JP2017154169A - 半田処理装置 - Google Patents

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満男 海老澤
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Abstract

【課題】半田付け装置の半田鏝を回動させて電子部品の配置に関わらず適切な半田を行うために、半田付け装置全体を回動させて鏝位置を変更していたので、ロボットなどの半田付け移動手段への負荷が大きく装置も大きくなる。本発明は鏝先の回動を簡単な装置で行う実用的な半田処理装置を提供する。【解決手段】半田付け装置を移動させる半田付け装置移動手段と、鏝先に設けられた回動操作体と、半田付け装置の外部に配置した固定レバーとを備え、半田付け装置移動手段により前記回動操作体と前記固定レバーを係合させた後、半田付け装置移動手段により鏝先を回動し鏝先の角度を変更したので、簡単な構成で鏝先の角度を変更でき、配線基板上の電子部品の形状や配置にかかわらず半田付けを行うことができる。【選択図】図2

Description

本発明は半田鏝を有する半田処理装置、特にロボット等を使用して自動で半田付けを行う装置に関するものである。
近年、多くの電気機器が電子部品を実装した電子回路を搭載している。電子回路の形成工程においては、ロボット装置によって半田鏝を駆動した半田付けが行われている。例えば、配線基板に形成されたスルーホールに電子部品の端子やワイヤーが挿入され、その先端部分をスルーホールの周囲に形成された配線パターン(ランド)にロボットアームで駆動された半田鏝に半田を供給して半田付けすることで、電子部品やワイヤーの配線基板への実装固定がなされる。
半田付けの工程は、半田鏝の鏝先にて加熱溶融された半田が、配線基板へ供給されることにより実現される。さまざまな形状の電子部品を確実に半田付けするために、鏝先を移動あるいは回動させることが行われている。例えば特許文献1に開示された装置は、ロボットによって半田鏝を回動させて半田付けを行う構成となっている。
特開2013−191675号公報
従来の半田付け装置では半田鏝を回動させるために、半田鏝が固定された取付板をロボットなどの移動手段のアームに取り付けて回動を行っていた。半田付けには鏝を加熱するヒーターや半田および半田送り装置などの付属装置が備えられており、これらの付属装置も一体的に回動させる必要がある。
重量の大きい付属装置を駆動するために、ロボットの駆動部は大型の強力なモータが必要になる。またそのモータを駆動するために多関節のロボット自体も強力な駆動部が必要になり、装置全体が大型で高価格になる。また付属装置が回動することによって、電気配線や糸半田が捻れて耐久信頼性が劣る欠点があった。
そこで本発明は上記問題点に鑑み、鏝先のみをロボットの動作によって回動させることにより、構成の簡素化が容易となる半田処理装置の提供を目的とする。
本発明に係る半田処理装置は、半田を供給する半田送り機構と加熱手段によりはんだを溶融する鏝先からなる半田付け装置と、半田付け装置を移動させる半田付け装置移動手段と、鏝先に設けられた回動操作体と、半田付け装置の外部に配置した固定レバーとを備え、半田付け装置移動手段により回動操作体と固定レバーを係合させた後半田付け装置移動手段により回動操作体を操作して鏝先を回動し、半田を供給して溶融し半田付けを行うものである。
また上記構成としてより具体的には、半田付け装置移動手段の直線運動により鏝先の軸を中心に鏝先を回動するものである。
また上記構成としてより具体的には、鏝先を略筒状に形成し、筒内部から半田を供給して半田付けを行うものである。
また上記構成としてより具体的には、鏝先の周辺に設けられた凹部と係合するピンとにより鏝先の位置決めを行うものである。
また上記構成としてより具体的には、半田付け装置移動手段により半田付け装置を固定レバーに移動させて鏝先を回動し、その後にロボットにより半田付け装置を半田付け位置に移動させて半田付けを行うものである。
本発明に係る半田処理装置によれば、ロボットなどの半田付け移動手段の操作により鏝先を直接回動させたので、半田付け装置用の移動手段の駆動部により鏝先を回動することができ、自動半田装置に備えられている既存のロボット駆動部を共用することができ、特別な駆動装置を必要としないので、構成が簡単で低価格にすることができる。また鏝先のみ回動すれば良く軽い負荷で動作させることができるので、ロボットを大型にする必要がない。
