JP7484674B2 - トランジスタ - Google Patents

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Description

本開示は、トランジスタに関するものである。
グラフェンは、炭素原子がsp混成軌道を形成して平面的に結合した物質である。このような炭素原子の結合状態に起因して、グラフェンにおけるキャリア(電子)の移動度は、極めて高い。グラフェンをトランジスタのチャネルとして有効に利用することができれば、高周波での利用等、トランジスタの性能の向上を図ることができる。グラフェンを含むトランジスタに関する技術が、たとえば非特許文献1および非特許文献2に開示されている。非特許文献1および非特許文献2に開示されたトランジスタにおいては、グラフェン上にゲート絶縁膜が形成され、その上にゲート電極が形成されている。非特許文献1では、ゲート長方向において、ソース電極とドレイン電極との間に配置されるグラフェン膜が全てゲート絶縁膜と同じ絶縁膜で覆われている。非特許文献2では、ゲート長方向において、ゲート絶縁膜とソース電極との間の領域に配置されるグラフェン膜およびゲート絶縁膜とドレイン電極との間の領域に配置されるグラフェン膜が全て露出している。
Omid Habibpour et al.、"Mobility Improvement and Microwave Characterization of a Graphene Field Effect Transistor With Silicon Nitride Gate Dielectrics"、IEEE ELECTRON DEVICE LETTERS,VOL.32,NO.7,JULY 2011 Jing Tian et al.、"Graphene Field-Effect Transistor Model With Improved Carrier Mobility Analysis"、IEEE TRANSACTIONS ON ELECTRON DEVICES,VOL.62,NO.10,OCTOBER 2015
グラフェンをチャネルとして利用したトランジスタにおいては、安定した動作を確保することができると共に、高周波特性の向上が望まれる。
そこで、安定した動作を確保することができると共に、高周波特性の向上を図ることができるトランジスタを提供することを本開示の目的の1つとする。
本開示に従ったトランジスタは、ソース電極と、ドレイン電極と、ソース電極からドレイン電極へ向かう方向をゲート長方向とするゲート電極と、を含む。トランジスタは、第1面を有する絶縁性のベース部と、第1面上に配置されるグラフェン膜と、ゲート長方向に直交するゲート幅方向に延びる帯状の形状を有し、第1面と対向する面と反対側の面であるグラフェン膜の第2面上に配置され、ゲート絶縁膜を構成する第1の絶縁膜と、を備える。ゲート電極は、ゲート幅方向に延びる帯状の形状を有し、第2面と対向する面と反対側の面である第1の絶縁膜の第3面上に配置される。ソース電極は、ベース部に搭載され、グラフェン膜と接触し、ゲート長方向において第1の絶縁膜と間隔をあけて配置される。ドレイン電極は、ベース部に搭載され、グラフェン膜と接触し、ゲート長方向において第1の絶縁膜と間隔をあけて、第1の絶縁膜を挟んでソース電極と反対側に配置される。トランジスタは、第1の絶縁膜よりもグラフェン膜との結合が弱い材質から構成されており、第1の絶縁膜とソース電極との間に位置する第1領域および第1の絶縁膜とドレイン電極との間に位置する第2領域において、第2面を覆う第2の絶縁膜を備える。
上記トランジスタによれば、安定した動作を確保することができると共に、高周波特性の向上を図ることができる。
図1は、実施の形態1におけるトランジスタの構造を示す概略断面図である。 図2は、実施の形態1におけるトランジスタの製造方法の代表的な工程を示すフローチャートである。 図3は、グラフェン膜が形成されたベース部(基板)の概略断面図である。 図4は、グラフェン膜がパターニングされた状態を示す概略断面図である。 図5は、ソース電極およびドレイン電極を形成した状態を示す概略断面図である。 図6は、第1の絶縁膜を形成した状態を示す概略断面図である。 図7は、ゲート電極を形成した状態を示す概略断面図である。 図8は、第1の絶縁膜を除去した状態を示す概略断面図である。 図9は、第2の絶縁膜を形成した状態を示す概略断面図である。 図10は、本発明の範囲外であるトランジスタにおいて、ゲート電圧を変化させた場合のドレイン電圧(Vd)とドレイン電流(Id)との関係を示すグラフである。 