JP2017152644A - 電子装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】オーミック電極とグラフェン層との接触抵抗を低減すること。【解決手段】基板10と、前記基板上に設けられ、複数の原子層48aおよび48bが積層されたグラフェン層12と、前記グラフェン層上に設けられた複数のオーミック電極25と、を具備し、前記複数のオーミック電極が前記グラフェン層に電気的接触する第1領域における前記グラフェン層のラマン分光法を用いて測定したGバンドに対するDバンドの強度比は、前記複数のオーミック電極間の前記グラフェン層内をキャリアが走行する第2領域における前記グラフェン層のラマン分光法を用いて測定したGバンドに対するDバンドの強度比より大きい電子装置。【選択図】図2

Description

本発明は、電子装置およびその製造方法に関し、例えばグラフェン層を有する電子装置およびその製造方法に関する。
グラフェンは、炭素が形成する六員環をシート状にしたカーボン材料である。グラフェンの電子移動度は非常に高い。そこで、グラフェンをチャネルに用いたトランジスタが知られている(特許文献1)。
特開2011−192667号公報
トランジスタ等の電子装置においては、グラフェン層上にオーミック電極を形成する。しかし、オーミック電極とグラフェン層との接触抵抗が高くなる。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、オーミック電極とグラフェン層との接触抵抗を低減することを目的とする。
本願発明は、基板と、前記基板上に設けられ、複数の原子層が積層されたグラフェン層と、前記グラフェン層上に設けられた複数のオーミック電極と、を具備し、前記複数のオーミック電極が前記グラフェン層に電気的に接触する第1領域における前記グラフェン層のラマン分光法を用いて測定したGバンドに対するDバンドの強度比は、前記複数のオーミック電極間の前記グラフェン層内をキャリアが走行する第2領域における前記グラフェン層のラマン分光法を用いて測定したGバンドに対するDバンドの強度比より大きい電子装置である。
本願発明は、基板上に、複数の原子層が積層されたグラフェン層を形成する工程と、第1領域における前記グラフェン層の表面に紫外線オゾン処理または酸素アッシング処理を行ない、第2領域における前記グラフェン層の表面に前記紫外線オゾン処理または酸素アッシング処理を行なわない工程と、前記第1領域における前記グラフェン層の表面上に複数のオーミック電極を形成する工程と、を含み、前記第2領域は、前記複数のオーミック電極間の前記グラフェン層内をキャリアが走行する領域である電子装置の製造方法である。
本発明によれば、オーミック電極とグラフェン層との接触抵抗を低減することができる。
図1は、比較例におけるグラフェン層とオーミック電極を示す概念図である。 図2は、実施例1に係る電子装置の断面概念図である。 図3は、実施例1における第1領域付近の断面概念図である。 図4Aは、評価したサンプルの作製方法を示す断面図(その1)である。 図4Bは、評価したサンプルの作製方法を示す断面図(その2)である。 図4Cは、評価したサンプルの作製方法を示す断面図(その3)である。 図4Dは、評価したサンプルの作製方法を示す断面図(その4)である。 図5Aは、実施例2に係るFETの製造方法の一例を示す断面図(その1)である。 図5Bは、実施例2に係るFETの製造方法の一例を示す断面図(その2)である。 図5Cは、実施例2に係るFETの製造方法の一例を示す断面図(その3)である。 図5Dは、実施例2に係るFETの製造方法の一例を示す断面図(その4)である。 図5Eは、実施例2に係るFETの製造方法の一例を示す断面図(その5)である。 図6Aは、実施例2に係るFETの製造方法の一例を示す断面図(その6)である。 図6Bは、実施例2に係るFETの製造方法の一例を示す断面図(その7)である。 図6Cは、実施例2に係るFETの製造方法の一例を示す断面図(その8)である。 図6Dは、実施例2に係るFETの製造方法の一例を示す断面図(その9)である。 図7Aは、実施例2に係るFETの製造方法の一例を示す断面図(その10)である。 図7Bは、実施例2に係るFETの製造方法の一例を示す断面図(その11)である。 図7Cは、実施例2に係るFETの製造方法の一例を示す断面図(その12)である。 図7Dは、実施例2に係るFETの製造方法の一例を示す断面図(その13)である。
[本願発明の実施形態の説明]
