JP2016144936A - 化粧板及びその製造方法 - Google Patents

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直哉 植村
幸嗣 喜田
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幸嗣 喜田
雅夫 戸田
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Abstract

【課題】高い立体感を有する化粧板及びその製造方法の提供。
【解決手段】化粧板(10)は、基板(1)と、凸模様(2)と、接着シート(3)と、化粧シート(4)とを備え、基板(1)は、主面(11)を有し、凸模様(2)は、基板(1)の主面(11)上、又は化粧シート(4)の両面(41,42)のうち基板(1)と対向する面(42)上に設けられ、化粧シート(4)が、基板(1)の主面(11)に貼付される化粧板(10)及びその製造方法。
【選択図】図1

Description

本開示は、化粧板及びその製造方法に関する。
従来、建築物や家具等の表面材として用いられる化粧板が知られている。化粧板の表面には、着色及び/又は模様が施される。例えば、特許文献1には、基板の一方面に凸模様を印刷し、塗料を塗布することによって製造される化粧板が開示されている。
特公平6−13104号公報
特許文献1の化粧板の製造方法において、基板上の凸模様には塗料が塗布される。塗料は、基板上で流動しやすく均一になりにくい。よって、当該製造方法では、化粧板の表面にシャープな凹凸を形成することが難しく、化粧板の立体感が不足する。
そこで、本開示は、高い立体感を有する化粧板及びその製造方法を提供することを課題とする。
本開示に係る化粧板は、基板と、凸模様と、化粧シートとを備える。基板は、主面を有する。凸模様は、基板の主面上、又は化粧シートの両面のうち基板と対向する面上に設けられる。化粧シートは、基板の主面に貼付される。
本開示に係る化粧板の製造方法は、主面を有する基板を準備するステップと、基板の主面上に凸模様を印刷するステップと、凸模様が形成された基板に化粧シートを貼付するステップと、を備える。
本開示に係る化粧板の製造方法は、主面を有する基板を準備するステップと、化粧シートの一方面上に凸模様を印刷するステップと、凸模様が形成された化粧シートの一方面を基板の主面に対向させ、化粧シートを基板に貼付するステップと、を備える。
本開示によれば、高い立体感を有する化粧板を得ることができる。
図1は、第1実施形態に係る化粧板の垂直断面を示す模式図である。 図2は、第1実施形態に係る化粧板のデザインの一例を示す平面図である。 図3は、第1実施形態に係る化粧板のデザインの他の例を示す平面図である。 図4Aは、第1実施形態に係る化粧板の製造方法の一工程を示す模式図である。 図4Bは、図4Aに示す工程の次の工程を示す模式図である。 図4Cは、図4Bに示す工程の次の工程を示す模式図である。 図4Dは、図4Cに示す工程の次の工程を示す模式図である。 図4Eは、図4Dに示す工程の次の工程を示す模式図である。 図5は、第2実施形態に係る化粧板の垂直断面を示す模式図である。 図6Aは、第2実施形態に係る化粧板の製造方法の一工程を示す模式図である。 図6Bは、図6Aに示す工程の次の工程を示す模式図である。 図6Cは、図6Bに示す工程の次の工程を示す模式図である。 図6Dは、図6Cに示す工程の次の工程を示す模式図である。
実施形態に係る化粧板は、基板と、凸模様と、化粧シートとを備える。基板は、主面を有する。凸模様は、基板の主面上、又は化粧シートの両面のうち基板と対向する面上に設けられる。化粧シートは、基板の主面に貼付される(第1の構成)。
第1の構成によれば、基板と化粧シートとの間に凸模様が設けられる。化粧シートは、実質的に均一の厚みを有し、凸模様によく追従する。このため、化粧板の表面において凸模様をシャープに浮き上がらせることができる。その結果、化粧板に高い立体感を持たせることができる。
上記化粧板は、さらに、接着シートを備えることができる。接着シートは、凸模様が設けられた基板と化粧シートとの間に配置されていてもよい(第2の構成)。
第2の構成によれば、化粧シートは、凸模様が設けられた基板に接着シートによって貼付される。このため、例えば、流体状の接着剤を用いて凸模様が設けられた基板に化粧シートを貼付する場合と比較して、より良好に化粧シートを基板上の凸模様に追従させることができる。よって、化粧板の立体感をより確実に向上させることができる。