図11は、実施の形態1におけるトランジスタにおいて、ゲート電圧を変化させた場合のドレイン電圧(Vd)とドレイン電流(Id)との関係を示すグラフである。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。本開示に係るトランジスタは、ソース電極と、ドレイン電極と、ソース電極からドレイン電極へ向かう方向をゲート長方向とするゲート電極と、を含む。トランジスタは、第1面を有する絶縁性のベース部と、第1面上に配置されるグラフェン膜と、ゲート長方向に直交するゲート幅方向に延びる帯状の形状を有し、第1面と対向する面と反対側の面であるグラフェン膜の第2面上に配置され、ゲート絶縁膜を構成する第1の絶縁膜と、を備える。ゲート電極は、ゲート幅方向に延びる帯状の形状を有し、第2面と対向する面と反対側の面である第1の絶縁膜の第3面上に配置される。ソース電極は、ベース部に搭載され、グラフェン膜と接触し、ゲート長方向において第1の絶縁膜と間隔をあけて配置される。ドレイン電極は、ベース部に搭載され、グラフェン膜と接触し、ゲート長方向において第1の絶縁膜と間隔をあけて、第1の絶縁膜を挟んでソース電極と反対側に配置される。トランジスタは、第1の絶縁膜よりもグラフェン膜との結合が弱い材質から構成されており、第1の絶縁膜とソース電極との間に位置する第1領域および第1の絶縁膜とドレイン電極との間に位置する第2領域において、第2面を覆う第2の絶縁膜を備える。
本開示のトランジスタは、絶縁性のベース部上に配置されるグラフェン膜を含む。グラフェン膜におけるキャリア(電子)の移動度は、極めて高い。したがって、トランジスタのチャネルとしてグラフェン膜を利用することにより、高周波での動作が可能となる。
本発明者らは、グラフェン膜をチャネルとして利用するトランジスタにおいて、安定した動作を確保することができると共に、高周波特性を向上させる方策について検討を行った。ここで、本発明者らは、ソース電極と、ドレイン電極と、ソース電極からドレイン電極へ向かう方向をゲート長方向とするゲート電極と、を含むトランジスタにおいて、ソース電極とドレイン電極との間に配置されるグラフェン膜が全てゲート絶縁膜と同じ絶縁膜で覆われている構成について、以下の点に着目した。ゲート絶縁膜は、高い印加電圧に耐えることができるよう緻密な構造を有する絶縁膜が採用される場合が多い。このような絶縁膜は、グラフェン膜との間で強い共有結合を有することになる。そうすると、電荷輸送を担うπ軌道が、絶縁膜とグラフェン膜との間の共有結合で捉えられてしまい、グラフェン膜の電荷輸送能力を低減させることとなる。その結果、電極間のアクセス抵抗を増大させることとなり、流れる電流量を増加させることができず、トランジスタの高周波特性の向上を図ることができないと考えた。
また、本発明者らは、ゲート長方向において、ゲート絶縁膜とソース電極との間の領域に配置されるグラフェン膜およびゲート絶縁膜とドレイン電極との間の領域に配置されるグラフェン膜が露出している構成について、以下の点に着目した。ゲート絶縁膜とソース電極との間の領域およびゲート絶縁膜とドレイン電極との間の領域におけるグラフェン膜が露出すれば、グラフェン膜が外部の雰囲気の影響を多大に受けることとなる。その結果、トランジスタの動作時において励起状態となった露出部分がたとえば酸素と接触して酸化が進行してしまうこととなる。このような状態では、安定した動作を確保するのが困難となると考えた。
そして、本発明者らは、アクセス抵抗の増大を抑制しながら酸化の進行による動作が不安定になるおそれを低減すべく鋭意検討し、ゲート長方向において、ゲート絶縁膜とソース電極との間の領域およびゲート絶縁膜とドレイン電極との間の領域におけるグラフェン膜を、第1の絶縁膜よりもグラフェン膜との結合が弱い材質から構成されている第2の絶縁膜で覆えば良いことを見出した。
