JP7035431B2 - 工作機械 - Google Patents

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Description

本発明は工作機械に関する。
特許文献1に開示の工作機械は主軸ヘッド、工具交換装置、タンク、工具洗浄ノズルを備える。主軸ヘッドは、工具を装着可能な主軸を支持し、加工領域とATC領域(工具交換領域)との間で移動する。工具交換装置は、ATC領域にある主軸に装着された工具を交換する。タンクは、工具洗浄ノズルに供給される洗浄液を貯留する。工具洗浄ノズルから噴射される洗浄液は、主軸に装着される前の工具のシャンク表面を洗浄する。
特開2014-24176号公報
上記工作機械では、切粉等の異物が洗浄液に混入する場合がある。この場合、工具洗浄ノズルから噴射される洗浄液が工具を洗浄した後も、異物が工具の表面に付着する虞がある。異物が表面に付着した状態で、工具が主軸に装着されると、工作機械は高精度なワーク加工を実行できない虞がある。
本発明の目的は、主軸に装着する前の工具に異物が付着するのを抑制する工作機械を提供することである。
本発明の一態様である工作機械は、筒孔の一端に工具を装着可能な中空の主軸を回転可能に支持し、ワーク加工を前記工具で行う加工領域と、前記工具の交換を行う工具交換領域との間で移動する主軸ヘッドと、前記主軸への装着対象となる複数の前記工具を保持する回転可能なマガジンを有し、前記マガジンの所定の回転位置である割出位置にて保持される前記工具と前記主軸に装着された前記工具と交換する工具交換装置と、前記主軸ヘッドと前記工具交換装置を駆動する駆動部と、前記駆動部を制御して、前記主軸ヘッドを前記工具交換領域に移動し、前記マガジンが保持する複数の前記工具の何れかを前記割出位置に回転移動する交換制御部と、前記筒孔の他端と接続する特定流路と、前記特定流路と接続する洗浄液供給流路を有し、前記洗浄液供給流路から前記特定流路を経由して前記筒孔に洗浄液を供給可能な特定洗浄液供給部とを備える工作機械において、前記特定流路に空気を供給可能な供給源と、前記特定流路を開閉する第一作動部と、前記交換制御部が前記駆動部を制御する場合、前記特定洗浄液供給部による前記筒孔への前記洗浄液の供給を停止した状態で、前記第一作動部を制御して前記特定流路を開放し、前記筒孔の前記一端から空気を噴射する空気噴射制御部と、前記洗浄液を貯留するメインタンクと、前記メインタンクと接続するクーラント流路と、前記クーラント流路と接続し、前記マガジンが保持する複数の前記工具のうち、前記割出位置にある前記工具を間にして互いに隣接する二つの前記工具の一方に対して前記洗浄液を噴射可能な第一ノズルと、前記クーラント流路と接続し、隣接する二つの前記工具の他方に対して前記洗浄液を噴射可能な第二ノズルと、前記メインタンクで貯留した前記洗浄液を前記クーラント流路に供給する洗浄液供給部と、前記洗浄液供給部を制御して、前記メインタンクに貯留した前記洗浄液を、前記第一ノズルと前記第二ノズルの夫々に供給して噴射させる洗浄液噴射制御部とを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、工具交換装置による工具交換時、供給源から供給される空気は筒孔の一端から噴射される。工作機械は、主軸に装着される工具に付着した異物を除去できる。故に工作機械は、主軸に装着する前の工具に異物が付着するのを抑制できる。
作機械は、割出位置に到達する前の工具を洗浄液で洗浄できる。故に、工作機械は、主軸に装着する前の工具に異物が付着するのを更に抑制できる。
前記工作機械は、前記メインタンクから供給される前記洗浄液を貯留するサブタンクと、前記サブタンクに接続し、前記供給源からの空気を前記サブタンクに供給可能な空気流路と、前記空気噴射制御部による前記第一作動部の制御に伴い、前記空気流路を開閉する第二作動部と、前記サブタンクと接続する供給流路と、前記主軸ヘッドに設け、前記供給流路と接続し、前記サブタンクから前記供給流路を経由して供給される前記洗浄液を、前記筒孔の前記一端に装着される前記工具に向けて噴射可能な洗浄ノズルとを備え、前記空気噴射制御部が前記第一作動部を制御して前記特定流路を開放したことに伴い、前記第二作動部が前記空気流路を開放することにより前記供給源から前記空気流路を経由して前記サブタンクに空気供給されて前記サブタンクの内部の圧力大気圧よりも上昇、前記サブタンクに貯留される前記洗浄液は、前記サブタンクの前記内部の圧力と大気圧との気圧差で、前記供給流路を経由して前記洗浄ノズルに供給されてもよい。工作機械は、洗浄ノズルから洗浄液を勢い良く噴射できる。故に、工作機械は、主軸に装着する前の工具に異物が付着するのを更に抑制できる。
工作機械1の外観斜視図である。 工作機械1の他の外観斜視図である。 工作機械1の上部を拡大した右側面図である。 主軸ヘッド7の一部破断拡大図である。 主軸ヘッド7及びグリップアーム73を拡大した右側面図である。 ワーク加工中における主軸9、主軸モータ54、工具4等の概念図である(主軸ヘッド7の図示省略) 清掃システム100を示す空気回路図である。 工作機械1の電気ブロック図である。 メイン処理のフローチャートである。 メイン処理の実行時、清掃システム100の各バルブの状態をまとめた一覧表である。 工具4の交換時における主軸9、主軸モータ54、工具4等の概念図である(主軸ヘッド7の図示省略)