最初に本願発明の実施形態の内容を列記して説明する。
本願発明は、基板と、前記基板上に設けられ、複数の原子層が積層されたグラフェン層と、前記グラフェン層上に設けられた複数のオーミック電極と、を具備し、前記複数のオーミック電極が前記グラフェン層に電気的に接触する第1領域における前記グラフェン層のラマン分光法を用いて測定したGバンドに対するDバンドの強度比は、前記複数のオーミック電極間の前記グラフェン層内をキャリアが走行する第2領域における前記グラフェン層のラマン分光法を用いて測定したGバンドに対するDバンドの強度比より大きい電子装置である。これにより、キャリアが走行する第2領域のグラフェン層の移動度を低下させず、かつオーミック電極とグラフェン層との接触抵抗を低減することができる。
前記第1領域における前記グラフェン層のラマン分光法を用いて測定したGバンドに対するDバンドの強度比は0.10以上かつ0.18未満であることが好ましい。これにより、オーミック電極とグラフェン層との接触抵抗を低減することができる。
前記第2領域における前記グラフェン層上に設けられたゲート電極を具備することが好ましい。これにより、ゲート電極下のチャネルとなるグラフェン層の移動度が低下することを抑制できる。
本願発明は、基板上に、複数の原子層が積層されたグラフェン層を形成する工程と、第1領域における前記グラフェン層の表面に紫外線オゾン処理または酸素アッシング処理を行ない、第2領域における前記グラフェン層の表面に前記紫外線オゾン処理または酸素アッシング処理を行なわない工程と、前記第1領域における前記グラフェン層の表面上に複数のオーミック電極を形成する工程と、を含み、前記第2領域は、前記複数のオーミック電極間の前記グラフェン層内をキャリアが走行する領域である電子装置の製造方法である。これにより、キャリアが走行する第2領域のグラフェン層の移動度を低下させず、かつオーミック電極とグラフェン層との接触抵抗を低減することができる。
前記紫外線オゾン処理または酸素アッシング処理を行なう工程は、前記酸素アッシング処理を行なう工程を含むことが好ましい。これにより、オーミック電極とグラフェン層との接触抵抗をより抑制できる。
前記グラフェン層上に前記グラフェン層の前記表面が露出する開口を有するマスクを形成する工程を含み、前記紫外線オゾン処理または酸素アッシング処理を行なう工程は、前記開口を介し前記グラフェン層の前記表面に前記紫外線オゾン処理または酸素アッシング処理を行なう工程を含むことが好ましい。これにより、第1領域と第2領域とを形成できる。
[本願発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態にかかる半導体装置の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1は、比較例におけるグラフェン層とオーミック電極を示す概念図である。図1に示すように、比較例1に係る電子装置は、SiC基板10上にグラフェン層12が設けられている。グラフェン層12上にオーミック電極25が設けられている。グラフェン層12内には、1またの複数の原子層48が積層されている。1原子層48は炭素原子40が1層の層である。
グラフェン層12とオーミック電極25との接触抵抗が高い理由は明確ではないが、例えば以下のように考えられる。原子層48の炭素原子間は、σ軌道42によるσ結合44により形成される。σ結合44は、面方向に2次元に広がっている。価電子軌道であるππ軌道46がσ結合44にほぼ垂直に存在する。ππ軌道46の波動関数が面方向に重なり合って電子雲47により形成される。グラフェン層12内の2次元方向のキャリアの伝導はσ結合44と電子雲47により行なわれる。
理想的には、グラフェン層12内の炭素原子40の軌道は全て炭素原子間で結合されている。すなわち、グラフェン層12は、オーミック電極25と軌道を共有しない。グラフェン層12とオーミック電極25との結合は、ファンデルワールス力により弱い結合のみである。このため、グラフェン層12内の炭素原子間の結合が理想状態の場合、オーミック電極25からグラフェン層12内のππ軌道46の電子雲47への電子の注入または電子雲47からの電子の引き抜き(ホールの注入)が起こり難い。
実際には、グラフェン層12に欠陥が存在する。また、グラフェン層12の端部が存在する。これらにより、電子雲47へのキャリアの注入が生じる。しかし、欠陥および端部の密度が低いため、オーミック電極25とグラフェン層12との接触抵抗が高くなってしまう。