本開示のトランジスタは、第1の絶縁膜よりもグラフェン膜との結合が弱い材質から構成されており、第1の絶縁膜とソース電極との間に位置する第1領域および第1の絶縁膜とドレイン電極との間に位置する第2領域において、第2面を覆う第2の絶縁膜を備える。このようにすることにより、第1領域および第2領域が第2の絶縁膜により覆われることになる。そうすると、第1領域および第2領域における外部への露出部分をなくすことができ、グラフェン膜が外部の雰囲気、たとえば大気の影響を受けるおそれを低減することができる。したがって、トランジスタの動作時における酸化の進行を抑制することができ、安定した動作を確保することができる。また、第1領域および第2領域において、グラフェン膜は、第1の絶縁膜よりもグラフェン膜との結合が弱い材質から構成されている第2の絶縁膜によって覆われている。よって、第1領域および第2領域において、電荷輸送を担うπ軌道が、第2の絶縁膜とグラフェン膜との間の共有結合で捉えられるおそれを低減することができる。したがって、グラフェン膜の電荷輸送能力の低減を抑制することができる。この場合、第1領域および第2領域においては、トランジスタの駆動時において、高い電圧が印加されない。よって、このようなグラフェン膜との結合が弱い材質を第2の絶縁膜として用いても、トランジスタの特性を下げることはない。
以上より、このようなトランジスタによると、安定した動作を確保することができると共に、高周波特性の向上を図ることができる。
上記トランジスタにおいて、第1の絶縁膜の材質は、アルミナであってもよい。第2の絶縁膜の材質は、六方晶窒化ボロンおよび酸化チタンのうちの少なくともいずれか一方であってもよい。第1の絶縁膜および第2の絶縁膜として上記材質の絶縁膜を用いることにより、より確実に安定した動作を確保することができると共に、高周波特性の向上を図ることができる。
上記トランジスタにおいて、第1の絶縁膜の長さに対する第1領域の長さおよび第2領域の長さの比率はそれぞれ、1/3以上であってもよい。このようにすることにより、第1領域および第2領域を広く確保して、第2の絶縁膜を容易に形成することができる。したがって、より確実に安定した動作を確保しながら、高周波特性の向上を図ることができる。
上記トランジスタにおいて、ゲート長方向において、第1領域の長さおよび第2領域の長さのうちの少なくともいずれか一方は、1μm以上であってもよい。このようにすることにより、第2の絶縁膜を形成する際の十分な大きさを確保することができる。したがって、より確実に安定した動作を確保しながら、高周波特性の向上を図ることができる。
上記トランジスタにおいて、グラフェン膜の原子層の数は、1以上5以下であってもよい。このようにすることにより、キャリアの高い移動度を安定して確保することができるグラフェン膜を備えるトランジスタとすることができる。
[本開示の実施形態の詳細]
次に、本開示のトランジスタの一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付しその説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
本開示の実施の形態1に係るトランジスタについて説明する。図1は、実施の形態1におけるトランジスタの構造を示す概略断面図である。図1において、ベース部およびグラフェン膜の厚さ方向は、矢印Tで示す向きまたはその逆の向きで示される。後述するゲート長方向は、矢印Wで示す向きまたはその逆の向きで示される。図1は、ゲート長方向に直交するゲート幅方向に垂直な平面で切断した場合の断面図である。
図1を参照して、実施の形態1におけるトランジスタ11は、MOSFET(Metal-oxide-semiconductor Field Effect Transistor)である。トランジスタ11は、絶縁性のベース部12と、グラフェン膜13と、ゲート絶縁膜を構成する第1の絶縁膜14と、ソース電極16と、ドレイン電極17と、ソース電極16からドレイン電極17へ向かう方向をゲート長方向とするゲート電極15と、を含む。
ベース部12は、炭化珪素(SiC)から構成されている。炭化珪素は、六方晶SiCであって、たとえば6H構造を有する。なお、ベース部12は、六方晶であって4H構造を有してもよい。ベース部12は、ベース部12の厚さ方向の一方に位置する第1面12aを有する。
グラフェン膜13は、ベース部12の第1面12a上に配置される。グラフェン膜13は、ベース部12上の所定の箇所に配置されている。グラフェン膜13は、厚さ方向における一方の主面13bが第1面12aと対向して配置される。グラフェン膜13は、厚さ方向において主面13bと反対側に位置する他方の主面である第2面13aを有する。グラフェン膜13の原子層の数は、1以上5以下である。このようにすることにより、キャリアの高い移動度を安定して確保することができるグラフェン膜13を備えるトランジスタ11とすることができる。
