JP2017158887A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】反発性能を高めつつ、低重心化を図ることができるゴルフクラブヘッドを提供する。【解決手段】ゴルフクラブヘッドは、中空構造であり、フェース部、クラウン部及びソール部を備える。前記ソール部には、トゥ−ヒール方向に延び、前記ソール部の内側に向かって窪んだ第1溝及び第2溝が形成される。前記第1溝は、前記第2溝よりもフェース側に配置される。前記第2溝は、前記第1溝よりも深い。【選択図】図4

Description

本発明は、ゴルフクラブヘッドに関する。
飛距離の向上は、ゴルファーの永遠のテーマである。そのため、ゴルフクラブヘッドの設計においては、ゴルフクラブヘッドの反発性能を向上させるための工夫が様々になされている。一方、ゴルフクラブヘッドの重心位置が下がると、例えば、スイートスポットの位置をフェースセンターに近づけることができたり、打撃時にスイートスポットの近傍でボールを捉え易くなったりして、ひいては飛距離の向上が見込まれる。そのため、ゴルフクラブヘッドの設計には、しばしば低重心化も求められる。
ところで、特許文献1には、ソール部に複数の溝が形成されたゴルフクラブヘッドが開示されている。
米国特許第8517860号明細書
多くの場合、ソール部に形成された溝は、ゴルフクラブヘッドの反発性能の向上に寄与する。しかしながら、ソール部に溝を形成すると、ゴルフクラブヘッドの重心位置が高くなる傾向にあり、上述した低重心化の目的に背く。特にソール部に形成される溝が深くなればなるほど、重心位置が高くなる傾向にある。
本発明は、反発性能を高めつつ、低重心化を図ることができるゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。
本発明の第1観点に係るゴルフクラブヘッドは、中空構造であり、フェース部、クラウン部及びソール部を備える。前記ソール部には、トゥ−ヒール方向に延び、前記ソール部の内側に向かって窪んだ第1溝及び第2溝が形成される。前記第1溝は、前記第2溝よりもフェース側に配置される。前記第2溝は、前記第1溝よりも深い。
本発明の第2観点に係るゴルフクラブヘッドは、第1観点に係るゴルフクラブヘッドであって、前記ゴルフクラブヘッドを基準状態に設置したときに、前記ゴルフクラブヘッドの最も前側の点から、前記ゴルフクラブヘッドの最も後側の点までのフェース−バック方向の前記ゴルフクラブヘッドの長さをL1とし、前記ゴルフクラブヘッドの最も前側の点から、フェースセンターを通りトゥ−ヒール方向に直交する断面上での前記第2溝のフェース側のエッジまでのフェース−バック方向の長さをL2としたとき、L2/L1≧0.4である。
本発明の第3観点に係るゴルフクラブヘッドは、第1観点又は第2観点に係るゴルフクラブヘッドであって、前記ゴルフクラブヘッドを基準状態に設置したときに、前記ゴルフクラブヘッドの最も前側の点から、前記ゴルフクラブヘッドの最も後側の点までのフェース−バック方向の前記ゴルフクラブヘッドの長さをL1とし、前記ゴルフクラブヘッドの最も前側の点から、フェースセンターを通りトゥ−ヒール方向に直交する断面上での前記第2溝のフェース側のエッジまでのフェース−バック方向の長さをL2としたとき、L2/L1≦0.8である。
本発明の第4観点に係るゴルフクラブヘッドは、第1観点から第3観点のいずれかに係るゴルフクラブヘッドであって、フェースセンターを通り、トゥ−ヒール方向に直交する断面上において、前記ゴルフクラブヘッドを基準状態に設置したときの前記第1溝の深さをd1としたとき、0.3mm≦d1≦4mmである。
本発明の第5観点に係るゴルフクラブヘッドは、第1観点から第4観点のいずれかに係るゴルフクラブヘッドであって、フェースセンターを通り、トゥ−ヒール方向に直交する断面上において、前記ゴルフクラブヘッドを基準状態に設置したときの前記第2溝の深さをd2としたとき、0.5mm≦d2≦5mmである。
本発明の第6観点に係るゴルフクラブヘッドは、第1観点から第5観点のいずれかに係るゴルフクラブヘッドであって、フェースセンターを通り、トゥ−ヒール方向に直交する断面上において、前記ゴルフクラブヘッドを基準状態に設置したときの前記第1溝の深さをd1とし、前記ゴルフクラブヘッドを基準状態に設置したときの前記第1溝の幅をw1としたとき、w1/d1>1である。
本発明の第7観点に係るゴルフクラブヘッドは、第1観点から第6観点のいずれかに係るゴルフクラブヘッドであって、フェースセンターを通り、トゥ−ヒール方向に直交する断面上において、前記ゴルフクラブヘッドを基準状態に設置したときの前記第1溝の幅をw1としたとき、15mm≦w1≦50mmである。
本発明の第8観点に係るゴルフクラブヘッドは、第1観点から第7観点のいずれかに係るゴルフクラブヘッドであって、フェースセンターを通り、トゥ−ヒール方向に直交する断面上において、前記ゴルフクラブヘッドを基準状態に設置したときの前記第2溝の深さをd2とし、前記ゴルフクラブヘッドを基準状態に設置したときの前記第2溝の幅をw2としたとき、w2/d2>1である。
本発明の第9観点に係るゴルフクラブヘッドは、第1観点から第8観点のいずれかに係るゴルフクラブヘッドであって、フェースセンターを通り、トゥ−ヒール方向に直交する断面上において、前記ゴルフクラブヘッドを基準状態に設置したときの前記第2溝の幅をw2としたとき、5mm≦w2≦40mmである。
本発明の第10観点に係るゴルフクラブヘッドは、第1観点から第9観点のいずれかに係るゴルフクラブヘッドであって、フェースセンターを通り、トゥ−ヒール方向に直交する断面上において、前記ゴルフクラブヘッドを基準状態に設置したときの前記第1溝の幅をw1とし、前記ゴルフクラブヘッドを基準状態に設置したときの前記第2溝の幅をw2としたとき、w1≧w2である。
本発明の第11観点に係るゴルフクラブヘッドは、第1観点から第10観点のいずれかに係るゴルフクラブヘッドであって、前記第1溝は、該第1溝を形成する内壁を構成する、第1主内壁と該第1主内壁よりも短い1以上の第1副内壁とを備え、前記第2溝は、該第2溝を形成する内壁を構成する、第2主内壁と該第2主内壁よりも短い1以上の第2副内壁とを備え、前記第1主内壁及び前記第2主内壁の少なくとも一方は、前記ソール部を地面に設置したときに、側方断面視において前記地面に対し傾斜している。
