JP2017149227A - 装飾部材の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】繊維の織組織に近似した織組織状模様が形成された装飾部材の製造方法を提供する。【解決手段】基材12の意匠面14に、該基材12と異なる色彩を呈する第1着色層24および第2着色層22を積層状態に形成する。次いで、表層に位置する第1着色層24を該第1着色層24の厚み以上に切除して、当該表層の第1着色層24および下層の第2着色層22の夫々を交互に露出させて緯糸状の模様および経糸状の模様を形成する。そして、基材12の意匠面14を露出する凹穴26を、第2の方向で隣り合う一方の着色層の間でかつ第1の方向で隣り合う他方の着色層の間に位置するように形成することで、繊維の織組織状模様を形成する。更に、織組織状模様の表面に透過性のクリア層36を積層状態に形成する。【選択図】図3

Description

この発明は、繊維の織組織状模様を基材の表面に設けた装飾部材の製造方法に関するものである。
乗用車等の自動車の乗員室内には、乗員室前部に配設されたインストルメントパネル、ドア内側に配設されたドアトリム、前部座席間のフロアに設置されたセンターコンソール等の各種車両内装部材が配設されている。そして、高級グレードの自動車においては、乗員室内の高級化および高質化を図るため、表側の意匠面が加飾された装飾部材が前記車両内装部材に取り付けられる。図7に、車両内装部材であるインストルメントパネル60およびセンターコンソール62に、装飾部材64,64が取り付けられた態様を例示する。
前記装飾部材64は、ウォールナットやマホガニー等の本物の木材を成形した本木装飾部材や、本物のカーボンクロスを採用したカーボン装飾部材等があるが、原資材を成形することが難しいと共にコストが嵩む課題がある。このため、近年では、所要形状に形成された合成樹脂製の基材の表面(意匠面)に、木目柄を形成した木目調装飾部材や、カーボンクロスの織組織(織物の互いに直交して組み合わさった経糸および緯糸の上がり下がりの規則)に似せた織組織状模様を形成したカーボン調装飾部材等が実用化されている。
前記木目調装飾部材やカーボン調装飾部材は、木目状模様またはカーボンクロスの織繊維状模様が印刷された特殊なフィルムを水に浮かべ、前記基材の意匠面を該フィルムに押し付けた際の水圧を利用して、該フィルムを基材の意匠面に転写する方法(水圧転写方法)に基づいて製造される。このような装飾部材の製造方法は、特許文献1に開示されている。
特開2013−146864号公報
ところで、図8に示すように、前記カーボンクロス50は、所謂緯糸としての第1カーボン繊維54および経糸としての第2カーボン繊維52とを交互に織った織組織をなす織布である。このため、第1カーボン繊維54および第2カーボン繊維52は、カーボンクロス50の表裏方向(厚み方向)へ交互に湾曲しており、当該カーボンクロス50のクロス面が凹凸になっている(図8では、「平織り」の織組織をなすカーボンクロスを例示している)。しかも、カーボンクロス50は、光の当り具合によって第1カーボン繊維54と第2カーボン繊維52との明るさに差が生じ、クロス面が凹凸状をなして立体的に見える特徴がある。しかし、前述した水圧転写方法により製造されたカーボン調装飾部材は、前記カーボンクロス50の織組織に似せた碁盤目状の印刷が施されたフィルムを転写したものであるから、該カーボンクロス50のような凹凸状に形成されないと共に光が当っても立体的に見え難く、カーボンクロス50の風合いがリアルに表現され得ない。このため、カーボン調装飾部材は、前記カーボンクロス50を採用したものでないことが容易に判別され、前記車両内装部材の質感向上に寄与し難い課題がある。
そこで、本発明は、従来の装飾部材に内在する課題を好適に解決するべく提案されたものであって、繊維の織組織に近似した織組織状模様が形成された装飾部材の製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、
基材と異なる色彩を呈する複数の着色層を当該基材の表面に積層状態に形成し、
前記積層状態の各着色層を所定の配列で露出させるように当該積層状態の着色層の表層側から切除することで、繊維の織組織状模様を形成し、