ゲート絶縁膜を構成する第1の絶縁膜14は、グラフェン膜13の第2面13a上に配置される。第1の絶縁膜14は、一方の主面14bが第2面13aと対向して配置される。第1の絶縁膜14は、ベース部12の厚さ方向において主面14bと反対側に位置する他方の主面である第3面14aを有する。第1の絶縁膜14は、ゲート幅方向に延びる帯状の形状を有する。第1の絶縁膜14は、たとえばアルミナ(Al)から構成されている。第1の絶縁膜14は、たとえばALD(Atomic Layer Deposition)により成膜されている。第1の絶縁膜14の厚さDとしては、たとえば30nmが選択される。第1の絶縁膜14のゲート長方向の長さLは、ゲート電極15のゲート長方向の長さと同じである。
ゲート電極15は、第1の絶縁膜14の第3面14a上に配置される。ゲート電極15は、一方の主面15bが第3面14aと対向して配置される。ゲート電極15は、ゲート幅方向に延びる帯状の形状を有する。ゲート電極15は、ソース電極16およびドレイン電極17のそれぞれと間隔をあけて配置される。ゲート電極15は、たとえばニッケル(Ni)/金(Au)から構成されている。
ソース電極16は、ベース部12に搭載されている。具体的には、ソース電極16は、第1面12aおよび第2面13a上に配置されている。ソース電極16は、グラフェン膜13と接触するように配置されている。ソース電極16は、ゲート長方向において、第1の絶縁膜14と間隔をあけて配置されている。ソース電極16は、グラフェン膜13とオーミック接触が可能な導電体、たとえばニッケル(Ni)/金(Au)から構成されている。ソース電極16は、蒸着法により形成されている。具体的には、ニッケルの厚さが10nmとなり、金の厚さが15nmとなるように各元素が蒸着され、成膜されている。
ドレイン電極17は、ベース部12に搭載されている。具体的には、ドレイン電極17は、第1面12aおよび第2面13a上に配置されている。ドレイン電極17は、グラフェン膜13と接触するように配置されている。ドレイン電極17は、ゲート長方向において、第1の絶縁膜14と間隔をあけて配置されている。ドレイン電極17は、ソース電極16と離れて配置されている。具体的には、図1に示す断面において、ドレイン電極17は、第1の絶縁膜14を挟んでソース電極16と反対側に配置される。ドレイン電極17は、グラフェン膜13とオーミック接触が可能な導電体、たとえばニッケル(Ni)/金(Au)から構成されている。ソース電極16は、蒸着法により形成されている。具体的には、ニッケルの厚さが10nmとなり、金の厚さが15nmとなるように各元素が蒸着され、成膜されている。
なお、グラフェン膜13は、第1の絶縁膜14とソース電極16との間に位置する第1領域23aを有する。ソース電極16と第1の絶縁膜14のゲート長方向の間隔、すなわちゲート長方向における第1領域23aの長さLは、1μm以上である。また、ゲート長方向において、第1の絶縁膜14の長さLに対する第1領域23aの長さLの比率は、1/3以上である。グラフェン膜13は、第1の絶縁膜14とドレイン電極17との間に位置する第2領域23bを有する。ドレイン電極17と第1の絶縁膜14のゲート長方向の間隔、すなわちゲート長方向における第2領域23bの長さLは、1μm以上である。また、ゲート長方向において、第1の絶縁膜14の長さLに対する第2領域23bの長さLの比率は、1/3以上である。
ここで、トランジスタ11は、第2の絶縁膜21を備える。第2の絶縁膜21は、第1の絶縁膜14と異なる材質であり、第1の絶縁膜14よりもグラフェン膜13との結合が弱い材質から構成されている。具体的には、第2の絶縁膜21の材質は、たとえば酸化チタン(TiO)である。第2の絶縁膜21は、第1領域23aにおいて第2面13aの全面を覆う第1部分22aと、第2領域23bにおいて第2面13aの全面を覆う第2部分22bと、を含む。
上記トランジスタ11において、ゲート電極15に印加される電圧が閾値電圧未満の状態、すなわち、トランジスタ11がオフの状態では、ソース電極16とドレイン電極17との間(チャネル領域)に位置するグラフェン膜13にはキャリアとなる電子が十分に存在しない。よって、ソース電極16とドレイン電極17との間に電圧が印加されても、非導通の状態が維持される。一方、ゲート電極15に印加される電圧が閾値電圧以上の状態、すなわち、トランジスタ11がオンの状態となると、チャネル領域にキャリアとなる電子が生成する。よって、キャリアとなる電子が生成したチャネル領域によってソース電極16とドレイン電極17とが電気的に接続された状態となる。このような状態でソース電極16とドレイン電極17との間に電圧が印加されると、ソース電極16とドレイン電極17との間に電流が流れる。
