JP2017149010A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】チューブを交差させた状態でプリンターの筐体内に配置すると、チューブが重なる部分の空間領域を設けなくてはならないので、プリンターが大型化するという課題がある。また、プリンターを組み立てる際の作業効率が低くなるという課題がある。【解決手段】液体タンク40側に一端部が接続される複数の供給チューブ64と、記録ヘッド32側に一端部が接続される複数の供給チューブ65と、複数の供給チューブ64の他端部と複数の供給チューブ65の他端部とを接続する継手80と、を備え、継手80は、対向する第1接続部81と第2接続部82とをそれぞれ連通する流路87M、87Y、R1を有し、流路R1の配置は、流路87M,87Yと交差している記録装置を提供する。【選択図】図7

Description

本発明は、記録装置に関する。
従来から、液体の一例であるインクを吐出することで媒体に記録を行う記録ヘッドと、インクを収容する複数のインクタンク(液体収容体)とを備え、複数のチューブを介して記録ヘッドとそれぞれのインクタンクとが接続されるインクジェット式のプリンターが知られている。例えば、特許文献1のプリンターには、複数のチューブが並列状態に一体化されて引き揃えられている。また、例えば、特許文献2のプリンターには、複数のチューブの並列状態を維持したまま接続する継手が備えられている。
複数のチューブを並列状態に一体化して配置するためには、例えば、ブラックのインクとイエロー、マゼンタ、シアンなどのカラーのインクを収容する複数のインクタンクを備えたプリンターでは、記録ヘッドに接続される側の複数のチューブの端部の配列と、複数のインクタンクに接続される側の複数のチューブの端部の配列とが同じことが望ましい。しかし、カラーのインクと比べてブラックのインクを補充する頻度が多い傾向にあることから、ブラックのインクを収容するインクタンクを正面側に配置したプリンターがある。そのようなプリンターでは、記録ヘッドに接続される側の複数のチューブの端部の配列と、複数のインクタンクに接続される側の複数のチューブの端部の配列とが異なることがある。そこで、記録ヘッドに接続される側の複数のチューブの端部の配列と対応させるため、インクタンクから記録ヘッドに向かう途中で、チューブを交差させて複数のインクタンクに接続される側の複数のチューブの端部の配列を変更する。
特開2015−116762号公報 特開2012−61624号公報
しかしながら、チューブを交差させるためには、チューブが重なる部分の空間領域を設けなくてはならないので、プリンターが大型化するという課題がある。
また、チューブを交差させた状態でプリンターの筐体内に配置する作業は容易ではない。さらに、チューブを覆う部材が設けられている場合には、チューブの交差状態を確認するため、チューブを覆う部材を取り除く作業が必要となってしまう。すなわち、チューブを交差させた状態でプリンターの筐体内に配置すると、プリンターを組み立てる際の作業効率が低くなるという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]筐体と、前記筐体内部に設けられて液体を吐出する記録ヘッドと、記録に用いられる液体を内部に収容する複数の液体タンクと、前記液体タンク側に一端部が接続される複数の第1の液体供給チューブと、前記記録ヘッド側に一端部が接続される複数の第2の液体供給チューブと、前記複数の第1の液体供給チューブの他端部と前記複数の第2の液体供給チューブの他端部とを第1の方向に並列状態でそれぞれ接続する接続部材と、を備え、前記接続部材は、前記複数の第1の液体供給チューブの他端部とそれぞれ接続する複数の第1接続部と、前記複数の第2の液体供給チューブの他端部とそれぞれ接続する複数の第2接続部と、それぞれ対応する前記第1接続部と前記第2接続部とを連通する複数の流路とを有し、前記複数の流路の少なくとも一部の流路が交差していることを特徴とする記録装置。
本適用例によれば、前記複数の流路の少なくとも一部の流路が交差している。これにより、液体タンク側に一端部が接続される複数の第1の液体供給チューブの配列と、記録ヘッド側に一端部が接続される複数の第2の液体供給チューブの配列とが異なる場合に、第1の液体供給チューブまたは第2の液体供給チューブを交差させた状態で記録装置の筐体内に配置する必要がない。従って、第1の液体供給チューブまたは第2の液体供給チューブを重ねた状態で交差させるための空間領域を確保する必要がないので、記録装置の大型化を抑制できる。また、第1の液体供給チューブ及び第2の液体供給チューブを覆う部材が設けられている場合、前記覆う部材を取り外す作業は不要となる。従って、第1の液体供給チューブ及び第2の液体供給チューブを配置する際の組み立て作業の効率低下を抑制できる。
[適用例2]前記第1の方向における一方の最端に位置する前記第1接続部と、前記第1の方向における他方の最端に位置する前記第2接続部とが対応し、前記第1接続部と前記第2接続部とを連通する前記流路が設けられることを特徴とする上記記録装置。
補充する頻度が多い液体が収容された液体タンクを、液体タンクが並ぶ方向において、最も前面側の位置(最端の位置)に配置し、液体の補充作業を容易にすることが行われる。このような場合には、補充する頻度が多い液体を供給する第1の液体供給チューブを最も端に配置することになり、記録ヘッドの接続部の配列と異なるときは、第1の液体供給チューブまたは第2の液体供給チューブを交差させて記録ヘッドの接続部に接続しなくてはならない。本適用例によれば、第1の液体供給チューブまたは第2の液体供給チューブを交差させて配置する必要がない。