本発明の半田処理装置の実施例1を示す斜視図。 同半田処理装置の断面図。 同半田処理装置の鏝先を示す拡大断面図。 同半田処理装置の動作を示すを示す斜視図。 同半田処理装置の半田付け装置を駆動する移動手段を示す斜視図。 同半田処理装置の動作を示す断面図。 同半田処理装置の鏝の動作を示す断面図。 同半田処理装置の鏝の動作を示す断面図。 本発明の半田処理装置の実施例2の鏝先を示す拡大断面図。 同半田処理装置の鏝先を示すA−A線断面図。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。なお、本発明の内容は当該実施形態に何ら限定されるものではない。また以下の説明で用いる上下左右の方向は、図1に示す通りである。
[実施例1]
図1は、本発明の実施例1に係る半田付け装置A(半田処理装置の一形態)の斜視図であり、図2は、図1に示す半田付け装置Aを平面P1(鏝先5の中心軸を含み、上下左右に広がる平面)で切断した場合の断面図である。なお、図1では図の見易さを考慮して、支持部1の一部を切断して表示している。
半田付け装置Aは、上方から糸半田Wを供給し、下部に設けられた半田鏝Saを利用し、半田鏝Saの下方に配置される配線基板Bdと電子部品Epを半田付けする装置である。図1および図2に示すように、半田付け装置Aは支持部1、カッターユニット2、半田切断駆動機構3、半田送り機構6、及び半田鏝Saを備えている。
半田付け装置Aは、治具Gjに取り付けられた配線基板BdのランドLdと、配線基板Bdに配置された電子部品Epの端子とに溶融半田を供給し、接続固定を行う。半田付け装置Aは上下左右を含む各方向に移動可能となるよう構成されている。
支持部1は、立設された平板状の壁体11を備えている。カッターユニット2は、半田送り機構6によって送られた糸半田Wを所定長さの半田片に切断するものである。カッターユニット2は、摺動ガイド13に固定されたカッター下刃22と、カッター下刃22の上部に配置され、摺動可能に配置されたカッター上刃21とを備えている。また、カッターユニット2は、半田切断駆動装置の後述する第2アクチュエーター32によって、上下方向(カッター上刃21の摺動方向と交差する方向)に駆動されるプッシャーピン23を備えている(図2参照)。
図2に示すように、カッター上刃21は、半田送り機構6にて送られた糸半田Wが挿入される貫通孔である上刃孔211と、プッシャーピン23が挿入された貫通孔であるピン孔212とを備えている。上刃孔211の下端の辺縁部は切刃状に形成されている。
カッター下刃22は、上刃孔211を貫通した糸半田Wが挿入される貫通孔である下刃孔221を備えている。下刃孔221の上端の辺縁部は切刃状に形成されている。上刃孔211と下刃孔221とは、糸半田Wが挿入されている状態で、糸半田Wと交差する方向にずれることで、互いの切刃によって糸半田Wを半田片に切断する。
上刃孔211とピン孔212とは、カッター上刃21の摺動方向に並んで設けられている。カッター上刃21は、上刃孔211と下刃孔221とが上下に重なる位置と、ピン孔212と下刃孔221とが上下に重なる位置との間を摺動する。
図2に示すように、半田切断駆動装置3は、カッター下刃22に固定されカッター上刃21を摺動させる第1アクチュエーター31と、カッター上刃21に取り付けられ、プッシャーピン23を駆動する第2アクチュエーター32とを備えている。
第1アクチュエーター31は、カッター下刃22に固定されたシリンダー311と、シリンダー311の内部に配置され、供給される空気の圧力で伸縮するピストンロッド312とを備えている。ピストンロッド312の先端部分がカッター上刃21に固定されており、ピストンロッド312の伸縮動作によってカッター上刃21が摺動する。
なお、図2に示す半田付け装置Aでは、第1アクチュエーター31のピストンロッド312がシリンダー311から最も突出したとき、カッター上刃21が図中左端にあり、上刃孔211が下刃孔221と上下に重なるようになっている。また図5に示すように、ピストンロッド312がシリンダー311に収納されたとき、カッター上刃21が図中右端に移動し、ピン孔212が下刃孔221と上下に重なるようになっている。
