4の裏部4bを移動する伸縮移動部6aおよび6bを下側から支持するため、伸縮移動部6aおよび6bが上下方向に位置ずれするのを抑制することができ、伸縮移動部6aおよび6bのブーム間固定機構9および移動部固定機構10をブーム部材8bおよび8cの所定の位置に高精度に位置合わせすることができる。
また、搬送部4の裏部4bを移動する伸縮移動部6aおよび6bは、収容部34aおよび34bの内側に収容されて移動される。これにより、伸縮移動部6aおよび6bが移動方向にずれるのを抑制することができ、伸縮移動部6aおよび6bのブーム間固定機構9および移動部固定機構10をブーム部材8bおよび8cの所定の位置に高精度に位置合わせすることができる。
本実施の形態によれば、支持部31が伸縮移動部6aおよび6bを支持するため、伸縮移動部6aおよび6bの位置ずれを抑制することができる。
実施の形態4
実施の形態3では、支持部31は、伸縮移動部6aおよび6bに当接して伸縮移動部6aおよび6bを下側から支持するように配置されたが、伸縮移動部6aおよび6bを支持することができればよく、これに限られるものではない。
例えば、図10に示すように、実施の形態3において、伸縮移動部6aおよび6b並びに収容部34aおよび34bを除くと共に一対の伸縮移動部41および一対の伸縮移動部42を配置し、さらに支持部43を新たに配置することができる。
一対の伸縮移動部41は、搬送部4の裏部4bにおいて両側部44に対向して配置、すなわち搬送部4を側方から挟むように配置されている。一対の伸縮移動部42は、搬送部4の表部4aにおいて両側部44に対向して配置されている。
支持部43は、ベルト形状を有すると共に搬送部4の下側を伸縮ブーム1の伸縮方向に無端状に延びるように配置され、搬送部4と互いに噛み合うことにより一体化して伸縮移動部41および42を支持するものである。具体的には、支持部43は、表部43aが搬送部4の裏部4bに当接するように配置されると共に外面に搬送部4と噛み合うように形成された噛合部45を有する。
これにより、支持部43の表部43aと搬送部4の裏部4bが、噛合部45の噛み合いにより一体化するため剛性を向上させることができ、搬送部4の裏部4bを移動する伸縮移動部41および42を強固に支持することができる。なお、噛合部45は、支持部43の表部43aから裏部43bに移動するのに伴って、搬送部4との噛み合いは外れるように形成されている。
なお、支持部43としては、搬送部4に対してジッパーのように噛み合う噛み合いチェーンから構成することが好ましい。
本実施の形態によれば、支持部43が搬送部4と互いに噛み合うことにより一体化するように形成されており、伸縮移動部41および42を簡単な構成で強固に支持することができる。
実施の形態5
実施の形態1〜4において、固定台2は、伸縮ブーム1の基端側のみに固定することができる。
例えば、図11に示すように、実施の形態1において、固定台2に換えて固定台51を配置すると共にガイド部52を新たに配置することができる。
固定台51は、伸縮ブーム1の基端部近傍に配置された固定台本体53と、固定台本体53から伸縮ブーム1の先端部近傍まで延びる固定軸部54とを有する。
固定台本体53は、ブーム部材8aの基端部近傍に固定され、ブーム伸縮装置全体を支持するものである。
固定軸部54は、基端部が固定台本体53に固定されると共に先端部が先端側のスプロケット3を回転可能に支持するように形成されている。すなわち、固定軸部54は、基端部のみで固定台本体53に支持されている。
ガイド部52は、伸縮ブーム1に対する伸縮移動部6aおよび6bの位置を搬送部4の外面に直交する方向に一定に保つためのものである。伸縮移動部6aおよび6bが伸縮ブーム1に近づくように位置ずれする時に、ガイド部52が伸縮ブーム1に接触することで伸縮移動部6aおよび6bの位置ずれを抑制する。これにより、伸縮移動部6aおよび6bのブーム間固定機構9および移動部固定機構10をブーム部材8bおよび8cの所定の位置にガイドすることができる。
本実施の形態によれば、固定台51が伸縮ブーム1の基端側のみで固定されるため、伸縮ブーム1の先端側の構成を簡単化することができる。
実施の形態6
実施の形態1〜5において、伸縮移動部に内蔵されたバッテリ17を充電する充電部を配置することが好ましい。
例えば、図12に示すように、実施の形態1において、充電部61を新たに配置することができる。この充電部61は、伸縮移動部6aおよび6bが所定の充電位置Hに位置した時にバッテリ17に電気的に接続されるように形成されている。
制御部7は、例えば伸縮ブーム1が完全に縮められた時に、伸縮移動部6aおよび6bを充電位置Hに移動させる。これにより、伸縮ブーム1の伸縮動作が待機される時に伸縮移動部6aおよび6bのバッテリ17を充電部61に接続することができ、バッテリ17を効率的に充電することができる。
また、図13に示すように、実施の形態1において、充電部62と接続部63を新たに配置することもできる。
接続部63は、搬送部4の裏部4bの内側に延在するように配置されており、搬送部4の裏部4bを移動する伸縮移動部6aおよび6bのバッテリ17を充電部62に接続するものである。
充電部62は、接続部63に電気的に接続されており、接続部63を介してバッテリ17を充電するものである。
これにより、伸縮移動部6aおよび6bが搬送部4の裏部4bを移動する度にバッテリ17を充電することができ、バッテリ17の蓄電量の低下を抑制することができる。また、接続部63を広い範囲にわたって配置することにより、バッテリ17を確実に充電することができる。
