JP2017151312A - レンズ鏡筒、レンズユニット及びレンズユニットの製造方法 - Google Patents

レンズ鏡筒、レンズユニット及びレンズユニットの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】レンズ間に進退する羽根を備えることが可能であり、光軸方向の長さが短いレンズ鏡筒、レンズユニットを提供する。【解決手段】レンズ鏡筒10は、複数のレンズ11を保持するレンズ鏡筒10であって、周方向に延びる第1のスリット17Aおよび第2のスリット17Bを備える。第1のスリット17Aと第2のスリット17Bとは、このレンズ鏡筒10の光軸Lを挟んで向かい合って、仮想面Rに設けられる。仮想面Rは、光軸Lに垂直に交わる面である。レンズユニット103は、レンズ鏡筒10と、レンズ11と、絞りユニット20と、外枠15と、焦点調節部16と、を備える。レンズ11は、仮想面Rを挟んで、レンズ鏡筒10に配置される。絞りユニット20は、第1のスリット17Aおよび第2のスリット17Bに差し込まれて配置される地板12と、開口部22に進退する絞り羽根13と、絞り羽根13を進退させるアクチュエータと、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、レンズ鏡筒、レンズユニット及びレンズユニットの製造方法に関する。
スマートフォンなどの電子機器の中には、カメラを備えているものがある。例えば、特許文献1には、携帯端末に搭載されるカメラ(撮像装置)が開示されている。この撮像装置は、撮像素子と、レンズ(光学部材)から構成され、レンズの被写体側にレンズを透過する光を遮蔽するシャッタを備えている。
特許文献1に開示されたカメラに限らず、スマートフォンに備えられるカメラは、スマートフォンの厚みに収まるように、光軸方向の長さがスマートフォンの厚みより短く設計されている。また、スマートフォンは、容易に持ち運ぶことできるようにするなどの様々なニーズから、より薄型のものが求められている。スマートフォンがより薄くなるのに伴い、カメラも光軸方向の長さがより短いものが、市場では要望されることがある。また、スマートフォンに備えられるカメラにより撮像した画像の画質を向上させるために(例えば、このカメラにおいて被写界深度を調節できるようにするために)、このカメラが、レンズを透過する光量を調整する絞り羽根などを備えることも、市場では要望されることがある。
特開2004−309954号公報
特許文献1のカメラのシャッタ羽根を絞り羽根に置き換えて、絞り羽根をカメラに設けることも考えられる。しかし、特許文献1のカメラでは、シャッタ羽根がレンズの被写体側に配置されているため、特許文献1のカメラのシャッタ羽根を、レンズ間に設けられる必要がある絞り羽根に置き換えることは、困難であるという問題がある。
また、シャッタ羽根や絞り羽根を備え、光軸方向の長さが短いカメラを得るために、このカメラが備えるレンズ鏡筒や、レンズユニットも、レンズ間に羽根を進退させることができ、光軸方向の長さが短いものが求められている。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、レンズ間に進退する羽根を備えることが可能であり、光軸方向の長さが短いレンズ鏡筒、レンズユニットおよびレンズユニットの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るレンズ鏡筒は、
複数のレンズを保持するレンズ鏡筒であって、
周方向に延びる第1のスリットおよび第2のスリットを備え、
前記第1のスリットと前記第2のスリットとは、このレンズ鏡筒の光軸を挟んで向かい合って、仮想面に設けられ、
該仮想面は、前記光軸に垂直に交わる面である、
ことを特徴とする。
このようにすることで、レンズ鏡筒は、第1のスリットと第2のスリットとに絞り羽根等の羽根が配置される羽根室を構成する地板を備えることが可能となる。このため、レンズ間に絞り機構を備えなくても、絞り羽根等の羽根が配置される羽根室を構成する地板を備えることができるため、光軸方向の長さをより短く設計できる。