第2アクチュエーター32は、カッター上刃21に固定されたシリンダー321と、シリンダー321の内部に配置され、空気圧で伸縮するピストンロッド322とを備えている。ピストンロッド322の先端にはプッシャーピン23が固定されている。
第2アクチュエーター32は、ピン孔212と下刃孔221とが上下に重なっている状態のとき、ピストンロッド322を伸長させることで、プッシャーピン23を下刃孔221に挿入し、ピストンロッド322をシリンダー321に収容することでプッシャーピン23を下刃孔221から抜く。カッターユニット2によって切断された半田片が下刃孔221に残っている場合でも、このプッシャーピン23の動作によって、押し出される。
半田送り機構6は、糸半田Wを供給するものであり、糸半田Wを送る一対の送りローラ61と、送りローラ61で送られる糸半田Wをガイドするガイド管62とを備えている。一対の送りローラ61は、支持部1に取り付けられており、糸半田Wを挟むとともに、回動することで糸半田Wを下方に送る。送りローラ61は回転角度(回転数)によって、送り出した糸半田の長さを決定している。
ガイド管62は、弾性変形可能な管体であり、上端は、送りローラ61の糸半田Wが送り出される部分に近接して配置されている。また、ガイド管62の下端はカッター上刃21の摺動に追従して移動するものであり、上刃孔211に連結されている。ガイド管62はカッター上刃21が摺動する範囲で引っ張られたり、突っ張ったりしないように設けられている。
カッター下刃22の下部には、窒素や空気を下刃孔221に送り込むための通気経路(図示せず)が設けられている。また図1および図2に示すように、半田鏝Saは、カッターユニット2の下方に固定されている。半田鏝Saの詳細について以下に説明する。
半田鏝Saは、ヒーターユニット4と、ヒーターユニット4に取り付けられた鏝先5を備えている。図2に示すように、ヒーターユニット4は、通電によって発熱するヒーター41と、ヒーター41を取り付けるためのヒーターブロック42と、ヒーターブロック42を保持するヒーターブロック保持部43とを備えている。
ヒーターブロック42は円筒形状を有しており、外周面には、ヒーター41が巻き付けられている。ヒーターブロック42は、軸方向の下端部に鏝先5をとりつけるための断面円形状の凹部421と、凹部421の底部の中心部から反対側に貫通する半田供給孔422とを備えている。
ヒーターブロック保持部43は、平板状の本体部に形成された貫通孔を備えている。この貫通孔にヒーターブロック42を圧入することで、ヒーターブロック42はヒーターブロック保持部43に保持されている。ヒーターブロック保持部43を支持部1に取り付けることで、半田鏝Saが支持部1に固定される。図2に示すように、カッター下刃22の下刃孔221は、ヒーターブロック42の半田供給孔422に連通している。
鏝先5は、半田に対して非濡れ性の部材であり、上下方向(軸方向)に伸びる円筒形状となっている。鏝先5の中央部分には、軸方向に延びる半田孔51が形成されている。鏝先5は、高い熱伝導率を有する材料、例えば、炭化ケイ素、窒化アルミ等のセラミックやタングステン等の金属によって形成されていることが好ましい。
鏝先5は、半田鏝Saの本体に対して着脱可能であり、装着時には上部がヒーターブロック42の凹部421に挿入して配置され、下端部がヒーターブロック42より下方に突出する。この状態において、鏝先5の半田孔51と半田供給孔421とが連通する。カッターユニット2で切断された糸半田は、下刃孔221から半田供給孔421を介して半田孔51に供給される。
半田鏝Saで半田付けを行う場合、ヒーターブロック42を介してヒーター41の熱が伝達され、その熱で半田孔51に供給された半田片を溶融する。半田付け装置Aによれば、筒形状の鏝先5の先端を、配線基板BdのランドLdに接触させた状態で半田付けを行うことが出来る。これにより、半田やフラックスヒューム等の飛び散りを抑制することが可能である。
