JP2017156676A - 正帯電静電荷像現像用トナー - Google Patents
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Abstract
【課題】
本発明は、印刷枚数の増加や、高温高湿時等の印字環境の変化により、画像濃度が急激に低下し画像がかすれる、トナーが複写機やプリンタの機内に飛散する、消費量が増大する、付着させる目的の箇所以外にトナーが付着する、いわゆるカブリが発生する等の問題を引き起こすことがない正帯電静電荷像現像用トナー及びその製造方法を提供することを目的とする。また本発明は、更に耐刷時にもフィルミングの発生を抑制し、且つ良好なベタ追従性を維持することができ、高品質の印刷物を提供できる正帯電静電荷像現像用トナーの実現にも寄与するものである。
【解決手段】
(A)疎水化処理剤で疎水化処理された円形度が0.96以上の球状のアルミナ、及び(B)着色剤を含有する正帯電静電荷像現像用トナー。
【選択図】なし
本発明は、印刷枚数の増加や、高温高湿時等の印字環境の変化により、画像濃度が急激に低下し画像がかすれる、トナーが複写機やプリンタの機内に飛散する、消費量が増大する、付着させる目的の箇所以外にトナーが付着する、いわゆるカブリが発生する等の問題を引き起こすことがない正帯電静電荷像現像用トナー及びその製造方法を提供することを目的とする。また本発明は、更に耐刷時にもフィルミングの発生を抑制し、且つ良好なベタ追従性を維持することができ、高品質の印刷物を提供できる正帯電静電荷像現像用トナーの実現にも寄与するものである。
【解決手段】
(A)疎水化処理剤で疎水化処理された円形度が0.96以上の球状のアルミナ、及び(B)着色剤を含有する正帯電静電荷像現像用トナー。
【選択図】なし
Description
本発明は、電子写真方式の画像形成方法に使用されるトナーに関し、より詳細には、非磁性一成分方式の複写機やプリンター等の画像形成装置による現像に用いた場合に、高温/ 高湿下でのカブリ抑制(環境性)に優れ、更に耐刷時にもフィルミングの発生を抑制し、且つ良好なベタ追従性を維持することができ、高品質の印刷物を提供できる正帯電静電荷像現像用トナーに関する。
近年、電子写真方式を用いた複写機、プリンターの小型化、高画質化の進展とともに、トナーに対する性能向上の要求が高まっている(特許文献1、2等)。電子写真方式の画像形成装置では、感光体から転写媒体としての転写紙に転写して、転写紙上の転写されたトナー像を定着装置で加熱加圧して定着することで画像が転写紙上に永久的に定着される。あるいは前記した感光体で形成したトナー像を中間転写体上に転写した後に、中間転写体から転写媒体としての転写紙に転写し、転写紙上の転写されたトナー像を前記同様に定着装置で定着することで画像が転写紙上に永久的に定着される。
静電荷像現像用トナーの製造方法としては、溶融混練粉砕法、懸濁重合法等が知られている。
溶融混練粉砕法は、まず結着剤、離型剤、着色剤及び荷電制御剤等の各種材料を混合して溶融混練し、得られた溶融混練物を冷却した後、粉砕して分級することによって静電荷像現像用トナーを得る方法である。この溶融混練粉砕法は、比較的簡易な設備で、効率良く静電荷像現像用トナーを製造できるという特徴を有する。しかし、このように溶融混練粉砕法により製造される静電荷像現像用トナーは、微粒子の形状が不定形となり、流動性が充分でないという問題を有していた。
溶融混練粉砕法は、まず結着剤、離型剤、着色剤及び荷電制御剤等の各種材料を混合して溶融混練し、得られた溶融混練物を冷却した後、粉砕して分級することによって静電荷像現像用トナーを得る方法である。この溶融混練粉砕法は、比較的簡易な設備で、効率良く静電荷像現像用トナーを製造できるという特徴を有する。しかし、このように溶融混練粉砕法により製造される静電荷像現像用トナーは、微粒子の形状が不定形となり、流動性が充分でないという問題を有していた。
そこで、分級の後に、さらにトナー微粒子の流動性を向上させるために、外添剤として流動化剤を外添し、混合機で混合攪拌してトナー微粒子表面に流動化剤を付着させて(一般にこの処理は外添処理と呼ばれている)電子写真用トナーを得る方法が広く知られている。また、静電荷像現像用トナーの安定的な帯電性を付与するために、抵抗制御剤と呼ばれる外添剤を外添処理する方法も知られている。
一般に電子写真法は感光体ドラム上に電気的な潜像を形成して、ついで該潜像をトナーによって現像し、必要に応じて紙などの転写材にトナー画像を転写した後、加熱、加圧などの手段によって定着し複写物を得るものである。このような電子写真法に用いられる現像剤としては、トナーとキャリアからなる二成分現像剤と、トナーとキャリアの機能を同時に備えた一成分現像剤とがある。一成分現像剤は、さらに磁性一成分現像剤と、非磁性一成分現像剤とに分類される。二成分現像剤は、転写性、定着性、耐環境特性等の電子写真特性に優れる反面、トナーとキャリアの混合比を制御するためのトナー濃度センサーが必要であること、現像剤の攪拌機構が複雑化する等の問題点を有する。一方、磁性一成分現像剤は、上記のトナー濃度センサーが不要であり、現像装置の小型化が容易である反面、磁性粒子を含むことから、定着性が劣る問題を有する。このような背景から装置の小型簡易化と定着特性を両立するために、近年、非磁性一成分現像剤を一成分現像剤として用いる方法が提案、実用化されている。また、近年レーザー光線等によって感光体ドラム表面上に潜像を形成し現像剤を現像するデジタル方式のプリンター、複写機及びファックスが上市されており、このような装置にも上記非磁性一成分現像剤が使用されるようになってきている。
特に上記デジタル方式のプリンター等は写真等の高精細な画像を印字させることが要求され、この場合の解像度は潜像のドット径によって決定される。そして、高解像度を得る為には該ドット径を小さくする必要があり、小径のドットを忠実に現像するために該装置に用いられる非磁性一成分現像剤は6〜9μm程度の小粒子径のものが用いられる傾向にあり、流動性能や帯電性能が今まで以上に要求されるようになってきている。また、印字スピードの高速化が求められており従来主流であった4〜5枚/分機から10枚/分以上の印字スピードが求められている。しかし、従来技術による非磁性一成分現像剤を小粒子化すると流動性が低下し、現像ローラ上への現像剤の搬送性が低下する。その結果、画像濃度の低下が発生していた。また、高速印字を行う場合は、現像剤の流動性不足により現像ローラ上の現像剤の搬送性が不足するために画像濃度の低下が発生していた。また、上記問題を解消するため、非磁性一成分現像剤の表面に流動化向上剤としての疎水性シリカや疎水性アルミナ等を混合付着することにより流動性を向上させていたが、初期では良好な画像が得られるが、連続印字を行う過程で流動性向上剤の一部が現像剤内部に埋没する為に帯電量の低下、流動性低下が発生して充分な帯電が得られず画像濃度低下や追従性の悪化、地カブリが発生していた。また、高速で印字を行う場合、現像ローラの周回速度を高くする必要があるため、現像剤が現像ローラと規制ブレード間で圧接される時間が減少する。その結果、充分な帯電量が得られなくなり、特に高温高湿環境下では、帯電量不足が顕著となり画像濃度低下や追従性の悪化、地カブリが発生していた。
また、感光体上や中間転写体には、カラーのトナー画像が繰り返し形成され、転写後の感光体や中間転写体上に残留した微量のトナーをクリーニング装置で除去するようになっている。このクリーニング装置は、クリーニングブレードやローラーを備えているのが一般的である。
しかし、表面添加シリカ、滑材のステアリン酸マグネシウム(MgSt)、ステアリンカルシウム(CaSt)、若しくはトナーに含まれるワックス等が感光体ドラムや中間転写体などの像担持体上に付着した場合、この付着物をブレードクリーニング方式におけるクリーニングブレードやローラーでは除去しきれず、徐々に像担持体にはフィルミングの原因物質が形成され、画像に白く抜ける部分ができるという問題が古くから指摘されている(特許文献3)。ここでフィルミングとは、感光体表面などにトナー成分が広域に薄く付着した状態であり、多くはクリーニングブレードなど感光体表面に接触する部材と感光体表面との間隙に捕捉されたトナーが感光体との摩擦により溶融して感光体に付着することに因る現象である。
このため、電子写真方式において、長期にわたって高品質な印刷物を提供するために、上記の画像濃度の低下や地カブリ、フィルミングを抑制することがその課題として強く要望されているが、未だにこれらを十分に抑制されたトナーは完成されていない。
一方、追従性の悪化や転写抜けを長期にわたって抑制するためには、トナーに流動性を付与するために6〜20nm程度の粒径の外添剤シリカを、トナーの凝集性を抑制するためには、20〜100nm程度の粒径の外添剤シリカの添加量を適当量加えなければならない。しかしながら、トナーの流動性の付与や凝集抑制のためにシリカを添加すると、フィルミングは発生しやすくなるため、追従性や転写性とフィルミングの抑制を両立することは困難であると認識とされている。
一方、追従性の悪化や転写抜けを長期にわたって抑制するためには、トナーに流動性を付与するために6〜20nm程度の粒径の外添剤シリカを、トナーの凝集性を抑制するためには、20〜100nm程度の粒径の外添剤シリカの添加量を適当量加えなければならない。しかしながら、トナーの流動性の付与や凝集抑制のためにシリカを添加すると、フィルミングは発生しやすくなるため、追従性や転写性とフィルミングの抑制を両立することは困難であると認識とされている。
本発明は、印刷枚数の増加や、高温高湿時等の印字環境の変化により、画像濃度が急激に低下し画像がかすれる、トナーが複写機やプリンタの機内に飛散する、消費量が増大する、付着させる目的の箇所以外にトナーが付着する、いわゆるカブリが発生する等の問題を引き起こすことがない正帯電静電荷像現像用トナー及びその製造方法を提供することを目的とする。また本発明は、更に耐刷時にもフィルミングの発生を抑制し、且つ良好なベタ追従性を維持することができ、高品質の印刷物を提供できる正帯電静電荷像現像用トナーの実現にも寄与するものである。
本発明者らは前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の円形度であって、かつ、疎水化処理剤で疎水化処理されたアルミナが上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち本発明は、以下1)〜14)に関するものである。
1)
(A)疎水化処理剤で疎水化処理された円形度が0.96以上の球状のアルミナ、及び(B)マゼンタ系着色剤を含有する正帯電静電荷像現像用トナー。
2)
上記成分(A)の疎水化度が5〜80%である上記1)に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
3)
上記成分(A)のメディアン径が200以上800nm以下である請求項1又は2に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
4)
上記成分(A)の疎水化処理剤がアルコキシシラン化合物である上記1)乃至3)のいずれか一項に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
5)
更に(C)シリカを含有する上記1)乃至4)のいずれか一項に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
6)
更に(D)結着樹脂を含有する上記1)乃至5)のいずれか一項に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
7)
上記(D)結着樹脂が、スチレン−(メタ)アクリル樹脂である上記6)に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
8)
上記(D)結着樹脂の含有量が、正帯電静電荷像現像用トナー総量中80質量%以上95質量%以下である上記6)又は7)に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
9)
更に(E)融点が75℃以上115℃以下であるワックスを含有する上記1)乃至8)のいずれか一項に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
10)
更に(F)融点が130℃以上160℃以下であるワックスを含有する上記1)乃至9)のいずれか一項に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
11)
更に(G)ステアリン酸金属塩を含有する上記1)乃至10)のいずれか一項に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
12)
上記1)乃至11)のいずれか一項に記載の電子写真用正帯電性トナーを用いるカブリ抑制方法。
13)
上記12)に記載のカブリ抑制方法において、電子写真方法によって電子写真用正帯電性トナーを付着させた中間記録媒体。
14)
上記1)乃至9)のいずれか一項に記載の正帯電静電荷像現像用トナーによって着色された物質。
すなわち本発明は、以下1)〜14)に関するものである。
1)
(A)疎水化処理剤で疎水化処理された円形度が0.96以上の球状のアルミナ、及び(B)マゼンタ系着色剤を含有する正帯電静電荷像現像用トナー。
2)
上記成分(A)の疎水化度が5〜80%である上記1)に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
3)
上記成分(A)のメディアン径が200以上800nm以下である請求項1又は2に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
4)
