JP2017152537A - ヒータ及び静電チャック並びにプラズマ発生用部材 - Google Patents

ヒータ及び静電チャック並びにプラズマ発生用部材 Download PDF

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Abstract

【課題】ヒータの平面方向おける均熱化を向上できるヒータ、及びそのヒータを用いた静電チャック並びにプラズマ発生用部材を提供すること。
【解決手段】静電チャック1のセラミックスヒータ9では、外側発熱ライン45のうち、分離領域Bに隣り合う第1部分47の単位面積当たりの発熱量は、一対の発熱ライン41に隣り合う第2部分49の単位面積当たりの発熱量より大である。よって、セラミックスヒータ9の平面方向(即ちセラミックスヒータ9の表面に沿った方向)における均熱性を高めることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば半導体ウェハ等を製造する半導体製造プロセスなどに用いることができるヒータ、及びそのヒータを用いた静電チャック並びにプラズマ発生用部材に関する。
従来、半導体製造装置では、半導体ウェハ(例えばシリコンウェハ)に対し、CVD等の方法(例えばプラズマCVD)を用いてシランガス等の原料ガスから半導体薄膜を形成する工程が行われる。そのため、半導体製造装置は、半導体薄膜を形成する際にその基板となる半導体ウェハを加熱する加熱装置を備えている。
この種の加熱装置としては、線状の発熱体が設けられたヒータが知られている。例えば、特許文献1には、図17に示すように、ほぼ同一線幅を有する円弧状の発熱パターン(即ち発熱ライン)P1と直線状の発熱ラインP2とによって発熱体P3を構成するとともに、同心状に配置した複数の円弧状の発熱ラインP1を直線状の発熱ラインP2で折り返すようにしたヒータP4が開示されている。
この技術では、隣接する円弧状の発熱ラインP1間の間隔よりも対向する直線状の発熱ラインP2間の間隔を狭くして、ヒータP4の平面方向における均熱化を図っている。
特開平11−191535号公報
しかしながら、上述した従来技術でも、ヒータP4の平面方向における均熱化を十分に実現することは容易ではなく、一層の改善が求められていた。
詳しくは、従来技術では、対向する直線状の発熱ラインP2間の分離領域P5に対して、その径方向における両側の側方領域(図17の左右方向の灰色部分)P6の温度が低下する傾向にあるので、ヒータP4の均熱化は容易ではなかった。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、ヒータの平面方向における均熱化を向上できるヒータ、及びそのヒータを用いた静電チャック並びにプラズマ発生用部材を提供するものである。
(1)本発明の第1局面は、基板の内部又は表面に発熱体を備えるとともに、前記基板を厚み方向から見た平面視で、前記発熱体は線状の発熱ラインが所定の配列方向に沿って複数並んで配置された構成を有するヒータに関するものである。
本第1局面では、前記平面視で、前記発熱体は、隣り合う一対の前記発熱ラインを有し、前記一対の発熱ラインは、該一対の発熱ラインの長手方向にて所定の分離領域を挟んで離れて配置された第1発熱ライン対と第2発熱ライン対とを有する。更に、前記発熱体は、前記第1発熱ライン対を構成する各発熱ラインの前記分離領域側の端部同士を接続する第1折返部と、前記第2発熱ライン対を構成する各発熱ラインの前記分離領域側の端部同士を接続する第2折返部と、前記一対の発熱ライン及び前記分離領域に対して、前記配列方向における両側又は一方の側に配置された外側発熱ラインと、を有する。しかも、前記外側発熱ラインのうち、前記分離領域に隣り合う第1部分の単位面積当たりの発熱量は、前記一対の発熱ラインに隣り合う第2部分の単位面積当たりの発熱量より大である。
このように、本第1局面では、外側発熱ラインのうち、分離領域に(配列方向にて)隣り合う第1部分の単位面積当たりの発熱量は、一対の発熱ラインに(配列方向にて)隣り合う第2部分の単位面積当たりの発熱量より大であるので、ヒータの平面方向(即ち基板の表面に沿った方向)における均熱性を高めることができる。
つまり、発熱体が折り返すことによって発熱体が配置されない部分の近傍、詳しくは、分離領域の配列方向における外側(側方領域)は、温度が低下する傾向にあるが、本第1局面では、その側方領域の外側(即ち分離領域側と逆の方向)にある外側発熱ラインの第1部分の単位面積当たりの発熱量を、他の第2部分の単位面積当たりの発熱量よりも多くしている。よって、温度が低くなり易い部分が第1部分によって効果的に温められるので、ヒータの均熱性を高めることができる。
(2)本発明の第2局面では、前記第1部分と前記第2部分とは、前記各単位面積当たりの発熱量の大小関係となるように、線幅、厚み、材料のうち、少なくとも1種が設定されている。
本第2局面では、上述した発熱量の大小関係を設定する手法を例示したものである。
例えば、第1部分の線幅を、第2部分の線幅より細くしてもよい。また、第1部分の厚みを、第2部分の厚みより薄くしてもよい。さらに、第1部分の材料の抵抗値を、第2部分の材料の抵抗値より大としてもよい。
(3)本発明の第3局面では、前記外側発熱ラインは、前記第1部分の少なくとも一部にて前記分離領域側に突出するように配置されている。
本第3局面では、外側発熱ラインは、平面視で、分離領域側に突出しているので、好適に側方領域を加熱でき、よってヒータの均熱化を図ることができる。
(4)本発明の第4局面では、前記外側発熱ラインに対して、前記分離領域の反対側に、前記外側発熱ラインと並んで他の外側発熱ラインが配置されているとともに、前記他の外側発熱ラインのうち、前記第1部分と対向する外側第1部分の単位面積当たりの発熱量は、前記第2部分と対向する外側第2部分の単位面積当たりの発熱量より小である。
外側発熱ラインの第1部分は発熱量が多いので、この第1部分より外側(分離領域より遠い側)は温度が上昇し易い。そこで、本第4局面では、平面視で、この第1部分より外側の他の外側発熱ラインの外側第1部分の発熱量を少なくしているので、ヒータの一層の均熱化を図ることができる。
(5)本発明の第5局面では、前記第1折返部にて接続された第1発熱ライン対と前記第2折返部にて接続された第2発熱ライン対とが前記分離領域を介して配置されたライン構造が、前記配列方向に沿って複数並んで配置された構成を有し、前記複数のライン構造の分離領域は、前記発熱ラインの長手方向において位置をずらして配置されている。
本第5局面では、平面視で、発熱体の折り返し部分(従って分離領域)が前記配列方向に複数ある場合には、その分離領域を長手方向(例えば周方向)にずらすように配置しているので、ヒータの一層の均熱化を図ることができる。
(6)本発明の第6局面では、隣り合う前記発熱ライン間の間隔は、4.5mm〜7.5mmである。
このように、平面視で、発熱ライン間の間隔(距離)を設定することにより、後述する実験例からも明らかなように、ヒータの均熱化を容易に実現することができる。
(7)本発明の第7局面では、前記基板は、セラミックスを主成分とするセラミックス基板である。
本第7局面は、好ましい基板を例示している。
(8)本発明の第8局面は、前記第1〜第7局面のいずれかのヒータに、吸着用電極を備えた静電チャックである。
本第8局面は、ヒータの好適な適用例を示している。
(9)本発明の第9局面は、前記第1〜第7局面のいずれかのヒータに、RF電極を備えたプラズマ発生用部材である。
本第9局面は、ヒータの好適な適用例を示している。このヒータは、例えば、化学的気相成長法(Chemical Vapor Deposition)にて加工を行う際に用いられるCVDヒータである。
なお、RF電極とは、周知の高周波(例えば10kHz〜100GHzの高周波)が印加される電極である。
<以下に、本発明の各構成について説明する>
・基板とは板状の部材であり、基板の材料としては、セラミックスや樹脂等を採用できる。
セラミックスとしては、アルミナ、窒化アルミニウム、ジルコニア、炭化ケイ素等を主成分(セラミックス中で50質量%以上)とする材料が挙げられる。なお、前記主成分以外に、例えば希土類化合物を添加することもできる。
樹脂としては、ポリイミド、フッ素系樹脂等を採用できる。
・吸着用電極やRF電極の材料としては、タングステン、モリブデン等が挙げられる。
・発熱体は、通電によって発熱する抵抗発熱体であり、この発熱体(その各発熱ライン)の材料としては、タングステン、タングステンカーバイド、モリブデン、モリブデンカーバイド、タンタル、白金等が挙げられる。
発熱体の厚みとしては、0.01mm〜0.1mmの範囲を採用できる。発熱体が線状である場合には、その平面視(厚み方向から見た場合)での幅(線幅)としては、0.1mm〜3.0mmの範囲を採用できる。
・ここで、発熱ラインとは、発熱体のうちの線状の部分であり、一対の発熱ラインとは、配列方向にて隣り合う一対の発熱ラインである。
第1発熱ライン対と第2発熱ライン対とは、一対の発熱ラインが、(発熱体が形成されない領域である)分離領域にて分離されたものであり、それぞれ2本の発熱ラインから構成されている。
第1折返部は、第1発熱ライン対の分離領域側の端部同士を接続し、第2折返部は、第2発熱ライン対の分離領域側の端部同士を接続するものである。なお、第1折返部と第2折返部との間に分離領域がある。
第1部分は、外側発熱ラインのうち分離領域に隣り合う領域であり、第2部分は、外側発熱ラインのうち第1部分とは異なる領域(即ち一対の発熱ラインに隣り合う領域)である。
第1実施形態の静電チャックを示す斜視図である。 第1実施形態の静電チャックを厚み方向に破断しその一部を示す断面図である。 セラミックスヒータにおける発熱体の平面形状を示す(即ち厚み方向から見た平面視の形状を示す)説明図である。 セラミックスヒータの発熱体の折返領域ORを拡大して示す平面図である。 (a)は変形例のセラミックスヒータの発熱体の折返領域ORを拡大して示す平面図、(b)は(a)のAーA断面にて変形例1の外側発熱ラインの縦断面を示す断面図、(c)は(a)のAーA断面にて変形例2の外側発熱ラインの縦断面を示す断面図である。 第2実施形態におけるセラミックスヒータの発熱体の折返領域ORを拡大して示す平面図である。 第3実施形態におけるセラミックスヒータの発熱体の折返領域ORを拡大して示す平面図である。 第4実施形態におけるセラミックスヒータの発熱体の折返領域ORを拡大して示す平面図である。 第5実施形態におけるセラミックスヒータの発熱体の折返領域ORを拡大して示す平面図である。 第6実施形態のCVDヒータを軸方向に沿って破断した断面を示す断面図である。 第7実施形態のセラミックスヒータを厚み方向に沿って破断した断面を示す断面図である。 比較例のセラミックスヒータの発熱体の折返領域ORを拡大して示す平面図である。 実験例1のコンピュータのシミュレーションによる実験結果(発熱体に通電した場合のセラミックスヒータの表面における温度分布)を示し、(a)〜(c)は試料1〜試料3における温度分布を示し、(d)は温度と画像の濃さとの関係を示す説明図である。 実験例2の発熱ラインの間隔Sを説明する説明図である。 実験例2の実験結果を示し、パターン間距離(間隔S)と折り返し部周辺(折返領域OR)における最高温度と最低温度との温度差ΔTとの関係を示すグラフである。 本発明例の場合(調整有り)と比較例(調整無し)の場合のセラミックスヒータの表面の温度分布の違いを示す説明図である。 従来技術の説明図である。
[1.第1実施形態]
ここでは、第1実施形態として、例えば半導体ウェハを吸着保持できる静電チャックを例に挙げる。
[1−1.構成]
まず、第1実施形態の静電チャックの構造について説明する。
図1に示す様に、第1実施形態の静電チャック1は、図1の上側にて半導体ウェハ3を吸着する装置であり、第1主面(吸着面)5及び第2主面7を有する円盤状のセラミックスヒータ9と、円盤状の金属ベース(クーリングプレート)11とを、例えばインジウムからなる接合層13によって接合したものである。
また、静電チャック1には、リフトピン(図示せず)が挿入されるリフトピン孔15が、静電チャック1を厚み方向に貫くように、複数箇所に設けられている。この貫通孔であるリフトピン孔15は、半導体ウェハ3を冷却するために吸着面5側に供給される冷却用ガスの流路(冷却用ガス孔)としても用いられる。なお、冷却用ガス孔は、リフトピン孔15とは別に設けられていてもよい。
更に、金属ベース11には、セラミックスヒータ9(従って半導体ウェハ3)を冷却するために、冷却用流体が流される冷却路17が設けられている。
以下、各構成について説明する。
<セラミックスヒータ9>
図2に示すように、セラミックスヒータ9は、発熱体19等を備えたセラミックス基板21から構成されている。
前記セラミックス基板21は、複数のセラミック層(図示せず)が積層されたものであり、アルミナを主成分とするアルミナ質焼結体である。なお、アルミナ質焼結体は、絶縁体(誘電体)である。
このセラミックス基板21には、吸着面5の(図2の)下方に、一対の吸着用電極23(23a、23b)が設けられている。更に、吸着用電極23の下方に、発熱体19が設けられている。
また、セラミックス基板21の内部には、ビア25、内部導電層27が設けられており、セラミックス基板21の第2主面7側に設けられた孔部である凹部29には、メタライズ層31、内部接続端子33が設けられている。
よって、発熱体19は、ビア25、内部導電層27、メタライズ層31、内部接続端子33等を介して、給電用の端子ピン35に接続されている。なお、図2では、吸着用電極23に給電する構成は省略してある。
<吸着用電極23>
吸着用電極23は、例えばタングステンからなる電極であり、例えば平面形状が半円状の一対の電極23a、23b(図1参照)から構成されている。
この吸着用電極23とは、静電チャック1を使用する場合には、両電極23a、23bの間に、直流高電圧を印加し、これにより、半導体ウェハ3を吸着する静電引力(吸着力)を発生させ、この吸着力を用いて半導体ウェハ3を吸着して固定するものである。なお、吸着用電極23については、これ以外に、周知の各種の構成を採用できる。
<発熱体19>
