JP2017159279A - 洗浄システム - Google Patents
洗浄システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017159279A JP2017159279A JP2016048584A JP2016048584A JP2017159279A JP 2017159279 A JP2017159279 A JP 2017159279A JP 2016048584 A JP2016048584 A JP 2016048584A JP 2016048584 A JP2016048584 A JP 2016048584A JP 2017159279 A JP2017159279 A JP 2017159279A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot water
- steam
- cleaning
- cleaning device
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
Abstract
【課題】蒸気と湯水とを洗浄装置で使用するに際して、蒸気と湯水との迅速な切り換えおよび同時使用を実現しつつ、利便性と省エネルギー性とを両立した洗浄システムを提供する。
【解決手段】運転制御部は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を、蒸気生成タンクと湯水生成タンクの両方で湯水の加熱を行わない運転停止状態と、加熱された湯水を蒸気生成タンクまたは湯水生成タンクの少なくとも何れか一方において貯留する待機状態(第1待機状態、第2待機状態)との間で切り換える。
【選択図】図7
【解決手段】運転制御部は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を、蒸気生成タンクと湯水生成タンクの両方で湯水の加熱を行わない運転停止状態と、加熱された湯水を蒸気生成タンクまたは湯水生成タンクの少なくとも何れか一方において貯留する待機状態(第1待機状態、第2待機状態)との間で切り換える。
【選択図】図7
Description
本発明は、台所や浴室等の水廻り、厨房、床の清掃などで使用する洗浄装置と、洗浄装置に蒸気と湯水とを供給する蒸気・湯水併給装置とを備えた洗浄システムに関する。
電気ヒータ等を用いて内部の水を蒸発させてスチームを発生させ、洗浄対象物に吹き付けて汚れを落とすスチーム洗浄機が提案されている。例えば特許文献1のスチーム洗浄機では、蒸気発生ユニットから送出された蒸気が、蒸気洗浄アプリケータの先端から放出される。放出された蒸気を洗浄対象物に当てることにより、洗浄対象物に付着した汚れ等を柔らかくして、さらには洗浄対象物から浮き上がった状態にすることができる。
放出された蒸気は、急速に熱を失って温度が低下する。このため、100℃程度の高い温度を維持できるのは、蒸気の噴出口の近くに限られる。そうすると、汚れの程度によっては噴出口を洗浄対象物の近くに位置する必要がある。従って広い範囲を洗浄する場合には、蒸気のみの洗浄では作業の能率が低くなる。
またスチーム洗浄機は、蒸気により汚れを浮き上がらせることが可能であるが、浮き上がった汚れを除去するには、布巾やモップ等を用いて拭き取る必要がある。その場合、布巾等が大量に必要となったり、拭き取りの際に汚れが洗浄対象物に再び付着する等の問題が生じる場合がある。
発明者らは上述の課題を検討するうち、洗浄対象物の洗浄における作業効率を高めるため、蒸気と湯水とを併用することに思い至った。蒸気によって浮き上がった汚れに、湯水を吹き付けると、布巾やモップ等を用いずに汚れを洗浄対象物から除去することができる可能性がある。
しかし特許文献2に記載のマルチクリーナーのように、スチームタンクで蒸気を発生させる装置において湯水を利用しようとすると、以下の課題が生じる。スチームタンクで蒸気を発生させている間はタンク内の水は100℃を超える高温となっているから、そのような高温の水を洗浄対象物の洗浄に使うと、使用者が火傷を負う危険性がある。
スチームタンクの温度を低下させて沸騰を止めれば、水の送出も容易になり、火傷の危険性も低減できる。しかし、再び蒸気が必要になった時には、スチームタンクの温度を100℃以上に上昇させる必要があり、直ぐに蒸気を利用できない。また、蒸気と湯水とを同時に使用することも困難である。
加えて、洗浄対象物の洗浄に蒸気と湯水を用いるに当たっては以下の課題がある。洗浄・蒸気発生に適した温度まで常温の水を加熱するには、ある程度の時間を要するから、湯水・蒸気が必要になってから加熱を開始する構成では、利便性が低い。一方で、湯水を洗浄・蒸気発生に適した温度に保持するにはエネルギーを必要とするから、湯水・蒸気が必要になるまでずっと適温保持を継続する構成では、省エネルギー性に劣る。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、蒸気と湯水とを洗浄装置で使用するに際して、蒸気と湯水との迅速な切り換えおよび同時使用を実現しつつ、利便性と省エネルギー性とを両立した洗浄システムを提供することにある。
上記目的を達成するための洗浄システムの特徴構成は、
供給される湯水と蒸気とを洗浄対象物に向けて噴射する洗浄装置と、蒸気と湯水とを前記洗浄装置に供給する蒸気・湯水併給装置と、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を制御する運転制御部とを有する洗浄システムであって、
前記蒸気・湯水併給装置は、供給された湯水を蒸気生成タンクにて加熱して蒸気を生成し、生成した蒸気を前記洗浄装置へ供給する蒸気生成部と、供給された湯水を湯水加熱槽にて加熱して前記洗浄装置へ供給する湯水生成部とを有し、
前記運転制御部は、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を、
前記蒸気生成タンクと前記湯水加熱槽の両方で湯水の加熱を行わない運転停止状態と、
加熱された湯水を前記蒸気生成タンクまたは前記湯水加熱槽の少なくとも何れか一方において貯留する待機状態との間で切り換える点にある。
供給される湯水と蒸気とを洗浄対象物に向けて噴射する洗浄装置と、蒸気と湯水とを前記洗浄装置に供給する蒸気・湯水併給装置と、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を制御する運転制御部とを有する洗浄システムであって、
前記蒸気・湯水併給装置は、供給された湯水を蒸気生成タンクにて加熱して蒸気を生成し、生成した蒸気を前記洗浄装置へ供給する蒸気生成部と、供給された湯水を湯水加熱槽にて加熱して前記洗浄装置へ供給する湯水生成部とを有し、
前記運転制御部は、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を、
前記蒸気生成タンクと前記湯水加熱槽の両方で湯水の加熱を行わない運転停止状態と、
加熱された湯水を前記蒸気生成タンクまたは前記湯水加熱槽の少なくとも何れか一方において貯留する待機状態との間で切り換える点にある。
上記の特徴構成によれば、まず蒸気・湯水併給装置が蒸気生成部と湯水生成部とを別個の構成として有するから、例えば洗浄装置で蒸気を使用中に、蒸気から湯水に切り換える必要が生じた場合、湯水生成部から即時に湯水を供給することができる。湯水から蒸気に切り換える場合も同様である。また洗浄装置で蒸気と湯水とを同時に使用する場合には、蒸気生成部から蒸気を供給し、湯水生成部から湯水を供給することができる。すなわち上記の特徴構成によれば、洗浄装置において蒸気と湯水との迅速な切り換え、あるいは蒸気と湯水との同時使用を実現することができる。
加えて運転制御部が蒸気・湯水併給装置の運転状態を、蒸気生成タンクと湯水加熱槽の両方で湯水の加熱を行わない運転停止状態と、加熱された湯水を蒸気生成タンクまたは湯水加熱槽の少なくとも何れか一方において貯留する待機状態との間で切り換えるから、運転停止状態によってエネルギーの消費を抑制しつつ、待機状態によって湯水または蒸気を早期に供給できる状態とすることができる。すなわち上記の特徴構成によれば、洗浄システムの利便性と省エネルギー性とを両立することが可能となる。
本発明に係る洗浄システムの別の特徴構成は、前記洗浄システムは、前記洗浄装置が使用される可能性を予測する予測部を有し、前記運転制御部は、近い将来に前記洗浄装置が使用される可能性が高い旨の使用予測を前記予測部が行った場合に、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を、前記運転停止状態から前記待機状態へ切り換える点にある。
上記の特徴構成によれば、近い将来に洗浄装置が使用される可能性が高い旨の使用予測を予測部が行った場合に蒸気・湯水併給装置が運転停止状態から待機状態へ切り換わるから、予測が的中すれば洗浄装置を使用するタイミングで蒸気・湯水併給装置が待機状態になっており蒸気・湯水を早期に供給できるため、洗浄システムの利便性をさらに高めることができ好適である。
本発明に係る洗浄システムの別の特徴構成は、前記洗浄システムは、前記洗浄装置が使用される可能性を予測する予測部を有し、前記運転制御部は、近い将来に前記洗浄装置が使用される可能性が低い旨の不使用予測を前記予測部が行った場合に、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を、前記待機状態から前記運転停止状態へ切り換える点にある。
上記の特徴構成によれば、近い将来に洗浄装置が使用される可能性が低い旨の不使用予測を予測部が行った場合に蒸気・湯水併給装置が待機状態から運転停止状態へ切り換わるから、予測が的中すれば蒸気・湯水併給装置が待機状態のまま放置される事態を回避することができるので、洗浄システムの省エネルギー性をさらに高めることができ好適である。
本発明に係る洗浄システムの別の特徴構成は、前記洗浄システムは、
前記洗浄装置が使用される可能性を予測する予測部と、
前記洗浄装置を使用するか否かの問い合わせを報知し、前記洗浄装置を使用するか否かの入力を受け付ける報知入力部とを有し、
前記報知入力部は、近い将来に前記洗浄装置が使用される可能性が高い旨の使用予測を前記予測部が行った場合に、前記洗浄装置を使用するか否かの問い合わせを報知し、
前記運転制御部は、前記洗浄装置を使用する旨の使用入力を前記報知入力部が受け付けた場合、または所定時間の間に前記報知入力部が入力を受け付けなかった場合に、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を、前記運転停止状態から前記待機状態へ切り換える点にある。
前記洗浄装置が使用される可能性を予測する予測部と、
前記洗浄装置を使用するか否かの問い合わせを報知し、前記洗浄装置を使用するか否かの入力を受け付ける報知入力部とを有し、
前記報知入力部は、近い将来に前記洗浄装置が使用される可能性が高い旨の使用予測を前記予測部が行った場合に、前記洗浄装置を使用するか否かの問い合わせを報知し、
前記運転制御部は、前記洗浄装置を使用する旨の使用入力を前記報知入力部が受け付けた場合、または所定時間の間に前記報知入力部が入力を受け付けなかった場合に、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を、前記運転停止状態から前記待機状態へ切り換える点にある。
上記の特徴構成によれば、使用入力があった場合は即時に待機状態へ切り換わるので、蒸気・湯水を早期に供給できる状態となる。使用入力が無い場合も所定時間の経過後に使用予測に基づいて待機状態へと切り換わるので、予測が的中すれば洗浄装置を使用するタイミングで蒸気・湯水併給装置が待機状態になっており蒸気・湯水を早期に供給できる。すなわち上記の特徴構成によれば、洗浄システムの利便性をより高めることができ好適である。
本発明に係る洗浄システムの別の特徴構成は、前記洗浄システムは、
前記洗浄装置が使用される可能性を予測する予測部と、
前記洗浄装置を使用するか否かの問い合わせを報知し、前記洗浄装置を使用するか否かの入力を受け付ける報知入力部とを有し、
前記報知入力部は、近い将来に前記洗浄装置が使用される可能性が低い旨の不使用予測を前記予測部が行った場合に、前記洗浄装置を使用するか否かの問い合わせを報知し、
前記運転制御部は、前記洗浄装置を使用しない旨の不使用入力を前記報知入力部が受け付けた場合、または所定時間の間に前記報知入力部が入力を受け付けなかった場合に、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を、前記待機状態から前記運転停止状態へ切り換える点にある。
前記洗浄装置が使用される可能性を予測する予測部と、
前記洗浄装置を使用するか否かの問い合わせを報知し、前記洗浄装置を使用するか否かの入力を受け付ける報知入力部とを有し、
前記報知入力部は、近い将来に前記洗浄装置が使用される可能性が低い旨の不使用予測を前記予測部が行った場合に、前記洗浄装置を使用するか否かの問い合わせを報知し、
前記運転制御部は、前記洗浄装置を使用しない旨の不使用入力を前記報知入力部が受け付けた場合、または所定時間の間に前記報知入力部が入力を受け付けなかった場合に、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を、前記待機状態から前記運転停止状態へ切り換える点にある。
上記の特徴構成によれば、不使用入力があった場合は即時に運転停止状態へ切り換わるので、エネルギー消費を抑制できる。不使用入力が無い場合も所定時間の経過後に不使用予測に基づいて運転停止状態へと切り換わるので、予測が的中すれば蒸気・湯水併給装置が待機状態のまま放置される事態を回避することができる。すなわち上記の特徴構成によれば、洗浄システムの省エネルギー性をより高めることができ好適である。
上記目的を達成するための洗浄システムの特徴構成は、
供給される湯水と蒸気とを洗浄対象物に向けて噴射する洗浄装置と、蒸気と湯水とを前記洗浄装置に供給する蒸気・湯水併給装置と、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を制御する運転制御部とを有する洗浄システムであって、
前記蒸気・湯水併給装置は、供給された湯水を蒸気生成タンクにて加熱して蒸気を生成し、生成した蒸気を前記洗浄装置へ供給する蒸気生成部と、供給された湯水を湯水加熱槽にて加熱して前記洗浄装置へ供給する湯水生成部とを有し、
前記運転制御部は、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を、
前記蒸気生成タンクと前記湯水加熱槽の両方で湯水の加熱を行わない運転停止状態と、
前記蒸気生成タンクに100℃未満の温度である第1待機温度の湯水を貯留する第1待機状態と、
前記蒸気生成タンクに100℃以上の温度である第2待機温度の湯水を貯留する第2待機状態との間で切り換える点にある。
供給される湯水と蒸気とを洗浄対象物に向けて噴射する洗浄装置と、蒸気と湯水とを前記洗浄装置に供給する蒸気・湯水併給装置と、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を制御する運転制御部とを有する洗浄システムであって、
前記蒸気・湯水併給装置は、供給された湯水を蒸気生成タンクにて加熱して蒸気を生成し、生成した蒸気を前記洗浄装置へ供給する蒸気生成部と、供給された湯水を湯水加熱槽にて加熱して前記洗浄装置へ供給する湯水生成部とを有し、
前記運転制御部は、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を、
前記蒸気生成タンクと前記湯水加熱槽の両方で湯水の加熱を行わない運転停止状態と、
前記蒸気生成タンクに100℃未満の温度である第1待機温度の湯水を貯留する第1待機状態と、
前記蒸気生成タンクに100℃以上の温度である第2待機温度の湯水を貯留する第2待機状態との間で切り換える点にある。