上記成分(A)の疎水化処理剤がアルコキシシラン化合物である上記1)乃至3)のいずれか一項に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
5)
更に(C)シリカを含有する上記1)乃至4)のいずれか一項に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
6)
更に(D)結着樹脂を含有する上記1)乃至5)のいずれか一項に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
7)
上記(D)結着樹脂が、スチレン−(メタ)アクリル樹脂である上記6)に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
8)
上記(D)結着樹脂の含有量が、正帯電静電荷像現像用トナー総量中80質量%以上95質量%以下である上記6)又は7)に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
9)
更に(E)融点が75℃以上115℃以下であるワックスを含有する上記1)乃至8)のいずれか一項に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
10)
更に(F)融点が130℃以上160℃以下であるワックスを含有する上記1)乃至9)のいずれか一項に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
11)
更に(G)ステアリン酸金属塩を含有する上記1)乃至10)のいずれか一項に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
12)
上記1)乃至11)のいずれか一項に記載の電子写真用正帯電性トナーを用いるカブリ抑制方法。
13)
上記12)に記載のカブリ抑制方法において、電子写真方法によって電子写真用正帯電性トナーを付着させた中間記録媒体。
14)
上記1)乃至9)のいずれか一項に記載の正帯電静電荷像現像用トナーによって着色された物質。
本発明の静電荷像現像用トナーは高温/高湿下でのカブリ抑制(環境性)に優れ、更に耐刷時にもフィルミングの発生を抑制し、且つ良好なベタ追従性を維持することができるという優れた効果を有する。このトナーの中でも乾式一成分方式が好ましく、更に乾式非磁性一成分方式が特に好ましい。従って、これを用いる電子写真方式では、長期わたって、高品質の印刷物を提供できる。
本発明のトナーは、電子写真方式の画像形成方法に使用される正帯電静電荷像現像用トナーであり、(A)疎水化処理剤で疎水化処理された円形度が0.97以上の球状のアルミナ、(B)着色剤を含有する。
本明細書において、「正帯電静電荷像現像用トナー」は単に「トナー」と表現する場合もあり、また上付きのRTMは登録商標を意味する。またメディアン径と平均粒子径は同じものとして記載する。
本明細書において、「正帯電静電荷像現像用トナー」は単に「トナー」と表現する場合もあり、また上付きのRTMは登録商標を意味する。またメディアン径と平均粒子径は同じものとして記載する。
[(A)疎水化処理剤で疎水化処理された円形度が0.96以上の球状のアルミナ]
本発明のトナーは、(A)疎水化処理剤で疎水化処理された円形度が0.96以上の球状のアルミナを含有する。
アルミナは、表面官能基が少なく、従来より表面処理に不向きであるとされてきた。そのため、表面処理されたアルミナがトナーに使用されることは、他の無機微粒子と比較すると多くはなく、その効果も十分に確認されていない。
本発明では、円形度が0.96以上のものを選択する。これによってアルミナの表面を効果的に疎水化処理することができ、また優れた流動性も同時に確保できる。本発明において、アルミナの平均円形度は0.96〜1.00が好ましく、より好ましくは平均円形度が0.97〜1.00である。
本発明のトナーは、(A)疎水化処理剤で疎水化処理された円形度が0.96以上の球状のアルミナを含有する。
アルミナは、表面官能基が少なく、従来より表面処理に不向きであるとされてきた。そのため、表面処理されたアルミナがトナーに使用されることは、他の無機微粒子と比較すると多くはなく、その効果も十分に確認されていない。
本発明では、円形度が0.96以上のものを選択する。これによってアルミナの表面を効果的に疎水化処理することができ、また優れた流動性も同時に確保できる。本発明において、アルミナの平均円形度は0.96〜1.00が好ましく、より好ましくは平均円形度が0.97〜1.00である。
本発明における円形度は次の様にして求めることができる。
[円形度の測定]
アルミナ粒子をSEM等で撮影した写真をから任意の数の粒子を選び、粒子の面積をS、周囲長をLとしたとき、(円形度)=4πS/L2として表すことができる。円形度を測定するには、各種画像処理ソフト、または画像処理ソフトを搭載した装置を使用することができるが、本発明では、東亜医用電子(株)製フロー式粒子像分析装置FPIA−1000を用いて粒子の平均円形度を測定する。具体的にはトルエン10mlに測定したい粒子約5mgを分散させて分散液を調製し、超音波(20kHz、50W)を分散液に5分間照射し、分散液濃度を5000〜20000個/μlとして、前記装置により測定を行い、円相当径粒子群の円形度を測定し、平均円形度を求める。
[円形度の測定]
アルミナ粒子をSEM等で撮影した写真をから任意の数の粒子を選び、粒子の面積をS、周囲長をLとしたとき、(円形度)=4πS/L2として表すことができる。円形度を測定するには、各種画像処理ソフト、または画像処理ソフトを搭載した装置を使用することができるが、本発明では、東亜医用電子(株)製フロー式粒子像分析装置FPIA−1000を用いて粒子の平均円形度を測定する。具体的にはトルエン10mlに測定したい粒子約5mgを分散させて分散液を調製し、超音波(20kHz、50W)を分散液に5分間照射し、分散液濃度を5000〜20000個/μlとして、前記装置により測定を行い、円相当径粒子群の円形度を測定し、平均円形度を求める。
また、上記成分(A)は、疎水化処理剤で疎水化処理されたアルミナである。
疎水化処理は、公知の方法を用いることができるが、例えば、処理剤をテトラヒドロフラン(THF)、トルエン、酢酸エチル、メチルエチルケトンあるいはアセトン、エタノール、塩化水素飽和エタノール等の溶剤を用いて混合希釈し、アルミナ微粉末を撹拌羽根を具備する混合機(例えば、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー、ブレンダー等)で強制的に撹拌しつつ疎水化処理剤の希釈液を滴下したりスプレーしたりして加え充分混合する。次に得られた混合物をバット等に移してオーブンに入れ加熱し乾燥させる。その後再びミキサー・ジェットミル等にて充分に解砕する。また、必要に応じて分級する事が望ましい。このような方法において各々の疎水処理剤は同時に用いて処理しても別々に処理しても良い。
上記のような乾式法の他にアルミナ微粉末を疎水化処理剤の有機溶剤溶液に浸漬し、乾燥させたり、またはアルミナ微粉末を水中に分散してスラリー状にしたうえで疎水化処理剤の水溶液を滴下し、その後、アルミナ微粉末を沈降させて加熱乾燥して解砕する、というような湿式による処理法もある。加熱時の温度は100℃以上が好ましい。100℃未満であるとアルミナ微粉末と処理剤との縮合反応が完結しにくくなる。
疎水化処理は、公知の方法を用いることができるが、例えば、処理剤をテトラヒドロフラン(THF)、トルエン、酢酸エチル、メチルエチルケトンあるいはアセトン、エタノール、塩化水素飽和エタノール等の溶剤を用いて混合希釈し、アルミナ微粉末を撹拌羽根を具備する混合機(例えば、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー、ブレンダー等)で強制的に撹拌しつつ疎水化処理剤の希釈液を滴下したりスプレーしたりして加え充分混合する。次に得られた混合物をバット等に移してオーブンに入れ加熱し乾燥させる。その後再びミキサー・ジェットミル等にて充分に解砕する。また、必要に応じて分級する事が望ましい。このような方法において各々の疎水処理剤は同時に用いて処理しても別々に処理しても良い。
上記のような乾式法の他にアルミナ微粉末を疎水化処理剤の有機溶剤溶液に浸漬し、乾燥させたり、またはアルミナ微粉末を水中に分散してスラリー状にしたうえで疎水化処理剤の水溶液を滴下し、その後、アルミナ微粉末を沈降させて加熱乾燥して解砕する、というような湿式による処理法もある。加熱時の温度は100℃以上が好ましい。100℃未満であるとアルミナ微粉末と処理剤との縮合反応が完結しにくくなる。
アルミナを疎水化処理する疎水化処理剤としては、公知の処理剤を何ら制限されずに使用することができる。具体的に例示すれば、シリル化剤として、メチルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、トリメチルクロロシラン、フェニルトリクロロシラン、ジフェニルジクロロシラン、t−ブチルジメチルクロロシラン、ビニルトリクロロシラン等のクロロシラン類や3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルメチルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、N−(2−(ビニルベンジルアミノ)エチル)3−アミノプロピルトリメトキシシラン塩酸塩、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、テトラメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、o−メチルフェニルトリメトキシシラン、p−メチルフェニルトリメトキシシラン、n−ブチルトリメトキシシラン、i−ブチルトリメトキシシラン、n−ヘキシルトリメトキシシラン、n−ヘキシルトリエトキシシラン、n−オクチルトリメトキシシラン、n−オクチルトリエトキシシラン、デシルトリメトキシシラン、ドデシルトリメトキシシラン、オクタデシルトリメトキシシラン、トリフルオロプロピルトリメトキシシラン、ヘプタデカフルオロデシルトリメトキシシラン、テトラエトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、i−ブチルトリエトキシシラン、デシルトリエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラン等のアルコキシシラン類、ヘキサメチルジシラザン、ヘキサエチルジシラザン、へキサプロピルジシラザン、ヘキサブチルジシラザン、ヘキサペンチルジシラザン、ヘキサヘキシルジシラザン、ヘキサシクロヘキシルジシラザン、ヘキサフェニルジシラザン、ジビニルテトラメチルジシラザン、ジメチルテトラビニルジシラザン等のシラザン類等がある。また、ジメチルシリコーンオイル、メチルハイドロジェンシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイル、クロロアルキル変性シリコーンオイル、クロロフェニル変性シリコーンオイル、脂肪酸変性シリコーンオイル、ポリエーテル変性シリコーンオイル、アルコキシ変性シリコーンオイル、カルビノール変性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイル、及び、末端反応性シリコーンオイル等のシリコーンオイルや、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、オクタメチルテトラシクロシロキサン、ポリメチルシロキサン等のシロキサン類も疎水化処理剤として好ましい。さらに、脂肪酸及びその金属塩として、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ドデシル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ペンタデシル酸、ステアリン酸、ヘプタデシル酸、アラキン酸、モンタン酸、オレイン酸、リノール酸、アラキドン酸などの長鎖脂肪酸が挙げられ、その金属塩としては亜鉛、鉄、マグネシウム、アルミニウム、カルシウム、ナトリウム、リチウムなどの金属との塩も疎水化処理剤として有効である。これらのうち、アルコキシシラン類、シラザン類、ストレートシリコーンオイルは処理を実施しやすいので、好ましい。本発明では、このような疎水化処理剤の1種類を単独で、あるいは、2種類以上の場合は混合するか、または、順次段階的に表面処理して、用途に応じて要求される疎水度を達成することができる。
これらには市販品があるため、それを使用することができる。上記のうち、疎水化処理剤としてはアルコキシシラン類が好ましく、さらに好ましくは、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシランやn−オクチルトリメトキシシラン、n−オクチルトリエトキシシラン等である。
これらには市販品があるため、それを使用することができる。上記のうち、疎水化処理剤としてはアルコキシシラン類が好ましく、さらに好ましくは、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシランやn−オクチルトリメトキシシラン、n−オクチルトリエトキシシラン等である。
また、本発明におけるアルミナの疎水化度は、5%以上80%以下である場合が好ましく、8%以上75%以下である場合がより好ましく、25%以上75%以下である場合が更に好ましく、50%以上75%以下である場合が特に好ましい。この疎水化度は、上記疎水化処理剤の添加量及び混合撹拌時間を調節することによって、所望の疎水化度のアルミナを得ることができる。
なお、上記疎水化度は、次の様にして算出することができる。
[疎水化度の算出]
