JP2009274189A - 工作機械、及び工具交換方法 - Google Patents
工作機械、及び工具交換方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009274189A JP2009274189A JP2008130047A JP2008130047A JP2009274189A JP 2009274189 A JP2009274189 A JP 2009274189A JP 2008130047 A JP2008130047 A JP 2008130047A JP 2008130047 A JP2008130047 A JP 2008130047A JP 2009274189 A JP2009274189 A JP 2009274189A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- main shaft
- spindle
- cover
- brush
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)
- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
Abstract
【解決手段】可動カバー7の外側面に、更に側方へ突出するL字状のプレート8を取り付けるとともに、当該プレート8の突出端部の上面に、一対のブラシ9、9を突出方向へ拡開するハ字状に設置した。そして、主軸4を所定の清掃位置Q2へ移動させ、ブラシ9、9を主軸4の先端面4aに接触させた状態で主軸4を低速で回転させることにより、主軸4の先端面4aを清掃可能とした。したがって、エアーの噴出のみに頼る従来のものでは除去しきれなかった切粉(たとえば、切削液によりこびりついた切粉等)をも確実に除去することができ、ひいては主軸装置2における加工精度の向上をも図ることができる。
【選択図】図1
Description
ここで、特許文献1の工具交換装置について簡単に説明する。当該工具交換装置は、相反方向へ突出する一対の工具把持部を有する交換アームを、工具回転軸と平行な軸周りで旋回可能、且つ、同軸に沿って進退可能に備えてなる従来周知の交換機能部を有している。また、清掃機能部としては、一方の工具把持部の近傍位置に、主軸装置の主軸端面へ向けてエアーを噴出可能なノズルを設けている。そして、工具を交換する際には、主軸装置に装着されている工具を取り外す前に、主軸を低速で回転させながらノズルからエアーを噴出して主軸端面を清掃するようになっている。
また、上記目的を達成するために、本発明のうち請求項2に記載の発明は、移動可能に設けられた主軸に装着する工具を交換するための交換手段を備えているとともに、前記主軸の先端面に接触可能で、且つ、前記主軸の先端面上を相対的に動いて前記先端面を清掃するブラシを備えてなる工具交換装置を用いた工具交換方法であって、前記主軸を退避位置に位置させる第1工程と、前記主軸を前記ブラシが前記主軸の先端面に接触する清掃位置に位置させる第2工程と、前記先端面上において前記ブラシを相対的に動かし、前記ブラシにより前記先端面を清掃する第3工程と、前記主軸を前記ブラシが前記先端面から離隔するように移動させる第4工程と、前記主軸を前記交換手段により工具が交換される交換位置へ移動させる第5工程と、前記主軸に装着されている工具を前記交換手段により交換する第6工程とを実行することを特徴とする。
請求項2に記載の工具交換方法によれば、工具を交換する過程において、主軸の先端面をブラシにより清掃することができ、清掃から交換までの作業を自動的にスムーズに行うことができる。
主軸装置2は、立形マシニングセンタ等の工作機械(図示せず)に設けられるものであって、種々の工具Tが装着される主軸4を、水平方向(X軸方向、Y軸方向)及び垂直方向(Z軸方向)へ移動可能に備えてなる。主軸4は、Z軸方向と平行な軸周りで回転可能とされているとともに、軸方向へ穿設された保持孔(図示せず)内周面と先端面4aとの2面で種々の工具Tを拘束可能となっている。また、主軸4には、その先端面4aにエアを噴出可能な先端エアブロー20と、保持孔内へエアを噴出可能なエアブロー(図示せず)とが設けられており、エアーの噴出により先端面4aや保持孔内部を清掃可能としている。そして、当該主軸4へ装着する工具Tは、主軸装置2に隣設された工具交換装置1によって交換される。尚、主軸装置2における主軸4の移動や回転動作、及び各エアブローからのエアーの噴出動作は、図示しないNC装置等の制御装置にて制御される。
主軸装置2は、主軸4に装着している工具での加工作業が終了し、工具を新しい工具又は別の工具に交換したい場合、主軸4をスライドさせて退避位置Q1に位置させる(図1)。このとき、工具交換装置1では、交換アーム6の一方の工具把持部5を空いた状態としたまま、他方の工具把持部5に主軸4へ新たに装着する工具を把持させる。そして、当該交換アーム6を、工具を把持していない一方の工具把持部5を開口3a側へ向けた姿勢で待機させる。また、可動カバー7は閉位置に位置させておく。
また、ブラシ9、9を、主軸4の移動可能な範囲内、さらには交換位置Q3への移動経路上に設けており、交換位置Q3へ移動させる途中において、ブラシ9、9が先端面4aに接触する清掃位置Q2へ位置させることで、ブラシ9、9による先端面4aの清掃を可能としているため、清掃作業及び交換作業を自動的且つスムーズに行うことができ、作業効率を向上することができる。
加えて、工具交換装置1はカバー3を備えており、ブラシ9、9による主軸4の先端面4aの清掃時には開口3aを閉塞することで、先端面4aから除去された切粉がカバー3内部に進入して既に準備されている新たな工具に付着する等といった事態を防止することができ、主軸装置2の加工精度の更なる向上を図ることができる。
