JP2017147849A - 非接触給電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】受電ユニット側に過電圧保護回路を備えるとともに通信部を不要として、小形化を実現しつつ動作信頼性の高い非接触給電装置を提供する。【解決手段】給電ユニット1Sと受電ユニット1Rを備えた非接触給電装置1であって、給電ユニット1Sは、給電コイル31と、給電コイル31に交流電力を供給する交流電源2と、を備え、受電ユニット1Rは、給電コイル31に対向すると電磁結合して非接触で交流電力を受け取る受電コイル41と、受電コイル41に接続されて受電側共振回路を形成する受電側共振用コンデンサ45と、受電コイル41が受け取った交流電力を変換して受電電圧VRを生成し、電気負荷ELに出力する受電回路5と、受電電圧VRが過電圧状態を判定する閾値電圧VFを超過した場合に、受電側共振回路の受電側共振周波数frを変移させる過電圧保護回路6と、を備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、電磁結合方式でかつ共振現象を利用して非接触給電を行う非接触給電装置に関する。
多数の部品が装着された基板を生産する基板生産機として、はんだ印刷機、電子部品装着機、リフロー機、基板検査機などがある。これらの設備を連結して基板生産ラインを構成することが一般的になっている。さらに、モジュール化された同じ大きさの基板生産機を列設して基板生産ラインを構成する場合も多い。モジュール化された基板生産機を用いることにより、ラインの組み替え時やラインを長大化する増設時の段取り替え作業が容易になり、フレキシブルな基板生産ラインが実現される。
近年、基板生産ラインの各基板生産機で使用する機材や部材を、基板生産ラインに沿って移動する移動体に搬送させ、省力化および自動化を推進することが検討されている。さらに、移動体への給電手段として、非接触給電装置が考えられている。なお、非接触給電装置の用途は、基板生産ラインに限定されず、他の製品を生産する組立ラインや加工ライン、電動車両の走行中給電など幅広い分野にわたっている。この種の非接触給電装置では、給電素子および受電素子にそれぞれコイルを用いる電磁結合方式が多用される。さらに、給電コイルおよび受電コイルの少なくとも一方に共振用コンデンサを接続し、共振現象を利用して給電効率を高めることも行われている(いわゆる磁界共鳴方式)。電磁結合方式の非接触給電装置に関する技術例として、特許文献1〜3を例示する。
特許文献1に開示された非接触給電システムは、車両に搭載された二次コイルおよび受電回路と、駐停車区域に配置された一次コイルおよび給電回路とを備える。さらに、この非接触給電システムは、システム内の所定位置の電圧値または電流値を検出する手段と、電圧値または電流値が所定範囲にあるか否かを判定する手段とを備え、否であるときに電力供給を停止して報知する。実施形態の説明によれば、車両側の受電装置(受電ユニット)は、二次コイルおよび受電回路に加えて制御部、通信部、および電圧検出部を備える。また、駐停車区域側の給電装置(給電ユニット)は、一次コイルおよび給電回路に加えて、制御部、通信部、および報知部を備える。そして、受電装置で過電圧が発生すると、対向する通信部を用いて給電装置に過電圧通信を行い、給電回路を停止させるとともに、報知部で視覚または聴覚により報知する。
また、特許文献2に開示された過電圧保護付の非接触給電装置は、1次側回路(給電ユニット)の1次コイルから2次側回路(受電ユニット)の2次コイルに電力を供給するものであり、2次側回路に過電圧保護部が設けられている。この過電圧保護部は、2次側回路について過電圧発生を検出すると、2次コイルを短絡して保護する。このとき、1次コイル側は、短絡による電流または電圧の変化を検出して、電源をオフとする。これに類似した受電ユニット側の過電圧保護の技術例は、特許文献3にも開示されている。
特開2013−172507号公報 特開2012−44762号公報 特開2015−29404号公報