上記の特徴構成によれば、まず蒸気・湯水併給装置が蒸気生成部と湯水生成部とを別個の構成として有するから、例えば洗浄装置で蒸気を使用中に、蒸気から湯水に切り換える必要が生じた場合、湯水生成部から即時に湯水を供給することができる。湯水から蒸気に切り換える場合も同様である。また洗浄装置で蒸気と湯水とを同時に使用する場合には、蒸気生成部から蒸気を供給し、湯水生成部から湯水を供給することができる。すなわち上記の特徴構成によれば、洗浄装置において蒸気と湯水との迅速な切り換え、あるいは蒸気と湯水との同時使用を実現することができる。
加えて運転制御部が蒸気・湯水併給装置の運転状態を、蒸気生成タンクと湯水加熱槽の両方で湯水の加熱を行わない運転停止状態と、蒸気生成タンクに100℃未満の温度である第1待機温度の湯水を貯留する第1待機状態と、蒸気生成タンクに100℃以上の温度である第2待機温度の湯水を貯留する第2待機状態との間で切り換えるから、運転停止状態によってエネルギーの消費を抑制しつつ、第1待機状態によって蒸気を早期に供給できる状態とし、さらに第2待機状態によって蒸気を即時に供給できる状態とすることができる。すなわち上記の特徴構成によれば、洗浄システムの利便性と省エネルギー性とを両立することが可能となる。
本発明に係る洗浄システムの別の特徴構成は、前記洗浄システムは、前記洗浄装置が使用される可能性を予測する予測部を有し、前記運転制御部は、近い将来に前記洗浄装置が使用される可能性が高い旨の使用予測を前記予測部が行った場合に、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を、前記第1待機状態から前記第2待機状態へ切り換える点にある。
上記の特徴構成によれば、近い将来に洗浄装置が使用される可能性が高い旨の使用予測を予測部が行った場合に蒸気・湯水併給装置が第1待機状態から第2待機状態へ切り換わるから、予測が的中すれば洗浄装置を使用するタイミングで蒸気・湯水併給装置が第2待機状態になっており蒸気を即時に供給できるため、洗浄システムの利便性をさらに高めることができ好適である。
本発明に係る洗浄システムの別の特徴構成は、前記洗浄システムは、前記洗浄装置が使用される可能性を予測する予測部を有し、前記運転制御部は、近い将来に前記洗浄装置が使用される可能性が低い旨の不使用予測を前記予測部が行った場合に、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を、前記第2待機状態から前記第1待機状態へ切り換える点にある。
上記の特徴構成によれば、近い将来に洗浄装置が使用される可能性が低い旨の不使用予測を予測部が行った場合に蒸気・湯水併給装置が第2待機状態から第1待機状態へ切り換わるから、予測が的中すれば、エネルギー消費量のより大きい第2待機状態のまま蒸気・湯水併給装置が放置される事態を回避することができるので、洗浄システムの省エネルギー性をさらに高めることができ好適である。
本発明に係る洗浄システムの別の特徴構成は、前記洗浄システムは、
前記洗浄装置が使用される可能性を予測する予測部と、
前記洗浄装置を使用するか否かの問い合わせを報知し、前記洗浄装置を使用するか否かの入力を受け付ける報知入力部とを有し、
前記蒸気・湯水併給装置が前記第1待機状態にある場合において、
前記報知入力部は、近い将来に前記洗浄装置が使用される可能性が高い旨の使用予測を前記予測部が行った場合に、前記洗浄装置を使用するか否かの問い合わせを報知し、
前記運転制御部は、前記洗浄装置を使用する旨の使用入力を前記報知入力部が受け付けた場合、または所定時間の間に前記報知入力部が入力を受け付けなかった場合に、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を、前記第1待機状態から前記第2待機状態へ切り換える点にある。
前記洗浄装置が使用される可能性を予測する予測部と、
前記洗浄装置を使用するか否かの問い合わせを報知し、前記洗浄装置を使用するか否かの入力を受け付ける報知入力部とを有し、
前記蒸気・湯水併給装置が前記第1待機状態にある場合において、
前記報知入力部は、近い将来に前記洗浄装置が使用される可能性が高い旨の使用予測を前記予測部が行った場合に、前記洗浄装置を使用するか否かの問い合わせを報知し、
前記運転制御部は、前記洗浄装置を使用する旨の使用入力を前記報知入力部が受け付けた場合、または所定時間の間に前記報知入力部が入力を受け付けなかった場合に、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を、前記第1待機状態から前記第2待機状態へ切り換える点にある。
上記の特徴構成によれば、使用入力があった場合は即時に第1待機状態から第2待機状態へ切り換わるので、蒸気を即時に供給できる状態となる。使用入力が無い場合も所定時間の経過後に使用予測に基づいて第1待機状態から第2待機状態へと切り換わるので、予測が的中すれば洗浄装置を使用するタイミングで蒸気・湯水併給装置が第2待機状態になっており蒸気を即時に供給できる。すなわち上記の特徴構成によれば、洗浄システムの利便性をより高めることができ好適である。
本発明に係る洗浄システムの別の特徴構成は、前記洗浄システムは、
前記洗浄装置が使用される可能性を予測する予測部と、
前記洗浄装置を使用するか否かの問い合わせを報知し、前記洗浄装置を使用するか否かの入力を受け付ける報知入力部とを有し、
前記蒸気・湯水併給装置が前記第2待機状態にある場合において、
前記報知入力部は、近い将来に前記洗浄装置が使用される可能性が低い旨の不使用予測を前記予測部が行った場合に、前記洗浄装置を使用するか否かの問い合わせを報知し、
前記運転制御部は、
前記洗浄装置を使用する旨の入力を前記報知入力部が受け付けた場合に前記蒸気・湯水併給装置を前記第2待機状態のまま維持し、
前記洗浄装置を使用しない旨の不使用入力を前記報知入力部が受け付けた場合に前記蒸気・湯水併給装置を前記第2待機状態から前記運転停止状態へ切り換え、
所定時間の間に前記報知入力部が入力を受け付けなかった場合に前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を前記第2待機状態から前記第1待機状態へ切り換える点にある。
前記洗浄装置が使用される可能性を予測する予測部と、
前記洗浄装置を使用するか否かの問い合わせを報知し、前記洗浄装置を使用するか否かの入力を受け付ける報知入力部とを有し、
前記蒸気・湯水併給装置が前記第2待機状態にある場合において、
前記報知入力部は、近い将来に前記洗浄装置が使用される可能性が低い旨の不使用予測を前記予測部が行った場合に、前記洗浄装置を使用するか否かの問い合わせを報知し、
前記運転制御部は、
前記洗浄装置を使用する旨の入力を前記報知入力部が受け付けた場合に前記蒸気・湯水併給装置を前記第2待機状態のまま維持し、
前記洗浄装置を使用しない旨の不使用入力を前記報知入力部が受け付けた場合に前記蒸気・湯水併給装置を前記第2待機状態から前記運転停止状態へ切り換え、
所定時間の間に前記報知入力部が入力を受け付けなかった場合に前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を前記第2待機状態から前記第1待機状態へ切り換える点にある。
上記の特徴構成によれば、使用入力があった場合は第2待機状態のまま維持されるので、引き続き蒸気を供給できる状態となる。不使用入力があった場合は即時に運転停止状態へ切り換わるので、エネルギー消費を抑制できる。不使用入力が無い場合も所定時間の経過後に不使用予測に基づいて第2待機状態から第1待機状態へと切り換わるので、予測が的中すれば蒸気・湯水併給装置がエネルギー消費量のより大きい第2待機状態のまま放置される事態を回避することができ、エネルギー消費量が比較的小さい第1待機状態で蒸気を早期に供給できる状態も維持することができる。すなわち上記の特徴構成によれば、洗浄システムの省エネルギー性と利便性の両方を更に高めることができ好適である。
本発明に係る洗浄システムの別の特徴構成は、前記洗浄システムは、当該洗浄システムの使用者の接近または付近での滞在を検知する使用者検知部を有し、前記予測部は、前記使用者検知部の検知結果に基づいて前記洗浄装置が使用される可能性を予測する点にある。
上記の特徴構成によれば、洗浄システムの使用者の接近または付近での滞在を検知する使用者検知部を有し、予測部は、使用者検知部の検知結果に基づいて洗浄装置が使用される可能性を予測するから、上述の使用予測・不使用予測が洗浄システムの使用者の接近または付近での滞在の検知結果に基づくものとなるので、使用予測・不使用予測の確度がより高められて好適である。
本発明に係る洗浄システムの別の特徴構成は、前記洗浄システムは、前記洗浄対象物が配置される洗浄領域と、前記洗浄領域における前記洗浄対象物の有無を検知する洗浄対象物検知部とを有し、前記予測部は、前記洗浄対象物検知部の検知結果に基づいて前記洗浄装置が使用される可能性を予測する点にある。
上記の特徴構成によれば、洗浄対象物が配置される洗浄領域と、洗浄領域における洗浄対象物の有無を検知する洗浄対象物検知部とを有し、予測部は、洗浄対象物検知部の検知結果に基づいて洗浄装置が使用される可能性を予測するから、上述の使用予測・不使用予測が洗浄領域における洗浄対象物の有無の検知結果に基づくものとなるので、使用予測・不使用予測の確度がより高められて好適である。
本発明に係る洗浄システムの別の特徴構成は、前記洗浄システムは、食物の調理を行う調理場に配置されており、前記調理場で使用される調理用具に、前記調理用具が使用されているか否かを検知する使用検知部が備えられており、前記予測部は、前記使用検知部の検知結果に基づいて前記洗浄装置が使用される可能性を予測する点にある。
上記の特徴構成によれば、洗浄システムは、食物の調理を行う調理場に配置されており、調理場で使用される調理用具に、調理用具が使用されているか否かを検知する使用検知部が備えられており、予測部は、使用検知部の検知結果に基づいて洗浄装置が使用される可能性を予測するから、上述の使用予測・不使用予測が調理用具が使用されているか否かの検知結果に基づくものとなるので、使用予測・不使用予測の確度がより高められて好適である。
(第1実施形態)
以下、図1〜7を参照しつつ、第1実施形態に係る洗浄システムの構成および動作について説明する。
以下、図1〜7を参照しつつ、第1実施形態に係る洗浄システムの構成および動作について説明する。
(洗浄システム)
洗浄システム100は、蒸気・湯水併給装置1と、洗浄装置2と、システム制御部C3と、使用者検知部Xと、洗浄対象物検知部Yと、使用検知部Zとを有する。蒸気・湯水併給装置1は、供給された湯水を加熱して蒸気を生成し、蒸気を洗浄装置2へ供給する蒸気生成部20と、供給された湯水を加熱して洗浄装置2へ供給する湯水生成部10とを有する。洗浄装置2は、供給された蒸気を洗浄対象物Wに向けて噴射する蒸気噴射口51と、供給された湯水を洗浄対象物Wに向けて噴射する湯水噴射口41とを有する。
洗浄システム100は、蒸気・湯水併給装置1と、洗浄装置2と、システム制御部C3と、使用者検知部Xと、洗浄対象物検知部Yと、使用検知部Zとを有する。蒸気・湯水併給装置1は、供給された湯水を加熱して蒸気を生成し、蒸気を洗浄装置2へ供給する蒸気生成部20と、供給された湯水を加熱して洗浄装置2へ供給する湯水生成部10とを有する。洗浄装置2は、供給された蒸気を洗浄対象物Wに向けて噴射する蒸気噴射口51と、供給された湯水を洗浄対象物Wに向けて噴射する湯水噴射口41とを有する。
洗浄システム100は、食物の調理を行う調理場200に備えられて、洗浄対象物Wに付着した汚れのシンク9(洗浄領域)での洗浄に用いられる。蒸気・湯水併給装置1は、システムキッチンの筐体3の内部に配置される。洗浄装置2は、筐体3の外部に配置される。蒸気・湯水併給装置1が有する制御部C1と、洗浄装置2が有する洗浄装置制御部C2と、システム制御部C3とは、有線または無線の通信手段により接続され、運転の開始/停止や温度設定等の情報・指示等の通信を行う。
蒸気・湯水併給装置1と洗浄装置2との間は、装置間湯水供給路5と装置間蒸気供給路6とによって接続される。装置間湯水供給路5と装置間蒸気供給路6とは、耐熱性、耐圧性、可撓性を有する管状の部材により構成され、例えば樹脂製のチューブや、フレキシブルホースなどが用いられる。蒸気・湯水併給装置1の湯水生成部10で生成された湯水が、装置間湯水供給路5を通流して、洗浄装置2に供給される。蒸気・湯水併給装置1の蒸気生成部20で生成された蒸気が、装置間蒸気供給路6を通流して、洗浄装置2に供給される。
装置間湯水供給路5と装置間蒸気供給路6とは、それぞれが断熱材7に包まれた状態で、接続管4の内側に収納されている。断熱材7は、発泡ウレタン等の柔軟な材料で構成される。断熱材7は、装置間湯水供給路5および装置間蒸気供給路6から接続管4の外への熱の放出を抑制し、加えて、装置間湯水供給路5と装置間蒸気供給路6との間に配置されることで、装置間蒸気供給路6から装置間湯水供給路5へ熱が逃げることも抑制している。接続管4は、可撓性を有する管状の部材であり、装置間湯水供給路5と装置間蒸気供給路6と断熱材7とを内側に収容する。
筐体3の上面には、洗浄装置2を保持するホルダ8が配置されている。図3に示すように、洗浄装置2の非使用時にホルダ8によって、洗浄装置2を収納位置P1に配置することができる。このとき、洗浄装置2から延びる接続管4は、図3に示すように、ホルダ8の上面の図示しない穴を通って筐体3の内側に収容される。
以上の様に構成された洗浄システム100は、概略次のように用いられる。洗浄システム100が起動され、蒸気・湯水併給装置1での蒸気および湯水の生成が行われる。そして洗浄装置2を図2に示す使用位置P2(例えばシンク9の上方)へ移動させて配置し、洗浄装置2から蒸気と湯水とを交互に(または同時に)噴出させ、洗浄対象物Wの洗浄を行う。洗浄が終了したら、蒸気と湯水との噴出を停止し、洗浄装置2を図3に示す収納位置P1に移動させて配置し、洗浄システム100をシャットダウンする。
(使用者検知部)
使用者検知部Xは、洗浄システム100の使用者の接近または付近での滞在を検知する。本実施形態では使用者検知部Xは、洗浄装置2の先端に設けられた赤外線センサであり、接近または付近に滞在する使用者を検知して、検知結果をシステム制御部C3に送信する。具体的には、使用者を検知している場合には検知結果YESとし、使用者を検知していない場合は検知結果NOとし、いずれかの結果をシステム制御部C3に送信する。使用者検知部Xでの使用者の検知結果は、予測部C32による洗浄システム100の使用予測・不使用予測に用いられる。
使用者検知部Xは、洗浄システム100の使用者の接近または付近での滞在を検知する。本実施形態では使用者検知部Xは、洗浄装置2の先端に設けられた赤外線センサであり、接近または付近に滞在する使用者を検知して、検知結果をシステム制御部C3に送信する。具体的には、使用者を検知している場合には検知結果YESとし、使用者を検知していない場合は検知結果NOとし、いずれかの結果をシステム制御部C3に送信する。使用者検知部Xでの使用者の検知結果は、予測部C32による洗浄システム100の使用予測・不使用予測に用いられる。
(洗浄対象物検知部)
洗浄対象物検知部Yは、洗浄対象物Wが配置される洗浄領域(シンク9)における洗浄対象物Wの有無を検知する。本実施形態では洗浄対象物検知部Yは、洗浄装置2の先端に設けられた赤外線センサであり、シンク9に洗浄対象物Wが運び込まれたことを認識することで、シンク9における洗浄対象物Wの有無を検知し、検知結果をシステム制御部C3に送信する。具体的には、洗浄対象物Wを検知している場合には検知結果YESとし、洗浄対象物Wを検知していない場合は検知結果NOとし、いずれかの結果をシステム制御部C3に送信する。洗浄対象物検知部Yでの洗浄対象物Wの有無の検知結果は、予測部C32による洗浄システム100の使用予測・不使用予測に用いられる。