また、ブラシ9により主軸端面を清掃するにあたり、上記実施形態では主軸4を低速で回転させるようにしているが、ブラシ9側を動作させる(たとえば、ブラシ9を回動又は揺動させる等する)ことで主軸端面の清掃を行うように構成することも可能である。さらにまた、ブラシ9の素材は、ナイロン等といった合成樹脂や主軸よりも軟質な金属等、必要に応じて選択可能である。
さらに、工具交換装置1の交換アーム6を昇降動作可能とし、主軸4から工具Tを抜き取る/主軸4に工具Tを装着するにあたり、交換アーム6を昇降動作させるようにしてもよい。
また、退避位置Q1を、主軸4及び主軸4に装着している工具Tがカバー3、可動カバー7、ブラシ9に干渉しない範囲でより清掃位置Q2側へ近い位置としてもよい。さらに、交換アーム6に代えて、工具把持部5を複数有する工具マガジンを設け、主軸4と工具マガジンとの間で直接工具交換するようにしてもよい。
Claims (2)
- 工具を装着可能な主軸を移動可能に有する主軸装置と、当該主軸装置に隣接して設置され、前記主軸に装着する工具を交換する交換手段を備えた工具交換装置とからなる工作機械であって、
前記交換手段を覆うように取り付けられ、前記交換手段が設置される交換空間とその他の空間とを隔てるカバーを設けるとともに、当該カバーに前記主軸を前記その他の空間から前記交換空間内へ移動可能とするための開口を開設し、更に、当該開口を開閉する可動カバーを設ける一方、
前記カバー又は前記可動カバーの外面で前記主軸の前記交換空間への移動経路上となる所定位置に、前記主軸の先端面に接触可能で、且つ、前記主軸の先端面上を相対的に動いて前記先端面を清掃するブラシを設け、
前記主軸の前記交換空間への移動途中に、前記ブラシによる前記先端面の清掃を可能としたことを特徴とする工作機械。 - 移動可能に設けられた主軸に装着する工具を交換するための交換手段を備えているとともに、前記主軸の先端面に接触可能で、且つ、前記主軸の先端面上を相対的に動いて前記先端面を清掃するブラシを備えてなる工具交換装置を用いた工具交換方法であって、
前記主軸を退避位置に位置させる第1工程と、
前記主軸を前記ブラシが前記主軸の先端面に接触する清掃位置に位置させる第2工程と、
前記先端面上において前記ブラシを相対的に動かし、前記ブラシにより前記先端面を清掃する第3工程と、
前記主軸を前記ブラシが前記先端面から離隔するように移動させる第4工程と、
前記主軸を前記交換手段により工具が交換される交換位置へ移動させる第5工程と、
前記主軸に装着されている工具を前記交換手段により交換する第6工程と
を実行することを特徴とする工具交換方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008130047A JP5265963B2 (ja) | 2008-05-16 | 2008-05-16 | 工作機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008130047A JP5265963B2 (ja) | 2008-05-16 | 2008-05-16 | 工作機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009274189A true JP2009274189A (ja) | 2009-11-26 |
JP5265963B2 JP5265963B2 (ja) | 2013-08-14 |
Family
ID=41440075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008130047A Expired - Fee Related JP5265963B2 (ja) | 2008-05-16 | 2008-05-16 | 工作機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5265963B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150098377A (ko) * | 2014-02-20 | 2015-08-28 | 두산인프라코어 주식회사 | 공작 기계 |
CN106232291A (zh) * | 2014-08-26 | 2016-12-14 | Dmg森精机株式会社 | 工具交换方法以及工具交换装置 |
JP2019188265A (ja) * | 2019-08-13 | 2019-10-31 | ホーチキ株式会社 | トンネル内消火栓設備及び消火器箱 |
CN111958304A (zh) * | 2020-09-03 | 2020-11-20 | 江苏华群智能装备有限公司 | 一种多工位防尘式数控机床刀库用防护罩 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6071541U (ja) * | 1983-10-21 | 1985-05-20 | 日立精工株式会社 | 工作機械の主軸テ−パ穴清掃装置 |
JP2003311569A (ja) * | 2002-04-24 | 2003-11-05 | Toshiba Mach Co Ltd | 主軸端面清掃機能を有する自動工具交換装置およびそのシーケンス制御装置 |
JP2004009170A (ja) * | 2002-06-04 | 2004-01-15 | Hitachi Via Mechanics Ltd | 加工装置 |
-
2008
