JP2017159565A - 液体吐出ヘッド、および、液体吐出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】尾曳を抑えて、ミスト等の発生を抑制することが可能な液体吐出ヘッド、および、液体吐出装置を提供する。【解決手段】 液体を吐出するノズル(27)、および当該ノズルに連通する液体流路を有し、当該液体流路からの液体を前記ノズルから吐出させる液体吐出ヘッドであって、ノズルは、液体が吐出される側の第1ノズル部(28)と、液体流路側の第2ノズル部(29)と、を有し、第1ノズル部と第2ノズル部とは、各ノズル部の仮想中心軸方向で見て互いに異なる流路断面形状を有し、ノズルにおけるメニスカスの少なくとも一部が、第1ノズル部と第2ノズル部との境界を1回以上往復してから当該ノズルから液滴が吐出されることを特徴とする。【選択図】図4
Description
本発明は、インクジェット式記録装置などの液体吐出装置に搭載される液体吐出ヘッド、および、液体吐出装置に関し、特に、駆動素子を駆動させて液体流路内の液体に圧力振動を生じさせることでノズルから液体を吐出させる液体吐出ヘッド、および、液体吐出装置に関するものである。
液体吐出装置は液体吐出ヘッドを備え、この液体吐出ヘッドのノズルから各種の液体を吐出(噴射)する装置である。この液体吐出装置としては、例えば、インクジェット式プリンターやインクジェット式プロッター等の画像記録装置があるが、最近ではごく少量の液体を所定位置に正確に着弾させることができるという特長を活かして各種の製造装置にも応用されている。例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタを製造するディスプレイ製造装置,有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイやFED(面発光ディスプレイ)等の電極を形成する電極形成装置,バイオチップ(生物化学素子)を製造するチップ製造装置に応用されている。そして、画像記録装置用の記録ヘッドでは液状のインクを吐出し、ディスプレイ製造装置用の色材吐出ヘッドではR(Red)・G(Green)・B(Blue)の各色材の溶液をノズルから吐出する。また、電極形成装置用の電極材吐出ヘッドでは液状の電極材料を吐出し、チップ製造装置用の生体有機物吐出ヘッドでは生体有機物の溶液をノズルから吐出する。
液滴が吐出されるノズルとしては、円筒状のものの他、入口側(液体流路側)から出口側(外側)に向かって流路断面積が小さくなるテーパー形状のものや、流路断面積が異なる多段構造になったもの等も提案されている(例えば、特許文献1参照)。この種の液体吐出ヘッドでは、ノズルから吐出される液滴は、飛翔方向に引き伸ばされて、尾が曳いたようになる。以下、このような現象を尾曳と称する。
ノズルから吐出された液滴に尾曳が生じると、先頭のメイン液滴(主液滴)とそれよりも後(尾の部分)のサテライト液滴(副液滴)に分離する。さらに、このサテライト液滴よりも微小なミストも発生する。サテライト液滴は、記録媒体等の着弾対象においてメイン液滴とは異なる位置に着弾した場合、記録画像等の画質の低下を招く。また、ミストは、記録媒体等に到達することなく装置内を漂って装置内を汚染し、記録ヘッドや電気回路等の帯電しやすい部材への付着によって動作不良を発生させたりする虞があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ノズルから吐出される液滴の尾曳を抑えて、ミスト等の発生を抑制することが可能な液体吐出ヘッド、および、液体吐出装置を提供することにある。
本発明の液体吐出ヘッドは、上記目的を達成するために提案されたものであり、液体を吐出するノズル、および当該ノズルに連通する液体流路を有し、当該液体流路からの液体を前記ノズルから吐出させる液体吐出ヘッドであって、
前記ノズルは、液体が吐出される側の第1ノズル部と、前記液体流路側の第2ノズル部と、を有し、
前記第1ノズル部と前記第2ノズル部とは、各ノズル部の仮想中心軸方向で見て互いに重ならない領域をそれぞれ一部に有し、
前記ノズルにおけるメニスカスの少なくとも一部が、前記第1ノズル部と前記第2ノズル部との境界を1回以上往復してから当該ノズルから液滴が吐出されることを特徴とする。
前記ノズルは、液体が吐出される側の第1ノズル部と、前記液体流路側の第2ノズル部と、を有し、
前記第1ノズル部と前記第2ノズル部とは、各ノズル部の仮想中心軸方向で見て互いに重ならない領域をそれぞれ一部に有し、
前記ノズルにおけるメニスカスの少なくとも一部が、前記第1ノズル部と前記第2ノズル部との境界を1回以上往復してから当該ノズルから液滴が吐出されることを特徴とする。
この構成によれば、ノズルから液滴が吐出される過程において、互いに重ならない領域をそれぞれ一部に有する第1ノズル部と第2ノズル部との境界をメニスカスの少なくとも一部が1回以上往復することにより、より複雑な振動モードがノズル内の液体に励起され、これにより、ノズルから吐出されて液滴となる先頭部分とメニスカスとの間の括れ部が揺さぶられ(不安定な状態となり)、当該括れ部が切れやすくなる。これにより、ノズルから吐出される液滴の尾曳が抑制され、サテライト液滴やミストの発生が低減される。
また、上記構成において、前記第1ノズル部の仮想中心軸が、当該仮想中心軸方向で見て前記第2ノズル部の範囲内に位置する構成を採用することが望ましい。
上記構成によれば、第1ノズル部の仮想中心軸が、当該仮想中心軸方向で見て第2ノズル部の範囲内に位置することにより、ノズルから吐出される液滴の飛翔方向が安定する。これにより、液滴の着弾対象における着弾精度の低下を抑制することが可能となる。
また、本発明の液体吐出ヘッドは、液体を吐出するノズル、および当該ノズルに連通する液体流路を有し、当該液体流路からの液体を前記ノズルから吐出させる液体吐出ヘッドであって、
前記ノズルは、液体が吐出される側の第1ノズル部と、前記液体流路側の第2ノズル部と、を有し、
前記第1ノズル部と前記第2ノズル部とは、各ノズル部の仮想中心軸方向で見て互いに異なる流路断面形状を有し、