洗浄対象物検知部Yは、洗浄対象物Wが配置される洗浄領域(シンク9)における洗浄対象物Wの有無を検知する。本実施形態では洗浄対象物検知部Yは、洗浄装置2の先端に設けられた赤外線センサであり、シンク9に洗浄対象物Wが運び込まれたことを認識することで、シンク9における洗浄対象物Wの有無を検知し、検知結果をシステム制御部C3に送信する。具体的には、洗浄対象物Wを検知している場合には検知結果YESとし、洗浄対象物Wを検知していない場合は検知結果NOとし、いずれかの結果をシステム制御部C3に送信する。洗浄対象物検知部Yでの洗浄対象物Wの有無の検知結果は、予測部C32による洗浄システム100の使用予測・不使用予測に用いられる。
(使用検知部)
使用検知部Zは、調理場200で使用される調理用具に備えられ、調理用具が使用されているか否かを検知する。本実施形態では使用検知部Zは、包丁210に内蔵された加速度センサ、まな板220に内蔵された加速度センサ、ガスコンロ230に内蔵された制御部である。使用検知部Zである包丁210に内蔵された加速度センサは、測定した加速度の大きさ・向きから包丁210が使用されているか否かを検知し、検知結果をシステム制御部C3に送信する。使用検知部Zであるまな板220に内蔵された加速度センサは、測定した加速度の大きさ・向きからまな板220が使用されているか否かを検知し、検知結果をシステム制御部C3に送信する。使用検知部Zであるガスコンロ230に内蔵された制御部は、ガスバーナの燃焼状態からガスコンロ230が使用されているか否かを検知し、検知結果をシステム制御部C3に送信する。具体的には、調理器具が使用されている場合には検知結果YESとし、調理器具が使用されていない場合は検知結果NOとし、いずれかの結果をシステム制御部C3に送信する。使用検知部Zでの調理用具が使用されているか否かの検知結果は、予測部C32による洗浄システム100の使用予測・不使用予測に用いられる。
使用検知部Zは、調理場200で使用される調理用具に備えられ、調理用具が使用されているか否かを検知する。本実施形態では使用検知部Zは、包丁210に内蔵された加速度センサ、まな板220に内蔵された加速度センサ、ガスコンロ230に内蔵された制御部である。使用検知部Zである包丁210に内蔵された加速度センサは、測定した加速度の大きさ・向きから包丁210が使用されているか否かを検知し、検知結果をシステム制御部C3に送信する。使用検知部Zであるまな板220に内蔵された加速度センサは、測定した加速度の大きさ・向きからまな板220が使用されているか否かを検知し、検知結果をシステム制御部C3に送信する。使用検知部Zであるガスコンロ230に内蔵された制御部は、ガスバーナの燃焼状態からガスコンロ230が使用されているか否かを検知し、検知結果をシステム制御部C3に送信する。具体的には、調理器具が使用されている場合には検知結果YESとし、調理器具が使用されていない場合は検知結果NOとし、いずれかの結果をシステム制御部C3に送信する。使用検知部Zでの調理用具が使用されているか否かの検知結果は、予測部C32による洗浄システム100の使用予測・不使用予測に用いられる。
(システム制御部)
システム制御部C3は、蒸気・湯水併給装置1と洗浄装置2を含め洗浄システム100全体の制御を行うものであって、運転制御部C31と、予測部C32と、報知入力部C33とを有する。システム制御部C3は、演算装置や記憶装置等により構成される。
システム制御部C3は、蒸気・湯水併給装置1と洗浄装置2を含め洗浄システム100全体の制御を行うものであって、運転制御部C31と、予測部C32と、報知入力部C33とを有する。システム制御部C3は、演算装置や記憶装置等により構成される。
運転制御部C31は、予測部C32での使用予測・不使用予測、および報知入力部C33への使用入力・不使用入力に基づいて、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を、運転停止状態、第1待機状態(待機状態)および第2待機状態(待機状態)の間で切り換える。運転状態の切り換えを含め、システム制御部C3による洗浄システム100の制御の詳細は後述する。
(蒸気・湯水併給装置)
図2に示される蒸気・湯水併給装置1は、湯水生成部10と蒸気生成部20と制御部C1とを有し、生成した蒸気と湯水とを洗浄装置2に供給する。制御部C1は、図示しない操作部や、後述する洗浄装置2の洗浄装置制御部C2からの信号を受けて、湯水生成部10および蒸気生成部20の運転を制御する。制御部C1は、演算装置や記憶装置等により構成される。蒸気・湯水併給装置1は運転制御部C31によって、その運転状態が、運転停止状態、第1待機状態(待機状態)および第2待機状態(待機状態)の間で切り換えられる。
図2に示される蒸気・湯水併給装置1は、湯水生成部10と蒸気生成部20と制御部C1とを有し、生成した蒸気と湯水とを洗浄装置2に供給する。制御部C1は、図示しない操作部や、後述する洗浄装置2の洗浄装置制御部C2からの信号を受けて、湯水生成部10および蒸気生成部20の運転を制御する。制御部C1は、演算装置や記憶装置等により構成される。蒸気・湯水併給装置1は運転制御部C31によって、その運転状態が、運転停止状態、第1待機状態(待機状態)および第2待機状態(待機状態)の間で切り換えられる。
(湯水生成部)
湯水生成部10は、湯水加熱槽としての湯水生成タンク11と、湯水加熱部14とを有する。そして湯水生成タンク11に、湯水供給路12と、湯水排出路13と、装置間湯水供給路5と、連結供給路30とが接続されている。
湯水生成部10は、湯水加熱槽としての湯水生成タンク11と、湯水加熱部14とを有する。そして湯水生成タンク11に、湯水供給路12と、湯水排出路13と、装置間湯水供給路5と、連結供給路30とが接続されている。
湯水生成タンク11は、内部に湯水を貯留するタンクである。湯水生成タンク11の内部に湯水加熱部14が配置されており、湯水生成タンク11の内部の湯水が湯水加熱部14によって加熱される。湯水加熱部14は、例えば内部を高温の暖房水が通流する熱交換器である。暖房水は、図示しないコージェネレーション装置やボイラ等から供給され、その供給は制御部C1により制御される。すなわち湯水加熱部14は制御部C1により制御され、湯水生成タンク11の内部の湯水が加熱される。湯水生成タンク11の内部には、湯水生成タンク11に貯留された湯水の量および温度を検知して制御部C1に通知する水量センサS1および温度センサT1が配置されている。
湯水供給路12は、図示しない外部の給湯装置からの湯水を、湯水生成タンク11に供給する。すなわち湯水生成部10の湯水生成タンク11には、ガスコージェネレーション装置やボイラ等の給湯装置によって、水道水を加熱して生成された湯(例えば、40℃の湯)が供給される。湯水供給路12には、湯水供給バルブ12aが配置されている。湯水供給バルブ12aは、制御部C1によって制御され、開閉および開度の調整により、湯水生成タンク11への湯水の供給を制御する。
湯水排出路13は、湯水生成タンク11の内部の湯水を外部に排出する。湯水排出路13には、湯水排出バルブ13aが配置されている。湯水排出バルブ13aは、制御部C1によって制御され、開閉および開度調整により湯水生成タンク11からの湯水の排出を制御する。
装置間湯水供給路5は、湯水生成タンク11の内部の湯水を、洗浄装置2へ供給する。装置間湯水供給路5には、装置間湯水供給ポンプ5aが配置されている。装置間湯水供給ポンプ5aは、制御部C1によって制御され、湯水を洗浄装置2へ向けて送出する。
連結供給路30は、湯水生成タンク11の内部の湯水を、後述する蒸気生成タンク21に供給する。連結供給路30には、連結供給バルブ30aと連結供給ポンプ30bとが配置されている。連結供給バルブ30aは、制御部C1によって制御され、開閉および開度調整により湯水生成タンク11からの湯水の蒸気生成タンク21への供給を制御する。連結供給ポンプ30bは、制御部C1によって制御され、湯水を蒸気生成タンク21へ向けて送出する。
(蒸気生成部)
蒸気生成部20は、蒸気生成タンク21と、蒸気用湯水ヒータ24とを有する。そして蒸気生成タンク21に、蒸気用湯水排出路23と、装置間蒸気供給路6と、連結供給路30とが接続されている。
蒸気生成部20は、蒸気生成タンク21と、蒸気用湯水ヒータ24とを有する。そして蒸気生成タンク21に、蒸気用湯水排出路23と、装置間蒸気供給路6と、連結供給路30とが接続されている。
蒸気生成タンク21は、内部に湯水を貯留するタンクである。蒸気生成タンク21の内部に蒸気用湯水ヒータ24が配置されており、蒸気生成タンク21の内部の湯水が蒸気用湯水ヒータ24によって加熱される。蒸気用湯水ヒータ24は、例えば通電により発熱する電気ヒータであり、制御部C1によって制御される。蒸気生成タンク21には、蒸気生成タンク21に貯留された湯水の量および温度を検知して制御部C1に通知する水量センサS2および温度センサT2が備えられている。
連結供給路30を通じて、湯水生成タンク11から蒸気生成タンク21へ、湯水生成タンク11で加熱された湯水が供給される。
蒸気用湯水排出路23は、蒸気生成タンク21の内部の湯水を外部に排出する。蒸気用湯水排出路23には、蒸気用湯水排出バルブ23aが配置されている。蒸気用湯水排出バルブ23aは、制御部C1によって制御され、開閉および開度調整により蒸気生成タンク21からの湯水の排出を制御する。
装置間蒸気供給路6は、蒸気生成タンク21の内部の蒸気を、洗浄装置2へ供給する。
(洗浄装置)
次に図4を参照して、本実施形態に係る洗浄装置2について説明する。
次に図4を参照して、本実施形態に係る洗浄装置2について説明する。
洗浄装置2は、湯水噴射口41と蒸気噴射口51と洗浄装置制御部C2とを有し、蒸気・湯水併給装置1から蒸気と湯水との供給を受け、湯水を湯水噴射口41から、蒸気を蒸気噴射口51から、それぞれ噴射することができる。また洗浄装置2は、洗剤噴射口61および送風口71とを有し、洗剤を洗剤噴射口61から噴射し、送風口71から風を吹き出すことができる。
洗浄装置制御部C2は、噴射制御部C21と温度制御部C22とを有し、洗浄装置2からの湯水、蒸気および洗剤の噴射の開始および停止、送風の開始および停止、噴射される湯水の温度の制御を行う。洗浄装置制御部C2は、演算装置や記憶装置等により構成される。
本実施形態に係る洗浄装置2は、ピストル様の形状であり、その先端に先端ノズルNが配置され、後端に接続管4が接続され、グリップにあたる把持部位Hに噴射操作部80と温度操作部82とが配置されている。
先端ノズルNには、上述の湯水噴射口41および蒸気噴射口51に加え、洗剤噴射口61および送風口71が形成されている。先端ノズルNは、広角ノズルやブラシなど、種々のアタッチメントが取り付け可能に構成されている。先端ノズルNの上側には、ヘラ部Sが形成されている。ヘラ部Sは、例えばゴム製のヘラ状の部材であり、洗浄対象物Wの表面をこすって汚れ等をこそげ落とすことが可能である。
湯水噴射口41には、湯水噴射路42が接続されている。湯水噴射路42には、装置間湯水供給路5が接続されている。以上の構成により、蒸気・湯水併給装置1から供給された湯水が、装置間湯水供給路5と湯水噴射路42とを通って、湯水噴射口41から噴射される。湯水噴射路42には湯水噴射バルブ43が設けられている。湯水噴射バルブ43は、噴射制御部C21によって制御され、開閉および開度調整により湯水噴射口41からの湯水の噴射の開始、停止および強度(例えば流量、流速等、以下同じ)を制御する。
蒸気噴射口51には、蒸気噴射路52が接続されている。蒸気噴射路52には、装置間蒸気供給路6が接続されている。以上の構成により、蒸気・湯水併給装置1から供給された蒸気が、装置間蒸気供給路6と蒸気噴射路52とを通って、蒸気噴射口51から噴射される。蒸気噴射路52には蒸気噴射バルブ53が設けられている。蒸気噴射バルブ53は、噴射制御部C21によって制御され、開閉および開度調整により、蒸気噴射口51からの蒸気の噴射の開始、停止および強度(例えば流量、流速等、以下同じ)を制御する。
洗剤噴射口61には、洗剤噴射路62が接続されている。洗剤噴射路62には、洗剤タンク64が接続されている。洗剤タンク64には、洗剤が貯留される。以上の構成により、洗剤タンク64から供給された洗剤が、洗剤噴射路62とを通って、洗剤噴射口61から噴射される。洗剤噴射路62には洗剤噴射ポンプ63が設けられている。洗剤噴射ポンプ63は、噴射制御部C21によって制御され、稼働/停止および送出量の調整により、洗剤噴射口61からの洗剤の噴射の開始、停止および強度(例えば流量、流速等、以下同じ)を制御する。
送風口71には、送風路72が接続されている。送風路72には、ブロア73が接続されている。ブロア73は、噴射制御部C21によって制御され、稼働/停止および送風量の調整により、送風口71からの送風の開始、停止および強度(例えば風量・風速等、以下同じ)を制御する。なお、ブロア73に換えてファンを配置してもよい。
噴射操作部80は、本実施形態では押しボタン式の4つのスイッチを有し、それぞれが湯水、蒸気、洗剤および送風の操作に用いられる。操作の態様は種々の形態が可能であるが、本実施形態では、スイッチを1回押すと噴射(送風)が開始し、2回押すと噴射(送風)が強くなり、3回押すと噴射(送風)が停止する。噴射操作部80は、洗浄装置制御部C2の噴射制御部C21に接続されており、受け付けた操作を信号として噴射制御部C21へ送信する。すなわち噴射操作部80は、蒸気噴射口51からの蒸気の噴射の開始、停止および強度の操作と、湯水噴射口41からの湯水の噴射の開始、停止および強度の操作と、洗剤噴射口61からの洗剤の噴射の開始、停止および強度の操作と、送風口71からの送風の開始、停止および強度の操作とを受け付けるスイッチである。
洗浄装置2は、噴射操作部80に加えて、洗浄装置2の使用者が足で操作するフットスイッチ81を有する。フットスイッチ81は、本実施形態では押しボタン式の4つのスイッチを有し、それぞれが湯水、蒸気、洗剤および送風の操作に用いられる。操作の態様は種々の形態が可能であるが、本実施形態では、スイッチを1回押すと噴射(送風)が開始し、2回押すと噴射(送風)が強くなり、3回押すと噴射(送風)が停止する。フットスイッチ81は、有線通信または無線通信により洗浄装置制御部C2の噴射制御部C21に接続されており、受け付けた操作を信号として噴射制御部C21へ送信する。すなわちフットスイッチ81は、蒸気噴射口51からの蒸気の噴射の開始、停止および強度の操作と、湯水噴射口41からの湯水の噴射の開始、停止および強度の操作と、洗剤噴射口61からの洗剤の噴射の開始、停止および強度の操作と、送風口71からの送風の開始、停止および強度の操作とを受け付けるスイッチである。
温度操作部82は、湯水噴射口41から噴射する湯水の温度の操作を受け付ける。本実施形態では、タッチパネル式の操作表示器として構成され、使用者からの操作として湯水温度の設定操作、洗浄システム100の運転開始・運転モード変更・運転停止の操作等を受け付ける。温度操作部82は、現在の湯水温度の設定値、現在の洗浄システム100の運転状態等を表示する。そして温度操作部82は、受け付けた操作を信号として洗浄装置制御部C2(温度制御部C22)へ送信する。
温度制御部C22は、温度操作部82からの信号に応じて、湯水噴射口41から噴射する湯水の温度を制御する機能を有する。本実施形態では、温度操作部82は、蒸気・湯水併給装置1の制御部C1に対して、洗浄装置2に供給する湯水の温度を変更する旨の信号を送信する。そして信号を受けた制御部C1は、上述した湯水生成部10の温度制御の設定温度を変更する。
(洗浄システムの動作)