- 2008-05-16 JP JP2008130047A patent/JP5265963B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6071541U (ja) * | 1983-10-21 | 1985-05-20 | 日立精工株式会社 | 工作機械の主軸テ−パ穴清掃装置 |
JP2003311569A (ja) * | 2002-04-24 | 2003-11-05 | Toshiba Mach Co Ltd | 主軸端面清掃機能を有する自動工具交換装置およびそのシーケンス制御装置 |
JP2004009170A (ja) * | 2002-06-04 | 2004-01-15 | Hitachi Via Mechanics Ltd | 加工装置 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150098377A (ko) * | 2014-02-20 | 2015-08-28 | 두산인프라코어 주식회사 | 공작 기계 |
KR102137286B1 (ko) * | 2014-02-20 | 2020-07-23 | 두산공작기계 주식회사 | 공작 기계 |
CN106232291A (zh) * | 2014-08-26 | 2016-12-14 | Dmg森精机株式会社 | 工具交换方法以及工具交换装置 |
CN106232291B (zh) * | 2014-08-26 | 2019-06-18 | Dmg森精机株式会社 | 工具交换方法以及工具交换装置 |
JP2019188265A (ja) * | 2019-08-13 | 2019-10-31 | ホーチキ株式会社 | トンネル内消火栓設備及び消火器箱 |
CN111958304A (zh) * | 2020-09-03 | 2020-11-20 | 江苏华群智能装备有限公司 | 一种多工位防尘式数控机床刀库用防护罩 |
CN111958304B (zh) * | 2020-09-03 | 2022-03-18 | 江苏华群智能装备有限公司 | 一种多工位防尘式数控机床刀库用防护罩 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5265963B2 (ja) | 2013-08-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6756539B2 (ja) | 工作機械 | |
JP3929424B2 (ja) | 工具交換装置及び工具洗浄方法 | |
US10759065B2 (en) | Machine tool | |
JP6279432B2 (ja) | 工具交換方法及び工具交換装置 | |
JP5227329B2 (ja) | 工作機械 | |
JP7240188B2 (ja) | 工作機械 | |
JP5260329B2 (ja) | レーザノズルを取り付け且つ/又は取り外すための機械装置及びこのような機械装置を備えたレーザ加工機 | |
CN107914178B (zh) | 机床 | |
JP5265963B2 (ja) | 工作機械 | |
US20170129064A1 (en) | Cutting tool cleaner | |
JP6716756B1 (ja) | 工作機械 | |
US11407036B2 (en) | Machine tool | |
JP2008213099A (ja) | ブローチ盤 | |
KR20130070245A (ko) | 공구 자동교환장치의 공구 클리닝장치 | |
JP5246570B2 (ja) | 工具交換方法と工具交換装置 | |
JP2003311569A (ja) | 主軸端面清掃機能を有する自動工具交換装置およびそのシーケンス制御装置 | |
JP4177343B2 (ja) | レーザ加工機のノズル自動交換装置 | |
JP2012213837A (ja) | 加工装置及び堆積物回収方法 | |
KR100993700B1 (ko) | 공작기계용 공구 밀착 장치 | |
JP3955428B2 (ja) | 自動工具洗浄装置 | |
JP2020093322A (ja) | 工具交換装置 | |
CN112689550B (zh) | 机床 | |
JP2003311578A (ja) | アタッチメントの切屑噛込防止装置 | |
JP2007185747A (ja) | 工作機械の切りくず飛散防止装置 | |
JP5251425B2 (ja) | 工作機械の切粉除去装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110427 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121213 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121218 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130205 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130402 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130502 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5265963 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |