JP2017150080A - 金属プレート - Google Patents

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Abstract

【課題】遠方からも審美的要求を常に保証すると同時に、耐久性が高く、製造に手間、コストを要しないコイン用の金属プレートを提供する。
【解決手段】コイン2用、コイン2の玉3用又はコイン2の環4用の金属プレート1において、金属プレート1の少なくとも一方の面の表面の少なくとも一部部分領域が、2色の視覚要素5を有し、視覚要素5は、干渉色である第1の色を有する第1の酸化物層7を有する少なくとも1つの第1の領域6と、第2の色を有する少なくとも1つの第2の領域8とを有し、第1の色は、第2の色とは異なる金属プレート1。第2の領域8は第2の酸化物層10を有し、第2の色は干渉色であり、第1の酸化物層7は第2の酸化物層10より厚く、第1の酸化物層7は金属プレート1の材料の酸化物を含む、金属プレート1。
【選択図】図1

Description

本発明は、請求項1の上位概念部に記載の金属プレートに関する。
このような金属プレートは、コインあるいはその一部、例えば玉(Pille)又は環(Ring)に用いられる。この場合、コインは、流通硬貨として使用されるだけでなく、収集コイン及び/又は記念コインとしても使用される。記念コインの例は、顕著な功績、例えばスポーツ界の優秀な成績の表彰として授与されるメダルである。コイン、特に収集コイン又は記念コインは、高い審美的要求も満たしている必要がある。例えばメダル授与は、スポーツの催しにおいて重要な中心的イベントであって、メダルは、しばしばこの催しの重要な識別対象物ともなっている。例えばショーケース内に収められた収集コインも、課された審美的要求を満たしている必要がある。この場合、コインの外観は、しばしば型打ち加工部、つまり3次元のレリーフによってのみ形成される。
その欠点は、遠目に見てもコインが審美的要求を充足していることは極めて稀であること、又は遠目では低い弁別力しか有しないことにある。これは、特徴的な型打ち加工部が近付いて初めて看取可能であるからである。
欧州特許出願公開第0280886号明細書において、金属に化粧皮膜を形成する方法が公知である。この公知の方法では、顔料によりその色が定められる比較的厚い電気化学的な層が形成される。
欧州特許出願公開第0802267号明細書において、着色表面層としての干渉層を有するアルミニウム表面が公知である。干渉層は、酸化アルミニウム層と、酸化アルミニウム層上に被着された半透明の層とを有している。干渉層は、酸化アルミニウム層の層厚さ又は半透明の層の特性の変動に起因し得る、予め設定し得るそれぞれ異なる色の局所的な領域を有していることができる。
独国特許出願公開第102010011185号明細書において、ガラス状、ガラスセラミック状又はセラミック状の保護層が設けられている金属表面を有する対象物が公知である。ここでは、模様を形成することは予定されていない。
国際公開第91/19649号において、可撓性の基板上に干渉層を有する温度監視装置が公知である。限界温度を超過すると、干渉層は剥離し、これによりその色を切り換える。
欧州特許出願公開第0303400号明細書において、限界温度を超過すると色を変化させる干渉層を有する温度監視装置が公知である。
国際公開第2011/066594号において、キャリアマスク内の複数のコインからなる配列が公知であり、コインは、キャリアマスクとともに実質的に不可視の保護層により被覆される。
それゆえ本発明の課題は、上述の欠点を回避することができ、より遠方からも審美的要求を常に保証すると同時に、耐久性が高く、しかも製造に手間あるいはコストを要しない、冒頭で述べた形態の金属プレートを提供することである。
本発明により上記課題は、請求項1の特徴により達成される。
これにより、2色の視覚要素(optische Element:外観要素)により良好なコントラストが達成可能であるため、コインが観察者により遠方からでも良好に弁別可能かつ/又は識別可能であるという利点が生じる。これにより、例えばスポーツ行事のメダルは、テレビ中継に際しても、その重要な識別機能のある特徴を失わない。収集コイン及び/又は記念コインにおいても、遠方より既に所望の視覚的効果が与えられている。それゆえ、閉じられたショーケース内に収めたままこれらのコインを観察するだけで十分であり、これにより、コインの損耗又は汚損を招くショーケースからの取り出しは、もはや不要である。さらに2色の視覚要素により、従来では不可能であった要求度の高い多数の別のコインデザインが可能である。酸化物層は、酸化物層の干渉色が実質的に、研磨された金属表面と同じ光沢を有し、顔料の色又は塗装ほどマットでないか、又は暗くなく、それゆえ高い審美的要求を満たすという利点を提供する。さらに酸化物は、金属よりも化学的に不活性であり、これにより、望ましくない以後の酸化が起こらないため、コインは、長い年月を経ても外見に変化をきたさない。
さらに本発明は、請求項10に記載の、金属プレートの2色の視覚要素を形成する方法に関する。
この方法の課題は、前述の2色の視覚要素を特に簡単かつ信頼性高く製造することである。
これによりコインは、従来慣用のコインに対して僅かにすぎない付加的な手間で、好ましい2色の視覚要素を備えて製造可能である。
従属請求項は、本発明の別の好ましい態様に関する。
特許請求の範囲の文面をここに参照により引用する。これにより特許請求の範囲は、この箇所に参照により明細書に挿入され、文字通り記載されたものとなる。
本発明について、添付の図面を参照しながら詳細に説明するが、図面は、好ましい実施の形態を例示したにすぎない。
玉として形成された金属プレートを備えるコインの好ましい実施の形態の平面図である。 2色の視覚要素の好ましい第1の中間ステップとしての図1に示した線Aに沿った断面図である。 2色の視覚要素の好ましい第2の中間ステップとしての図2の断面図である。 2色の視覚要素の第1の好ましい実施の形態としての図2の断面図である。 2色の視覚要素の第2の好ましい実施の形態としての図2の断面図である。 2色の視覚要素の第3の好ましい実施の形態としての図2の断面図である。
図1〜図6は、コイン2用、コイン2の玉3用又はコイン2の環4用の金属プレート1の好ましい実施の形態を示している。金属プレート1の少なくとも一方の面の表面の少なくとも一部部分領域は、2色の視覚要素5を有している。この場合、金属プレート1は、特に好ましくはワンピースかつ/又は等質に形成されていることができる。この関連において等質とは、金属プレート1が全体積にわたって実質的に同じ化学組成を有していること、換言すれば、バイメタルプレートではないことを意味している。コイン2は、ワンピース又はマルチピースに、特にツーピースに形成されていてもよい。コイン2の玉3とは、例えば1ユーロ硬貨のような2つの部分からなるコイン2において、好ましくは、コイン2の内側の部分を指す。コイン2の環4は、好ましくは、2つの部分からなるコイン2の、好ましくは玉3の縁を取り巻く部分である。金属プレートは、角をもって形成されていても、円みを帯びて、特に円形に形成されていてもよい。金属プレート1からなるコイン2又はその一部は、特に好ましくは収集コイン及び/又は記念コイン、特にメダルとして形成されていてもよい。以下、金属プレート1の少なくとも一方の面の表面の部分領域を、単に部分領域と称呼する。2色の視覚要素5は、金属プレート1の少なくとも一方の面に配置されている。別の2色の視覚要素5が反対側の面に配置されていてもよい。2色の視覚要素5は、3色以上の色を有していてもよく、以下、単に視覚要素5と称呼する。
視覚要素5は、干渉色である第1の色を有する第1の酸化物層7を有する少なくとも1つの第1の領域6を有している。特に好ましくは、第1の酸化物層7は、少なくとも半透明である。この関連において干渉色は、光線、特に白色光が、少なくとも半透明の材料層の両界面において少なくとも部分的に反射され、このとき、光路差によって、反射された光線の個々の色成分の強め合う干渉及び/又は弱め合う干渉が起こって生じる色である。それゆえ、反射光のスペクトルの範囲は、波長に応じて消去され、これにより反射光は、干渉色として、消去されたスペクトル範囲の補色を有している。干渉色は観察角度によるため、特に第1の色を定める観察方向は、金属プレート1の観察表面に対して法線方向と定めることができる。
特に第1の酸化物層7は、20nm〜2000nm、特に30nm〜1000nm、特に好ましくは50nm〜500nmの第1の厚さを有していてもよい。2000nmまでであれば、干渉色はなおも良好に知覚可能である。この場合、50nm〜500nmの範囲で、干渉色は特に強く現われる。
特に好ましくは、第1の酸化物層7の第1の厚さは、少なくとも1つの第1の領域6の全面にわたって略一定であってもよい。
さらに特に好ましくは、第1の酸化物層7は、金属酸化物層として形成されていてもよい。
さらに視覚要素5は、第2の色を有する少なくとも1つの第2の領域8を有している。第1の色と第2の色とは異なっている。この場合、第1の領域6及び第2の領域8は、部分領域の部分であってもよい。特に第1の領域6は、第2の領域8に直接隣接するように配置されていてもよい。さらに部分領域は、ひとまとまりに形成されていてもよい。
この場合、色の違いは、特に好ましくは、CIELAB色空間の名称でも知られるLab色空間に基づいて規定されていてもよい。Lab色空間は、3つの無次元の軸、すなわち、明度を表し、0〜100の値を取ることができるL軸と、色の緑成分又は赤成分を表し、−150〜100の値を取ることができるa軸と、色の青成分又は黄成分を表し、−100〜150の値を取ることができるb軸とを有している。Lab色空間により、人が知覚可能な、様々な色刺激、彩度及び明度を有するすべての色を座標点として示すことが可能となる。軸の選択により、2つの座標点の同じユークリッド距離が、心理的に同じ色差に相当する。
これに関して、特に好ましくは、無次元のLab色空間内の第2の色に対する第1の色のユークリッド距離は、少なくとも5、特に少なくとも10、特に好ましくは少なくとも20の無次元単位であってもよい。この場合、第1の色は、無次元のLab色空間の第1の座標点をなし、第2の色は、第2の座標点をなす。
第1の領域6及び/又は第2の領域8は、例えば所定のモチーフにしたがって形成されていてもよい。ここで描かれるモチーフの選択は、絶対的に任意であり、第1の領域6及び/又は第2の領域8があらゆる任意のモチーフを表し得ることは、明らかである。図1には、モチーフとして大文字のアルファベットHが描かれている。ここでHは、第2の領域8として形成されており、これを取り巻く領域は、第1の領域6として形成されている。この場合、第1の領域6及び/又は第2の領域8は、図1に示すように、ひとまとまりの領域として形成されていてもよいし、複数の下位領域から形成されていてもよい。
特に好ましくは、第1の領域6は、第2の領域8に対して凹部9として形成されていてもよい。換言すれば、視覚要素5は、高さ方向の輪郭を有していてもよい。この場合、視覚要素5には、特に型打ち加工が施されていてもよく、図2〜図6に示すように、第1の領域6は、凹部として、第2の領域8は、凸部13として形成されている。これにより、視覚要素5を特に簡単に形成可能である。さらに、これによりモチーフは、型打ち加工部によっても、視覚要素5によっても合同に描かれることができる。図2〜図6は、理解し易くするために、寸法を著しく歪ませて図示している。
これとは異なり、第2の領域8が第1の領域6に対して凹部9として形成されていてもよい。
特に第1の領域6は、第2の領域8に対して少なくとも0.05mm低い凹部9として形成されていてもよい。さらに第1の領域6及び/又は第2の領域8は、0.05mmより浅い別の型打ち加工部を有していてもよい。この場合、この別の型打ち加工部は、好ましくは、モチーフの精細部であってもよい。
薄い酸化物層を形成するために、当業者には多数の様々な方法が公知である。
第1の酸化物層7は、例えば物理気相堆積法により形成可能である。このような物理気相堆積法、特に陰極噴霧又はスパッタリングは、被着可能な酸化物が多数あるという利点を提供する。これにより第1の酸化物層7の材料は、金属プレート1の材料とは略無関係に選択可能である。
第1の酸化物層7は、別の例として化学気相堆積法により形成されていてもよい。化学気相堆積法についても、一様な酸化物層を形成する多数の方法が公知である。
第1の酸化物層7は、別の選択肢として熱処理法、例えば焼き戻しにより形成されていてもよい。この場合、金属プレート1は、所定の厚さの第1の酸化物層7が形成されるように加熱される。
特に好ましくは、第1の酸化物層7が電気化学的に形成されていてもよい。電気化学的なコーティング法は、簡単な手段を用いて良好に制御可能に実施可能であるという利点を提供する。
この場合、第1の酸化物層7が陽極酸化により電気化学的に形成されていると、特に有利であることが判っている。陽極酸化は、陽極浸漬塗装(anodische Tauchlackierung、略してATL)なる概念でも公知である。アルミニウムの場合、陽極酸化はしばしばアルマイトとも称呼される。陽極酸化により形成される酸化物層は、好ましくは、特に一様な層厚さを有している。さらに陽極酸化は、良好に制御可能であり、コーティングプロセスは、コーティングパラメータ次第で所定の厚さで自動停止する。この関連において自動停止とは、成長する酸化物層の高い電気抵抗により、所定の層厚さに達すると、以後の層成長が全く起こらないか、起こったとしても極僅かであることを意味している。これにより、第1の酸化物層7の最終的な第1の厚さは、様々なコーティングパラメータによって特に良好に設定可能である。さらに陽極酸化の場合、第1の酸化物層7の、残余の金属プレート1との特に良好な機械的な係合が、提供されている。
特に第1の酸化物層7は、金属プレート1の材料の酸化物を有していてもよい。これにより第1の酸化物層7は、特に耐性が高く、金属プレート1への特に高い付着力を有している。
特に好ましくは、金属プレート1は、周期表の第4族、第5族及び/又は第6族の金属又は金属合金、特にTi、Mo及び/又はNbからなっていてもよい。これらの金属又は金属合金は、金属又は対応する金属酸化物の特性に基づいて視覚要素5のために特に好適であることが判っている。
特に金属プレート1は、Nb、つまりニオブからなっていてもよい。これは、Nbが特に好適であると判っているからである。
第2の領域8は、様々に形成されていてもよい。例えば第2の領域8は、彩色、塗装かつ/又は印刷されていてもよい。
好ましくは、第2の領域8は、コーティングされていなくてもよい。つまり、別の着色層が人工的に第2の領域に被着されなくてもよい。この場合、第2の領域8は、実質的に金属プレート1の材料の色を有している。素地の金属プレート1が周囲雰囲気と反応することで自然酸化物層、例えばアルミニウム上に酸化アルミニウムが形成されても、第2の領域8は、コーティングされていないと見なされ得る。コーティングされていない第2の領域8は、容易に製造可能であり、干渉色を有する第1の領域6に対して良好なコントラストを有している。
特に好ましくは、第2の領域8は、第2の酸化物層10を有し、特に第2の色は、干渉色であってもよい。これにより、特に遠目に見ても、審美的に特に要求度の高い視覚要素5を形成することができ、今や第2の領域8も、第2の酸化物層10により外的な環境影響に対して不活性である。
第2の酸化物層10は、第1の酸化物層7と同様に、様々なコーティング法により形成されていてもよい。
特に第2の酸化物層10は、電気化学的に、特に陽極酸化により形成されていてもよい。この場合、陽極酸化は、第1の酸化物層7の厚さが既に自動停止しているとき、第1の厚さのさらなる成長が起こらず、これにより製造法が特に簡単に制御可能であるという付加的な効果を提供する。
好ましくは、第1の酸化物層7と第2の酸化物層10とが同じコーティング法により形成されていてもよい、特に、第1の酸化物層7と実質的に同じ厚さになるまで形成されていてもよい。
特に第2の酸化物層10も、20nm〜2000nm、特に30nm〜1000nm、特に好ましくは50nm〜500nmの第2の厚さを有していてもよい。
特に好ましくは、第2の酸化物層10の第2の厚さは、少なくとも1つの第2の領域8の全面にわたって略一定であってもよい。
さらに特に好ましくは、第1の酸化物層7は、第2の酸化物層10より厚くてもよい。より厚い第1の酸化物層7により、第1の領域6及び第2の領域8の両干渉色の良好なコントラストが達成可能である。特にこの場合、第1の酸化物層7は、25nm、特に50nm、特に好ましくは100nmの分だけ第2の酸化物層10より厚くてもよい。
別の態様では、第1の酸化物層7と第2の酸化物層10とが略同じ厚さを有していてもよい。この場合、第1の領域6及び第2の領域8のそれぞれ異なる色は、第1の領域6と第2の領域8とがそれぞれ異なる表面粗さを有し、これにより第1の領域6及び第2の領域8の既に異なって知覚可能な干渉色が達成され得ることにより実現されてもよい。
図1に示したコインの好ましい実施の形態において、特に好ましくは、コイン2は、玉3及び環4を有していてもよい。少なくとも玉3は、金属プレート1として、前述のように好適に形成された、視覚要素5を備える金属プレート1として形成されている。この場合、コインの環4は、特に好ましくは、玉3とは別の金属、特に銀から形成されていてもよい。これについて有利であるのは、環4が玉3、ひいては視覚要素5を機械的な損耗から保護していることである。
さらに本発明は、2色の視覚要素5を金属プレート1、特にコイン2、コイン2の玉3又はコイン2の環4の少なくとも一方の面に形成する方法であって、酸化物層形成ステップと表面改質ステップとを有する方法を包含する。
酸化物層形成ステップでは、金属プレート1の表面の少なくとも一部部分領域に、干渉色を有する酸化物層11を形成する。
さらに表面改質ステップでは、表面の部分領域の第1の領域6の異なる光学特性を達成すべく、除去法により表面の部分領域の少なくとも1つの第2の領域8に変更を加える。異なる光学特性は、例えば異なる色又は異なるつや消しとして形成することができる。
これにより、特に簡単かつ信頼性高く、コイン2、コイン2の玉3又はコイン2の環4を、好ましい視覚要素5を備えて製造することができる。
確かに、例えばマスクを用いて狙いを定めて第1の領域6だけに酸化物層11をコーティングするコーティング法も公知であるが、金属プレート1の表面の部分領域全体をコーティングし、酸化物層形成ステップとは別に、選択的に表面の光学特性を除去法により変更することが、有利かつ比較的簡単であることが判っている。この表面改質ステップは、酸化物層形成ステップの前に実施してもよいし、後に実施してもよい。この表面改質ステップは、酸化物層11の部分的な除去を包含するが、酸化物層形成ステップ前の表面の改質にのみ関するものであってもよく、後者の場合、例えば表面を部分的に粗面化又は研磨することで、その上に形成される酸化物層11の色を変えることができる。
この場合、好ましくは、表面改質ステップの前に金属プレート1の表面の少なくとも一部部分領域を粗面化、特にピックリングしてもよい。これにより酸化物層11の付着力を改善し得るとともに、酸化物層11のより良好かつ一様な視覚も達成し得る。さらに、これにより、粗面化した表面の選択的な研磨及び/又は研削により、互いに異なる光学特性、この場合は光沢又はつや消しを有する、表面の第1の領域6及び第2の領域8を形成することができる。
視覚要素5を形成するために、表面改質ステップを酸化物層形成ステップ前に実施してもよい。この場合、金属プレート1のまだ金属の表面の部分領域を特に選択的に粗面化、研削又は研磨することにより、異なる光学特性を有する第1の領域6及び第2の領域8を形成することができる。表面の部分領域上に酸化物層11を事後的に形成することで、酸化物層11は略同じ厚さを有しているが、その下に位置する金属の表面の異なる構造により、酸化物層11の視覚的効果は、変更可能であり、これにより第1の領域6及び第2の領域8は、互いに異なる色として知覚可能である。これにより、視覚要素5を形成する特に簡単な方法が提供可能である。これは、酸化物層形成ステップを最終的な製造ステップとして形成することができ、1つの酸化物層を形成するだけで、干渉色を有する第1の領域6及び第2の領域8を、互いに異なる色を有する領域として提供することができるからである。
別の方法では、好ましくは、酸化物層形成ステップを表面改質ステップ前に実施し、表面改質ステップにおいて酸化物層11を少なくとも1つの第2の領域8で除去する一方、少なくとも1つの第1の領域6では存置してもよい。これによっても、特に簡単に視覚要素5を形成することができる。これは、まず酸化物層11により表面の少なくとも一部部分領域を被覆し、その後、酸化物層11を選択的に第2の領域8でのみ除去すればよいからである。
特に好ましくは、表面改質ステップ前に金属プレート1の表面の少なくとも一部部分領域に高さ方向の輪郭を型打ち加工してもよい。この場合、特に第1の領域6は、凹部9として、かつ第2の領域8は、凸部13として形成することができる。これにより、高さ方向の輪郭により、金属プレート1の表面の少なくとも一部部分領域のいずれの領域で表面改質ステップの除去法が表面を除去するのかを特定することができる。
高さ方向の輪郭により、例えば第2の領域8における酸化物層11の選択的な除去を容易にすることができる。高さ方向の輪郭の型打ち加工は、酸化物層形成ステップの前に実施してもよいし、後に実施してもよい。この場合、高さ方向の輪郭を酸化物層形成ステップ前に金属プレートに型打ち加工すると、有利であることが判っている。この理由は、このようにすることで、酸化物層11が型打ち加工プロセスにより損傷されることがなくなるからである。
さらに好ましくは、第2の領域8における酸化物層11の除去後、金属プレート1を再度型打ち加工してもよい。この再度の型打ち加工は、特に精細部を包含していてもよい。
表面改質ステップを酸化物層形成ステップ前に実施する場合、第1の領域6及び第2の領域8に高さ方向の輪郭を型打ち加工することで、互いに高低差をつけて、表面改質ステップの除去法の際に、第2の領域6には変更を加える一方、第1の領域8には変更を加えないようにすることができる。
好ましくは、表面改質ステップの除去法として機械的な方法、特に平面研削及び/又は研磨を選択してもよい。第1の領域6が凹部9として、第2の領域8が凸部13として形成されている場合、特に、少なくとも1つの第2の領域8に研削及び/又は研磨による機械的な除去を施してもよい。このことは、第1の領域6及び第2の領域8の形状付与が、コイン2においていずれにしても一般的である型打ち加工により実施可能であるという大きな利点を提供する。これにより、第1の領域6及び第2の領域8に形状付与するための手間のかかる別の方法は、不要である。
第2の領域8の選択的な除去は、別の除去法、例えばレーザ、イオンビーム及び/若しくはプラズマビーム又は彫刻により実施してもよい。酸化物層形成ステップが既に実施されている場合は、酸化物層11は、リソグラフィ法により除去してもよい。
特に、酸化物層形成ステップの酸化物層11として、金属プレート1の材料の酸化物を形成してもよい。これにより酸化物層11は、特に高い耐性を有し、金属プレート1への特に高い付着力を有している。
好ましくは、酸化物層形成ステップの酸化物層11は、電気化学的な方法、特に陽極酸化による金属プレート1の酸化により形成してもよい。電気化学的な方法により、酸化物層11は特に簡単に形成可能である。特に好ましくは、酸化物層11は、陽極酸化による金属プレート1の酸化により形成してもよい。陽極酸化の利点は、既に前述したように、一様な層厚さ及び良好な制御性にある。択一的には、酸化物層11は、物理気相堆積法、化学気相堆積法又は熱を用いた焼き戻しにより形成してもよい。
このような方法の第1の好ましい実施の形態の個々のステップは、図2〜図4に示してある。
図2は、高さ方向の輪郭が設けられた金属プレート1の一部を示している。この場合、高さ方向の輪郭は既に金属プレート1に型打ち加工されている。図3は、図2と同じ箇所を示しており、このとき、金属プレートには、酸化物層11がコーティングされており、酸化物層11は、第1の領域6及び第2の領域8を一様に被覆している。つまり酸化物層形成ステップが既に実施されている。図4では、表面改質ステップにおいて金属プレート1の表面が、一点鎖線で略示するように、平面研削されている。これにより酸化物層11は、第2の領域8では除去され、第1の領域6では存置されている。
図4は、2色の視覚要素5の第1の好ましい実施の形態も示している。この場合、第1の領域6に存置された酸化物層11は、視覚要素5の第1の酸化物層7をなしている。第2の領域8は、コーティングされずに形成されている。