発熱体19は、通電により発熱する抵抗発熱体であり、例えばタングステンから構成されている。
この発熱体19は、図3に示すように、セラミックスヒータ9を厚み方向(図2の上下方向)から見た平面視で、例えば、中心側から外周側に向かって広がるような略渦巻き状に形成されている。
つまり、発熱体19は、線状の発熱ライン37が渦巻き状に配置されるとともに、その一部(折返領域OR)にて折り返すように形成されている。
なお、発熱体19は、例えば厚み0.01mm×線幅0.5mmの線状の発熱ライン37により構成されている。また、隣り合う発熱ライン37間の間隔(幅の中央における間隔)は、配列方向及び長手方向とも、例えば5.0mmである。
ここで、発熱ライン37の厚みの範囲としては、0.01mm〜0.1mmの範囲を採用でき、線幅としては、0.1mm〜3.0mmの範囲を採用でき、発熱ライン37の間隔としては4.5mm〜7.5mmの範囲を採用できる。
以下、詳細に説明する。
前記発熱体19は、平面視で、線状の発熱ライン37が所定の配列方向(ここでは径方向)に沿って複数並んで配置された構成を有する。
図4に折返領域ORを示すように、発熱体19は、隣り合う一対の発熱ライン41を有する。この一対の発熱ライン41は、一対の発熱ライン41の長手方向(ここでは図4の上下方向である周方向)にて所定の分離領域Bを挟んで離れて配置された第1発熱ライン対41aと第2発熱ライン対41bとを有している。
なお、分離領域Bとは、発熱体19が形成されていない領域であり、その周方向における寸法としては、2.0mm〜7.5mmの範囲を採用できる。
また、一対の発熱ライン41は、第1発熱ライン対41aを構成する各発熱ライン37の分離領域B側の端部同士を接続する第1折返部43aと、第2発熱ライン対41bを構成する各発熱ライン37の分離領域B側の端部同士を接続する第2折返部43bとを有している。
さらに、発熱体19は、一対の発熱ライン41及び分離領域Bに対して、前記配列方向における両側に配置された一対の外側発熱ライン45(45i、45o)を有している。
そして、両外側発熱ライン45のうち、分離領域Bに対して径方向にて隣り合う第1部分47の単位面積当たりの発熱量は、一対の発熱ライン41に対して径方向にて隣り合う第2部分49の単位面積当たりの発熱量より大となるように構成されている。
具体的には、両外側発熱ライン45の第1部分47の線幅は、第2部分49の線幅より細くなるように設定されており、これにより、第1部分47の抵抗値が第2部分49の抵抗値より大きくなるように設定されている。例えば外側発熱ライン45の第1部分47の線幅が第2部分49の線幅の1/2となるように設定されている。
つまり、この線幅の規定によって、第1部分47の単位面積当たりの発熱量が、第2部分49の単位面積当たりの発熱量より大きくなるように設定されている。
なお、発熱量(W)は、周知のように、W=IRの計算式から分かるように、抵抗を上昇させることにより増加する(Iは電流値、Rは抵抗値)。
また、抵抗値は、下記の式(1)、(2)により算出することができる。
R=ρ*L/A ・・(1)
R:抵抗値[Ω]
ρ:電気抵抗率[Ωm]
L:長さ[m]
A:面積[m
R=ρ*L/(w*t) ・・(2)
w:幅[m]
t:厚さ[m]
[1−2.製造方法]
次に、第1実施形態の静電チャック1の製造方法について、簡単に説明する。
(1)セラミックス基板21の原料として、主成分であるAl:92重量%、MgO:1重量%、CaO:1重量%、SiO:6重量%の各粉末を混合して、ボールミルで、50〜80時間湿式粉砕した後、脱水乾燥する。
(2)次に、この粉末に溶剤等を加え、ボールミルで混合して、スラリーとする。
(3)次に、このスラリーを、減圧脱泡後平板状に流し出して徐冷し、溶剤を発散させて、(各セラミック層に対応する)各アルミナグリーンシートを作製する。
(4)また、前記アルミナグリーンシート用の原料粉末中にタングステン粉末を混ぜて、スラリー状にして、メタライズインクとする。
(5)そして、吸着用電極23、発熱体19等を形成するために、前記メタライズインクを用いて、アルミナグリーンシート上に、通常のスクリーン印刷法により、各パターンを印刷する。
(6)次に、各アルミナグリーンシートを熱圧着し、積層シートを形成する。
(7)次に、熱圧着した積層シートを、所定の円板形状にカットする。
(8)次に、カットしたシートを、還元雰囲気にて、1400〜1600℃の範囲(例えば、1550℃)にて5時間焼成(本焼成)し、アルミナ質焼結体を作製する。
(9)そして、焼成後に、適宜必要箇所を削って寸法を調整する。これによって、セラミックス基板21を作成する。
(10)次に、セラミックス基板21(即ちセラミックスヒータ9)と金属ベース11とを接合して一体化する。これにより、静電チャック1が完成する。
