JP2017154206A - 工作機械、工作機械のノズル制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

工作機械、工作機械のノズル制御方法及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017154206A
JP2017154206A JP2016039306A JP2016039306A JP2017154206A JP 2017154206 A JP2017154206 A JP 2017154206A JP 2016039306 A JP2016039306 A JP 2016039306A JP 2016039306 A JP2016039306 A JP 2016039306A JP 2017154206 A JP2017154206 A JP 2017154206A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
nozzle
coolant
spindle
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016039306A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6784037B2 (ja
Inventor
貴博 川合
Takahiro Kawai
貴博 川合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2016039306A priority Critical patent/JP6784037B2/ja
Publication of JP2017154206A publication Critical patent/JP2017154206A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6784037B2 publication Critical patent/JP6784037B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Abstract

【課題】主軸に装着した工具でワークの寸法測定等を行う場合に、工具に冷却液が付着することを防止する工作機械、工作機械のノズル制御方法及びコンピュータプログラムを提供する。【解決手段】工具を装着する主軸と、ワークに冷却液を送出するノズルと、ノズルに冷却液を送出するポンプとを備える工作機械において、前記ノズルから冷却液を送出すべきでない第1工具を前記主軸に装着しているか否かを判定する判定部と、該判定部にて前記主軸に前記第1工具を装着していると判定した場合、前記ノズルからの冷却液の送出を停止する停止部とを備えることを特徴とする工作機械。【選択図】図8

Description

本発明は、主軸に装着した工具でワークを加工し、ワークに冷却液を送出するノズルを備える工作機械、工作機械のノズル制御方法及びコンピュータプログラムに関する。
工作機械は、工具を格納する工具マガジンと、主軸ヘッドに収容した主軸と、該主軸に装着した工具及び工具マガジンに収容した工具を交換する交換部と、前記主軸ヘッドに設けてあり、前記主軸に装着する工具に冷却液を噴射するノズルとを備える。
工具マガジンは、洗浄すべきでない洗浄不可工具(例えばプローブ)と、洗浄すべき洗浄可能工具(例えばドリル、バイト等)を収容する。主軸に洗浄不可工具を装着する場合、ノズルは冷却液を噴射しない(例えば特許文献1参照)。
特開2007−260825号公報
工作機械は、ワークに冷却液を噴射する第2ノズルを備える。第2ノズルは冷却液をワークに噴射し、工具による円滑な切削を実現し、また工具で加工した場合に生じる熱を冷却する。
主軸に装着したプローブでワークの寸法を測定している場合にも、第2ノズルはワークに冷却液を噴射する。プローブは冷却液によって、ワークの寸法を誤検出するおそれがある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、主軸に装着した工具でワークの寸法測定等を行う場合に、工具に冷却液が付着することを防止する工作機械、工作機械のノズル制御方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る工作機械は、工具を装着する主軸と、ワークに冷却液を送出するノズルと、ノズルに冷却液を送出するポンプとを備える工作機械において、前記ノズルから冷却液を送出すべきでない第1工具を前記主軸に装着しているか否かを判定する判定部と、該判定部にて前記主軸に前記第1工具を装着していると判定した場合、前記ノズルからの冷却液の送出を停止する停止部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る工作機械は、前記ワークを加工する為の複数の指令を記憶する記憶部を備え、前記判定部は、前記第1工具への交換指令を読み込んだ場合又はワークを計測する計測指令を読み込んだ場合、前記主軸に前記第1工具を装着していると判定し、前記停止部は、前記判定部にて前記主軸に前記第1工具を装着していると判定した場合、前記ポンプを停止することを特徴とする。