前記ノズルにおけるメニスカスの少なくとも一部が、前記第1ノズル部と前記第2ノズル部との境界を1回以上往復してから当該ノズルから液滴が吐出されることを特徴とする。
前記ノズルは、液体が吐出される側の第1ノズル部と、前記液体流路側の第2ノズル部と、を有し、
前記第1ノズル部と前記第2ノズル部とは、各ノズル部の仮想中心軸方向で見て互いに異なる流路断面形状を有し、
前記ノズルにおけるメニスカスの少なくとも一部が、前記第1ノズル部と前記第2ノズル部との境界を1回以上往復してから当該ノズルから液滴が吐出されることを特徴とする。
この構成によれば、ノズルから液滴が吐出される過程において、互いに異なる流路断面形状を有する第1ノズル部と第2ノズル部との境界をメニスカスの少なくとも一部が1回以上往復することにより、より複雑な振動モードがノズル内の液体に励起され、これにより、ノズルから吐出されて液滴となる先頭部分とメニスカスとの間の括れ部が揺さぶられ、当該括れ部が切れやすくなる。これにより、ノズルから吐出される液滴の尾曳が抑制され、サテライト液滴やミストの発生が低減される。
また、上記構成において、前記第1ノズル部の全体が、当該第1ノズル部の仮想中心軸方向で見て前記第2ノズル部の範囲内に位置する構成を採用することができる。
上記構成によれば、第1ノズル部の全体が、当該第1ノズル部の仮想中心軸方向で見て第2ノズル部の範囲内に位置することにより、ノズルから吐出される液滴の飛翔方向が安定する。これにより、液滴の着弾対象における着弾精度の低下を抑制することが可能となる。
また、本発明の液体吐出ヘッドは、液体を吐出するノズル、および当該ノズルに連通する液体流路を有し、当該液体流路からの液体を前記ノズルから吐出させる液体吐出ヘッドであって、
前記ノズルは、液体が吐出される側の第1ノズル部と、前記液体流路側の第2ノズル部と、を有し、
前記第1ノズル部は、各ノズル部の仮想中心軸方向で見て前記第2ノズル部の範囲内に含まれ、尚且つ、当該第2ノズル部の仮想中心軸に対して偏心し、
前記ノズルにおけるメニスカスの少なくとも一部が、前記第1ノズル部と前記第2ノズル部との境界を1回以上往復してから当該ノズルから液滴が吐出されることを特徴とする。
前記ノズルは、液体が吐出される側の第1ノズル部と、前記液体流路側の第2ノズル部と、を有し、
前記第1ノズル部は、各ノズル部の仮想中心軸方向で見て前記第2ノズル部の範囲内に含まれ、尚且つ、当該第2ノズル部の仮想中心軸に対して偏心し、
前記ノズルにおけるメニスカスの少なくとも一部が、前記第1ノズル部と前記第2ノズル部との境界を1回以上往復してから当該ノズルから液滴が吐出されることを特徴とする。
この構成によれば、ノズル部の仮想中心軸方向で見て第1ノズル部が、第2ノズル部の範囲内に含まれ、尚且つ、当該第2ノズル部の仮想中心軸に対して偏心しているので、ノズルから液滴が吐出される過程において、第1ノズル部と第2ノズル部との境界をメニスカスの少なくとも一部が1回以上往復することにより、より複雑な振動モードがノズル内の液体に励起され、これにより、ノズルから吐出されて液滴となる先頭部分とメニスカスとの間の括れ部が揺さぶられ、当該括れ部が切れやすくなる。これにより、ノズルから吐出される液滴の尾曳が抑制され、サテライト液滴やミストの発生が低減される。
また、上記構成において、前記第1ノズル部の流路断面形状が真円状である構成を採用することが望ましい。
上記構成によれば、第1ノズル部の流路断面形状が真円状を有することにより、ノズルから吐出される液滴の飛翔方向が安定する。これにより、液滴の着弾対象における着弾精度の低下を抑制することが可能となる。
また、本発明の液体吐出装置は、上記何れかの構成の液体吐出ヘッドと、
前記液体流路内の液体に圧力振動を生じさせる駆動素子と、
前記駆動素子を駆動する駆動パルスを発生する駆動パルス発生回路と、
を備え、
前記駆動パルスは、前記メニスカスの少なくとも一部を前記第1ノズル部側から前記第2ノズル部側に引き込む第1引き込み要素と、前記メニスカスを前記第1ノズル部から外側に押し出す第1押し出し要素と、前記メニスカスの少なくとも一部を前記第1ノズル部側から前記第2ノズル部側に再度引き込む第2引き込み要素と、前記メニスカスを前記第1ノズル部から外側に押し出す第2押し出し要素と、を有することを特徴とする。
前記液体流路内の液体に圧力振動を生じさせる駆動素子と、
前記駆動素子を駆動する駆動パルスを発生する駆動パルス発生回路と、
を備え、
前記駆動パルスは、前記メニスカスの少なくとも一部を前記第1ノズル部側から前記第2ノズル部側に引き込む第1引き込み要素と、前記メニスカスを前記第1ノズル部から外側に押し出す第1押し出し要素と、前記メニスカスの少なくとも一部を前記第1ノズル部側から前記第2ノズル部側に再度引き込む第2引き込み要素と、前記メニスカスを前記第1ノズル部から外側に押し出す第2押し出し要素と、を有することを特徴とする。
上記構成によれば、第1引き込み要素と第2引き込み要素によりノズルにおけるメニスカスの少なくとも一部が、第1ノズル部と第2ノズル部との境界を2回往復させてから当該ノズルから液滴を吐出させることができる。
以下、本発明を実施するための形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下に述べる実施の形態では、本発明の好適な具体例として種々の限定がされているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、以下においては、本発明の液体吐出装置として、インクジェット式記録装置(以下、プリンター)を例に挙げて説明する。
図1は、プリンター1の内部構成を説明する正面図、図2は、プリンター1の電気的な構成を説明するブロック図である。液体吐出ヘッドの一種である記録ヘッド2は、インクカートリッジ(液体供給源)を搭載したキャリッジ3の底面側に取り付けられている。そして、当該キャリッジ3は、キャリッジ移動機構19によってガイドロッド4に沿って往復移動可能に構成されている。すなわち、プリンター1は、紙送り機構18(図2参照)によって記録媒体をプラテン5上に順次搬送すると共に、記録ヘッド2を記録媒体の幅方向(主走査方向)に相対移動させながら当該記録ヘッド2のノズル27(図3参照)から本発明における液体の一種であるインクを吐出させて、記録媒体上に着弾させることにより画像等を記録する。なお、インクカートリッジがプリンターの本体側に配置され、当該インクカートリッジのインクが供給チューブを通じて記録ヘッド2側に送られる構成を採用することもできる。