前記織組織状模様の表面に透過性のクリア層を積層状態に形成することを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、積層状態の複数の着色層を表層側から切除して各着色層を所定の配列で露出させることで、表面が凹凸状をなす織組織状模様が立体的に形成され、繊維の織組織に近似した織組織状模様が形成された装飾部材を製造することができる。そして、各着色層の色彩が異なっているので、織組織状模様の表面の凹凸が一層強調されると共に、色調が多彩となって装飾性の向上が図られる。また、複数の着色層がクリア層により被覆されるので、各着色層を保護することができる。
請求項2に係る発明では、
基材の表面に、該基材と異なる色彩を呈する第1着色層および第2着色層を積層状態に形成し、
前記積層状態の着色層において、表層に位置する前記第1着色層を該第1着色層の厚み以上に切除することで、当該表層の第1着色層および下層の第2着色層の夫々を、基材の表面に沿う第1の方向および該第1の方向と交差する第2の方向で交互に露出させて、当該第1の方向に列をなす一方の着色層および当該第2の方向に列をなす他方の着色層の夫々により緯糸状の模様および経糸状の模様を形成すると共に、前記基材の表面が露出する深さで各着色層を切除することで、当該基材の表面を露出する凹穴を、前記第2の方向で隣り合う前記一方の着色層の間でかつ前記第1の方向で隣り合う前記他方の着色層の間に位置するように形成して、繊維の織組織状模様を形成し、
前記織組織状模様の表面に透過性のクリア層を積層状態に形成することを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、第1着色層および第2着色層を交互に露出させると共に、露出した両着色層の間となる位置において基材の表面を露出する凹穴を形成することで、表面が凹凸状をなすと共に緯糸および経糸を織ると共に両糸の間に隙間を有する繊維の織組織に近似した織組織状模様が形成された装飾部材を製造することができる。そして、第1着色層、第2着色層および基材の色彩が夫々異なっているので、織組織状模様の表面の凹凸が一層強調されると共に、色調が多彩となって装飾性の向上が図られる。また、第1着色層および第2着色層がクリア層により被覆されるので、各着色層を保護することができる。
請求項3に係る発明では、
前記第1着色層からなる各配列単位の表面に、前記第1の方向へ延在する複数条の第1溝を、当該第1着色層の厚みの範囲で切削して設けると共に、
前記第2着色層からなる各配列単位の表面に、前記第2の方向に延在する複数条の第2溝を、当該第2着色層の厚みの範囲で切削して設けることを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、第1着色層よりなる各配列単位の表面に形成した複数条の第1溝により、第1の方向に延在する緯糸状の模様を表現することができる。また、第2着色層よりなる各配列単位の表面に形成した複数条の第2溝により、第2の方向に延在する経糸状の模様を表現することができる。
請求項4に係る発明では、
前記第1着色層からなる各配列単位において、前記第1の方向で離間した両端縁部に、該第1着色層の表面から前記基材の表面側へ湾曲した曲面部を、当該第1着色層の厚みの範囲で切削して設けると共に、
前記第2着色層からなる各配列単位において、前記第2の方向で離間した両端縁部に、該第2着色層の表面から前記基材の表面側へ湾曲した曲面部を、当該第2着色層の厚みの範囲で切削して設けることを要旨とする。
請求項4に係る発明によれば、第1着色層よりなる各配列単位の表面に形成した曲面部により、該第1着色層により形成された緯糸状の模様が、第2着色層により形成された経糸状の模様の裏面側へ入り込んだ状態に見えるようにし得る。また、第2着色層よりなる各配列単位の表面に形成した曲面部により、該第2着色層により形成された経糸状の模様が、第1着色層により形成された緯糸状の模様の裏面側へ入り込んだ状態に見えるようにし得る。
本発明に係る装飾部材の製造方法によれば、表面を凹凸状に形成したことにより、繊維の織組織に近似した織組織状模様が形成された装飾部材を製造することができる。