以下、図5〜7を参照しつつ、洗浄システム100の動作について説明する。洗浄システム100では、運転制御部C31によって蒸気・湯水併給装置1の運転状態が、運転停止状態、第1待機状態(待機状態)および第2待機状態(待機状態)の間で切り換えられる。運転停止状態は、蒸気生成タンク21と湯水生成タンク11(湯水加熱槽)の両方で湯水の加熱を行わない状態である。第1待機状態は、蒸気生成タンク21に100℃未満の温度である第1待機温度の湯水を貯留する状態である。本実施形態では、第1待機温度は60℃である。第2待機状態は、蒸気生成タンク21に100℃以上の温度である第2待機温度の湯水を貯留する状態である。本実施形態では、第2待機温度は130℃である。第2待機状態では、蒸気生成タンク21に100℃以上の湯水が貯留されているから、洗浄装置2への即時の蒸気供給が可能である。なお第1待機状態および第2待機状態は、加熱された湯水が蒸気生成タンク21において貯留される状態であるから、待機状態に該当する。
以下、図5〜7を参照しつつ、洗浄システム100の動作について説明する。洗浄システム100では、運転制御部C31によって蒸気・湯水併給装置1の運転状態が、運転停止状態、第1待機状態(待機状態)および第2待機状態(待機状態)の間で切り換えられる。運転停止状態は、蒸気生成タンク21と湯水生成タンク11(湯水加熱槽)の両方で湯水の加熱を行わない状態である。第1待機状態は、蒸気生成タンク21に100℃未満の温度である第1待機温度の湯水を貯留する状態である。本実施形態では、第1待機温度は60℃である。第2待機状態は、蒸気生成タンク21に100℃以上の温度である第2待機温度の湯水を貯留する状態である。本実施形態では、第2待機温度は130℃である。第2待機状態では、蒸気生成タンク21に100℃以上の湯水が貯留されているから、洗浄装置2への即時の蒸気供給が可能である。なお第1待機状態および第2待機状態は、加熱された湯水が蒸気生成タンク21において貯留される状態であるから、待機状態に該当する。
本実施形態では洗浄システム100が、手動遷移モード、予測遷移モード、または報知入力遷移モードの3種類のモードにて運転されるものとして説明する。手動遷移モード(図5)は、主として洗浄システム100の使用者からの操作に基づいて、運転制御部C31が運転状態を切り換えるモードである。予測遷移モード(図6)は、予測部C32による使用予測・不使用予測に基づいて、運転制御部C31が運転状態を切り換えるモードである。報知入力遷移モード(図7)は、予測部C32による使用予測・不使用予測、および報知入力部C33への使用入力・不使用入力に基づいて、運転制御部C31が運転状態を切り換えるモードである。
(手動遷移モード)
本実施形態では、使用者により洗浄システム100の電源が投入されると、まず手動遷移モード(図5)にて動作を開始する。そして運転停止状態#501(湯水の加熱を行わない状態)から、第1待機状態#502へ遷移して、湯水生成タンク11および蒸気生成タンク21に60℃(第1待機温度)の湯水を貯留する状態とする。その後、第2待機状態#503へ遷移して、蒸気生成タンク21に130℃(第2待機温度)の湯水を貯留する状態とする。そして第2待機状態では、洗浄装置2から湯水・蒸気供給の信号を受けると、洗浄装置2へ湯水・蒸気が供給され、洗浄対象物Wの洗浄が行われる。その後、使用者からの操作により、第1待機状態#502や運転停止状態#501への遷移が行われる。なお使用者からの操作は、図示しない操作部にて受け付けられる。
本実施形態では、使用者により洗浄システム100の電源が投入されると、まず手動遷移モード(図5)にて動作を開始する。そして運転停止状態#501(湯水の加熱を行わない状態)から、第1待機状態#502へ遷移して、湯水生成タンク11および蒸気生成タンク21に60℃(第1待機温度)の湯水を貯留する状態とする。その後、第2待機状態#503へ遷移して、蒸気生成タンク21に130℃(第2待機温度)の湯水を貯留する状態とする。そして第2待機状態では、洗浄装置2から湯水・蒸気供給の信号を受けると、洗浄装置2へ湯水・蒸気が供給され、洗浄対象物Wの洗浄が行われる。その後、使用者からの操作により、第1待機状態#502や運転停止状態#501への遷移が行われる。なお使用者からの操作は、図示しない操作部にて受け付けられる。
(第1待機状態への遷移)
(湯水生成部での湯水の貯留)
湯水供給バルブ12aが開かれて、湯水供給路12から湯水生成タンク11へ湯水が供給される。制御部C1が、湯水生成タンク11に供給されて貯留される湯水の量および温度を水量センサS1および温度センサT1により検出・監視する。貯留された湯水の温度が所定の閾値温度(例えば、40℃)よりも低い場合、湯水排出バルブ13aが開かれて、湯水排出路13から湯水が排出される。
(湯水生成部での湯水の貯留)
湯水供給バルブ12aが開かれて、湯水供給路12から湯水生成タンク11へ湯水が供給される。制御部C1が、湯水生成タンク11に供給されて貯留される湯水の量および温度を水量センサS1および温度センサT1により検出・監視する。貯留された湯水の温度が所定の閾値温度(例えば、40℃)よりも低い場合、湯水排出バルブ13aが開かれて、湯水排出路13から湯水が排出される。
湯水生成タンク11に貯留された湯水の温度が所定の閾値温度(例えば、40℃)以上になると、湯水排出バルブ13aが閉じられて、湯水排出路13からの湯水の排出が停止される。そして湯水加熱部14に通電が開始されて、湯水生成タンク11の内部の湯水の加熱が開始される。
なお湯水加熱部14による湯水の加熱は、湯水供給路12から湯水生成タンク11への湯水の供給が開始された時点で、開始してもよい。
湯水生成タンク11に貯留された湯水の量が所定の閾値(例えば、500cc)に達したら、湯水供給バルブ12aが閉じられて、湯水供給路12から湯水生成タンク11への湯水の供給が停止される。湯水生成タンク11に貯留された湯水の温度が第1待機温度(60℃)に達したら、以降、60℃の湯水を洗浄装置2へ供給できるよう、湯水生成タンク11に貯留された湯水の温度は、湯水加熱部14への適宜の通電により、60℃に保たれる。なお第1待機温度(すなわち湯水の温度の設定値)は、図示しない操作部からの操作や、後述する洗浄装置2の温度制御部C22からの信号により変更可能である。
(蒸気生成部での湯水の貯留)
連結供給バルブ30aが開かれて、連結供給路30を通じて湯水生成タンク11から蒸気生成タンク21へ湯水が供給される。制御部C1が、蒸気生成タンク21に供給されて貯留される湯水の量および温度を水量センサS2および温度センサT2により検出・監視する。貯留された湯水の温度が所定の閾値温度(例えば、40℃)よりも低い場合、蒸気用湯水排出バルブ23aが開かれて、蒸気用湯水排出路23から湯水が排出される。
連結供給バルブ30aが開かれて、連結供給路30を通じて湯水生成タンク11から蒸気生成タンク21へ湯水が供給される。制御部C1が、蒸気生成タンク21に供給されて貯留される湯水の量および温度を水量センサS2および温度センサT2により検出・監視する。貯留された湯水の温度が所定の閾値温度(例えば、40℃)よりも低い場合、蒸気用湯水排出バルブ23aが開かれて、蒸気用湯水排出路23から湯水が排出される。
蒸気生成タンク21に貯留された湯水の温度が所定の閾値温度(例えば、40℃)以上になると、蒸気用湯水排出バルブ23aが閉じられて、蒸気用湯水排出路23からの湯水の排出が停止される。そして蒸気用湯水ヒータ24に通電が開始されて、蒸気生成タンク21の内部の湯水の加熱が開始される。
なお蒸気用湯水ヒータ24による湯水の加熱は、蒸気用湯水供給路22から蒸気生成タンク21への湯水の供給が開始された時点で、開始してもよい。
蒸気生成タンク21に貯留された湯水の量が所定の閾値(例えば、500cc)に達したら、蒸気用湯水供給バルブ22aが閉じられて、連結供給路30から蒸気生成タンク21への湯水の供給が停止される。蒸気生成タンク21に貯留された湯水の温度が第1待機温度(60℃)に達したら、第1待機状態#502への遷移が完了する。以降、湯水生成タンク11に貯留された湯水の温度は、湯水加熱部14への適宜の通電により、60℃に保たれる。
(第2待機状態への遷移)
第1待機状態#502への遷移が完了したら、引き続き、第2待機状態#503への遷移を行う。蒸気用湯水ヒータ24に通電され、蒸気生成タンク21の内部の湯水が加熱される。蒸気生成タンク21に貯留された湯水の温度が第2待機温度(130℃)に達したら、第2待機状態#503への遷移が完了する。本実施形態では、蒸気生成タンク21から後述する蒸気噴射バルブ53までの間の装置間蒸気供給路6が、高温高圧(130℃、3気圧程度)の蒸気で満たされる。以降、蒸気を洗浄装置2へ供給できるよう、蒸気生成タンク21に貯留された湯水の温度は、蒸気用湯水ヒータ24への適宜の通電により、所定の温度(例えば、130℃)に保たれる。
第1待機状態#502への遷移が完了したら、引き続き、第2待機状態#503への遷移を行う。蒸気用湯水ヒータ24に通電され、蒸気生成タンク21の内部の湯水が加熱される。蒸気生成タンク21に貯留された湯水の温度が第2待機温度(130℃)に達したら、第2待機状態#503への遷移が完了する。本実施形態では、蒸気生成タンク21から後述する蒸気噴射バルブ53までの間の装置間蒸気供給路6が、高温高圧(130℃、3気圧程度)の蒸気で満たされる。以降、蒸気を洗浄装置2へ供給できるよう、蒸気生成タンク21に貯留された湯水の温度は、蒸気用湯水ヒータ24への適宜の通電により、所定の温度(例えば、130℃)に保たれる。
(洗浄装置への湯水および蒸気の供給)
洗浄装置2から湯水供給の信号を受けると、制御部C1が装置間湯水供給ポンプ5aを動作させ、装置間湯水供給路5を通じて湯水生成タンク11の内部の湯水を洗浄装置2へ送出する。制御部C1は、湯水生成タンク11に貯留された湯水の量および温度を水量センサS1および温度センサT1により監視して、湯水の量と温度が設定値(例えば、400ccと60℃)に保たれるように、湯水供給バルブ12aの開閉および開度、および湯水加熱部14への通電を制御する。
洗浄装置2から湯水供給の信号を受けると、制御部C1が装置間湯水供給ポンプ5aを動作させ、装置間湯水供給路5を通じて湯水生成タンク11の内部の湯水を洗浄装置2へ送出する。制御部C1は、湯水生成タンク11に貯留された湯水の量および温度を水量センサS1および温度センサT1により監視して、湯水の量と温度が設定値(例えば、400ccと60℃)に保たれるように、湯水供給バルブ12aの開閉および開度、および湯水加熱部14への通電を制御する。
洗浄装置2への蒸気の供給に関して、本実施形態では上述の通り、洗浄装置2の内部に蒸気の噴射・停止を制御する蒸気噴射バルブ53が設けられている。よって、洗浄装置2で蒸気噴射バルブ53が開かれると、装置間蒸気供給路6を通じて蒸気生成タンク21の内部の蒸気が洗浄装置2へ送出される。
制御部C1は、蒸気生成タンク21に貯留された湯水の量および温度を水量センサS2および温度センサT2により監視して、湯水の量と温度が設定値(例えば、400ccと130℃)に保たれるように、蒸気用湯水ヒータ24への通電と、連結供給路30を通じての湯水生成タンク11から蒸気生成タンク21への湯水の供給を制御する。具体的には、連結供給ポンプ30bを動作させ、連結供給バルブ30aを開弁して、湯水生成タンク11に貯留された湯水を蒸気生成タンク21へ供給する。即座の蒸気供給が可能なように、蒸気生成タンク21の内部は高温(例えば、130℃)に保たれ蒸気が充満しているから、蒸気生成タンク21の内部の圧力は湯水生成タンク11の内部の圧力よりも高い。従って連結供給路30によって湯水生成タンク11から蒸気生成タンク21へ湯水を供給するために、連結供給路30に配置した連結供給ポンプ30bを稼働させることで、両タンクの圧力差に抗して湯水を供給することができる。
制御部C1は、洗浄装置2へ供給した累積の蒸気の量を監視し、供給した蒸気の量の累積量(積算量)が所定の閾値(例えば、3L)を越えた場合、蒸気用湯水排出バルブ23aを開いて、蒸気生成タンク21の内部に貯留された湯水を蒸気用湯水排出路23から排出する。これにより、湯水の蒸発により濃縮された炭酸カルシウム等の析出を抑制することができる。なお洗浄装置2へ供給した累積の蒸気の量は、種々の手法により把握することができる。例えば、洗浄装置2の蒸気噴射バルブ53の開度と蒸気の噴射時間に基づく算出、連結供給路30からの湯水の供給量に基づく推定、すなわち連結供給バルブ30aの開度および開時間と連結供給ポンプ30bによる送出量に基づく算出などが可能である。
(その後の処理)
使用者は、蒸気による洗浄を終了して湯水のみによる洗浄を行う場合や、しばらくの間は蒸気を使用する可能性が低いと考えた場合は、第2待機状態#503から第1待機状態#502へ遷移させる操作を行う。そうすると運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を第1待機状態#502に変更する。制御部C1が、蒸気用湯水ヒータ24への通電を制御して、蒸気生成タンク21に貯留された湯水の温度を100℃未満、かつ第1待機温度(60℃)以上に保つ。
使用者は、蒸気による洗浄を終了して湯水のみによる洗浄を行う場合や、しばらくの間は蒸気を使用する可能性が低いと考えた場合は、第2待機状態#503から第1待機状態#502へ遷移させる操作を行う。そうすると運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を第1待機状態#502に変更する。制御部C1が、蒸気用湯水ヒータ24への通電を制御して、蒸気生成タンク21に貯留された湯水の温度を100℃未満、かつ第1待機温度(60℃)以上に保つ。
使用者は、洗浄装置2による洗浄を終了する場合、運転停止状態#501へ遷移させる操作を行う。そうすると運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を第1待機状態#502から運転停止準備#504を経て、運転停止状態#501へ変更する。なお蒸気・湯水併給装置1の運転状態が第2待機状態#503である際に、使用者が運転停止状態#501へ遷移させる操作を行った場合は、運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を第2待機状態#503から運転停止準備#504を経て、運転停止状態#501へ変更する。
運転停止準備#504では、制御部C1は以下の処理を行う。湯水加熱部14および蒸気用湯水ヒータ24への通電と、装置間湯水供給ポンプ5aおよび連結供給ポンプ30bの動作を停止する。湯水供給バルブ12a、湯水排出バルブ13a、蒸気用湯水供給バルブ22a、蒸気用湯水排出バルブ23a、および連結供給バルブ30aを閉じる。
また制御部C1は、運転停止状態#501への遷移から所定の時間(例えば、1時間)が経過すると、蒸気用湯水排出バルブ23aを開いて蒸気生成タンク21に貯留された湯水を蒸気用湯水排出路23を通じて排出する。これにより、湯水の蒸発により濃縮された炭酸カルシウム等の析出を抑制することができる。なお、蒸気生成タンク21の湯水を排出したら、洗浄装置2へ供給した蒸気の量の積算量をゼロとし、次に洗浄装置2へ蒸気を供給した際に改めて積算を開始する。
(予測遷移モード)
本実施形態では、例えば手動遷移モードの第2待機状態#503で長時間放置された場合や、使用者からの操作があった場合、電源投入時に予測遷移モードで起動する旨設定されている場合等には、上述の予測遷移モード(図6)で動作する。以下、電源投入時から予測遷移モードで動作する場合を例として説明する。なお、運転停止状態、第1待機状態、第2待機状態、およびこれらの状態の間の遷移における蒸気・湯水併給装置1の具体的な動作は、上述の手動遷移モードと同様のため、説明を省略する。後述の報知入力遷移モードにおいても同様である。
本実施形態では、例えば手動遷移モードの第2待機状態#503で長時間放置された場合や、使用者からの操作があった場合、電源投入時に予測遷移モードで起動する旨設定されている場合等には、上述の予測遷移モード(図6)で動作する。以下、電源投入時から予測遷移モードで動作する場合を例として説明する。なお、運転停止状態、第1待機状態、第2待機状態、およびこれらの状態の間の遷移における蒸気・湯水併給装置1の具体的な動作は、上述の手動遷移モードと同様のため、説明を省略する。後述の報知入力遷移モードにおいても同様である。