本発明に係る工作機械は、前記ポンプに供給する冷却液を貯留する貯留槽と、流路を切り換える切替弁及び前記ポンプを連結する第1配管と、前記貯留槽及び前記切替弁を連結する第2配管と、前記切替弁及び前記ノズルを連結する第3配管と、初期状態にて、前記切替弁にて前記第1配管及び第2配管を接続する第1接続部と、前記第1工具以外の第2工具への交換指令を読み込んだか否かを判定する第2判定部と、該第2判定部にて、前記第2工具への交換指令を読み込んだと判定した場合、前記ポンプを駆動して工具交換を実行する工具交換実行部と、該工具交換実行部による工具交換が終了したか否かを判定する第3判定部と、該第3判定部にて工具交換が終了したと判定した場合、前記切替弁にて前記第1配管及び第3配管を接続する第2接続部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る工作機械のノズル制御方法は、工具を装着する主軸、ワークに冷却液を送出するノズル及び該ノズルに冷却液を送出するポンプを備える工作機械のノズル制御方法において、前記ノズルから冷却液を送出すべきでない第1工具を前記主軸に装着しているか否かを判定し、前記主軸に前記第1工具を装着していると判定した場合、前記ノズルからの冷却液の送出を停止することを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、工具を装着する主軸、ワークに冷却液を送出するノズル及び該ノズルに冷却液を送出するポンプを備える工作機械の制御装置で実行可能なコンピュータプログラムであって、前記制御装置に、前記ノズルから冷却液を送出すべきでない第1工具を前記主軸に装着しているか否かを判定させ、前記主軸に前記第1工具を装着していると判定した場合、前記ノズルからの冷却液の送出を停止させることを特徴とする。
本発明においては、冷却液を送出すべきでない第1工具が前記主軸に装着している場合、前記ノズルからの冷却液の送出を停止する。故に、例えば第1工具がワークの寸法を測定している場合、第1工具に冷却液が付着しない。
本発明においては、第1工具への交換指令を読み込んだ場合又はワークを計測する計測指令を読み込んだ場合、前記主軸に前記第1工具を装着していると判定し、前記ポンプを停止して、第1工具への冷却液の付着を防止することができる。
本発明においては、初期状態にて、切替弁にて第1配管及び第2配管を接続する。このときポンプと貯留槽が接続し、ノズルとポンプは接続しない。第2工具への交換指令を読み込んだと判定した場合、ポンプを駆動して工具交換を実行する。工具交換を実行している間に、第1配管及び第2配管の圧力は高圧になる。工具交換が終了したと判定した場合、切替弁は第1配管及び第3配管を接続する。第1配管及び第2配管の圧力は高圧になっているので、第3配管には、冷却液が速やかに流れ、ノズルから直ちに噴出する。故に、第1配管及び第3配管を接続してから冷却液がノズルから噴出するまでの時間(噴出しない時間)を短縮することができる。
本発明に係る工作機械、工作機械のノズル制御方法及びコンピュータプログラムにあっては、冷却液を送出すべきでない第1工具が主軸に装着している場合、ノズルからの冷却液の送出を停止する。例えば第1工具がワークの寸法を測定している場合、第1工具に冷却液が付着しないので、第1工具が寸法を誤検出することを防止することができる。
実施の形態1に係る工作機械を略示する斜視図である。 工作機械を略示する右側面図である。 カム機構を略示する斜視図である。 把持部を略示する斜視図である。 ワークを加工する加工領域に主軸ヘッドが位置する状態を示す図である。 加工領域及び工具を交換する交換位置の間に主軸ヘッドが位置する状態を示す図である。 主軸ヘッドが交換位置に位置する状態を示す図である。 制御装置及び第2ポンプを略示するブロック図である。 工具番号及び工具の種類を示すテーブルの一例を示す概念図である。 加工プログラムの一例を示す概念図である。 制御装置による第2ポンプの駆動制御を説明するフローチャートである。 実施の形態2に係る工作機械の制御装置及び第2ポンプを略示するブロック図である。 制御装置による第2ポンプの駆動制御を説明するフローチャートである。
(実施の形態1)