基材の表面に形成された装飾部を、クリア層を省略した状態で示す実施例の装飾部材の部分斜視図である。 クリア層を省略した状態で装飾部を示す部分平面図および部分拡大平面図である。 (a)は図2のIIIa−IIIa線断面図、(b)は図2のIIIb−IIIb線断面図、(c)は図2のIIIc−IIIc線断面図、(d)は図2のIIId−IIId線断面図である。 (a)は、第2着色層を形成する第2着色塗料を基材の意匠面に塗布している状態を断面状態で示す説明図、(b)は、第1着色層を形成する第1着色塗料を第2着色層の外面に塗布している状態を断面状態で示す説明図、(c)は、第1着色層および第2着色層が意匠面に積層状態で形成された基材の部分断面図である。 (a)は、第1着色層の一部を切除して第2着色層を露出させると共に露出した第2着色層の表面に第2溝および第2曲面部を形成する工程を断面状態で示す説明図、(b)は、第1着色層の表面に第1溝および第1曲面部を形成する工程を断面状態で示す説明図、(c)は、第1着色層および第2着色層を貫通する凹穴の形成工程を断面状態で示す説明図である。 (a)は、第1着色層の表面、第2着色層の表面および凹穴を介して露出した意匠面に透明または半透明の樹脂材料を塗布している状態を断面状態で示す説明図、(b)は、硬化した樹脂材料により、第1着色層、第2着色層および露出した意匠面を被覆するクリア層が形成された状態を断面状態で示す説明図である。 装飾部材が配設された車両内装部材の一例を示す斜視図である。 緯糸である第1カーボン繊維および経糸である第2カーボン繊維を交互に平織りした織組織をなすカーボンクロスの部分平面図である。
次に、本発明に係る装飾部材の製造方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。実施例では、図1に示すように、基材12の表面である意匠面14に、図8に例示する平織りの織組織をなすカーボンクロス50に近似した織組織状模様に形成された装飾部20を備えた装飾部材10の製造方法について例示する。但し、装飾部20は、平織りの前記カーボンクロス50の織組織に近似した織組織状模様を形成したものに限らず、綾織りの織組織やこれ以外の織組織に近似した織組織状模様等に形成することも可能である。
(装飾部材10について)
先ず、実施例の製造方法により製造された装飾部材10について、図1〜図3を引用して説明する。実施例の装飾部材10は、表側に意匠面14が設けられた所要形状の基材12と、該意匠面14を被覆するように形成された装飾部20とを備えている。装飾部20は、緯糸である第1カーボン繊維54および経糸である第2カーボン繊維52を交互に織った平織りの織組織をなすカーボンクロス50(図8参照)に近似した織組織状模様に形成されたものである。
(基材12について)
前記基材12は、合成樹脂材料からインジェクション成形されて、所定の外縁形状および外面形状をなすプレート状の部材である。そして、図1および図3に示すように、基材12の表側が意匠面14となっていると共に、該基材12の裏側が取付面16となっている。基材12の取付面16には、図7に示す車両内装部材60,62等に取り付けるための固定部18が形成されている。これにより、基材12は、固定部18を車両内装部材60等に固定することで、意匠面14が表側に向いた姿勢で該車両内装部材60に取り付けられる。
(装飾部20について)
前記装飾部20は、前記意匠面14に積層状態に形成された複数(実施例では2つ)の着色層(第2着色層22、第1着色層24)よりなる。すなわち装飾部20は、意匠面14に密着した状態で形成された第2着色層22と、該第2着色層22に密着した状態で積層された第1着色層24とにより形成されている。そして装飾部20は、所定の配列で交互に露出した第1着色層24および第2着色層22と、前記基材12の意匠面14において両着色層24,22に貫通した凹穴26を介して露出した部分とから構成されている。すなわち装飾部20は、表層に位置する第1着色層24を該第1着色層24の厚み以上の深さで切除することで、当該表層の第1着色層24および下層の第2着色層22の夫々を、基材12の意匠面14に沿う交差する2方向で交互に露出させて、一方向に列をなす第1着色層(一方の着色層)24および他方向に列をなす第2着色層(他方の着色層)22の夫々により緯糸状の模様および経糸状の模様を形成したものである。換言すると、第1着色層24および第2着色層22は、所謂碁盤目状(チェック柄状)に配列されている。なお、以降の説明では、図8に示すカーボンクロス50における第1カーボン繊維54が延在する方向を「第1の方向」、この第1の方向と直交する方向で第2カーボン繊維52が延在する方向を「第2の方向」と指称する。