[適用例3]前記第1の方向における中央部には、対応する前記第1接続部と前記第2接続部とが第2の方向に対向して設けられ、前記第1の方向における一方の最端に位置する前記第1接続部と、前記第1の方向における他方の最端に位置する前記第2接続部とは、前記第1の方向における中央部に設けられた前記第1接続部及び前記第2接続部を間に挟む位置に設けられることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、第2の方向において、第1接続部の反対側及び第2接続部の反対側には、何も設けられない。これにより第1の方向における一方の最端に位置する第1接続部及び第1の方向における他方の最端に位置する第2接続部と、流路とが連通する部分の開口断面積を大きくし、液体の供給量を増やすことができる。また、第1の方向における一方の最端に位置する第1接続部と第1の方向における他方の最端に位置する第2接続部とを連通する流路を一つ設ければよいので、接続部材の製造コストの増加を抑制できる。
[適用例4]前記接続部材は、前記第1接続部及び前記第2接続部を支持する本体部を有し、前記本体部には、溝部と前記溝部の開口側を封止する封止部材とによって前記流路が形成されることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、本体部における外側部分に流路を設けることができる。従って、接続部材の大型化を抑制できる。
[適用例5]前記記録ヘッドを搭載して往復移動するキャリッジを備え、前記複数の第2の液体供給チューブは、前記キャリッジの往復移動に伴って、湾曲変形する可動部と、前記筐体に対して固定された非可動部とから構成され、前記接続部材は、前記複数の第1の液体供給チューブの他端部と前記複数の第2の液体供給チューブの非可動部における他端部とを接続することを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、接続部材を配置する際の作業性がよい。
[適用例6]前記記録ヘッドを搭載して往復移動するキャリッジを備え、前記複数の第1の液体供給チューブは、前記キャリッジの往復移動に伴って、湾曲変形する可動部と、前記筐体に対して固定された非可動部とから構成され、前記接続部材は、前記キャリッジに設けられ、前記複数の第1の液体供給チューブの可動部における他端部と前記複数の第2の液体供給チューブの他端部とを接続することを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、キャリッジの外側に接続部材を設けなくてもよいので、記録装置の大型化を抑制できる。
[適用例7]前記複数の第1の液体供給チューブのうちの少なくとも一つは内径が最大であり、前記複数の第2の液体供給チューブのうちの少なくとも一つは内径が最大であることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、第1の液体供給チューブ及び第2の液体供給チューブを流れる液体の供給量が増加しても、流速を遅くすることができる。これにより、キャリッジの移動時に液体の流れに伴って、第1の液体供給チューブまたは第2の液体供給チューブの可動部が波打つように変形することを抑制できる。
[適用例8]前記液体タンクには、内部に液体を注入するための注入口が備えられていることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、記録装置の使用に伴って液体タンク内の液体が消費されても、注入口から液体タンク内に液体を注入すれば、液体タンク内に液体が収容された状態を維持可能である。
複合機の外観斜視図。 複合機の正面図。 液体タンクからキャリッジ側に向かって配置された供給チューブを示す斜視図。 液体タンクの配置及び、キャリッジに備えられた中継部材の配置を示す斜視図。 液体タンクを供給チューブが接続された側から見た斜視図。 継手を上側から見た斜視図。 封止部材が取り除かれた状態の継手の斜視図。 継手を下側から見た斜視図。 封止部材が取り除かれた状態の継手の斜視図。 継手によって供給チューブの配列が変更されて配置される状態を示す斜視図。 実施形態2におけるキャリッジの部分の斜視図。 実施形態3における継手の斜視図。 実施形態3における、封止部材が取り外された状態の継手の斜視図。 実施形態4における継手の斜視図。
(実施形態1)
以下、記録装置の一実施形態含む複合機について図を参照して説明する。なお、本実施形態の記録装置は、例えば液体の一例であるインクを用いて媒体に文字や画像の記録を行う記録ヘッドを備えるインクジェット式プリンターで構成されている。各図において矢印Xは記録装置の前後方向Xを示し、矢印Yは記録装置の幅方向Yを示し、矢印Zは鉛直方向Zを示す。
図1は、正面から見た複合機11の外観斜視図である。図2は、複合機11の正面図である。図1及び図2に示すように、複合機11は、媒体の一例である用紙Sに対して記録を行う記録装置12と、その上部に重ねて配置される画像読取部13とを備えている。画像読取部13は、例えばスキャナーなどで構成され、載置台14に載置された原稿を自動的に給送し、原稿に記録されている文字や画像を読み取り可能に設けられている。記録装置12は、直方体状の筐体15を備え、筐体15の内部には、用紙Sに対して記録を行う記録部30が設けられている。
記録装置12の筐体15は、その下部を構成する下部筐体16と、下部筐体16の上方に重ねて配置される上部筐体17とを備えている。上部筐体17には、筐体15内が露出される開口部18が設けられている。ここで、上部筐体17において開口部18が形成されている面を記録装置12の前面とし、その反対側の面を後面とする。