図3は鏝先5の取りつけ状態を示した断面図であり、見易さのために鏝先5は断面を行わず表示している。ヒーターブロック42には位置決めピン74がバネ75によって鏝先5の円周方向にある溝5cに押しつけられて、鏝先5は図の上下方向には位置規制され円周方向には回動自在である。鏝先5には取付体71がピン72で一体的に固定されており、取付体71には回動操作体73が鏝先5とほぼ直角方向に取付られており、回動操作体73を押すことにより鏝先5を回動させることができる。取付体71は熱伝導率が低く又熱放射率の低い材料を用いて、鏝先5の放熱を防止しても良い。
図4は鏝先5の回動を示す斜視図であり、半田付け装置Aとは別に鏝回動機構Doが設けられている。この鏝回動機構Doは固定台81上に設けられた固定レバー82からなり、通常はは鏝回動機構Doはあらかじめ定められた位置に固定されている。半田付け装置Aの移動は図5に示すロボットRb(半田付け装置移動手段)によって行われ、半田付け装置Aが回動操作体73の位置まで移動し、固定レバー82と回動操作体73とが当接する。ロボットRbは図5に示すXYZの3方向に移動することが可能で、XY方向に鏝回同機構の位置や半田付け位置に半田付け装置Aを移動させ、Z方向の移動によって配線基板に接触させて半田付けを行うものである。
また半田付け装置Aには、当該装置が正常に機能するように各種動作を制御する制御機構CS(不図示)が設けられている。制御機構CSは、例えばMPUやCPU等の論理回路を備え、第1アクチュエーター31、第2アクチュエーター32、ヒーター41、ローラ61等を制御する機能を有している。また制御機構CSは、半田付け装置A(半田鏝Saを含む)の移動を制御する機能も有しており、更に、温度検出手段の検出結果を継続的に取得することが可能である。
半田付け工程の際、制御機構CSは、鏝先5の先端が配線基板Bdへ近づくように(或いは接触するように)半田鏝Saを移動させる。その後に制御機構CSは、糸半田Wから半田片が切り出されるようにローラ61と各アクチュエーター(31、32)を制御し、鏝先5の内部に半田片が供給されるようにする。
また制御機構CSは、この半田片が溶融するようにヒーター41による加熱を制御し、
配線基板Bd上において、当該半田片を用いた半田付けが達成されるようにする。なお、この際に制御機構CSは、例えば、鏝先5の温度が約400℃となるようにヒーター41による加熱を制御する。このように半田付け装置Aは、鏝先5の先端が配線基板Bdに接触または近接した状態で溶融処理を行い、溶融した半田を配線基板Bd上へ供給するように形成されている。
次に半田付け動作(配線基板Bd上の端子Ldを半田付けする動作)について説明する。図2において、半田付け装置AをロボットRbによって配線基板Bdの半田付け箇所に移動させ、半田付け装置Aを図の下方向にロボットRbによって移動させる。次に半田送り機構6によりあらかじめ設定された長さの糸半田Wが供給される。そして第1アクチュエータ31を駆動してピストンロッド312を介してカッター上刃21を図の右方向に移動させ、図6に示すようにカッター下刃22との間で糸半田Wを切断する。切断された半田片は上刃孔211から下刃孔221へ落下し、さらに第2アクチュエータ32を駆動しプッシャピン23が下方向に押し出すので確実に半田供給孔422へ移動する。半田片は半田供給孔422から鏝先5の半田供給孔51へと案内され、さらに落下して図7に示すように配線基板Bd上に達する。
図7において、鏝先5はヒーターユニット4により半田の溶融温度以上に加熱されているので、落下した半田片Wtは溶融し、溶融半田が流れ出て、配線基板Bdの電子部品Epの図の右側に位置するのランドLdrに流れ込み半田付けが行われる。このとき鏝先5の先端は切り欠き部5aを有しており、電子部品Epに当接することなく先端部5bがランドLdrに接して加熱するとともに、半田を溶融して半田付けを行う。
次に半田付け装置Aを移動させて他の半田付けを行う場合について説明する。まず図4図に示す位置に半田付け装置AをロボットRbによって移動させて位置を固定されている固定レバー82に回動操作体73を当接させる。次にその位置から当接を保ちながら半田付け装置Aを矢印のa方向に移動させると、回動操作体73が固定レバー82により移動を規制されるので、回動操作体73は回動し、回動操作体73と一体の鏝先5はヒータブロック42との間で摺動しながら、図4の上方向から見て反時計方向に回動することとなる。ロボットRbのXY方向の直線移動を調節して円運動に近い移動を行うようにすると鏝先5の回動をさらに円滑に行わせることができる。