以下本発明を実施の形態1に係る工作機械を示す図面に基づいて説明する。以下の説明では図において矢印で示す上下、左右及び前後を使用する。図1は、工作機械を略示する斜視図、図2は、工作機械を略示する右側面図である。なお図1において、カバー100及び洗浄液ユニット50の記載を省略している。
工作機械1は基台11、コラム12、主軸ヘッド2、工具交換装置3、テーブル15、制御装置6等を備える。基台11は床面上に固定する。コラム12は基台11の上部後方寄りに立設する。主軸ヘッド2はコラム12の前面に沿ってZ軸方向(上下方向)に昇降可能である。主軸ヘッド2は、工具ホルダ5に冷却液を噴射する洗浄ノズル(図示略)を備える。主軸ヘッド2の主軸2b(図3参照)は工具ホルダ5を装着する。工具ホルダ5は工具tを保持する。主軸2bは主軸モータ84の駆動により高速回転する。
コラム12、主軸ヘッド2、工具交換装置3及びテーブル15等をカバー100が覆う。カバー100の内側は加工室を形成する。加工室には、テーブル15が保持したワークに冷却液を送出するノズル101が設けてある。
工作機械1は、洗浄液ユニット50を備える。洗浄液ユニット50は貯留槽51、回収槽52、第1ポンプ53、第2ポンプ54を備えている。貯留槽51は箱形の容器であり、加工室内に供給する洗浄液を収容している。回収槽52、第1ポンプ53、第2ポンプ54は貯留槽51の上に設置してある。
洗浄液ユニット50は基台11の後側に取り付けてある。洗浄液ユニット50は基台11から取り外すことが可能である。回収槽52は基台11後側の排出部(図示略)に接続する。回収槽52は排出部に集まる使用済の冷却液を回収する。回収槽52は貯留槽51に連続している。回収槽52に回収した冷却液は濾過装置(図示略)を通って貯留槽51内に戻る。
第1ポンプ53は、貯留槽51に貯留した冷却液を吸い上げ、前記洗浄ノズルに圧送する。工具交換を行う場合、主軸2bに工具tを装着する前に、該工具tを保持する工具ホルダ5に洗浄ノズルは冷却液を送出し、洗浄する。
第2ポンプ54は、貯留槽51に貯留した冷却液を吸い上げ、加工室のノズル101に送り出す。ワークを工具で加工する場合、工具との接触部分にノズル101は冷却液を送出する。
工具交換装置3を説明する。工具交換装置3は、工具tを固定した複数の工具ホルダ5を支持するマガジン31、主軸ヘッド2の前部に設けたカム機構20(図3参照)を備える。マガジン31は、マガジン本体32、複数の把持部4(図4参照)を備える。マガジン本体32は円盤状をなす。
図1に示す支持台14は前方下がりに傾斜した支持軸33を固定する。支持軸33は軸受等を介してマガジン本体32を回転自在に軸支する。マガジンモータ85(図1参照)はマガジン本体32を回転駆動する。
複数の把持部4はマガジン本体32の外周部に所定の中心角で周方向に等間隔に設け、全体として円環状をなすように配列する。各把持部4は工具tを装着した工具ホルダ5を把持する。
図3は、カム機構20を略示する斜視図である。カム機構20は主軸ヘッド2の前端側部分である主軸支持部2aの前側面に設ける。カム機構20は接近カム21、離反カム22を備える。接近カム21、離反カム22は主軸支持部2aの前面から突出し且つ上下方向に長い板状である。
接近カム21は上端から下方に向けて突出幅(前後幅)が一定の平坦部21aを有し、下端よりやや上方で突出幅(前後幅)がテーパ状に増大して頂点21bを形成する。離反カム22は、下端から上方に向かうに従い突出幅(前後幅)がテーパ状に増大するテーパ部22aを有し、テーパ部22aより上方で突出幅(前後幅)が一定の平坦部22bを形成する。
主軸支持部2aは内部に主軸2bを回転自在に支持する。主軸2bは上下方向の回転軸を有し、主軸支持部2aの上端部に装備した主軸モータ84に連動して回転する。主軸2bは下端部に工具ホルダ5を装着する円錐状の工具保持穴を有する。
主軸2bは内部にドローバー(図示略)を有し、該ドローバーによって工具保持穴に嵌挿した工具ホルダ5を主軸2bに固定する。主軸ヘッド2はコラム12の前面に上下方向に延びる1対のガイドレール(図示略)によって支持し、ガイドレールに平行に延設したボールネジ機構(図示略)により昇降可能である。ボールネジ機構はZ軸モータ(図示略)によって駆動する。
図4は、把持部4を略示する斜視図である。把持部4はアーム40、把持ピン43、接近カム従動子45、離反カム従動子46、当接部47等を備える。アーム40は上下に延び屈曲した形状である。アーム40は上端部に支持軸41を有し、支持軸41回りに揺動可能である。支持軸41は支持台42で支持し、支持台42はマガジン本体32に固定する。支持軸41はマガジン本体32の円周接線方向に平行である。故にアーム40は、マガジン本体32が回転して上下方向の最下部にあるときに、支持軸41が左右方向となり、下端部が前後方向に揺動する。