前記第1着色層24からなる各配列単位は、第1の方向へ延在する前記第1カーボン繊維54において、カーボンクロス50の表側へ露出した繊維状の模様を表現するものである。また、前記第2着色層22からなる各配列単位は、第2の方向へ延在する前記第2カーボン繊維52において、カーボンクロス50の表側へ露出した繊維状の模様を表現するものである。そして、第1着色層24からなる矩形状の配列単位および第2着色層22からなる矩形状の配列単位が碁盤目状に配列されることで、装飾部20は、第1の方向に延在する複数の第1カーボン繊維54および第2の方向に延在する複数の第2カーボン繊維52が交互に織られた平織りの織組織に近似した織組織状模様に形成している。すなわち、第1着色層24からなる各配列単位および第2着色層22からなる各配設単位が、第1の方向および第2の方向において交互にかつ直列に配列されていることで、第1カーボン繊維54および第2カーボン繊維52を交互に組み合わせた平織りのカーボンクロス50の織組織に近似した織組織状模様が形成されている。なお、第2着色層22は、第1着色層24よりも該第1着色層24の厚み分だけ奥まって位置していることで、第1着色層24からなる各配列単位と第2着色層22からなる各配列単位が段差状に形成されており、これによりカーボンクロス50の表面の凹凸状態が表現されている。
また、図8に示すように、前記第1カーボン繊維54および第2カーボン繊維52を平織りした織組織のカーボンクロス50は、第2の方向において隣り合う第1カーボン繊維54,54間に適宜の隙間が形成されると共に、第1の方向において隣り合う第2カーボン繊維52,52間に適宜の隙間が形成される。このため、平織りのカーボンクロス50は、隣接する第1カーボン繊維54,54および隣接する第2カーボン繊維52,52の4つのカーボン繊維により囲まれた隙間56が、該カーボンクロス50の表裏に貫通した状態となっている。従って、前記装飾部20は、第2の方向で隣り合う第1着色層24,24の間でかつ第1の方向で隣り合う第2着色層22,22の間となる位置に、基材12の意匠面14が露出する深さで各着色層24,22を切除することで、前記カーボンクロス50の隙間56をなす凹穴26を形成してある。
(第1着色層24および第2着色層22のサイズについて)
図2に示すように、第1着色層24からなる矩形状の各配列単位は、第1の方向の幅h1が、矩形状の第2着色層22における第1の方向の幅H1より大きい。すなわち、第1着色層24における第1の方向の幅h1は、第2着色層22からなる矩形状の各配列単位における第1の方向の幅H1よりも、前記凹穴26における第1の方向の幅の2倍に相当する分だけ大きい。また、第2着色層22からなる矩形状の各配列単位は、第2の方向の幅H2が、第1着色層24からなる矩形状の各配列単位における第2の方向の幅h2より大きい。すなわち、第2着色層22からなる各配列単位における第2の方向の幅H2は、第1着色層24からなる各配列単位における第2の方向の幅h2よりも、前記凹穴26における第2の方向の幅の2倍に相当する分だけ大きい。
従って、図2から明らかなように、第1着色層24からなる配列単位は、第1の方向における両端部側が、第2の方向において隣接する第1着色層24からなる配列単位の第1の方向における一方の端部側と、第1の方向において重なっている。また、第2の方向において互いに隣接する第1着色層24からなる配列単位は、前記凹穴26の開口幅分だけ第2の方向へ離間している。同様に、第2着色層22からなる配列単位は、第2の方向における両端部側が、第1の方向において隣接する第2着色層22からなる配列単位の第2の方向における一方の端部側と、第2の方向において重なっている。また、第1の方向において互いに隣接する第2着色層22からなる配列単位は、前記凹穴26の開口幅分だけ第1の方向へ離間している。
(繊維模様について)
図2に示すように、第1着色層24からなる矩形状の各配列単位の表面には、第1の方向へ延在する複数の第1溝30が、該第1着色層24の厚みの範囲で、第2の方向へ並んで複数形成されている。各第1溝30は、第1の方向へ延在する第1カーボン繊維54の外表面模様を表現したものである。同様に、第2着色層22からなる矩形状の各配列単位の表面には、第2の方向へ延在する複数の第2溝28が、該第2着色層22の厚みの範囲で、第1の方向へ並んで複数形成されている。各第2溝28は、第2の方向へ延在する第2カーボン繊維52の外表面模様を表現したものである。
(曲面部32,34について)