本発明の第12観点に係るゴルフクラブヘッドは、第11観点に係るゴルフクラブヘッドであって、前記ソール部は、前記第1溝よりもフェース側に位置し、前記ソール部を前記地面に設置したときに前記地面に接する第1接地部と、前記第1溝と前記第2溝との間に位置し、前記ソール部を前記地面に設置したときに前記地面に接する第2接地部と、前記第2溝よりもバック側に位置し、前記ソール部を前記地面に設置したときに前記地面に接する第3接地部を有し、前記第1主内壁は、前記第2接地部に連続し、フェース側に向かうほど上方に向かうように傾斜し、前記第2主内壁は、前記第3接地部に連続し、フェース側に向かうほど上方に向かうように傾斜している。
本発明によれば、ゴルフクラブヘッドのソール部において、トゥ−ヒール方向に延びる複数の溝(第1溝及び第2溝)が形成される。これにより、フェース−バック方向のソール部の剛性が低下し、打球時においてソール部が変形し易くなり、ゴルフクラブヘッドの反発性能が向上する。
ところで、一般に、フェース部はソール部よりも剛性が高い。そのため、フェース部の近傍ではソール部の剛性が高くなり、ソール部が変形し難い傾向にある。よって、ソール部においてフェース−バック方向に並んで形成される複数の溝のうち、よりフェース側に位置する溝は、ソール部の剛性の低下に寄与するものの、その寄与度は、よりバック側に位置する溝のそれよりも小さい。そのため、本発明によれば、剛性の低下に効果的に寄与するよりバック側の第2溝が相対的に深く、かつ、剛性の低下に相対的に寄与しにくいよりフェース側の第1溝が相対的に浅く形成される。その結果、主としてバック側の第2溝により反発性能を効果的に高めつつ、フェース側の第1溝を浅くすることで重心位置が高くなることを防止する、すなわち、低重心化を図ることができる。
第1実施形態に係るゴルフクラブヘッドの斜視図。 第1実施形態に係るゴルフクラブヘッドの基準状態での平面図。 図2のA−A線断面図。 第1実施形態に係るゴルフクラブヘッドをトゥ側から見た基準状態での側面図。 第1実施形態に係るゴルフクラブヘッドの基準状態での底面図。 図3に点線で囲まれたソール部付近の領域の部分拡大図。 第1実施形態に係るゴルフクラブヘッドの模式的な側方断面図。 第2実施形態に係るゴルフクラブヘッドの基準状態での底面図。 図8AのB−B線断面図。 図8AのC−C線断面図。 第3実施形態に係るゴルフクラブヘッドの基準状態での底面図。 図9AのD−D線断面図。 図9AのE−E線断面図。 第4実施形態に係るゴルフクラブヘッドの模式的な側方断面図。 変形例に係るゴルフクラブヘッドの基準状態での底面図。 別の変形例に係るゴルフクラブヘッドの基準状態での底面図。 さらに別の変形例に係るゴルフクラブヘッドの基準状態での底面図。 さらに別の変形例に係るゴルフクラブヘッドの模式的な側方断面図。
以下、図面を参照しつつ、本発明のいくつかの実施形態に係るゴルフクラブヘッドについて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.ゴルフクラブヘッドの概要>
図1は、第1実施形態に係るゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある)100の斜視図であり、図2は、ヘッド100の基準状態での平面図である。ゴルフクラブヘッドの基準状態については、後述する。ヘッド100は、中空構造であり、フェース部7、クラウン部2、ソール部3及びホーゼル部5によって壁面が形成されている。本実施形態に係るヘッド100は、ドライバー(#1)型である。
フェース部材1は、フェース部7を含み、ボールを打撃するためのヘッド100の前方部分を構成する。クラウン部2は、フェース部7と隣接し、ヘッド100の上面を構成する。クラウン部2は、上方に凸となるように湾曲している。ソール部3は、ヘッド100の底面を構成し、フェース部7及びクラウン部2と隣接する。ソール部3は、下方に凸となるように湾曲している。さらに、ホーゼル部5は、クラウン部2のヒール側に隣接して設けられる部位であり、ゴルフクラブのシャフト(図示省略)が挿入される挿入孔51を有している。この挿入孔51の中心軸線Zは、シャフトの軸線に一致している。
ここで、上述した基準状態について説明する。図1及び図2に示すように、シャフトの中心軸線Zが水平面(地面)H(図3及び図4参照)に対して垂直な平面(以下、基準垂直面)Pに含まれ、且つ所定のライ角及びリアルロフト角で水平面H上にヘッドが載置された状態を基準状態と規定する。また、図2に示すように、基準垂直面Pと水平面Hとの交線の方向をトゥ−ヒール方向と称し、このトゥ−ヒール方向に対して垂直であり且つ水平面Hに対して平行な方向をフェース−バック方向と称する。また、水平面Hに対して垂直な方向をトップ−ソール方向と称する。なお、本実施形態の説明においては、特に断らない限り、「前後」とはフェース−バック方向を意味し、フェース側が前、バック側が後である。また、特に断らない限り、「上下」はトップ−ソール方向を意味し、トップ側が上、ソール側が下である。さらに、「・・・方向に延びる」とは、「・・・方向」に平行に延びる場合に限らず、概ね「・・・方向」に延びていればよく、「・・・方向」に対して傾斜して延びていてもよい。
ヘッド100は、例えば、比重が4.4〜5.0程度のチタン合金(例えば、Ti−6Al−4V)で形成することができる。また、チタン合金以外にも、例えばステンレス鋼、マレージング鋼、アルミ合金、マグネシウム合金、及びアモルファス合金等の中から1種又は2種以上を用いて形成することもできる。また、金属材料に限らず、繊維強化プラスチック等で形成することもできる。
本実施形態に係るヘッド100は、概ねクラウン部2、ソール部3及びホーゼル部5からなる中空構造のヘッド本体6と、主にフェース部7からなるフェース部材1とを組み立てることにより構成される。ヘッド本体6とフェース部材1とは、例えば、溶接(TIG(タングステン−不活性ガス)溶接、プラズマ溶接、レーザー溶接、ロウ付けなど)により接合される。ヘッド本体6は、前方に開口を有し、この開口を塞ぐようにフェース部材1が取り付けられる。ヘッド本体6は、複数の部品から組み立てることもできるし、一体的に形成することもできる。このようなヘッド本体6及びフェース部材1は、種々の方法で作製することができる。例えば、ヘッド本体6は、公知のロストワックス精密鋳造法などの鋳造によって製造することができる。また、フェース部材1は、例えば、鍛造製法や、平板のプレス加工、鋳造等により製造することができる。なお、ここで説明したヘッド100の部品構成は例示であり、ここでの例と異なる複数の部品から組み立てることもできる。
