JP2017152638A - 接合構造、該接合構造を備えた電子部品、および該接合構造の形成方法 - Google Patents

接合構造、該接合構造を備えた電子部品、および該接合構造の形成方法 Download PDF

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頌 藤田
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紳弥 清野
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Toshitaka Hayashi
俊孝 林
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Abstract

【課題】接合対象に、電子部品素子が備える外部電極を接合する場合に、高い接合信頼性を確保することが可能な接合構造、該接合構造を備えた電子部品、および信頼性の高い接合構造を効率よく形成することが可能な接合構造の形成方法を提供する。【解決手段】接続対象である金属体1と、金属体と接合された金属粒子の焼結体3とを備え、焼結体が、平均結晶子径が60nm以上150nm以下の銅を含む焼結体であり、金属体と焼結体との接合界面を超えて、金属体を構成する金属が焼結体側に拡散し、焼結体を構成する銅が金属体側に拡散している構成とする。また、接合界面に、金属体を構成する金属と焼結体を構成する銅との合金層が形成された構成とする。また、金属体が銅を含むものであって、焼結体と金属体にまたがって、銅の結晶粒界が存在している構成とする。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、リードフレームや回路基板、無酸素銅基板などの一方の接続対象に、他方の接続対象であるICチップなどの電子部品素子を接合する際に形成される接合構造、該接合構造を備えた電子部品、および該接合構造の形成方法に関する。
近年、例えば、外部電極を備えた電子部品素子を、回路基板が備えるランド上に実装するような場合、はんだ系の接合材料を用いたリフローはんだ付け法による接合方法が広く用いられるに至っている。
そして、そのような技術に関する論文として、非特許文献1に記載されているような論文「エレクトロニクス実装における接着」がある。この論文には、ダイシング工程で切り分けられた半導体チップを、金属(銅系またはFe−Ni合金)のリードフレームや基板に接着する技術が記載されている。そして、この論文には、ダイボンディング用の接着剤として、エポキシ樹脂にフレーク状のAg粉を配合した、導電性接着剤であるAgペーストを用いることが記載されている。
その一方では、この論文には、パワー半導体などでは、導電性接着剤ではなく、はんだ接合の方法が用いられていることが記載されている。
溶接学会誌 第79巻(2010) 第7号 エレクトロニクス実装における接着
しかしながら、非特許文献1の、エポキシ樹脂にフレーク状のAg粉を配合した導電性接着剤を用いた接合の場合、エポキシ樹脂の耐熱性が必ずしも十分ではないことから、近年のICなどの電子部品のTj温度(接合部温度)の上昇などにより、将来的に、接合信頼性が担保できなくなるという問題点がある。
また、パワー半導体などにはんだ接合を用いた場合も、近年のICなどの電子部品のTj温度(接合部温度)の上昇により、将来的に、Tj温度がはんだ、特に現在広く用いられている、Pbを含まないはんだ(Pbフリーはんだ)の融点を超える場合もあることが予想され、ユーザーでのリフロー時にはんだが再度溶融し、接合信頼性が損なわれるという問題点がある。
本発明は、上記課題を解決するものであり、例えば、リードフレームや回路基板、無酸素銅基板などの接合対象に、電子部品素子が備える外部電極を接合するような場合に、高い接合信頼性を確保することが可能な接合構造、該接合構造を備えた接合信頼性の高い電子部品、および信頼性の高い接合構造を効率よく形成することが可能な接合構造の形成方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかる接合構造は、
接続対象である金属体と、前記金属体と接合された金属粒子の焼結体とを備え、
前記焼結体が、平均結晶子径が60nm以上150nm以下の銅を含む焼結体であり、
前記金属体と前記焼結体との接合界面を超えて、前記金属体を構成する金属が前記焼結体側に拡散し、前記焼結体を構成する銅が前記金属体側に拡散していること