例えば、発明者らが試作したグラフェン層12をチャネルとするFET(Field Effect Transistor)では、オーミック電極25との接触抵抗は、約1×10−4Ω・cmである。ゲート長が80nmとき、遮断周波数は400GHzである。デバイスシミュレーションでは、チャネルとオーミック電極との接触抵抗を、GaN系のFET並みの1×1010−6Ω・cmにできれば、遮断周波数を600GHzにできる。
図2は、実施例1に係る電子装置の断面概念図である。図2に示すように、基板10上にグラフェン層12が設けられている。グラフェン層12は複数の原子層48aおよび48bからなる。グラフェン層12上にオーミック電極25としてソース電極24およびドレイン電極26が設けられている。グラフェン層12上のソース電極24とドレイン電極26との間にゲート電極20がゲート絶縁膜14を介し設けられている。第1領域60は、オーミック電極25がグラフェン層12に電気的に接触する領域である。第2領域62は、オーミック電極25間(例えばソース電極24とドレイン電極26との間)のグラフェン層12をキャリアが走行する領域である。第1領域60の最上の原子層48bには欠陥49が形成されている。第2領域62の原子層48aおよび48bには欠陥49はほとんど形成されていない。基板10は、SiC基板であり、グラフェン層12は例えば熱昇華法により形成される。オーミック電極25はニッケル(Ni)層である。
図3は、実施例1における第1領域付近の断面概念図である。図3に示すように、原子層48は上部の原子層48bおよび下部の原子層48aを含む。第1領域60内のグラフェン層12の上部の原子層48bには、欠陥49が形成されている。下部の原子層48aには欠陥49はほとんど形成されていない。欠陥49は、例えば炭素原子が結合されていない箇所である。欠陥49の形成方法として、グラフェン層12の表面を酸素プラズマに曝す。これにより、炭素が酸化してグラフェン層12から脱離する。炭素原子が離脱した箇所は原子層48bの欠陥49となる。
欠陥49では、炭素原子の軌道のうち未結合の軌道が存在する。このため、矢印70のように、オーミック電極25から原子層48bにキャリアが注入され易くなる。原子層48bに注入されたキャリアは原子層48aに移動し、2次元方向に伝搬する。または、原子層48bの欠陥49の影響により、原子層48aの電子雲の状態が変化する。これにより、オーミック電極25から原子層48aへのキャリアの注入が容易になる。これらにより、オーミック電極25とグラフェン層12との接触抵抗を低減できる。
グラフェン層12に欠陥49が導入されると、グラフェン層12におけるキャリア移動度が低下する。そこで、図2の第2領域62においてグラフェン層12に欠陥49を導入しない。これにより、第2領域62におけるグラフェン層12のキャリア移動度を低下させずに、第1領域60におけるオーミック電極25とグラフェン層12との接触抵抗を低減できる。
グラフェン層12中の未結合の軌道はラマン分光法により評価できる。そこで、以下のサンプルを作製し、グラフェン層12のラマン分光結果とオーミック電極25とグラフェン層12との接触抵抗を比較した。
図4Aから図4Dは、評価したサンプルの作製方法を示す断面図である。図4Aに示すように、6H−SiC基板10の表面を洗浄する。洗浄の条件は、アセトン処理を5分、エタノール処理を5分、および水洗を5分である。図4Bに示すように、基板10上に熱昇華法を用いグラフェン層12を形成する。SiC基板10を、Ar雰囲気中において、1600℃1分程度熱処理する。これにより、基板10上に2原子層程度であり膜厚で約0.7nmのグラフェン層12が形成される。このように、SiCを熱処理することにより、SiC基板10内のSi原子が昇華し、C原子同士がsp結合する。これにより、SiCよりグラフェン層12が形成される。
図4Cに示すように、グラフェン層12の表面を酸素アッシング処理する。酸素アッシング処理は、酸素(O)ガスに高周波電力を印加することにより酸素プラズマを生成し、被対象物(すわなちグラフェン層12)の表面を生成した酸素プラズマに曝す表面処理である。酸素アッシング処理の条件は、高周波電力パワーが100W、酸素ガス圧力が50Paである。サンプルにより処理時間を変化させた。図4Dに示すように、酸素アッシング処理したグラフェン層12の表面にオーミック電極25として膜厚が約5nmのニッケル層を形成する。