予測遷移モードでは、予測部C32が、検知部から送信された検知結果に基づいて、洗浄装置2が使用される可能性を予測し、その結果に基づいて蒸気・湯水併給装置1の運転状態が切り換えられる。
使用者により洗浄システム100の電源が投入されると、蒸気・湯水併給装置1は運転停止状態#601にて待機する。そして使用者検知部X、洗浄対象物検知部Yおよび使用検知部Z(以下「検知部」と総称する。)での検知が継続して行われ、検知結果がシステム制御部C3に送信される。
(使用予測に基づく運転停止状態から第1待機状態への遷移、#602)
蒸気・湯水併給装置1が運転停止状態#601である場合において、使用者検知部X、洗浄対象物検知部Yおよび3つの使用検知部Zからの検知結果のうち、1つ以上が検知結果YESとなった場合に、予測部C32が使用予測の判断を開始する(#602)。そして検知結果の1つ以上が検知結果YESである状態が所定時間(例えば、1分間)継続した場合に、予測部C32は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が高い旨の使用予測を行い(使用予測YES)、運転制御部C31にその旨を報知する。そうすると運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を運転停止状態#601から第1待機状態#603へ切り換える。
蒸気・湯水併給装置1が運転停止状態#601である場合において、使用者検知部X、洗浄対象物検知部Yおよび3つの使用検知部Zからの検知結果のうち、1つ以上が検知結果YESとなった場合に、予測部C32が使用予測の判断を開始する(#602)。そして検知結果の1つ以上が検知結果YESである状態が所定時間(例えば、1分間)継続した場合に、予測部C32は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が高い旨の使用予測を行い(使用予測YES)、運転制御部C31にその旨を報知する。そうすると運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を運転停止状態#601から第1待機状態#603へ切り換える。
所定時間の経過の前に、全ての検知部の検知結果がNOとなった場合は、予測部C32は、使用予測を行わず(使用予測NO)、運転制御部C31にその旨を報知する。そうすると運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を切り換えず、運転停止状態#601を維持する。
(使用予測に基づく第1待機状態から第2待機状態への遷移、#604)
蒸気・湯水併給装置1が第1待機状態#603である場合において、使用者検知部X、洗浄対象物検知部Yおよび3つの使用検知部Zからの検知結果のうち、1つ以上が検知結果YESとなった場合に、予測部C32が使用予測の判断を開始する(#604)。そして検知結果の1つ以上が検知結果YESである状態が所定時間(例えば、1分間)継続した場合に、予測部C32は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が高い旨の使用予測を行い(使用予測YES)、運転制御部C31にその旨を報知する。そうすると運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を第1待機状態#603から第2待機状態#605へ切り換える。
蒸気・湯水併給装置1が第1待機状態#603である場合において、使用者検知部X、洗浄対象物検知部Yおよび3つの使用検知部Zからの検知結果のうち、1つ以上が検知結果YESとなった場合に、予測部C32が使用予測の判断を開始する(#604)。そして検知結果の1つ以上が検知結果YESである状態が所定時間(例えば、1分間)継続した場合に、予測部C32は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が高い旨の使用予測を行い(使用予測YES)、運転制御部C31にその旨を報知する。そうすると運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を第1待機状態#603から第2待機状態#605へ切り換える。
所定時間の経過の前に、全ての検知部の検知結果がNOとなった場合は、予測部C32は、使用予測を行わず(使用予測NO)、運転制御部C31にその旨を報知する。そうすると運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を切り換えず、第1待機状態#603を維持する。
(不使用予測に基づく第2待機状態から第1待機状態への遷移、#606)
蒸気・湯水併給装置1が第2待機状態#605である場合において、使用者検知部X、洗浄対象物検知部Yおよび3つの使用検知部Zからの検知結果の全てがNOとなった場合に、予測部C32が不使用予測の判断を開始する(#606)。そして全ての検知部について検知結果NOの状態が所定時間(例えば、1分間)継続した場合に、予測部C32は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が低い旨の不使用予測を行い(不使用予測YES)、運転制御部C31にその旨を報知する。そうすると運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を第2待機状態#605から第1待機状態#603へ切り換える。
蒸気・湯水併給装置1が第2待機状態#605である場合において、使用者検知部X、洗浄対象物検知部Yおよび3つの使用検知部Zからの検知結果の全てがNOとなった場合に、予測部C32が不使用予測の判断を開始する(#606)。そして全ての検知部について検知結果NOの状態が所定時間(例えば、1分間)継続した場合に、予測部C32は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が低い旨の不使用予測を行い(不使用予測YES)、運転制御部C31にその旨を報知する。そうすると運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を第2待機状態#605から第1待機状態#603へ切り換える。
所定時間の経過の前に、検知結果の1つ以上が検知結果YESとなった場合は、予測部C32は、不使用予測を行わず(不使用予測NO)、運転制御部C31にその旨を報知する。そうすると運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を切り換えず、第2待機状態#605を維持する。
(不使用予測に基づく第1待機状態から運転停止状態への遷移、#607)
蒸気・湯水併給装置1が第1待機状態#603である場合において、使用者検知部X、洗浄対象物検知部Yおよび3つの使用検知部Zからの検知結果の全てがNOとなった場合に、予測部C32が不使用予測の判断を開始する(#607)。そして全ての検知部について検知結果NOの状態が所定時間(例えば、1分間)継続した場合に、予測部C32は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が低い旨の不使用予測を行い(不使用予測YES)、運転制御部C31にその旨を報知する。そうすると運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を第1待機状態#603から運転停止準備#608を経て運転停止状態#601へ切り換える。
蒸気・湯水併給装置1が第1待機状態#603である場合において、使用者検知部X、洗浄対象物検知部Yおよび3つの使用検知部Zからの検知結果の全てがNOとなった場合に、予測部C32が不使用予測の判断を開始する(#607)。そして全ての検知部について検知結果NOの状態が所定時間(例えば、1分間)継続した場合に、予測部C32は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が低い旨の不使用予測を行い(不使用予測YES)、運転制御部C31にその旨を報知する。そうすると運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を第1待機状態#603から運転停止準備#608を経て運転停止状態#601へ切り換える。
所定時間の経過の前に、検知結果の1つ以上が検知結果YESとなった場合は、予測部C32は、不使用予測を行わず(不使用予測NO)、運転制御部C31にその旨を報知する。そうすると運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を切り換えず、第1待機状態#603を維持する。
(報知入力遷移モード)
本実施形態では、使用者からの操作があった場合や、電源投入時に報知入力遷移モードで起動する旨設定されている場合等には、上述の報知入力遷移モード(図7)で動作する。以下、電源投入時から報知入力遷移モードで動作する場合を例として説明する。
本実施形態では、使用者からの操作があった場合や、電源投入時に報知入力遷移モードで起動する旨設定されている場合等には、上述の報知入力遷移モード(図7)で動作する。以下、電源投入時から報知入力遷移モードで動作する場合を例として説明する。
報知入力遷移モードでは、まず予測部C32が、検知部から送信された検知結果に基づいて、洗浄装置2が使用される可能性を予測する。その結果に基づいて報知入力部C33が、使用者に対して洗浄装置2を使用するか否かの問い合わせを報知し、使用者からの洗浄装置2を使用する旨の使用入力、洗浄装置2を使用しない旨の不使用入力を受け付ける。そして使用者からの入力に応じて、蒸気・湯水併給装置1の運転状態が切り換えられる。
報知入力部C33による使用者への報知は、視覚や聴覚による様々な態様が可能であり、例えばチャイム音、音声案内、ランプの点滅、文字表示などが考えられる。報知入力部C33への使用者からの入力(洗浄装置2を使用する旨の使用入力、洗浄装置2を使用しない旨の不使用入力)は、「使用する」「使用しない」の2つのボタンの選択的操作や、「使用する」「使用しない」のタッチパネル等からの入力、フットスイッチの操作、音声による入力など、様々な態様が可能である。
使用者により洗浄システム100の電源が投入されると、蒸気・湯水併給装置1は運転停止状態#601にて待機する。そして使用者検知部X、洗浄対象物検知部Yおよび使用検知部Z(以下「検知部」と総称する。)での検知が継続して行われ、検知結果がシステム制御部C3に送信される。
(使用予測・入力に基づく運転停止状態から第1待機状態への遷移、#702、703)
蒸気・湯水併給装置1が運転停止状態#701である場合において、使用者検知部X、洗浄対象物検知部Yおよび3つの使用検知部Zからの検知結果のうち、1つ以上が検知結果YESとなった場合に、予測部C32が使用予測の判断を開始する(#702)。そして検知結果の1つ以上が検知結果YESである状態が所定時間(例えば、1分間)継続した場合に、予測部C32は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が高い旨の使用予測を行い(使用予測YES)、報知入力部C33にその旨を報知し、#703へ進む。
蒸気・湯水併給装置1が運転停止状態#701である場合において、使用者検知部X、洗浄対象物検知部Yおよび3つの使用検知部Zからの検知結果のうち、1つ以上が検知結果YESとなった場合に、予測部C32が使用予測の判断を開始する(#702)。そして検知結果の1つ以上が検知結果YESである状態が所定時間(例えば、1分間)継続した場合に、予測部C32は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が高い旨の使用予測を行い(使用予測YES)、報知入力部C33にその旨を報知し、#703へ進む。
所定時間の経過の前に、全ての検知部の検知結果がNOとなった場合は、予測部C32は、使用予測を行わず(使用予測NO)、運転制御部C31にその旨を報知する。そうすると運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を切り換えず、運転停止状態#701を維持する。
#703にて報知入力部C33は、使用者に向けて、洗浄装置2を使用するか否かの問い合わせを報知し、使用者からの入力を受け付ける状態で待機する。洗浄装置2を使用する旨の使用入力を報知入力部C33が受け付けた場合、または所定時間(例えば、1分間)の間に報知入力部C33が入力を受け付けなかった場合(入力なし)には、運転制御部C31にその旨を報知する。そうすると運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を運転停止状態#701から第1待機状態#704へ切り換える。
洗浄装置2を使用しない旨の不使用入力を報知入力部C33が受け付けた場合には、運転制御部C31にその旨を報知する。そうすると運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を切り換えず、運転停止状態#701を維持する。
(使用予測・入力に基づく第1待機状態から第2待機状態または運転停止状態への遷移、#705、706)
蒸気・湯水併給装置1が第1待機状態#704である場合において、使用者検知部X、洗浄対象物検知部Yおよび3つの使用検知部Zからの検知結果のうち、1つ以上が検知結果YESとなった場合に、予測部C32が使用予測の判断を開始する(#705)。そして検知結果の1つ以上が検知結果YESである状態が所定時間(例えば、1分間)継続した場合に、予測部C32は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が高い旨の使用予測を行い(使用予測YES)、報知入力部C33にその旨を報知し、#706へ進む。
蒸気・湯水併給装置1が第1待機状態#704である場合において、使用者検知部X、洗浄対象物検知部Yおよび3つの使用検知部Zからの検知結果のうち、1つ以上が検知結果YESとなった場合に、予測部C32が使用予測の判断を開始する(#705)。そして検知結果の1つ以上が検知結果YESである状態が所定時間(例えば、1分間)継続した場合に、予測部C32は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が高い旨の使用予測を行い(使用予測YES)、報知入力部C33にその旨を報知し、#706へ進む。
所定時間の経過の前に、全ての検知部の検知結果がNOとなった場合は、予測部C32は、使用予測を行わず(使用予測NO)、運転制御部C31にその旨を報知する。そうすると運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を切り換えず、第1待機状態#704を維持する。
#706にて報知入力部C33は、使用者に向けて、洗浄装置2を使用するか否かの問い合わせを報知し、使用者からの入力を受け付ける状態で待機する。洗浄装置2を使用する旨の使用入力を報知入力部C33が受け付けた場合、または所定時間(例えば、1分間)の間に報知入力部C33が入力を受け付けなかった場合(入力なし)には、運転制御部C31にその旨を報知する。そうすると運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を第1待機状態#704から第2待機状態#707へ切り換える。
洗浄装置2を使用しない旨の不使用入力を報知入力部C33が受け付けた場合には、運転制御部C31にその旨を報知する。そうすると運転制御部C31は蒸気・湯水併給装置1の運転状態を、第1待機状態#704から運転停止準備#708を経て運転停止状態#701へ切り換える。
(使用予測・入力に基づく第2待機状態から第1待機状態または運転停止状態への遷移、#709、710)