アーム40の下端部は二股に分かれ、各先端部に互いに対向する把持ピン43を有する。2つの把持ピン43は圧縮コイルバネによって付勢することで互いに相手方向へ突出しており、圧縮コイルバネによる付勢力に抗して力を受けることで後退可能である。
アーム40は上端部にレバー44を有する。レバー44は主軸ヘッド2側に突設している。レバー44は、先端部において支持軸41と平行な軸心回りに回転自在に接近カム従動子45を支持する。アーム40は、中途部において支持軸41と平行な軸心回りに回転自在に離反カム従動子46を支持する。
接近カム従動子45及び離反カム従動子46は例えば遊転コロである。接近カム従動子45はカム機構20の接近カム21に当接する。離反カム従動子46はカム機構20の離反カム22に当接する。当接部47は、圧縮コイルバネによる弾性付勢でアーム40の上端部から上方へ突出する鋼球からなる。
図5は、ワークを加工する加工領域に主軸ヘッド2が位置する状態を示す図である。なお主軸ヘッド2は、ワークを加工する加工領域から、加工領域よりも上方に位置し、工具を交換する交換位置に向けて上昇する。
把持部4の離反カム従動子46が離反カム22の平坦部22bに当接し、アーム40は支持軸41を中心に前側へ揺動した状態となっている。マガジン本体32は同軸で円環状の位置決め部34を有する。位置決め部34は軸方向に沿って円弧状をなす外周側面を有する。この外周側面の円弧形状は、支持軸41を中心とする。位置決め部34は軸方向の一端側における外周側面の全周に亘って溝34aを、他端側における外周側面の全周に亘って溝34bを有する。図5に示すように、当接部47は溝34aに嵌合することでアーム40の前後方向への動きを止める。
図6は、加工領域及び工具を交換する交換位置の間に主軸ヘッド2が位置する状態を示す図である。把持部4の接近カム従動子45は、接近カム21の頂点21bに当接する。アーム40は支持軸41を中心に下端部が最も後方へ揺動した姿勢になる。アーム40の下端部に設けた2つの把持ピン43が工具ホルダ5の溝5aに嵌合し、工具ホルダ5を把持した状態となっている。当接部47は溝34bに嵌合することでアーム40の前後方向への動きを止める。
図7は、主軸ヘッド2が交換位置に位置する状態を示す図である。把持部4の接近カム従動子45及び離反カム従動子46は夫々、接近カム21及び離反カム22から離れる。アーム40は下端部が最も後方へ揺動した姿勢を維持する。当接部47は溝34bに嵌合することでアーム40の前後方向への動きを止める。下端部に設けた2つの把持ピン43が工具ホルダ5の溝5aに嵌合して工具ホルダ5を把持する。主軸ヘッド2が交換位置まで上昇したことで、工具ホルダ5が主軸2bからZ軸方向に離間する。この状態でマガジン本体32が主軸ヘッド2と機械的に干渉することなく回転可能となる。制御装置6からの指令によってマガジンモータ85がマガジン本体32を回転し、主軸2bに装着すべき工具ホルダ5を主軸2bの直下に割り出す。
主軸ヘッド2を下降させることで、図5から図7の順序と逆順を辿り、工具を主軸2bに装着する。
図8は、制御装置6及び第2ポンプ54を略示するブロック図、図9は、工具番号及び工具の種類を示すテーブルの一例を示す概念図、図10は、加工プログラムの一例を示す概念図である。第2ポンプ54とノズル101は配管60を介して接続している。
制御装置6は、CPU6a、ROM6b、RAM6c及び不揮発性メモリ6dを備える。CPU6aは、ROM6bに格納した制御プログラムをRAM6cに読み込んで、工作機械1の駆動を制御する。例えば、制御装置6は、第2ポンプ54に対して駆動信号又は停止信号を出力する。不揮発性メモリ6dは、工具tの工具番号及び工具の種類を示すテーブル(図9参照)、加工プログラム(図10参照)等を格納する。
図9において、「工具番号」は工具tの番号を示し、「種類」は工具tの種類、例えば、冷却液を送出すべきでない第1工具又は冷却液を送出可能な第1工具以外の第2工具を示す。操作者は、キーボード又はタッチパネル等の操作部(図示略)を操作し、前記テーブルを不揮発性メモリ6dに設定することができる。
図10において、「番号」の欄は、加工プログラムを構成するブロックの番号を示す。「指令」の欄は、制御装置6が実行する指令内容を示す。「G100」は工具交換指令を示し、例えば「G100T1X1Y1」は、主軸2bに工具番号T1の工具を装着し、位置(X1、Y1)に移動することを示す。なおX1はX軸方向の位置を示し、Y1はY軸方向の位置を示す(以下同様)。制御装置6は、ブロックを番号順に読み込み、指令を実行する。