図1、図3(a)および図3(b)に示すように、第1着色層24からなる矩形状の各配列単位の表面には、第1の方向の両端部近傍に、端部に近づくにつれて表面から基材12側へ湾曲した第1曲面部34,34が、該第1着色層24の厚みの範囲で形成されている。これら第1曲面部34,34は、第1の方向へ延在する第1カーボン繊維54が第2の方向へ延在する第2カーボン繊維52の裏面側へ入り込んだ状態を表現したものである。これにより、第1の方向へ直列に整列した第1着色層24からなる各配列単位は、第1の方向へ延在する第1カーボン繊維54が、第2の方向へ延在すると共に第1の方向に整列した各第2カーボン繊維52に交互に編み込まれていることを表現している。また、図3(c)に示すように、第2着色層22からなる矩形状の各配列単位の表面には、第2の方向の両端部近傍に、端部に近づくにつれて表面から基材12側へ湾曲した第2曲面部32,32が、該第2着色層22の厚みの範囲で形成されている。これら第2曲面部32,32は、第2の方向へ延在する第2カーボン繊維52が第1の方向へ延在する第1カーボン繊維54の裏面側へ入り込んだ状態を表現したものである。これにより、第2の方向へ直列に整列した第2着色層22からなる各配列単位は、第2の方向へ延在する第2カーボン繊維52が、第1の方向へ延在すると共に第2の方向に整列した各第1カーボン繊維54に交互に編み込まれていることを表現している。
(装飾部20の色について)
そして、前記装飾部20は、前記基材12の色彩(基材12の意匠面14の色)と、第1着色層24の色彩と、第2着色層22の色彩とが夫々異なっており、これにより該装飾部20は3種類に色彩から構成されている。ここで、実施例の装飾部20は、第1カーボン繊維54および第2カーボン繊維52を平織りした前記織組織のカーボンクロス50に近似させるため、一例として、前記第1カーボン繊維54を表現する第1着色層24を黒系統の色とし、第2カーボン繊維52を表現する第2着色層22を茶系統の色とし、前記隙間56を表現する前記基材12をグレー系統の色としている。但し、前記基材12、第1着色層24および第2着色層22の各色彩は、これに限定されるものではなく、様々な色彩の組み合わせとすることも可能である。
(クリア層36について)
前記装飾部20には、図3に示すように、前記第1着色層24、第2着色層22、凹穴26を介して露出した基材12の意匠面14の夫々を全体的に覆うクリア層36が設けられている。このクリア層36は、透明または半透明な合成樹脂を塗布して形成されて透光性を有しており、前記第1着色層24、第2着色層22、前記凹穴26、該凹穴26を介して露出した基材12の意匠面14の夫々を透視可能である。また、クリア層36は、耐摩耗性や耐スクラッチ性を備えてキズが付き難い強度を備えており、前記第1着色層24、第2着色層22および凹穴26を保護する。そして、クリア層36は、全体の厚みが略均一に形成されており、第2着色層22を被覆する部分が、第1着色層24を被覆する部分よりも凹んでいて、外表面が凹凸状に形成されている。これにより、装飾部20は、クリア層36が設けられていても、カーボンクロス50の織組織における凹凸状態が表現されている。
(装飾部材10の製造方法について)
次に、前述のように構成した装飾部材10の製造方法について、図4〜図6を引用して説明する。なお、前記基材12は、前工程において、図示しないインジェクション成形型により、予め所要の形状、サイズに形成される。
(第2着色層22の形成工程)
先ず、図4(a)に示すように、所要形状に形成された前記基材12の意匠面14に、基材12と異なる色彩の第2着色塗料(実施例では茶系統の着色塗料)を、第2塗布ノズル38により所要厚に塗布する。そして、意匠面14に塗布した第2着色塗料が硬化することで、該意匠面14を被覆した第2着色層22が所要厚に形成される。
(第1着色層24の形成工程)
次いで、図4(b)に示すように、前記基材12の意匠面14を被覆するように形成された前記第2着色層22の外面に、基材12および第2着色層22の夫々と異なる色彩の第1着色塗料(実施例では黒系統の着色塗料)を、第1塗布ノズル40により所要厚に塗布する。そして、第2着色層22の外面に塗布した第1着色塗料が硬化することで、該第2着色層22を被覆した第1着色層24が所要厚に形成される(図4(c))。
(第1着色層24の切除工程)
次いで、図5(a)に示すように、前記第1着色層24の切除作業を行う。ここで、実施例では、第1着色層24を切除する切除手段としてレーザー加工機42が採用される。このレーザー加工機42による第1着色層24の切除作業では、該第1着色層24を、第1の方向の幅H1および第2の方向の幅H2(図2参照)の矩形状で、かつ該第1着色層24の厚み以上に切除して、第2着色層22を矩形状に露出させる。そして、矩形状の切除部分を、第1の方向および第2の方向へ断続的に複数形成する。