[1−3.効果]
次に、第1実施形態の効果について説明する。
第1実施形態の静電チャック1では、図4に示すように、外側発熱ライン45のうち、分離領域Bに隣り合う第1部分47の単位面積当たりの発熱量は、一対の発熱ライン41に隣り合う第2部分49の単位面積当たりの発熱量より大であるので、セラミックスヒータ9の平面方向(即ちセラミックス基板21の表面に沿った方向)における均熱性を高めることができる。
つまり、分離領域Bの配列方向(径方向)における外側(側方領域S)は、発熱体19が無い分離領域Bの側方であるので、温度が低下する傾向にある(図4の左右の低温領域L参照)。
しかし、第1実施形態では、その側方領域Sの外側(即ち分離領域B側と逆の方向)にある左右両側の外側発熱ライン45において、その第1部分47の線幅を第2部分49の線幅よりも狭くして(厚みは同じ)、第1部分47の抵抗値を第2部分49の抵抗値より大きくしている。
これにより、外側発熱ライン45の第1部分47の単位面積当たりの発熱量を、第2部分49の単位面積当たりの発熱量よりも多くしている。
その結果、図4の左右の高温領域Hの温度は、前記低温領域Lの温度よりも高くなり易くなり、全体として、高温領域Hにおける温度と低温領域Lにおける温度が均一化される。これにより、セラミックスヒータ9の平面方向における均熱性を高めることができる。
[1−4.変形例]
次に、第1実施形態の変形例について説明する。
a)変形例1
前記第1実施形態では、外側発熱ライン45の第1部分47の線幅を第2部分49の線幅より細くしたが、変形例1では、図5(a)に示すように、外側発熱ライン45の線幅は同じとして、その厚みを変更する。
詳しくは、図5(b)に示すように、外側発熱ライン45の第1部分47の厚みt1を第2部分49の厚みt2より薄くする。
これによって、第1部分47の抵抗値を第2部分49の抵抗値より大きくできるので、第1実施形態と同様な効果を奏する。
b)変形例2
変形例2では、外側発熱ライン45の第1部分47と第2部分49との線幅及び厚みを同じにするが、使用する材料を変更する。
詳しくは、図5(c)に示すように、外側発熱ライン45の第1部分47の材料を第2部分49の材料よりも抵抗値が大きな材料を使用する。例えば第1部分47の材料をモリブデンとする場合には、第2部分49の材料をタングステンとする。
これによって、第1部分47の抵抗値を第2部分49の抵抗値より大きくできるので、第1実施形態と同様な効果を奏する。
なお、前記第1実施形態と前記変形例1、2との構成を組み合わせてもよい。
つまり、第1部分47と第2部分49とは、各単位面積当たりの発熱量が上述した大小関係となるように、線幅、厚み、材料のうち、少なくとも1種を組み合わせてもよい。
c)変形例3
第1実施形態では、一対の発熱ライン41及び分離領域Bに対して、前記配列方向(図4の左右方向)の両側に外側発熱ライン45を配置した例に挙げたが、配列方向の一方の側のみに外側発熱ライン45を設けてもよい。
例えば一対の発熱ライン41を、平面視で最外周に設ける場合には、内周側にのみ、外側発熱ライン45を設ける。
[2.第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明するが、第1実施形態と同様な内容の説明は省略又は簡易化して説明する。
図6に示すように、第2実施形態のセラミックスヒータ51では、外側発熱ライン53は、第1部分55の少なくとも一部にて、分離領域B側に突出するように形成されている。
詳しくは、分離領域Bに対して径方向(図6の左右方向)における両側に、第1部分55が設けられており、各第1部分55は、第2部分57から分離領域B側に突出する一対の脚部59と、脚部59の先端部同士を接続する細径部60とから構成されている。
このうち、脚部59の線幅は第2部分57の線幅と同じであり(細くしてもよい)、細径部60の線幅は第2部分57より細く設定されている。
なお、第1部分55と第2部分57は、厚みや材料は同じである。
この構成によって、第1部分55(特に細径部60)の抵抗値は第2部分57の抵抗値より大きく設定されている。
第2実施形態は、前記第1実施形態と同様な効果を奏する。
また、第2実施形態では、第1部分55(特に細径部60)によって高温となる高温領域Hは前記低温領域Lに近づくので、第1実施形態よりも、一層均熱性が向上するという利点がある。
[3.第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明するが、第1実施形態と同様な内容の説明は省略又は簡易化して説明する。
図7に示すように、第3実施形態のセラミックスヒータ61では、上述した外側発熱ライン63に対して、前記分離領域Bの反対側(図7の左右の外側)に、外側発熱ライン63と並んで他の外側発熱ライン65が配置されている。