「G121」は計測指令を示し、制御装置6は、主軸2bに装着した工具(例えば、プローブ、カメラ、超音波測定器、光測定器等)によって、ワークの寸法又は形状等を測定する。例えば、「G121X2Y2」は、ワークを測定し、位置(X2、Y2)に移動する。「M08」はノズル101からの冷却液の送出停止を示す。操作者は、前記操作部を操作し、加工プログラムを不揮発性メモリ6dに設定することができる。
図11は、制御装置6による第2ポンプ54の駆動制御を説明するフローチャートである。なお初期状態において、第2ポンプ54は停止している。
CPU6aは、不揮発性メモリ6dを参照し、加工プログラムの一のブロックを読み込む(ステップS1)。CPU6aは、読み込んだブロックに工具交換指令が含まれているか否か判定する(ステップS2)。
工具交換指令が含まれていると判定した場合(ステップS2:YES)、CPU6aは、不揮発性メモリ6dに格納したテーブルを参照し、主軸2bに装着する次の工具が第1工具であるか否かを判定する(ステップS3)。
次工具が第1工具であると判定した場合(ステップS3:YES)、CPU6aは、第2ポンプ54に停止信号を出力し(ステップS4)、工具交換を実行して(ステップS5)、ステップS1に処理を戻す。このとき、主軸2bに第1工具が装着し、冷却液はノズル101から吹き出ない。
ステップS2において、工具交換指令が含まれていないと判定した場合(ステップS2:NO)、CPU6aは、読み込んだブロックに計測指令が含まれているか否か判定する(ステップS7)。
計測指令が含まれていると判定した場合(ステップS7:YES)、CPU6aは、第2ポンプ54に停止信号を出力し(ステップS8)、ワークの計測を実行して(ステップS9)、ステップS1に処理を戻す。このとき、主軸2bに第1工具が装着し、冷却液はノズル101から吹き出ない。
計測指令が含まれていないと判定した場合(ステップS7:NO)、CPU6aは、読み込んだ指令を実行して(ステップS10)、ステップS1に処理を戻す。
ステップS3において、次工具が第1工具でないと判定した場合(ステップS3:NO)、すなわち、次工具が第2工具であると判定した場合、CPU6aは、第2ポンプ54に駆動信号を出力し(ステップS6)、工具交換を実行して(ステップS5)、ステップS1に処理を戻す。このとき、主軸2bに第2工具が装着し、冷却液は、貯留槽51から配管60を通り、ノズル101からワーク及び第2工具に対して吹き出る。
実施の形態1に係る工作機械、工作機械のノズル制御方法及びコンピュータプログラムにあっては、冷却液を送出すべきでない第1工具が主軸2bに装着している場合、ノズル101からの冷却液の送出を停止する。例えば第1工具がワークの寸法を測定している場合、第1工具に冷却液が付着しないので、第1工具が寸法を誤検出することを防止することができる。
また第1工具への交換指令を読み込んだ場合又はワークを計測する計測指令を読み込んだ場合、主軸2bに第1工具を装着していると判定し、第2ポンプ54を停止するので、第1工具への冷却液の付着を防止することができる。
なお工具番号及び工具の種類を示すテーブルを不揮発性メモリ6dに設定する機能を工作機械が有していない場合、又は操作者が第1工具に設定すべき工具を誤って第2工具に設定する場合がある。この場合でも、ワークを計測する計測指令を読み込んだ場合、主軸2bに第1工具を装着していると判定するので、主軸2bに第1工具が装着している場合、冷却液はノズル101から吹き出ない。
(実施の形態2)
以下本発明を実施の形態2に係る工作機械を示す図面に基づいて説明する。実施の形態2に係る構成の内、実施の形態1と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図12は、制御装置6及び第2ポンプ54を略示するブロック図である。工作機械は、第1配管61、第2配管62、第3配管63及び電磁式の切替弁64を備える。第1配管61は第2ポンプ54と切替弁64を接続する。第2配管62は切替弁64と貯留槽51を接続する。第3配管63はノズル101と切替弁64を接続する。
制御装置6は切替弁64に切替指令を出力し、第1配管61と第2配管62を接続するか又は第1配管61と第3配管63を接続する。第1配管61と第2配管62が接続する場合、第3配管63は、第1配管61及び第2配管62と接続しない。第1配管61と第3配管63が接続する場合、第2配管62は、第1配管61及び第3配管63と接続しない。
図13は、制御装置6による第2ポンプ54の駆動制御を説明するフローチャートである。CPU6aは、切替弁64に切替信号を出力し、第1配管61及び第2配管62を接続し(ステップS21)、第2ポンプ54に駆動信号を出力する(ステップS22)。すなわち、初期状態において、第1配管61及び第2配管62は接続し、第2ポンプ54は駆動する。この場合、第2ポンプ54から吐出した冷却液は第1配管61及び第2配管62を通って貯留槽51に戻るので、ノズル101から吹き出ない。