200mlのビーカーに純水50mlを入れ、0.2gのアルミナ等を添加する。ビーカーを撹拌しながら、ビュレットから無水硫酸ナトリウムで脱水したメタノールを加え、液面上にアルミナがほぼ認められなくなった点を終点として、要したメタノール量から下記数式(1)により疎水化度を算出する。
なお、上記疎水化度は、次の様にして算出することができる。
[疎水化度の算出]
200mlのビーカーに純水50mlを入れ、0.2gのアルミナ等を添加する。ビーカーを撹拌しながら、ビュレットから無水硫酸ナトリウムで脱水したメタノールを加え、液面上にアルミナがほぼ認められなくなった点を終点として、要したメタノール量から下記数式(1)により疎水化度を算出する。
上記成分(A)のメディアン径(D50 Vol.)は、200nm以上800nm以下である場合が好ましい。従来トナーに用いられるアルミナは、小粒子径(150nm以下)のものが多いが、本発明の効果を奏する為には、比較的大きい粒子径のアルミナが必要である。このメディアン径(D50 Vol.)としては、200nm以上700nm以下が更に好ましく、250nm以上700nm以下がより好ましい。
なお、メディアン径(D50 Vol.)は、体積分布における累積の50%粒子径を意味し、例えば精密粒度分布測定装置「Mulitisizer 4(ベックマン・コールター株式会社製)」等で測定することができる(ただし、微粉を測定する場合であって、体積分布を用いることが不向きな場合は個数分布を用いても良い)。
本発明のトナー総量中、成分(A)の含有量は、0.5〜5.0質量%が好ましく、0.5〜2.0質量%がさらに好ましい。
なお、メディアン径(D50 Vol.)は、体積分布における累積の50%粒子径を意味し、例えば精密粒度分布測定装置「Mulitisizer 4(ベックマン・コールター株式会社製)」等で測定することができる(ただし、微粉を測定する場合であって、体積分布を用いることが不向きな場合は個数分布を用いても良い)。
本発明のトナー総量中、成分(A)の含有量は、0.5〜5.0質量%が好ましく、0.5〜2.0質量%がさらに好ましい。
[(B)マゼンタ系着色剤]
本発明のトナーは、(B)マゼンタ系着色剤を含有する。
上記(B)マゼンタ系着色剤としては、染料であっても顔料であっても良く、目的に応じて適宜公知のものの中から適宜選択することができる。1種類以上のマゼンタ顔料が、一般的に、水系顔料分散物として使用される。本開示の場合、密度の小さい顔料が好ましい。
本発明のトナーは、(B)マゼンタ系着色剤を含有する。
上記(B)マゼンタ系着色剤としては、染料であっても顔料であっても良く、目的に応じて適宜公知のものの中から適宜選択することができる。1種類以上のマゼンタ顔料が、一般的に、水系顔料分散物として使用される。本開示の場合、密度の小さい顔料が好ましい。
マゼンタ顔料の特定の例としては、CI60710、CI26050などである。SudanOrangeG(Aldrich)、SudanOrange220(BASF)、PaliogenOrange3040(BASF)、OrthoOrangeOR2673(PaulUhlich)、Permanent Rubime L5B01(クラリアント)、HostapermPinkE(AmericanHoechst)、FanalPinkD4830(BASF)、CinquasiaMagenta(DuPont)、LitholScarletD3700(BASF)、ToluidineRed(Aldrich)、ScarletforThermoplastNSDPSPA(UgineKuhlmannofCanada)、E.D.ToluidineRed(Aldrich)、LitholRubineToner(PaulUhlich)、LitholScarlet4440(BASF)、BonRedC(DominionColorCompany)、RoyalBrilliantRedRD−8192(PaulUhlich)、OracetPinkRF(Ciba−Geigy)、PaliogenRed3871K(BASF)、PaliogenRed3340(BASF)、LitholFastScarletL4300(BASF)などもマゼンタ系顔料として用いることができる。
また、その他にも、以下のものが挙げられる。
橙色顔料としては以下のものが挙げられる。パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、ベンジジンオレンジG、インダスレンブリリアントオレンジRK、インダスレンブリリアントオレンジGK。
赤色顔料としては、ベンガラ、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッドカルシウム塩、レーキレッドC、レーキッドD、ブリリアントカーミン6B、ブリラントカーミン3B、エオキシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキなどの縮合アゾ化合物,ジケトピロロピロール化合物,アンスラキノン,キナクリドン化合物,塩基染料レーキ化合物,ナフトール化合物,ベンズイミダゾロン化合物,チオインジゴ化合物,ペリレン化合物が挙げられる。具体的には以下のものが挙げられる。C.I.ピグメントレッド2、C.I.ピグメントレッド3、C.I.ピグメントレッド5、C.I.ピグメントレッド6、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピグメントレッド23、C.I.ピグメントレッド48:2、C.I.ピグメントレッド48:3、C.I.ピグメントレッド48:4、C.I.ピグメントレッド57:1、C.I.ピグメントレッド81:1、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントレッド144、C.I.ピグメントレッド146、C.I.ピグメントレッド166、C.I.ピグメントレッド169、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド184、C.I.ピグメントレッド185、C.I.ピグメントレッド202、C.I.ピグメントレッド206、C.I.ピグメントレッド220、C.I.ピグメントレッド221、C.I.ピグメントレッド254。
また、その他にも、以下のものが挙げられる。
橙色顔料としては以下のものが挙げられる。パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、ベンジジンオレンジG、インダスレンブリリアントオレンジRK、インダスレンブリリアントオレンジGK。
赤色顔料としては、ベンガラ、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッドカルシウム塩、レーキレッドC、レーキッドD、ブリリアントカーミン6B、ブリラントカーミン3B、エオキシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキなどの縮合アゾ化合物,ジケトピロロピロール化合物,アンスラキノン,キナクリドン化合物,塩基染料レーキ化合物,ナフトール化合物,ベンズイミダゾロン化合物,チオインジゴ化合物,ペリレン化合物が挙げられる。具体的には以下のものが挙げられる。C.I.ピグメントレッド2、C.I.ピグメントレッド3、C.I.ピグメントレッド5、C.I.ピグメントレッド6、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピグメントレッド23、C.I.ピグメントレッド48:2、C.I.ピグメントレッド48:3、C.I.ピグメントレッド48:4、C.I.ピグメントレッド57:1、C.I.ピグメントレッド81:1、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントレッド144、C.I.ピグメントレッド146、C.I.ピグメントレッド166、C.I.ピグメントレッド169、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド184、C.I.ピグメントレッド185、C.I.ピグメントレッド202、C.I.ピグメントレッド206、C.I.ピグメントレッド220、C.I.ピグメントレッド221、C.I.ピグメントレッド254。
上記の染料としては特に制限は無く、例えば、直接染料、酸性染料、金属錯塩酸性染料又は媒染染料等の水溶性染料;及び、分散染料、塩基性染料、建染染料、溶剤染料等の油溶性染料等の非水溶性染料;等が挙げられる。これらの中では非水溶性染料が好ましく、中でも分散染料、建染染料、溶剤染料がより好ましい。
直接染料の具体例としては、例えばC.I.Direct Orange 15、34、39、102等のオレンジ染料;C.I.Direct Red 81、89、224、225、226、227、239、243、252、255等のレッド染料;等が挙げられる。
酸性染料の具体例としては、例えばC.I. Acid Orange 3、7、8、10、19、24、51、56、67、74、80、86、87、88、89、94、95、107、108、116、122、127、140、142、144、149、152、156、162、166、168等のオレンジ染料;C.I.Acid Red 1、6、8、9、13、18、27、35、37、52、54、57、73、82、88、97、97:1、106、111、114、118、119、127、131、138、143、145、151、183、195、198、211、215、217、225、226、249、251、254、256、257、260、261、265、266、274、276、277、289、296、299、315、318、336、337、357、359、361、362、364、366、399、407、415等のレッド染料;等が挙げられる。
金属錯塩酸性染料の具体例としては、例えばC.I.Acid Orange 82、87、88、95、122、147等のオレンジ染料;C.I.Acid Red 209、211、215、216、217、256、262、317、355等のレッド染料;等を挙げることができる。
媒染染料の具体例としては、例えばC.I.Mordant Orange 3、4、5、8、12、13、14、20、21、23、24、28、29、32、34、35、36、37、42、43、47、48等のオレンジ染料;C.I.Mordant Red 1、2、3、4、9、11、12、14、17、18、19、22、23、24、25、26、30、32、33、36、37、38、39、41、43、45、46、48、53、56、63、71、74、85、86、88、90、94、95等のレッド染料;等が挙げられる。
塩基性染料の具体例としては、例えばC.I.Basic Orange 2、14、21、24、31等のオレンジ染料;C.I.Basic Red 1、2、5、9、12、13、14、15、18、22、27、29、35、36、40、51、76、118等のレッド染料;等が挙げられる。
建染染料の具体例としては、例えばC.I.Vat Orange 1、2、3、5、7、9、13、15等のオレンジ染料;C.I.Vat Red 1、2、10、13、15、16、41、61等のレッド染料;等が挙げられる。
分散染料の具体例としては、例えばC.I.Disperse Orange 1、1:1、3、5、7、11、13、17、20、21、23、25、25:1、29、30、31、32、33、37、38、42、43、44、45、47、48、49、50、53、54、55、56、57、58、59、61、66、71、73、76、78、80、86、89、90、91、93、96、97、118、119、127、130、139、142等のオレンジ染料;C.I.Disperse Red 1、4、5、7、11、12、13、15、17、27、43、44、50、52、53、54、55、55:1、56、58、59、60、65、70、72、73、74、75、76、78、81、82、86、88、90、91、92、93、96、103、105、106、107、108、110、111、113、117、118、121、122、126、127、128、131、132、134、135、137、143、145、146、151、152、153、154、157、158、159、164、167、169、177、179、181、183、184、185、188、189、190、190:1、191、192、200、201、202、203、205、206、207、210、221、224、225、227、229、239、240、257、258、277、278、279、281、283、288、298、302、303、310、311、312、320、323、324、328、359等のレッド染料;等が挙げられる。
溶剤染料の具体例としては、例えばC.I.Solvent Orange 1、67等のオレンジ染料;C.I.Solvet Red 1、3、8、23、24、25、27、30、49、81、82、83、84、100、109、121、146等のレッド染料;等がそれぞれ挙げられる。
上記の染料は、いずれも上記の顔料と併用で使用することもできるし、単独で使用することもできる。また、望みの色調を得る目的等により、2種類以上を併用することもできる。
本発明のトナー総量中、成分(B)の含有量は、1.0〜15.0質量%が好ましく、3.0〜8.0質量%がさらに好ましい。
[(C)シリカ]
本発明のトナーは、外添剤を含有する場合が好ましい。当該外添剤としては、例えば、シリカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化鉄、酸化銅、酸化亜鉛、酸化スズ、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素等が挙げられる。