そして、他の外側発熱ライン65のうち、(外側発熱ライン63の)第1部分67と対向する外側第1部分69の単位面積当たりの発熱量は、(外側発熱ライン63の)第2部分71と対向する外側第2部分73の単位面積当たりの発熱量より小となるように設定されている。
具体的には、外側発熱ライン63の第1部分67の線幅は第2部分71の線幅より細いが(即ち抵抗値が大きいが)、それとは逆に、他の外側発熱ライン65の外側第1部分69の線幅は外側第2部分73の線幅より太く(即ち抵抗値が小さく)設定されている。
なお、外側発熱ライン63の第2部分71の線幅と他の外側発熱ライン65の外側第2部分73の線幅は同じである。つまり、第1部分67及び外側第2部分69以外の発熱ライン75の線幅は同じである。
また、外側発熱ライン63と他の外側発熱ライン65とは、厚み及び材料は同じである。
第3実施形態は、前記第1実施形態と同様な効果を奏する。
また、第1実施形態のように、第1部分67の線幅を細くするとその部分での発熱量が増加するので、第1部分67の外側部分(外側第1部分69側)の温度が上昇しやすい。
それに対して、第3実施形態では、第1部分67の外側の外側第1部分69における線幅を太くして、その部分における抵抗値を下げて発熱量を小さくしている(図7の高温領域H、低温領域L参照)。
よって、第1実施形態よりも、一層均熱性が向上するという利点がある。
[4.第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明するが、第1実施形態と同様な内容の説明は省略又は簡易化して説明する。
図8に示すように、第4実施形態のセラミックスヒータ81では、発熱体83は、第1折返部85にて接続された第1発熱ライン対87と第2折返部89にて接続された第2発熱ライン対91とが分離領域Bを介して配置されたライン構造LKを有するとともに、そのライン構造LKが、配列方向に沿って(中心側から外周側に向かって)複数並んで配置されている。
さらに、複数のライン構造LKの分離領域Bは、発熱ライン93の長手方向(図8の上下方向:周方向)において位置をずらして配置されている。
詳しくは、各ライン構造LKの位置をずらすことにより、各分離領域Bの径方向における一方又は両方(図8の左右方向)に、他のライン構造LKの第2折返部89及びその近傍が配置されている。
この第2折返部89では(第1折返部85側も同様)、発熱ライン93が集まっているので(密となっているので)、高温領域Hとなる。従って、分離領域Bの側方の低温領域Lに隣接して高温領域Hが配置されるので、均熱性が向上することになる。
このように、第4実施形態は、第1実施形態と同様な効果を奏する。また、この第4実施形態では、上述のように複数のライン構造LKが配置されているので、例えば径方向に一列に(即ち半径方向の直線上に)並んだもの(図10参照)に比べて、均熱性に優れているという利点がある。
なお、ここでは、分離領域Bの側方の発熱ライン93等が、第1実施形態の外側発熱ラインとしての機能(即ち分離領域Bの側方の温度を上昇させる機能)を有する。
[5.第5実施形態]
次に、第5実施形態について説明するが、第1、第4実施形態と同様な内容の説明は省略又は簡易化して説明する。
図9に示すように、第5実施形態のセラミックスヒータ101では、基本的に、第4実施形態と同様に、複数のライン構造LKの分離領域Bは、発熱ライン103の長手方向(図9の上下方向:周方向)において位置をずらして配置されている。
特に、第5実施形態では、第4実施形態に比べて、各ライン構造LKが周方向に大きくずれているので、各分離領域Bの径方向における両方(図9の左右方向)には、第2折返部105ではなく、径方向にて隣り合う発熱ライン103が外側発熱ライン106として配置されている構造となっている。
そして、この外側発熱ライン106は、前記第1実施形態と同様に、分離領域Bの側方に、抵抗値の大きな第1部分107を備えるとともに、第1部分107以外に抵抗値の小さな第2部分109を備えている。
従って、第5実施形態においても、第1実施形態と同様に、均熱性に優れているという効果を奏する。
[6.第6実施形態]
次に、第6実施形態について説明するが、第1実施形態と同様な内容の説明は省略する。
第6実施形態は、半導体製造用部品であるプラズマ発生用部材に関するものである。
具体的には、図10に示すように、第6実施形態のプラズマ発生用部材は、CVDヒータ111である。
このCVDヒータ111は、円盤形状のセラミックスヒータ(保持体)113の一方の表面(図10の下面側の表面)に、円筒形状のシャフト(支持体)115を接合したものである。