CPU6aは、不揮発性メモリ6dを参照し、加工プログラムの一のブロックを読み込む(ステップS23)。CPU6aは、読み込んだブロックに工具交換指令が含まれているか否か判定する(ステップS24)。
工具交換指令が含まれていると判定した場合(ステップS24:YES)、CPU6aは、不揮発性メモリ6dに格納したテーブルを参照し、主軸2bに装着する次の工具が第1工具であるか否かを判定する(ステップS25)。
次工具が第1工具であると判定した場合(ステップS25:YES)、CPU6aは、第2ポンプ54に停止信号を出力し(ステップS26)、工具交換を実行して(ステップS27)、ステップS23に処理を戻す。このとき、主軸2bに第1工具が装着し、冷却液はノズル101から吹き出ない。
ステップS24において、工具交換指令が含まれていないと判定した場合(ステップS24:NO)、CPU6aは、読み込んだブロックに計測指令が含まれているか否か判定する(ステップS32)。
計測指令が含まれていると判定した場合(ステップS32:YES)、CPU6aは、第2ポンプ54に停止信号を出力し(ステップS33)、ワークの計測を実行して(ステップS34)、ステップS23に処理を戻す。このとき、主軸2bに第1工具が装着し、冷却液はノズル101から吹き出ない。
計測指令が含まれていないと判定した場合(ステップS32:NO)、CPU6aは、読み込んだ指令を実行して(ステップS35)、ステップS23に処理を戻す。
ステップS25において、次工具が第1工具でないと判定した場合(ステップS25:NO)、すなわち、次工具が第2工具であると判定した場合、CPU6aは、第2ポンプ54に駆動信号を出力し(ステップS28)、工具交換を実行して(ステップS29)、工具交換が終了したか否かを判定する(ステップS30)。
なお工具交換が終了した場合、工具交換が終了したことを示す交換終了信号を工具交換装置3は制御装置6に出力する。CPU6aは、交換終了信号の入力があった場合、工具交換が終了したと判定する。
工具交換が終了していないと判定した場合(ステップS30:NO)、CPU6aはステップS30に処理を戻す。工具交換が終了したと判定した場合(ステップS30:YES)、CPU6aは、切替弁64に切替信号を出力して、第1配管61及び第3配管63を接続し(ステップS31)、ステップS23に処理を戻す。このとき、主軸2bに第2工具が装着し、冷却液は、貯留槽51から第1配管61及び第3配管63を通り、ノズル101からワーク及び第2工具に対して吹き出る。
実施の形態2に係る工作機械、工作機械のノズル制御方法及びコンピュータプログラムにあっては、初期状態にて、切替弁64が第1配管61及び第2配管62を接続する。このとき第2ポンプ54と貯留槽51が接続し、ノズル101と第2ポンプ54は接続しない。第2工具への交換指令を読み込んだと判定した場合、第2ポンプ54を駆動して工具交換を実行する(ステップS25、S28、S29参照)。工具交換を実行している間に、第1配管及び第2配管の圧力は高圧になる(ステップS30参照)。工具交換が終了したと判定した場合、切替弁64は第1配管61及び第3配管63を接続する(ステップS31参照)。第1配管61及び第2配管62の圧力は高圧になっているので、第3配管63には、冷却液が速やかに流れ、ノズル101から直ちに噴出する。故に、第1配管61及び第3配管63を接続してから冷却液がノズル101から噴出するまでの時間(噴出しない時間)を短縮することができる。
1 工作機械
2b 主軸
3 工具交換装置(工具交換実行部)
6 制御装置
6a CPU(判定部、第2判定部、停止部、第1接続部、第2接続部、工具交換実行部、第3判定部)
6d 不揮発性メモリ(記憶部)
51 貯留槽
54 (ポンプ)
61 第1配管
62 第2配管
63 第3配管
64 切替弁
101 ノズル
t 工具

Claims (5)

  1. 工具を装着する主軸と、ワークに冷却液を送出するノズルと、ノズルに冷却液を送出するポンプとを備える工作機械において、
    前記ノズルから冷却液を送出すべきでない第1工具を前記主軸に装着しているか否かを判定する判定部と、
    該判定部にて前記主軸に前記第1工具を装着していると判定した場合、前記ノズルからの冷却液の送出を停止する停止部と
    を備えることを特徴とする工作機械。
  2. 前記ワークを加工する為の複数の指令を記憶する記憶部を備え、
    前記判定部は、前記第1工具への交換指令を読み込んだ場合又はワークを計測する計測指令を読み込んだ場合、前記主軸に前記第1工具を装着していると判定し、
    前記停止部は、前記判定部にて前記主軸に前記第1工具を装着していると判定した場合、前記ポンプを停止すること