本発明の一実施形態である工作機械1について、図面を参照して説明する。工作機械1の構成を説明する。以下説明では図中に矢印で示す左右、前後、上下を使用する。工作機械1の左右方向、前後方向、上下方向は、夫々、工作機械1のX軸方向、Y軸方向、Z軸方向である。工具交換装置20の向きもこれに倣う。以下説明で、「主軸9に工具ホルダ17を装着する」は「主軸9に工具4を装着する」と同じ意味である。
図1及び図2に示すように、工作機械1は、鋳鉄製のベース2、ベース2の上部に位置してワークを切削する機械本体3、機械本体3の上部に位置して主軸9に装着する工具4の交換を行う工具交換装置20、機械本体3及び工具交換装置20の周囲を取り囲むカバー(図示省略)等を備える。カバーの前面に、操作パネル(図示省略)が設けてある。操作パネルは、入力部24及び表示器25を備える(図8参照)。作業者は、表示器25の表示情報を確認し、入力部24を用いて加工プログラム、工具の種類、工具情報、及び各種パラメータ等を入力する。加工プログラムは、ワークの加工内容を複数のブロックで定義したプログラムであり、RAM33(図8参照)に記憶する。該ブロックは予め定められた指令(例えば、Gコード、Mコード)で構成している。
機械本体3の構成を説明する。図1~図3に示すように、機械本体3は、コラム5、主軸ヘッド7(図4参照)、フレーム78、主軸9、テーブル10、清掃システム100、等を備える。コラム5は、ベース2の上部後方に立設して、主軸ヘッド7をコラム5の前面に沿って昇降可能に支持する。フレーム78は、コラム5の上部から前方に延びる板状部材である。フレーム78は、後述の工具交換装置20をコラム5に支持する。フレーム78は、主軸ヘッド7を挟んで左右方向に対向し、テーブル10の上方で前方に延びる一対の支持板78a、78bを含む。主軸ヘッド7は、Z軸モータ53(図8参照)の駆動により、Z軸方向(本例では上下方向)に移動する。主軸9は、主軸ヘッド7の下部に設けてある。主軸9には、工具4が装着され、主軸モータ54の駆動により回転する。
テーブル10は、ベース2の上部中央に設けてある。テーブル10は、X軸モータ51(図8参照)、Y軸モータ52(図8参照)、ガイド機構(図示省略)によって、X軸方向、Y軸方向に移動する。コラム5の背面側に位置する制御箱6は、数値制御装置30(図8参照)を格納する。清掃システム100は、フレーム78に設ける。清掃システム100は、工具4及び主軸ヘッド7に付着した切粉等の異物を、洗浄液又は空気で除去する。清掃システム100の構成は後述する。
テーブル10の移動機構を説明する。図1及び図2に示すように、テーブル10は、下部に直方体状の支持台12が設けてある。支持台12は、X軸方向に延びる一対のX軸送りガイド(図示省略)を上面に備える。一対のX軸送りガイドは、テーブル10を移動可能に支持する。
ベース2は、Y軸方向に延びる一対のY軸送りガイド(図示省略)を上部に備える。一対のY軸送りガイドは、ベース2の前後方向に沿って延設する。一対のY軸送りガイドは、支持台12を移動可能に支持する。ベース2は、上部にY軸モータ52(図8参照)を備える。Y軸モータ52は、テーブル10をY軸送りガイドに沿ってY軸方向に移動駆動する。支持台12は、上部にX軸モータ51(図8参照)を備える。X軸モータ51は、テーブル10をX軸送りガイドに沿ってX軸方向に移動駆動する。X軸モータ51及びY軸モータ52は、サーボモータである。
テーブル10の左右両側は移動方向に収縮可能なカバー13、14を備える。支持台12の前側は移動方向に収縮可能なカバー15を備える。支持台12の後側はY軸後ろカバーを備える。カバー13~15及びY軸後ろカバーは、X軸送りガイド及びY軸送りガイドを常に覆う。故に工作機械1は、加工領域から飛散する切粉、及び洗浄液の飛沫等が各軸送りガイド上に落下するのを防止できる。
図4を参照し、主軸ヘッド7の昇降機構を説明する。コラム5の前面側(図4における左側)で上下方向に延設するガイドレール(図示外)は、リニアガイドを介して主軸ヘッド7を昇降自在に支持する。主軸ヘッド7の上部には、主軸9を回転させる主軸モータ54が固定してある。主軸モータ54は、上下方向に開口した連通孔56(図6参照)を備える。連通孔56は主軸モータ54の上下方向に亘って形成する。
コラム5の前面では、上側軸受部27と下側軸受部28が、上下方向に延設したボールねじ26を回転可能に支持する。主軸ヘッド7の背面に固定したナット29に対して、ボールねじ26がねじ込まれて挿通する。ボールねじ26の上端部は、カップリング(図示外)を介して上側軸受部27の上部に固定したZ軸モータ53(図8参照)の駆動軸に連結する。ボールねじ26は、Z軸モータ53の駆動によって正逆両方向に回転する。ボールねじ26が正逆方向に回転すると、ボールねじ26に螺合するナット29が昇降し、ナット29に連結する主軸ヘッド7がZ軸方向(図4の矢印A方向)に昇降移動する。