上記化粧シートは、模様を有していてもよい(第3の構成)。
第3の構成によれば、化粧板の表面が化粧シートの模様によって装飾される。このため、化粧板のデザイン性を向上させることができる。
上記化粧シートの模様は、凸模様に相当していてもよい(第4の構成)。
第4の構成によれば、化粧シートは、基板と化粧シートとの間の凸模様に相当する模様を有する。よって、化粧シートの模様に調和する凹凸を化粧板の表面に生じさせることができる。結果として、化粧板のデザイン性をより向上させることができる。
上記凸模様は、基板の主面上に直接設けられていてもよい(第5の構成)。
第5の構成によれば、凸模様を基板の主面上に直接設ければよく、基板と凸模様との間に連続層を形成する必要がない。例えば、基板の凹凸及び色を隠蔽するための目止め着色層等を主面上に形成する必要はない。よって、化粧板の製造工程を簡素化することができる。
実施形態に係る化粧板の製造方法は、主面を有する基板を準備するステップと、基板の主面上に凸模様を印刷するステップと、凸模様が形成された基板に化粧シートを貼付するステップと、を備える(第1の方法)。
第1の方法は、凸模様が印刷された基板に化粧シートを貼付する。このため、化粧シートが凸模様によく追従し、化粧板の表面において凸模様がシャープに浮き上がる。よって、高い立体感を有する化粧板を得ることができる。
実施形態に係る化粧板の製造方法は、主面を有する基板を準備するステップと、化粧シートの一方面上に凸模様を印刷するステップと、凸模様が形成された化粧シートの一方面を基板の主面に対向させ、化粧シートを基板に貼付するステップと、を備える(第2の方法)。
第2の方法は、凸模様が印刷された化粧シートを基板に貼付する。この場合も、化粧シートが凸模様によく追従し、化粧板の表面において凸模様がシャープに浮き上がる。よって、高い立体感を有する化粧板を得ることができる。
以下、本開示の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。以下の説明において、同一及び相当する構成には同一の符号を付し、同じ説明を繰り返さない。
<第1実施形態>
[化粧板の構成]
図1は、第1実施形態に係る化粧板10の垂直断面を示す模式図である。図1に示すように、化粧板10は、基板1と、凸模様2と、接着シート3と、化粧シート4とを備える。
基板1は、板状をなす。基板1は、主面11を有する。主面11は、化粧板10が住居や家具等の表面材として使用される際、住居や家具等の表側に位置付けられる面である。
基板1の材質は、特に限定されるものではない。例えば、合板、集成材、パーティクルボード、及び繊維板等の木質ボードや、石膏ボード、ケイ酸カルシウム板、及び金属板等の無機系ボードを基板1として用いることができる。基板1は、樹脂が含浸されることによって補強されていてもよい。
凸模様2は、基板1の主面11上に設けられる。凸模様2は、主面11から基板1の厚み方向に突出する凸部によって主面11上に描かれる図形である。
凸模様2は、主面11上に直接設けられている。すなわち、凸模様2と主面11との間には、主面11を全体的に覆う連続層は設けられていない。
例えば、基板1に樹脂を含浸させる場合であっても、樹脂による連続層が主面11上に明確に形成されることはない。よって、基板1に樹脂を含浸した後、主面11上に凸模様2を形成する場合であっても、凸模様2が主面11上に直接配置される。
接着シート3は、凸模様2の上に配置される。接着シート3は、基板1の主面11及び凸模様2を覆う。接着シート3は、主面11及び凸模様2に追従する。接着シート3は、主面11及び凸模様2によって構成される凹凸形状に沿って凹凸形状を形成する。
接着シート3は、接着性を有する。接着シート3は、例えば、シート状の基材に熱硬化樹脂を含浸させたものである。接着シート3は、凸模様2が設けられた基板1と、化粧シート4との間に配置される。接着シート3の一方の面31は、主面11及び凸模様2に接着している。接着シート3の反対の面32は、化粧シート4に接着する。
化粧シート4は、シート状の基材の少なくとも一方面に装飾を施したものである。装飾は、着色及び/又は模様の付与を意味する。化粧シート4の両面のうち装飾を有する面を化粧シート4の表面41と称する。化粧シート4の両面が着色されている場合、化粧シート4の両面のうちいずれか一方を化粧シート4の表面41とする。化粧シート4において、表面41の反対側に位置する面が裏面42である。