また、レンズ間に絞り機構を備えなくても、絞り羽根等の羽根が配置される羽根室を構成する地板を備えることができるため、例えば後述のレンズユニットを製造する際に、レンズ鏡筒の光軸調整をする必要がなく、容易にレンズユニットを製造することも可能である。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係るレンズユニットは、
前記レンズ鏡筒と、
前記仮想面を挟んで、前記レンズ鏡筒に配置される複数のレンズと、
それぞれ光軸が通過する開口部を有し、前記レンズ鏡筒の前記第1のスリットおよび前記第2のスリットに差し込まれて前記レンズ鏡筒に配置される第1の地板および第2の地板と、前記第1の地板と前記第2の地板との間に配置され、前記開口部に進退する羽根と、前記羽根を前記開口部に進退させるアクチュエータと、を有する羽根ユニットと、
前記レンズ鏡筒を光軸方向にスライド可能に保持する外枠と、
前記レンズ鏡筒を光軸方向に移動させる焦点調節部と、
を備えることを特徴とする。
このようにすることで、レンズユニットは、羽根が配置される羽根室を構成する地板が前記第1のスリットに挿入されてレンズ間に配置されることで、進退する絞り羽根等の羽根を備えることができる。また、レンズ間の間隔が狭くても地板を配置できるため、地板が配置されるレンズ間の間隔を狭く設計することが可能となり光軸方向の長さを短縮できる。また、レンズユニットは、焦点調節部がレンズ鏡筒を駆動することにより、自動焦点機能を備える。
また、このようにすることで、後述のように、レンズ鏡筒と羽根ユニットとを別々に組み立て、組み立てた羽根ユニットの地板をレンズ鏡筒の第1のスリットに挿入して羽根ユニットをレンズ鏡筒に固定することでレンズユニットを製造することもできる。このため、レンズ鏡筒と羽根ユニットとを分けて製造することができ、レンズ鏡筒を組立てた後に羽根ユニットを挿入することができるためレンズ鏡筒の光軸調整をする必要なく、レンズユニットの製造を容易にすることできる。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係るレンズユニットの製造方法は、
前記レンズ鏡筒に、前記仮想面を挟んで、複数のレンズを配置する工程と、
開口部を有する第1の地板を配置し、その上に、アクチュエータで往復動作させられて前記開口部に進退する羽根を配置し、その上に、開口部を有する第2の地板を、前記第1の地板の開口部と前記第2の地板の開口部とが重なるように配置することにより、羽根ユニットを組み立てる工程と、
前記羽根ユニットの前記第1の地板と前記第2の地板とを、前記レンズ鏡筒の前記第1のスリットから前記第2のスリットに挿入し、前記第1の地板の開口部および前記第2の地板の開口部を前記光軸に位置合わせし、前記羽根ユニットを前記レンズ鏡筒に固定する工程と、
前記レンズ鏡筒にマグネットを固定し、前記マグネットに引力または斥力を与える磁界を発生するコイルが配置された外枠に、前記コイルで発生した磁界により光軸方向に移動させられるように前記レンズ鏡筒を配置する工程と、
を備えることを特徴とする。
このようにすることで、レンズ鏡筒と羽根ユニットとを別々に組み立て、組み立てた羽根ユニットの地板をレンズ鏡筒の第1のスリットに挿入して羽根ユニットをレンズ鏡筒に固定することでレンズユニットを製造することができる。このため、レンズ鏡筒と羽根ユニットとを分けて製造することができ、レンズ鏡筒を組立てた後に羽ユニットを挿入することができるためレンズ鏡筒の光軸調整をする必要なく、レンズユニットの製造を容易にすることできる。
本発明によれば、レンズ間に進退する羽根を備えることが可能であり、光軸方向の長さが短いレンズ鏡筒、レンズユニットおよびレンズユニットの製造方法を提供することが可能となる。