テーブル10(図1参照)上に固定したワーク(被加工物)に対して、主軸ヘッド7が昇降すると共に、主軸9が回転して、工具4は切削加工を行う。具体的には、図5に示すように、主軸ヘッド7は、Z軸の機械原点であるZ軸原点よりも下方の加工領域で加工動作を行う。主軸ヘッド7は、Z軸原点よりも上方の工具交換領域(ATC領域)で、工具4の交換動作を行う。尚、機械原点とは、X軸、Y軸の機械座標が0である位置、及びZ軸の機械座標が加工可能な上限位置である。
図4、図5を参照し、工具4の詳細構造を説明する。工具4は、工具本体16と、工具本体16を装着した工具ホルダ17とを有する。工具ホルダ17は、シャンク17aとプルスタッド17bとを有する。シャンク17aは、主軸9の後述のテーパ穴18に対応するテーパ面を有する。プルスタッド17bは、シャンク17aの上端から側面視でT字型に上方に突出する。
主軸ヘッド7の内部構造を説明する。主軸ヘッド7の前方下部の内側では、上下方向に回転軸を有する主軸9が回転可能に支持してある。主軸9は、上下方向に延びる略円筒状である。主軸9は、主軸ヘッド7の上部に固定した主軸モータ54の駆動軸に、カップリング23を介して連結する。主軸9は主軸モータ54の回転駆動によって回転する。主軸9の筒孔11(図5参照)は、主軸モータ54の連通孔56(図6参照)と連通する。筒孔11の下端部には、工具ホルダ17のシャンク17aを装着するためのテーパ穴18が形成されている。テーパ穴18にシャンク17aを装着すると、主軸9の筒孔11内部に設けたホルダ挟持部材19がプルスタッド17bを挟持する。主軸9は筒孔11内部にドローバー81を備える。ドローバー81がホルダ挟持部材19を下方に押圧すると、ホルダ挟持部材19はプルスタッド17bの挟持を解除する。
主軸ヘッド7の後方上部の内側では、逆L字型(図4参照)のクランクレバー60が支軸61を介して揺動自在に軸支してある。クランクレバー60は、垂直方向に延びる垂直レバー60bと、垂直レバー60bの下端部から前方に向かって略水平に延びる水平レバー60aを主体に構成してある。水平レバー60aの先端部は、ドローバー81に直交して突設するピン65に係合可能である。垂直レバー60bの背面上部には、板カム体66が固定してある。板カム体66は、上側軸受部27に固定したカムフォロア67と接離可能である。垂直レバー60bと主軸ヘッド7の間には、引張コイルバネが弾力的に介装する。クランクレバー60を右側面から見た場合、クランクレバー60は支軸61を中心に時計回りに常時付勢してあるので、工具交換動作時以外、水平レバー60aはピン65から離れている。
例えば、主軸9のテーパ穴18に工具ホルダ17のシャンク17aを装着した状態では、主軸ヘッド7が上昇すると、クランクレバー60に設けた板カム体66がカムフォロア67に摺動する。この場合、クランクレバー60は、右側面から見た場合に、支軸61を中心に反時計回りに回転する。水平レバー60aはピン65に係合しつつ下方に押圧するので、ドローバー81がホルダ挟持部材19を下方に付勢し、ホルダ挟持部材19がプルスタッド17bの挟持を解除する。故に工具4は主軸9に対して着脱可能である。
図1、図4、図6を参照し、工具交換装置20の構造を説明する。工具交換装置20は、工具マガジン21を備える。工具マガジン21は、鍔付き円筒状のマガジン本体71と、マガジン本体71の鍔部72の裏面の外周に沿って揺動可能に列設した複数のグリップアーム73を主体に構成してある。フレーム78に固定したマガジン支持台87は、工作機械1の前側に向かって斜め下方に延びる支軸75を回転可能に支持する。マガジン本体71は支軸75に外挿してある。マガジン本体71は、工作機械1の前方に、円形状の鍔部72の正面を向けて配置してあり、回転可能に支持してある。
マガジン本体71は、支軸75を内挿した筒状のボス部74と、ボス部74の外周面の前端側に鍔状に設けた鍔部72を主体に構成してある。ボス部74の後端部には、支軸75を中心とする割出円板77が外挿して固定してある。割出円板77の背面側(主軸ヘッド7に対向する面)には、ローラ形状のカムフォロア(図示外)が複数のグリップアーム73の配設位置に対応して各々設けてある。
マガジン支持台87の上部には、ケーシング82が固定してある。ケーシング82の上部には、マガジン本体71の回転割出用のマガジンモータ55が固定してある。ケーシング82の内側では、マガジンモータ55の回転軸に対して、複数のギヤ(図示外)とカム(図示外)からなる回転割出機構の一部が連結する。この回転割出機構のカムに形成したカム溝(図示外)に対して、割出円板77の複数のカムフォロアが順次嵌合する。割出円板77は間欠的な割出回転を行うことができ、複数のグリップアーム73の中の1つをマガジン本体71の最下方に位置決めできる。
複数のグリップアーム73の先端側に、工具ホルダ17を保持可能な把持部73a(図5参照)が設けてある。換言すると、複数の把持部73aは夫々、主軸9のテーパ穴18への装着対象となる工具4を保持する。複数のグリップアーム73のうち、マガジン本体71の最下方位置に割り出された1本のグリップアーム73のみが、図示外のカム機構を利用することで、主軸ヘッド7の昇降動作に伴って揺動する。最下方位置のグリップアーム73の把持部73aは、主軸9に近接する「近接位置」と、主軸9から離間する「退避位置」との間を揺動する。把持部73aの最下方位置は、グリップアーム73の割出位置である。以下、マガジン本体71の回転方向において、割出位置にあるグリップアーム73に対して隣接する二つのグリップアーム73によって保持される二つの工具4の位置を、夫々「第一位置」と「第二位置」と称す。第一位置と第二位置は、マガジン本体71の回転方向に沿って、最下方位置を間にして互いに隣接する位置である。第一位置は第二位置よりも右側にある。