蒸気・湯水併給装置1が第2待機状態#707である場合において、使用者検知部X、洗浄対象物検知部Yおよび3つの使用検知部Zからの検知結果の全てがNOとなった場合に、予測部C32が不使用予測の判断を開始する(#709)。そして全ての検知部について検知結果NOの状態が所定時間(例えば、1分間)継続した場合に、予測部C32は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が低い旨の不使用予測を行い(不使用予測YES)、報知入力部C33にその旨を報知し、#710へ進む。
(使用予測・入力に基づく第2待機状態から第1待機状態または運転停止状態への遷移、#709、710)
蒸気・湯水併給装置1が第2待機状態#707である場合において、使用者検知部X、洗浄対象物検知部Yおよび3つの使用検知部Zからの検知結果の全てがNOとなった場合に、予測部C32が不使用予測の判断を開始する(#709)。そして全ての検知部について検知結果NOの状態が所定時間(例えば、1分間)継続した場合に、予測部C32は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が低い旨の不使用予測を行い(不使用予測YES)、報知入力部C33にその旨を報知し、#710へ進む。
所定時間の経過の前に、検知結果の1つ以上が検知結果YESとなった場合は、予測部C32は、不使用予測を行わず(不使用予測NO)、運転制御部C31にその旨を報知する。そうすると運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を切り換えず、第2待機状態#707を維持する。
#710にて報知入力部C33は、使用者に向けて、洗浄装置2を使用するか否かの問い合わせを報知し、使用者からの入力を受け付ける状態で待機する。洗浄装置2を使用する旨の使用入力を報知入力部C33が受け付けた場合には、運転制御部C31にその旨を報知する。そうすると運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を切り換えず、第2待機状態#707を維持する。
洗浄装置2を使用しない旨の不使用入力を報知入力部C33が受け付けた場合には、運転制御部C31にその旨を報知する。そうすると運転制御部C31は蒸気・湯水併給装置1の運転状態を、第2待機状態#707から運転停止準備#711を経て運転停止状態#701へ切り換える。
所定時間(例えば、1分間)の間に報知入力部C33が入力を受け付けなかった場合(入力なし)には、運転制御部C31にその旨を報知する。そうすると運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を第2待機状態#707から第1待機状態#704へ切り換える。
(使用予測・入力に基づく第1待機状態から運転停止状態への遷移、#712、713)
蒸気・湯水併給装置1が第1待機状態#704である場合において、使用者検知部X、洗浄対象物検知部Yおよび3つの使用検知部Zからの検知結果の全てがNOとなった場合に、予測部C32が不使用予測の判断を開始する(#712)。そして全ての検知部について検知結果NOの状態が所定時間(例えば、1分間)継続した場合に、予測部C32は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が低い旨の不使用予測を行い(不使用予測YES)、報知入力部C33にその旨を報知し、#713へ進む。
蒸気・湯水併給装置1が第1待機状態#704である場合において、使用者検知部X、洗浄対象物検知部Yおよび3つの使用検知部Zからの検知結果の全てがNOとなった場合に、予測部C32が不使用予測の判断を開始する(#712)。そして全ての検知部について検知結果NOの状態が所定時間(例えば、1分間)継続した場合に、予測部C32は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が低い旨の不使用予測を行い(不使用予測YES)、報知入力部C33にその旨を報知し、#713へ進む。
所定時間の経過の前に、検知結果の1つ以上が検知結果YESとなった場合は、予測部C32は、不使用予測を行わず(不使用予測NO)、運転制御部C31にその旨を報知する。そうすると運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を切り換えず、第1待機状態#704を維持する。
#713にて報知入力部C33は、使用者に向けて、洗浄装置2を使用するか否かの問い合わせを報知し、使用者からの入力を受け付ける状態で待機する。洗浄装置2を使用する旨の使用入力を報知入力部C33が受け付けた場合には、運転制御部C31にその旨を報知する。そうすると運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を切り換えず、第1待機状態#704を維持する。
洗浄装置2を使用しない旨の不使用入力を報知入力部C33が受け付けた場合、または所定時間(例えば、1分間)の間に報知入力部C33が入力を受け付けなかった場合(入力なし)には、運転制御部C31にその旨を報知する。そうすると運転制御部C31は蒸気・湯水併給装置1の運転状態を、第1待機状態#704から運転停止準備#711を経て運転停止状態#701へ切り換える。
(洗浄システムの動作のまとめ)
以上述べた通り本実施形態に係る洗浄システム100は、
供給される湯水と蒸気とを洗浄対象物Wに向けて噴射する洗浄装置2と、蒸気と湯水とを洗浄装置2に供給する蒸気・湯水併給装置1と、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を制御する運転制御部C31とを有し、
蒸気・湯水併給装置1は、供給された湯水を蒸気生成タンク21にて加熱して蒸気を生成し、生成した蒸気を洗浄装置2へ供給する蒸気生成部20と、供給された湯水を湯水生成タンク11(湯水加熱槽)にて加熱して洗浄装置2へ供給する湯水生成部10とを有し、
運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を、
蒸気生成タンク21と湯水生成タンク11の両方で湯水の加熱を行わない運転停止状態#501、#601、#701と、
加熱された湯水を蒸気生成タンク21または湯水生成タンク11の少なくとも何れか一方において貯留する待機状態(第1待機状態#502、#603、#704、第2待機状態#503、#605、#707)との間で切り換える。
以上述べた通り本実施形態に係る洗浄システム100は、
供給される湯水と蒸気とを洗浄対象物Wに向けて噴射する洗浄装置2と、蒸気と湯水とを洗浄装置2に供給する蒸気・湯水併給装置1と、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を制御する運転制御部C31とを有し、
蒸気・湯水併給装置1は、供給された湯水を蒸気生成タンク21にて加熱して蒸気を生成し、生成した蒸気を洗浄装置2へ供給する蒸気生成部20と、供給された湯水を湯水生成タンク11(湯水加熱槽)にて加熱して洗浄装置2へ供給する湯水生成部10とを有し、
運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を、
蒸気生成タンク21と湯水生成タンク11の両方で湯水の加熱を行わない運転停止状態#501、#601、#701と、
加熱された湯水を蒸気生成タンク21または湯水生成タンク11の少なくとも何れか一方において貯留する待機状態(第1待機状態#502、#603、#704、第2待機状態#503、#605、#707)との間で切り換える。
詳しくは運転制御部C31は、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を、
蒸気生成タンク21と湯水生成タンク11の両方で湯水の加熱を行わない運転停止状態#501、#601、#701と、
蒸気生成タンク21に100℃未満の温度である第1待機温度の湯水を貯留する第1待機状態#502、#603、#704と、
蒸気生成タンク21に100℃以上の温度である第2待機温度の湯水を貯留する第2待機状態#503、#605、#707との間で切り換える。
蒸気生成タンク21と湯水生成タンク11の両方で湯水の加熱を行わない運転停止状態#501、#601、#701と、
蒸気生成タンク21に100℃未満の温度である第1待機温度の湯水を貯留する第1待機状態#502、#603、#704と、
蒸気生成タンク21に100℃以上の温度である第2待機温度の湯水を貯留する第2待機状態#503、#605、#707との間で切り換える。
そして洗浄システム100は、洗浄装置2が使用される可能性を予測する予測部C32を有し、
運転制御部C31は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が高い旨の使用予測を予測部C32が行った場合(#602)に、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を、運転停止状態#601から待機状態(第1待機状態#603)へ切り換える。
運転制御部C31は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が高い旨の使用予測を予測部C32が行った場合(#602)に、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を、運転停止状態#601から待機状態(第1待機状態#603)へ切り換える。
また運転制御部C31は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が低い旨の不使用予測を予測部C32が行った場合(#607)に、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を、待機状態(第1待機状態#603)から運転停止状態#601へ切り換える。
洗浄システム100はさらに、洗浄装置2を使用するか否かの問い合わせを報知し、洗浄装置2を使用するか否かの入力を受け付ける報知入力部C33とを有し、
報知入力部C33は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が高い旨の使用予測を予測部C32が行った場合(#702)に、洗浄装置2を使用するか否かの問い合わせを報知し、
運転制御部C31は、洗浄装置2を使用する旨の使用入力を報知入力部C33が受け付けた場合、または所定時間の間に報知入力部C33が入力を受け付けなかった場合に(#703)、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を、運転停止状態#701から待機状態(第1待機状態#704)へ切り換える。
報知入力部C33は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が高い旨の使用予測を予測部C32が行った場合(#702)に、洗浄装置2を使用するか否かの問い合わせを報知し、
運転制御部C31は、洗浄装置2を使用する旨の使用入力を報知入力部C33が受け付けた場合、または所定時間の間に報知入力部C33が入力を受け付けなかった場合に(#703)、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を、運転停止状態#701から待機状態(第1待機状態#704)へ切り換える。
また報知入力部C33は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が低い旨の不使用予測を予測部C32が行った場合(#712)に、洗浄装置2を使用するか否かの問い合わせを報知し、
運転制御部C31は、洗浄装置2を使用しない旨の不使用入力を報知入力部C33が受け付けた場合、または所定時間の間に報知入力部C33が入力を受け付けなかった場合(#713)に、蒸気・湯水併給装置の運転状態を、待機状態(第1待機状態#704)から運転停止状態#701へ切り換える。
運転制御部C31は、洗浄装置2を使用しない旨の不使用入力を報知入力部C33が受け付けた場合、または所定時間の間に報知入力部C33が入力を受け付けなかった場合(#713)に、蒸気・湯水併給装置の運転状態を、待機状態(第1待機状態#704)から運転停止状態#701へ切り換える。
なお運転制御部C31は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が高い旨の使用予測を予測部C32が行った場合(#604)に、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を、第1待機状態#603から第2待機状態#605へ切り換える。
運転制御部C31は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が低い旨の不使用予測を予測部C32が行った場合(#606)に、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を、第2待機状態#605から第1待機状態#603へ切り換える。
蒸気・湯水併給装置が第1待機状態#704にある場合において、
報知入力部C33は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が高い旨の使用予測を予測部C32が行った場合(#705)に、洗浄装置2を使用するか否かの問い合わせを報知し、
運転制御部C31は、洗浄装置2を使用する旨の使用入力を報知入力部C33が受け付けた場合、または所定時間の間に報知入力部C33が入力を受け付けなかった場合(#606)に、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を、第1待機状態#704から第2待機状態#707へ切り換える。
報知入力部C33は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が高い旨の使用予測を予測部C32が行った場合(#705)に、洗浄装置2を使用するか否かの問い合わせを報知し、
運転制御部C31は、洗浄装置2を使用する旨の使用入力を報知入力部C33が受け付けた場合、または所定時間の間に報知入力部C33が入力を受け付けなかった場合(#606)に、蒸気・湯水併給装置1の運転状態を、第1待機状態#704から第2待機状態#707へ切り換える。
そして蒸気・湯水併給装置が第2待機状態#707にある場合において、
報知入力部C33は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が低い旨の不使用予測を予測部C32が行った場合(#709)に、洗浄装置2を使用するか否かの問い合わせを報知し、
運転制御部C31は、
洗浄装置2を使用する旨の入力を報知入力部C33が受け付けた場合(#710)に蒸気・湯水併給装置1を第2待機状態#707のまま維持し、
洗浄装置2を使用しない旨の不使用入力を報知入力部C33が受け付けた場合(#710)に蒸気・湯水併給装置1を第2待機状態#707から運転停止状態#701へ切り換え、
所定時間の間に報知入力部C33が入力を受け付けなかった場合(#710)に蒸気・湯水併給装置1の運転状態を第2待機状態#707から第1待機状態#704へ切り換える。
報知入力部C33は、近い将来に洗浄装置2が使用される可能性が低い旨の不使用予測を予測部C32が行った場合(#709)に、洗浄装置2を使用するか否かの問い合わせを報知し、
運転制御部C31は、
洗浄装置2を使用する旨の入力を報知入力部C33が受け付けた場合(#710)に蒸気・湯水併給装置1を第2待機状態#707のまま維持し、
洗浄装置2を使用しない旨の不使用入力を報知入力部C33が受け付けた場合(#710)に蒸気・湯水併給装置1を第2待機状態#707から運転停止状態#701へ切り換え、
所定時間の間に報知入力部C33が入力を受け付けなかった場合(#710)に蒸気・湯水併給装置1の運転状態を第2待機状態#707から第1待機状態#704へ切り換える。