(A)は、実施の形態に係るカメラを示す図であり、(B)は、実施の形態に係るカメラを示す正面図である。 図1(B)のA−A断面図である。 実施の形態に係るレンズユニットを示す分解図である。 (A)は、実施の形態に係るレンズ鏡筒の上面図であり、(B)は、実施の形態に係るレンズ鏡筒の正面図であり、(C)は、実施の形態に係るレンズ鏡筒の底面図であり、(D)は、実施の形態に係るレンズ鏡筒の側面図であり、(E)は、図4(B)のB−B断面図である。 実施の形態に係るレンズ鏡筒および羽根ユニットを示す分解図である。 実施の形態に係る羽根ユニットを示す分解図である。 実施の形態に係るカメラを備えるスマートフォンのブロック図である。 実施の形態に係る絞り羽根の動作を示す図である。 実施の形態に係る絞り羽根の動作を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態に係るレンズ鏡筒を、カメラに使用されるレンズユニットに備えられるレンズ鏡筒を例に図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態)
本発明の実施の形態に係るカメラ101は、図1および図2に示すように、撮像部102(図2のみ図示)と、レンズユニット103と、を備える。カメラ101は、スマートフォンなどの電子機器に内蔵されるものである。
撮像部102は、レンズユニット103に設けられたレンズ11により撮像面に結像された被写体像を電気信号に変換する。撮像部102は、被写体像を電気信号に変換するものであれば特に限定されず、例えばCCD(Charge-Coupled Device)型イメージセンサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型イメージセンサ等の撮像素子から構成される。
レンズユニット103は、図2および図3に示すように、レンズ鏡筒10と、レンズ11と、地板12(12A、12B)と、絞り羽根13と、羽根駆動部14と、外枠15と、焦点調節部16と、板バネ18(18A、18B)と、を備える。なお、地板12と、絞り羽根13と、羽根駆動部14と、は絞りユニット20を構成する。
レンズ鏡筒10は、図2に示すように、レンズ11を保持するものであり、図4および図5に示すように、周方向に延びる第1のスリット17Aおよび第2のスリット17Bを有する。第1のスリット17Aと第2のスリット17Bとは、図4(E)に示すように、レンズ鏡筒10の光軸Lを挟んで向かい合い、光軸Lに垂直に交わる仮想面Rに設けられる。ここで、仮想面Rは、光軸Lに垂直なものである場合に限定されず、仮想面Rに地板12を設けた場合、地板12が光軸Lに垂直な面から傾斜しても許容できる範囲を含み、例えば、仮想面Rは、光軸Lに垂直な面に0°〜5°程度(例えば0〜5°)傾いた面も含む。また、仮想面Rは、光軸L方向の厚みを有し、この厚みは0.2〜0.5mm程度(例えば、0.2〜0.5mm、好ましくは0.2〜0.3mm)である。第1のスリット17Aは、地板12をレンズ鏡筒10外からレンズ鏡筒10内に挿通させるためのものである。第2のスリット17Bは、地板12の先21を保持するものである。また、仮想面Rより被写体側のレンズ鏡筒10の最大内径は、仮想面Rより撮像部102側の最小内径より小さい。また、レンズ鏡筒10には、図5に示すように、絞りユニット20とレンズ鏡筒10とを結合させる結合部材19Aと、後述するマグネット51が載置されるマグネットケース50が固定される。
図4(E)に戻って、レンズ11は、仮想面Rを挟んで、レンズ鏡筒10に複数配置されるものである。また、仮想面Rより被写体側のレンズ10の最大径は、仮想面Rより撮像部102側のレンズ鏡筒10の最小内径より小さい。これにより、被写体側のレンズ11をレンズ鏡筒10の撮像部102側から入れて配置することができる。
地板12(12A、12B)は、図6に示すように、光非透過性の樹脂部材から構成され、光軸Lが通過する円形の開口部22A、22Bを備える。また、地板12は、重ねると空間ができるように縁にスペーサー24が設けられ、第1の地板12Aと第2の地板12Bとの間に羽根室23を構成する。図2に戻って、地板12は、第1のスリット17Aおよび第2のスリット17Bに差し込まれてレンズ鏡筒10に配置されている。