以下、図3も参照しつつ、フェース部材1について説明する。図3は、図2のA−A線断面図である。図1〜図3に示すように、本実施形態のフェース部材1は、いわゆるカップフェース型である。すなわち、フェース部材1は、ボールを打撃する平板状のフェース部7と、フェース部7の周縁から後方へ延びる立上がり部(延在部)8とを有するカップ状に形成されている。このようなカップフェース型のフェース部材1は、剛性の高くなりがちなフェース部材1とヘッド本体6との接合部が、フェース部7よりも後方に遠ざかるため、フェース部7全体が撓み易くなる。従って、カップフェース構造は、飛距離の増大に寄与する。
なお、図3は、フェースセンターFcを通り、トゥ−ヒール方向に直交する断面図である。ここで、フェースセンターFcとは、以下のとおり定義される。まず、フェース部7上において、上下方向の任意の位置にトゥ−ヒール方向に平行な線xを引き、この線xの中点Pxが決定される。続いて、フェース部7上において、点Pxを通り上下方向に平行な線yを引き、この線の中点Pyが決定される。そして、こうして決定された点Pyを通りトゥ−ヒール方向に平行な線を線xとして引き直し、その後上記と同様にして点Pyを決定し直す工程を繰り返す。この工程の繰り返しの中で、前回の点Pyと新たな点Pyとの間の距離が1mm以下となったときの当該新たな点Pyが、フェースセンターFcと定義される。なお、長さの測定は、フェース面に沿って測定される。
以上の他、ヘッド100には、飛距離の増大を目的として、ヘッド100の反発性能、特にソール部3の反発性能を向上させるための工夫がなされている。また、ヘッド100では、反発性能を向上させつつ、低重心化を図る工夫も施されている。以下、かかる特徴について、詳細に説明する。
<1−2.ソール部の構造>
図4は、ヘッド100をトゥ側から見た基準状態での側面図であり、図5は、ヘッド100の基準状態での底面図である。図6は、図3において点線で囲まれたソール部3付近の領域の部分拡大図である。図3〜図6に示すとおり、ソール部3の外面には、ソール部3の内側に向かって窪んだ複数(本実施形態では2つ)の溝10,20が形成されている。溝10,20は、図5に示すとおり、いずれもトゥ−ヒール方向に延びている。さらに、溝10,20は、バック側に凸となるように湾曲している。また、溝10,20は、フェース−バック方向に並んでおり、底面視において概ね平行に延びている。そして、よりフェース側の溝が溝10(第1溝)であり、よりバック側の溝が溝20(第2溝)である。以下、溝10を第1溝10、溝20を第2溝20という。
これらの第1溝10及び第2溝20は、フェース−バック方向のソール部3の剛性を低下させるのに寄与する。すなわち、第1溝10及び第2溝20の存在により、打球時においてソール部3がフェース−バック方向に変形し易くなっており、ヘッド100の反発性能が高められている。
また、本実施形態に係る第1溝10及び第2溝20は、図6に示すとおり、側方断面視において、概ね三角形状である。なお、「側方断面」とは、トゥ−ヒール方向に直交する断面を意味する。第1溝10は、フェース側の内壁であるフェース側内壁11(第1副内壁)と、バック側の内壁であるバック側内壁12(第1主内壁)とにより画定されている。フェース側内壁11及びバック側内壁12は、側方断面視において直線状である。以下、第1溝10のフェース側内壁11を、第1フェース側内壁11という。第1溝10のバック側内壁12を、第1バック側内壁12という。
同様に、第2溝20も、フェース側の内壁であるフェース側内壁21(第2副内壁)と、バック側の内壁であるバック側内壁22(第2主内壁)とにより画定されている。フェース側内壁21及びバック側内壁22は、側方断面視において直線状である。以下、第2溝20のフェース側内壁21を第2フェース側内壁21という。第2溝20のバック側内壁22を第2バック側内壁22という。
また、第1フェース側内壁11は、第1バック側内壁12よりも短い。同様に、第2フェース側内壁21は、第2バック側内壁22よりも短い。なお、第1バック側内壁12の側方断面視における長さとは、側方断面視において、第1バック側内壁12の両端点(この場合、フェース側の端点とバック側の端点)を結ぶ直線の長さを意味するものとする。第2バック側内壁22、第1フェース側内壁11及び第2フェース側内壁21の側方断面視における長さについても、同様である。
内壁11,12,21,22は、基準状態においてソール部3の地面Hに接地する部位(後述する第1接地部31,第2接地部32,第3接地部33)に連続している。第1フェース側内壁11,第2フェース側内壁21はそれぞれ、第1接地部31,第2接地部32から後方に向かって斜め上方に延びている。換言すると、第1フェース側内壁11と第2フェース側内壁21とはそれぞれ、バック側に向かうほど上方に向かうように傾斜している。第1バック側内壁12,第2バック側内壁22はそれぞれ、第2接地部32,第3接地部33からから前方に向かって斜め上方に延びている。換言すると、第1バック側内壁12と第2バック側内壁22とはそれぞれ、フェース側に向かうほど上方に向かうように傾斜している。第1フェース側内壁11と第1バック側内壁12とは、それぞれの上方側の端部で結合されている。この結合部が第1溝10の最深部である。第2フェース側内壁21と第2バック側内壁22とは、それぞれの上方側の端部で結合されている。この結合部が第2溝20の最深部である。なお、本実施形態において、第1バック側内壁12、第1フェース側内壁11、第2バック側内壁22、第2フェース側内壁21はそれぞれ、本発明における第1主内壁、第1副内壁、第2主内壁、第2副内壁に相当する。
本実施形態では、第1溝10は、第2溝20に比べて、前後方向に広く、かつ、上下方向に浅い。一方、第2溝20は、第1溝10に比べて、前後方向に狭く、かつ、上下方向に深い。ここで、ヘッド100を基準状態に設置したときの第1溝10の最深部での深さをd1とし、前後方向の幅をw1とする。また、ヘッド100を基準状態に設置したときの第2溝20の最深部での深さをd2とし、前後方向の幅をw2とする。このとき、本実施形態では、d2>d1であり、w1>w2である。なお、第1溝10及び第2溝20の深さは、ヘッド100の基準状態における地面Hからの上下方向の深さを意味する。また、本実施形態では、第1溝10の前後方向の幅w1は、第1接地部31の後端と第2接地部32の前端との間の距離であり、第2溝20の前後方向の幅w2は、第2接地部32の後端と第3接地部33の前端との間の距離である。