を特徴としている。
なお、本発明において、銅を含む焼結体の平均結晶子径は、以下の方法で求めた。
まず、銅粒子についてX線回折測定を行い、ピーク<111>、<200>、<311>の3つのピークを得た。それから、得られた3つのピークを用いて、リートベルト法により結晶子径を算出し、その平均値を平均結晶子径とした。
本発明の接合構造においては、前記接合界面に、前記金属体を構成する金属と前記焼結体を構成する銅との合金層が形成されていることが好ましい。
境界に金属体を構成する金属と焼結体を構成する銅との合金層が形成されている場合、金属体と焼結体の間に強固な接合部が形成され、金属体と焼結体との接合強度が大きく、より信頼性の高い接合構造を実現することが可能になる。
また、前記金属体が銅を含むものであって、前記焼結体と前記金属体にまたがって、銅の結晶粒界が存在している構成とすることも可能である。
焼結体と金属体にまたがって、銅の結晶粒界を存在させることにより、焼結体と金属体の接合界面の接合強度を向上させることができる。
また、本発明にかかる電子部品は、
一方の接続対象である金属体に、他方の接続対象である電子部品素子の外部電極が、金属粒子の焼結体によって接合された電子部品であって、
前記金属体と前記焼結体、あるいは前記外部電極と前記焼結体とが、本発明の接合構造によって接合されていること
を特徴としている。
また、本発明の接合構造の形成方法は、
接続対象である金属体と、平均結晶子径が10nm以上100nm以下の銅粒子を含む接合材料を、互いに接触させた状態で加熱することにより、
前記金属体と、前記接合材料を構成する前記銅粒子が焼結されてなる平均結晶子径が60nm以上150nm以下の銅を含む焼結体とが接合され、かつ、前記金属体と前記焼結体との接合界面を超えて、前記金属体を構成する金属が前記焼結体側に拡散し、前記焼結体を構成する銅が前記金属体側に拡散した接合構造を形成すること
を特徴としている。
また、本発明の他の接合構造の形成方法は、
接続対象である金属体と、平均結晶子径が10nm以上100nm以下の銅粒子を含む接合材料を、互いに押圧しつつ加熱することにより、
前記金属体と、前記接合材料を構成する前記銅粒子が焼結されてなる平均結晶子径が100nm以上150nm以下の銅を含む焼結体とが接合され、かつ、前記金属体と前記焼結体との接合界面を超えて、前記金属体を構成する金属が前記焼結体側に拡散し、前記焼結体を構成する銅が前記金属体側に拡散した接合構造を形成すること
を特徴としている。
また、本発明のさらに他の接合構造の形成方法は、
接続対象である金属体と、平均結晶子径が10nm以上100nm以下の銅粒子を含む接合材料を、互いに接触させた状態で加熱することにより、
前記金属体と、前記接合材料を構成する前記銅粒子が焼結されてなる平均結晶子径が60nm以上150nm以下の銅を含む焼結体とが接合され、かつ、前記金属体と前記焼結体との接合界面に、前記金属体を構成する金属と前記焼結体を構成する銅との合金層が形成された接合構造を形成すること
を特徴としている。
また、本発明のさらに他の接合構造の形成方法は、
接続対象である金属体と、平均結晶子径が10nm以上100nm以下の銅粒子を含む接合材料を、互いに押圧しつつ加熱することにより、
前記金属体と、前記接合材料を構成する前記銅粒子が焼結されてなる平均結晶子径が100nm以上150nm以下の銅を含む焼結体とが接合され、かつ、前記金属体と前記焼結体との接合界面に、前記金属体を構成する金属と前記焼結体を構成する銅との合金層が形成された接合構造を形成すること
を特徴としている。
また、本発明のさらに他の接合構造の形成方法は、
接続対象である、銅を含む金属体と、平均結晶子径が10nm以上100nm以下の銅粒子を含む接合材料を、互いに接触させた状態で加熱することにより、
前記金属体と、前記接合材料を構成する前記銅粒子が焼結されてなる平均結晶子径が60nm以上150nm以下の銅を含む焼結体とが接合され、かつ、前記金属体と前記焼結体の接合界面にまたがって、銅の結晶粒界が存在する接合構造を形成すること
を特徴としている。
また、本発明のさらに他の接合構造の形成方法は、
接続対象である、銅を含む金属体と、平均結晶子径が10nm以上100nm以下の銅粒子を含む接合材料を、互いに押圧しつつ加熱することにより、
前記金属体と、前記接合材料を構成する前記銅粒子が焼結されてなる平均結晶子径が100nm以上150nm以下の銅を含む焼結体とが接合され、かつ、前記金属体と前記焼結体の接合界面にまたがって、銅の結晶粒界が存在する接合構造を形成すること
を特徴としている。
本発明にかかる接合構造は、接続対象である金属体と、上記金属体と接合された金属粒子の焼結体とを備え、焼結体が、平均結晶子径が60nm以上150nm以下の銅を含む焼結体であり、金属体と焼結体との接合界面を超えて、金属体を構成する金属が焼結体側に拡散し、焼結体を構成する銅が金属体側に拡散した構造を有しているので、金属体と焼結体との接合信頼性の高い接合構造を実現することができる。
すなわち、金属体を構成する金属と、焼結体を構成する銅とが接合界面を超えて拡散した構造を有しているので、最初の接合時には低い温度で焼成することが可能であるにもかかわらず、接合構造体を再加熱する際には焼結体の金属体との接合部の融点が高温側にシフトする(本発明によれば、例えば、融点を600℃以上にシフトさせることができる)ため、再加熱時に接合部が再溶融することを防止することが可能な、信頼性の高い接合構造を実現することができる。
また、本発明にかかる電子部品は、一方の接続対象である金属体に、他方の接続対象である電子部品素子の外部電極が、金属粒子の焼結体によって接合された電子部品において、金属体と焼結体、あるいは外部電極と焼結体とが、本発明の接合構造によって接合されているので、一方の接続対象である、例えばリードフレーム、基板上のランド電極、無酸素銅基板などの金属体と金属粒子の焼結体、あるいは、最表面がAuめっき層などからなる外部電極と金属粒子の焼結体とが確実に接合され、結果的に、金属体などの一方の接続対象と、他方の接続対象である電子部品素子の外部電極とが、金属粒子の焼結体を介して強固に接合された信頼性の高い電子部品を提供することができる。
また、本発明の接合構造の形成方法のように、接続対象である金属体と、平均結晶子径が10nm以上100nm以下の銅粒子を含む接合材料を、互いに接触させた状態で加熱することにより、金属体と、銅粒子が焼結されてなる平均結晶子径が60nm以上150nm以下の銅を含む焼結体とが接合され、かつ、金属体と焼結体との接合界面を超えて、金属体を構成する金属が焼結体側に、焼結体を構成する銅が金属体側に拡散した接合構造を形成することが可能になる。
すなわち、金属体を構成する金属と、焼結体を構成する銅とが拡散した構造とすることにより、最初の接合時には低い温度で焼成することが可能であるにもかかわらず、接合構造体を再加熱する際には、焼結体の金属体との接合部の融点が高温側にシフトする(本発明によれば、例えば、融点を600℃以上にシフトさせることができる)ため、再加熱時に接合部が再溶融することを防止して、信頼性の高い接合構造を実現することができる。
また、金属体と接合材料を互いに押圧しつつ加熱するようにした場合、平均結晶子径が100nm以上150nm以下の銅を含む緻密な焼結体が形成され、接合部の放熱性が向上する。また、接合界面のネックが太くなり、接合強度が向上する。
また、本発明の他の接合構造の形成方法のように、接続対象である金属体と、平均結晶子径が10nm以上100nm以下の銅粒子を含む接合材料を、互いに接触させた状態で加熱することにより、金属体と、接合材料を構成する銅粒子が焼結されてなる平均結晶子径が60nm以上150nm以下の銅を含む焼結体とが接合され、かつ、金属体と焼結体との接合界面に、金属体を構成する金属と焼結体を構成する銅との合金層が形成され、強固な接合部を備えた信頼性の高い接合構造を形成することが可能になる。
また、金属体と接合材料を互いに押圧しつつ加熱するようにした場合、平均結晶子径が100nm以上150nm以下の銅を含む緻密な焼結体が形成され、焼結体と金属体との接合部の放熱性が向上する。また、接合界面のネックが太くなり、接合強度が向上する。
また、本発明のさらに他の接合構造の形成方法のように、接続対象である、銅を含む金属体と、平均結晶子径が10nm以上100nm以下の銅粒子を含む接合材料を、互いに接触させた状態で加熱することにより、金属体と、接合材料を構成する銅粒子が焼結されてなる平均結晶子径が60nm以上150nm以下の銅を含む焼結体とが接合され、かつ、金属体と焼結体の接合界面にまたがって、銅の結晶粒界が存在する、接合界面の強度の大きい接合構造を形成することが可能になる。
また、金属体と接合材料を互いに押圧しつつ加熱するようにした場合、平均結晶子径が100nm以上150nm以下の銅を含む緻密な焼結体が形成され、焼結体と金属体との接合部の放熱性が向上する。また、接合界面のネックが太くなり、接合強度が向上する。
本発明の一実施形態(実施形態1)にかかる接合構造を示す図である。 本発明の実施形態1において、銅粒子ペーストを用いて接合構造を形成するための熱処理のプロファイルを示す図である。 本発明の実施形態にかかる接合構造を形成するための銅粒子ペーストの焼結体の断面STEM像である。 本発明の実施形態(実施形態1)にかかる接合構造における金属体(Au電極)と焼結体(銅焼結体)との接合部のSTEM像(走査透過顕微鏡像)である。 本発明の実施形態(実施形態1)にかかる接合構造における、金属体(Au電極)と焼結体(銅焼結体)の接合界面のSTEM像である。 図5AのSTEM像に対応する領域のEDX点分析結果を示す図である。 本発明の実施形態(実施形態1)にかかる接合構造における、金属体(無酸素銅基板)と焼結体(銅焼結体)の接合界面のSIM像である。 本発明の実施形態2における評価用の試料の、無酸素銅基板と銅焼結体の接合界面近傍の構成を示すSEM像である。 本発明の実施形態2における評価用の試料の、無酸素銅基板と銅焼結体の接合界面のSIM像である。
以下に本発明を実施するための形態を示して、本発明の特徴とするところをさらに詳しく説明する。
[実施形態1]
図1は、本発明の一実施形態(実施形態1)にかかる接合構造を示す図である。この実施形態1にかかる接合構造は、図1に示すように、無酸素銅基板(一方の接合対象である金属体)1に、電子部品素子としてのICチップ(他方の接続対象)2をダイボンドした場合の接合構造を示すものであり、ICチップ2が金属粒子が焼結した焼結体(銅焼結体)3により無酸素銅基板(金属体)1に接合され、かつ、封止樹脂4により封止された構造を示している。
この実施形態1では、無酸素銅基板を一方の接合対象である金属体1としているが、金属体1の構成材料としては、無酸素銅以外には、Cu−Sn合金、Cu−Fe合金、Cu−Zr合金、Cu−Zn合金などのCu合金や、Fe−Ni合金などの鉄系合金が用いられることが多い。
また、金属体1は、リードフレーム、金属端子などの他の金属体であってもよく、樹脂基板やセラミック基板に配設された電極などであってもよい。
金属体1が電極である場合、構成材料は銅であることが多い。さらに、電極の表面にプリフラックス処理がされていてもよく、また、Niめっき、Ni/Auめっき、Ni/Agめっきなどが施されていてもよい。
本発明は上述のような種々の金属体に、電子部品素子を実装するような場合に広く適用することができる。
また、電子部品素子であるICチップ2の本体(基材)には、ケイ素(Si)、炭化珪素(SIC)、窒化ガリウム(GaN)などが用いられており、ICチップ2の本体の下面には、電極(外部電極)2aが配設されている。外部電極2aは、通常、めっき膜から形成されることが多い。
外部電極2aとして用いられるめっき膜としては、最表面を構成するめっき膜として、金(Au)めっき膜または銀(Ag)めっき膜を備えたものが用いられることが多い。例えば、ICチップの下面から順に、表面に向かってチタン(Ti)/ニッケル(Ni)/Auの各めっき膜を備えたもの、Ti/Ni/Agの各めっき膜を備えたもの、Ni/Auの各めっき膜を備えたものなどが例示される。
ただし、本発明において電子部品素子は、上述のICチップに限られるものではなく、積層セラミックコンデンサや積層コイル部品などのチップ部品であってもよい。チップ部品の外部電極は、一般的に、銅(Cu)、Ag、Ag−Pd、Niなどから選ばれる材料から形成される。なお、Cu、Ag、Ag−Pd、Niなどからなる外部電極にはガラスが含まれていてもよい。
この実施形態1では、後述のように、下層側から、Tiめっき膜12a、Pdめっき膜12b、Auめっき膜12cの順で形成された各めっき膜により形成された外部電極2aを備えたICチップ(Siチップ)2が、電子部品素子として用いられている(図1参照)。なお、ICチップ2は平面形状が正方形で、厚みが0.525mm、正方形の一辺が5mmの寸法を有している。
各めっき膜の厚みは、最表面側から、それぞれ、Auめっき膜12c:500nm、Pdめっき膜12b:150nm、Tiめっき膜12a:50nmとされている。