次に、実施の形態1におけるトランジスタ11の製造方法について、簡単に説明する。図2は、実施の形態1におけるトランジスタ11の製造方法の代表的な工程を示すフローチャートである。
図2を参照して、実施の形態におけるトランジスタ11の製造方法では、まず工程(S10)として、ベース部12を準備する基板準備工程が実施される。ベース部12として、たとえば基板が用いられる。この工程(S10)では、たとえば直径2インチ(50.8mm)の6H-SiCから構成される基板が準備される。具体的には、たとえばSiCから構成されるインゴットをスライスすることにより、SiCから構成される基板が得られる。基板の表面が研磨された後、洗浄等のプロセスを経て、主面の平坦性および清浄性が確保される。
次に、工程(S20)としてグラフェン膜形成工程が実施される。図3は、グラフェン膜が形成されたベース部12(基板)の概略断面図である。この工程(S20)は、たとえばチャンバーを含む加熱装置(図示せず)を用いて実施することができる。加熱装置に含まれるチャンバー内にベース部12を配置し、チャンバー内の雰囲気を不活性ガスに置換した後、チャンバー内を減圧下で昇温する。そして、チャンバー内のベース部12をたとえば1700℃程度に加熱して10分間維持する。そうすると、ベース部12の第1面12a側から珪素原子が離脱し、第1面12aを含むベース部12の表層部がグラフェン膜13に変換される。このようにして、第2面13aを有するグラフェン膜13が形成される。
次に、工程(S30)としてグラフェン膜パターニング工程が実施される。図4は、グラフェン膜13がパターニングされた状態を示す概略断面図である。図4を参照して、この工程(S30)は、たとえばグラフェン膜13を所定の構造にパターニングすることにより実施することができる。具体的には、たとえば残すべきグラフェン膜13上にマスクを形成し、露出したグラフェン膜13をドライエッチングにより除去した後、マスクを除去することにより実施することができる。第1面12a上に残ったグラフェン膜13が、後にトランジスタ11のチャネル領域を構成する。
次に、工程(S40)としてオーミック電極形成工程が実施される。図5は、ソース電極16およびドレイン電極17を形成した状態を示す概略断面図である。図5を参照して、この工程(S40)では、オーミック電極、本実施形態においては、ソース電極16およびドレイン電極17が形成される。ソース電極16およびドレイン電極17は、グラフェン膜パターニング工程において露出させたベース部12の第1面12aおよびこの露出させたベース部12の第1面12aに隣り合う領域に配置されるグラフェン膜13の一部を覆うように形成される。この場合、具体的には、たとえば厚さが25nmとなるようにニッケルを蒸着させ、その後、たとえば厚さが100nmとなるように金を蒸着させる。
次に、工程(S50)として第1の絶縁膜形成工程が実施される。図6は、第1の絶縁膜を形成した状態を示す概略断面図である。図6を参照して、この工程(S50)は、形成されたソース電極16およびドレイン電極17を含む第1面12a側のベース部12の全面を覆うように第1の絶縁膜19を成膜することにより実施される。具体的には、パターニングされたグラフェン膜13の第2面13aと、ソース電極16の上面16aと、ドレイン電極17の上面17aと、を全て覆うように第1の絶縁膜14を成膜する。成膜方法は、たとえばALDを用いることができる。第1の絶縁膜19としては、たとえばアルミナ(Al)が用いられる。この場合、具体的には、たとえば第2面13aから第1の絶縁膜19の上面19aまでの厚さが30nmとなるように成膜する。
次に、工程(S60)としてゲート電極形成工程が実施される。図7は、ゲート電極15を形成した状態を示す概略断面図である。図7を参照して、この工程(S60)は、ゲート電極15は、ゲート電極15を配置する領域以外の領域にマスクを形成し、ゲート電極15を構成する各元素を蒸着させて導電膜を形成する。この場合、具体的には、たとえば厚さが25nmとなるようにニッケルを蒸着させ、その後、たとえば厚さが100nmとなるように金を蒸着させる。その後、マスクを除去することにより実施することができる。