図4Cの酸素アッシング処理の条件を変化させたサンプルAからFを作製した。作製したサンプルのグラフェン層12の欠陥49の状態をラマン分光法により分析した。また、同じ条件で酸素アッシング処理したサンプルのグラフェン層12とオーミック電極25との接触抵抗Rc(単位幅当たりの接触抵抗)をTLM(Transfer Length Method)を用い測定した。
グラフェンのラマン分光では、1590cm−1付近にピークを有するGバンドと1350cm−1付近にピークを有するDバンドとが観察される。Gバンドは、炭素原子が六員環を形成しているときのバンドである。Dバンドは、六員環の一部に未結合手のあるバンドである。Gバンドのピーク強度に対するDバンドのピーク強度の比D/Gが大きくなると欠陥49が多くなることに対応する。ラマン分光は2.41eVのレーザ光を用い行なった。
表1は、サンプルAからFにおけるラマン分光におけるGバンドに対するDバンドのピーク強度比と接触抵抗Rcを示す表である。サンプルAは酸素アッシング処理を行なっていない。サンプルBからFは処理時間をそれぞれ60秒、120秒、180秒、240秒、および300秒とした。
Figure 2017152644
表1に示すように、酸素アッシング処理の時間が長くなるとD/Gが大きくなる。これは、酸素アッシング処理により、グラフェン層12に欠陥49が導入されることを示している。サンプルBおよびCのように酸素アッシング処理が短いと接触抵抗Rcは、酸素アッシング処理しないサンプルAより小さくなる。さらに、酸素アッシング処理を長くすると、D/Gが大きくなり、接触抵抗Rcは非常に高くなる。
サンプルBおよびCでは、原子層48bに欠陥49が形成され、オーミック電極25から原子層48bにキャリアが注入されやすくなったため、接触抵抗Rcが低下したと考えられる。一方、サンプルDからFでは、下の原子層48aに欠陥49が導入された、および/または原子層48bが除去されたため接触抵抗Rcが高くなったものと考えられる。
図2の第2領域62におけるグラフェン層12の表面に酸素アッシング処理を行なわない。このため、第1領域60におけるD/Gは第2領域62におけるD/Gより大きくなる。第2領域62では欠陥49が少ないためキャリア移動度の低下を抑制できる。
図5Aから図7Dは、実施例2に係るFETの製造方法を示す断面図である。図5Aに示すように、6H−SiC基板10の表面を洗浄する。洗浄の条件は、アセトン処理を5分、エタノール処理を5分、および水洗を5分である。基板10の洗浄として、例えばRCA処理を行なってもよい。基板10としては、SiC層が形成されたSi基板でもよい。SiC熱昇華法を用いグラフェン層12を形成する場合、基板10の最上面はSiC層である。例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いグラフェン層12を形成する場合、基板10の最上面はSiC以外の材料層でもよい。
図5Bに示すように、基板10上に熱昇華法を用いグラフェン層12を形成する。SiC基板10を、Ar雰囲気中において、1600℃において熱処理する。これにより、基板10上に2原子層以上であり膜厚で0.7nm以上のグラフェン層12が形成される。このように、SiCを熱処理することにより、SiC基板10内のSi原子が昇華し、C原子同士がsp結合する。これにより、SiCよりグラフェン層12が形成される。熱昇華法における、熱処理雰囲気、熱処理温度および熱処理時間は、グラフェン層12の膜厚および膜質に応じ適宜設定することができる。例えば熱処理温度を1600℃から1800℃とすることができる。また、熱処理雰囲気を真空とすることもできる。グラフェン層12を薄くするためには、成長速度が遅くなる不活性ガス中の熱処理が好ましい。グラフェン層12の形成には例えばCVD法を用いることもできる。
図5Cに示すように、グラフェン層12上に蒸着法を用い、膜厚が5nmのAl(アルミニウム)膜15を形成する。Al膜15の形成は、例えばスパッタリング法を用いることもできる。図5Dに示すように、Al膜15を例えば24時間大気に曝す。これにより、Al膜15が自然酸化し、グラフェン層12上に酸化アルミニウム(Al)膜16が形成される。ゲート絶縁膜14のうちグラフェン層12に接する膜として、自然酸化以外の方法でAl膜を酸化させた酸化アルミニウム膜、酸化以外の方法で形成した酸化アルミニウム膜、または酸化アルミニウム膜以外の膜を用いてもよい。