化粧シート4は、接着シート3上に配置される。化粧シート4の裏面42は、接着シート3の面32と対向する。化粧シート4の裏面42は、接着シート3の面32に接着する。よって、化粧シート4は、接着シート3により、凸模様2が形成された基板1に貼付される。より詳細には、化粧シート4の裏面42が基板1の主面11及び凸模様2に貼付されている。
化粧シート4は、接着シート3を覆う。すなわち、化粧シート4は、凸模様2が設けられた基板1の主面11全体を覆う大きさを有する。化粧シート4は、基板1、凸模様2、及び接着シート3各々の色を透過させない程度の不透明性を有する。化粧シート4は、接着シート3とともに、主面11及び凸模様2に追従する。すなわち、化粧シート4は、主面11及び凸模様2によって構成される凹凸形状に沿って凹凸形状を形成する。したがって、化粧シート4の表面41には、凸模様2の輪郭が浮かび上がる。
化粧シート4の表面41は、着色されている。本実施形態における着色とは、何らかの色が付与されることをいい、白色及び/又は黒色が付与される場合も含む。化粧シート4の表面41は、1以上の色が付与されている。化粧シート4の表面41は、無地であってもよいし、模様を有していてもよい。
図2は、模様を有する化粧シート4Aを備えた化粧板10Aの平面図である。図2では、説明の便宜上、基板1の主面11の一部及び凸模様2Aの一部を化粧シート4Aから露出させている。
図2に示すように、化粧シート4Aは、表面41Aに模様43を有する。模様43は、凸模様2Aに相当する。模様43は、凸模様2Aと同一又は対応する模様である。例えば、模様43は、凸模様2Aと同一又は類似の図形を描く。模様43は、凸模様2Aと重なっている。化粧シート4Aの表面41A上における模様43の描画方向は、基板1の主面11上における凸模様2Aの描画方向と概ね一致している。
例えば、模様43が木目模様の場合、凸模様2Aは、模様43に相当する縞模様であることが好ましい。すなわち、模様43の木目方向と、凸模様2Aの縞の方向とを実質的に一致させることが好ましい。具体的には、凸模様2Aは、基板1の主面11上において模様43の木目方向に延びる複数の凸部21Aによって構成される。複数の凸部21A各々の幅及び凸部21A間の間隔は、必ずしも一定でなくてもよい。
化粧シート4Aは、主面11及び各凸部21Aに追従する。よって、化粧板10Aの表面に、化粧シート4Aの模様43の木目方向に沿う縞形状が浮かび上がる。すなわち、化粧板10Aの表面には、模様43に調和した凹凸が発生する。
図3は、模様を有しない化粧シート4Bを備えた化粧板10Bの平面図である。図3では、説明の便宜上、基板1の主面11の一部及び凸模様2Bの一部を化粧シート4Bから露出させている。
図3に示すように、凸模様2Bは、例えば、各々が花の形状を有する複数の凸部21Bによって構成されている。化粧シート4Bは、単色且つ無地の表面41Bを有している。化粧シート4Bは、主面11及び各凸部21Bに追従する。よって、化粧板10Bの表面には、複数の花の形状が浮かび上がる。
[化粧板の製造方法]
次に、本実施形態に係る化粧板10の製造方法について図4Aから図4Eを参照しつつ説明する。
図4Aに示すように、まず、基板1を準備する。基板1は、樹脂への含浸によって補強されていてもよい。
続いて、図4Bに示すように、基板1の主面11上に凸模様2を形成する。凸模様2は、スクリーン印刷等によって主面11上に形成されてもよい。例えば、紫外線硬化型のインクで主面11上に盛り上げ印刷を行い、紫外線の照射によって主面11上のインクを硬化させることにより、凸模様2を形成することができる。なお、インクジェットプリンタ等を用いて主面11上にインクを重ねることにより、凸模様2を形成することもできる。
次に、図4Cに示すように、凸模様2が形成された基板1上に接着シート3を配置する。接着シート3は、凸模様2の上に載置される。さらに、接着シート3の上に化粧シート4を載置する。このとき、化粧シート4の裏面42を接着シート3に対向させる。
さらに、図4Dに示すように、押圧部材5及び緩衝部材6を用いて、化粧シート4を基板1に向かって押圧する。押圧部材5は、例えば、基板1の主面11の全体を押圧可能な大きさを有する成型板である。緩衝部材6は、基板11及び押圧部材5よりも柔らかい。緩衝部材6は、例えば、シリコンゴム等で構成することができる。緩衝部材6は、主面11の全体を覆うことが可能な大きさを有する。