なお、基板やリードフレームなどの金属体1が無酸素銅やCu合金などからなるものである場合には、特にめっき処理が施されていなくても、銅焼結体3との接合を行うことが可能である。
この実施形態1では、一方の接合対象である金属体として、表面にめっき膜を備えていない無酸素銅基板1に、ICチップ2の外部電極(最表面に金めっき膜を備えた電極)2aを接合するようにしている。
本発明の接合構造において、一方の接合対象である金属体と電子部品素子の外部電極を接合する焼結体は、銅粒子を含むペーストを焼成することにより銅粒子が焼結することにより形成された銅焼結体から形成されている。
焼結体を構成する金属材料としては銅粒子が好適に用いられる。場合によっては、銅を主成分とする金属粒子や、Cu合金粒子などを用いることも可能である。
通常金属の焼結体は耐熱性、放熱性、導電性に優れている。その中でもサブミクロンサイズの銅粒子を含む焼結体は、焼結性に優れており、耐熱性、放熱性、導電性が高いことから、ICチップのダイボンド向けの接合部に、好適に用いることができる。
また、銅の焼結体は、銅粒子と溶媒、その他添加剤によって構成された銅粒子ペーストを所定のプロファイルによって熱処理を加えることにより形成される。なお、この実施形態1では、後述のように、N2雰囲気、230℃、保持時間5min(昇温速度80℃/min)のプロファイル(図2参照)で熱処理を行うことにより、銅焼結体を形成するようにしている。
銅粒子ペーストを構成する銅粒子は粒径ピークが0.1μm以上5.0μm以下の範囲にあり、かつ凝集を抑制する分散剤を表面に有していないことが好ましい。
銅粒子と、銅粒子の焼結温度で還元性を奏する有機化合物で構成された銅粒子ペーストを利用することで、還元剤が銅粒子を確実に還元し、焼結体の内部と外部が同様に焼結した、安定した焼結体を形成することができる。
また、上記銅粒子ペーストを構成する有機化合物としては、ヒドロキシ基を有する有機化合物を用いることが好ましい。具体的には、トリエタノールアミン、グリセリン、エチレングリコール、トリエチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコールからなる群より選ばれる少なくとも1種を含むことが好ましい。
銅粒子ペーストを焼成する際には、通常、温度範囲:200℃以上350℃以下、焼成時間:3min以上60min以下、焼成時の雰囲気は還元雰囲気、または不活性雰囲気下で行うことが望ましい。
ただし、焼成条件は、上述の条件に限定されるものではない。
なお、パッケージングする際には封止樹脂4によってICのダイボンド部を封止する。封止材料はエポキシ樹脂などが用いられる。
一方の接続対象である無酸素銅基板(金属体)1と、他方の接続対象であるICチップ2の外部電極2aとを接合するにあたっては、例えば、無酸素銅基板(金属体)1と、ICチップ2の外部電極2aのいずれかに、上述の銅粒子ペーストを配置した後、無酸素銅基板1とICチップ2の外部電極2aを銅粒ペーストを介して接合する。
その後、所定の温度に加熱して、銅粒子ペーストを焼結させることにより、銅粒子の焼結体3によって、ICチップ2の外部電極2aを無酸素銅基板1に固着させる。
これにより、一方の接続対象である無酸素銅基板(金属体)に、他方の接続対象であるICチップ2の外部電極2aが接合された電子部品が形成される。
なお、銅粒子ペーストは不活性雰囲気下、かつ低温(250℃以下)で焼結させることができるため、ICチップ2にダメージを与えたり、汚染したりするおそれはない。
無酸素銅基板1とICチップ2とを固着させた後、ワイヤボンドなどで配線し、最終的に樹脂封止を行う。封止の方法はコンプレッションモールド、トランスファーモールド、インジェクションモールドなどの種々の手法を採用することができる。
<銅粒子の焼結体について>
ここで、銅粒子ペーストを単体で熱処理して、銅粒子の焼結の状態を観察した結果について説明する。
なお、焼結体3は、上述のように、銅粒子と溶媒、その他添加剤によって構成された銅粒子ペーストを所定のプロファイルによって熱処理を加えることにより形成されるものである。
この実施形態1では、銅粒子ペーストを構成する銅粒子として、粒径ピークが約0.3μmであるサブミクロンサイズの銅粒子と、粒径ピークが約2μmであるミクロンサイズの銅粒子の2種類の銅粒子を配合して用いた。また、銅粒子ペーストを構成する溶媒として、トリエタノールアミンを配合した。