ロボットRbのXY方向の移動量を制御して鏝先5を例えば180度回動させたのち、半田付け装置Aを配線基板Bdの半田付け位置まで移動させる(図8参照)。鏝先5の切り欠き部5aは180度方向が変わり、鏝先5を下方向に移動させて前述と同様に半田を供給し、電子部品Epの左側のランドLdlの半田付けを行う。
本実施例では回動操作体は棒状のものを示したが、回動操作体73を凹部を有するものして、凸部を有する固定レバーとを係合させても良く、歯車や爪状のチャッキング部材を用いても良い。また回動操作体は取付体71または鏝先5と一体に形成しても良い。
ロボットRbによる半田付け装置の移動によって鏝先5のみが回動しており、ヒーター41は回動していないのでヒーター41の配線は捻られることがなく、耐久性に問題を生じない。また、半田は鏝先5の中央から供給されているので、鏝先5を回転しても半田の供給状態を変更する必要がない。
また駆動源として半田付けのために必要な既設のロボットを使用するので、鏝先5の回動用に駆動源を新規に追加しなくても良い。
本実施例では、鏝先の回転角度を180度変更する例を示したが、電子部品Epの配置や形状によってさまざまな角度に変更することが必要となる。鏝先5の角度調節は、ロボットRbの移動量をコントロールすることにより、鏝先5の角度を180度以外に任意の角度で行うことができ、また鏝先5の角度検出器を設ければ高精度の角度調節が可能である。
[実施例2]
図9および図10(A−A断面図)は本発明の実施例2に関するもので、鏝先5の固定方法を示しており、鏝先5は断面を行わずに表示している。鏝先5に設けられた溝5cには図9に示すような凹部5caが複数設けられており、ピン74が凹部5caに係合することにより、位置決めが行われる。複数の凹部5caを設ければ鏝先5が回動する際に複数の位置での位置決めが可能になり、凹部5caを1つ設けることにより鏝先5の初期位置の設定にも使用できる。この位置決めによって、鏝先5の回動角度を検出するセンサを不要とすることもできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの内容に限定されるものではない。また本発明の実施形態は、発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の改変を加えることが可能である。
本発明は、例えば自動的に半田付けを行う半田処理装置等に利用可能である。
41 ヒーター(加熱手段)
5 鏝先
5c 凹部
6 半田送り機構
73 回動操作体
74 ピン
82 固定レバー
A 半田付け装置
Rb ロボット(半田付け装置移動手段)
Sa 半田鏝
W 糸半田

Claims (5)

  1. 半田を供給する半田送り機構と加熱手段によりはんだを溶融する鏝先からなる半田付け装置と、前記半田付け装置を移動させる半田付け装置移動手段と、前記鏝先と一体に設けられた回動操作体と、前記半田付け装置の外部に配置した固定レバーとを備え、前記半田付け装置移動手段により前記回動操作体と前記固定レバーを係合させた後前記半田付け移動手段により前記鏝先を回動することを特徴とする半田処理装置。
  2. 前記半田付け移動手段の直線運動により前記鏝先を回動することを特徴とする請求項1に記載の半田処理装置。
  3. 前記鏝先を略筒状に形成し、前記筒内部から半田を供給することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半田処理装置。
  4. 前記鏝先の周辺に設けられた凹部と前記凹部と係合するピンとを備え、前記鏝先の位置決めを行うことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の半田処理装置。
  5. 前記半田付け移動手段により前記半田付け装置を前記固定レバーに移動させて前記鏝先を回動し、その後に前記半田付け装置移動手段により前記半田付け装置を半田付け位置に移動させて半田付けを行うことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の半田処理装置。
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