ところで、一般に、フェース部は、打撃時の衝撃に対する耐久性が求められることから、ソール部よりも剛性が高くなるように設計される。そのため、フェース部の近傍ではソール部の剛性が高くなり、ソール部が変形し難い傾向にある。よって、ソール部においてフェース部の近傍に位置する溝は、ソール部の剛性の低下に寄与するものの、その寄与度は、よりバック側に位置する溝のそれよりも小さい。このことは、本実施形態に係るヘッド100においても同様であり、フェース部7の平均的な肉厚は、ソール部3の平均的な肉厚よりも厚く、フェース部7は、ソール部3よりも剛性が高い。従って、ここでは、上記のとおり、d2>d1とされる。すなわち、剛性の低下に効果的に寄与するよりバック側の第2溝20が相対的に深く、かつ、剛性の低下に相対的に寄与しにくいよりフェース側の第1溝10が相対的に浅く形成されている。その結果、主としてバック側の第2溝20により反発性能を効果的に高めつつ、フェース側の第1溝10を浅くすることで重心位置が高くなることが防止される。すなわち、低重心化が図られている。
また、w1/d1>1であることが好ましく、w1/d1>3であることがより好ましく、w1/d1>6であることがさらに好ましい。かかる条件下では、第1溝10が相対的に前後方向に広く、上下方向に浅くなり、ソール部3の反発性能の向上及びヘッド100の低重心化という、本来的に相反する2つの要求をバランスよく満たすことができる。同様に、w2/d2>1であることが好ましく、w2/d2>3であることがより好ましく、w2/d2>5であることがさらに好ましい。かかる条件下では、第2溝20が相対的に前後方向に広く、上下方向に浅くなり、ソール部3の反発性能の向上及びヘッド100の低重心化という、本来的に相反する2つの要求をバランスよく満たすことができる。また、以上のような観点からすると、15mm≦w1≦50mmであることが好ましく、5mm≦w2≦40mmであることが好ましい。また、0.3mm≦d1≦4mmであることが好ましく、0.5mm≦d2≦5mmであることが好ましい。さらに、d2/w2>d1/w1であることが好ましい。
以上のd1,d2,w1,w2に関する定量的な条件は、本実施形態では、第1溝10,第2溝20が形成されているトゥ−ヒール方向の全域に亘って成立する。しかしながら、これらの条件は、トゥ−ヒール方向に部分的に成立するものであってもよい。その場合、少なくとも、フェースセンターFcを通り、トゥ−ヒール方向に直交する断面、すなわち、図3及び図6に示される断面上において、これらの条件が成立することが好ましい。
ここで、基準状態において、フェース−バック方向のヘッド100の長さをL1とし、ヘッド100の最も前側の点(リーディングエッジの最も前側の点)から第2溝20のフェース側のエッジまでのフェース−バック方向の長さをL2とする(図5参照)。なお、L1は、ヘッド100の最も前側の点から、ヘッド100の最も後側の点までのフェース−バック方向の長さである。このとき、本実施形態では、L2/L1≧0.4であることが好ましく、L2/L1≧0.45であることがより好ましく、L2/L1≧0.5であることがさらに好ましい。かかる条件下では、第2溝20が比較的後方に配置されることになるからである。すなわち、第2溝20がフェース部7の高い剛性に起因するソール部3の変形し難い性質の影響を受け難く、ソール部3の反発性能を効果的に向上させることができる。
さらに、L2/L1≦0.8であることが好ましく、L2/L1≦0.7であることがより好ましく、L2/L1≦0.6であることがさらに好ましい。かかる条件下では、第2溝20が後方に下がり過ぎることがないからである。つまり、第2溝20が後方に下がり過ぎる、すなわち、フェース面から離れ過ぎると、第2溝20の近傍に打撃時の変形が及び難くなり、第2溝20の近傍での撓み量が減少し得る。また、第2溝20が、ヘッド100の剛性の高いバック側の外殻に近づき過ぎても、第2溝20の近傍での撓み量が減少し得る。従って、反発性能を向上させる観点からは、第2溝20が後方に下がり過ぎないように構成されることが好ましい。
L2は、湾曲した第2溝20のフェース側のエッジを基準として定義されるため、トゥ−ヒール方向の位置に応じて変動するが、以上のL2/L1に関する数値条件は、本実施形態では、溝20が形成されているトゥ−ヒール方向の全域に亘って成立する。しかしながら、以上の数値条件は、トゥ−ヒール方向に部分的に成立するものであってもよい。その場合、少なくとも、フェースセンターFcを通り、トゥ−ヒール方向に直交する断面、すなわち、図3及び図6に示される断面上において、上記数値条件が成立することが好ましい。
また、図6に示すとおり、本実施形態では、ソール部3が地面Hに設置された基準状態において、第2バック側内壁22は、第1バック側内壁12よりも、側方断面視において地面Hに対し急峻に傾斜している。なお、第1バック側内壁12の傾きとは、側方断面視において、第1バック側内壁12の両端点(この場合、フェース側の端点とバック側の端点)を結ぶ直線の傾きを意味するものとする。第2バック側内壁22、第1フェース側内壁11及び第2フェース側内壁21の傾きについても、同様である。
本実施形態では、図6に示すとおり、それぞれ第1溝10,第2溝20を構成する第1バック側内壁12,第2バック側内壁22が傾斜しており、特にフェース側からバック側に向かうほど下方に向かうように、すなわち、溝深さが浅くなるように傾斜している。これにより、ゴルフクラブのスイング時にソール部3が地面H(芝生)につっかかり難く、地面H上を滑り易くなる。また、本実施形態のように、第1バック側内壁12及び第2バック側内壁22が傾斜する場合には、第1溝10及び第2溝20によるソール部3の剛性低下の効果を得つつ、ソール部3の一部を構成している第1バック側内壁12及び第2バック側内壁22をできるだけ下方に配置することができるため、さらに低重心化を図ることができる。