緩衝部材6は、化粧シート4の上に配置される。緩衝部材6の上には、押圧部材5が配置される。押圧部材5と緩衝部材6とを重ねた後、押圧部材5及び緩衝部材6の積層体を化粧シート4の上に配置してもよい。これにより、押圧部材5と化粧シート4との間に緩衝部材6が配置される。この状態で押圧部材5に加熱及び加圧を施し、押圧部材5によって化粧シート4を基板1に押し付ける。
押圧部材5によって化粧シート4が押圧された際、基板1の主面11上の凹凸を緩衝部材6が吸収する。すなわち、押圧部材5によって化粧シート4が押圧されると、接着シート3、化粧シート4、及び緩衝部材6は、主面11及び凸模様2に追従して変形する。さらに、押圧部材5に加えられる熱により、接着シート3は、主面11及び凸模様2と、化粧シート4とに強固に接着する。よって、凸模様2が形成された基板1に化粧シート4が貼付される。
その後、図4Eに示すように、押圧部材5及び緩衝部材6を化粧シート4上から取り除く。これにより、化粧板10が完成する。
[第1実施形態の効果]
本実施形態に係る化粧板10において、凸模様2が設けられた基板1の主面11には、化粧シート4が貼付されている。化粧シート4は、主面11及び凸模様2に良好に追従する。また、化粧シート4は、ほぼ均一の厚みを有する。このため、凸模様2が化粧板10の表面にシャープに浮き上がる。よって、化粧板10の立体感が向上する。
凸模様2が設けられた基板1と化粧シート4との間には、接着シート3が配置されている。接着シート3は、ほぼ均一の厚みを有する。よって、流体状の接着剤を用いる場合と比較して、良好に化粧シート4を凸模様2に追従させることができる。このため、化粧板10の立体感がより確実に向上する。
化粧板10において、化粧シート4は模様を有していてもよい。この場合、化粧板10のデザイン性を向上させることができる。
化粧シート4が模様を有する場合、化粧シート4の模様を凸模様2に相当する模様とすることができる。これにより、化粧シート4の模様に調和する凹凸が化粧板10の表面に生じ、化粧板10のデザイン性をより向上させることができる。
化粧板10において、凸模様2は、基板1の主面11上に直接設けられる。すなわち、基板1の主面11と凸模様2との間に連続層は配置されない。主面11は化粧シート4によって覆われるため、例えば、基板1の凹凸及び色を隠蔽するための目止め着色層等を主面11上に形成する必要はない。よって、化粧板10の製造工程を簡素化することができ、化粧板10をより容易に製造することができる。
化粧板10の表面の凹凸は、基板1の主面11上に設けられた凸模様2に起因して発生する。基板1には、凹部を形成する必要がない。このため、機械的強度が比較的大きい基板1を用いて化粧板10を製造することができる。例えば、不燃性材料等で構成された基板1を用いることができる。
化粧板10の製造に際し、化粧シート4と押圧部材5との間には緩衝部材6を配置することができる。よって、押圧部材5によって化粧シート4を押圧したとき、化粧シート4及び緩衝部材6を基板1上の凸模様2に沿って変形させることができる。これにより、化粧シート4を凸模様2に良好に追従させることができるため、化粧板10の立体感が向上する。また、基板1からの力を緩衝部材6に吸収させることができるため、押圧部材5の劣化を防止することもできる。
<第2実施形態>
[化粧板の構成]
図5は、第2実施形態に係る化粧板20の垂直断面を示す模式図である。本実施形態に係る化粧板20は、基板1ではなく化粧シート4に凸模様2が設けられる点で、第1実施形態に係る化粧板10(図1)と異なる。
凸模様2は、化粧シート4の裏面42上に直接形成される。凸模様2は、化粧シート4の裏面42から基板1側に突出する凸部によって裏面42上に描かれる図形である。化粧シート4は、第1実施形態と同様、凸模様2に相当する模様をその表面41に有することができる。
化粧シート4及び凸模様2と基板1との間には、接着シート3が配置されている。よって、凸模様2が設けられた化粧シート4の裏面42は、接着シート3を介して基板1の主面11と対向する。
[化粧板の製造方法]
以下、本実施形態に係る化粧板20の製造方法について図6Aから図6Dを参照しつつ説明する。化粧板20の製造方法は、凸模様2を化粧シート4に形成する点で、第1実施形態で説明した化粧板10の製造方法と異なる。