次に、工程(S70)として第1の絶縁膜除去工程が実施される。図8は、第1の絶縁膜を除去した状態を示す概略断面図である。図8を参照して、この工程(S70)は、形成したゲート電極15をマスクとしたウェットエッチングにより実施することができる。アルカリ性の溶液を用いてウェットエッチングを実施すると、マスク(ゲート電極15)によって覆われていない部分の第1の絶縁膜19が除去される。ここで、第1の絶縁膜19の除去に際し、ウェットエッチングにより、まずソース電極16の上面16aおよびドレイン電極17の上面17aが露出するまで、厚さ方向に第1の絶縁膜19が除去される。その後、ウェットエッチングを続けると、ゲート長方向において、ゲート電極15とソース電極16との間に位置する第1領域23a上の第1の絶縁膜14およびゲート電極とドレイン電極17との間に位置する第2領域23b上の第1の絶縁膜19が除去される。そして、第1領域23aおよび第2領域23bにおけるグラフェン膜13の第2面13aが露出する。マスクとしてのゲート電極15によって覆われた部分の残った第1の絶縁膜19が、ゲート絶縁膜を構成する第1の絶縁膜14となる。また、ゲート長方向において、ソース電極16と第1の絶縁膜14との間に空隙18aが形成され、ドレイン電極17と第1の絶縁膜14との間に空隙18bが形成される。
次に、工程(S80)として第2の絶縁膜形成工程が実施される。図9は、第2の絶縁膜を形成した状態を示す概略断面図である。図9を参照して、この工程(S80)は、第1の絶縁膜除去工程において露出させたグラフェン膜13の第2面13a、ソース電極16およびドレイン電極17を含む第1面12a側のベース部12の全面を覆うように第2の絶縁膜24を成膜することにより実施される。具体的には、グラフェン膜13の第1領域23aおよび第2領域23bにおいて露出した第2面13aと、ソース電極16の上面16aと、ドレイン電極17の上面17aと、ゲート電極15の上面15aとを全て覆い、空隙18a,18bを埋めるように第2の絶縁膜24を成膜する。成膜方法は、たとえばALDを用いることができる。第2の絶縁膜24としては、第1の絶縁膜14よりもグラフェン膜13との結合が弱い材質から構成される絶縁膜が用いられる。具体的には、たとえば酸化チタン(TiO)が用いられる。
次に、工程(S90)として第2の絶縁膜形成工程が実施される。この工程(S70)は、形成した第2の絶縁膜24に対するドライエッチングにより実施することができる。ドライエッチングを実施すると、ゲート電極15上に成膜された第2の絶縁膜24、そして、ソース電極16からドレイン電極17に至る領域に成膜された第2の絶縁膜24が除去される。ここで、第2の絶縁膜24の除去に際し、ドライエッチングにより、ゲート電極15の上面15a、ソース電極16の上面16aの少なくとも一部およびドレイン電極17の上面17aの少なくとも一部が露出するまで、厚さ方向に第2の絶縁膜24が除去される。その後、ソース電極16の上面16aの全面およびドレイン電極17の上面17aの全面が露出するまで、ドライエッチングを続けてもよい。そうすると、ゲート長方向において、ソース電極16と第1の絶縁膜14との間であって第1領域23aにおけるグラフェン膜13の第2面13a上およびドレイン電極17と第1の絶縁膜14との間であって第2領域23bにおけるグラフェン膜13の第2面13a上に残った第2の絶縁膜24が、第2の絶縁膜21となる。このようにして、図1に示す実施の形態1におけるトランジスタ11が製造される。
上記トランジスタ11によると、絶縁性のベース部12上に配置されるグラフェン膜13を含む。グラフェン膜13におけるキャリア(電子)の移動度は、極めて高い。したがって、トランジスタ11のチャネル領域としてグラフェン膜13を利用することにより、高周波での動作が可能となる。また、上記トランジスタ11は、第1の絶縁膜14よりもグラフェン膜13との結合が弱い材質から構成されており、第1の絶縁膜14とソース電極16との間に位置する第1領域23aおよび第1の絶縁膜14とドレイン電極17との間に位置する第2領域23bにおいて、第2面13aを覆う第2の絶縁膜21を備える。このようにすることにより、第1領域23aおよび第2領域23bが第2の絶縁膜21により覆われることになる。そうすると、第1領域23aおよび第2領域23bにおける外部への露出部分をなくすことができ、グラフェン膜13が外部の雰囲気、たとえば大気の影響を受けるおそれを低減することができる。したがって、トランジスタ11の動作時における酸化の進行を抑制することができ、安定した動作を確保することができる。また、第1領域23aおよび第2領域23bにおいて、グラフェン膜13は、第1の絶縁膜14よりもグラフェン膜13との結合が弱い材質から構成されている第2の絶縁膜21によって覆われている。よって、第1領域23aおよび第2領域23bにおいて、電荷輸送を担うπ軌道が、第2の絶縁膜21とグラフェン膜13との間の共有結合で捉えられるおそれを低減することができる。したがって、グラフェン膜13の電荷輸送能力の低減を抑制することができる。この場合、第1領域23aおよび第2領域23bにおいては、トランジスタ11の駆動時において、高い電圧が印加されない。よって、このようなグラフェン膜13との結合が弱い材質を第2の絶縁膜21として用いても、トランジスタ11の特性を下げることはない。