図7を参照し、清掃システム100を説明する。清掃システム100は、センタ供給システム110、サイド洗浄システム130、特定供給システム120を備える。
センタ供給システム110は、テーパ穴18に装着される工具4を、洗浄液によって工具交換中に洗浄するシステムである。センタ供給システム110は、第一供給源151、連結流路158、第一電磁バルブ171、第一クーラント流路152、第一バルブ111、第二クーラント流路153、第三クーラント流路154、第一クーラントタンク101、第一ポンプ191を備える。
第一供給源151は空気を供給可能な供給源である。第一供給源151は一例としてコンプレッサである。連結流路158は、第一供給源151と第一電磁バルブ171を連結する。第一電磁バルブ171は、第一クーラント流路152の一端に設ける。励磁状態の第一電磁バルブ171は第一クーラント流路152を開放し、非励磁状態の第一電磁バルブ171は第一クーラント流路152を閉鎖する。第一クーラント流路152の他端は、第一バルブ111に連結する。第一バルブ111は、第二クーラント流路153の一端に設ける。第一バルブ111は、第二クーラント流路153を開閉可能な機械式のバルブである。第一電磁バルブ171が励磁状態のとき、第一供給源151が第一クーラント流路152に空気を供給することで、第一バルブ111は第二クーラント流路153を開放する。第一電磁バルブ171が非励磁状態のとき、第一バルブ111は第二クーラント流路153を閉鎖する。第二クーラント流路153の他端は、連結流路108に連結する。連結流路108は、主軸モータ54の連通孔56上端に連結する。第三クーラント流路154は、第一バルブ111と第一クーラントタンク101を連結する。第一クーラントタンク101は洗浄液を貯留する。第一ポンプ191は第三クーラント流路154に設ける。第一バルブ111が第二クーラント流路153を開放したとき、第一ポンプ191は、第一クーラントタンク101の洗浄液を連通孔56に供給する。
サイド洗浄システム130は、第一位置にある工具4と第二位置にある工具4の夫々を洗浄液によって洗浄するシステムである。サイド洗浄システム130は、第二クーラントタンク102、クーラント流路135、第一ノズル131、第二ノズル132、第二ポンプ192を備える。
第二クーラントタンク102は洗浄液を貯留する。クーラント流路135は、第二クーラントタンク102と、第一ノズル131及び第二ノズル132とを連結する。第一ノズル131はフレーム78の支持板78aに設け、第二ノズル132は支持板78bに設ける。第一ノズル131は第一位置に向けて開口し、第二ノズル132は第二位置に向けて開口する。第二ポンプ192はクーラント流路135に設ける。第二ポンプ192は、第二クーラントタンク102の洗浄液を第一ノズル131と第二ノズル132に供給する。故に、第一ノズル131は第一位置にある工具4に向けて洗浄液を噴射し、第二ノズル132は第二位置にある工具4に向けて洗浄液を噴射する。尚、図2では、支持板78bに設けた第二ノズル132の図示を省略する。
特定供給システム120は、工具交換装置20による工具4の交換中に、テーパ穴18に装着される工具4を空気と洗浄液とで清掃するシステムである。特定供給システム120は、第二供給源159と、分岐空気流路121と、特定流路122と、サブタンク103とを備える。
第二供給源159は、空気を供給可能な供給源であり、第一供給源151と同一の構成である。分岐空気流路121は第二供給源159と接続する。分岐空気流路121は、第二供給源159からの空気が流れる方向の下流側で三つの流路に分岐する。分岐空気流路121の下流側で分岐する第一の流路は第二電磁バルブ173に接続し、分岐する第二の流路は第三電磁バルブ174に接続し、分岐する第三の流路は第三バルブ116に接続する。
特定流路122は、第一特定流路122A、第二特定流路122B、第三特定流路122Cを備える。第一特定流路122Aの一端は、第二電磁バルブ173と連結する。励磁状態の第二電磁バルブ173は第一特定流路122Aを開放し、非励磁状態の第二電磁バルブ173は第一特定流路122Aを閉鎖する。第一特定流路122Aは、空気流路123を介して上述の第三バルブ116に連結する。第三バルブ116は、後述のサブタンク103と連結する空気流路199を開閉可能な機械式のバルブである。第二特定流路122Bの一端は、第一特定流路122Aの他端に連結し、第二特定流路122Bの他端は、第四バルブ117と連結する。第四バルブ117は、第一供給流路127を介して後述のサブタンク103に連結し、且つ、第二供給流路128を介して第一洗浄ノズル141及び第二洗浄ノズル142に連結する。第一洗浄ノズル141と第二洗浄ノズル142は、主軸ヘッド7の下端に固定する。第一洗浄ノズル141と第二洗浄ノズル142は、テーパ穴18を間にして前後方向に並ぶ(図5参照)。第四バルブ117は、第二供給流路128を開閉可能な機械式のバルブである。第三特定流路122Cは、第一特定流路122A及び第二特定流路122Bの接続部と、第三クーラント流路154及び連結流路108の接続部とに連結する。故に、励磁状態の第二電磁バルブ173が第一特定流路122Aを開放して第二供給源159が特定流路122に空気を供給したとき、第三バルブ116は空気流路199を開放し、第四バルブ117は第二供給流路128を開放する。