図5Eに示すように、酸化アルミニウム膜16上にフォトレジスト50を塗布する。フォトレジスト50を露光現像する。これにより、活性領域上のフォトレジスト50が残存し、非活性領域のフォトレジスト50は除去される。フォトレジスト50を現像するときのアルカリ系の現像液により酸化アルミニウム膜16が除去される。さらに、フォトレジスト50をマスクにグラフェン層12を除去する。グラフェン層12の除去には、酸素プラズマを用いる。グラフェン層12を除去する条件は圧力が4Pa、パワーが200Wである。その後、フォトレジスト50を除去する。
図6Aに示すように、基板10上に酸化アルミニウム膜16を覆うようにCVD法を用い膜厚が30nmの酸化シリコン膜18を形成する。酸化シリコン膜18は、ゲート絶縁膜14を厚くするための膜である。良好な膜質の酸化アルミニウム膜16を厚く形成することは難しい。一方、オーミック電極25とゲート電極20との接触を防ぐためゲート絶縁膜14は厚いことが好ましい。このため、酸化アルミニウム膜16上に酸化シリコン膜18を形成する。このような膜として、酸化シリコン膜18以外の膜を用いてもよいが、誘電率が小さくかつ形成しやすい絶縁膜として酸化シリコン膜18が好ましい。
図6Bに示すように、酸化シリコン膜18上に蒸着法およびリフトオフ法を用いゲート電極20を形成する。ゲート電極20は、例えばゲート絶縁膜14側から膜厚が10nmのTi(チタン)膜および膜厚が100nmの金膜である。ゲート電極20は、例えばスパッタリング法を用い形成してもよい。ゲート電極20としては、金膜以外の膜を用いてもよい。ゲート抵抗の抑制の観点から抵抗率の低い材料が好ましい。
図6Cに示すように、ドライエッチング法を用い酸化シリコン膜18および酸化アルミニウム膜16を除去する。これにより、酸化アルミニウム膜16および酸化シリコン膜18からゲート絶縁膜14を形成する。
図6Dに示すように、酸化シリコン膜18の側面を、緩衝フッ酸溶液を用いエッチングする。このとき、酸化アルミニウム膜16の側面もエッチングされる。これにより、ゲート絶縁膜14は、ゲート電極20より細くなる。このように、ゲート絶縁膜14とゲート電極20とを庇状とする。これにより、ソース電極24およびドレイン電極26を含むオーミック電極25を形成したときに、オーミック電極25とゲート電極20との短絡を抑制できる。
図7Aに示すように、基板10上にマスク層52を形成する。マスク層52は例えばフォトレジスト層であり、グラフェン層12の表面が露出する開口54を有する。
図7Bに示すように、開口54を介し第1領域60のグラフェン層12の表面に酸素アッシング処理を行なう。酸素アッシング処理の条件は、高周波電力パワーが100W、酸素ガス圧力が50Paおよび処理時間が60秒である。このとき、第2領域62のグラフェン層12の表面は酸素アッシング処理されない。
酸素アッシング処理以外に紫外線オゾン処理を行なうことができる。紫外線オゾン処理は、例えば以下のような表面処理である。酸素(O)に波長が約185nmの紫外線が照射されることによりオゾンが発生する。また、オゾンに約254nmnの紫外線が照射されることにより活性酸素が発生する。被対象物の表面が発生されたオゾンおよび活性酸素に暴露されることにより、被対象物の表面が変質する。紫外線は、高圧水銀ランプを光源とする。紫外線オゾン処理の条件としては例えば酸素ガス流量が10sccm、処理時間が180秒および処理温度が室温である。紫外線オゾン処理は、酸素ガスに紫外線を照射することで生成されたオゾンおよび活性酸素の少なくとも一方がグラフェン層12の表面に触れる処理であればよい。
図7Cに示すように、ゲート電極20と自己整合的にソース電極24、ドレイン電極26を含むオーミック電極25を、蒸着法を用い形成する。オーミック電極25は、膜厚が15nmのニッケル層である。蒸着はプラネタリ法を用いる。マスク層52およびマスク層52上の金属層をリフトオフ法を用い除去する。これにより、ゲート絶縁膜14との間からグラフェン層12の上面が露出しないように、オーミック電極25を形成することができる。ゲート絶縁膜14が庇状に形成され、かつゲート絶縁膜14がおよびオーミック電極25より厚い。これにより、オーミック電極25とゲート電極20と、の短絡を抑制できる。オーミック電極25は、ニッケル層上に金層を含んでもよい。
図7Dに示すように、ソース電極24およびドレイン電極26上に、蒸着法およびリフトオフ法を用いパッド30を形成する。パッド30は、ソース電極24およびドレイン電極26側から膜厚が10nmのチタン膜および膜厚が100nmの金膜である。これにより、実施例2のFETが完成する。