(洗浄システムのまとめ)
また以上述べた洗浄システム100は、洗浄装置2と、洗浄装置2に蒸気と湯水とを供給する蒸気・湯水併給装置1と、洗浄装置2に供給される湯水が通流する装置間湯水供給路5と、洗浄装置2に供給される蒸気が通流する装置間蒸気供給路6と、装置間湯水供給路5および装置間蒸気供給路6の周囲に配置された断熱材7とを有する。
また以上述べた洗浄システム100は、洗浄装置2と、洗浄装置2に蒸気と湯水とを供給する蒸気・湯水併給装置1と、洗浄装置2に供給される湯水が通流する装置間湯水供給路5と、洗浄装置2に供給される蒸気が通流する装置間蒸気供給路6と、装置間湯水供給路5および装置間蒸気供給路6の周囲に配置された断熱材7とを有する。
上記の構成によれば、蒸気・湯水併給装置1から洗浄装置2へ供給される蒸気および湯水からの放熱を抑制することができ、洗浄システム100の省エネルギー性を高めることができる。また、装置間湯水供給路5および装置間蒸気供給路6の周囲に断熱材7が配置されるから、高温になる装置間湯水供給路5および装置間蒸気供給路6に洗浄システム100の使用者が触れて火傷する可能性を低減して、洗浄システム100の安全性を高めることができる。
また洗浄システム100は、蒸気・湯水併給装置1を内部に収容する筐体3と、装置間湯水供給路5と装置間蒸気供給路6と断熱材7とを内側に収容する接続管4とを有し、洗浄装置2は、非使用時に洗浄装置2が配置される収納位置P1と、使用時に洗浄装置2が配置される使用位置P2との間で移動可能に構成され、洗浄装置2が収納位置P1に配置される際、接続管4が筐体3の内部に収容される。
上記の構成によれば、洗浄装置2が収納位置P1に配置される際、接続管4を筐体3の内部に収容して洗浄システム100をコンパクトにすることができ、洗浄システム100の省スペース化を実現し、併せて洗浄システム100の美観を向上することができる。
(蒸気・湯水併給装置のまとめ)
以上述べた蒸気と湯水とを消費端末に供給する蒸気・湯水併給装置1は、供給された湯水を加熱して蒸気を生成し、生成した蒸気を洗浄装置2へ供給する蒸気生成部20と、供給された湯水を加熱して洗浄装置2へ供給する湯水生成部10とを有する。
以上述べた蒸気と湯水とを消費端末に供給する蒸気・湯水併給装置1は、供給された湯水を加熱して蒸気を生成し、生成した蒸気を洗浄装置2へ供給する蒸気生成部20と、供給された湯水を加熱して洗浄装置2へ供給する湯水生成部10とを有する。
これにより、例えば洗浄装置2で蒸気を使用中に、蒸気から湯水に切り換える必要が生じた場合、湯水生成部10から即時に湯水を供給することができる。湯水から蒸気に切り換える場合も同様である。また洗浄装置2で蒸気と湯水とを同時に使用する場合には、蒸気生成部20から蒸気を供給し、湯水生成部10から湯水を供給することができる。すなわち、洗浄装置2において蒸気と湯水との迅速な切り換え、あるいは蒸気と湯水との同時使用を実現することができる。なお以上の説明では、洗浄対象物Wを洗浄する場合を例に挙げたが、洗浄装置2としては種別や用途を問わず、蒸気と湯水とを消費するものであれば、蒸気・湯水併給装置1を適用可能である。
また蒸気・湯水併給装置1は、湯水生成部10で加熱された湯水を蒸気生成部20へ供給する連結供給路30を有する。
これにより、蒸気生成部20の温度が低い際に、湯水生成部10で加熱された湯水を用いることで蒸気の生成を迅速に行うことができる。また、蒸気生成部20の湯水が減少して補充が必要な場合には、湯水生成部10で加熱された湯水を供給することで、蒸気生成部20の温度の低下を抑制できる。すなわち、蒸気生成部20の温度上昇の補助または温度低下の抑制を行うことができる。
また蒸気・湯水併給装置1の湯水生成部10は、湯水を貯留して加熱する湯水加熱槽(湯水生成タンク11)と、湯水加熱槽へ湯水を供給する湯水供給路12と、湯水加熱槽から湯水を排出する湯水排出路13とを有し、湯水供給路12から湯水加熱槽へ湯水の供給を受ける際、湯水加熱槽の内部の湯水の温度が所定の閾値よりも低い場合に、湯水排出路13により湯水加熱槽から湯水を排出する。
これにより、湯水加熱槽(湯水生成タンク11)の温度を迅速に上昇させ、湯水生成部10からの湯水の供給を迅速に行うことが可能となる。
また蒸気・湯水併給装置1の蒸気生成部20は、湯水を貯留して加熱し蒸気を生成する蒸気生成タンク21と、蒸気生成タンク21へ湯水を供給する蒸気用湯水供給路22と、蒸気生成タンク21から湯水を排出する蒸気用湯水排出路23とを有し、蒸気用湯水供給路22から蒸気生成タンク21へ湯水の供給を受ける際、蒸気生成タンク21の内部の湯水の温度が所定の閾値よりも低い場合に、蒸気用湯水排出路23により蒸気生成タンク21から湯水を排出する。
これにより、蒸気生成タンク21の温度を迅速に上昇させ、蒸気生成部20からの湯水の供給を迅速に行うことが可能となる。
また蒸気・湯水併給装置1は、蒸気生成部20から湯水を排出する蒸気用湯水排出路23を有し、洗浄装置2への蒸気の累積の供給量が所定の閾値を超えた場合に、蒸気用湯水排出路23により蒸気生成部20の内部の湯水を排出する。
蒸気生成部20では供給された湯水が沸騰し、蒸気として洗浄装置2へ供給されるので、供給された湯水に含まれる不純物、例えば炭酸カルシウム等が濃縮される。上記の構成によれば、洗浄装置2への蒸気の供給量が所定の閾値を超えた場合に、蒸気用湯水排出路23により蒸気生成部20の内部の湯水を排出するから、不純物が濃縮された湯水が排出されるので、蒸気生成部20に不純物が析出することを抑制できる。従って、蒸気生成部20のメンテナンス頻度を低くでき、あるいは蒸気生成部20の衛生性・耐久性を高めることができる。
また蒸気・湯水併給装置1では、蒸気生成部20と湯水生成部10の少なくとも何れか一方に、水道水を加熱して生成された湯が供給される。
これにより、蒸気生成部20からの蒸気の供給を迅速に開始することができ、あるいは湯水生成部10からの湯水の供給を迅速に開始することができる。
(洗浄装置のまとめ)
以上述べた洗浄装置2は、蒸気噴射路52と、蒸気噴射口51と、湯水噴射路42と、湯水噴射口41とを有し、蒸気噴射路52は、蒸気噴射口51に蒸気を供給し、蒸気噴射口51は、供給された蒸気を洗浄対象物Wに向けて噴射し、湯水噴射路42は、湯水噴射口41に湯水を供給し、
湯水噴射口41は、供給された湯水を洗浄対象物Wに向けて噴射する。
以上述べた洗浄装置2は、蒸気噴射路52と、蒸気噴射口51と、湯水噴射路42と、湯水噴射口41とを有し、蒸気噴射路52は、蒸気噴射口51に蒸気を供給し、蒸気噴射口51は、供給された蒸気を洗浄対象物Wに向けて噴射し、湯水噴射路42は、湯水噴射口41に湯水を供給し、
湯水噴射口41は、供給された湯水を洗浄対象物Wに向けて噴射する。
これにより、洗浄装置2から洗浄対象物Wに対して蒸気と湯水の両方を噴出させることができる。そうすると、一つの洗浄装置2によって、蒸気で洗浄対象物Wから浮き上がらせた汚れ等を、湯水により洗浄対象物Wから洗い流すことが可能となる。従って、洗浄対象物Wの洗浄における作業効率をさらに高めることができる。
洗浄装置2は、蒸気噴射口51からの蒸気の噴射の開始および停止の操作と、湯水噴射口41からの湯水の噴射の開始および停止の操作とを受け付ける噴射操作部80と、噴射操作部80からの操作に基づく信号に応じて、蒸気噴射口51からの蒸気の噴射の開始および停止と、湯水噴射口41からの湯水の噴射の開始および停止とを制御する噴射制御部C21とを有する。
これにより、洗浄装置2の使用者が洗浄対象物Wに対する蒸気と湯水の噴出を自在に制御することが可能となり、洗浄対象物Wの洗浄における作業効率をさらに高めることができる。
洗浄装置2は、使用者が把持する部位である把持部位Hを有し、噴射操作部80が把持部位Hに配置されている。
これにより洗浄装置2の使用者は、洗浄装置2を把持する手で噴射操作部80を操作することが可能となり、洗浄対象物Wの洗浄における作業効率をさらに高めることができる。
洗浄装置2は、洗浄装置2の使用者が足で操作するフットスイッチ81を有する。フットスイッチ81は、噴射操作部80と同様の機能を有する。
これにより、洗浄装置2の使用者はフットスイッチ81を足で操作して蒸気および湯水の噴射を制御することができ、洗浄対象物Wの洗浄における作業効率をさらに高めることができる。
洗浄装置2においては、噴射操作部80が、蒸気噴射口51からの蒸気の噴射の強度の操作を受け付けて、噴射制御部C21が、噴射操作部80からの操作に基づく信号に応じて、蒸気噴射口51からの蒸気の噴射の強度を制御する。
これにより、洗浄装置2の使用者が噴射操作部80を操作することで蒸気噴射口51からの蒸気の噴射の強度を操作することができるから、蒸気の噴射の強度を容易に変更することができ、洗浄対象物Wの洗浄における作業効率をさらに高めることができる。
洗浄装置2は、噴射操作部80が、湯水噴射口41からの湯水の噴射の強度の操作を受け付けて、噴射制御部C21が、噴射操作部80からの操作に基づく信号に応じて、湯水噴射口41からの湯水の噴射の強度を制御する。
これにより、洗浄装置2の使用者が噴射操作部80を操作することで湯水噴射口41からの湯水の噴射の強度を操作することができるから、湯水の噴射の強度を容易に変更することができ、洗浄対象物Wの洗浄における作業効率をさらに高めることができる。
洗浄装置2は、供給された洗剤を洗浄対象物Wに向けて噴射する洗剤噴射口61を有する。
これにより、洗浄装置2から洗浄対象物Wに対して蒸気と湯水と洗剤とを噴出させることができる。従って洗浄対象物Wの汚れを洗剤を用いて除去することが容易になり、洗浄対象物Wの洗浄における作業効率をさらに高めることができる。
洗浄装置2は、湯水噴射口41から噴射する湯水の温度の操作を受け付ける温度操作部82と、温度操作部82からの操作に基づく信号に応じて、湯水噴射口41から噴射する湯水の温度を制御する温度制御部C22とを有する。
これにより、洗浄装置2の使用者が洗浄対象物Wに噴射する湯水の温度を自在に制御することが可能となり、洗浄対象物Wの洗浄における作業効率をさらに高めることができる。
(第2実施形態)
上述の第1実施形態では、湯水生成部10が湯水生成タンク11を有し、湯水生成タンク11の内部に貯留された湯水を湯水加熱部14で加熱することにより、洗浄装置2へ供給する湯水を生成していた。湯水生成タンク11に換えて熱交換器90により、洗浄装置2へ供給する湯水を生成するよう構成することが可能である。以下の第2実施形態の説明では、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する場合がある。
上述の第1実施形態では、湯水生成部10が湯水生成タンク11を有し、湯水生成タンク11の内部に貯留された湯水を湯水加熱部14で加熱することにより、洗浄装置2へ供給する湯水を生成していた。湯水生成タンク11に換えて熱交換器90により、洗浄装置2へ供給する湯水を生成するよう構成することが可能である。以下の第2実施形態の説明では、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する場合がある。
図7に示される第2実施形態に係る湯水生成部10は、湯水加熱槽としての熱交換器90を有する。そして熱交換器90に、暖房湯水路91と、湯水供給路12と、装置間湯水供給路5とが接続されている。湯水供給路12には、例えばコージェネレーション装置やボイラ等において水道水を加熱して生成された湯が供給される。暖房湯水路91には、例えばコージェネレーション装置やボイラ等から、床暖房装置等で用いるために湯水供給路12の湯よりも高温の暖房水が供給される。熱交換器90は、暖房湯水路91を通流する暖房水の熱を、湯水供給路12から供給された湯に与えて加熱し、加熱された湯水を装置間湯水供給路5へ通流させる。
装置間湯水供給路5には、連結供給路30が接続されている。本実施形態では、湯水生成部10(熱交換器90)から装置間湯水供給路5への湯水の送出は、湯水供給路12からの送水の圧力、すなわち直圧によりなされる。
本実施形態では、蒸気生成タンク21に蒸気用湯水供給路22が接続されている。蒸気用湯水供給路22は、図示しない外部の給湯装置からの湯水を、蒸気生成タンク21に供給する。すなわち蒸気生成部20の蒸気生成タンク21には、ガスコージェネレーション装置等の給湯装置によって、水道水を加熱して生成された湯(例えば、40℃の湯)が供給される。蒸気用湯水供給路22には、蒸気用湯水供給バルブ22aが配置されている。蒸気用湯水供給バルブ22aは、制御部C1によって制御され、開閉および開度調整により蒸気生成タンク21への湯水の供給を制御する。すなわち本実施形態では、蒸気生成タンク21への湯水の供給は、連結供給路30に加えて、蒸気用湯水供給路22からも行うことができる。
以上の構成により第2実施形態に係る湯水生成部10は、熱交換器90により加熱した湯水を、装置間湯水供給路5を通じて洗浄装置2へ供給し、連結供給路30を通じて蒸気生成部20へ供給することができる。
(他の実施形態)
(1)上述の実施形態では、洗浄システム100が調理場に設けられる場合を例として説明したが、調理場に限られず、浴場や洗面所、工場、小売店舗など様々な場所で利用可能である。
(1)上述の実施形態では、洗浄システム100が調理場に設けられる場合を例として説明したが、調理場に限られず、浴場や洗面所、工場、小売店舗など様々な場所で利用可能である。
(2)上述の実施形態では、使用者検知部Xとして赤外線センサにて使用者を検知する例を説明した。使用者検知部Xとしてはこれに限られず、超音波センサであってもよいし、床に設けられた重量センサであってもよい。
(3)上述の実施形態では、洗浄対象物検知部Yとして赤外線センサにて洗浄対象物検知部Yを検知する例を説明した。洗浄対象物検知部Yとしてはこれに限られず、シンク9に設けられた重量センサ、接触センサ等であってもよいし、シンク9を情報から撮影して洗浄対象物Wを検知するカメラであってもよい。
(4)上述の実施形態では、使用検知部Zを包丁210、まな板220、ガスコンロ230に設ける例を説明した。使用検知部Zとしてはこれらに限られず、照明器具、給湯リモコン、水栓、冷蔵庫、戸棚、ポット、電子レンジ、オーブン、オーブントースター、鍋等にセンサを設けて、これらの使用を検知してもよい。
(5)上述の実施形態では、使用者検知部X、洗浄対象物検知部Yおよび使用検知部Zの全てを用いる例を説明したが、少なくとも一つを用いる形態も可能である。
(6)報知入力部C33への入力方式として、ボタンやタッチパネル等を例示したが、使用者の手などの動きを検知するモーションセンサや、使用者が手を翳したことを非接触で検知するセンサ等を用いてもよい。
(7)上述の実施形態では、蒸気・湯水併給装置1の運転状態は、運転停止状態と第1待機状態との間、第1待機状態と第2待機状態との間で遷移する例を主として説明したが、これに限られず、運転停止状態と第2待機状態との間で遷移させる構成も可能である。
(8)上述の実施形態では、待機状態を第1待機状態と第2待機状態の2つとする構成にて説明したが、待機状態は1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
(9)報知入力部C33が使用入力を受け付けた場合は第2待機状態に遷移し、不使用入力を受け付けた場合は運転停止状態に遷移する構成も可能である。
(10)上述の実施形態では、洗浄システム100において蒸気・湯水併給装置1に制御部C1を設け、洗浄装置2に洗浄装置制御部C2(噴射制御部C21、温度制御部C22)を設けた。これらの制御部の機能を統合した一つの制御部を蒸気・湯水併給装置1または洗浄装置2に設けてもよい。
(11)上述の実施形態では、噴射操作部80が4つのボタンを有し、それぞれのボタンが湯水、蒸気、洗剤および送風の操作に用いられる例を説明した。これを改変し、湯水または蒸気の噴射/停止を操作するボタンと、湯水と蒸気を切り換えるスイッチとによって噴射操作部80を構成してもよい。