プラテン5に対して主走査方向の一端側(図2中、右側)に外れた位置には、記録ヘッド2の待機位置であるホームポジションが設定されている。このホームポジションには、一端側から順にキャッピング機構6、および、ワイピング機構7が設けられている。キャッピング機構6は、例えば、エラストマー等の弾性部材からなるキャップ8を有しており、当該キャップ8を記録ヘッド2のノズル面(後述するノズルプレート23)に対して当接させて封止した状態(キャッピング状態)あるいは当該ノズル面から離隔した待避状態に変換可能に構成されている。ワイピング機構7は、ワイパー9を記録ヘッド2のノズル面に対して当接した状態あるいは当該ノズル面から離隔した待避状態に変換可能に構成されている。ワイパー9は、種々の構成のものを採用することができるが、例えば、弾性を有するブレード本体の表面が布で被覆されたものからなる。ワイピング機構7は、当該ワイパー9をノズル面に当接させた状態で摺動させることでノズル面を払拭する。
本実施形態におけるプリンター1は、プリンターコントローラー11により各部の制御が行われる。本実施形態におけるプリンターコントローラー11は、インターフェース(I/F)部12と、主制御回路13と、記憶部14と、駆動信号発生回路15(本発明における駆動パルス発生回路に相当)と、を有する。インターフェース部12は、コンピューターや携帯情報端末機等の外部装置からプリンター1へ印刷データや印刷命令を受け取ったり、プリンター1の状態情報を外部装置側に出力したりする。記憶部14は、主制御回路13のプログラムや各種制御に用いられるデータを記憶する素子であり、ROM、RAM、NVRAM(不揮発性記憶素子)を含む。
主制御回路13は、記憶部14に記憶されているプログラムに従って、各ユニットを制御する。また、本実施形態における主制御回路13は、外部装置からの印刷データに基づき、記録動作時にどのノズル27(図3および図4等参照)からどのタイミングでインクを吐出させるかを示す吐出データを生成し、当該吐出データを記録ヘッド2のヘッドコントローラー17に送信する。また、リニアエンコーダー20から出力されるエンコーダーパルスからタイミングパルスPTSを生成する。そして、主制御回路13は、このタイミングパルスPTSに同期させて印刷データの転送や、駆動信号発生回路15による駆動信号の生成等を制御する。また、主制御回路13は、タイミングパルスPTSに基づいて、ラッチ信号LAT等のタイミング信号を生成して記録ヘッド2のヘッドコントローラー17に出力する。ヘッドコントローラー17は、上記吐出データおよびタイミング信号に基づき駆動信号を選択的に圧電素子25に印加する。これにより圧電素子25が駆動されてノズル27からインク滴が吐出されたり、あるいは、インク滴が吐出されない程度に微振動動作が行われたりする。駆動信号発生回路15は、記録媒体に対してインク滴を吐出して画像等を記録するための駆動パルス(後述)を含む駆動信号を発生する。
また、本実施形態におけるプリンター1は、図2に示すように、紙送り機構18、キャリッジ移動機構19、リニアエンコーダー20及び、記録ヘッド2等を備えている。キャリッジ移動機構19は、記録ヘッド2が取り付けられたキャリッジ3と、このキャリッジ3を、タイミングベルト等を介して走行させる駆動モーター(例えば、DCモーター)等からなり(図示せず)、キャリッジ3に搭載された記録ヘッド2を主走査方向に移動させる。紙送り機構18は、紙送りモーター及び紙送りローラー等(いずれも図示せず)からなり、記録媒体をプラテン5上に順次送り出して副走査を行う。また、リニアエンコーダー20は、キャリッジ3に搭載された記録ヘッド2の走査位置に応じたエンコーダーパルスを、主走査方向における位置情報としてプリンターコントローラー11に出力する。プリンターコントローラー11の主制御回路13は、リニアエンコーダー20側から受信したエンコーダーパルスに基づいて記録ヘッド2の走査位置(現在位置)を把握することができる。
次に、記録ヘッド2の構成について説明する。
図3は、記録ヘッド2の内部構成を説明する要部断面図である。
本実施形態における記録ヘッド2は、ノズルプレート23、流路基板24、および、圧電素子25等から概略構成され、これらの部材を積層した状態でホルダー26に取り付けられている。ノズルプレート23は、所定のピッチで複数のノズル27が同方向に沿って列状に開設されたシリコン単結晶基板からなる部材である。本実施形態では、並設された複数のノズル27からノズル列が構成されている。そして、このノズルプレート23のインクが吐出される側の面が、記録ヘッド2のノズル面に相当する。
図3は、記録ヘッド2の内部構成を説明する要部断面図である。
本実施形態における記録ヘッド2は、ノズルプレート23、流路基板24、および、圧電素子25等から概略構成され、これらの部材を積層した状態でホルダー26に取り付けられている。ノズルプレート23は、所定のピッチで複数のノズル27が同方向に沿って列状に開設されたシリコン単結晶基板からなる部材である。本実施形態では、並設された複数のノズル27からノズル列が構成されている。そして、このノズルプレート23のインクが吐出される側の面が、記録ヘッド2のノズル面に相当する。