また、上部筐体17の前面であって、開口部18の下方には、記録装置12の前方に向けて引き出し可能な排出トレイ19が設けられている。また、この排出トレイ19の下方には、用紙Sが積層された状態で載置される上段カセット20を装着可能な上段カセット装着部21が設けられている。そして、下部筐体16の前面にも、上段カセット20と同様に構成される下段カセット22を装着可能な下段カセット装着部23が設けられている。
筐体15内に設けられる記録部30は、筐体15の幅方向Yに延びるガイド板25に沿って往復移動可能なキャリッジ31と、キャリッジ31に搭載される記録ヘッド32とを備えている。記録ヘッド32には不図示のノズルが複数設けられ、用紙Sに記録を行う際にはこのノズルからインクが吐出される。
記録装置12は、上段カセット20及び下段カセット22に載置された用紙Sを記録装置12の後面側から前面側に向かう方向(矢印Xの向きと反対方向)である用紙Sの搬送方向に沿って一枚ずつ搬送し、搬送方向と交差する走査方向(幅方向Y)に沿って往復移動するキャリッジ31に搭載される記録ヘッド32がインクを吐出することで記録を行う。
記録装置12は、記録が行われた用紙Sを、排出トレイ19に向けて開口部18から筐体15外へ排出する。なお、画像読取部13の前面には、記録装置12の前方に向けて突出する操作部24が設けられ、この操作部24を介して画像読取部13や記録装置12に各種動作を行わせる。
図2の図面右側となる上部筐体17の側面には、液体タンク40を保持するとともに、液体タンク40を覆う液体タンク保持部50が取り付けられている。液体タンク40には、記録ヘッド32が用紙Sに対して吐出するインクが収容される。液体タンク40には、液体タンク40内にインクを注入可能な注入口41がその上部に設けられている。
液体タンク保持部50は、その上部に開閉自在に設けられるカバー51を備えている。カバー51が開けられることにより、液体タンク40の注入口41が露出する。液体タンク保持部50には、外側が開口する窓部52が設けられ、窓部52から液体タンク40の外装の一部が露出する。下部筐体16には、上部筐体17に取り付けられた液体タンク保持部50を下方から支持する台座部26が突出して設けられる。
図3は、液体タンク40からキャリッジ31側に向かって配置された供給チューブ64,65を示す斜視図である。破線で示した液体タンク保持部50の内部には、第1の液体供給チューブとしての供給チューブ64及び継手80が備えられる。供給チューブ64の一方の端部は液体タンク40と連通可能に接続され、供給チューブ64の他方の端部は継手80と連通可能に接続される。
破線で示した上部筐体17の内部には、第2の液体供給チューブとしての供給チューブ65が備えられる。キャリッジ31には、記録ヘッド32(図2参照)と連通する中継部材33が設けられる。供給チューブ65の一方の端部は継手80と連通可能に接続され、供給チューブ65の他方の端部は中継部材33と連通可能に接続される。
液体タンク40に収容されたインクは、供給チューブ64、継手80、供給チューブ65、中継部材33を介して記録ヘッド32に供給される。
上部筐体17の内部には、供給チューブ65を支持する支持部70が備えられる。支持部70は、供給チューブ65の一部を下方から支持する底壁71と、底壁71の両端から鉛直方向Zの上方に延びる二枚の側壁72とを備え、レール状に構成されている。支持部70の長手方向(幅方向Y)における中央位置には、供給チューブ65の脱落を抑制する板状の係止部73が側壁72の上部に架設されている。
供給チューブ65における係止部73よりも中継部材33側には、前後方向Xから見た形状が湾曲形状に折り曲げられた湾曲部61が構成される。キャリッジ31の幅方向Yの往復移動に伴って、湾曲部61の形状が変化する。
すなわち、供給チューブ65において、係止部73よりもインクの供給方向における下流側(以降は単に下流側という)となるキャリッジ31側に位置する範囲は、キャリッジ31の往復移動に伴って可動する可動部62であり、係止部73よりもインクの供給方向における上流側(以降は単に上流側という)となる液体タンク側に位置する範囲は、支持部70に沿って固定された非可動部63である。
図4は、液体タンク40の配置及びキャリッジ31に備えられた中継部材33の配置を示す斜視図である。中継部材33Kは、記録ヘッド32に形成されたブラックのインクを吐出するノズルと連通する。同様に、中継部材33Y、33M、33Cは、記録ヘッド32に形成されたイエロー、マゼンタ、シアンのインクをそれぞれ吐出するノズルと連通する。
中継部材33K、33Y、33M、33Cは、幅方向Yにおいて図面左側より右側(矢印Yの向く方向)に向かって順に並んで配置される。供給チューブ65K、65Y、65M、65Cは、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンのインクをそれぞれ供給するチューブである。従って、供給チューブ65K、65Y、65M、65Cの下流側の端部は、幅方向Yにおいて図面左側より右側に向かって順に並び、中継部材33K、33Y、33M、33Cとそれぞれ接続される。
図3の液体タンク40は、液体タンク保持部50内において前後方向Xに並んで複数設けられ、それぞれ異なる色のインクを収容している。本実施形態においては、上部筐体17の前面側から後面側(矢印Xの向く方向)に向かって、図4の液体タンク40K、40M、40Y、40Cの順に4個並んで設けられ、それぞれブラック、マゼンタ、イエロー、シアンのインクを収容している。ここで、四個の液体タンク40K、40M、40Y、40Cのうち、最も前面側に位置する液体タンク40Kは、他の三個と比較して大容量に設けられ、消費量の高いブラックのインクが収容されている。