この銅粒子ペーストをN2雰囲気、230℃、保持時間5min(昇温速度80℃/min)のプロファイル(図2参照)で焼成することにより銅焼結体を得た。図3は、銅焼結体のSTEM像である。
なお、上述の銅粒子ペーストを使用することで、230℃という低温、5minという比較的短時間かつ無加圧で、図3に示すような良好な銅焼結体が得られることが確認された。
また、銅粒子ペーストの焼成前と焼成後の平均結晶子サイズをXRDのリートベルト法によって求めた。その結果を表1に示す。
焼成前の平均結晶子径は60.3nmと小さく、これにより230℃という低温でも焼結させることができる。
また、焼成後は平均結晶子径が少し大きくなっているが、それでも平均結晶子径は82.0nmと小さいことが確認された。
この82.0nmという平均結晶子径は、塊状の金属材料である、いわゆるバルク状の金属材料(例えば、金属箔,めっき膜、棒状金属など)の平均結晶子径に比べて小さいものである。
この焼結体の熱伝導率を測定した結果、93W/m・Kと算出され、一般的なPbを含まない実装はんだ(Sn−3.0Ag−0.5Cu:64W/m・K、Sn−10Sb:47W/m・K)よりも高く、放熱性に優れていることが確認された。
なお、焼成前の平均結晶子サイズを60nmよりも小さくしておくことにより、本発の接合構造のように、平均結晶子径が60nm以上150nm以下の銅を含む焼結体を形成することができる。
次に、以下の方法で、ICチップの外部電極を、上述の銅粒子ペーストを用いて、無酸素銅基板に接合することにより、評価用の試料(電子部品)を作製した(図1参照)。
上述の銅粒子ペーストをメタルマスクを用いて印刷した無酸素銅基板に、表層側からAuめっき膜、Pdめっき膜、Tiめっき膜の3層構造の外部電極を形成したICチップ(Siチップ)を対向させて張り合わせた。
外部電極を構成する各めっき膜の厚みは、最表面から順に、Auめっき膜:500nm、Pdめっき膜:150nm、Tiめっき膜:50nmである。
ICチップ(Siチップ)2は、平面形状が正方形で、厚みが0.525mm、正方形の一辺の寸法が5mmのものである。
メタルマスクとしては、厚みが40μmで、開口部が正方形で一辺の寸法が5mmのものを用いた。
その後、N2雰囲気、230℃、保持時間5min(昇温速度80℃/min)のプロファイル(図2参照)で焼成した。
これにより、ICチップが銅焼結体により無酸素銅基板に接合された評価用の試料(電子部品)を得た(図1参照)。
得られた試料について、ICチップの外部電極(Au電極)と銅焼結体の接合状態、および、無酸素銅基板と銅焼結体の接合状態を観察した。以下に説明を行う。
<ICチップの外部電極と銅焼結体の接合状態について>
ここでは、まず、ICチップ2の外部電極2aと無酸素銅基板1とが銅焼結体を介して接合された評価用の試料(接合構造体)(図1参照)のうち、ICチップ2の外部電極(上述のように最表層がAuめっき層である電極)2aと銅焼結体3の接合状態について説明する。
接合状態を確認するために、ICチップ2の外部電極(最表層がAuめっき層である電極)2aと銅焼結体の接合界面(図1において破線L01で示される界面)についてAuおよびCuのマッピング分析を行った。図4に、実施形態1にかかる接合構造における金属体である外部電極(最表層がAuめっき層である電極)2aと焼結体(銅焼結体)3の接合部のSTEM像を示す。
AuおよびCuのマッピングから、Auは銅粒子(銅焼結体)3側に、CuはICチップ2の外部電極(最表層がAuめっき層である電極)2a側にそれぞれ拡散していることが確認された。
さらにEDX(エネルギー分散型X線分析)により、Au電極から銅粒子に向かう直線上の21点でCuとAuの元素濃度を求めた。その結果、図5A、図5Bに示すように、およそ220nmにわたってCuとAuが相互に拡散しており、CuとAuの合金層を形成していることが確認された。
なお、図5Aは、接合界面のSTEM像、図5Bは、図5AのSTEM像に対応する領域のEDX点分析結果を示す図である。
また、図5Bにおける原点は、図5A上で界面と考えられる点と定めている。
<無酸素銅基板と銅焼結体の接合状態について>
次に、ICチップ2の外部電極2aと、無酸素銅基板とを銅焼結体3を介して接合した評価用の試料(接合構造体)(図1参照)のうち、無酸素銅基板1と銅焼結体3の接合状態について説明する。
上述のようにして作製した評価用の試料の、無酸素銅基板1と、銅焼結体3との、接合界面を走査イオン顕微鏡で観察して、図6に示すようなSIM像を得た。