図4は、ノズル27を仮想中心軸Cx方向から見た平面図(上面図)である。また、図5は図4におけるA−A線断面図であり、図6は図4におけるB−B線断面図である。なお、図5および図6においてMで示す部分は、ノズル27におけるインクの表面であるメニスカスである。本実施形態におけるノズル27は、インク滴が吐出される側の第1ノズル部28と、後述する圧力室31側からのインクが流入する入り口側の第2ノズル部29と、の2段構造になっている。第2ノズル部29と第1ノズル部28とは互いに異なる流路断面形状(仮想中心軸に直交する方向における断面形状)を有している。第2ノズル部29は、流路断面積が第1ノズル部28の流路断面積よりも大きく、ノズル27の仮想中心軸Cx方向で見た平面視において楕円状を呈している。これに対し、第1ノズル部28は、平面視において真円状を呈している。また、第1ノズル部28は、第2ノズル部29と同軸上に配置されており、平面視で当該第2ノズル部29の範囲内に包含されている。第1ノズル部28の第2ノズル部29側とは反対側の開口からインク滴(液滴の一種)が吐出される。ここで、異なる形状とは、互いに大きさの異なる相似形状を含まない意味である。また、真円状とは、完全な真円のみならず、多少不完全な真円をも含む意味である。要するに、平面視で概ね真円であると一般的に認識できる程度の円形であれば真円状に含まれる。
このようなノズル27は、例えば、ドライエッチングにより形成される。具体的には、最初にノズルプレート23の基材となるシリコン基板に対し、第1ノズル部28に対応したフォトマスクが使用されて異方性ドライエッチングが行われ、第1ノズル部28に対応する貫通孔が形成される。シリコン基板表面のレジストが除去された後、続いて、第2ノズル部29に対応するフォトマスクが使用されて、当該第2ノズル部29の高さに相当する深さとなるまでシリコン基板の一方の面からドライエッチングが行われる。これにより、形状の異なる第2ノズル部29と第1ノズル部28とからなるノズル27が形成される。なお、上記シリコン基板の一方の面からエッチングを行うことで第2ノズル部29が形成され、当該シリコン基板の他方の面からエッチングを行うことで第1ノズル部28が形成されるようにすることもできる。
流路基板24は、圧力室31となる空部が各ノズル27に対応して複数形成されている。この流路基板24における圧力室31の列の外側には、各圧力室31に共通な空部である共通液室32が形成されている。この共通液室32は、インク供給口33を介して各圧力室31と個々に連通している。なお、ノズル27に個別に連通する圧力室31およびインク供給口33は、本発明における液体流路に相当する。また、共通液室32には、インクカートリッジ側からのインクがホルダー26のインク導入路34を通じて導入される。流路基板24のノズルプレート23側とは反対側の上面には、弾性膜35を介して圧電素子25(本発明における駆動素子の一種)が形成されている。圧電素子25は、金属製の下電極膜と、例えばチタン酸ジルコン酸鉛等からなる圧電体層と、金属からなる上電極膜(何れも図示せず)とを順次積層することで形成されている。この圧電素子25は、所謂撓みモードの圧電素子であり、圧力室31の上部を覆うように形成されている。この圧電素子25は、配線部材36を通じて駆動信号(駆動パルスPd(図7参照))が印加されることにより変形する。これにより、当該圧電素子25に対応する圧力室31内のインクに圧力振動が生じ、このインクの圧力振動を制御することによりノズル27からインクが吐出される。
本発明におけるプリンター1では、上記構成の記録ヘッド2のノズル27からインク滴を吐出する際の尾曳が抑制されるように構成されている。以下、この点について説明する。
図7は、記録ヘッド2のノズル27から吐出可能なインク滴の大きさのうち、より微小なインク滴(小ドット)を吐出するための駆動パルスPdの一例を示す波形図である。本実施形態における駆動パルスPdは、第1膨張要素p1(本発明における第1引き込み要素の一種)と、第1膨張ホールド要素p2と、第1収縮要素p3(本発明における第1押し出し要素の一種)と、第1収縮ホールド要素p4と、第2膨張要素p5(本発明における第2引き込み要素の一種)と、第2膨張ホールド要素p6と、第2収縮要素p7(本発明における第2押し出し要素の一種)と、第2収縮ホールド要素p8と、復帰膨張要素p9とからなる。第1膨張要素p1は、基準電位VBから当該基準電位VBよりも低い膨張電位VLまで一定勾配で電位がマイナス(第1の極性)側に変化(下降)する波形要素である。第1膨張ホールド要素p2は、第1膨張要素p1の終端電位である膨張電位VLを一定時間維持する波形要素である。第1収縮要素p3は、膨張電位VLから基準電位VBよりも高い第1中間収縮電位VM1まで電位がプラス(第1の極性)側に変化(上昇)する波形要素である。第1収縮ホールド要素p4は、第1中間収縮電位VM1を一定時間維持する波形要素である。第2膨張要素p5は、第1中間収縮電位VM1から基準電位VBよりも低い第2中間電位VM2まで電位が再度下降する波形要素である。第2膨張ホールド要素p6は、第2中間電位VM2を一定時間維持する波形要素である。第2収縮要素p7は第2中間電位VM2から第1中間収縮電位VM1よりも高い収縮電位VHまで電位がプラス側に変化する波形要素である。第2収縮ホールド要素p8は、収縮電位VHを一定時間維持する波形要素である。復帰膨張要素p9は、収縮電位VHから基準電位VBまで電位が復帰する波形要素である。
図8から図16は、ノズル27からインク滴が吐出される過程を説明する図である。なお、これらの図のうち、図10は図4におけるB−B線断面図に相当する図であり、その他の図は図4におけるA−A線断面図に相当する図である。図8は、圧電素子25に駆動パルスPdが印加される前(インクが吐出される前)のノズル27内のインクの状態を示している。この状態では、圧電素子25には基準電位VBが継続して印加されており、圧力室31内には圧電素子25の駆動による圧力変化は生じていない。このため、ノズル27におけるメニスカスMは、第1ノズル部28の吐出側の開口の近傍の初期位置(基準位置)で待機している。この状態から上記の駆動パルスPdが圧電素子25に印加されると、上記のように構成された駆動パルスPdが圧電素子25に印加されると、まず、第1膨張要素p1によって圧電素子25は圧力室31の外側(ノズル27から遠ざかる側)に撓み、これに伴って圧力室31が基準電位VBに対応する基準容積から膨張電位VLに対応する第1膨張容積まで膨張する(第1の膨張行程)。この膨張により、図9および図10に示すように、ノズル27におけるメニスカスMが圧力室31側(図における上側)に大きく引き込まれる。すなわち、メニスカスMは、第1ノズル部28側から第2ノズル部29側に向けて移動する。