絞り羽根13は、羽根室23内に配置され、往復動作させられて開口部22に進退する羽根であり、光非透過性のシート状部材から構成されている。また、絞り羽根13は、図6に示すように、絞り用開口部25を備え、その根本部に孔26を備える。孔26には、後述する駆動部ベース31に垂設された支点ピン38が挿通され、絞り羽根13は、支点ピン38を支点として揺動可能となっている。また、絞り羽根13の根本部の近傍には、後述する駆動ピン36が貫通する孔27が設けられる。
図2に戻って、羽根駆動部14は、レンズ鏡筒10の側面に配置され、絞り羽根13を開口部22に進退させるものである。羽根駆動部14は、図6に示すように、駆動部ベース31と、駆動部カバー32と、コイル33と、ヨーク34と、回転子35と、を備える。なお、コイル33、ヨーク34および回転子35は、電磁アクチュエータを構成する。駆動部ベース31は、コイル33、ヨーク34、回転子35等の部品を所定位置に配置するものである。駆動部ベース31は、貫通孔が設けられたボビン部を備え、このボビン部にコイル33が巻回されている。ヨーク34は、二つの脚部を有し、ヨーク34の片方の脚部が、ボビン部に設けられた貫通孔に挿入され固定されている。回転子35は、円筒の形状を有し、径方向に2極に着磁された磁石から構成され、ヨーク34の脚部に挟まれた位置に配置され、駆動部ベース31に垂設された回転ピン37に軸止されている。回転子35には、アームが設けられ、このアームの先に、絞り羽根13の孔27に挿通する駆動ピン36が取り付けられている。また、駆動部ベース31には、絞り羽根13の孔26に挿通する支点ピン38が垂設されている。このような構成により、回転子35が回転すると、絞り羽根13は、駆動ピン36から力を受けて、支点ピン38を支点として、開口部22に進退する。また、駆動部ベース31は、レンズ鏡筒10に結合させるためのボス19Bを備える。
図3に戻って、外枠15は、レンズ鏡筒10を光軸方向にスライドできるように保持する部材である。外枠15は、直方体の形状を有し、背面には撮像部102側の面に光を導くための穴が設けられ、正面は開放されている。また、上面は焦点調節部16が配置されるように開放されている。また、外枠15とレンズ鏡筒10とには、光軸方向にスライドするように、それぞれ摺動部61、62が設けられ、摺動部61と摺動部62との間にベアリング63が配置されている。また、外枠15の外には、開放された面を覆うためのカバー64とケース65が設けられている。
焦点調節部16は、マグネット51と、コイル52と、ホールセンサ53と、から構成され、外枠15に対してレンズ鏡筒10を光軸方向に移動させるものである。マグネット51は、磁界の漏洩を防止する部材である防磁部材54を介して、マグネットケース50に載置される。コイル52は、マグネット51に引力または斥力を与える磁界を発生するものであり、外枠15に固定されている。コイル52に電流が流れると磁界が発生し、発生した磁界によりマグネット51が移動し、これに伴いレンズ鏡筒10が光軸方向に移動する。ホールセンサ53は、レンズ鏡筒10が移動した距離を検知するセンサであり、コイル52の上に配置されている。防磁部材55は、磁界の漏洩を防止する部材であり、ホールセンサ53の上に配置されている。
板バネ18A、18Bは、外枠15から羽根駆動部14に給電するための導電部であり、蛇行形状を有している。板バネ18A、18Bは、図6に示すように、駆動部カバー32の上に配置されている。電極41A、41Bは、外部の駆動回路に接続される部分である。また、板バネ18Aは、電極42Aおよび固定部45で駆動部カバー32に固定され、電極41Aと固定部45との間は柔軟に撓るようになっている。また、板バネ18Bは、電極42Bで駆動部カバー32に固定され、電極41Bと電極42Bとの間は柔軟に撓るようになっている。また、電極42A、42Bは、孔43A、43Bに挿通された導電性のリード部44A、44Bに電気的に接続されている。また、リード部44A、44Bは、コイル33から延出したリード線に電気的に接続されている。
つぎに、本実施の形態のレンズユニット103を製造する方法について説明する。
レンズユニット103を製造する方法は、レンズ鏡筒10に複数のレンズ11を配置する工程と、絞りユニット20を組み立てる工程と、絞りユニット20をレンズ鏡筒10に固定する工程と、レンズ鏡筒10を外枠15に配置する工程と、を備える。