液体タンク40は、箱形状をなす樹脂製の容器であって、液体タンク40の上部には、注入口41(図2参照)が備えられる。注入口41は、栓部材43によって閉栓可能である。液体タンク40にインクを注入する際には、注入口41から栓部材43を取り外し、開放された注入口41を介して液体タンク40の内部にインクが注入される。
液体タンク40の外装の一部には、液体収容室42(図5参照)に収容されるインクの液量を視認可能な視認面46が形成され、視認面46は液体タンク保持部50に設けられた窓部52(図1参照)により露出される。図4の視認面46は、ガラスやプラスチックなどの透明部材で構成され、液体タンク40が収容するインクの好ましい上限量を示す上限目盛47を備えている。
図5は、液体タンク40を供給チューブ64が接続された側から見た斜視図である。上部筐体17の後面側となる液体タンク40の側面には、シート部材45が熱溶着により取り付けられることで、液体収容室42の側面が封止される。
液体タンク40には、インクが収容される液体収容室42を液体タンク40の外側(大気)と連通する大気連通経路44が設けられている。大気連通経路44は、液体収容室42に収容されたインクが記録ヘッド32に供給されるに伴って、液体収容室42が負圧になることを抑制する。
液体タンク40において供給チューブ64が接続された側には、液体収容室42からインクが導出されるための導出口48が、上部筐体17の前面側に向けて延びている。導出口48には供給チューブ64の上流側の端部が接続されている。
上部筐体17の前面側から後面側に向かって、液体タンク40K、40M、40Y、40Cの順に並んで配置される。供給チューブ64K、64M、64Y、64Cは、ブラック、マゼンタ、イエロー、シアンのインクをそれぞれ供給するチューブである。従って、導出口48と接続される供給チューブ64K、64M、64Y、64Cの上流側の端部は、上部筐体17の前面側から後面側に向かって順に並んで配置される。
液体タンク40における導出口48の上方には、導出口48から延びる供給チューブ64を保持可能なクランプ49が複数設けられている。供給チューブ64K、64M、64Y、64Cは、液体タンク40の上部筐体17側の側面に沿って、交差することなくクランプ49にそれぞれ保持されて配置される。
ここで、継手80の構成について詳細に説明する。図6は、液体タンク保持部50に備えられた状態の継手80を鉛直方向Zにおける上側から見た斜視図である。継手80の上流側(図面左側)には、パイプ状の第1接続部81K、81M、81Y、81Cが上部筐体17の前面側から後面側(矢印Xの向く方向)に向かう方向に順に並び、本体部83に固定される。継手80の下流側(図面右側)には、パイプ状の第2接続部82C、82M、82Y、82Kが前面側から後面側に向かう方向に順に並び、本体部83に固定される。
図7は、図6の封止部材84が取り除かれた状態の継手80の斜視図である。第1接続部81K、81M、81Y、81Cには、破線で示す貫通孔85K、85M、85Y、85Cがそれぞれ形成されている。第2接続部82C、82M、82Y、82Kには、破線で示す貫通孔86C、86M、86Y、86Kがそれぞれ形成されている。
第1接続部81Kと第2接続部82Cとは、前後方向Xにおいて同じ位置に設けられ、幅方向Yに対向する。同様に、第1接続部81M、81Y、81Cと第2接続部82M、82Y、82Kとは、前後方向Xにおいて同じ位置に設けられ、それぞれ幅方向Yに対向する。
本体部83には、本体部83を幅方向Yに貫通する流路87M(破線で示す)が形成される。貫通孔85M、流路87M、貫通孔86Mは連通する。すなわち、流路87Mは、対応する第1接続部81Mと第2接続部82Mとを連通する。
同様に、本体部83には、本体部83を幅方向Yに貫通する流路87Y(破線で示す)が形成される。貫通孔85Y、流路87Y、貫通孔86Yは連通する。すなわち、流路87Yは、対応する第1接続部81Yと第2接続部82Yとを連通する。
本体部83には、鉛直方向Zの上側が開口し、前後方向Xに延び、前後方向Xの一方の側(第1接続部81K側)において幅方向Yに延びる溝部88によって流路R1が形成される。貫通孔85Cは、溝部88に形成された凹部88aと連通する。貫通孔86Cは、溝部88に形成された凹部88bと連通する。
すなわち、流路R1は、対応する第1接続部81Cと第2接続部82Cとを連通する。これにより、第1接続部81Cの貫通孔85Cから供給されるインクは、矢印に示すように、流路R1を通り、第2接続部82Cの貫通孔86Cから流出する。
図8は、図6の継手80を鉛直方向Zにおいて反対側、すなわち液体タンク保持部50に備えられた状態の継手80を鉛直方向Zにおける下側から見た斜視図である。図9は、図8の封止部材90が取り除かれた状態の継手80の斜視図である。
本体部83には、鉛直方向Zの下側が開口し前後方向Xに延び、前後方向Xの一方の側(第1接続部81C側)において幅方向Yに延びる溝部91によって流路R2が形成される。貫通孔85Kは、溝部91に形成された凹部91aと連通する。貫通孔86Kは、溝部91に形成された凹部91bと連通する。
すなわち、流路R2は、対応する第1接続部81Kと第2接続部82Kとを連通する。これにより、第1接続部81Kの貫通孔85Kから供給されるインクは、矢印に示すように、流路R2を通り、第2接続部82Kの貫通孔86Kから流出する。