サブタンク103は、供給流路195を介して第二クーラントタンク102に連結する。供給流路195には、第三ポンプ193が設けられる。第三ポンプ193は、第二クーラントタンク102内の洗浄液をサブタンク103に供給する。故に、サブタンク103は第二クーラントタンク102から供給される洗浄液を貯留可能である。サブタンク103は、第一排液流路124を介して第二バルブ115に連結する。第二バルブ115は、第二排液流路129を介して第二クーラントタンク102に連結する。第二バルブ115は空気流路125を介して上述の第三電磁バルブ174に連結する。励磁状態の第三電磁バルブ174は空気流路125を開放し、非励磁状態の第三電磁バルブ174は空気流路125を閉塞する。励磁状態の第三電磁バルブ174が空気流路125を開放して第二供給源159が空気流路125に空気を供給したとき、第二バルブ115は第二排液流路129を閉塞する。非励磁状態の第三電磁バルブ174が空気流路125を閉塞して、第二バルブ115を開放する。
また、第三バルブ116と第四バルブ117が夫々空気流路199と第二供給流路128を開放して第二供給源159がサブタンク103内に空気を供給したとき、サブタンク103内部の圧力と大気圧との気圧差で、サブタンク103内部の洗浄液は、第一洗浄ノズル141と第二洗浄ノズル142に流れる。
図8を参照し、工作機械1の電気的構成を説明する。工作機械1は数値制御装置30を備える。数値制御装置30は、CPU31、ROM32、RAM33、入力インタフェース34、出力インタフェース35、駆動回路201~212等を備える。ROM32は、加工プログラムを解析して実行する制御プログラム等を記憶している。RAM33は、後述のメイン処理の実行中に算出した値等を一時的に記憶する。
CPU31は、出力インタフェース35を介して駆動回路201~212に接続している。駆動回路201~212は、各々の制御対象であるX軸モータ51、Y軸モータ52、Z軸モータ53、主軸モータ54、マガジンモータ55、第一ポンプ191、第二ポンプ192、第三ポンプ193、表示器25、第一電磁バルブ171、第二電磁バルブ173、第三電磁バルブ174に接続している。X軸モータ51、Y軸モータ52、Z軸モータ53、主軸モータ54、マガジンモータ55は、エンコーダ51a~55aを備える。入力部24およびエンコーダ51a~55aは、入力インタフェース34を介して、CPU31に接続している。エンコーダ51a~55aは、X軸モータ51、Y軸モータ52、Z軸モータ53、主軸モータ54、マガジンモータ55の駆動軸の回転位置を検出し、検出結果をCPU31に出力する。CPU31は、駆動回路201~212の夫々に所定の制御信号を送信することで、X軸モータ51、Y軸モータ52、Z軸モータ53、主軸モータ54、マガジンモータ55、第一ポンプ191、第二ポンプ192、第三ポンプ193、表示器25、第一電磁バルブ171、第二電磁バルブ173、第三電磁バルブ174を制御する。
図6、図9~図11を参照し、工作機械1のメイン処理を説明する。本実施形態のメイン処理では、公知の工具交換動作を実行するとともに、工具4を洗浄する。数値制御装置30のCPU31は、ROM32の制御プログラムに基づいてメイン処理を実行する。メイン処理開始時、サブタンク103には所定量の洗浄液が貯留されており、第一電磁バルブ171、第二電磁バルブ173は何れも非励磁状態であり、第三電磁バルブ174は励磁状態である。またメイン処理開始時、第一ポンプ191、第三ポンプ193、第一供給源151、第二供給源159は駆動している。図10は、メイン処理の中の各処理における、清掃システム100の各バルブの状態の一覧表である。
図9に示すように、メイン処理では、RAM33に記憶してある加工プログラムの1ブロックを読み込む(S1)。CPU31は、読み込んだ1ブロックがプログラム終了指令であるか否かを判断する(S3)。読み込んだ1ブロックがプログラム終了指令でない場合(S3:NO)、CPU31は、第二ポンプ192を駆動することでサイド洗浄処理を開始する(S4)。サイド洗浄処理は、サイド洗浄システム130(図7参照)が第一ノズル131と第二ノズル132の夫々から洗浄液を噴射する処理である。CPU31は第二ポンプ192(図7参照)を駆動し、第二クーラントタンク102に貯留される洗浄液を、第一ノズル131と第二ノズル132の夫々に供給する。第一ノズル131と第二ノズル132は夫々洗浄液を噴射する(S4)。故に、サイド洗浄システム130は、第一位置で保持される工具4と第二位置で保持される工具4とを洗浄液によって洗浄する(図6参照)。