以上より、このようなトランジスタ11によると、安定した動作を確保することができると共に、高周波特性の向上を図ることができる。
本実施形態においては、第1の絶縁膜14の長さに対する第1領域23aの長さおよび第2領域23bの長さの比率はそれぞれ、1/3以上である。このようにすることにより、第1領域23aおよび第2領域23bを広く確保して、第2の絶縁膜21を容易に形成することができる。したがって、上記トランジスタ11は、より確実に安定した動作を確保しながら、高周波特性の向上を図ることができるトランジスタとなっている。さらに好ましくは、第1の絶縁膜14の長さに対する第1領域23aの長さおよび第2領域23bの長さの比率はそれぞれ、1以上とするのがよい。
本実施形態においては、ゲート長方向において、第1領域23aの長さおよび第2領域23bの長さはそれぞれ、1μm以上である。このようにすることにより、第2の絶縁膜21を形成する際の十分な大きさを確保することができる。したがって、上記トランジスタ11は、より確実に安定した動作を確保しながら、高周波特性の向上を図ることができるトランジスタとなっている。さらに好ましくは、第1領域23aの長さおよび第2領域23bの長さはそれぞれ、2μm以上とするのがよい。
図10は、本発明の範囲外であるトランジスタにおいて、ゲート電圧を変化させた場合のドレイン電圧(Vd)とドレイン電流(Id)との関係を示すグラフである。図10において、縦軸は、ドレイン電流(A)を示し、横軸は、ドレイン電圧(V)を示す。以下、図11に示すグラフにおける縦軸および横軸についても、同様である。図10は、上記第1領域23aおよび上記第2領域23bが同一の材質の絶縁膜で覆われた場合のトランジスタにおけるVdとIdとの関係を示すグラフである。図10において、線51aで、ゲート電圧が5Vの場合を示し、線52aで、ゲート電圧が2.5Vの場合を示し、線53aで、ゲート電圧が0Vの場合を示し、線54aで、ゲート電圧が-2.5Vの場合を示し、線55aで、ゲート電圧が-5Vの場合を示す。
図10を参照して、ゲート電圧が5Vから-5Vまで変化させた場合においても、印加するドレイン電圧の大きさに応じて流れるドレイン電流の値の変化が小さい。図10に示すグラフにおいては、線55aで示すゲート電圧が-5Vの場合について、ドレイン電圧が5Vのときに最大で23~24mA程度であり、25mAには至らない。
図11は、実施の形態1におけるトランジスタ11において、ゲート電圧を変化させた場合のドレイン電圧(Vd)とドレイン電流(Id)との関係を示すグラフである。図11は、上記第1領域23aおよび上記第2領域23bにおいて、グラフェン膜13が第2の絶縁膜21で覆われた実施の形態1のトランジスタにおけるVdとIdとの関係を示すグラフである。図11において、線51bで、ゲート電圧が5Vの場合を示し、線52bで、ゲート電圧が2.5Vの場合を示し、線53bで、ゲート電圧が0Vの場合を示し、線54bで、ゲート電圧が-2.5Vの場合を示し、線55bで、ゲート電圧が-5Vの場合を示す。
図11を参照して、ゲート電圧が5Vから-5Vまで変化させた場合においても、印加するドレイン電圧の大きさに応じて流れるドレイン電流の値の変化が大きい。図9に示すグラフにおいては、線55bで示すゲート電圧が-5Vの場合について、ドレイン電圧が5Vのときに最大で45mAを超えている。すなわち、実施の形態1におけるトランジスタ11においては、電極間のアクセス抵抗が低減し、大きな電流が流れていることが把握できる。
(他の実施の形態)
なお、上記の実施の形態においては、第1の絶縁膜14としてアルミナを用い、第2の絶縁膜21として酸化チタンを用いることとしたが、これに限らず、第2の絶縁膜21として、第1の絶縁膜よりもグラフェン膜との結合が弱い材質から構成される他の材質、たとえば六方晶窒化ボロンから構成される絶縁膜を第2の絶縁膜として用いてもよい。すなわち、第1の絶縁膜14の材質は、アルミナであって、第2の絶縁膜21の材質は、六方晶窒化ボロンおよび酸化チタンのうちの少なくともいずれか一方であってもよい。第1の絶縁膜14および第2の絶縁膜21として上記材質の絶縁膜を用いることにより、より確実に安定した動作を確保することができると共に、高周波特性の向上を図ることができる。さらに、第2の絶縁膜21の材質として、MoS(二硫化モリブデン)、WS(二硫化タングステン)といった遷移金属ダイカルコゲナイド系の材料を用いてもよい。なお、ゲート電極15等、電極を構成する材質についても、他の材料を用いることにしてもよい。