まず、図6Aに示すように、基板1を準備する。また、図6Bに示すように、化粧シート4を準備し、化粧シート4の裏面42上に凸模様2を形成する。化粧シート4に対する凸模様2の形成方法は、第1実施形態で説明した基板1に対する凸模様2の形成方法と同様である。
次に、図6Cに示すように、凸模様2が形成された化粧シート4の裏面42を基板1の主面11に対向させ、化粧シート4を基板1に貼付する。具体的には、基板1と化粧シート4との間に接着シート3を配置し、さらに、化粧シート4の表面41上に緩衝部材6及び押圧部材5をこの順で積層する。その状態で押圧部材5に加熱及び加圧を施し、化粧シート4を基板1に対して押し付ける。これにより、凸模様2が形成された化粧シート4の裏面42が基板1の主面11に接着する。
その後、図6Dに示すように、押圧部材5及び緩衝部材6を化粧シート4上から取り除く。これにより、化粧板20が完成する。
[第2実施形態の効果]
本実施形態に係る化粧板20では、凸模様2が設けられた化粧シート4が基板1の主面11に貼付されている。この場合も、化粧シート4が凸模様2に良好に追従して、凸模様2が化粧板20の表面にシャープに浮き上がる。よって、化粧板20の立体感を向上させることができる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。
上記各実施形態では、化粧シートは、接着シートによって基板に貼付されている。しかしながら、化粧シートは、流体状の接着剤によって基板に貼付されてもよい。また、接着シートに含浸させていたものと同様の熱硬化樹脂により、化粧シートの裏面をコーティングすることもできる。この場合、基板及び化粧シートと接着シートとを貼り合わせる必要がなくなり、化粧板の製造工程を簡素化することができる。なお、化粧シートに凸模様を形成する場合は、化粧シートに凸模様を形成した後で、化粧シートの裏面に熱硬化樹脂を塗布することが好ましい。
上記第1実施形態では、凸模様は、基板の主面上に直接設けられている。しかしながら、凸模様と基板の主面との間に1以上の連続層が存在してもよい。第2実施形態のように化粧シートに凸模様を設ける場合も、基板の主面上に1以上の連続層を設けることができる。
上記実施形態では、化粧シートの模様が基板と化粧シートと間の凸模様に相当する例について説明している。しかしながら、化粧シートが模様を有する場合、必ずしも化粧シートの模様が凸模様に相当している必要はない。例えば、化粧シートの模様の描画方向を凸模様の描画方向と交差させることもできる。
10,10A,10B,20 化粧板
1 基板
2,2A,2B 凸模様
3 接着シート
4,4A,4B 化粧シート

Claims (7)

  1. 化粧板であって、
    主面を有する基板と、
    前記基板の主面に貼付される化粧シートと、
    前記基板の主面上、又は前記化粧シートの両面のうち前記基板と対向する面上に設けられた凸模様と、
    を備える、化粧板。
  2. 請求項1に記載の化粧板であって、さらに、
    前記凸模様が設けられた基板と前記化粧シートとの間に配置される接着シート、
    を備える、化粧板。
  3. 請求項1又は2に記載の化粧板であって、
    前記化粧シートは、模様を有する、化粧板。
  4. 請求項3に記載の化粧板であって、
    前記化粧シートの模様は、前記凸模様に相当する、化粧板。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の化粧板であって、
    前記凸模様は、前記基板の主面上に直接設けられている、化粧板。
  6. 化粧板の製造方法であって、
    主面を有する基板を準備するステップと、
    前記基板の主面上に凸模様を印刷するステップと、
    前記凸模様が形成された基板に化粧シートを貼付するステップと、
    を備える、製造方法。
  7. 化粧板の製造方法であって、
    主面を有する基板を準備するステップと、
    化粧シートの一方面上に凸模様を印刷するステップと、
    前記凸模様が形成された化粧シートの一方面を前記基板の主面に対向させ、前記化粧シートを前記基板に貼付するステップと、
    を備える、製造方法。
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