好ましくは、表面改質ステップを酸化物層形成ステップ後に実施する場合、表面改質ステップ後に金属プレート1の表面の少なくとも一部部分領域に別の酸化物層12を形成してもよい。この場合、好ましくは、特に別の酸化物層12を酸化物層11と同じ方法で形成してもよい。これにより視覚要素に第1の領域6及び第2の領域8を設けることができ、両領域6,8は、干渉色を有している。
さらに特に好ましくは、第1の領域6が第1の厚さの第1の酸化物層7を有し、第2の領域8が第2の厚さの第2の酸化物層10を有し、第1の厚さが第2の厚さよりも厚くなるように、別の酸化物層12を形成してもよい。これにより、互いに良好に識別可能な2つの異なる干渉色が生じる。厚い方の第1の酸化物層7により、第1の領域6及び第2の領域8の両干渉色の良好なコントラストが達成可能である。
特に、別の酸化物層12が第2の領域8において第2の酸化物層10をなしていてもよい。
図5は、2色の視覚要素5の第2の好ましい実施の形態を示している。この場合、第1の酸化物層7は、自動停止した第1の厚さを有し、別の酸化物層12は、陽極酸化により形成される。これは、第1の領域6ではさらなる層成長が実質的に起こらないからである。それゆえ、第2の好ましい実施の形態でも、第1の領域6に存置された酸化物層11が、視覚要素5の第1の酸化物層7をなしている。第2の領域8における別の酸化物層12は、第2の好ましい実施の形態では、視覚要素5の第2の酸化物層10をなしている。
図6に示した第3の好ましい実施の形態では、別の酸化物層12を形成するコーティングプロセス時、第1の領域6におけるさらなる層成長が起こる。この理由は、例えば別の酸化物層12が、下地に関わらず層成長が起こる物理気相堆積法により形成される場合であるか、又は陽極酸化時に第1の厚さが別の酸化層の形成前にまだ自動停止していなかったからである。それゆえ、第1の領域6における第1の酸化物層7は、第3の好ましい実施の形態では、酸化物層11と別の酸化物層12とからなっている。第2の領域8における別の酸化物層12は、第3の好ましい実施の形態においても、視覚要素5の第2の酸化物層10をなしている。
図示しない第4の好ましい実施の形態において、好ましくは、金属プレート1の表面の少なくとも一部部分領域を型打ち加工し、粗面化、特にピックリングしてもよい。これにより、粗面化した表面を有する高さ方向の輪郭が生じる。そして表面改質ステップを実施し、第2の領域8を研削かつ研磨する。これにより第2の領域8は、光沢をもつが、第1の領域はまだつや消しである。次に酸化物層形成ステップにおいて酸化物層11を表面の少なくとも一部部分領域に形成し、第1の領域6及び第2の領域8のそれぞれ異なる表面構造と、それぞれ異なる表面構造から結果として生じる光学特性とにより、それぞれ異なる干渉色を形成する。
3色以上の視覚要素5を形成するために、例えば、特に第2の領域8の下位領域である第3の領域の除去を行ってもよい。これにより3色の視覚要素5を形成することができる。酸化物によるさらなるコーティング及び/又は再度の部分的な除去により、任意の多色の視覚要素5も形成可能である。

Claims (18)

  1. コイン(2)用、コイン(2)の玉(3)用又はコイン(2)の環(4)用の金属プレート(1)であって、前記金属プレート(1)の少なくとも一方の面の表面の少なくとも一部部分領域が、2色の視覚要素(5)を有し、前記視覚要素(5)は、干渉色である第1の色を有する第1の酸化物層(7)を有する少なくとも1つの第1の領域(6)と、第2の色を有する少なくとも1つの第2の領域(8)とを有し、前記第1の色は、前記第2の色とは異なり、前記金属プレート(1)の前記表面の前記少なくとも一部部分領域に高さ方向の輪郭が型打ち加工されており、前記第1の領域(6)は、前記第2の領域(8)に対して前記高さ方向の輪郭の凹部(9)として形成されている金属プレートにおいて、
    モチーフが、前記高さ方向の輪郭の型打ち加工部によっても、前記視覚要素(5)によっても合同に描かれていることを特徴とする金属プレート。
  2. 前記第1の酸化物層(7)は、電気化学的に、特に陽極酸化により形成されている、請求項1に記載の金属プレート。