図1および図6において、破線L02が無酸素銅基板(金属体)1と銅焼結体3との接合界面を示す。また、線L1で囲まれた領域が、銅の一つの結晶粒界の範囲を示す。
図6に示すように、銅焼結体3と無酸素銅基板1の接合界面にまたがって、銅の結晶粒界(線L1で囲まれた領域が銅の一つの結晶粒界の範囲)が存在しており、無酸素銅基板1のCu原子と銅焼結体3の銅原子が拡散していることがわかる。
このように、銅焼結体3と無酸素銅基板1の接合界面にまたがって、銅の結晶粒界が存在するようにした場合。接合界面の強度を向上させることが可能になり、信頼性の高い接合構造を実現することができる。
[実施形態2]
この実施形態2では、銅粒子ペーストを、メタルマスクを用いて所定の位置に印刷した無酸素銅基板に、ICチップ(Siチップ)の外部電極が形成された面を対向させて張り合わせ、以下の手順で、圧力を加えながら所定の温度に加熱して、無酸素銅基板に、表層側からAuめっき膜、Pdめっき膜、Tiめっき膜の3層構造からなる、ICチップの外部電極を接合した。
ICチップとしては上記実施形態1の評価用の試料に用いたものと同じものを用いた。すなわち、ICチップとしては、平面形状が正方形で、厚みが0.525mm、正方形の一辺の寸法が5mmで、外部電極の構成も上記実施形態1で用いたICチップと同じものを用いた。
また、メタルマスクも、上記実施形態1の場合と同様に、厚みが40μmで、開口部が正方形で一辺の寸法が5mmのものを用いた。
さらに、銅粒子ペーストについても、上記実施形態1で用いた銅粒子ペーストと同じものを用いた。
そして、無酸素銅基板に、ICチップを接合した接合構造体を、大気雰囲気、ツール温度450℃、荷重250N、保持時間20secの条件で熱圧着することにより、評価用の試料を作製した。
ここでは、ツール温度を450℃としているが、銅粒子ペーストの実際の温度はそれよりも低い温度となる。
また、ツール温度の450℃は固定的なものではなく、さらに低い温度とすることも可能である。
図7に、実施形態2の評価用の試料の、無酸素銅基板1と銅焼結体3との接合界面近傍のSEM像を示す。図7より、熱圧着によって、空隙の少ない緻密な銅焼結体3が形成されていることがわかる。
また、無酸素銅基板1と銅焼結体3の接合界面近傍のSIM像を図8に示す。破線L02が銅焼結体3と無酸素銅基板(金属体)1の接合界面、線L1が銅の一つの結晶粒界の範囲を示す。
図8より、実施形態1において、図6に示したのと同様に、Cuの結晶粒5が銅焼結体3と無酸素銅基板1にまたがって存在しており、無酸素銅基板1のCu原子と、銅焼結体3のCu原子が拡散していることがわかる。また、図6に示したN2焼成時のSIM像と比較すると、熱圧着によって銅焼結体3の結晶子サイズが明らかに大きくなっていることがわかる。
この結晶子サイズをXRDで測定すると120nmであり、表1の加圧せずに、窒素雰囲気中で焼成した銅焼結体の結晶子サイズよりも大きくなっていることが確認された。
これらの結果より、焼成時に、接続対象である金属体(この実施形態では無酸素銅基板)と、銅粒子を含む接合材料(銅粒子ペースト)を、互いに押圧しつつ加熱することにより、空隙の少ない緻密な焼結体を形成する効果と、焼結体の結晶粒を成長させて(結晶子径が大きくなるようにして)、強固な接合部を形成する効果があることがわかる。
なお、上記実施形態では、一方の接合対象である金属体が無酸素銅基板である場合を例にとって説明したが、一方の接合対象である金属体は、例えばリードフレーム、金属端子などの他の金属体であってもよく、樹脂基板やセラミック基板に配設された電極などであってもよい。
また、上記実施形態では、他方の接合対象が、外部電極を備えたICチップである場合を例にとって説明したが、他方の接続対象である電子部品素子は、積層セラミックコンデンサや積層コイルなどの他の電子部品素子であってもよい。
本発明はその他の点においても上記実施形態に限定されるものでなく、発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
1 無酸素銅基板(金属体)
2 電子部品素子(ICチップ)
2a 外部電極
3 焼結体(銅焼結体)
4 封止樹脂
12a Tiめっき膜
12b Pdめっき膜
12c Auめっき膜
L01 焼結体と外部電極の接合界面を示す点線
L02 焼結体と金属体(焼結体)との接合界面を示す点線
L1 結晶粒界を示す線