これらの外添剤は、例えば、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、オクチルトリメトキシシラン等のシランカップリング剤で疎水化処理を行うこともできる。また、必要に応じてシリコーンオイルで処理することも可能であり、加熱下に処理を行うこともできる。シリコーンオイルとしては、例えば、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、クロルフェニルシリコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイル、ポリエーテル変性シリコーンオイル、アルコール変性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイル、エポキシ・ポリエーテル変性シリコーンオイル、フェノール変性シリコーンオイル、カルボキシル変性シリコーンオイル、メルカプト変性シリコーンオイル、アクリル変性シリコーンオイル、メタクリル変性シリコーンオイル、α−メチルスチレン変性シリコーンオイル等が挙げられる。
外添剤の一次粒子径としては、5nm〜2000nmが好ましく、5nm〜500nmがより好ましい。また、上記外添剤のBET法による比表面積としては、20〜500m2/gが好ましい。
本発明のトナーは、外添剤を含有する場合が好ましい。当該外添剤としては、例えば、シリカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化鉄、酸化銅、酸化亜鉛、酸化スズ、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素等が挙げられる。
これらの外添剤は、例えば、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、オクチルトリメトキシシラン等のシランカップリング剤で疎水化処理を行うこともできる。また、必要に応じてシリコーンオイルで処理することも可能であり、加熱下に処理を行うこともできる。シリコーンオイルとしては、例えば、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、クロルフェニルシリコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイル、ポリエーテル変性シリコーンオイル、アルコール変性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイル、エポキシ・ポリエーテル変性シリコーンオイル、フェノール変性シリコーンオイル、カルボキシル変性シリコーンオイル、メルカプト変性シリコーンオイル、アクリル変性シリコーンオイル、メタクリル変性シリコーンオイル、α−メチルスチレン変性シリコーンオイル等が挙げられる。
外添剤の一次粒子径としては、5nm〜2000nmが好ましく、5nm〜500nmがより好ましい。また、上記外添剤のBET法による比表面積としては、20〜500m2/gが好ましい。
当該外添剤としては、(C)シリカである場合が特に好ましい。このシリカとしては日本アエロジル株式会社製のAEROSIL R812、AEROSIL RX50、AEROSIL NY50、AEROSIL RY50、AEROSIL NA50H、AEROSIL NA50Y、AEROSIL RX200、AEROSIL RX300、キャボットジャパン株式会社製のTG−6110G、TG−810G、TG−811F、TG−820F、クラリアントジャパン株式会社製のH2000/4、H2000T、H05TM、H13TM、H20TM、H30TM、H3050VP、H05TA、H13TA、H30TA等を挙げることができる。
[(D)結着樹脂]
本発明のトナーは、(D)結着樹脂をさらに含有する場合が好ましい。
上記結着樹脂としては、例えば、ポリスチレン、ポリ−p−クロルスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及びその置換体の単独重合体;スチレン−p−クロルスチレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重合体などのスチレン系共重合体;ポリ塩化ビニル、フエノール樹脂、天然変性フエノール樹脂、天然樹脂変性マレイン酸樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリ酢酸ビニール、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン、ポリアミド樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、ポリビニルブチラール、テルペン樹脂、クマロンインデン樹脂、石油系樹脂などが使用できる。また、架橋されたスチレン系共重合体も好ましい結着樹脂である。スチレン系共重合体のスチレンモノマーに対するコモノマーとしては、例えば、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸フエニル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸オクチル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミドなどの様な二重結合を有するモノカルボン酸もしくはその置換体;例えば、マイレン酸、マイレン酸ブチル、マイレン酸メチル、マイレン酸ジメチルなどの様な二重結合を有するジカルボン酸及びその置換体;例えば塩化ビニル、酢酸ビニル、安息香酸ビニルなどの様なビニルエステル類;例えばエチレン、プロピレン、ブチレンなどの様なエチレン系オレフイン類;例えばビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトンなどの様なビニルケトン類;例えばビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエーテルなどの様なビニルエーテル類;等のビニル単量体が単独もしくは2つ以上用いられる。ここで架橋剤としては、主として2個以上の重合可能な二重結合を有する誘導体が用いられ、例えば、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレンなどの様な芳香族ジビニル誘導体;例えばエチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、1,3−ブタンジオールジメタクリレートなどの様な二重結合を2個有するカルボン酸エステル;ジビニルアニリン、ジビニルエーテル、ジビニルスルフイド、ジビニルスルホンなどのジビニル誘導体;及び3個以上のビニル基を有する誘導体;が単独もしくは混合物として用いられる。
また、加圧定着方式を用いる場合には、圧力定着トナー用結着樹脂の使用が可能であり、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチレン、ポリウレタンエラストマー、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、線状飽和ポリエステル、パラフインなどがある。また、トナー粒子に負摩擦帯電性を付与するために負電荷制御剤を添加するのも好ましい。用いられる負電荷制御剤としては、公知のものであれば何でも使用することができ、特に限定されることはない。そのような電荷制御剤としては、例えば、サリチル酸誘導体の錯体、モノアゾ誘導体の錯体、フエノール誘導体、あるいは、カルボン酸、スルホン酸などの有機酸およびそれらを側鎖に有するポリマーなどがあげられる。また、トナー粒子の摩擦帯電量を微妙に調節するために、若干の正電荷制御剤を添加することも出来る。勿論、電荷制御剤を使用せずに、結着樹脂の摩擦帯電性を利用することも出来る。
本発明のトナーは、(D)結着樹脂をさらに含有する場合が好ましい。
上記結着樹脂としては、例えば、ポリスチレン、ポリ−p−クロルスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及びその置換体の単独重合体;スチレン−p−クロルスチレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重合体などのスチレン系共重合体;ポリ塩化ビニル、フエノール樹脂、天然変性フエノール樹脂、天然樹脂変性マレイン酸樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリ酢酸ビニール、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン、ポリアミド樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、ポリビニルブチラール、テルペン樹脂、クマロンインデン樹脂、石油系樹脂などが使用できる。また、架橋されたスチレン系共重合体も好ましい結着樹脂である。スチレン系共重合体のスチレンモノマーに対するコモノマーとしては、例えば、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸フエニル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸オクチル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミドなどの様な二重結合を有するモノカルボン酸もしくはその置換体;例えば、マイレン酸、マイレン酸ブチル、マイレン酸メチル、マイレン酸ジメチルなどの様な二重結合を有するジカルボン酸及びその置換体;例えば塩化ビニル、酢酸ビニル、安息香酸ビニルなどの様なビニルエステル類;例えばエチレン、プロピレン、ブチレンなどの様なエチレン系オレフイン類;例えばビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトンなどの様なビニルケトン類;例えばビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエーテルなどの様なビニルエーテル類;等のビニル単量体が単独もしくは2つ以上用いられる。ここで架橋剤としては、主として2個以上の重合可能な二重結合を有する誘導体が用いられ、例えば、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレンなどの様な芳香族ジビニル誘導体;例えばエチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、1,3−ブタンジオールジメタクリレートなどの様な二重結合を2個有するカルボン酸エステル;ジビニルアニリン、ジビニルエーテル、ジビニルスルフイド、ジビニルスルホンなどのジビニル誘導体;及び3個以上のビニル基を有する誘導体;が単独もしくは混合物として用いられる。
また、加圧定着方式を用いる場合には、圧力定着トナー用結着樹脂の使用が可能であり、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチレン、ポリウレタンエラストマー、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、線状飽和ポリエステル、パラフインなどがある。また、トナー粒子に負摩擦帯電性を付与するために負電荷制御剤を添加するのも好ましい。用いられる負電荷制御剤としては、公知のものであれば何でも使用することができ、特に限定されることはない。そのような電荷制御剤としては、例えば、サリチル酸誘導体の錯体、モノアゾ誘導体の錯体、フエノール誘導体、あるいは、カルボン酸、スルホン酸などの有機酸およびそれらを側鎖に有するポリマーなどがあげられる。また、トナー粒子の摩擦帯電量を微妙に調節するために、若干の正電荷制御剤を添加することも出来る。勿論、電荷制御剤を使用せずに、結着樹脂の摩擦帯電性を利用することも出来る。
上記結着樹脂のうち、本発明において最も好ましく用いられるものは、スチレン−(メタ)アクリル樹脂である。このスチレン−(メタ)アクリル樹脂は、スチレンと(メタ)アクリル酸の共重合体であっても、それぞれの重合体でコアシェル構造を形成しているものでも良いが、共重合体である場合が好ましい。
成分(D)は、例えば、アルマテックスCPR−100、250、390、400等のシリーズ(三井化学株式会社製)として市場から入手することができる。
なお、本明細書において「(メタ)アクリル」は「アクリル及び/又はメタクリル」を意味する。
成分(D)は、例えば、アルマテックスCPR−100、250、390、400等のシリーズ(三井化学株式会社製)として市場から入手することができる。
なお、本明細書において「(メタ)アクリル」は「アクリル及び/又はメタクリル」を意味する。
本発明のトナー総量中、成分(D)を含有する場合には、その含有量は、80〜95質量%が好ましく、85〜95質量%がさらに好ましい。
[(E)融点が75℃以上115℃以下であるワックス]
本発明のトナーは、(E)融点が75℃以上115℃以下であるワックスを含有場合も本発明の好ましい態様の一つである。ここで本明細書においてワックスの融点は、DSC測定において観測されるワックスの吸熱ピークの最大ピークのピークトップの温度と定義する。DSC測定機器としては、高精度の内熱式入力補償型の示差走査熱量計で測定することが好ましい。測定方法としては、ASTMD3418−82に準じて行う。本発明に用いられるDSC曲線は、1回昇温、降温させ前履歴を取った後、温度速度10℃/minで、昇温させた時に測定されるものを用いる。