ここで、図2に示すように、第1の方向における各切除部分の間隔は、第1着色層24における第1の方向の幅h1と同じである。また、第2の方向における各切除部分の間隔は、第1着色層24における第2の方向の幅h2である。このように、第1着色層24を切除することにより、第1着色層24からなる配列単位および第2着色層22からなる配列単位が、交差する(直交する)第1の方向および第2の方向の両方向において交互に配列された状態となる。
(第2着色層22からなる各配列単位に対する外表面模様の形成)
また、前記レーザー加工機42により前記第1着色層24を切除する際には、図5(a)に示すように、該レーザー加工機42を、第2の方向へ往復移動させて該第1着色層24を切除する。これにより、露出した第2着色層22からなる矩形状の各配列単位の表面に、第2の方向へ延在する直線状の第2溝28(図2参照)を、第1の方向へ所要間隔毎に複数形成する。ここで、各第2溝28は、第2着色層22を、該第2着色層22の厚みの範囲で切削して形成する。これら複数条の第2溝28により、第2着色層22からなる各配列単位の表面に、第2の方向へ延在する経糸である第2カーボン繊維52の外表面模様(経糸模様)を形成する。
(第2着色層22からなる各配列単位に対する第2曲面部32の形成)
また、前記レーザー加工機42により前記第1着色層24を切除する際には、図5(a)に示すように、第2の方向へ往復移動させる該レーザー加工機42を、切除部分の第2の方向の両端部に近づくにつれて基材12の意匠面14側へ徐々に移動させる。これにより、切除部分に露出した第2着色層22からなる矩形状の各配列単位の外表面において、第2の方向における両端部に隣接する部分に、該第2着色層22の表面から端縁に近づくにつれて基材12側(裏面側)へ湾曲する第2曲面部32,32を、該第2着色層22の厚みの範囲で切削して形成する。このように、第2着色層22からなる矩形状の各配列単位の表面に第2曲面部32,32を形成することで、該第2カーボン繊維52が第1カーボン繊維54の裏面側へ入り込んだ状態を表現する。
(第1着色層24からなる各配列単位に対する繊維模様の形成)
次いで、図5(b)に示すように、切除されずに残った第1着色層24からなる矩形状の各配列単位の表面に、第1カーボン繊維54の繊維模様を形成する。すなわち、前記レーザー加工機42を第1着色層24の表面に近接させながら第1の方向へ往復移動させ、該第1着色層24の外表面に、第1の方向へ延在する直線状の第1溝30(図2参照)を複数形成する。ここで、各第1溝30は、第1着色層24を、該第1着色層24の厚みの範囲で切削して形成する。これら複数条の第1溝30により、第1着色層24からなる各配列単位の表面に、第1の方向へ延在する緯糸である第1カーボン繊維54の外表面模様(緯糸模様)を形成する。
(第1着色層24からなる各配列単位に対する第1曲面部34の形成)
また、前記第1着色層24からなる各配列単位の外表面に前記第1溝30を形成する際には、図5(b)に示すように、第1の方向へ往復移動させるレーザー加工機42を、該第1着色層24における第1の方向の両端部に近づくにつれて、第2着色層22側へ徐々に移動させる。これにより、第1着色層24からなる矩形状の各配列単位の表面において、第1の方向における両端部に隣接する部分に、該配列単位の表面から端縁に近づくにつれて基材12側(裏面側)へ湾曲する第1曲面部34,34を、該第1着色層24の厚みの範囲で切削して形成する。このように、第1着色層24からなる矩形状の各配列単位の外表面に第1曲面部34,34を形成することで、第1カーボン繊維54が第2カーボン繊維52の裏面側へ入り込んだ状態を形成する。
(凹穴26の形成工程)
次に、図5(c)に示すように、前記レーザー加工機42により、第2の方向で隣接する第1着色層24,24からなる矩形状の各配列単位の間で、かつ第1の方向でかつ隣接する第2着色層22,22からなる矩形状の各配列単位の間となる位置(図2参照)に、第1着色層24の表面から基材12の意匠面14に向けて、該第1着色層24および第2着色層22を合わせた厚みに相当する深さの凹穴26を、切削して形成する。これにより、基材12の意匠面14を凹穴26を介して視認し得るようにして、平織りの織組織をなす前記カーボンクロス50の表裏方向に開口する前記隙間56(図8参照)を表現する。