レンズを配置する工程では、図4(E)に示すように、周方向の第1のスリット17Aと第2のスリット17Bとを備えるレンズ鏡筒10に、光軸Lに垂直に交わる仮想面Rを挟んで、複数のレンズ11を配置する。具体的には、仮想面Rより被写体側のレンズ11をレンズ鏡筒10の撮像部102側から入れて配置した後、仮想面Rより撮像部102側のレンズ11を配置する。
つぎに、図6を参照しながら絞りユニット20を組み立てる工程を説明する。
支点ピン38が垂設された駆動部ベース31にコイル33と、ヨーク34と、駆動ピン36が設けられた回転子35と、を配置する。つぎに、駆動部ベース31の上に、開口部22Aを有する第1の地板12Aを、駆動部ベース31に配置する。つぎに、第1の地板12Aの上に、支点ピン38が孔26に挿通し、駆動ピン36が孔27に挿通するように絞り羽根13を配置する。つぎに、その上に、開口部22Bを有する第2の地板12Bを、第1の地板12Aの開口部22Aと第2の地板12Bの開口部22Bとが重なるように配置する。つぎに、駆動部ベース31と駆動部カバー32とが第1の地板12Aおよび第2の地板12Bを挟持するように、凸部39Aを穴39Bにはめ込んで駆動部カバー32を駆動部ベース31に固定する。
つぎに、絞りユニット20をレンズ鏡筒10に固定する工程では、図5に示す絞りユニット20の地板12をレンズ鏡筒10の第1のスリット17Aから第2のスリット17Bに挿入し、開口部22を光軸Lに位置合わせする。つぎに、結合部材19Aをレンズ鏡筒10に配置し結合部材19Aに設けられた穴にボス19Bを差し込んで、絞りユニット20をレンズ鏡筒10に固定する。つぎに、マグネットケース50をレンズ鏡筒10に固定する。
レンズ鏡筒10を外枠15に配置する工程では、図3に示すマグネットケース50に防磁部材54と光軸方向に2極に着磁されたマグネット51とを固定し、マグネット51に引力または斥力を与える磁界を発生するコイル52と、レンズ鏡筒10が移動した距離を検知するホールセンサ53と、が配置された外枠15に、コイル52で発生した磁界により光軸方向に移動させられるようにレンズ鏡筒10を配置する。外枠15とレンズ鏡筒10とには、光軸方向にスライドするように、摺動部61と摺動部62との間にベアリング63を配置する。また、外枠15の外には、開放された面を覆うためのカバー64とケース65を配置する。
以上のように、本実施の形態のレンズユニット103を製造する方法では、レンズ鏡筒10と絞りユニット20とを別々に組み立て、組み立てた絞りユニット20の地板12をレンズ鏡筒10のスリット17Aに挿入して絞りユニット20をレンズ鏡筒10に固定してレンズユニット103を製造する。このため、レンズ鏡筒10と絞りユニット20とを分けて製造することができ、レンズユニット103の製造を容易に分業して行うことができる。
つぎに、本実施の形態のカメラ101を、図7に示すように、カメラ101がスマートフォン104に備えられた場合について説明する。なお、スマートフォン104は、カメラ101に加えて、操作部105と、制御部106と、を備える。
撮影モードを選択する操作を操作部105が受け付けると、カメラ101は、撮影の待機状態になり、レンズ11を透過し撮像部102に結像した被写体像のライブビュー画像を撮像し、スマートフォン104のディスプレイに表示する。
制御部106は、撮像しているライブビュー画像を基に、焦点調節部16のコイル52に電流を供給しレンズ鏡筒10を光軸方向に移動させて焦点を合わせる。具体的には、制御部106は、「ピントが合っている=コントラストが最も高い」という原理に基づくコントラスト検出法により、ライブビュー画像を解析し、レンズ鏡筒10を移動させながらライブビュー画像のコントラストが最も高くなるレンズ鏡筒10の位置を探して、焦点を合わせる。