図6Bから図7Dのように、グラフェン層12上にゲート電極20を形成した後に、オーミック電極25を形成する例を説明したが、グラフェン層12上にオーミック電極25を形成した後に、ゲート電極20を形成してもよい。
実施例1および2によれば、図1および図5Bのように、基板10上に、複数の原子層48aおよび48bが積層されたグラフェン層12を形成する。図7Bのように、第1領域60におけるグラフェン層12の表面に酸素アッシング処理を行ない、第2領域62におけるグラフェン層12の表面に酸素アッシング処理を行なわない。図7Cのように、第1領域60におけるグラフェン層12の表面上にオーミック電極25を形成する。
これにより、表1のように、第1領域60内のグラフェン層12に欠陥49が導入され、オーミック電極25とグラフェン層12との接触抵抗を低減できる。一方、第2領域62には欠陥49が導入されないため、チャネルのキャリア移動度が低下することを抑制できる。
このように作製した電子装置においては、表1のように、第1領域60におけるグラフェン層12のラマン分光法を用いて測定したGバンドに対するDバンドの強度比は、第2領域62におけるグラフェン層12のラマン分光法を用いて測定したGバンドに対するDバンドの強度比より大きくなる。
表1のように、接触抵抗を抑制するため、第1領域60におけるグラフェン層12のラマン分光法を用いて測定したGバンドに対するDバンドの強度比は0.10以上かつ0.18未満であることが好ましい。Gバンドに対するDバンドの強度比は0.11以上が好ましく、0.12以上がより好ましい。バンドに対するDバンドの強度比は0.16以下が好ましく、0.15以下がより好ましい。第2領域62におけるグラフェン層12のラマン分光法を用いて測定したGバンドに対するDバンドの強度比は0.10未満であることが好ましい。これにより、グラフェン層12のキャリア移動度の劣化を抑制できる。
図4Cおよび図7Bにおける酸素アッシング処理は紫外線オゾン処理とすることもできる。グラフェン層12にある程度の欠陥49を形成するためには、グラフェン層12に与えるエネルギーはある程度大きいことが好ましい。このため、酸素アッシング処理が好ましい。
図7Aのように、グラフェン層12上にグラフェン層12の表面が露出する開口54を有するマスク層52を形成する。図7Bのように、開口54を介しグラフェン層12の表面に酸素アッシング処理または紫外線オゾン処理を行なう。これにより、第1領域60のグラフェン層12を選択的に酸素アッシング処理または紫外線オゾン処理することができる。酸素アッシング処理または紫外線オゾン処理は、フォトレジストであるマスク層52が除去されない程度の強度の処理とすることが好ましい。
図7Bのように、ゲート電極20は第2領域62におけるグラフェン層12上に設けられることが好ましい。これにより、ゲート電極20下のグラフェン層12に欠陥49が導入されることを抑制できる。
グラフェン層12の膜厚は、2原子層以上の膜厚とするため0.7nm以上が好ましく、成膜時間を短くするため10nm以下が好ましい。グラフェン層12の膜厚は10原子層以下の膜厚とするため、3.5nm以下が好ましい。オーミック電極25のニッケル層の膜厚は2nm以上が好ましく、50nm以下が好ましい。オーミック電極25は、ニッケル層上には、金層またはアルミニウム層等のニッケル層より抵抗率の低い金属層を含むことが好ましい。電子装置の例としてFETについて説明したが、その他のトランジスタまたは電子装置に実施例1を用いることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(付記1)
基板と、前記基板上に設けられ、複数の原子層が積層されたグラフェン層と、
前記グラフェン層上に設けられた複数のオーミック電極と、を具備し、前記複数のオーミック電極が前記グラフェン層に電気的に接触する第1領域における前記グラフェン層のラマン分光法を用いて測定したGバンドに対するDバンドの強度比は、前記複数のオーミック電極間の前記グラフェン層内をキャリアが走行する第2領域における前記グラフェン層のラマン分光法を用いて測定したGバンドに対するDバンドの強度比より大きい電子装置。
(付記2)
前記第1領域における前記グラフェン層のラマン分光法を用いて測定したGバンドに対するDバンドの強度比は0.10以上かつ0.18未満である付記1に記載の電子装置。
(付記3)
前記第2領域における前記グラフェン層上に設けられたゲート電極を具備する付記1に記載の電子装置。
(付記4)