(クリア層36の形成工程)
前記第1着色層24および第2着色層22へのレーザー加工および凹穴26の形成作業が完了した後、図6(a)に示すように、第1着色層24、第2着色層22、凹穴26を介して露出した基材12の意匠面14を被覆するように、透明または半透明の樹脂材料を噴射ノズル44により塗布する。そして、塗布した前記樹脂材料が硬化することで、図6(b)に示すように、第1着色層24、第2着色層22、凹穴26を介して露出した基材12の意匠面14を被覆した所要厚のクリア層36を形成する。
前記クリア層36の形成作業が完了することで、第1着色層24、第2着色層22およびクリア層36からなり、カーボンクロス50の織組織に近似した織組織状模様が形成された装飾部20を基材12の意匠面14に備えた装飾部材10が製造される。
前述した実施例の装飾部材の製造方法によれば、第1の方向に配列した第1着色層24により緯糸状の模様が形成されると共に第2の方向に配設した第2着色層22により経糸状の模様が形成され、かつ前記緯糸状の模様の間でかつ経糸状の模様の間となる位置に積層方向の凹穴26が形成される。これにより、第1カーボン繊維54および第2カーボン繊維52を交互に組み合わせた平織りのカーボンクロス50の織組織に近似した織組織状模様が形成された装飾部20を備えた装飾部材10を製造することができる。すなわち、第1の方向に配列された第1着色層24からなる各配列単位により第1の方向へ延在する第1カーボン繊維54を表現し得ると共に、第2の方向に配列された第2着色層22からなる各配列単位により第2の方向へ延在する第2カーボン繊維52を表現し得るので、これら第1着色層24および第2着色層22により、平織りのカーボンクロス50の織組織をリアルに形成することができる。
そして、前記第1着色層24、第2着色層22および基材12の色彩が夫々異なっているので、装飾部20における織組織状模様の表面の凹凸が一層強調されると共に、色調が多彩となって装飾性の向上が図られる。また、第1着色層24からなる各配列単位、第2着色層22からなる各配設単位、凹穴26を介して露出した意匠面14が、クリア層36により全面的に被覆されるので、各着色層24,22および意匠面14を該クリア層36により保護することができる。
また、第1着色層24からなる各配列単位の外表面に複数条の第1溝30を形成することで、カーボンクロス50の第1カーボン繊維54の外表面模様(緯糸模様)を表現することができる。また、第2着色層22からなる各配列単位の表面に複数の第2溝28を形成することで、カーボンクロス50の第2カーボン繊維52の外表面模様(経糸模様)を表現することができる。よって、第1カーボン繊維54および第2カーボン繊維52を平織りしたカーボンクロス50の織組織に近似した織組織状模様をなす装飾部20に形成され、装飾部材10の装飾効果を向上させ得る。
更に、第1着色層24からなる各配列単位における第1の方向の両端部に第1曲面部34,34を形成することにより、第1の方向へ延在する第1カーボン繊維54が第2の方向へ延在する第2カーボン繊維52の裏面側へ入り込んだ状態をリアルに表現することができる。また、第2着色層22からなる各配列単位における第2の方向の両端部に第2曲面部32,32を形成することにより、第2の方向へ延在する第2カーボン繊維52が第1の方向へ延在する第1カーボン繊維54の裏面側へ入り込んだ状態をリアルに表現することができる。これにより、第1着色層24からなる各配列単位および第2着色層22からなる各配列単位により、前記カーボンクロス50の織組織をより一層リアルに表現することができる。
(変更例)
本発明に係る装飾部材の製造方法は、実施例に例示の形態に限らず種々の変更が可能である。
(1)本発明の装飾部材の製造方法は、3層以上に積層された着色層からなる装飾部を備えた装飾部材も製造可能である。すなわち、
基材と異なる色彩を呈する複数の着色層を当該基材の表面に積層状態に形成した後、前記積層状態の各着色層を所定の配列で露出させるように当該積層状態の着色層の表層側から切除することで、繊維の織組織状模様を形成する。次いで、前記織組織状模様の表面に透過性のクリア層を積層状態に形成する。
このような変更例の製造方法では、積層状態の複数の着色層を表層側から切除して各着色層を所定の配列で露出させることで、表面が凹凸状をなす織組織状模様が立体的に形成されて、繊維の織組織に近似した織組織状模様が形成された装飾部材を製造することができる。そして、各着色層の色彩が異なっているので、織組織状模様の表面の凹凸が一層強調されると共に、色調が多彩となって装飾性の向上が図られる。また、複数の着色層がクリア層により被覆されるので、各着色層を保護することができる。