CPU31は読み込んだ1ブロックが工具交換指令であるか否かを判断する(S5)。読み込んだ1ブロックが工具交換指令である場合(S5:YES)、CPU31は、主軸モータ54を制御して主軸9の回転を停止し、且つZ軸モータ53を駆動して加工領域にある主軸ヘッド7を上昇させる(S11)。尚、主軸9の回転がS11で既に停止している場合、CPU31は主軸モータ54の駆動停止状態を維持する。S11の実行後、CPU31は、エンコーダ53aの検出結果に基づき、主軸ヘッド7がZ軸原点に到達したか否かを判断する(S13)。CPU31は、主軸ヘッド7がZ軸原点に到達するまで(S13:NO)、待機する。
主軸ヘッド7がZ軸原点に到達した場合(S13:YES)、CPU31は処理をS15に移行する。この時、割出位置にある把持部73aは、主軸ヘッド7の上昇に伴い退避位置から近接位置に移動する。また、水平レバー60aはピン65を下方に押圧し、ホルダ挟持部材19がプルスタッド17bの挟持を解除する。主軸9に装着されていた工具4は、近接位置にある把持部73aに渡される(図5参照)。
CPU31は、空気噴射処理、空気供給処理、及びセンタ洗浄処理を開始する(S15)。CPU31は、第二電磁バルブ173と第三電磁バルブ174を夫々励磁状態する。空気噴射処理は、テーパ穴18から空気を下方に噴射する処理である。第二供給源159から供給される空気が、第三特定流路122C、連結流路108、連通孔56を順に経由して、筒孔11に流入する。故にCPU31はテーパ穴18から空気を下方に噴射し、空気噴射処理が開始される。空気供給処理は、サブタンク103に空気を供給する処理である。第二電磁バルブ173が励磁状態であるので、第二供給源159から供給される空気は空気流路123を流れ、第三バルブ116は空気流路199を開放する。第二供給源159から供給される空気は、分岐空気流路121の第三の流路と空気流路199を順に経由してサブタンク103に流入する。故にCPU31はサブタンク103に空気を供給し、空気供給処理が開始される。サブタンク103内部の圧力は、大気圧よりも上昇する。センタ洗浄処理は、第一洗浄ノズル141と第二洗浄ノズル142から洗浄液を噴射する処理である。第二電磁バルブ173が励磁状態であるので、第二供給源159から供給される空気は、第二特定流路122Bを流れ、第四バルブ117は第二供給流路128を開放する。サブタンク103内の圧力と大気圧との気圧差により、サブタンク103内の洗浄液は、第一洗浄ノズル141と第二洗浄ノズル142に流れる。故に、CPU31は第一洗浄ノズル141と第二洗浄ノズル142から洗浄液を噴射し、センタ洗浄処理が開始される(図11参照)。尚、このとき、第三電磁バルブ174が励磁状態であるので、第二バルブ115は第二排液流路129を閉鎖している。故に、サブタンク103内の洗浄液は、第一排液流路124へ流出しない。尚、CPU31がS15を実行する間も、主軸ヘッド7は継続して上方へ移動する。
CPU31はエンコーダ53aの検出結果に基づき主軸ヘッド7がATC原点に到達したか否かを判断する(S17)。主軸ヘッド7がATC原点に到達するまで(S17:NO)、CPU31は待機する。主軸ヘッド7がATC原点に到達した場合(S17:YES)、CPU31はマガジンモータ55を制御して工具マガジン21を回転し、別の工具4を保持するグリップアーム73を割出位置に位置決めする(S19)。使用済みの工具4を保持したグリップアーム73は割出位置から離間する方向に回転し、且つ、別の工具4を保持したグリップアーム73が割出位置に向けて移動する。工具マガジン21の回転に伴い第一位置又は第二位置を通過する工具4は、第一ノズル131又は第二ノズル132から噴射される洗浄液によって洗浄される。
CPU31はエンコーダ55aの検出結果に基づき工具マガジン21の位置決めが完了した否かを判断する(S21)。位置決めが完了するまで(S21:NO)、CPU31は待機する。位置決めが完了した場合(S21:YES)、別の工具4が最下方位置に位置する。CPU31はZ軸モータ53を制御して、主軸ヘッド7をATC原点から下降する(S23)。主軸ヘッド7の下降に伴い、クランクレバー60(図4参照)は右側面視で時計回りに回転する。
S23の実行後、CPU31はエンコーダ53aの検出結果に基づき主軸ヘッド7がZ軸原点に到達したか否かを判断する(S25)。主軸ヘッド7がZ軸原点に到達するまで(S25:NO)、CPU31は待機する。主軸ヘッド7は、最下方位置にある別の工具4に徐々に近接する。この場合、空気噴射処理(S15)の実行によりテーパ穴18から噴射される空気は、最下方位置にある別の工具4のシャンク17aに付着した異物を除去する(図5、図11参照)。また、センタ洗浄処理(S15)の実行により第一洗浄ノズル141と第二洗浄ノズル142から噴射される洗浄液は、最下降位置にある別の工具4のシャンク17aに付着した異物を除去する。