鉛直方向Zから見ると、流路R1、R2の配置は、流路87M,87Yと交差している。
溝部88の開口側は、図6の封止部材84によって封止され、溝部91の開口側は、図8の封止部材90によって封止される。封止部材84,90は、フィルム部材によって形成され、本体部83に溶着される。封止部材84,90をゴム部材によって形成し、接着剤により本体部83に接合してもよい。
図6に示すように、継手80の上流側に設けられた第1接続部81K、81M、81Y、81Cには、供給チューブ64K、64M、64Y、64Cがそれぞれ接続される。継手80の下流側に設けられた第2接続部82C、82M、82Y、82Kには、供給チューブ65C、65M、65Y,65Kがそれぞれ接続される。
以上、説明したように継手80は、供給チューブ64K、64M、64Y、64Cの下流側の端部と供給チューブ65C、65M、65Y,65Kの上流側の端部とを前後方向Xに並列状態でそれぞれ接続する。
図10は、上述した継手80によって供給チューブ64、65の配列が変更された状態を示す斜視図である。継手80の上流側と接続される供給チューブ64の下流側の端部は、上部筐体17の前面側から後面側(矢印Xの向く方向)に向かって、供給チューブ64K、64M、64Y、64Cの順に並んで配置される。
継手80の下流側で接続される供給チューブ65の上流側の端部は、前面側から後面側に向かって、供給チューブ65C、65M、65Y、65Kの順に並んで配置される。
すなわち、継手80の上流側において、ブラック、マゼンタ、イエロー、シアンのインクを供給する供給チューブ64K、64M、64Y、64Cの配列は、継手80の下流側において、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのインクを供給する供給チューブ65C、65M、65Y、65Kの配列に変更される。
供給チューブ65は、上流側から下流側に向かって、供給チューブ65C、65M、65Y、65Kの順に並んだ並列状態で湾曲部61において折り曲げられ、幅方向Yにおいて液体タンク40側に引き伸ばされる。さらに、供給チューブ65は、図4のキャリッジ31の天板部35に立設する壁部36によってガイドされ、幅方向Yから前後方向Xに向きを変えて配置される。
そして、供給チューブ65の下流側の端部は、中継部材33と接続され、図10の幅方向Yにおける図面左側から図面右側に向かって、供給チューブ65K、65Y、65M、65Cの順に並んで配置される。
液体タンク40K、40M、40Y、40Cに収容されるブラック、マゼンタ、イエロー、シアンのインクは、供給チューブ64K、64M、64Y、64C、継手80、供給チューブ65K、65M、65Y、65C、中継部材33K、33M、33Y、33Cを介して、それぞれ記録ヘッド32に供給される。
以上、本実施形態で説明した図3の記録装置12は、筐体としての上部筐体17と、上部筐体17の内部に設けられてインクを吐出する記録ヘッド32(図2参照)と、記録に用いられるインクを内部に収容する4個の液体タンク40と、液体タンク40側に一端部が接続される4本の供給チューブ64(第1の液体供給チューブ)と、記録ヘッド32側に一端部が接続される4本の供給チューブ65(第2の液体供給チューブ)と、供給チューブ64の他端部と供給チューブ65の他端部とを前後方向X(第1の方向)に並列状態でそれぞれ接続する接続部材としての継手80とを備える。
そして、図6の継手80は、供給チューブ64K、64M、64Y、64Cの他端部とそれぞれ接続する4個の第1接続部81K、81M、81Y、81Cと、供給チューブ65C、65M、65Y、65Kの他端部とそれぞれ接続する4個の第2接続部82C、82M、82Y、82Kと、それぞれ対応する第1接続部81K、81M、81Y、81Cと第2接続部82K、82M、82Y、82Cとを連通する流路R2、87M、87Y、R1とを有する。
前後方向X(第1の方向)及び幅方向Y(第1接続部81から第2接続部82に向かう第2の方向)と交わる鉛直方向Zから見ると、流路R1、R2の配置は、流路87M,87Yと交差している。
この構成によれば、液体タンク40側に一端部が接続される供給チューブ64K,64Y,64M,64Cの配列と、記録ヘッド32側に一端部が接続される供給チューブ65K,65Y,65M,65Cの配列とが異なる場合に、供給チューブ64K,64Y,64M,64Cまたは供給チューブ65K,65Y,65M,65Cを交差させた状態で記録装置12の上部筐体17内に配置する必要がない。
従って、供給チューブ64K,64Y,64M,64Cまたは供給チューブ65K,65Y,65M,65Cを重ねた状態で交差させるための空間領域を確保する必要がないので、記録装置12の大型化を抑制できる。また、供給チューブ64または供給チューブ65を覆う部材が設けられている場合、前記覆う部材を取り外す作業は不要となる。従って、供給チューブ64または供給チューブ65を配置する際の組み立て作業の効率低下を抑制できる。
また、図7の前後方向Xにおいて、一方の最端に位置する第1接続部81Cと、他方の最端に位置する第2接続部82Cとが対応し、第1接続部81Cと第2接続部82Cとを連通する流路R1が設けられ、図9の前後方向Xにおいて、一方の最端に位置する第1接続部81Kと、他方の最端に位置する第2接続部82Kとが対応し、第1接続部81Kと第2接続部82Kとを連通する流路R2が設けられる。