ここで、図7に示すように、側方断面視において、第2バック側内壁22のフェース側の端点Q1からさらにフェース側へと延びる、第1バック側内壁12の傾きに平行な仮想線V1’を考える。このとき、このような仮想線V1’と、第2バック側内壁22に対応する線(第2バック側内壁22に沿った線であるが、第2バック側内壁22のフェース側の端点Q1からフェース側に延びていない線)とは、ヘッド100の内方へ向かって窪むような線を描くように交差する。言い換えると、側方断面視において、第1バック側内壁12の傾きに沿った仮想線V1と、第2バック側内壁22の傾きに沿った仮想線V2との交点P1が、ゴルフクラブヘッド100の下方かつ第2溝20よりもバック側に位置する。ところで、ソール部3は、ソール部3の内側に窪む第1溝10及び第2溝20の存在により、打球時においてヘッド100の内方へ変形し易くなっている。これに対し、上記のような第1バック側内壁12と第2バック側内壁22とがなす相対的な傾斜の関係により、このソール部3におけるヘッド100の内方への変形が助長され、ゴルフクラブヘッド100の反発性能がさらに向上する。なお、図7は、説明を分かり易くするため、第1溝10及び第2溝20の形状の特徴を強調したヘッド100の模式的な側方断面図となっている。
本実施形態では、第1バック側内壁12及び第2バック側内壁22は、側方断面視において直線状に延びている。そのため、これらの部位12,22をはじめとして、第1溝10及び第2溝20の近傍の部位が、ヘッド100の内方に向かって撓み易くなっている。なお、他の実施形態では、これらの部位12,22は直線状に延びている必要はなく、例えば、側方断面視においてソール部3の内側に向かって凹状に湾曲していてもよい。この場合も同様に、ヘッド100のソール部3は内方に向かって撓み易くなる。そして、これらの場合においても、第1バック側内壁12,第2バック側内壁22の傾きはそれぞれ、側方断面視において、第1バック側内壁12,第2バック側内壁22の両端点(この場合、フェース側の端点とバック側の端点)を結ぶ直線の傾きとして定義される。
第1フェース側内壁11の下端、すなわち、第1溝10の前方端は、ヘッド100の基準状態において地面Hに接する。また、第1バック側内壁12の下端、すなわち、第1溝10の後方端は、ヘッド100の基準状態において地面Hに接する。同様に、第2フェース側内壁21の下端、すなわち、第2溝20の前方端は、ヘッド100の基準状態において地面Hに接する。また、第2バック側内壁22の下端、すなわち、第2溝20の後方端は、ヘッド100の基準状態において地面Hに接する。その結果、ヘッド100は、ソール部3に含まれる第1接地部31、第2接地部32及び第3接地部33の3点で、基準状態において地面Hに接する。なお、第1接地部31、第1溝10、第2接地部32、第2溝20及び第3接地部33は、フェース側からバック側に向かってこの順に並んでいる。以上より、ゴルファーがヘッド100を基準状態に構えたときにおいて、地面H上においてヘッド100が複数の点で支持され、ヘッド100が安定する。なお、第1接地部31,第2接地部32,第3接地部33のいずれか1つを省略したとしても、例えば、第3接地部33が省略されたとしても、2点でヘッド100が支持されるため、ヘッド100を安定させることができる。また、本実施形態では、第1接地部31及び第2接地部32が側方断面視において平坦であり、側方断面視において地面Hに線で接する。従って、基準状態のヘッド100が前方へも後方へも倒れ難く、基準状態のヘッド100がさらに安定する。
ここで、図5に戻ると、第2溝20は、ソール部3上において、トゥ−ヒール方向の概ね全域に亘って形成されており、第1溝10は、ソール部3上において、トゥ−ヒール方向のトゥ寄りの位置にのみ形成されている。従って、本実施形態では、フェース側の第1溝10の方が、バック側の第2溝20よりもトゥ−ヒール方向に短い。その結果、第1溝10が形成されているトゥ−ヒール方向の位置、すなわち、トゥ側の位置においては、反発性能が特に向上する。なお、第1溝10が形成されるトゥ−ヒール方向の位置は、ここでの例に限定されない。すなわち、反発性能を特に向上させたいトゥ−ヒール方向の任意の位置において、選択的に第1溝10を形成することができる。ただし、図11及び図12に示すように、第1溝10は、ソール部3上において、トゥ−ヒール方向の概ね全域に亘って形成されていてもよい。
本実施形態では、第1溝10及び第2溝20は、底面視において、バック側に向かってトゥ−ヒール方向の中央付近が突出するような円弧(湾曲線)を描いている。その結果、打点の集中するフェースセンターFcから第1溝10までの距離を、第1溝10のトゥ−ヒール方向の全域にわたって概ね等しくすることができる。同様に、第2溝20についても、フェースセンターFcから第2溝20までの距離を、第2溝20のトゥ−ヒール方向の全域にわたって概ね等しくすることができる。これにより、打球時に第1溝10及び20近傍を効果的に変形させることができる。なお、第1溝10は、このように凸状に形成することもできるし、トゥ−ヒール方向に平行に延びるように形成することもできるし、逆に、図13に示すように、フェース側に向かってトゥ−ヒール方向の中央付近が突出するような円弧(湾曲線)を描くように形成することもできる。第2溝20についても、同様である。
また、本実施形態では、ソール部3に重心位置を調整するための重量物60が取り付けられており、さらなる低重心化が図られている。図5の例では、重量物60は、ソール部3の後方において、トゥ−ヒール方向に概ね中央付近に配置されており、ヘッド100の重心がバック側中央に近付くように調整されている。なお、重量物60の数及び取り付け位置は、ここでの例に限定されず、設計目標となる重心位置に応じて、任意の数の重量物60を任意の位置に取り付けることができる。例えば、図11の例では、ソール部3の後方だけでなく、第1溝10内のヒール側の位置にも重量物60が取り付けられており、重心をヒール側に近付けることができる。また、図12の例では、ソール部3の後方の重量物60がなく、第1溝10内のトゥ側及びヒール側の2箇所に重量物60が取り付けられており、重心をフェース側に近付けることができる。図13の例では、ソール部3の後方に位置する重量物60をトゥ側に少し移動させるとともに、第1溝10内のヒール側の位置にも重量物60が取り付けられている。
<2.第2実施形態>
以下、図8A〜図8Cを参照しつつ、第2実施形態に係るゴルフクラブヘッド200について説明する。なお、第2実施形態に係るヘッド200は、第1実施形態に係るヘッド100と多くの部分で共通する。そのため、以下では、簡単のため、第1実施形態と共通の要素については同じ参照符号を付して説明を省略し、主として第1実施形態との差異についてのみ説明する。