(12)上述の実施形態では、湯水加熱部14として熱交換器を例示したが、湯水の加熱が可能であれば、ガスによる加熱や、電気ヒータにより構成してもよい。
(13)上述の実施形態では、蒸気用湯水ヒータ24は通電により発熱する電気ヒータであるとして説明したが、湯水の加熱が可能であれば、ガスによる加熱や、熱交換による加熱を行うヒータにより構成してもよい。
(14)上述の実施形態では、湯水生成部10と蒸気生成部20との間に連結供給路30が設けられたが、連結供給路30を設けない形態も可能である。この場合、湯水生成部10と蒸気生成部20にはそれぞれ別の供給路から湯水が供給されて加熱される。
なお上述の実施形態(他の実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
1 :湯水併給装置
2 :洗浄装置
9 :シンク(洗浄領域)
10 :湯水生成部
11 :湯水生成タンク(湯水加熱槽)
20 :蒸気生成部
21 :蒸気生成タンク
100 :洗浄システム
200 :調理場
C1 :制御部
C31 :運転制御部
C32 :予測部
C33 :報知入力部
W :洗浄対象物
X :使用者検知部
Y :洗浄対象物検知部
Z :使用検知部
2 :洗浄装置
9 :シンク(洗浄領域)
10 :湯水生成部
11 :湯水生成タンク(湯水加熱槽)
20 :蒸気生成部
21 :蒸気生成タンク
100 :洗浄システム
200 :調理場
C1 :制御部
C31 :運転制御部
C32 :予測部
C33 :報知入力部
W :洗浄対象物
X :使用者検知部
Y :洗浄対象物検知部
Z :使用検知部
Claims (13)
- 供給される湯水と蒸気とを洗浄対象物に向けて噴射する洗浄装置と、蒸気と湯水とを前記洗浄装置に供給する蒸気・湯水併給装置と、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を制御する運転制御部とを有する洗浄システムであって、
前記蒸気・湯水併給装置は、供給された湯水を蒸気生成タンクにて加熱して蒸気を生成し、生成した蒸気を前記洗浄装置へ供給する蒸気生成部と、供給された湯水を湯水加熱槽にて加熱して前記洗浄装置へ供給する湯水生成部とを有し、
前記運転制御部は、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を、
前記蒸気生成タンクと前記湯水加熱槽の両方で湯水の加熱を行わない運転停止状態と、
加熱された湯水を前記蒸気生成タンクまたは前記湯水加熱槽の少なくとも何れか一方において貯留する待機状態との間で切り換える洗浄システム。 - 前記洗浄システムは、前記洗浄装置が使用される可能性を予測する予測部を有し、
前記運転制御部は、近い将来に前記洗浄装置が使用される可能性が高い旨の使用予測を前記予測部が行った場合に、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を、前記運転停止状態から前記待機状態へ切り換える請求項1に記載の洗浄システム。 - 前記洗浄システムは、前記洗浄装置が使用される可能性を予測する予測部を有し、
前記運転制御部は、近い将来に前記洗浄装置が使用される可能性が低い旨の不使用予測を前記予測部が行った場合に、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を、前記待機状態から前記運転停止状態へ切り換える請求項1または2に記載の洗浄システム。 - 前記洗浄システムは、
前記洗浄装置が使用される可能性を予測する予測部と、
前記洗浄装置を使用するか否かの問い合わせを報知し、前記洗浄装置を使用するか否かの入力を受け付ける報知入力部とを有し、
前記報知入力部は、近い将来に前記洗浄装置が使用される可能性が高い旨の使用予測を前記予測部が行った場合に、前記洗浄装置を使用するか否かの問い合わせを報知し、
前記運転制御部は、前記洗浄装置を使用する旨の使用入力を前記報知入力部が受け付けた場合、または所定時間の間に前記報知入力部が入力を受け付けなかった場合に、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を、前記運転停止状態から前記待機状態へ切り換える請求項1に記載の洗浄システム。 - 前記洗浄システムは、
前記洗浄装置が使用される可能性を予測する予測部と、
前記洗浄装置を使用するか否かの問い合わせを報知し、前記洗浄装置を使用するか否かの入力を受け付ける報知入力部とを有し、
前記報知入力部は、近い将来に前記洗浄装置が使用される可能性が低い旨の不使用予測を前記予測部が行った場合に、前記洗浄装置を使用するか否かの問い合わせを報知し、
前記運転制御部は、前記洗浄装置を使用しない旨の不使用入力を前記報知入力部が受け付けた場合、または所定時間の間に前記報知入力部が入力を受け付けなかった場合に、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を、前記待機状態から前記運転停止状態へ切り換える請求項1または4に記載の洗浄システム。 - 供給される湯水と蒸気とを洗浄対象物に向けて噴射する洗浄装置と、蒸気と湯水とを前記洗浄装置に供給する蒸気・湯水併給装置と、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を制御する運転制御部とを有する洗浄システムであって、
前記蒸気・湯水併給装置は、供給された湯水を蒸気生成タンクにて加熱して蒸気を生成し、生成した蒸気を前記洗浄装置へ供給する蒸気生成部と、供給された湯水を湯水加熱槽にて加熱して前記洗浄装置へ供給する湯水生成部とを有し、
前記運転制御部は、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を、
前記蒸気生成タンクと前記湯水加熱槽の両方で湯水の加熱を行わない運転停止状態と、
前記蒸気生成タンクに100℃未満の温度である第1待機温度の湯水を貯留する第1待機状態と、
前記蒸気生成タンクに100℃以上の温度である第2待機温度の湯水を貯留する第2待機状態との間で切り換える洗浄システム。 - 前記洗浄システムは、前記洗浄装置が使用される可能性を予測する予測部を有し、
前記運転制御部は、近い将来に前記洗浄装置が使用される可能性が高い旨の使用予測を前記予測部が行った場合に、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を、前記第1待機状態から前記第2待機状態へ切り換える請求項6に記載の洗浄システム。 - 前記洗浄システムは、前記洗浄装置が使用される可能性を予測する予測部を有し、
前記運転制御部は、近い将来に前記洗浄装置が使用される可能性が低い旨の不使用予測を前記予測部が行った場合に、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を、前記第2待機状態から前記第1待機状態へ切り換える請求項6または7に記載の洗浄システム。 - 前記洗浄システムは、
前記洗浄装置が使用される可能性を予測する予測部と、
前記洗浄装置を使用するか否かの問い合わせを報知し、前記洗浄装置を使用するか否かの入力を受け付ける報知入力部とを有し、
前記蒸気・湯水併給装置が前記第1待機状態にある場合において、
前記報知入力部は、近い将来に前記洗浄装置が使用される可能性が高い旨の使用予測を前記予測部が行った場合に、前記洗浄装置を使用するか否かの問い合わせを報知し、
前記運転制御部は、前記洗浄装置を使用する旨の使用入力を前記報知入力部が受け付けた場合、または所定時間の間に前記報知入力部が入力を受け付けなかった場合に、前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を、前記第1待機状態から前記第2待機状態へ切り換える請求項6に記載の洗浄システム。 - 前記洗浄システムは、
前記洗浄装置が使用される可能性を予測する予測部と、
前記洗浄装置を使用するか否かの問い合わせを報知し、前記洗浄装置を使用するか否かの入力を受け付ける報知入力部とを有し、
前記蒸気・湯水併給装置が前記第2待機状態にある場合において、
前記報知入力部は、近い将来に前記洗浄装置が使用される可能性が低い旨の不使用予測を前記予測部が行った場合に、前記洗浄装置を使用するか否かの問い合わせを報知し、
前記運転制御部は、
前記洗浄装置を使用する旨の入力を前記報知入力部が受け付けた場合に前記蒸気・湯水併給装置を前記第2待機状態のまま維持し、
前記洗浄装置を使用しない旨の不使用入力を前記報知入力部が受け付けた場合に前記蒸気・湯水併給装置を前記第2待機状態から前記運転停止状態へ切り換え、
所定時間の間に前記報知入力部が入力を受け付けなかった場合に前記蒸気・湯水併給装置の運転状態を前記第2待機状態から前記第1待機状態へ切り換える請求項6または9に記載の洗浄システム。 - 前記洗浄システムは、当該洗浄システムの使用者の接近または付近での滞在を検知する使用者検知部を有し、前記予測部は、前記使用者検知部の検知結果に基づいて前記洗浄装置が使用される可能性を予測する請求項1〜10のいずれか一項に記載の洗浄システム。
- 前記洗浄システムは、前記洗浄対象物が配置される洗浄領域と、前記洗浄領域における前記洗浄対象物の有無を検知する洗浄対象物検知部とを有し、前記予測部は、前記洗浄対象物検知部の検知結果に基づいて前記洗浄装置が使用される可能性を予測する請求項1〜11のいずれか一項に記載の洗浄システム。
- 前記洗浄システムは、食物の調理を行う調理場に配置されており、
前記調理場で使用される調理用具に、前記調理用具が使用されているか否かを検知する使用検知部が備えられており、
前記予測部は、前記使用検知部の検知結果に基づいて前記洗浄装置が使用される可能性を予測する請求項1〜12のいずれか一項に記載の洗浄システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016048584A JP2017159279A (ja) | 2016-03-11 | 2016-03-11 | 洗浄システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016048584A JP2017159279A (ja) | 2016-03-11 | 2016-03-11 | 洗浄システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017159279A true JP2017159279A (ja) | 2017-09-14 |
Family
ID=59853348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016048584A Pending JP2017159279A (ja) | 2016-03-11 | 2016-03-11 | 洗浄システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017159279A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019039005A1 (ja) | 2017-08-22 | 2019-02-28 | 住友電工ハードメタル株式会社 | 切削工具およびその製造方法 |
EP3866081A4 (en) * | 2018-10-12 | 2021-11-24 | Sony Group Corporation | INFORMATION PROCESSING DEVICE, INFORMATION PROCESSING SYSTEM, INFORMATION PROCESSING METHOD AND PROGRAM |
EP3949823A1 (de) * | 2020-08-07 | 2022-02-09 | Franke Technology and Trademark Ltd | Dampfreinigungsgerät für eine spüle und spüle mit einem solchen dampfreinigungsgerät |
-
2016
- 2016-03-11 JP JP2016048584A patent/JP2017159279A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019039005A1 (ja) | 2017-08-22 | 2019-02-28 | 住友電工ハードメタル株式会社 | 切削工具およびその製造方法 |
EP3866081A4 (en) * | 2018-10-12 | 2021-11-24 | Sony Group Corporation | INFORMATION PROCESSING DEVICE, INFORMATION PROCESSING SYSTEM, INFORMATION PROCESSING METHOD AND PROGRAM |
EP3949823A1 (de) * | 2020-08-07 | 2022-02-09 | Franke Technology and Trademark Ltd | Dampfreinigungsgerät für eine spüle und spüle mit einem solchen dampfreinigungsgerät |
DE102020120881A1 (de) | 2020-08-07 | 2022-02-10 | Franke Technology And Trademark Ltd | Dampfreinigungsgerät für eine Spüle und Spüle mit einem solchen Dampfreinigungsgerät |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5469925B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP2017159279A (ja) | 洗浄システム | |
KR101450566B1 (ko) | 조리기기 및 그 운전 방법 | |
JP7221061B2 (ja) | 食器洗浄システム | |
JP2011072770A (ja) | 食器洗い機 | |
JP2008178485A (ja) | 浴槽洗浄装置 | |
JP2017140599A (ja) | 洗浄装置および洗浄システム | |
JP7025686B2 (ja) | リモコン及びトイレ装置 | |
JP2011024943A (ja) | 浴槽自動洗浄装置 | |
JP2017140598A (ja) | 蒸気・湯水併給装置 | |
JP2002294835A (ja) | 衛生洗浄装置 | |
JP2012120657A (ja) | 炊飯器 | |
KR20050039486A (ko) | 스팀 싱크대 | |
JP2021069437A (ja) | 洗面化粧台及び洗面空間システム | |
JP3585699B2 (ja) | 食器洗浄システム | |
US11844479B2 (en) | Device for the hot cleaning of various types of surfaces | |
WO2024011624A1 (en) | Water treatment system and methods of use | |
KR101242621B1 (ko) | 비데의 대기전력 제어방법 | |
KR100934694B1 (ko) | 스팀청소기 및 이의 제어방법 | |
JP2006322213A (ja) | 洗浄装置 | |
JP2007181518A (ja) | 食器洗浄機 | |
JP2017121421A (ja) | 洗浄機 | |
JP2007016455A (ja) | 電力制御装置 | |
JP2006239274A (ja) | 食器洗浄機 | |
JP3403002B2 (ja) | 食器洗浄システム |