ところで、特許文献1の技術例では、過電圧通信を行うための通信部が受電装置および給電装置にそれぞれ必要となる。このため、受電装置および給電装置が大形化する。また、過電圧通信を行った後でないと給電回路を停止できない。このため、受電装置では、過電圧状態の継続時間が長引いて大きなストレスとなり、信頼性が低下する。
これに対して、特許文献2、3の技術例では、受電装置側で過電圧を検出したときに、通信を介することなく受電装置側で短時間のうちに保護することが可能であり、信頼性の面で優れている。しかしながら、2次コイルを短絡して保護すると、受電装置の電気負荷は直ちに停止してしまうため、必ずしも好ましいとは言えない。つまり、過電圧発生を検出した後に、過電圧を低下させてごく短時間だけでも電気負荷の動作を継続できると、信頼性が高められる。
また、特許文献2、3の技術例では、受電装置側での保護が終了した後に、給電装置側の給電回路を停止させる。このため、非接触給電装置は自動復旧できずに停止状態が継続し、復旧操作に人手がかかる。実際には、受電装置側の過電圧は、装置始動時や、受電装置と給電装置との位置関係がずれているとき、あるいは位置関係が変化しつつあるときなどに一時的に発生するケースが多い。つまり、一時的な過電圧の発生は、故障に起因するものではないので、保護することは必要であっても、非接触給電装置の全体を停止する必要は無い。
本発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、受電ユニット側に過電圧保護回路を備えるとともに通信部を不要として、小形化を実現しつつ動作信頼性の高い非接触給電装置を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決する本発明の非接触給電装置は、給電ユニットと受電ユニットを備えた非接触給電装置であって、前記給電ユニットは、給電コイルと、前記給電コイルに交流電力を供給する交流電源と、を備え、前記受電ユニットは、前記給電コイルに対向すると電磁結合して非接触で交流電力を受け取る受電コイルと、前記受電コイルに接続されて受電側共振回路を形成する受電側共振用コンデンサと、前記受電コイルが受け取った交流電力を変換して受電電圧を生成し、電気負荷に出力する受電回路と、前記受電電圧が過電圧状態を判定する閾値電圧を超過した場合に、前記受電側共振回路の受電側共振周波数を変移させる過電圧保護回路と、を備えた。
本発明の非接触給電装置において、受電ユニットの過電圧保護回路は、過電圧状態を判定した場合に、受電側共振回路の受電側共振周波数を変移させる。これにより、受電側共振周波数が交流電源の周波数から大きく外れて受電電圧が低下し、過電圧状態が解消されて保護される。したがって、通信部を経由して給電ユニットの交流電源を停止する必要が無く、短時間での保護が可能となり、動作信頼性が高い。また、受電電圧は、低下しつつも継続して電気負荷に出力されるので、動作信頼性が高い。
第1実施形態の非接触給電装置の構成を模式的に説明する図である。 非接触給電装置の給電性能の周波数特性を定性的に示した図である。 非接触給電装置の過電圧保護の動作を模式的に説明するタイムチャートの図である。 非接触給電装置の過電流保護回路の動作を模式的に説明するタイムチャートの図である。 第2実施形態の非接触給電装置の過電圧保護の動作を説明するタイムチャートの図である。 第3実施形態の非接触給電装置の構成を模式的に説明する図である。 正対時給電部の構成を模式的に説明する図6のZ方向から見た部分拡大側面図である。
(1.第1実施形態の非接触給電装置1の構成)
本発明の第1実施形態の非接触給電装置1について、図1〜図4を参考にして説明する。図1は、第1実施形態の非接触給電装置1の構成を模式的に説明する図である。図1中の破線の矢印は、制御の流れを示している。第1実施形態の非接触給電装置1は、給電ユニット1Sと受電ユニット1Rを備える。給電ユニット1Sは、定位置に配置される。受電ユニット1Rは、給電ユニット1Sに対して位置の変更が可能とされている。図示されるように、給電ユニット1Sに対して受電ユニット1Rが対向位置に配置されると、非接触給電装置1は電磁結合方式の非接触給電を行う。