本発明のトナーは、(E)融点が75℃以上115℃以下であるワックスを含有場合も本発明の好ましい態様の一つである。ここで本明細書においてワックスの融点は、DSC測定において観測されるワックスの吸熱ピークの最大ピークのピークトップの温度と定義する。DSC測定機器としては、高精度の内熱式入力補償型の示差走査熱量計で測定することが好ましい。測定方法としては、ASTMD3418−82に準じて行う。本発明に用いられるDSC曲線は、1回昇温、降温させ前履歴を取った後、温度速度10℃/minで、昇温させた時に測定されるものを用いる。
当該ワックスとしては、融点が75℃以上115℃以下であれば特に限定されるものではないが、例えば、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、低分子量エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン系ワックス、低分子量ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂系ワックス、パラフィン系ワックス、ステアリン酸エステル、ベヘン酸エステル、モンタン酸エステル等の長鎖脂肪族基を有するエステル系ワックス、水添ヒマシ油、カルナバワックス等の植物系ワックス、ジステアリルケトン等の長鎖アルキル基を有するケトン、アルキル基を有するシリコーン、ステアリン酸等の高級脂肪酸、長鎖脂肪族アルコール、ペンタエリスリトール等と長鎖脂肪酸との(部分)エステル体、オレイン酸アミド、ステアリン酸アミド等の高級脂肪酸アミド等のワックス類が挙げられる。
また、これらのワックス2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、これらのワックス2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記融点が75℃以上115℃以下であるワックスとして、特に好ましいものはマレイン酸エステル変性酸化ワックスである。また、その中でも特に好ましいものはMP−WAX L−996(中京油脂(株)製)である。
本発明のトナー総量中、成分(E)の含有量は、0.1〜4.0質量%が好ましく、0.5〜2.0質量%がさらに好ましい。
[(F)融点が130℃以上160℃以下であるワックス]
本発明のトナーは、(F)融点が130℃以上160℃以下であるワックスを含有する場合も好ましい態様の一つである。
当該ワックスとしては、融点が130℃以上160℃以下であれば特に限定されるものではないが、例えば、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、低分子量エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン系ワックス、低分子量ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂系ワックス、パラフィン系ワックス、ステアリン酸エステル、ベヘン酸エステル、モンタン酸エステル等の長鎖脂肪族基を有するエステル系ワックス、水添ヒマシ油、カルナバワックス等の植物系ワックス、ジステアリルケトン等の長鎖アルキル基を有するケトン、アルキル基を有するシリコーン、ステアリン酸等の高級脂肪酸、長鎖脂肪族アルコール、ペンタエリスリトール等と長鎖脂肪酸との(部分)エステル体、オレイン酸アミド、ステアリン酸アミド等の高級脂肪酸アミド等のワックス類が挙げられる。
本発明のトナーは、(F)融点が130℃以上160℃以下であるワックスを含有する場合も好ましい態様の一つである。
当該ワックスとしては、融点が130℃以上160℃以下であれば特に限定されるものではないが、例えば、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、低分子量エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン系ワックス、低分子量ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂系ワックス、パラフィン系ワックス、ステアリン酸エステル、ベヘン酸エステル、モンタン酸エステル等の長鎖脂肪族基を有するエステル系ワックス、水添ヒマシ油、カルナバワックス等の植物系ワックス、ジステアリルケトン等の長鎖アルキル基を有するケトン、アルキル基を有するシリコーン、ステアリン酸等の高級脂肪酸、長鎖脂肪族アルコール、ペンタエリスリトール等と長鎖脂肪酸との(部分)エステル体、オレイン酸アミド、ステアリン酸アミド等の高級脂肪酸アミド等のワックス類が挙げられる。
上記融点が130℃以上160℃以下であるワックスとして、特に好ましいものは酸変性ポリプロピレンワックスである。酸変性ポリプロピレンワックスは、ポリプロピレンに不飽和カルボン酸を過酸化物や放射線を用いる等公知の手段でグラフト重合させたものを用いることができる。酸変性ポリプロピレンワックスの蒸気浸透圧法による数平均分子量は5000以下であるのが好ましく、酸価は1〜10mgKOH/gであるのが好ましい。市販品としてはユーメックス100TS(三洋化成工業(株)製)、ユーメックス110TS(三洋化成工業(株)製)等が挙げられる。
本発明のトナー総量中、成分(F)を含有する場合には、その含有量は、0.1〜4.0質量%が好ましく、1.0〜3.0質量%がさらに好ましい。
[(G)ステアリン酸金属塩]
本発明のトナーは、(G)ステアリン酸金属塩を含有する場合も好ましい態様の一つである。
当該ステアリン酸金属塩としては、例えばステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸銅、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム等をあげることができ、好ましくはステアリン酸マグネシウムである。
本発明のトナーは、(G)ステアリン酸金属塩を含有する場合も好ましい態様の一つである。
当該ステアリン酸金属塩としては、例えばステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸銅、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム等をあげることができ、好ましくはステアリン酸マグネシウムである。
また、かかるステアリン酸金属塩はメディアン径が300〜1000nmの微細粒子である場合が好ましく、600〜1000nmである場合が更に好ましい。
この条件を満たすステアリン酸金属塩としては、例えばSPZ−100F、SPX−100F(堺化学工業株式会社製)等を挙げることができる。
この条件を満たすステアリン酸金属塩としては、例えばSPZ−100F、SPX−100F(堺化学工業株式会社製)等を挙げることができる。
本発明のトナー総量中、成分(G)の含有量は、0.01〜0.20質量%が好ましく、0.02〜0.10質量%がさらに好ましい。
[その他]
本発明のトナーには、成分(A)〜(G)の他に、成分(A)及び(C)成分以外の無機微粒子、帯電制御剤、流動性向上剤、クリーニング活剤、定着助剤、界面活性剤等を含有することができる。
また、本発明のトナーを磁性トナーとして用いる場合には、磁性材料を含有する。
本発明のトナーには、成分(A)〜(G)の他に、成分(A)及び(C)成分以外の無機微粒子、帯電制御剤、流動性向上剤、クリーニング活剤、定着助剤、界面活性剤等を含有することができる。
また、本発明のトナーを磁性トナーとして用いる場合には、磁性材料を含有する。
(成分(A)及び(C)以外の無機微粒子)
上記成分(A)及び(C)以外の無機微粒子としては、特に制限はなく、例えば、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化鉄、酸化銅、酸化亜鉛、酸化スズ、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素等が挙げられる。
上記成分(A)及び(C)以外の無機微粒子としては、特に制限はなく、例えば、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化鉄、酸化銅、酸化亜鉛、酸化スズ、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素等が挙げられる。
(帯電制御剤)
上記帯電制御剤としては、特に制限はなく、目的に応じて公知のものの中から適宜選択することができるが、例えば、カリックスアレーン、ニグロシン系染料、四級アンモニウム塩、アミノ基含有のポリマー、含金属アゾ染料、サリチル酸の錯化合物、フェノール化合物、アゾクロム系化合物、アゾ亜鉛系化合物、トリフェニルメタン誘導体、ナフトーヤ酸亜鉛錯体、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。帯電制御剤としては、FCA−201−PS(藤倉化成株式会社製)等を挙げることができる。
本発明のトナー総量中、帯電制御剤を含有する場合には、その含有量は、0.5〜5.0質量%が好ましく、1.0〜3.0質量%がさらに好ましい。
上記帯電制御剤としては、特に制限はなく、目的に応じて公知のものの中から適宜選択することができるが、例えば、カリックスアレーン、ニグロシン系染料、四級アンモニウム塩、アミノ基含有のポリマー、含金属アゾ染料、サリチル酸の錯化合物、フェノール化合物、アゾクロム系化合物、アゾ亜鉛系化合物、トリフェニルメタン誘導体、ナフトーヤ酸亜鉛錯体、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。帯電制御剤としては、FCA−201−PS(藤倉化成株式会社製)等を挙げることができる。
本発明のトナー総量中、帯電制御剤を含有する場合には、その含有量は、0.5〜5.0質量%が好ましく、1.0〜3.0質量%がさらに好ましい。
(流動性向上剤)
上記流動性向上剤としては、特に制限はなく、目的に応じて公知のものの中から適宜選択することができるが、例えば、白色粒子等の無機微粒子が挙げられる。前記無機微粒子としては、例えば、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化硅素、窒化硅素、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、アルミナが特に好ましい。アルミナとしては日本アエロジル株式会社製のAEROXIDE Alu C 805等を挙げることができる。
当該流動性向上剤は、平均粒子径が10〜200nmである場合が好ましく、10〜100nmである場合がさらに好ましい。
また、本発明のトナー総量中、流動性向上剤を含有する場合には、その含有量は、0.05〜3.0質量%が好ましく、0.1〜1.5質量%がさらに好ましい。
上記流動性向上剤としては、特に制限はなく、目的に応じて公知のものの中から適宜選択することができるが、例えば、白色粒子等の無機微粒子が挙げられる。前記無機微粒子としては、例えば、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化硅素、窒化硅素、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、アルミナが特に好ましい。アルミナとしては日本アエロジル株式会社製のAEROXIDE Alu C 805等を挙げることができる。
当該流動性向上剤は、平均粒子径が10〜200nmである場合が好ましく、10〜100nmである場合がさらに好ましい。
また、本発明のトナー総量中、流動性向上剤を含有する場合には、その含有量は、0.05〜3.0質量%が好ましく、0.1〜1.5質量%がさらに好ましい。
(磁性材料)
磁性材料としては、特に制限はなく、目的に応じて公知のものの中から適宜選択することができるが、例えば、鉄粉、マグネタイト、フェライト、などが挙げられる。
また、本発明のトナー総量中、磁性材料を含有する場合には、その含有量は、30〜60質量%が好ましく、35〜55質量%がさらに好ましい。
磁性材料としては、特に制限はなく、目的に応じて公知のものの中から適宜選択することができるが、例えば、鉄粉、マグネタイト、フェライト、などが挙げられる。
また、本発明のトナー総量中、磁性材料を含有する場合には、その含有量は、30〜60質量%が好ましく、35〜55質量%がさらに好ましい。
(クリーニング活材)
上記クリーニング活材としては、特に制限はなく、目的に応じて公知のものの中から適宜選択することができるが、例えば、白色粒子等の無機微粒子が挙げられる。前記無機微粒子としては、例えば、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化硅素、窒化硅素、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、アルミナが特に好ましい。アルミナとしては日本アエロジル株式会社製のAEROXIDE Alu C 805等を挙げることができる。
当該流動性向上剤は、平均粒子径が100〜800nmである場合が好ましく、300〜600nmである場合がさらに好ましい。
また、本発明のトナー総量中、流動性向上剤を含有する場合には、その含有量は、0.05〜3.0質量%が好ましく、0.1〜1.5質量%がさらに好ましい。
上記クリーニング活材としては、特に制限はなく、目的に応じて公知のものの中から適宜選択することができるが、例えば、白色粒子等の無機微粒子が挙げられる。前記無機微粒子としては、例えば、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化硅素、窒化硅素、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、アルミナが特に好ましい。アルミナとしては日本アエロジル株式会社製のAEROXIDE Alu C 805等を挙げることができる。
当該流動性向上剤は、平均粒子径が100〜800nmである場合が好ましく、300〜600nmである場合がさらに好ましい。