他のインクと比較して消費量が多く補充する頻度が多いブラックのインクが収容された液体タンク40Kを、前後方向Xにおいて最も前面側(最端の位置)に配置し、インクの補充作業を容易にすることが行われる。このような場合には、補充する頻度が多いブラックのインクを供給する供給チューブ64Kを最も端に配置することになり、記録ヘッド32の接続部となる中継部材33の配列と異なるときは、供給チューブ64または供給チューブ65を交差させて中継部材33に接続しなくてはならない。本実施形態の継手80を備えることにより、供給チューブ64または供給チューブ65を交差させて配置する必要がない。
また、継手80は、第1接続部81及び第2接続部82を支持する本体部83を有し、本体部83には、溝部88、91と、溝部88、91の開口側を封止する封止部材84、90とによって流路R1、R2が形成される。
この構成によれば、本体部83における外側部分に流路R1、R2を設けることができる。従って、継手80の大型化を抑制できる。
また、記録ヘッド32を搭載して往復移動するキャリッジ31を備え、供給チューブ65は、キャリッジ31の往復移動に伴って、湾曲変形する可動部62と、上部筐体17に対して固定された非可動部63とから構成され、継手80は、供給チューブ64の下流側の端部と、供給チューブ65の非可動部63における上流側の端部とを接続する。
この構成によれば、継手80に供給チューブ64及び供給チューブ65を接続して配置する際の作業性がよい。
また、供給チューブ64K、64Y、64M、64Cのうち、供給チューブ64Kは最大の内径を有し、供給チューブ65K、65Y、65M、65Cのうち、供給チューブ65Kは最大の内径を有する。
この構成によれば、供給チューブ65Kを流れるブラックのインクの供給量が増加しても、流速を遅くすることができる。これにより、キャリッジ31の移動時にインクの流れに伴って、供給チューブ65の可動部62が波打つように変形することを抑制できる。尚、内径が最大の供給チューブが2本以上であってもよい。
また、液体タンク40には、内部にインクを注入するための注入口41が備えられている。
この構成によれば、液体タンク40内のインクが消費されても、注入口41から液体タンク40内にインクを注入して補充すれば、液体タンク40内にインクが収容された状態を維持可能である。
本実施形態では、継手80は、液体タンク保持部50の内部に備えられたが、継手80を上部筐体17の内部に備え、供給チューブ65K,65Y,65M,65Cの非可動部63の上流側の端部に接続するようにしてもよい。
また、本実施形態では、液体タンク40は、上部筐体17の外側に設けられた液体タンク保持部50の内部に備えられたが、上部筐体17の内部に液体タンクが備えられてもよい。
(実施形態2)
実施形態1では、継手80を供給チューブ65における非可動部63の上流側の端部に接続したが、実施形態2では、継手80を供給チューブ65における可動部62の下流側の端部に接続した記録装置について説明する。
図11は、本実施形態におけるキャリッジ31の部分の斜視図である。第1の液体供給チューブとしての供給チューブ65の上流側の端部は、液体タンク40側に接続される。実施形態1で説明したように、供給チューブ65は、湾曲部61を有し、可動部62及び非可動部63とから構成される(図4参照)。
第2の液体供給チューブとしての供給チューブ66の下流側の端部は、中継部材33と接続される。供給チューブ66K、66Y、66M、66Cは、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンのインクをそれぞれ供給するチューブであり、中継部材33K、33Y、33M、33Cと接合される。
キャリッジ31の天板部35には、継手80が備えられる。継手80の下流側は、供給チューブ66の上流側の端部と接続され、継手80の上流側は、供給チューブ65の下流側の端部と接続される。
本実施形態では、液体タンク40K、40M、40Y、40Cが配列された順のまま、上部筐体17の前面側から後面側に向かう方向(矢印Xの向く方向)において、供給チューブ65K、65M、65Y、65Cの順に並んで継手80の上流側に接続される。
継手80の下流側では、前面側から後面側に向かう方向において、供給チューブ66の上流側の端部が、供給チューブ66C、66M、66Y、66Kの順に並んで接続される。
すなわち、継手80の上流側の接続部において、ブラック、マゼンタ、イエロー、シアンのインクを供給する供給チューブ65K、65M、65Y、65Cの配列は、継手80の下流側の接続部において、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのインクを供給する供給チューブ66C、66M、66Y、66Kの配列に変更される。
そして、供給チューブ66の下流側の端部は、幅方向Yにおいて図面左側から右側に供給チューブ66K、66Y、66M、66Cの順に並び、図面左側から右側に順に並ぶ中継部材33K、33Y、33M、33Cと接続される。本実施形態の記録装置12のその他の構成は、実施形態1で説明した記録装置12の構成と同じである。
以上、本実施形態で説明した記録装置は、記録ヘッド32を搭載して往復移動するキャリッジ31を備え、第1の液体供給チューブとしての4本の供給チューブ65は、キャリッジ31の往復移動に伴って、湾曲変形する可動部62と、上部筐体17に対して固定された非可動部63とから構成され、接続部材としての継手80は、キャリッジ31に備えられ、供給チューブ65の可動部62における下流側の端部と、第2の液体供給チューブとしての4本の供給チューブ66の上流側の端部とを接続する。
この構成によれば、キャリッジ31の外側に継手80を設けなくてもよいので、記録装置の大型化を抑制できる。