このとき、メニスカスMの少なくとも一部が、第1ノズル部28と第2ノズル部29との境界部分を超える程度に引き込まれる。上記したようにノズル27の第2ノズル部29と第1ノズル部28とは互いに異なる形状であり、さらに第2ノズル部29が楕円状を呈するので、これらの第2ノズル部29と第1ノズル部28との間をメニスカスMが初期位置を基準として往復することにより、真円状の断面形状を有する円筒(断面積が異なる複数段の円筒から構成されるものも含む)から構成される従来のノズルと比較して、ノズル27内のインクにより複雑な流れが生じることにより、当該インクには複雑な振動が励起される。すなわち、本実施形態においては、第1ノズル部28と第2ノズル部29との長径方向の段差(図9参照)と、第1ノズル部28と第2ノズル部29の短径方向の段差(図10参照)とにおいてインクの流れ方(流れる方向と流速:図中における黒色の矢印)がそれぞれ異なる。
より具体的には、図9に示すように、第2ノズル部29の長径方向における段差においては、段差面の面積がより大きく、第2ノズル部29の内周面から第1ノズル部28の入り口側開口までの距離がより長い。このため、当該段差では流速が相対的に遅くなり、また、流れる向きもノズル27の仮想中心軸Cx方向に対してより角度が付いた方向となる。これに対し、図10に示すように、第2ノズル部29の短径方向における段差においては段差面の面積が小さく、第2ノズル部29の内周面から第1ノズル部28の入り口側開口までの距離がより短い。このため、当該段差においては流速が相対的に速くなり、また、流れる方向もノズル27の仮想中心軸Cx方向に対してより角度が小さくなり、平行に近くなる。このように、第2ノズル部29と第1ノズル部28との境界近傍において一様でない流れを積極的に生じさせることにより、より複雑な振動がノズル27内のインクに励起される。以下、このようにして励起される振動を揺動モードと呼ぶ。そして、この圧力室31の膨張状態は、第1膨張ホールド要素p2によって所定時間だけ維持される(第1の膨張ホールド行程)。
第1膨張ホールド要素p2によるホールドの後、第1収縮要素p3により圧電素子25が圧力室31の内側(ノズル27に近づく側)に撓む。これに伴い、圧力室31は第1膨張容積から第1中間収縮電位VM1に対応する中間収縮容積まで収縮される(第1の収縮行程)。これにより、圧力室31内のインクが加圧されて、図11に示すように、メニスカスMが吐出側(図における下側)に押し出される。続いて、第1収縮ホールド要素p4が供給され、圧力室31が収縮した状態が所定時間だけ維持される(第1収縮ホールド行程)。続いて、第2膨張要素p5が圧電素子25に印加されることにより、当該圧電素子25が圧力室31の外側に撓む。これに伴い、圧力室31は、収縮容積から第2中間電位VM2に対応する第2膨張容積まで再度膨張する(第2の膨張行程)。これにより、図12に示すように、メニスカスMが圧力室31側に再度引き込まれる。すなわち、メニスカスMは、第1ノズル部28側から第2ノズル部29側に向けて移動する。このときも第1の膨張行程と同様に、メニスカスMの少なくとも一部が第1ノズル部28と第2ノズル部29との境界部分を超える程度に引き込まれる。これにより、上記のようにノズル27内のインクには、上記の揺動振動が励起される。すなわち、本実施形態における駆動パルスPdによれば、インクの吐出の過程で第1ノズル部28と第2ノズル部29との境界部分をメニスカスMが合計2回往復することにより、より複雑な揺動モードをインクに生じさせることができる。圧力室31の膨張状態は、第2膨張ホールド要素p6によって所定時間だけ維持される(第2の膨張ホールド行程)。
第2の膨張ホールド行程の後、第2収縮要素p7により圧電素子25が圧力室31の内側により大きく撓む。これに伴い、圧力室31は第2膨張容積から収縮電位VHに対応する収縮容積まで急激に収縮される(第2の収縮行程)。これにより、圧力室31内のインクが加圧されて、図13に示すように、メニスカスMが吐出側に押し出される。圧力室31の収縮状態は、第2収縮ホールド要素p8によって所定時間だけ維持される(第2の収縮ホールド行程)。この間に、図14に示すように、メニスカスMの中央部が慣性により液柱のように伸びる。ここで、液柱Ipの先端部(インク滴となる部分)とメニスカスMとの間には、当該先端部よりも細くなった括れ部Crが生じる。上記のように、ノズル27内のインクは、第2ノズル部29と第1ノズル部28との間を往復することにより、揺動モードが励起されているので、この括れ部Crは当該揺動モードにより揺さぶられる(不安定な状態となる)。第2収縮ホールド要素p8の後、復帰膨張要素p9が圧電素子25に印加され、当該圧電素子25は基準位置まで変位する。これにより、圧力室31が収縮容積から基準容積まで膨張する。図15に示すように、上記液柱Ipが慣性力によって吐出方向へ伸びつつある状態でこの方向とは逆方向にメニスカスMが引き込まれるので、上記括れ部Crはより細く引き伸ばされ、しかも上記揺動モードにより揺さぶられることにより、従来よりも早い段階で当該括れ部Crにおいて液柱IpがメニスカスMから分離する。そして、図16に示すように、分離した部分は、インク滴Idとして記録媒体に向けて飛翔する。
このように、ノズル27からインク滴が吐出される過程において、メニスカスMの少なくとも一部が、互いに異なる流路断面形状を有する第2ノズル部29と第1ノズル部28との境界を、初期位置を基準として1回以上往復することにより、より複雑な振動モード(揺動モード)がインクに励起される。これにより、ノズル27から吐出されてインク滴Idとなる先頭部分とメニスカスMとの間の括れ部Crが揺さぶられ、当該括れ部Crで切れやすくなる。これにより、ノズル27から吐出されたインク滴Idの尾曳が抑制され、サテライト液滴やミストの発生が低減される。その結果、記録媒体における記録画像の画質の低下や、プリンター1の内部のミストによる汚染が低減される。また、本実施形態においては、第1ノズル部28は、平面視において真円状を呈しているので、第2ノズル部29が真円ではない形状(本実施形態においては楕円状)であっても、インク滴として吐出される部分(液柱Ipの先端部分)の形状が安定し、当該インク滴の飛翔方向が予定する方向から曲がってしまうことが抑制されて飛翔方向も安定する。これにより、記録媒体におけるインク滴の着弾精度の低下を抑制することができる。また、第1ノズル部28の全体が、平面視で当該第2ノズル部29の範囲内に包含されているので、インク滴の飛翔方向の安定化が図れ、着弾精度の維持に寄与する。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