    を特徴とする請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記ポンプに供給する冷却液を貯留する貯留槽と、
    流路を切り換える切替弁及び前記ポンプを連結する第1配管と、
    前記貯留槽及び前記切替弁を連結する第2配管と、
    前記切替弁及び前記ノズルを連結する第3配管と、
    初期状態にて、前記切替弁にて前記第1配管及び第2配管を接続する第1接続部と、
    前記第1工具以外の第2工具への交換指令を読み込んだか否かを判定する第2判定部と、
    該第2判定部にて、前記第2工具への交換指令を読み込んだと判定した場合、前記ポンプを駆動して工具交換を実行する工具交換実行部と、
    該工具交換実行部による工具交換が終了したか否かを判定する第3判定部と、
    該第3判定部にて工具交換が終了したと判定した場合、前記切替弁にて前記第1配管及び第3配管を接続する第2接続部と
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の工作機械。
  4. 工具を装着する主軸、ワークに冷却液を送出するノズル及び該ノズルに冷却液を送出するポンプを備える工作機械のノズル制御方法において、
    前記ノズルから冷却液を送出すべきでない第1工具を前記主軸に装着しているか否かを判定し、
    前記主軸に前記第1工具を装着していると判定した場合、前記ノズルからの冷却液の送出を停止すること
    を特徴とする工作機械のノズル制御方法。
  5. 工具を装着する主軸、ワークに冷却液を送出するノズル及び該ノズルに冷却液を送出するポンプを備える工作機械の制御装置で実行可能なコンピュータプログラムであって、
    前記制御装置に、
    前記ノズルから冷却液を送出すべきでない第1工具を前記主軸に装着しているか否かを判定させ、
    前記主軸に前記第1工具を装着していると判定した場合、前記ノズルからの冷却液の送出を停止させること
    を特徴とするコンピュータプログラム。
JP2016039306A 2016-03-01 2016-03-01 工作機械、工作機械のノズル制御方法及びコンピュータプログラム Active JP6784037B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016039306A JP6784037B2 (ja) 2016-03-01 2016-03-01 工作機械、工作機械のノズル制御方法及びコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016039306A JP6784037B2 (ja) 2016-03-01 2016-03-01 工作機械、工作機械のノズル制御方法及びコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017154206A true JP2017154206A (ja) 2017-09-07
JP6784037B2 JP6784037B2 (ja) 2020-11-11

Family

ID=59807610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016039306A Active JP6784037B2 (ja) 2016-03-01 2016-03-01 工作機械、工作機械のノズル制御方法及びコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6784037B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107671597A (zh) * 2017-10-26 2018-02-09 东莞市乔锋机械有限公司 一种加工中心智能冷却除屑系统
JP2022177837A (ja) * 2021-05-18 2022-12-01 青島理工大学 内部及び外部冷却のインテリジェントスイッチングに基づく媒体循環放熱フライス加工システム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08118198A (ja) * 1994-10-19 1996-05-14 Makino Milling Mach Co Ltd 加工液供給装置
JPH10118885A (ja) * 1996-10-15 1998-05-12 Makino Milling Mach Co Ltd 工作機械のワーク測定方法及び装置
JPH11198003A (ja) * 1998-01-07 1999-07-27 Okuma Corp 加工後のワーク形状計測装置