この保持体113は、窒化アルミニウム製のセラミックス基板116に、前記第1〜第5実施形態の構成を有する発熱体117や、周知の高周波電極(RF電極)119等が配置されている。
この第6実施形態においても、保持体113の平面方向における均熱化を向上できるという利点がある。
[7.第7実施形態]
次に、第7実施形態について説明するが、第1実施形態と同様な内容の説明は省略する。
図11に示すように、第7実施形態のセラミックスヒータ121は、第1実施形態の静電チャックのセラミックスヒータと同様な構成を備えている。なお、金属ベースは備えていない。
具体的には、アルミナを主成分とするセラミックス基板123に、第1実施形態と同様は発熱体125を備えたものである。
第7実施形態は、第1実施形態と同様に、平面方向における高い均熱性を有する。
[8.実験例]
次に、本発明の効果を確認するために行った実験例について説明する。
<実験例1>
実験例1では、本発明の範囲のセラミックスヒータの試料(試料1、2)や比較例の試料(試料3)に対して、その折返領域ORにおける発熱体の構成を変更し、それによる発熱状態を調べた。
なお、実験は、基本的な構成は第1実施形態と同様として、有限要素法を用いたコンピュータシミュレーションにより行った。また、折返領域ORの範囲は、分離領域Bを中心とし、分離領域Bを挟む一対の発熱ライン、その左右の外側発熱ラインを含む前記図3の枠内の範囲(例えば縦25.0mm×横25.0mm)とした。
試料1では、第4実施形態と同様な折返領域ORを有する発熱体(図8参照)を備えたセラミックスヒータとした。そして、下記の条件で発熱体に通電して加熱させて、そのときの表面温度の分布を調べた。
(実験条件例)
印加電圧:約80.0V
電流 :約2.0A
その結果を、図13(a)に示すが、表面温度の分布については、最高温度と最低温度との温度差ΔTは、0.94℃と小さかった。よって、均熱性に優れているので好適であった。なお、図13(d)に、図面の表示(濃さ)と温度との関係を示す。
試料2では、第5実施形態と同様な折返領域ORを有する発熱体(図9参照)を備えたセラミックスヒータとした。そして、前記実験条件で発熱体を加熱させて、そのときの表面温度の分布を調べた。
その結果を、図13(b)に示すが、表面温度の分布については、前記温度差ΔTは、0.82℃と、試料1よりも小さかった。よって、一層均熱性に優れているので好適であった。
試料3では、図12に示すような折返領域ORを有する発熱体131を備えたセラミックスヒータ133とした。つまり、複数の分離領域Bが径方向に直線状に配置されており、低温領域Lの側方に高温領域Hがないものである。
そして、前記実験条件で発熱体を加熱させて、そのときの表面温度の分布を調べた。
その結果を、図13(c)に示すが、表面温度の分布については、前記温度差ΔTは、1.10℃と、試料1より大きかった。よって、均熱性が低く好ましくない。
<実験例2>
実験例2では、第1実施形態と同様な発熱体(即ち抵抗の大きな第1部分)を有するセラミックスヒータ(調整有りの試料)と、第1部分を有しない従来の発熱体を有するセラミックスヒータ(調整無しの試料)とに対して、発熱体の発熱ラインの間隔(パターン間距離S:図14参照)を変更し、そのときの、折り返し部周辺(即ち折返領域OR)の表面温度の分布(即ち前記温度差ΔT)を調べた。
詳しくは、各試料に対して、発熱ラインの線幅を0.58mm、厚みを0.05mmとした状態で、発熱ライン間の間隔Sを、4.0〜8.0mmの間で、0.5mm間隔で変更し、前記実験条件にて加熱を行った。なお、前記間隔Sとは、発熱ラインの中心間の距離である。
そして、そのときの各試料における温度差ΔTを求めた。その結果を、下記表1及び図15に記す。
また、図16(a)に調整無しの試料の温度分布を示し、図16(b)に調整有の試料の温度分布を示す。
この表1、図15、図16から明らかなように、本発明の範囲内の調整有りの試料では、間隔Sを変更した場合でも温度差ΔT(ΔT2)が小さく好適であった。それに対して、比較例の調整無しの試料では、温度差ΔT(ΔT1)が大きく好ましくない。
また、前記表1及び図15から明らかなように、発熱ラインの間隔Sとしては、4.5mm〜7.5mmの範囲が好ましい。
つまり、発熱ラインの間隔Sが4mmと4.5mmの間では、折り返し部を調整しない(即ち第1部分の発熱量を大きくしない)場合でも、温度差ΔT2は変わらない。また、間隔Sが4.5mm以下の場合は、調整が無い場合でも温度差ΔT2は小さいため、間隔Sの下限としては4.5mmが好ましい。
一方、発熱ラインの間隔Sが7.5mmでは、折り返し部を調整する(即ち第1部分の発熱量を多くする)ことで、温度差ΔT1を1.0℃以下にすることができる。しかし、間隔Sが7.5mmを超えると、調整しても温度差ΔT1が1.0℃を超えてしまう。そのため、間隔Sの上限としては、7.5mmが好ましい。