第2実施形態に係るヘッド200と、第1実施形態に係るヘッド100との主な相違点は、ソール部3の内側面にリブ(厚肉部と呼ぶこともできる。以下、同様。)40が形成されていることである。なお、リブ40は、ソール部3の内側面に形成されているため、本来であれば底面視において視認することはできないが、図8Aでは、説明の便宜上、リブ40が破線にて図示されている。図8A〜図8Cに示すように、このリブ40は、第1バック側内壁12のフェース−バック方向の中央付近において、トゥ−ヒール方向に延びている。特に本実施形態では、リブ40は、トゥ−ヒール方向の概ね全域に亘って延びている。また、図8Aでは、リブ40が直線状に延びているが、例えば、リブ40は、第1溝10の形状に沿うように、バック側に向かって凸となるように湾曲していてもよい。
このようなリブ40を設けたとしても、フェース−バック方向の剛性の増加は小さいため、フェース−バック方向の反発性能を略維持することができる。一方で、リブ40は、ソール部3のトゥ−ヒール方向の剛性を上げることができるため、打球音を高音化することができる。
このようなリブ40は、第1バック側内壁12に限らず、第2バック側内壁22にも形成することもできる。また、このようなリブ40は、複数箇所に設けてもよい。
<3.第3実施形態>
以下、図9A〜図9Cを参照しつつ、第3実施形態に係るゴルフクラブヘッド300について説明する。なお、第3実施形態に係るヘッド300は、第1実施形態に係るヘッド100と多くの部分で共通する。そのため、以下では、簡単のため、第1実施形態と共通の要素については同じ参照符号を付して説明を省略し、主として第1実施形態との差異についてのみ説明する。
第3実施形態に係るヘッド300と、第1実施形態に係るヘッド100との主な相違点は、ソール部3の内側面にリブ(厚肉部と呼ぶこともできる。以下、同様。)50が形成されていることである。なお、リブ50は、ソール部3の内側面に形成されているため、本来であれば底面視において視認することはできないが、図9Aでは、説明の便宜上、リブ50が破線にて図示されている。図9A〜図9Cに示すように、このリブ50は、第1溝10及び第2溝20の両方に跨って、フェース−バック方向に延びている。特に本実施形態では、リブ50は、第1溝10と第2溝20とを完全に横断している。ただし、リブ50は、第1溝10の位置においてのみ延びており、第2溝20の位置とは重ならないように構成することもできる。
本実施形態では、リブ50は、ソール部3上においてトゥ寄りの位置に配置されている。その結果、リブ50が形成されているトゥ−ヒール方向の位置、すなわち、トゥ側の位置において、ソール部3の剛性を高め、反発性能を抑制することができる。一方で、トゥ−ヒール方向においてリブ50が設けられていない位置では、第1溝10及び第2溝20による反発性能の向上が維持される。なお、リブ50が形成されるトゥ−ヒール方向の位置は、ここでの例に限定されず、反発性能を抑制したいトゥ−ヒール方向の任意の位置において、選択的にリブ50を形成することができる。また、このようなリブ50は、複数箇所に設けることができる。
<4.第4実施形態>
以下、図10を参照しつつ、第4実施形態に係るゴルフクラブヘッド400について説明する。なお、第4実施形態に係るヘッド400は、第1実施形態に係るヘッド100と多くの部分で共通する。そのため、以下では、簡単のため、第1実施形態と共通の要素については同じ参照符号を付して説明を省略し、主として第1実施形態との差異についてのみ説明する。
第4実施形態に係るヘッド400と、第1実施形態に係るヘッド100との主な相違点は、第1溝10,第2溝20を画定する内壁11,12,21,22の傾きにある。図10に示すように、本実施形態では、第1バック側内壁12が第1フェース側内壁11よりも短く、第2バック側内壁22が、第2フェース側内壁21よりも短く構成されている。本実施形態においては、第1フェース側内壁11、第1バック側内壁12、第2フェース側内壁21、第2バック側内壁22はそれぞれ、本発明における第1主内壁、第1副内壁、第2主内壁、第2副内壁に相当する。
さらに、第1溝10は、第2溝20に比べて、前後方向に狭く、かつ、上下方向に浅い。また、第2溝20は、第1溝10に比べて、前後方向に広く、かつ、上下方向に深い。つまり、d2>d1であり、w2>w1である。また、本実施形態では、d2/w2<d1/w1である。
また、本実施形態では、第1実施形態と同様に、ソール部3が地面Hに設置された基準状態において、第1フェース側内壁11が第2フェース側内壁21よりも、側方断面視において地面Hに対し急峻に傾斜している。
ここで、図10に示すように、側方断面視において、第1フェース側内壁11のバック側の端点Q2からさらにバック側へと延びる、第2フェース側内壁21の傾きに平行な仮想線V4’を考える。このとき、このような仮想線V4’と、第1フェース側内壁11に対応する線(第1フェース側内壁11に沿った線であるが、第1フェース側内壁11のバック側の端点Q2からバック側に延びていない線)とは、ヘッド400の内方へ向かって窪むような線を描くように交差する。言い換えると、側方断面視において、第1フェース側内壁11の傾きに沿った仮想線V3と、第2フェース側内壁21の傾きに沿った仮想線V4との交点P2が、ゴルフクラブヘッドの下方かつ第1溝10よりもフェース側に位置する。その結果、第4実施形態においても、第1実施形態と同様、打球時においてソール部3の内方への変形が助長され、ゴルフクラブヘッド400の反発性能が向上する。なお、図10は、説明を分かり易くするため、第1溝10及び第2溝20の形状の特徴を強調したヘッド400の模式的な側方断面図となっている。
本実施形態では、第1フェース側内壁11及び第2フェース側内壁21は、側方断面視において直線状に延びている。そのため、これらの部位11,21をはじめとして、第1溝10,第2溝20の近傍の部位が、ヘッド400の内方に向かって撓み易くなっている。なお、他の実施形態では、これらの部位11,21は直線状に延びている必要はなく、例えば、側方断面視においてソール部3の内側に向かって凹状に湾曲していてもよい。この場合も同様に、ヘッド400のソール部3は内方に向かって撓み易くなる。
また、第4実施形態に係るヘッド400にも、第2及び第3実施形態のリブ40,50の少なくとも一方を形成することができる。
<5.変形例>
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。また、以下の変形例の要旨は、適宜組み合わせることができる。
<5−1>