JP2007260825A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Brother Ind Ltd 数値制御装置及び数値制御装置による工具洗浄方法
JP2009193209A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Brother Ind Ltd 数値制御装置及び数値制御装置用制御プログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08118198A (ja) * 1994-10-19 1996-05-14 Makino Milling Mach Co Ltd 加工液供給装置
JPH10118885A (ja) * 1996-10-15 1998-05-12 Makino Milling Mach Co Ltd 工作機械のワーク測定方法及び装置
JPH11198003A (ja) * 1998-01-07 1999-07-27 Okuma Corp 加工後のワーク形状計測装置
JP2007260825A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Brother Ind Ltd 数値制御装置及び数値制御装置による工具洗浄方法
JP2009193209A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Brother Ind Ltd 数値制御装置及び数値制御装置用制御プログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107671597A (zh) * 2017-10-26 2018-02-09 东莞市乔锋机械有限公司 一种加工中心智能冷却除屑系统
JP2022177837A (ja) * 2021-05-18 2022-12-01 青島理工大学 内部及び外部冷却のインテリジェントスイッチングに基づく媒体循環放熱フライス加工システム
JP7450282B2 (ja) 2021-05-18 2024-03-15 青島理工大学 内部及び外部冷却のインテリジェントスイッチングに基づく媒体循環放熱フライス加工システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6784037B2 (ja) 2020-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018034232A (ja) 流体噴射装置
JP6322896B2 (ja) 工作機械
JP6661674B2 (ja) 工作機械のノズル制御装置
JP5994681B2 (ja) 工作機械及び工具交換方法
JP6212905B2 (ja) 工作機械
JP2014024176A (ja) 工作機械
JP2016153149A (ja) 旋削工具ホルダ装着ユニットを備えた工作機械
JP2017154206A (ja) 工作機械、工作機械のノズル制御方法及びコンピュータプログラム
JP4769285B2 (ja) 工具折損検出装置
CN110366473B (zh) 机床
JP2007090514A (ja) 工作機械における主軸装置への工具ホルダ装着時の異常判定方法及び異常判定装置
JP7035431B2 (ja) 工作機械
JP6450791B2 (ja) 工作機械
JP2019188505A (ja) 工作機械
JP2009193209A (ja) 数値制御装置及び数値制御装置用制御プログラム
JP2009274189A (ja) 工作機械、及び工具交換方法
JP6959288B2 (ja) 工作機械
JP7116189B2 (ja) 工作機械
JP7030206B2 (ja) 自動工具交換機
KR100284618B1 (ko) 유연지그를 사용한 유니온 아이의 버어 자동제거장치
JP2007015090A (ja) 工具種別検出方法及び工具種別測定装置
KR101768888B1 (ko) 심공드릴용 가이드장치
JP5156505B2 (ja) 工作機械
JP6336322B2 (ja) 工作機械
CN114346674A (zh) 一种带有分离式换刀系统的加工机床

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181018

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200923

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6784037

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150