また、本発明のトナー総量中、流動性向上剤を含有する場合には、その含有量は、0.05〜3.0質量%が好ましく、0.1〜1.5質量%がさらに好ましい。
(定着助剤)
上記定着助剤としては、特に制限はなく、目的に応じて公知のものの中から適宜選択することができるが、例えば、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、低分子量エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン系ワックス、低分子量ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂系ワックス、パラフィン系ワックス、ステアリン酸エステル、ベヘン酸エステル、モンタン酸エステル等の長鎖脂肪族基を有するエステル系ワックス、水添ヒマシ油、カルナバワックス等の植物系ワックス、ジステアリルケトン等の長鎖アルキル基を有するケトン、アルキル基を有するシリコーン、ステアリン酸等の高級脂肪酸、長鎖脂肪族アルコール、ペンタエリスリトール等と長鎖脂肪酸との(部分)エステル体、オレイン酸アミド、ステアリン酸アミド等の高級脂肪酸アミド等のワックス類が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、ポリオレフィン系ワックスが特に好ましい。ポリオレフィン系ワックスとしては三洋化成株式会社製のビスコール660P等を挙げることができる。
ただし本段落記載のワックスは上記成分(E)、(F)とは異なるものである。
また、本発明のトナー総量中、定着助剤を含有する場合には、その含有量は、0.05〜3.0質量%が好ましく、0.1〜1.5質量%がさらに好ましい。
上記定着助剤としては、特に制限はなく、目的に応じて公知のものの中から適宜選択することができるが、例えば、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、低分子量エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン系ワックス、低分子量ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂系ワックス、パラフィン系ワックス、ステアリン酸エステル、ベヘン酸エステル、モンタン酸エステル等の長鎖脂肪族基を有するエステル系ワックス、水添ヒマシ油、カルナバワックス等の植物系ワックス、ジステアリルケトン等の長鎖アルキル基を有するケトン、アルキル基を有するシリコーン、ステアリン酸等の高級脂肪酸、長鎖脂肪族アルコール、ペンタエリスリトール等と長鎖脂肪酸との(部分)エステル体、オレイン酸アミド、ステアリン酸アミド等の高級脂肪酸アミド等のワックス類が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、ポリオレフィン系ワックスが特に好ましい。ポリオレフィン系ワックスとしては三洋化成株式会社製のビスコール660P等を挙げることができる。
ただし本段落記載のワックスは上記成分(E)、(F)とは異なるものである。
また、本発明のトナー総量中、定着助剤を含有する場合には、その含有量は、0.05〜3.0質量%が好ましく、0.1〜1.5質量%がさらに好ましい。
(界面活性剤)
界面活性剤としては、例えばアニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、及び両性界面活性剤等が挙げられる。
アニオン界面活性剤としてはアルキルスルホカルボン酸塩;α−オレフィンスルホン酸塩;ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩;N−アシルアミノ酸又はその塩;N−アシルメチルタウリン塩;アルキル硫酸塩ポリオキシアルキルエーテル硫酸塩;アルキル硫酸塩ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩;ロジン酸石鹸;ヒマシ油硫酸エステル塩;ラウリルアルコール硫酸エステル塩;アルキルフェノール型燐酸エステル;アルキル型燐酸エステル;アルキルアリールスルホン酸塩;ジエチルスルホ琥珀酸塩、ジエチルヘキルシルスルホ琥珀酸塩、ジオクチルスルホ琥珀酸塩等のスルホ琥珀酸系;等が挙げられる。好ましくはスルホ琥珀酸系であり、その市販品の例としては、ライオン(株)社製、商品名リパール835I、同860K、同870P、同NTD、同MSC;アデカ(株)社製、商品名アデカコールEC8600;花王(株)社製 商品名ペレックスOT−P、同CS、同TA、同TR;新日本理化(株)社製、リカマイルドES−100、同ES−200、リカサーフP−10、同M−30、同M−75、同M−300、同G−30、同G−600;東邦化学工業(株)社製、コハクノールL−300、同L−40、同L−400、同NL−400;等が挙げられる。
ノニオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等のエーテル系;ポリオキシエチレンオレイン酸エステル、ポリオキシエチレンジステアリン酸エステル、ソルビタンラウレート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンセスキオレエート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンステアレート等のエステル系;3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール等のアセチレンアルコール系;2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール、3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオール、エアープロダクト社製、商品名サーフィノール104、同104PG50、同82、同420、同440、同465、同485;オルフィンSTG;等のアセチレングリコール系等が挙げられる。
前記のうち、好ましくはアセチレングリコール系若しくはアセチレンアルコール系であり、より好ましくはアセチレングリコール系である。
カチオン界面活性剤としては、2−ビニルピリジン誘導体、ポリ4−ビニルピリジン誘導体等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ポリオクチルポリアミノエチルグリシン、その他イミダゾリン誘導体等が挙げられる。
界面活性剤としては、例えばアニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、及び両性界面活性剤等が挙げられる。
アニオン界面活性剤としてはアルキルスルホカルボン酸塩;α−オレフィンスルホン酸塩;ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩;N−アシルアミノ酸又はその塩;N−アシルメチルタウリン塩;アルキル硫酸塩ポリオキシアルキルエーテル硫酸塩;アルキル硫酸塩ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩;ロジン酸石鹸;ヒマシ油硫酸エステル塩;ラウリルアルコール硫酸エステル塩;アルキルフェノール型燐酸エステル;アルキル型燐酸エステル;アルキルアリールスルホン酸塩;ジエチルスルホ琥珀酸塩、ジエチルヘキルシルスルホ琥珀酸塩、ジオクチルスルホ琥珀酸塩等のスルホ琥珀酸系;等が挙げられる。好ましくはスルホ琥珀酸系であり、その市販品の例としては、ライオン(株)社製、商品名リパール835I、同860K、同870P、同NTD、同MSC;アデカ(株)社製、商品名アデカコールEC8600;花王(株)社製 商品名ペレックスOT−P、同CS、同TA、同TR;新日本理化(株)社製、リカマイルドES−100、同ES−200、リカサーフP−10、同M−30、同M−75、同M−300、同G−30、同G−600;東邦化学工業(株)社製、コハクノールL−300、同L−40、同L−400、同NL−400;等が挙げられる。
ノニオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等のエーテル系;ポリオキシエチレンオレイン酸エステル、ポリオキシエチレンジステアリン酸エステル、ソルビタンラウレート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンセスキオレエート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンステアレート等のエステル系;3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール等のアセチレンアルコール系;2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール、3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオール、エアープロダクト社製、商品名サーフィノール104、同104PG50、同82、同420、同440、同465、同485;オルフィンSTG;等のアセチレングリコール系等が挙げられる。
前記のうち、好ましくはアセチレングリコール系若しくはアセチレンアルコール系であり、より好ましくはアセチレングリコール系である。
カチオン界面活性剤としては、2−ビニルピリジン誘導体、ポリ4−ビニルピリジン誘導体等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ポリオクチルポリアミノエチルグリシン、その他イミダゾリン誘導体等が挙げられる。
本明細書において、(B)マゼンタ系染料着色剤、(D)結着樹脂、(E)融点が75℃以上115℃以下であるワックス、(F)融点が130℃以上160℃以下であるワックス、帯電制御剤等を混合したものをトナー母粒子(又は樹脂マスター)と呼ぶ。
本発明のトナーを製造するための樹脂マスターの製造方法としては、例えば、(B)着色剤、(D)結着樹脂、(E)融点が75℃以上115℃以下であるワックス、(F)融点が130℃以上160℃以下であるワックス、帯電制御剤等を、ヘンシェルミキサー等の混合装置を用いて混合した後、混練装置(二軸混練装置、例えばPCM−45(池貝社製))を用いて溶融混練し、ジェットミル等の粉砕装置を用いて粉砕し、所望の粒径に分級することにより製造する機械的粉砕法、前記各成分を溶媒中に混合分散しスプレードライ等により噴霧することにより微粒化することにより製造するスプレードライ法、マイクロカプセル化法、重合法、あるいは、前記各成分を界面活性剤を含有する水溶液中でヘテロ凝集等させることにより粒子化することにより製造するヘテロ凝集法、などが挙げられる。
さらに、上記樹脂マスターと例えば(A)疎水化処理剤で疎水化処理された円形度が0.96以上の球状のアルミナ、(C)シリカ、(G)ステアリン酸マグネシウム、流動性向上剤等をヘンシェルミキサー等の混合装置を用いて混合させることで、本トナーを製造することができる。
さらに、上記樹脂マスターと例えば(A)疎水化処理剤で疎水化処理された円形度が0.96以上の球状のアルミナ、(C)シリカ、(G)ステアリン酸マグネシウム、流動性向上剤等をヘンシェルミキサー等の混合装置を用いて混合させることで、本トナーを製造することができる。
本発明のトナーを用いたカブリ抑制方法は、長期にわたり高品質の印刷物を提供できる。
本発明の中間記録媒体とは、本発明の正帯電静電荷像現像用トナーを付着させた中間記録媒体であり、上記の中間記録媒体としては、特に制限はなく、「紙・板紙及びパルプ用語[JIS P 0001:1998(2008年 確認、平成10年3月20日 改正、財団法人日本規格協会 発行)]」中、第28頁〜第47頁の「3.分類 f)紙・板紙の品種及び加工製品」に記載された紙・板紙の品種及び加工製品(番号6001〜6284。但し、番号6235の「耐油性」、6263「フルート,段」、6273「パルプ成型品」、6276「カーボン紙」、6277「マルチコピーフォーム用紙」、6278「裏カーボンフォーム用紙」を除く);及び、セロハン(以下、「紙・板紙の品種及び加工製品;及び、セロハン」を「紙等」という。)の中から適宜選択することができる。