(実施形態3)
実施形態3では、第1接続部及び第2接続部が並ぶ方向において、両端部の位置にある第1接続部及び第2接続部は対向しない位置にある継手を備えた記録装置について説明する。図12は、本実施形態における継手100の斜視図である。
本体部103の図面左側には、第1接続部101K、101C、101M、101Yが前後方向Xにおける矢印Xの向きに並んで固定される。また、本体部103の図面右側には、第2接続部102C、102M、102Y、102Kが前後方向Xにおける矢印Xの向きに並んで固定される。
第1接続部101Cと第2接続部102Cとが幅方向Yに対向し、前後方向Xにおいて同じ位置にある。同様に、第1接続部101Mと第2接続部102Mとが幅方向Yに対向し、前後方向Xにおいて同じ位置にあり、第1接続部101Yと第2接続部102Yとが幅方向Yに対向し、前後方向Xにおいて同じ位置にある。
第1接続部101Kは、前後方向Xにおける一方の端部の位置にあり、第2接続部102Kは、前後方向Xにおける他方の端部の位置にある。
第1接続部101及び第2接続部102が並ぶ前後方向Xにおいて、両端部の位置にある第1接続部101K及び第2接続部102Kは対向しない位置にある。
図13は、図12の封止部材104が取り外された状態の継手100の斜視図である。第1接続部101C、101M、101Yには、貫通孔104C、104M、104Mが形成される。第2接続部102C、102M、102Yには、貫通孔105C、105M、105Yが形成される。本体部103には、貫通孔106C、106M、106Yが形成される。
貫通孔104C、105C、106Cは連通し、貫通孔104M、105M、106Mは連通し、貫通孔104Y、105Y、106Yは連通する。従って、第1接続部101C、101M、101Yと、第2接続部102C、102M、102Yとは、貫通孔106C、106M、106Yを介してそれぞれ連通する。
本体部103には、溝部107によって形成された流路R3が形成される。溝部107の前後方向Xの一方(図面上側)の端部に設けられた凹部107aは、第1接続部101Kに設けられた貫通孔104Kと連通する。同様に、溝部107の前後方向Xの他方(図面下側)の端部に設けられた凹部107bは、第2接続部102Kに設けられた貫通孔105Kと連通する。
従って、第1接続部101Kから供給されたインクは、矢印方向に示すように、流路R3を通り、第2接続部102Kから流出する。鉛直方向Zから見ると、流路R3の配置は、貫通孔106C、106M、106Yと交差している。
図13の前後方向Xにおける中央部には、対応する第1接続部101C、101M、101Yと第2接続部102C、102M、102Yとが幅方向Yに対向してそれぞれ設けられる。前後方向Xにおける一方の最端に位置する第1接続部101Kと、前後方向Xにおける他方の最端に位置する第2接続部102Kとは対応し、流路R3を介して連通する。そして、第1接続部101Kと第2接続部102Kとは、前後方向Xにおける中央部に設けられた第1接続部101C、101M、101Y及び第2接続部102C、102M、102Yを間に挟む位置に設けられる。
この構成によれば、幅方向Yにおいて、第1接続部101Kの反対側及び第2接続部102Kの反対側には、何も設けられない。これにより、第1接続部101K及び第2接続部102Kと、流路R3とが連通する部分の開口断面積を大きくし、インクの供給量を増やすことができる。また、第1接続部101Kと第2接続部102Kとを連通する流路R3となる溝部107を本体部103の鉛直方向Zにおける一方の側に一つ設ければよいので、継手100の製造コストの増加を抑制できる。
第1接続部101Kは、前後方向X(第1の方向)における一方の最端に位置する。第1接続部101Kの幅方向Y(第2の方向)における反対側には何も設けられていない。また、第2接続部102Kは、前後方向Xにおける他方の最端に位置する。第2接続部102Kの幅方向Yにおける反対側には何も設けられていない。
この構成によれば、凹部107aを深く形成し、凹部107aにおける第1接続部101K側の開口部を大きくすることができる。同様に、凹部107bを深く形成し、凹部107bにおける第2接続部102K側の開口部を大きくすることができる。すなわち、第1接続部101K及び第2接続部102Kと、流路R3とが連通する部分の開口断面積が大きくなるので、流路R3を流れるインクの量を増加させることができる。
(実施形態4)
実施形態1から実施形態3で説明した継手80、100には、本体部83、103を貫通する流路87Y、87M、貫通孔106Y、106M、106C、及び本体部に形成された溝部によって溝部88、91、107が形成されたが、パイプ状の部材によって流路が形成された継手を記録装置に備えてもよい。
図14は、本実施形態における継手110の斜視図である。第1接続部111は、パイプ状の部材によって形成され、支持部115を構成する上流側支持部115aに固定される。第2接続部112は、パイプ状の部材によって形成され、支持部115を構成する下流側支持部115bに固定される。
中間接続部116は、パイプ状の部材によって形成され、上流側支持部115aと下流側支持部115bとに固定される。
第1接続部111は、前後方向Xにおける矢印Xの向く方向において、第1接続部111K、111Y、111M、111Cの順に並んで設けられ、第2接続部112は、第2接続部112K、112M、112Y、112Cの順に並んで設けられる。鉛直方向Zから見た中間接続部116Y、116Mの配置は交差している。