図17は、本発明の第2の実施形態におけるノズル27aの平面図である。本実施形態におけるノズル27aの第2ノズル部29aと第1ノズル部28aとは、互いに異なる流路断面形状を呈している。本実施形態における第2ノズル部29aは、平面視において2つの真円が互いに一部で重なるように連結された形状を呈している。これにより、第2ノズル部29aの内周面には、円弧状の曲面の他に平面視において内側(重心側)に向けて突出した尖端部37が2箇所形成されている。これに対し、第1ノズル部28aは、上記第1の実施形態における第1ノズル部28と同様に平面視において真円状を呈している。また、平面視において第1ノズル部28aの全体は、第2ノズル部29bの範囲内に包含されており、その仮想中心軸Cxは、第2ノズル部29bの重心に揃えられている。このように、本実施形態においては、図中矢印で示すように、第2ノズル部29aの内周面から第1ノズル部28aの入り口側(第2ノズル部29a側)の開口縁までの距離(段差距離)が一様でなく、第2ノズル部29aの大部分が曲面で構成される内周面に部分的に内側に突出した尖端部37を有することにより、曲面部分と尖端部37とでインクの流れ方が異なる。これにより、本実施形態における第2ノズル部29aと第1ノズル部28aとの境界近傍において、上記ノズル27の場合よりも複雑なインクの流れが生じ、インクの吐出の過程でより複雑な揺動モードが励起される。このため、ノズル27aから吐出されたインク滴の尾がより切れやすくなり、サテライト液滴やミストの発生がより効果的に低減される。なお、第2ノズル部29bの形状に関し、例示した形状には限られず、内周面に尖端部37のように、曲面以外の突出部分(例えば、リブ等)を有する構成であれば、同様な作用効果を奏する。また、先端部37のような突出部分は、例示した2箇所に限られず、1箇所または3個所以上に形成されてもよい。そして、上記以外の構成については上記第1の実施形態と同様である。
図17は、本発明の第2の実施形態におけるノズル27aの平面図である。本実施形態におけるノズル27aの第2ノズル部29aと第1ノズル部28aとは、互いに異なる流路断面形状を呈している。本実施形態における第2ノズル部29aは、平面視において2つの真円が互いに一部で重なるように連結された形状を呈している。これにより、第2ノズル部29aの内周面には、円弧状の曲面の他に平面視において内側(重心側)に向けて突出した尖端部37が2箇所形成されている。これに対し、第1ノズル部28aは、上記第1の実施形態における第1ノズル部28と同様に平面視において真円状を呈している。また、平面視において第1ノズル部28aの全体は、第2ノズル部29bの範囲内に包含されており、その仮想中心軸Cxは、第2ノズル部29bの重心に揃えられている。このように、本実施形態においては、図中矢印で示すように、第2ノズル部29aの内周面から第1ノズル部28aの入り口側(第2ノズル部29a側)の開口縁までの距離(段差距離)が一様でなく、第2ノズル部29aの大部分が曲面で構成される内周面に部分的に内側に突出した尖端部37を有することにより、曲面部分と尖端部37とでインクの流れ方が異なる。これにより、本実施形態における第2ノズル部29aと第1ノズル部28aとの境界近傍において、上記ノズル27の場合よりも複雑なインクの流れが生じ、インクの吐出の過程でより複雑な揺動モードが励起される。このため、ノズル27aから吐出されたインク滴の尾がより切れやすくなり、サテライト液滴やミストの発生がより効果的に低減される。なお、第2ノズル部29bの形状に関し、例示した形状には限られず、内周面に尖端部37のように、曲面以外の突出部分(例えば、リブ等)を有する構成であれば、同様な作用効果を奏する。また、先端部37のような突出部分は、例示した2箇所に限られず、1箇所または3個所以上に形成されてもよい。そして、上記以外の構成については上記第1の実施形態と同様である。
図18は、本発明の第3の実施形態におけるノズル27bの平面図である。本実施形態における第2ノズル部29bは、円弧状の曲面部38と、互いに交差する2つの平面部39a,39bと、を有している。そして、第2ノズル部29bにおいて、平面部39a,39b同士が交差する部分には、隅角部40が形成されている。すなわち、第2ノズル部29bの内周面には、滑らかに連続する曲面部38の他に外側(重心より遠ざかる側)に向けて凹んだ平面視で三角形状の窪み41(図中、平面部39a,39bと一点鎖線で示す仮想線で囲まれた部分)が形成されている。これに対し、本実施形態における第1ノズル部28bは、上記第1の実施形態における第1ノズル部28と同様に平面視において真円状を呈している。また、第1ノズル部28bの全体は、平面視で第2ノズル部29bの範囲内に包含されている。このように、本実施形態においては、第2ノズル部29bの内周面が外側に向けて凹んだ窪み41を有するので、曲面部分側と窪み41側とでインクの流れ方が異なる。加えて、第2ノズル部29bの内周面から第1ノズル部28の開口周縁までの段差距離も一様でないため、当該段差距離が相対的に長い部分と当該段差距離が相対的に短い部分とでインクの流れ方が異なる。これにより、本実施形態における第2ノズル部29bと第1ノズル部28bとの境界近傍において、第1の実施形態における第2ノズル部29の場合よりも複雑なインクの流れが生じ、インクの吐出の過程でより複雑な揺動モードが励起される。このため、ノズル27bから吐出されたインク滴の尾がより切れやすくなり、サテライト液滴やミストの発生がより効果的に低減される。なお、第2ノズル部29bの形状に関し、例示した形状には限られず、内周面に窪み41のように、曲面以外の凹んだ部分(例えば、溝等)を有する構成であれば、同様な作用効果を奏する。また、窪み41のような凹んだ部分は、例示した1箇所に限られず、2個所以上に形成されてもよい。そして、上記以外の構成については上記第1の実施形態と同様である。