上記の紙等としては、例えば、アイボリー、アスファルト紙、アート紙、色板紙、色上質紙、インクジェット用紙、印刷せんか紙、印刷用紙、印刷用紙A、印刷用紙B、印刷用紙C、印刷用紙D、インディアンペーパー、薄葉印刷紙、薄葉和紙、裏カーボン紙、エアメールペーパー、衛生用紙、エンボス紙、OCR用紙、オフセット用紙、カード用厚紙、化学繊維紙、加工用紙、画仙紙、型紙、片つやクラフト紙、壁紙原紙、紙糸原紙、紙ひも原紙、感圧複写紙、感光紙、感熱紙、雁皮紙、缶用板紙、黄板紙、擬革紙、切符用紙、機能紙、キャストコート紙、京花紙、局紙、金属蒸着紙、金属はく紙、グラシン、グラビア用紙、クラフト紙、クラフト伸張紙、クラフトボール、クレープ紙、軽量コート紙、ケーブル用絶縁紙、化粧板用原紙、建材原紙、ケント紙、研摩原紙、合成紙、合成繊維紙、コート紙、コンデンサ紙、雑種紙、更紙、さらしクラフト紙、ジアゾ感光紙、紙管原紙、磁気記録用紙、紙器用板紙、辞典用紙、遮光紙、重袋用両更クラフト紙、純白ロール紙、証券用紙、障子紙、上質紙、情報用紙、食品容器原紙、書籍用紙、書道用紙、白板紙、白ボール、新聞巻取紙、吸取紙、水溶紙、図面用紙、筋入りクラフト紙、すの目紙、スピーカーコーン紙、静電記録用紙、生理用紙・紙綿用紙、積層板原紙、石こうボード原紙、接着紙原紙、セミ上質紙、セメント袋用紙、セラミックペーパー、ソリッドファイバーボード、ターフェルト原紙、ターポリン紙、耐アルカリ紙、耐火紙、耐酸紙、耐油紙、タオル用紙、檀紙、段ボール、段ボール原紙、地図用紙、チップボール、中質紙、中性紙、ちり紙、つや消しアート紙、ティーバック用紙、ティッシュペーパー、電気絶縁紙、典具帖、貼合紙、転写紙、トイレットペーパー、統計機カード用紙、謄写版原紙、塗工印刷用紙、塗工紙原紙、鳥の子、トレーシングペーパー、中しん原紙、ナプキン原紙、難燃紙、NIP用紙、荷札用紙、粘着紙、ノーカーボン紙、はく離紙、ハトロン紙、バライタ紙、パラフィン紙・ろう紙、バルカナイズドファイバー、半紙、PPC用紙、筆記用紙、微塗工印刷用紙、フォーム用紙・連続伝票用紙、複写原紙、プレスボード、防湿紙、奉書紙、防水紙、防せい紙、包装用紙、ボンド紙、マニラボール、美濃紙・書院紙、ミルクカートン原紙、模造紙、油紙、吉野紙、ライスペーパー・シガレットペーパー、ライナー・ライナ、硫酸紙、両更クラフト紙、ルーフィング原紙、ろ紙、和紙、ワニスペーパー、ワンプ、軽量紙、風乾紙、湿潤強力紙、無灰紙、無酸紙、無仕上紙又は板紙、二層紙又は板紙、三層紙又は板紙、多層紙又は板紙、無サイズ紙、サイズ紙、ウーブペーパー、木目紙又は板紙、マシン仕上げ紙又は板紙、マシン光沢仕上げ紙又は板紙、プレート光沢仕上げ紙又は板紙、摩擦光沢仕上げ紙又は板紙、カレンダ処理紙又は板紙、スーパーカレンダ処理紙、ラミン(紙又は板紙)、片面着色紙又は板紙、両面着色紙又は板紙、ツインワイヤ紙又は板紙、ラグペーパー、オールラグペーパー、機械パルプ紙又は板紙、混合わらパルプ紙又は板紙、水仕上げ紙又は板紙、チップボール、合せチップボール、ミルボード、強光沢ミルボード、同質板紙、機械パルプ板紙、褐色機械パルプ板紙、褐色混合パルプ板紙、擬革板紙、石綿板紙、フェルトボード、タール褐色紙、ウォータリーフペーパー、表面サイズ紙、プレスパン、プレス用紙、しわ付き仕上げ紙、はり合せアイボリー、ブレード塗工紙、ロール塗工紙、グラビア塗工紙、サイズプレス塗工紙、ブラッシュ塗工紙、エアナイフ塗工紙、押出塗工紙、ディップ塗工紙、カーテン塗工紙、ホットメルト塗工紙、溶剤塗工紙、エマルション塗工紙、バブル塗工紙、イミテーションアート紙、聖書用紙、ポスター用紙、包装用ティシュ、原紙、カーボン原紙、ジアゾ感光紙原紙、写真用印画紙原紙、冷凍食品用紙原紙:直接接触紙用、冷凍食品用紙原紙:非接触紙用紙、安全紙、銀行券用紙、絶縁紙又は板紙、ラミネート絶縁体用紙、ケーブル用電気絶縁紙、靴底用板紙、織物紙管用紙、紋紙又は板紙、圧搾用板紙、製本用板紙、衣服箱用板紙、紙型用紙、記録用紙、クラフトライナー、検定済みライナー、クラフト張りライナー、古紙ライナー、封筒用紙、折畳み箱用板紙、塗工折畳み箱用板紙、さらしパルプ裏打ち折畳み箱用板紙、タイプライタ用紙、謄写版複写用紙、スピリット複写用紙、カレンダロール用紙、薬きょう用紙、波形加工用紙、波形加工紙、二層タール紙、強化二層タール紙、布張り紙又は板紙、布しん紙又は板紙、補強紙又は補強板紙、張合せ板紙、カートンコンパクト、上張り、ウェットクレープ、索引カード、ノーカーボンフォーム用紙、封筒、郵便はがき、絵入りはがき、郵便書簡、絵入り郵便書簡等;及び、セロハン;等が挙げられる。
上記の紙等としては、例えば、アイボリー、アスファルト紙、アート紙、色板紙、色上質紙、インクジェット用紙、印刷せんか紙、印刷用紙、印刷用紙A、印刷用紙B、印刷用紙C、印刷用紙D、インディアンペーパー、薄葉印刷紙、薄葉和紙、裏カーボン紙、エアメールペーパー、衛生用紙、エンボス紙、OCR用紙、オフセット用紙、カード用厚紙、化学繊維紙、加工用紙、画仙紙、型紙、片つやクラフト紙、壁紙原紙、紙糸原紙、紙ひも原紙、感圧複写紙、感光紙、感熱紙、雁皮紙、缶用板紙、黄板紙、擬革紙、切符用紙、機能紙、キャストコート紙、京花紙、局紙、金属蒸着紙、金属はく紙、グラシン、グラビア用紙、クラフト紙、クラフト伸張紙、クラフトボール、クレープ紙、軽量コート紙、ケーブル用絶縁紙、化粧板用原紙、建材原紙、ケント紙、研摩原紙、合成紙、合成繊維紙、コート紙、コンデンサ紙、雑種紙、更紙、さらしクラフト紙、ジアゾ感光紙、紙管原紙、磁気記録用紙、紙器用板紙、辞典用紙、遮光紙、重袋用両更クラフト紙、純白ロール紙、証券用紙、障子紙、上質紙、情報用紙、食品容器原紙、書籍用紙、書道用紙、白板紙、白ボール、新聞巻取紙、吸取紙、水溶紙、図面用紙、筋入りクラフト紙、すの目紙、スピーカーコーン紙、静電記録用紙、生理用紙・紙綿用紙、積層板原紙、石こうボード原紙、接着紙原紙、セミ上質紙、セメント袋用紙、セラミックペーパー、ソリッドファイバーボード、ターフェルト原紙、ターポリン紙、耐アルカリ紙、耐火紙、耐酸紙、耐油紙、タオル用紙、檀紙、段ボール、段ボール原紙、地図用紙、チップボール、中質紙、中性紙、ちり紙、つや消しアート紙、ティーバック用紙、ティッシュペーパー、電気絶縁紙、典具帖、貼合紙、転写紙、トイレットペーパー、統計機カード用紙、謄写版原紙、塗工印刷用紙、塗工紙原紙、鳥の子、トレーシングペーパー、中しん原紙、ナプキン原紙、難燃紙、NIP用紙、荷札用紙、粘着紙、ノーカーボン紙、はく離紙、ハトロン紙、バライタ紙、パラフィン紙・ろう紙、バルカナイズドファイバー、半紙、PPC用紙、筆記用紙、微塗工印刷用紙、フォーム用紙・連続伝票用紙、複写原紙、プレスボード、防湿紙、奉書紙、防水紙、防せい紙、包装用紙、ボンド紙、マニラボール、美濃紙・書院紙、ミルクカートン原紙、模造紙、油紙、吉野紙、ライスペーパー・シガレットペーパー、ライナー・ライナ、硫酸紙、両更クラフト紙、ルーフィング原紙、ろ紙、和紙、ワニスペーパー、ワンプ、軽量紙、風乾紙、湿潤強力紙、無灰紙、無酸紙、無仕上紙又は板紙、二層紙又は板紙、三層紙又は板紙、多層紙又は板紙、無サイズ紙、サイズ紙、ウーブペーパー、木目紙又は板紙、マシン仕上げ紙又は板紙、マシン光沢仕上げ紙又は板紙、プレート光沢仕上げ紙又は板紙、摩擦光沢仕上げ紙又は板紙、カレンダ処理紙又は板紙、スーパーカレンダ処理紙、ラミン(紙又は板紙)、片面着色紙又は板紙、両面着色紙又は板紙、ツインワイヤ紙又は板紙、ラグペーパー、オールラグペーパー、機械パルプ紙又は板紙、混合わらパルプ紙又は板紙、水仕上げ紙又は板紙、チップボール、合せチップボール、ミルボード、強光沢ミルボード、同質板紙、機械パルプ板紙、褐色機械パルプ板紙、褐色混合パルプ板紙、擬革板紙、石綿板紙、フェルトボード、タール褐色紙、ウォータリーフペーパー、表面サイズ紙、プレスパン、プレス用紙、しわ付き仕上げ紙、はり合せアイボリー、ブレード塗工紙、ロール塗工紙、グラビア塗工紙、サイズプレス塗工紙、ブラッシュ塗工紙、エアナイフ塗工紙、押出塗工紙、ディップ塗工紙、カーテン塗工紙、ホットメルト塗工紙、溶剤塗工紙、エマルション塗工紙、バブル塗工紙、イミテーションアート紙、聖書用紙、ポスター用紙、包装用ティシュ、原紙、カーボン原紙、ジアゾ感光紙原紙、写真用印画紙原紙、冷凍食品用紙原紙:直接接触紙用、冷凍食品用紙原紙:非接触紙用紙、安全紙、銀行券用紙、絶縁紙又は板紙、ラミネート絶縁体用紙、ケーブル用電気絶縁紙、靴底用板紙、織物紙管用紙、紋紙又は板紙、圧搾用板紙、製本用板紙、衣服箱用板紙、紙型用紙、記録用紙、クラフトライナー、検定済みライナー、クラフト張りライナー、古紙ライナー、封筒用紙、折畳み箱用板紙、塗工折畳み箱用板紙、さらしパルプ裏打ち折畳み箱用板紙、タイプライタ用紙、謄写版複写用紙、スピリット複写用紙、カレンダロール用紙、薬きょう用紙、波形加工用紙、波形加工紙、二層タール紙、強化二層タール紙、布張り紙又は板紙、布しん紙又は板紙、補強紙又は補強板紙、張合せ板紙、カートンコンパクト、上張り、ウェットクレープ、索引カード、ノーカーボンフォーム用紙、封筒、郵便はがき、絵入りはがき、郵便書簡、絵入り郵便書簡等;及び、セロハン;等が挙げられる。
本発明のトナーによって着色される物質(被着色物)としては、少なくとも紙等、疎水性繊維、若しくは疎水性樹脂を含有する物質が挙げられる。また、上記の着色方法により着色される物質も、これらを意味する。なお「紙等」は上記中間記録媒体として記載した「紙等」を意味する。
これらのうち、疎水性繊維としては、疎水性繊維又は疎水性繊維を含有する混紡繊維、若しくは該繊維の構造物である布帛が最適なものとして挙げられる。上記の疎水性繊維としては、少なくともポリエステル繊維を含有する繊維が挙げられる。
上記の疎水性樹脂を含有する物質としては、疎水性樹脂として少なくともポリエステル樹脂を含有する物質が挙げられる。
疎水性樹脂を含有する物質としては、例えば、疎水性樹脂を含有するフィルムやシート、好ましくはPETフィルムやPETシート等;疎水性樹脂がコーティングされた布帛、ガラス、金属、陶器等;が挙げられる。なお、「PET」は「ポリエチレンテレフタレート」を意味する。
上記の疎水性繊維又は疎水性繊維を含有する混紡繊維、若しくは該繊維の構造物である布帛の具体例としては、例えば、サテン、トロピカル、ダブルピケ、マイクロファイバー等が挙げられる。
これらのうち、疎水性繊維としては、疎水性繊維又は疎水性繊維を含有する混紡繊維、若しくは該繊維の構造物である布帛が最適なものとして挙げられる。上記の疎水性繊維としては、少なくともポリエステル繊維を含有する繊維が挙げられる。
上記の疎水性樹脂を含有する物質としては、疎水性樹脂として少なくともポリエステル樹脂を含有する物質が挙げられる。
疎水性樹脂を含有する物質としては、例えば、疎水性樹脂を含有するフィルムやシート、好ましくはPETフィルムやPETシート等;疎水性樹脂がコーティングされた布帛、ガラス、金属、陶器等;が挙げられる。なお、「PET」は「ポリエチレンテレフタレート」を意味する。
上記の疎水性繊維又は疎水性繊維を含有する混紡繊維、若しくは該繊維の構造物である布帛の具体例としては、例えば、サテン、トロピカル、ダブルピケ、マイクロファイバー等が挙げられる。
本発明の静電荷像現像用トナーは、長期にわたって印刷時にカブリとフィルミングの発生を抑制し、優れた追従性を実現でき、印刷物の白抜け部分の無い高品質の印刷物を提供することが可能である。また、低温低湿環境及び高温高湿環境のいずれの環境下でも、所望する帯電量に安定して帯電されやすく、帯電立ち上がり性、耐久性、安定性及び流動性に優れる。このため、低温低湿環境及び高温高湿環境のいずれの環境下でも、所望する画像濃度を形成でき、ゴースト現像、または画像濃度のムラのような画像不良の発生を抑制することが可能である。また定着性、耐オフセット性、保存安定性、色調に優れるため、種々の画像形成装置において好適に使用される。
本発明のトナーが用いられる画像形成方法は、感光体ドラムの表面をコロナ放電等により帯電させた後、レーザー等により露光して静電潜像を形成する。形成した静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する。さらに、形成したトナー像を記録媒体に転写して高品質な画像を得ている。
以下実施例により本発明を更に詳細に説明するが、これら実施例により本発明が限定されるものではない。実施例において特に断りがない限り、「部」は質量部を、「%」は質量%をそれぞれ意味する。また、1回の操作で目的とする物質の量が得られなかったときは、目的とする量の物質が得られるまで同じ操作を繰り返し行った。
実施例中、メディアン径(D50 Vol.)は、精密粒度分布測定装置「Mulitisizer 4(ベックマン・コールター株式会社製)」を用いて測定した。
実施例中、メディアン径(D50 Vol.)は、精密粒度分布測定装置「Mulitisizer 4(ベックマン・コールター株式会社製)」を用いて測定した。
[実施例1]
(工程1)
結着樹脂(三井化学(株)製 アルマテックスCPR−390)[90.5部]、Permanent Rubime L5B01(クラリアント社製)[4部]、荷電制御剤(藤倉化成(株)製 FCA−201−PS)[2.5部]、酸変性ポリプロピレンワックス(三洋化成工業(株)製 ユーメックス100TS)[1部]、マレイン酸エステル変性酸化ワックス(中京油脂(株)製 MP−WAX L−996)[2部]をヘンシェルミキサーにて35m/秒の回転速度で3分間予備混合した後、二軸押出機により溶融混練した。得られた溶融混練物を粉砕・分級機を用いて粉砕・分級することにより、メディアン径が8.0μmのマゼンタトナー母粒子を得た。
(工程2)
実施例1(工程1)で得られたマゼンタトナー母粒子[100部]、シリカ(日本アエロジル(株)製 NA50Y)[1.5部]、シリカ(キャボット製 TG−820F)[0.8部]、ステアリン酸マグネシウム(堺化学工業(株)製 SPX−100F)[0.03部]、疎水性球状アルミナ(電気化学工業(株)製 ASFP−20をn−オクチルトリエトキシシランで疎水化処理したアルミナ、平均一次粒子径:300nm、平均円形度:0.99、疎水化度:68%)[1.2部]をヘンシェルミキサーに入れ、40m/秒の回転速度で撹拌混合して、実施例1の本発明のマゼンタトナーを得た。
(工程1)
結着樹脂(三井化学(株)製 アルマテックスCPR−390)[90.5部]、Permanent Rubime L5B01(クラリアント社製)[4部]、荷電制御剤(藤倉化成(株)製 FCA−201−PS)[2.5部]、酸変性ポリプロピレンワックス(三洋化成工業(株)製 ユーメックス100TS)[1部]、マレイン酸エステル変性酸化ワックス(中京油脂(株)製 MP−WAX L−996)[2部]をヘンシェルミキサーにて35m/秒の回転速度で3分間予備混合した後、二軸押出機により溶融混練した。得られた溶融混練物を粉砕・分級機を用いて粉砕・分級することにより、メディアン径が8.0μmのマゼンタトナー母粒子を得た。
(工程2)
実施例1(工程1)で得られたマゼンタトナー母粒子[100部]、シリカ(日本アエロジル(株)製 NA50Y)[1.5部]、シリカ(キャボット製 TG−820F)[0.8部]、ステアリン酸マグネシウム(堺化学工業(株)製 SPX−100F)[0.03部]、疎水性球状アルミナ(電気化学工業(株)製 ASFP−20をn−オクチルトリエトキシシランで疎水化処理したアルミナ、平均一次粒子径:300nm、平均円形度:0.99、疎水化度:68%)[1.2部]をヘンシェルミキサーに入れ、40m/秒の回転速度で撹拌混合して、実施例1の本発明のマゼンタトナーを得た。