また、制御部106は、ライブビュー画像の輝度が予め設定した輝度以上であるか否かに基づいて、または操作部105が受け付けた指示により、絞り羽根13を開口部22に進退させる。絞り羽根13は、初期状態では、図8に示すように、開口部22から退避させられている。制御部106は、絞りを絞った状態にする場合、コイル33に順方向の電流を供給し、回転子35を時計方向へ回転させる。回転子35が時計方向に回転すると、図9に示すように、絞り羽根13は、支点ピン38を支点として、駆動ピン36によって反時計方向へ回転させられ、絞り用開口部25が開口部22の位置に移動する。これに対して、制御部106が絞りを絞った状態から退避させた状態にする場合、コイル33に逆方向の電流が供給し、回転子35を反時計方向へ回転させる。回転子35が反時計方向へ回転すると、駆動ピン36によって、絞り羽根13が時計方向へ回転し、図8に示す退避した位置に戻る。
また、制御部106は、ライブビュー画像をディスプレイに表示した状態で、焦点を合わせ、絞り羽根13を動作させる。この状態で、レリーズボタンが押される操作を操作部105が受け付けると、制御部106は、撮像素子にリセット信号を送り、蓄積されていた電荷を放電させ、あらたな電荷の蓄積を開始させることによって撮像を開始する。その後、所定の露光時間が経過すると、撮像素子に蓄積された電荷に応じた信号が、撮像情報としてスマートフォン104の記憶装置に転送される。その後、制御部106は、撮像の待機状態に戻り、ライブビュー画像を撮像し、このライブビュー画像をスマートフォン104のディスプレイに表示する。
以上のように、本実施の形態のカメラ101によれば、地板12がレンズ11間に配置され、絞り羽根13が羽根室23に設けられ、レンズ鏡筒10の側面に羽根駆動部14が設けられることで、レンズ11間に進退する絞り羽根13を備えることができる。また、地板12が設けられるレンズ11間の間隔が地板12の厚みだけあれば、地板12をレンズ11間に配置することができるため、カメラ101の光軸方向の長さを短縮することができる。また、レンズ鏡筒10が外枠15に光軸方向にスライドできるように設けられ、カメラ101が焦点調節部16を備えることで、カメラ101は、自動焦点機能を備えることができる。また、羽根駆動部14と外枠15とが柔軟に撓る板バネ18で電気的に接続されるため、レンズ鏡筒10が光軸方向にスライドするときの負荷を小さくできる。この結果、レンズ鏡筒10がスムーズにスライドし、焦点を迅速に合わせることができる。
(変形例)
上述の実施の形態のカメラ101では、絞り用開口部25を備える絞り羽根13がレンズ11の間に進退する例について説明したが、絞り羽根13を、光の透過を遮る遮光羽根(シャッタ羽根)に置き換えてもよい。この場合、カメラ101は、撮影の待機状態では、シャッタ羽根を退避させ、被写体像のライブビュー画像を撮像し、ライブビュー画像をスマートフォン104のディスプレイに表示する。撮影に際してレリーズボタンが押されると、撮像素子にリセット信号を送り、蓄積されていた電荷が放電され、あらたな電荷の蓄積を開始することによって撮影を開始する。その後、所定の露光時間が経過すると、シャッタ羽根が閉じられ、撮像素子に蓄積された電荷に応じた信号が、撮像情報としてスマートフォン104の記憶装置に転送される。その後、カメラ101は、シャッタ羽根を退避させ、撮影の待機状態に戻る。カメラ101は、シャッタ羽根を備えることで、シャッタ羽根を閉じた状態で、撮像素子に蓄積された電荷を記憶装置に転送できるため、画像のノイズを低減できる。
また、絞り羽根13は、例えば、ND(Neutral Density)フィルタ、IR(InfraRed)透過フィルタ、IRカットフィルタなどの光学フィルタに置き換えられてもよい。NDフィルタを用いた場合では、被写体が明るすぎる場合に光量を削減することができる。IR透過フィルタを用いた場合には、赤外線写真を撮像することができる。IRカットフィルタを用いた場合には、人間の目と同じ色彩の写真を撮像することができる。
上述の実施の形態のカメラ101は、スマートフォン104に備えられた場合について説明したが、カメラ101は、例えばスマートフォン以外の電子機器(例えば、タブレットPC(Personal Computer)などの携帯端末、ノートPCやデスクトップPCなどのパーソナルコンピュータ、腕時計型端末などのウェアラブル端末、携帯型ゲーム機器)にも備えられてもよい。