主軸ヘッド7が、Z軸原点に到達した場合(S25:YES)、別の工具4はテーパ穴18に挿入され、ホルダ挟持部材19がドローバー81の押圧を中断してプルスタッド17bを挟持する。別の工具4は主軸9に装着される。故に、工具交換装置20は、主軸9に装着されていた工具4を、割出位置に移動したグリップアーム73が保持する別の工具4と交換する。清掃システム100が、装着される工具4のシャンク17aから異物を除去しているので、工作機械1はシャンク17aとテーパ穴18との間に異物が介在するのを抑制する。CPU31は、空気噴射処理、空気供給処理、センタ洗浄処理を終了する(S27)。CPU31は、第二電磁バルブ173と第三電磁バルブ174を夫々非励磁状態にする。第三電磁バルブ174が非励磁状態になるので、第二供給源159から供給される空気が空気流路125に流入し、第二バルブ115は第二排液流路129を閉塞する。CPU31は処理をS10に移行する。
読込んだ1ブロックが工具交換指令でない場合(S5:NO)、CPU31は洗浄液供給処理を開始する(S6)。洗浄液供給処理は、サブタンク103に洗浄液を供給する処理である。CPU31は、第三電磁バルブ174を非励磁状態にして空気流路125を閉塞する。第二供給源159から供給される空気が空気流路125に流入しないので、第二バルブ115は第二排液流路129を開放する。サブタンク103内の空気は、第一排液流路124と第二排液流路129を経由して第二クーラントタンク102に排出される。その後、CPU31は、第三電磁バルブ174を非励磁状態にして空気流路125を開放して、第二バルブ115を閉じる。第三ポンプ193は、第二クーラントタンク102の洗浄液を、供給流路195を経由してサブタンク103に流す。洗浄液はサブタンク103に供給される。本実施形態では、所定時間の経過後に、CPU31は第三電磁バルブ174を非励磁状態から励磁状態にする。第二バルブ115が第二排液流路129を閉鎖することで、第二クーラントタンク102からのサブタンク103への洗浄液の供給は、停止する。
CPU31は、主軸冷却処理を開始する(S7)。主軸冷却処理は、筒孔11に洗浄液を供給する処理である。CPU31は第一電磁バルブ171を励磁状態にする。第一供給源151から供給される空気が第一クーラント流路152を流れることで、第一バルブ111は第二クーラント流路153を開放する。第一ポンプ191により供給される洗浄液は、第三クーラント流路154、第二クーラント流路153、第三特定流路122C、連通孔56を順に経由して主軸9の筒孔11に流入する。故に、洗浄液が主軸9に供給され、主軸冷却処理が開始される。
読み込んだ1ブロックが示す他の指令を実行する(S8)。その後、CPU31は、主軸洗冷却処理を終了する(S9)。CPU31が第一電磁バルブ171を非励磁状態することで、第一バルブ111は第二クーラント流路153を閉鎖する。CPU31は主軸冷却処理は終了する。
S7又はS27の実行後、CPU31は加工プログラムの次のブロックに移行して(S10)、移行した1ブロックを読み込む(S1)。読み込んだ1ブロックがプログラム終了指令でなく(S3:NO)、工具交換指令がある場合(S5:YES)、CPU31は再びS11~S27、S10を順に実行する。一方、読み込んだ1ブロックがプログラム終了指令である場合(S3:YES)、CPU31は、第二ポンプ192を駆動停止して、サイド洗浄液処理を終了する(S29)。CPU31はメイン処理を終了する。メイン処理の終了時、CPU31は、第一ポンプ191、第三ポンプ193、第一供給源151、第二供給源159を駆動停止する。
以上説明したように、工具交換装置20による工具4の交換時(S5:YES)、CPU31は、空気噴射処理を開始する(S15)。テーパ穴18から噴射される空気は、最下方位置にある工具4のシャンク17aに付着した異物を除去する。工作機械1は、主軸9に装着する工具4に付着した異物を除去できる。故に工作機械1は、主軸9に装着する前の工具4に異物が付着するのを抑制できる。工作機械1がシャンク17aとテーパ穴18との間に異物が介在するのを抑制するので、工具4は適正な姿勢でテーパ穴18に装着される。故に工作機械1は、ワークに対する加工精度を維持できる。
CPU31がサイド洗浄処理を実行することで(S4、S29)、第一ノズル131と第二ノズル132は洗浄液を噴射する。工作機械1は、最下方位置に向けて第一位置を通過する工具4と、最下方位置に向けて第二位置を通過する工具4とを洗浄液によって洗浄できる。故に、工作機械1は、主軸9に装着する前の工具4に異物が付着するのを更に抑制できる。
CPU31は、空気供給処理(S15)を実行することで、サブタンク103内の圧力を上昇させる。故に、センタ洗浄処理の実行時(S15)、CPU31は、第一洗浄ノズル141と第二洗浄ノズル142から洗浄液を勢い良く噴射できる。また、本例では、サブタンク103に空気を送る第一特定流路122Aと第二特定流路122Bに、第三特定流路122Cを加えるだけで、空気噴射処理を実行可能な構成が実現する。故に、工作機械1は、清掃システム100の構成を簡易化できる。