(2)本発明の製造方法は、表層の切除位置および切除形状を変更して、各着色層からなる配列単位の配列位置を変更することで、実施例で例示した平織りしたカーボンクロスの織組織に類似した織組織状模様に限らず、綾織り(斜文織り)したカーボンクロスの織組織に類似した織組織状模様や、カーボンクロス以外の様々な織布の織組織に類似した織組織状模様に形成した装飾部を備えた装飾部材を製造することが可能である。
(3)実施例では、第1着色層の切除工程と、露出した第2着色層からなる各配列単位の外表面に対する溝および曲面部の形成工程とを、同一工程で実施する製造方法を例示したが、第1着色層の切除工程、第2着色層からなる各配列単位の外表面に対する溝の形成工程、第2着色層からなる各配列単位の表面に対する曲面部の形成工程は、夫々別工程に分けて実施するようにしてもよい。
(4)実施例では、第2着色層からなる各配列単位の外表面に対する溝および曲面部の形成工程とを、同一工程で実施する製造方法を例示したが、溝の形成工程および曲面部の形成工程を別工程に分けて実施するようにしてもよい。
(5)第1着色層からなる各配列単位および第2着色層からなる各配列単位は、複数条の溝および曲面部の何れか一方のみを形成するようにしてもよいし、複数条の溝および曲面部の両方を形成しなくてもよい。
(6)装飾部を構成する各着色層は、塗料を塗布して形成するものに限らず、インジェクション成形による多色成形方法に基づいて形成したものであってもよい。
(7)本発明の製造方法により製造される装飾部材は、自動車の車両内装部材に取り付けて使用されるものに限らず、各種車両や家具等に取り付けて使用される装飾部材が対象とされる。
12 基材,14 意匠面,22 第2着色層(着色層),24 第1着色層(着色層)
26 凹穴,28 第2溝(溝),30 第1溝(溝),32 第2曲面部(曲面部)
34 第1曲面部(曲面部),36 クリア層

Claims (4)

  1. 基材と異なる色彩を呈する複数の着色層を当該基材の表面に積層状態に形成し、
    前記積層状態の各着色層を所定の配列で露出させるように当該積層状態の着色層の表層側から切除することで、繊維の織組織状模様を形成し、
    前記織組織状模様の表面に透過性のクリア層を積層状態に形成する
    ことを特徴とする装飾部材の製造方法。
  2. 基材の表面に、該基材と異なる色彩を呈する第1着色層および第2着色層を積層状態に形成し、
    前記積層状態の着色層において、表層に位置する前記第1着色層を該第1着色層の厚み以上に切除することで、当該表層の第1着色層および下層の第2着色層の夫々を、基材の表面に沿う第1の方向および該第1の方向と交差する第2の方向で交互に露出させて、当該第1の方向に列をなす一方の着色層および当該第2の方向に列をなす他方の着色層の夫々により緯糸状の模様および経糸状の模様を形成すると共に、前記基材の表面が露出する深さで各着色層を切除することで、当該基材の表面を露出する凹穴を、前記第2の方向で隣り合う前記一方の着色層の間でかつ前記第1の方向で隣り合う前記他方の着色層の間に位置するように形成して、繊維の織組織状模様を形成し、
    前記織組織状模様の表面に透過性のクリア層を積層状態に形成する
    ことを特徴とする装飾部材の製造方法。
  3. 前記第1着色層からなる各配列単位の表面に、前記第1の方向へ延在する複数条の第1溝を、当該第1着色層の厚みの範囲で切削して設けると共に、
    前記第2着色層からなる各配列単位の表面に、前記第2の方向に延在する複数条の第2溝を、当該第2着色層の厚みの範囲で切削して設ける請求項2記載の装飾部材の製造方法。
  4. 前記第1着色層からなる各配列単位において、前記第1の方向で離間した両端縁部に、該第1着色層の表面から前記基材の表面側へ湾曲した曲面部を、当該第1着色層の厚みの範囲で切削して設けると共に、
    前記第2着色層からなる各配列単位において、前記第2の方向で離間した両端縁部に、該第2着色層の表面から前記基材の表面側へ湾曲した曲面部を、当該第2着色層の厚みの範囲で切削して設ける請求項2または3記載の装飾部材の製造方法。
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