[実施例2]
実施例1(工程2)で、シリカ(キャボット製 TG−820F)[0.8部]に代えてシリカ(キャボット製 TG−820F)[0.9部]を用いる以外は実施例1(工程2)と全く同じにして、実施例2の本発明のマゼンタトナーを得た。
実施例1(工程2)で、シリカ(キャボット製 TG−820F)[0.8部]に代えてシリカ(キャボット製 TG−820F)[0.9部]を用いる以外は実施例1(工程2)と全く同じにして、実施例2の本発明のマゼンタトナーを得た。
[実施例3]
実施例1(工程2)で、シリカ(キャボット製 TG−820F)[0.8部]に代えてシリカ(キャボット製 TG−820F)[1.0部]を用いる以外は実施例1(工程2)と全く同じにして、実施例3の本発明のマゼンタトナーを得た。
実施例1(工程2)で、シリカ(キャボット製 TG−820F)[0.8部]に代えてシリカ(キャボット製 TG−820F)[1.0部]を用いる以外は実施例1(工程2)と全く同じにして、実施例3の本発明のマゼンタトナーを得た。
[実施例4]
実施例1(工程2)で、ステアリン酸マグネシウム(堺化学工業(株)製 SPX−100F)[0.03部]に代えてステアリン酸マグネシウム(堺化学工業(株)製 SPX−100F)[0.05部]を用いる以外は実施例1(工程2)と全く同じにして、実施例4の本発明のマゼンタトナーを得た。
実施例1(工程2)で、ステアリン酸マグネシウム(堺化学工業(株)製 SPX−100F)[0.03部]に代えてステアリン酸マグネシウム(堺化学工業(株)製 SPX−100F)[0.05部]を用いる以外は実施例1(工程2)と全く同じにして、実施例4の本発明のマゼンタトナーを得た。
[実施例5]
実施例1(工程2)で、ステアリン酸マグネシウム(堺化学工業(株)製 SPX−100F)[0.03部]に代えてステアリン酸マグネシウム(堺化学工業(株)製 SPX−100F)[0.1部]を用いる以外は実施例1(工程2)と全く同じにして、実施例4の本発明のマゼンタトナーを得た。
実施例1(工程2)で、ステアリン酸マグネシウム(堺化学工業(株)製 SPX−100F)[0.03部]に代えてステアリン酸マグネシウム(堺化学工業(株)製 SPX−100F)[0.1部]を用いる以外は実施例1(工程2)と全く同じにして、実施例4の本発明のマゼンタトナーを得た。
[実施例6]
実施例1(工程2)で用いた、疎水性球状アルミナの代わりに疎水性球状アルミナ(電気化学工業(株)製 ASFP−20をn−オクチルトリエトキシシランで疎水化処理したアルミナ、平均一次粒子径:300nm、平均円形度:0.99、疎水化度:59%)[1.2部]を用いた。その他は全く同じにして、実施例6の本発明のマゼンタトナーを得た。
実施例1(工程2)で用いた、疎水性球状アルミナの代わりに疎水性球状アルミナ(電気化学工業(株)製 ASFP−20をn−オクチルトリエトキシシランで疎水化処理したアルミナ、平均一次粒子径:300nm、平均円形度:0.99、疎水化度:59%)[1.2部]を用いた。その他は全く同じにして、実施例6の本発明のマゼンタトナーを得た。
[実施例7]
実施例1(工程2)で用いた、疎水性球状アルミナの代わりに疎水性球状アルミナ(電気化学工業(株)製 ASFP−20をn−オクチルトリエトキシシランで疎水化処理したアルミナ、平均一次粒子径:300nm、平均円形度:0.99、疎水化度:29%)[1.2部]を用いた。その他は全く同じにして、実施例7の本発明のマゼンタトナーを得た。
実施例1(工程2)で用いた、疎水性球状アルミナの代わりに疎水性球状アルミナ(電気化学工業(株)製 ASFP−20をn−オクチルトリエトキシシランで疎水化処理したアルミナ、平均一次粒子径:300nm、平均円形度:0.99、疎水化度:29%)[1.2部]を用いた。その他は全く同じにして、実施例7の本発明のマゼンタトナーを得た。
[実施例8]
実施例1(工程2)で用いた、疎水性球状アルミナの代わりに疎水性球状アルミナ((株)アドマテックス製 AE−2050をフェニルアミノシランで疎水化処理したアルミナ、平均一次粒子径:600nm、平均円形度:0.99、疎水化度:9%)[1.2部]を用いた。その他は全く同じにして、実施例8の本発明のマゼンタトナーを得た。
実施例1(工程2)で用いた、疎水性球状アルミナの代わりに疎水性球状アルミナ((株)アドマテックス製 AE−2050をフェニルアミノシランで疎水化処理したアルミナ、平均一次粒子径:600nm、平均円形度:0.99、疎水化度:9%)[1.2部]を用いた。その他は全く同じにして、実施例8の本発明のマゼンタトナーを得た。
[比較例1]
実施例1(工程1)で得られたマゼンタトナー母粒子[100部]、シリカ(日本アエロジル(株)製 NA50Y)[1.5部]、シリカ(キャボット製 TG−820F)[0.8部]、ステアリン酸マグネシウム(堺化学工業(株)製 SPX−100F)[0.03部]、球状アルミナ(電気化学工業(株)製 ASFP−20、平均一次粒子径:300nm、平均円形度:0.99、疎水化度:0%)[1.2部]をヘンシェルミキサーに入れ、40m/秒の回転速度で撹拌混合して、比較例1の比較用マゼンタトナーを得た。
実施例1(工程1)で得られたマゼンタトナー母粒子[100部]、シリカ(日本アエロジル(株)製 NA50Y)[1.5部]、シリカ(キャボット製 TG−820F)[0.8部]、ステアリン酸マグネシウム(堺化学工業(株)製 SPX−100F)[0.03部]、球状アルミナ(電気化学工業(株)製 ASFP−20、平均一次粒子径:300nm、平均円形度:0.99、疎水化度:0%)[1.2部]をヘンシェルミキサーに入れ、40m/秒の回転速度で撹拌混合して、比較例1の比較用マゼンタトナーを得た。
[比較例2]
比較例1で用いた、球状アルミナの代わりに球状アルミナ((株)アドマテックス製 AE−2050、平均一次粒子径:600nm、平均円形度:0.99、疎水化度:0%)[1.2部]を用いた。その他は全く同じにして、比較例2の比較用マゼンタトナーを得た。
比較例1で用いた、球状アルミナの代わりに球状アルミナ((株)アドマテックス製 AE−2050、平均一次粒子径:600nm、平均円形度:0.99、疎水化度:0%)[1.2部]を用いた。その他は全く同じにして、比較例2の比較用マゼンタトナーを得た。
[比較例3]
比較例1で、シリカ(キャボット製 TG−820F)[1.2部]、ステアリン酸マグネシウム(堺化学工業(株)製 SPX−100F)[0.1部]を用いる以外は全く同じにして、比較例3の比較用マゼンタトナーを得た。
比較例1で、シリカ(キャボット製 TG−820F)[1.2部]、ステアリン酸マグネシウム(堺化学工業(株)製 SPX−100F)[0.1部]を用いる以外は全く同じにして、比較例3の比較用マゼンタトナーを得た。
前記の実施例及び比較例の各トナーの成分構成等を、下記表1にまとめた。
[評価試験1:カブリの評価]
未使用の感光体が搭載された乾式非磁性1成分現像方式印刷機(長野無線株式会社製:Nameliner1018elio)に、前記実施例及び比較例で得た各トナーをそれぞれ充填し、H/H環境(27℃、70%RH)において48時間放置した後、印字部のない白ベタ画像を印刷し、得られた印刷物の非画像部分(印字部のない部分)を分光測色計「eXact(X−rite社製)」を用いて測色し、以下の評価基準に従ってカブリの程度を評価した。結果を表1に示す。濃度が小さいほど、カブリが良好である。
A:着色濃度が0.006未満
B:着色濃度が0.006以上、0.01未満
C:着色濃度が0.01以上、0.02未満
D:着色濃度が0.02以上
未使用の感光体が搭載された乾式非磁性1成分現像方式印刷機(長野無線株式会社製:Nameliner1018elio)に、前記実施例及び比較例で得た各トナーをそれぞれ充填し、H/H環境(27℃、70%RH)において48時間放置した後、印字部のない白ベタ画像を印刷し、得られた印刷物の非画像部分(印字部のない部分)を分光測色計「eXact(X−rite社製)」を用いて測色し、以下の評価基準に従ってカブリの程度を評価した。結果を表1に示す。濃度が小さいほど、カブリが良好である。
A:着色濃度が0.006未満
B:着色濃度が0.006以上、0.01未満
C:着色濃度が0.01以上、0.02未満
D:着色濃度が0.02以上
下記に示す方法にて、耐久性の評価を行った。評価結果を下記表1に示す。
未使用の感光体が搭載された乾式非磁性1成分現像方式印刷機(長野無線株式会社製:Nameliner1018elio)に、前記実施例及び比較例で得た各トナーをそれぞれ充填し、印字率5%の画像を1万枚連続印刷した。
未使用の感光体が搭載された乾式非磁性1成分現像方式印刷機(長野無線株式会社製:Nameliner1018elio)に、前記実施例及び比較例で得た各トナーをそれぞれ充填し、印字率5%の画像を1万枚連続印刷した。
[評価試験2:フィルミングの評価]
印字率5%の画像を1万枚連続印刷した後、感光体上のフィルミングの有無を目視にて観察し、以下の評価基準に従ってフィルミングを評価した。結果を表1に示す。
A:感光体上にフィルミングは認められない。
B:感光体上にフィルミングが僅かに観察される。
C:感光体上にフィルミングが明らかに観察される。
D:非常に目立つ程のフィルミングが観察され、それが画像上にもノイズとして現れる。
印字率5%の画像を1万枚連続印刷した後、感光体上のフィルミングの有無を目視にて観察し、以下の評価基準に従ってフィルミングを評価した。結果を表1に示す。
A:感光体上にフィルミングは認められない。
B:感光体上にフィルミングが僅かに観察される。
C:感光体上にフィルミングが明らかに観察される。
D:非常に目立つ程のフィルミングが観察され、それが画像上にもノイズとして現れる。
[評価試験3:追従性の評価]
印字率5%の画像を1万枚連続印刷した後、ベタ画像を印刷し、得られた印刷物の画像を目視で観察し、以下の評価基準に従って追従性を評価した。結果を表1に示す。
印字率5%の画像を1万枚連続印刷した後、ベタ画像を印刷し、得られた印刷物の画像を目視で観察し、以下の評価基準に従って追従性を評価した。結果を表1に示す。
A:追従性が良好であり、均一なベタ画像が得られている。
B:追従性の低下が僅かに見られ、濃度ムラが僅かに観察される。
C:追従性の低下が明らかに見られ、濃度ムラが明らかに観察される。
B:追従性の低下が僅かに見られ、濃度ムラが僅かに観察される。
C:追従性の低下が明らかに見られ、濃度ムラが明らかに観察される。
表1から明らかであるように、疎水化処理剤で表面処理された球状アルミナを含有する本願発明のトナーは、高温/高湿下におけるカブリの発生がなく、更に耐刷時にフィルミングの発生を抑制し、且つ良好なベタ追従性を維持することができ、高品質の印刷物を提供できることが確認された。
本発明のトナーは、高温/高湿下での印刷時にカブリの発生を抑制し、且つ連続印刷時にフィルミングの発生や追従性の低下がない、高品質の印刷物を提供することが可能であり、実用的に十分な性能を有するため、電子写真方式のトナーとして極めて有用である。
Claims (14)
- (A)疎水化処理剤で疎水化処理された円形度が0.96以上の球状のアルミナ、及び(B)マゼンタ系着色剤を含有する正帯電静電荷像現像用トナー。
- 前記成分(A)の疎水化度が5〜80%である請求項1に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
- 前記成分(A)のメディアン径が200以上800nm以下である請求項1又は2に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
- 前記成分(A)の疎水化処理剤がアルコキシシラン化合物である請求項1乃至3のいずれか一項に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
- 更に(C)シリカを含有する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
- 更に(D)結着樹脂を含有する請求項1乃至5のいずれか一項に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
- 前記(D)結着樹脂が、スチレン−(メタ)アクリル樹脂である請求項6に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
- 前記(D)結着樹脂の含有量が、正帯電静電荷像現像用トナー総量中80質量%以上95質量%以下である請求項6又は7に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
- 更に(E)融点が75℃以上115℃以下であるワックスを含有する請求項1乃至8のいずれか一項に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
- 更に(F)融点が130℃以上160℃以下であるワックスを含有する請求項1乃至9のいずれか一項に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
- 更に(G)ステアリン酸金属塩を含有する請求項1乃至10のいずれか一項に記載の正帯電静電荷像現像用トナー。
- 請求項1乃至11のいずれか一項に記載の電子写真用正帯電性トナーを用いるカブリ抑制方法。
- 請求項12に記載のカブリ抑制方法において、電子写真方法によって電子写真用正帯電性トナーを付着させた中間記録媒体。
- 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の正帯電静電荷像現像用トナーによって着色された物質。
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