上記実施形態では、主軸モータ54、マガジンモータ55は本発明の駆動部の一例である。第二供給源159は本発明の供給源の一例である。第二電磁バルブ173は本発明の第一作動部の一例である。第二クーラントタンク102は本発明のメインタンクの一例である。第二ポンプ192は本発明の洗浄液供給部の一例である。分岐空気流路121、空気流路199は「空気流路」の一例である。第三バルブ116は本発明の「第二作動部」の一例である。第一供給流路127と第二供給流路128は本発明の供給流路の一例である。第一洗浄ノズル141と第二洗浄ノズル142は本発明の洗浄ノズルの一例である。第二クーラント流路153、第三クーラント流路154は、本発明の洗浄液供給流路の一例である。第二クーラント流路153、第三クーラント流路154、第一クーラントタンク101、第一ポンプ191は、本発明の特定洗浄液供給部の一例である。S15を実行するCPU31は、本発明の空気噴射部、の一例である。S4を実行するCPU31は、本発明の洗浄液噴射制御部の一例である。
本発明の工作機械は、上記実施形態に限定されない。第二ポンプ192は、メイン開始処理の開始と共に駆動を開始してもよい。工作機械1は、サブタンク103内の洗浄液の液面を検出する液面センサを備えてもよい。この場合、CPU31は、所定時間が経過したことを契機とする代わりに、所定高さに到達した洗浄液の液面を液面センサが検出したことを契機として、洗浄液供給処理(S6)を終了してもよい。清掃システム100は、センタ供給システム110を備えなくてもよい。第一洗浄ノズル141と第二洗浄ノズル142は、テーパ穴18を間にして前後方向に並ぶ代わりに、テーパ穴18を間にして左右方向に並んでもよい。
1 工作機械
4 工具
7 主軸ヘッド
9 主軸
11 筒孔
20 工具交換装置
31 CPU
54 主軸モータ
55 マガジンモータ
71 マガジン本体
101 第一クーラントタンク
102 第二クーラントタンク
103 サブタンク
122A 第一特定流路
122B 第二特定流路
127 第一供給流路
128 第二供給流路
131 第一ノズル
132 第二ノズル
141 第一洗浄ノズル
142 第二洗浄ノズル
153 第二クーラント流路
154 第三クーラント流路
159 第二供給源
173 第二電磁バルブ
191 第一ポンプ
192 第二ポンプ
135 クーラント流路
195 供給流路

Claims (2)

  1. 筒孔の一端に工具を装着可能な中空の主軸を回転可能に支持し、ワーク加工を前記工具で行う加工領域と、前記工具の交換を行う工具交換領域との間で移動する主軸ヘッドと、
    前記主軸への装着対象となる複数の前記工具を保持する回転可能なマガジンを有し、前記マガジンの所定の回転位置である割出位置にて保持される前記工具と前記主軸に装着された前記工具と交換する工具交換装置と、
    前記主軸ヘッドと前記工具交換装置を駆動する駆動部と、
    前記駆動部を制御して、前記主軸ヘッドを前記工具交換領域に移動し、前記マガジンが保持する複数の前記工具の何れかを前記割出位置に回転移動する交換制御部と、
    前記筒孔の他端と接続する特定流路と、
    前記特定流路と接続する洗浄液供給流路を有し、前記洗浄液供給流路から前記特定流路を経由して前記筒孔に洗浄液を供給可能な特定洗浄液供給部と
    を備える工作機械において、
    前記特定流路に空気を供給可能な供給源と、
    前記特定流路を開閉する第一作動部と、
    前記交換制御部が前記駆動部を制御する場合、前記特定洗浄液供給部による前記筒孔への前記洗浄液の供給を停止した状態で、前記第一作動部を制御して前記特定流路を開放し、前記筒孔の前記一端から空気を噴射する空気噴射制御部と
    前記洗浄液を貯留するメインタンクと、
    前記メインタンクと接続するクーラント流路と、
    前記クーラント流路と接続し、前記マガジンが保持する複数の前記工具のうち、前記割出位置にある前記工具を間にして互いに隣接する二つの前記工具の一方に対して前記洗浄液を噴射可能な第一ノズルと、
    前記クーラント流路と接続し、隣接する二つの前記工具の他方に対して前記洗浄液を噴射可能な第二ノズルと、
    前記メインタンクで貯留した前記洗浄液を前記クーラント流路に供給する洗浄液供給部と、
    前記洗浄液供給部を制御して、前記メインタンクに貯留した前記洗浄液を、前記第一ノズルと前記第二ノズルの夫々に供給して噴射させる洗浄液噴射制御部と
    を備えることを特徴とする工作機械。
  2. 前記メインタンクから供給される前記洗浄液を貯留するサブタンクと、
    前記サブタンクに接続し、前記供給源からの空気を前記サブタンクに供給可能な空気流路と、
    前記空気噴射制御部による前記第一作動部の制御に伴い、前記空気流路を開閉する第二作動部と、
    前記サブタンクと接続する供給流路と、
    前記主軸ヘッドに設け、前記供給流路と接続し、前記サブタンクから前記供給流路を経由して供給される前記洗浄液を、前記筒孔の前記一端に装着される前記工具に向けて噴射可能な洗浄ノズルと
    を備え
    記空気噴射制御部前記第一作動部を制御して前記特定流路を開放したことに伴い、前記第二作動部が前記空気流路を開放することにより前記供給源から前記空気流路を経由して前記サブタンクに空気供給されて前記サブタンクの内部の圧力大気圧よりも上昇
    前記サブタンクに貯留される前記洗浄液は、前記サブタンクの前記内部の圧力と大気圧との気圧差で、前記供給流路を経由して前記洗浄ノズルに供給されることを特徴とする請求項に記載の工作機械。
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