図19は、本発明の第4の実施形態におけるノズル27cの平面図である。上記各実施形態においては、第1ノズル部と第2ノズル部との流路断面形状が互いに異なる構成を例示したが、これには限られない。本実施形態における第2ノズル部29cおよび第1ノズル部28cは、いずれも同じ大きさ(流路断面積)の真円状の流路断面形状を呈している。そして、第2ノズル部29cと第1ノズル部28cとは、平面視においてそれぞれの仮想中心軸Cx1,Cx2が互いにずれるように偏心して形成されている。すなわち、第2ノズル部29cと第1ノズル部28cとは、各ノズル部の仮想中心軸Cx1,Cx2方向で見て互いに重ならない領域(段差が生じている領域)A1,A2をそれぞれ一部に有している。このように構成されたノズル27cにおいては、上記領域A1,A2と他の領域(互いに重なる(段差がない)領域)とでインクの流れ方が異なる。すなわち、領域A1,A2においては、インクの流速が他の部分における流速よりも遅くなり、また、流れる方向も仮想中心軸Cx1,Cx2に対してより角度の付いた横方向の流れとなる。しかも、領域A1,A2の段差面においても第2ノズル部29cの内周面から第1ノズル部28cの入り口側開口までの段差距離が一様とならないので、当該段差距離が相対的に長い部分と当該段差距離が相対的に短い部分とでインクの流れ方が異なる。これにより、本実施形態における第2ノズル部29cと第1ノズル部28cとの境界近傍において、第1の実施形態における第2ノズル部29の場合よりも複雑なインクの流れが生じ、インクの吐出の過程でより複雑な揺動モードが励起される。このため、ノズル27cから吐出されたインク滴の尾がより切れやすくなり、サテライト液滴やミストの発生がより効果的に低減される。なお、仮想中心軸Cx方向で見て互いに重ならない領域をそれぞれ一部に有するノズル27cは、ノズルプレート23となるシリコン基板の一方の面から第2ノズル部29cを板厚方向の途中まで形成し、同じく他方の面から第1ノズル部28cを板厚方向の途中まで形成して両者を連通させることにより形成することができる。そして、上記以外の構成については上記第1の実施形態と同様である。
図20は、本発明の第5の実施形態におけるノズル27dの平面図である。上記第4の実施形態においては、第1ノズル部28cと第2ノズル部29cとの流路断面形状が共に真円状である構成を例示したが、これには限られない。本実施形態における第2ノズル部29dおよび第1ノズル部28dは、いずれも同じ大きさの楕円状の流路断面形状を呈している。そして、第2ノズル部29dと第1ノズル部28dとは、平面視において仮想中心軸Cxで互いに角度が90°異なるように形成されている。すなわち、第2ノズル部29dと第1ノズル部28dとは、各ノズル部の仮想中心軸Cx方向で見て互いに重ならない領域(段差領域)B1,B2をそれぞれ一部に有している。このように構成されたノズル27dにおいては、上記第4の実施形態における領域A1,A2と同様に、上記領域B1,B2とそれ以外の部分(互いに重なる部分)とでインクの流れ方が異なる。これにより、本実施形態における第2ノズル部29dと第1ノズル部28dとの境界近傍において、第1の実施形態における第2ノズル部29の場合よりも複雑なインクの流れが生じ、インクの吐出の過程でより複雑な揺動モードが励起される。このため、ノズル27dから吐出されたインク滴の尾がより切れやすくなり、サテライト液滴やミストの発生がより効果的に低減される。そして、上記以外の構成については上記第1の実施形態と同様である。
図21は、本発明の第6の実施形態におけるノズル27eの平面図である。本実施形態における第2ノズル部29eおよび第1ノズル部28eは、いずれも真円状の流路断面形状を呈している。すなわち、第2ノズル部29eは、流路断面積が相対的に大きい真円状であり、第1ノズル部28eは、流路断面積が相対的に小さい真円状である。そして、第2ノズル部29eと第1ノズル部28eとは、平面視においてそれぞれの仮想中心軸Cx1,Cx2が互いにずれるように偏心して形成されており、尚且つ、第1ノズル部28eの全体は、第2ノズル部29eの範囲内に包含されている。このように、第1ノズル部28eの全体が第2ノズル部29eの範囲内と包含される状態で互いに偏心することにより、第2ノズル部29eの内周面から第1ノズル部28eの開口周縁までの段差距離が一様とならないので、当該段差距離が相対的に長い部分と当該段差距離が相対的に短い部分とでインクの流れ方が異なる。すなわち、段差距離が相対的に長い部分ではインクの流速が相対的に遅くなり、また、流れる方向も仮想中心軸Cx1,Cx2に対してより角度の付いた横方向の流れとなる。これに対し、段差距離が相対的に短い部分ではインクの流速が相対的に速くなり、また、流れる方向も仮想中心軸Cx1,Cx2方向に対してより角度が小さくなり平行に近くなる。これにより、本実施形態における第2ノズル部29eと第1ノズル部28eとの境界近傍において、第1の実施形態における第2ノズル部29の場合よりも複雑なインクの流れが生じ、インクの吐出の過程でより複雑な揺動モードが励起される。このため、ノズル27eから吐出されたインク滴の尾がより切れやすくなり、サテライト液滴やミストの発生がより効果的に低減される。なお、第2ノズル部29eと第1ノズル部28eの流路断面形状に関し、真円状に限られず、相似形状であって第1ノズル部の全体が第2ノズル部の範囲内に包含され、尚且つ、偏心して配置される構成であればよく、例えば、ノズル部28e,29eが楕円状であってもよい。そして、上記以外の構成については上記第1の実施形態と同様である。