上記第1実施形態では、第1バック側内壁12が第1溝10のフェース−バック方向の幅w1の略全域に亘って延びている。また、第2バック側内壁22が第2溝20のフェース−バック方向の幅w2の大部分に亘って延びている。しかしながら、第1バック側内壁12及び第2バック側内壁22は、これに限定されるものではない。
本発明において、「主内壁」とは、各溝を形成する複数の内壁のうち、フェース−バック方向の長さが、各溝のフェース−バック方向の幅(長さ)の50%よりも大きい内壁のことである。この「主内壁」は、各溝に1つのみ存在する。また、本発明において、「副内壁」とは、長さが「主内壁」よりも短い内壁のことである。
よって、第1実施形態を例にすると、第1バック側内壁12と第2バック側内壁22とが「主内壁」に相当する。そのため、例えば、この第1バック側内壁12、第2バック側内壁22がそれぞれ、フェース−バック方向において、第1溝10、第2溝20の幅(長さ)の50%超の長さを有するように適宜変更してもよい。なお、第1実施形態においては、第1フェース側内壁11と第2フェース側内壁21とが「副内壁」に相当する。これらの内壁11,21の長さも適宜変更可能である。
なお、第4実施形態についても同様の変更が可能である。例えば、第4実施形態において本発明の「主内壁」に相当するのが、第1フェース側内壁11及び第2フェース側内壁21である。よって、第4実施形態においても、例えば、この第1フェース側内壁11、第2フェース側内壁21がそれぞれ、フェース−バック方向において、第1溝10、第2溝20の幅(長さ)の50%超の長さを有するように適宜変更してもよい。
<5−2>
また、上記第1実施形態では、第1溝10が、バック側に配置された第1バック側内壁12と、フェース側に配置された第1フェース側内壁11との2つの内壁によって構成されている。第2溝20が、バック側に配置された第2バック側内壁22と、フェース側に配置された第2フェース側内壁21との2つの内壁によって構成されている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。本発明においては、第1溝が、該第1溝を形成する内壁を構成する第1主内壁と1以上の第1副内壁とを備え、第2溝が、該第2溝を形成する内壁を構成する第2主内壁と1以上の第2副内壁とを備えるようにしてもよい。つまり、例えば、第1実施形態においては、第1バック側内壁12が本発明の第1主内壁に相当し、第1フェース側内壁11が本発明の第1副内壁に相当する。第2バック側内壁22が本発明の第2主内壁に相当し、第2フェース側内壁21が本発明の第2副内壁に相当する。よって、第1実施形態では、第1溝が、該第1溝を形成する内壁を構成する1つの第1主内壁と1つの第1副内壁とによって構成されている。第2溝が、該第2溝を形成する内壁を構成する1つの第2主内壁と1つの第2副内壁とによって構成されている。
これに加え、本発明においては、第1溝が、該第1溝を形成する内壁を構成する第1主内壁と2以上の第1副内壁とを備え、第2溝が、該第2溝を形成する内壁を構成する第2主内壁と2以上の第2副内壁とを備えるようにしてもよい。
例えば、第1実施形態において、第1フェース側内壁11と第1バック側内壁12との間に1以上の他の内壁が介在していてもよい。また、第1フェース側内壁11と第1接地部31との間に1以上の他の内壁が介在していてもよい。第1バック側内壁12と第2接地部32との間に1以上の他の内壁が介在していてもよい。このように他の内壁が介在する場合、溝の断面形状はその内壁の数に応じた多角形状を有する。
また、第2溝20の内壁の構成についても、第1溝10と同様の変更が可能である。例えば、第2溝20において、第2フェース側内壁21及び第2バック側内壁22以外に他の内壁を追加してもよい。
また、第4実施形態についても、同様の変更が可能である。例えば、第4実施形態の第1溝10において、第1フェース側内壁11及び第1バック側内壁12以外に他の内壁を追加してもよい。また、第2溝20において、第2フェース側内壁21及び第2バック側内壁22以外に他の内壁を追加してもよい。
<5−3>
図6及び図10の例では、第1溝10及び第2溝20は、側方断面視において三角形状を有しているが、第1溝10,第2溝20の形状はこれに限定されない。例えば、図14に示すように、第1溝10,第2溝20は、側方断面視において四角形状を有していてもよい。この例でも、バック側の第2溝20は、フェース側の第1溝10よりも深いため、上述した効果と同様の効果を奏することができる。このように第1溝10及び第2溝20の形状は、バック側の溝の深さがフェース側の溝の深さよりも深ければこれらに限定されるものではない。例えば、第1溝10,第2溝20は、側方断面視において、1つの内壁で形成された円形状であってもよく、また、3以上の内壁によって形成された多角形状でもよい。
<5−4>
また、第1溝10及び第2溝20を形成する各内壁の傾斜角度についても、上記第1実施形態に示すものに限定されない。例えば、第1実施形態において、第1フェース側内壁11及び第2フェース側内壁21が、前方に向かって斜め上方に延びていてもよいし、鉛直方向に延びていてもよい。
<5−5>
また、上記第1実施形態では、本発明の主内壁に相当する第1バック側内壁12及び第2バック側内壁22の双方が、ソール部3を地面Hに設置したときに、側方断面視において地面Hに対し傾斜するように形成されている。一方、上記第4実施形態では、本発明の主内壁に相当する第1フェース側内壁11及び第2フェース側内壁21の双方が、ソール部3を地面Hに設置したときに、側方断面視において地面Hに対し傾斜するように形成されている。
しかしながら、本発明において、第1溝及び第2溝を形成する各内壁の傾斜角度は、これらの実施形態に限定されるものではない。図14では、第1溝10が主内壁101と、2つの副内壁102,103とで構成され、第2溝20が主内壁201と、2つの副内壁202,203とで構成されている。例えば、図示しないが、この図14における第1溝10の主内壁101及び第2溝20の主内壁201の少なくとも一方が、ソール部3を地面Hに設置したときに、側方断面視において地面Hに対し傾斜するように形成されていてもよい。
<5−6>
上記実施形態では、ソール部3に形成された溝の数は2つであるが、その数はこれに限定されるものではなく、3以上であってもよい。この場合、隣接する2つの溝が本発明における第1溝及び第2溝に相当する。
<5−7>
上記実施形態では、ゴルフクラブヘッドをドライバー型としたが、そのタイプは限定されず、例えば、フェアウェイウッドのような別のウッド型であってもよいし、いわゆるユーティリティ型、ハイブリッド型等であってもよい。