また、上述の実施の形態のカメラ101は、1枚の絞り羽根13が備えられる場合について説明したが、2枚以上の絞り羽根13を備えてもよく、また、絞り羽根13に加えてシャッタ羽根、光学フィルタを備えてもよい。このようにすることで、さらにカメラ101で撮像する画像の質が向上する。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
本発明は、例えば電子機器(例えば、スマートフォンやタブレットPCなどの携帯端末、ノートパソコンやデスクトップのパソコンなどのパーソナルコンピュータ)のカメラに備えられるレンズ鏡筒、レンズユニットとして、好適に利用され得る。
10 レンズ鏡筒
11 レンズ
12、12A、12B 地板
13 絞り羽根
14 羽根駆動部
15 外枠
16 焦点調節部
17A 第1のスリット
17B 第2のスリット
18、18A、18B 板バネ
19A 結合部材
19B ボス
20 絞りユニット
21 先
22、22A、22B 開口部
23 羽根室
24 スペーサー
25 絞り用開口部
26、27 孔
31 駆動部ベース
32 駆動部カバー
33 コイル
34 ヨーク
35 回転子
36 駆動ピン
37 回転ピン
38 支点ピン
39A 凸部
39B 穴
41A、41B、42A、42B 電極
43A、43B 孔
44A、44B リード部
45 固定部
50 マグネットケース
51 マグネット
52 コイル
53 ホールセンサ
54、55 防磁部材
61、62 摺動部
63 ベアリング
64 カバー
65 ケース
101 カメラ
102 撮像部
103 レンズユニット
104 スマートフォン
105 操作部
106 制御部

Claims (3)

  1. 複数のレンズを保持するレンズ鏡筒であって、
    周方向に延びる第1のスリットおよび第2のスリットを備え、
    前記第1のスリットと前記第2のスリットとは、このレンズ鏡筒の光軸を挟んで向かい合って、仮想面に設けられ、
    該仮想面は、前記光軸に垂直に交わる面である、
    ことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 請求項1に記載のレンズ鏡筒と、
    前記仮想面を挟んで、前記レンズ鏡筒に配置される複数のレンズと、
    それぞれ光軸が通過する開口部を有し、前記レンズ鏡筒の前記第1のスリットおよび前記第2のスリットに差し込まれて前記レンズ鏡筒に配置される第1の地板および第2の地板と、前記第1の地板と前記第2の地板との間に配置され、前記開口部に進退する羽根と、前記羽根を前記開口部に進退させるアクチュエータと、を有する羽根ユニットと、
    前記レンズ鏡筒を光軸方向にスライド可能に保持する外枠と、
    前記レンズ鏡筒を光軸方向に移動させる焦点調節部と、
    を備えることを特徴とするレンズユニット。
  3. 請求項1に記載のレンズ鏡筒に、前記仮想面を挟んで、複数のレンズを配置する工程と、
    開口部を有する第1の地板を配置し、その上に、アクチュエータで往復動作させられて前記開口部に進退する羽根を配置し、その上に、開口部を有する第2の地板を、前記第1の地板の開口部と前記第2の地板の開口部とが重なるように配置することにより、羽根ユニットを組み立てる工程と、
    前記羽根ユニットの前記第1の地板と前記第2の地板とを、前記レンズ鏡筒の前記第1のスリットから前記第2のスリットに挿入し、前記第1の地板の開口部および前記第2の地板の開口部を前記光軸に位置合わせし、前記羽根ユニットを前記レンズ鏡筒に固定する工程と、
    前記レンズ鏡筒にマグネットを固定し、前記マグネットに引力または斥力を与える磁界を発生するコイルが配置された外枠に、前記コイルで発生した磁界により光軸方向に移動させられるように前記レンズ鏡筒を配置する工程と、
    を備えることを特徴とするレンズユニットの製造方法。
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