なお、上記の実施の形態においては、トランジスタは、MOSFETである場合について説明したが、これに限らず、本開示のトランジスタは、たとえばMESFET(Metal-semiconductor Field Effect Transistor)であってもよいし、MISFET(Metal-insulator-semiconductor Field Effect Transistor)であってもよい。
また、上記の実施の形態においては、ベース部としての基板の材質として炭化珪素を用いることとしたが、これに限らず、基板の材質は、たとえばサファイアであってもよいし、シリコン単体であってもよい。すなわち、基板としてサファイア基板やシリコン基板を用いることにしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって規定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本開示のトランジスタは、安定した動作の確保および高周波特性の向上が求められる場合に特に有利に適用され得る。
11 トランジスタ
12 ベース部
12a 第1面
13 グラフェン膜
13a 第2面
13b,14b,15b 主面
14,19 第1の絶縁膜
14a 第3面
15 ゲート電極
15a,16a,17a,19a 上面
16 ソース電極
17 ドレイン電極
18a,18b 空隙
21,24 第2の絶縁膜
22a 第1部分
22b 第2部分
23a 第1領域
23b 第2領域
51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54b,55a,55b 線
T,W 矢印
,L,L 長さ
厚さ

Claims (4)

  1. ソース電極と、ドレイン電極と、前記ソース電極から前記ドレイン電極へ向かう方向をゲート長方向とするゲート電極と、を含むトランジスタであって、
    第1面を有する絶縁性のベース部と、
    前記第1面上に配置されるグラフェン膜と、
    前記ゲート長方向に直交するゲート幅方向に延びる帯状の形状を有し、前記第1面と対向する面と反対側の面である前記グラフェン膜の第2面上に配置され、ゲート絶縁膜を構成する第1の絶縁膜と、を備え、
    前記ゲート電極は、前記ゲート幅方向に延びる帯状の形状を有し、前記第2面と対向する面と反対側の面である前記第1の絶縁膜の第3面上に配置され、
    前記ソース電極は、前記ベース部に搭載され、前記グラフェン膜と接触し、前記ゲート長方向において前記第1の絶縁膜と間隔をあけて配置され、
    前記ドレイン電極は、前記ベース部に搭載され、前記グラフェン膜と接触し、前記ゲート長方向において前記第1の絶縁膜と間隔をあけて、前記第1の絶縁膜を挟んで前記ソース電極と反対側に配置され、
    前記トランジスタは、前記第1の絶縁膜よりも前記グラフェン膜との結合が弱い材質から構成されており、前記第1の絶縁膜と前記ソース電極との間に位置する第1領域および前記第1の絶縁膜と前記ドレイン電極との間に位置する第2領域において、前記第2面を覆う第2の絶縁膜を備え
    前記第1の絶縁膜の材質は、アルミナであり、
    前記第2の絶縁膜の材質は、六方晶窒化ボロンおよび酸化チタンのうちの少なくともいずれか一方である、トランジスタ。
  2. 前記ゲート長方向において、前記第1の絶縁膜の長さに対する前記第1領域の長さおよび前記第2領域の長さの比率はそれぞれ、1/3以上である、請求項1に記載のトランジスタ。
  3. 前記ゲート長方向において、前記第1領域の長さおよび前記第2領域の長さのうちの少なくともいずれか一方は、1μm以上である、請求項1または請求項2に記載のトランジスタ。
  4. 前記グラフェン膜の原子層の数は、1以上5以下である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のトランジスタ。
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