<5−8>
フェース部材1は、カップフェース型でなくてもよく、例えば、立上がり部8を省略したようなプレート型として、フェース部に形成した開口部に溶接することも可能である。
2 クラウン部
3 ソール部
7 フェース部
10 溝(第1溝)
20 溝(第2溝)
11 フェース側内壁(第1フェース側内壁)
12 バック側内壁(第1バック側内壁)
21 フェース側内壁(第2フェース側内壁)
22 バック側内壁(第2バック側内壁)
31 第1接地部
32 第2接地部
33 第3接地部
40 リブ
50 リブ
H 地面

Claims (12)

  1. フェース部、クラウン部及びソール部を備える中空構造のゴルフクラブヘッドであって、
    前記ソール部には、トゥ−ヒール方向に延び、前記ソール部の内側に向かって窪んだ第1溝及び第2溝が形成され、
    前記第1溝は、前記第2溝よりもフェース側に配置され、
    前記第2溝は、前記第1溝よりも深い、
    ゴルフクラブヘッド。
  2. 前記ゴルフクラブヘッドを基準状態に設置したときに、前記ゴルフクラブヘッドの最も前側の点から、前記ゴルフクラブヘッドの最も後側の点までのフェース−バック方向の前記ゴルフクラブヘッドの長さをL1とし、前記ゴルフクラブヘッドの最も前側の点から、フェースセンターを通りトゥ−ヒール方向に直交する断面上での前記第2溝のフェース側のエッジまでのフェース−バック方向の長さをL2としたとき、
    L2/L1≧0.4である、
    請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記ゴルフクラブヘッドを基準状態に設置したときに、前記ゴルフクラブヘッドの最も前側の点から、前記ゴルフクラブヘッドの最も後側の点までのフェース−バック方向の前記ゴルフクラブヘッドの長さをL1とし、前記ゴルフクラブヘッドの最も前側の点から、フェースセンターを通りトゥ−ヒール方向に直交する断面上での前記第2溝のフェース側のエッジまでのフェース−バック方向の長さをL2としたとき、
    L2/L1≦0.8である、
    請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. フェースセンターを通り、トゥ−ヒール方向に直交する断面上において、前記ゴルフクラブヘッドを基準状態に設置したときの前記第1溝の深さをd1としたとき、
    0.3mm≦d1≦4mmである、
    請求項1から3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  5. フェースセンターを通り、トゥ−ヒール方向に直交する断面上において、前記ゴルフクラブヘッドを基準状態に設置したときの前記第2溝の深さをd2としたとき、
    0.5mm≦d2≦5mmである、
    請求項1から4のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  6. フェースセンターを通り、トゥ−ヒール方向に直交する断面上において、前記ゴルフクラブヘッドを基準状態に設置したときの前記第1溝の深さをd1とし、前記ゴルフクラブヘッドを基準状態に設置したときの前記第1溝の幅をw1としたとき、
    w1/d1>1である、
    請求項1から5のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  7. フェースセンターを通り、トゥ−ヒール方向に直交する断面上において、前記ゴルフクラブヘッドを基準状態に設置したときの前記第1溝の幅をw1としたとき、
    15mm≦w1≦50mmである、
    請求項1から6のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  8. フェースセンターを通り、トゥ−ヒール方向に直交する断面上において、前記ゴルフクラブヘッドを基準状態に設置したときの前記第2溝の深さをd2とし、前記ゴルフクラブヘッドを基準状態に設置したときの前記第2溝の幅をw2としたとき、
    w2/d2>1である、
    請求項1から7のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  9. フェースセンターを通り、トゥ−ヒール方向に直交する断面上において、前記ゴルフクラブヘッドを基準状態に設置したときの前記第2溝の幅をw2としたとき、
    5mm≦w2≦40mmである、
    請求項1から8のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  10. フェースセンターを通り、トゥ−ヒール方向に直交する断面上において、前記ゴルフクラブヘッドを基準状態に設置したときの前記第1溝の幅をw1とし、前記ゴルフクラブヘッドを基準状態に設置したときの前記第2溝の幅をw2としたとき、
    w1≧w2である、
    請求項1から9のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  11. 前記第1溝は、該第1溝を形成する内壁を構成する、第1主内壁と該第1主内壁よりも短い1以上の第1副内壁とを備え、
    前記第2溝は、該第2溝を形成する内壁を構成する、第2主内壁と該第2主内壁よりも短い1以上の第2副内壁とを備え、
    前記第1主内壁及び前記第2主内壁の少なくとも一方は、前記ソール部を地面に設置したときに、側方断面視において前記地面に対し傾斜している、
    請求項1から10のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  12. 前記ソール部は、前記第1溝よりもフェース側に位置し、前記ソール部を前記地面に設置したときに前記地面に接する第1接地部と、前記第1溝と前記第2溝との間に位置し、前記ソール部を前記地面に設置したときに前記地面に接する第2接地部と、前記第2溝よりもバック側に位置し、前記ソール部を前記地面に設置したときに前記地面に接する第3接地部を有し、
    前記第1主内壁は、前記第2接地部に連続し、フェース側に向かうほど上方に向かうように傾斜し、
    前記第2主内壁は、前記第3接地部に連続し、フェース側に向かうほど上方に向かうように傾斜している、
    請求項11に記載のゴルフクラブヘッド。
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