基板上に、複数の原子層が積層されたグラフェン層を形成する工程と、第1領域における前記グラフェン層の表面に紫外線オゾン処理または酸素アッシング処理を行ない、第2領域における前記グラフェン層の表面に前記紫外線オゾン処理または酸素アッシング処理を行なわない工程と、前記第1領域における前記グラフェン層の表面上に複数のオーミック電極を形成する工程と、を含み、前記第2領域は、前記複数のオーミック電極間の前記グラフェン層内をキャリアが走行する領域である電子装置の製造方法。
(付記5)
前記紫外線オゾン処理または酸素アッシング処理を行なう工程は、前記酸素アッシング処理を行なう工程を含む付記4に記載の電子装置の製造方法。
(付記6)
前記グラフェン層上に前記グラフェン層の前記表面が露出する開口を有するマスクを形成する工程を含み、前記紫外線オゾン処理または酸素アッシング処理を行なう工程は、前記開口を介し前記グラフェン層の前記表面に前記紫外線オゾン処理または酸素アッシング処理を行なう工程を含む付記4に記載の電子装置の製造方法。
(付記7)
前記オーミック電極は前記グラフェン層に接触するニッケル層を含む付記3に記載の電子装置。
(付記8)
前記第1領域における前記グラフェン層のラマン分光法を用いて測定したGバンドに対するDバンドの強度比は、前記第2領域における前記グラフェン層のラマン分光法を用いて測定したGバンドに対するDバンドの強度比より大きい付記4に記載の電子装置の製造方法。
(付記9)
前記第2領域における前記グラフェン層のラマン分光法を用いて測定したGバンドに対するDバンドの強度比は0.10以上かつ0.18未満である付記4に記載の電子装置の製造方法。
(付記10)
前記第2領域となる前記グラフェン層上にゲート電極を形成する工程を含む付記4に記載の電子装置の製造方法。
10 基板
12 グラフェン層
14 ゲート絶縁膜
15 Al膜
16 酸化アルミニウム膜
18 酸化シリコン膜
20 ゲート電極
24 ソース電極
25 オーミック電極
26 ドレイン電極
30 パッド
40 炭素原子
42 σ軌道
44 σ結合
46 ππ軌道
47 電子雲
48、48a、48b 原子層
49 欠陥
50 フォトレジスト
52 マスク層
54 開口
60 第1領域
62 第2領域
70 矢印

Claims (6)

  1. 基板と、
    前記基板上に設けられ、複数の原子層が積層されたグラフェン層と、
    前記グラフェン層上に設けられた複数のオーミック電極と、
    を具備し、
    前記複数のオーミック電極が前記グラフェン層に電気的に接触する第1領域における前記グラフェン層のラマン分光法を用いて測定したGバンドに対するDバンドの強度比は、前記複数のオーミック電極間の前記グラフェン層内をキャリアが走行する第2領域における前記グラフェン層のラマン分光法を用いて測定したGバンドに対するDバンドの強度比より大きい電子装置。
  2. 前記第1領域における前記グラフェン層のラマン分光法を用いて測定したGバンドに対するDバンドの強度比は0.10以上かつ0.18未満である請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記第2領域における前記グラフェン層上に設けられたゲート電極を具備する請求項1または2に記載の電子装置。
  4. 基板上に、複数の原子層が積層されたグラフェン層を形成する工程と、
    第1領域における前記グラフェン層の表面に紫外線オゾン処理または酸素アッシング処理を行ない、第2領域における前記グラフェン層の表面に前記紫外線オゾン処理または酸素アッシング処理を行なわない工程と、
    前記第1領域における前記グラフェン層の表面上に複数のオーミック電極を形成する工程と、
    を含み、
    前記第2領域は、前記複数のオーミック電極間の前記グラフェン層内をキャリアが走行する領域である電子装置の製造方法。
  5. 前記紫外線オゾン処理または酸素アッシング処理を行なう工程は、前記酸素アッシング処理を行なう工程を含む請求項4に記載の電子装置の製造方法。
  6. 前記グラフェン層上に前記グラフェン層の前記表面が露出する開口を有するマスクを形成する工程を含み、
    前記紫外線オゾン処理または酸素アッシング処理を行なう工程は、前記開口を介し前記グラフェン層の前記表面に前記紫外線オゾン処理または酸素アッシング処理を行なう工程を含む請求項4または5に記載の電子装置の製造方法。
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