本実施の形態によれば、充電部が伸縮移動部6aおよび6bのバッテリ17を充電するため、バッテリ17の蓄電量の低下を抑制することができる。
なお、上記の実施の形態1〜6では、伸縮ブーム1は、3つのブーム部材8a,8bおよび8cから構成されたが、複数のブーム部材を互いにスライドして伸縮させることができればよく、3つのブーム部材8a,8bおよび8cに限られるものではない。
例えば、伸縮ブームを6つのブーム部材から構成することもできる。この時、ベースブームを除く5つのブーム部材に対応して5つの伸縮移動部を配置することができる。これにより、5つのブーム部材を確実にスライドさせることができる。
なお、5つのブーム部材に対して少ない数の伸縮移動部、例えば2つの伸縮移動部を配置してもよい。これにより、5つの伸縮移動部を配置したものと比較してブーム伸縮装置を軽量化することができる。
また、上記の実施の形態1〜6では、2つの伸縮移動部は、搬送部4に固定されて互いに一定の間隔を空けて移動されたが、伸縮ブーム1内において伸縮ブーム1の伸縮方向にそれぞれ連続して周回することができればよく、これに限られるものではない。
例えば、搬送部4をレール状に形成し、この搬送部4に沿って複数の伸縮移動部を自走可能に設けることもできる。これにより、複数の伸縮移動部を互いに異なる速度で移動させることができ、例えば6つのブーム部材に対して2つの伸縮移動部を配置した場合でも最初のブーム部材のスライドが完了すると同時に次のブーム部材をスライドさせることができ、伸縮ブーム1をスムーズに伸縮させることができる。
また、上記の実施の形態1〜6では、搬送部4は、ベルト状に形成されたが、複数の伸縮移動部をそれぞれ連続して周回させることができればよく、その形状に限られるものではない。
また、上記の実施の形態1〜6では、搬送部4は、搬送用電動モータ5により回転駆動されたが、搬送部4を回転駆動することができればよく、電動式のモータに限られるものではない。また、上記の実施の形態1〜6では、支持部は、支持用電動モータ33により回転駆動されたが、支持部を回転駆動することができればよく、電動式のモータに限られるものではない。例えば、油圧式のモータにより搬送部4および支持部を回転駆動することができる。
同様に、伸縮移動部のブーム間固定機構9と移動部固定機構10は、電動モータ16aおよび16bにより駆動されたが、ブーム間固定機構9と移動部固定機構10を伸縮させることができればよく、電動式のモータに限られるものではない。
なお、本発明のブーム伸縮装置は、伸縮ブームを備えた作業機械に設置することができ、例えば、クレーン車などに設置することができる。
1 伸縮ブーム、2,51 固定台、3,32 スプロケット、4 搬送部、4a 搬送部の表部、4b 搬送部の裏部、5,21 搬送用電動モータ、6a,6b,41,42 伸縮移動部、7 制御部、8a,8b,8c ブーム部材、9 ブーム間固定機構、9a ブーム間固定機構の螺合部、10 移動部固定機構、10a 移動部固定機構の螺合部、11a,11b,12a,12b,12c,13a 係合孔、12d,13b 連結凹部、14,15 ブーム間固定部、14a,15a 係合受け部、15b 屈曲部、16a,16b 電動モータ、17 バッテリ、31,43 支持部、31a,43a 支持部の表部、31b,43b 支持部の裏部、33 支持用電動モータ、34a,34b 収容部、44 側部、45 噛合部、52 ガイド部、53 固定台本体、54 固定軸部、61,62 充電部、63 接続部、F 順方向、P1 第1の搬送位置、P2 第2の搬送位置、P3 第3の搬送位置、P4 第4の搬送位置、H 充電位置。

Claims (6)

  1. 順次内側に配置された複数のブーム部材を有し、前記複数のブーム部材が互いにスライドすることで伸縮される伸縮ブームと、
    前記伸縮ブームに取り付けられ、隣り合うブーム部材を互いに固定するブーム間固定部と、
    前記伸縮ブーム内において前記伸縮ブームの伸縮方向にそれぞれ連続的に周回するように設けられ、前記複数のブーム部材に連結すると共に前記複数のブーム部材から前記ブーム間固定部を取り外して前記複数のブーム部材を順次スライドさせる複数の伸縮移動部とを備えるブーム伸縮装置。
  2. ベルト形状を有すると共に前記伸縮ブームの伸縮方向に無端状に延びるように配置され、前記複数の伸縮移動部が固定された搬送部と、
    前記搬送部を回転駆動する搬送用モータと
    をさらに有する請求項1に記載のブーム伸縮装置。
  3. 前記搬送用モータは、複数の搬送用モータからなる請求項2に記載のブーム伸縮装置。
  4. 前記複数の搬送用モータは、直列接続と並列接続を切り換え可能に接続される請求項3に記載のブーム伸縮装置。
  5. ベルト形状を有すると共に前記搬送部の下側を前記伸縮ブームの伸縮方向に無端状に延びるように配置され、前記複数の伸縮移動部に当接して前記複数の伸縮移動部を下側から支持する支持部と、
    前記支持部を回転駆動する支持用モータと
    をさらに有する請求項2〜4のいずれか一項に記載のブーム伸縮装置。
  6. ベルト形状を有すると共に前記搬送部の下側を前記伸縮ブームの伸縮方向に無端状に延びるように配置され、前記搬送部と互いに噛み合うことにより一体化して前記複数の伸縮移動部を支持する支持部と、
    前記支持部を回転駆動する支持用モータと
    をさらに有する請求項2〜4のいずれか一項に記載のブーム伸縮装置。
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