Claims (10)

  1. 接続対象である金属体と、前記金属体と接合された金属粒子の焼結体とを備え、
    前記焼結体が、平均結晶子径が60nm以上150nm以下の銅を含む焼結体であり、
    前記金属体と前記焼結体との接合界面を超えて、前記金属体を構成する金属が前記焼結体側に拡散し、前記焼結体を構成する銅が前記金属体側に拡散していること
    を特徴とする接合構造。
  2. 前記接合界面に、前記金属体を構成する金属と前記焼結体を構成する銅との合金層が形成されていることを特徴とする請求項1記載の接合構造。
  3. 前記金属体が銅を含むものであって、前記焼結体と前記金属体にまたがって、銅の結晶粒界が存在していることを特徴とする請求項1記載の接合構造。
  4. 一方の接続対象である金属体に、他方の接続対象である電子部品素子の外部電極が、金属粒子の焼結体によって接合された電子部品であって、
    前記金属体と前記焼結体、あるいは前記外部電極と前記焼結体とが、請求項1〜3のいずれかに記載の接合構造によって接合されていること
    を特徴とする電子部品。
  5. 接続対象である金属体と、平均結晶子径が10nm以上100nm以下の銅粒子を含む接合材料を、互いに接触させた状態で加熱することにより、
    前記金属体と、前記接合材料を構成する前記銅粒子が焼結されてなる平均結晶子径が60nm以上150nm以下の銅を含む焼結体とが接合され、かつ、前記金属体と前記焼結体との接合界面を超えて、前記金属体を構成する金属が前記焼結体側に拡散し、前記焼結体を構成する銅が前記金属体側に拡散した接合構造を形成すること
    を特徴とする接合構造の形成方法。
  6. 接続対象である金属体と、平均結晶子径が10nm以上100nm以下の銅粒子を含む接合材料を、互いに押圧しつつ加熱することにより、
    前記金属体と、前記接合材料を構成する前記銅粒子が焼結されてなる平均結晶子径が100nm以上150nm以下の銅を含む焼結体とが接合され、かつ、前記金属体と前記焼結体との接合界面を超えて、前記金属体を構成する金属が前記焼結体側に拡散し、前記焼結体を構成する銅が前記金属体側に拡散した接合構造を形成すること
    を特徴とする接合構造の形成方法。
  7. 接続対象である金属体と、平均結晶子径が10nm以上100nm以下の銅粒子を含む接合材料を、互いに接触させた状態で加熱することにより、
    前記金属体と、前記接合材料を構成する前記銅粒子が焼結されてなる平均結晶子径が60nm以上150nm以下の銅を含む焼結体とが接合され、かつ、前記金属体と前記焼結体との接合界面に、前記金属体を構成する金属と前記焼結体を構成する銅との合金層が形成された接合構造を形成すること
    を特徴とする接合構造の形成方法。
  8. 接続対象である金属体と、平均結晶子径が10nm以上100nm以下の銅粒子を含む接合材料を、互いに押圧しつつ加熱することにより、
    前記金属体と、前記接合材料を構成する前記銅粒子が焼結されてなる平均結晶子径が100nm以上150nm以下の銅を含む焼結体とが接合され、かつ、前記金属体と前記焼結体との接合界面に、前記金属体を構成する金属と前記焼結体を構成する銅との合金層が形成された接合構造を形成すること
    を特徴とする接合構造の形成方法。
  9. 接続対象である、銅を含む金属体と、平均結晶子径が10nm以上100nm以下の銅粒子を含む接合材料を、互いに接触させた状態で加熱することにより、
    前記金属体と、前記接合材料を構成する前記銅粒子が焼結されてなる平均結晶子径が60nm以上150nm以下の銅を含む焼結体とが接合され、かつ、前記金属体と前記焼結体の接合界面にまたがって、銅の結晶粒界が存在する接合構造を形成すること
    を特徴とする接合構造の形成方法。
  10. 接続対象である、銅を含む金属体と、平均結晶子径が10nm以上100nm以下の銅粒子を含む接合材料を、互いに押圧しつつ加熱することにより、
    前記金属体と、前記接合材料を構成する前記銅粒子が焼結されてなる平均結晶子径が100nm以上150nm以下の銅を含む焼結体とが接合され、かつ、前記金属体と前記焼結体の接合界面にまたがって、銅の結晶粒界が存在する接合構造を形成すること
    を特徴とする接合構造の形成方法。
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