尚、本発明は前記実施形態や実験例になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
(1)例えば、発熱体は、基板の内部以外に、基板の表面(例えば第2主面)に設けてもよい。
(2)基板の材料としては、セラミックスに限らず、例えばポリイミド等の樹脂などを採用できる。
(3)また、前記分離領域に、リフトピン孔15や冷却用ガス孔等の孔(例えば貫通孔)を設けてもよい。
(4)各実施形態の構成を適宜組み合わせることができる。
1…静電チャック
9、51、61、81、101、113、121、133…セラミックスヒータ
19、83、117、125、131…発熱体
21、116、123…セラミックス基板
23…吸着用電極
37、75、93、103…発熱ライン
41…一対の発熱ライン
41a、87…第1発熱ライン対
41b、91…第2発熱ライン対
43a、85…第1折返部
43b、89、105…第2折返部
45、53、63、106…外側発熱ライン
47、55、67、107…第1部分
49、57、71、109…第2部分
65…他の外側発熱ライン
69…外側第1部分
73…外側第2部分
119…RF電極
111…CVDヒータ
B…分離領域
LK…ライン構造
OR…折返領域

Claims (9)

  1. 基板の内部又は表面に発熱体を備えるとともに、前記基板を厚み方向から見た平面視で、前記発熱体は線状の発熱ラインが所定の配列方向に沿って複数並んで配置された構成を有するヒータにおいて、
    前記平面視で、
    前記発熱体は、前記配列方向にて隣り合う一対の前記発熱ラインを有し、
    前記一対の発熱ラインは、該一対の発熱ラインの長手方向にて所定の分離領域を挟んで離れて配置された第1発熱ライン対と第2発熱ライン対とを有し、
    更に、前記発熱体は、
    前記第1発熱ライン対を構成する各発熱ラインの前記分離領域側の端部同士を接続する第1折返部と、
    前記第2発熱ライン対を構成する各発熱ラインの前記分離領域側の端部同士を接続する第2折返部と、
    前記一対の発熱ライン及び前記分離領域に対して、前記配列方向における両側又は一方の側に配置された外側発熱ラインと、
    を有し、
    前記外側発熱ラインのうち、前記分離領域に隣り合う第1部分の単位面積当たりの発熱量は、前記一対の発熱ラインに隣り合う第2部分の単位面積当たりの発熱量より大であることを特徴とするヒータ。
  2. 前記第1部分と前記第2部分とは、前記各単位面積当たりの発熱量の大小関係となるように、線幅、厚み、材料のうち、少なくとも1種が設定されていることを特徴とする請求項1に記載のヒータ。
  3. 前記外側発熱ラインは、前記第1部分の少なくとも一部にて前記分離領域側に突出するように配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のヒータ。
  4. 前記外側発熱ラインに対して、前記分離領域の反対側に、前記外側発熱ラインと並んで他の外側発熱ラインが配置されているとともに、
    前記他の外側発熱ラインのうち、前記第1部分と対向する外側第1部分の単位面積当たりの発熱量は、前記第2部分と対向する外側第2部分の単位面積当たりの発熱量より小であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒータ。
  5. 前記第1折返部にて接続された第1発熱ライン対と前記第2折返部にて接続された第2発熱ライン対とが前記分離領域を介して配置されたライン構造が、前記配列方向に沿って複数並んで配置された構成を有し、
    前記複数のライン構造の分離領域は、前記発熱ラインの長手方向において位置をずらして配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のヒータ。
  6. 隣り合う前記発熱ライン間の間隔は、4.5mm〜7.5mmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のヒータ。
  7. 前記基板は、セラミックスを主成分とするセラミックス基板であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のヒータ。
  8. 前記請求項1〜7のいずれか1項に記載のヒータに、吸着用電極を備えたことを特徴とする静電チャック。
  9. 前記請求項1〜7のいずれか1項に記載のヒータに、RF電極を備えたことを特徴とするプラズマ発生用部材。
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