  3. 前記第1の酸化物層(7)は、前記金属プレート(1)の材料の酸化物を含む、請求項1又は2に記載の金属プレート。
  4. 前記金属プレート(1)は、周期表の第4族、第5族及び/又は第6族の金属又は金属合金、特にTi、Mo及び/又はNbからなる、請求項1から3までのいずれか1項に記載の金属プレート。
  5. 前記第2の領域(8)は、第2の酸化物層(10)を有し、特に前記第2の色は、干渉色である、請求項1から4までのいずれか1項に記載の金属プレート。
  6. 前記第2の酸化物層(10)は、電気化学的に、特に陽極酸化により形成されている、請求項5に記載の金属プレート。
  7. 前記第1の酸化物層(7)は、前記第2の酸化物層(10)より厚い、請求項5又は6に記載の金属プレート。
  8. 請求項1から7までに記載の金属プレート(1)を備えるコイン。
  9. 玉(3)と環(4)とを備えるコイン(2)であって、少なくとも前記玉(3)は、請求項1から7までに記載の金属プレート(1)として形成されていることを特徴とするコイン。
  10. 2色の視覚要素(5)を金属プレート(1)、特にコイン(2)、コイン(2)の玉(3)又はコイン(2)の環(4)の少なくとも一方の面に形成する方法であって、
    前記金属プレート(1)の表面の少なくとも一部部分領域に、干渉色を有する酸化物層(11)を形成する酸化物層形成ステップと、
    表面改質ステップであって、前記表面改質ステップ前に前記金属プレート(1)の前記表面の前記少なくとも一部部分領域に高さ方向の輪郭を型打ち加工しておき、前記表面の前記部分領域の少なくとも1つの第1の領域(6)を、前記表面の前記部分領域の少なくとも1つの第2の領域(8)に対して前記高さ方向の輪郭の凹部(9)として形成し、前記表面改質ステップにおいて、前記表面の前記部分領域の前記第1の領域(6)と前記第2の領域(8)との間の異なる光学特性を達成すべく、除去法により前記表面の前記部分領域の前記第2の領域(8)に変更を加え、モチーフを、前記高さ方向の輪郭の型打ち加工部によっても、前記視覚要素(5)によっても合同に描く表面改質ステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
  11. 前記表面改質ステップ前に前記金属プレート(1)の前記表面の少なくとも一部部分領域を粗面化、特にピックリングする、請求項10に記載の方法。
  12. 前記表面改質ステップを前記酸化物層形成ステップ前に実施する、請求項10又は11に記載の方法。
  13. 前記酸化物層形成ステップを前記表面改質ステップ前に実施し、前記表面改質ステップ時に前記酸化物層(11)を前記少なくとも1つの第2の領域(8)では除去し、前記少なくとも1つの第1の領域(6)では存置する、請求項10又は11に記載の方法。
  14. 前記表面改質ステップの除去法として、機械的な方法、特に平面研削及び/又は研磨を選択する、請求項10から13までのいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記酸化物層形成ステップの酸化物層(11)として、前記金属プレート(1)の材料の酸化物を形成する、請求項10から14までのいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記酸化物層形成ステップの前記酸化物層(11)を電気化学的な方法、特に陽極酸化による前記金属プレート(1)の酸化により形成する、請求項10から15までのいずれか1項に記載の方法。
  17. 前記表面改質ステップ後に、前記金属プレート(1)の前記表面の前記少なくとも一部部分領域に、別の酸化物層(12)を形成する、請求項13から16までのいずれか1項に記載の方法。
  18. 前記第1の領域(6)が、第1の厚さを有する第1の酸化物層(7)を有し、前記第2の領域(8)が、第2の厚さを有する第2の酸化物層(10)を有し、前記第1の厚さが、前記第2の厚さより厚くなるように、前記別の酸化物層(12)を形成する、請求項17に記載の方法。
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