第1接続部111K、中間接続部116K、第2接続部112Kは連通する。同様に、第1接続部111Y、111M、111C、中間接続部116Y、116M、116C、第2接続部112Y、112M、112Cはそれぞれ連通する。
第1接続部111K、111Y、111M、111Cに接続され、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンのインクを供給するための供給チューブ(不図示)の配列は、第2接続部112K、112M、112Y、112Cに接続され、ブラック、マゼンタ、イエロー、シアンのインクを供給する供給チューブ(不図示)の配列に変更される。
12…記録装置、17…上部筺体、31…キャリッジ、32…記録ヘッド、33,33C,33K,33M,33Y…中継部材、40,40C,40K,40M,40Y…液体タンク、41…注入口、62…可動部、63…非可動部、64,64C,64K,64M,64Y,65,65C,65K,65M,65Y,66,66C,66K,66M,66Y…供給チューブ、80,100,110…継手、81,81C,81K,81M,81Y,101,101C,101K,101M,101Y,111,111C,111K,111M,111Y…第1接続部、82,82C,82K,82M,82Y,102,102C,102K,102M,102Y,112,112C,112K,112M,112Y…第2接続部、83,103…本体部、84,90…封止部材、87M,87Y…流路、106C,106M,106Y…貫通孔、88,91,107…溝部、R1,R2,R3…流路、X…前後方向、Y…幅方向、Z…鉛直方向。

Claims (8)

  1. 筐体と、
    前記筐体内部に設けられて液体を吐出する記録ヘッドと、
    記録に用いられる液体を内部に収容する複数の液体タンクと、
    前記液体タンク側に一端部が接続される複数の第1の液体供給チューブと、
    前記記録ヘッド側に一端部が接続される複数の第2の液体供給チューブと、
    前記複数の第1の液体供給チューブの他端部と前記複数の第2の液体供給チューブの他端部とを第1の方向に並列状態でそれぞれ接続する接続部材と、
    を備え、
    前記接続部材は、前記複数の第1の液体供給チューブの他端部とそれぞれ接続する複数の第1接続部と、前記複数の第2の液体供給チューブの他端部とそれぞれ接続する複数の第2接続部と、それぞれ対応する前記第1接続部と前記第2接続部とを連通する複数の流路とを有し、
    前記複数の流路の少なくとも一部の流路が交差していることを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置であって、
    前記第1の方向における一方の最端に位置する前記第1接続部と、前記第1の方向における他方の最端に位置する前記第2接続部とが対応し、前記第1接続部と前記第2接続部とを連通する前記流路が設けられることを特徴とする記録装置。
  3. 請求項2に記載の記録装置であって、
    前記第1の方向における中央部には、対応する前記第1接続部と前記第2接続部とが第2の方向に対向して設けられ、
    前記第1の方向における一方の最端に位置する前記第1接続部と、前記第1の方向における他方の最端に位置する前記第2接続部とは、前記第1の方向における中央部に設けられた前記第1接続部及び前記第2接続部を間に挟む位置に設けられることを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録装置であって、
    前記接続部材は、前記第1接続部及び前記第2接続部を支持する本体部を有し、
    前記本体部には、溝部と前記溝部の開口側を封止する封止部材とによって前記流路が形成されることを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録装置であって、
    前記記録ヘッドを搭載して往復移動するキャリッジを備え、
    前記複数の第2の液体供給チューブは、前記キャリッジの往復移動に伴って、湾曲変形する可動部と、前記筐体に対して固定された非可動部とから構成され、
    前記接続部材は、前記複数の第1の液体供給チューブの他端部と前記複数の第2の液体供給チューブの非可動部における他端部とを接続することを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録装置であって、
    前記記録ヘッドを搭載して往復移動するキャリッジを備え、
    前記複数の第1の液体供給チューブは、前記キャリッジの往復移動に伴って、湾曲変形する可動部と、前記筐体に対して固定された非可動部とから構成され、
    前記接続部材は、前記キャリッジに設けられ、前記複数の第1の液体供給チューブの可動部における他端部と前記複数の第2の液体供給チューブの他端部とを接続することを特徴とする記録装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の記録装置であって、
    前記複数の第1の液体供給チューブのうちの少なくとも一つは内径が最大であり、前記複数の第2の液体供給チューブのうちの少なくとも一つは内径が最大であることを特徴とする記録装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の記録装置であって、
    前記液体タンクには、内部に液体を注入するための注入口が備えられていることを特徴とする記録装置。
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