なお、上記各実施形態では、2段構造のノズルを例示したが、これには限られず、3段以上の多段構造であってもよい。すなわち、第1ノズル部と第2ノズル部との間に、両者を連通する他のノズル部が1つ以上形成された構成を採用することもできる。この場合、各ノズル部は、互いに偏心した構成、あるいは、互いに異なる流路断面形状を呈する構成とすることにより、各ノズル部の境界において上記の揺動モードをインクに励起させることができる。さらに、2段以上の多段構造のノズルであって、最も圧力室側(液体流路側)のノズル部の内径が、吐出側から液体流路側に向けて拡大するように内壁面が傾斜したテーパー形状のものであってもよい。
また、駆動パルスPdに関し、図7で例示したものには限られず、駆動素子を駆動してノズルにおけるメニスカスの少なくとも一部が、第1ノズル部と第2ノズル部との境界を1回以上往復してから当該ノズルからインク滴が吐出されるものであれば、種々の駆動パルスを採用することができる。例えば、メニスカスの少なくとも一部が、第1ノズル部と第2ノズル部との境界を合計3回以上往復してから当該ノズルからインク滴が吐出されるものであってもよい。
また、上記実施形態においては駆動素子として、所謂撓み振動型の圧電素子25を例示したが、これには限られず、例えば、所謂縦振動型の圧電素子を採用することも可能である。この場合、上記実施形態で例示した駆動パルスPdに関し、電位の変化方向、つまり上下(極性)が反転した波形となる。
そして、本発明は、上記のプリンター1に限られず、プロッター、ファクシミリ装置、コピー機等、各種のインクジェット式記録装置、あるいは、着弾対象の一種である布帛(被捺染材)に対して液体吐出ヘッドからインクを着弾させて捺染を行う捺染装置等の液体吐出装置等にも適用することができる。
1...プリンター,2...記録ヘッド,3...キャリッジ,4...ガイドロッド,5...プラテン,6...キャッピング機構,7...ワイピング機構,8...キャップ,9...ワイパー,11...プリンターコントローラー,12...インターフェース部,13...主制御回路,14...記憶部,15...駆動信号発生回路,17...ヘッドコントローラー,18...紙送り機構,19...キャリッジ移動機構,20...リニアエンコーダー,23...ノズルプレート,24...流路基板,25...圧電素子,26...ホルダー,27...ノズル,28...第1ノズル部,29...第2ノズル部,31...圧力室,32...共通液室,33...インク供給口,34...インク導入路,35...弾性膜,37...尖端部,38...曲面部,39...平面部,40...隅角部,41...窪み
Claims (7)
- 液体を吐出するノズル、および当該ノズルに連通する液体流路を有し、当該液体流路からの液体を前記ノズルから吐出させる液体吐出ヘッドであって、
前記ノズルは、液体が吐出される側の第1ノズル部と、前記液体流路側の第2ノズル部と、を有し、
前記第1ノズル部と前記第2ノズル部とは、各ノズル部の仮想中心軸方向で見て互いに重ならない領域をそれぞれ一部に有し、
前記ノズルにおけるメニスカスの少なくとも一部が、前記第1ノズル部と前記第2ノズル部との境界を1回以上往復してから当該ノズルから液滴が吐出されることを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 前記第1ノズル部の仮想中心軸が、当該仮想中心軸方向で見て前記第2ノズル部の範囲内に位置することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
- 液体を吐出するノズル、および当該ノズルに連通する液体流路を有し、当該液体流路からの液体を前記ノズルから吐出させる液体吐出ヘッドであって、
前記ノズルは、液体が吐出される側の第1ノズル部と、前記液体流路側の第2ノズル部と、を有し、
前記第1ノズル部と前記第2ノズル部とは、各ノズル部の仮想中心軸方向で見て互いに異なる流路断面形状を有し、
前記ノズルにおけるメニスカスの少なくとも一部が、前記第1ノズル部と前記第2ノズル部との境界を1回以上往復してから当該ノズルから液滴が吐出されることを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 前記第1ノズル部の全体が、当該第1ノズル部の仮想中心軸方向で見て前記第2ノズル部の範囲内に位置することを特徴とする請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
- 液体を吐出するノズル、および当該ノズルに連通する液体流路を有し、当該液体流路からの液体を前記ノズルから吐出させる液体吐出ヘッドであって、
前記ノズルは、液体が吐出される側の第1ノズル部と、前記液体流路側の第2ノズル部と、を有し、
前記第1ノズル部は、各ノズル部の仮想中心軸方向で見て前記第2ノズル部の範囲内に含まれ、尚且つ、当該第2ノズル部の仮想中心軸に対して偏心し、
前記ノズルにおけるメニスカスの少なくとも一部が、前記第1ノズル部と前記第2ノズル部との境界を1回以上往復してから当該ノズルから液滴が吐出されることを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 前記第1ノズル部の流路断面形状が真円状であることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の液体吐出ヘッド。
- 請求項1から請求項6の何れか一項に記載の液体吐出ヘッドと、
前記液体流路内の液体に圧力振動を生じさせる駆動素子と、
前記駆動素子を駆動する駆動パルスを発生する駆動パルス発生回路と、
を備え、
前記駆動パルスは、前記メニスカスの少なくとも一部を前記第1ノズル部側から前記第2ノズル部側に引き込む第1引き込み要素と、前記メニスカスを前記第1ノズル部から外側に押し出す第1押し出し要素と、前記メニスカスの少なくとも一部を前記第1ノズル部側から前記第2ノズル部側に再度引き込む第2引き込み要素と、前記メニスカスを前記第1ノズル部から外側に押し出す第2押し出し要素と、を有することを特徴とする記載の液体吐出装置。
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