給電ユニット1Sは、交流電源2、給電側共振用コンデンサ35、給電コイル31、および過電流保護回路7を備える。詳述すると、交流電源2の高圧出力端子21は、給電側共振用コンデンサ35の一端に接続されている。給電側共振用コンデンサ35の他端は、給電コイル31の一端に接続されている。給電コイル31の他端は、過電流保護回路7の一端に接続されている。過電流保護回路7の他端は、交流電源2の低圧出力端子22に接続されている。上記した接続により、環状の給電回路が構成されている。
交流電源2は、給電コイル31に交流電力を供給する。交流電源2は、例えば、直流電圧を供給する直流電源部と、直流電圧を交流変換する公知のブリッジ回路とを用いて構成できる。交流電源2の周波数f0として、数10kHz〜数100kHzのオーダーを例示でき、これに限定されない。
給電側共振用コンデンサ35および給電コイル31は、給電側共振回路を構成している。給電側共振回路は、交流電源2からみて直列共振回路となっている。給電側共振回路の給電側共振周波数fsは、次の式1で求められる。ただし、πは円周率、LSは給電コイル31のインダクタンス値、CSは給電側共振用コンデンサ35の静電容量値である。
fs=1/2π(LS・CS)0.5 ……………………………式1
過電流保護回路7は、給電コイル31に流れる給電電流ISを検出して、過電流状態を判定する閾値電流IFと大小比較する。過電流保護回路7は、所定の故障判定時間TFにわたって給電電流ISが閾値電流IFを超過した場合に、交流電源2に停止信号Soffを出力する。これにより、交流電源2は停止する。なお、故障判定時間TFは、後述する復帰時間TRよりも長く設定されている。
受電ユニット1Rは、受電コイル41、受電側共振用コンデンサ45、受電回路5、および過電圧保護回路6を備える。受電回路5は、整流回路50および平滑コンデンサ56を含む。過電圧保護回路6は、電圧検出回路61、スイッチ62、およびスイッチ操作回路63を含む。
受電コイル41の一端411は、受電側共振用コンデンサ45の一端、および整流回路50の入力第1端子51に接続されている。受電コイル41の他端412は、スイッチ62の他端、および整流回路50の入力第2端子52に接続されている。受電側共振用コンデンサ45の他端は、スイッチ62の一端に接続されている。整流回路50の出力第1端子53および出力第2端子54は、平滑コンデンサ56、電圧検出回路61、ならびに電気負荷ELの各一端および各他端に接続されている。上記した接続により、受電回路が構成されている。
受電コイル41は、給電コイル31に対向すると電磁結合して非接触で交流電力を受け取る。受電コイル41および受電側共振用コンデンサ45は、受電側共振回路を構成している。受電側共振回路は、電気負荷ELの側からみて並列共振回路となっている。受電側共振回路の受電側共振周波数frは、次の式2で求められる。ただし、πは円周率、LRは受電コイル41のインダクタンス値、CRは受電側共振用コンデンサ45の静電容量値である。
fr=1/2π(LR・CR)0.5 ……………………………式2
整流回路50は、4個の整流ダイオードをブリッジ接続した公知の全波整流回路とされている。整流回路50および平滑コンデンサ56は、直流の受電電圧VRを生成して、電気負荷ELに出力する。電気負荷ELは、受電ユニット1R上で仕事を行うものであり、その種類や消費電力などは限定されない。電気負荷ELは、受電ユニット1Rを移動させる電動駆動源を含んでいてもよい。また、受電電圧VRのレベルを調整して電気負荷ELに出力するDCDCコンバータなども、電気負荷ELの一部に含めて考えることができる。
電圧検出回路61は、受電電圧VRを検出して、スイッチ操作回路63に出力する。スイッチ操作回路63は、受電電圧VRと、過電圧状態を判定する閾値電圧VFとを大小比較する。スイッチ操作回路63は、受電電圧VRが閾値電圧VFを超過した場合、スイッチ62に開路信号Sopenを出力する。これにより、スイッチ62は開路操作される。スイッチ62は、通常の運転時には閉路されて使用され、開路操作されると受電側共振用コンデンサ45を受電回路から切り離す。これにより、式2に示された受電側共振周波数frは変移する。
また、スイッチ操作回路63は、スイッチ62を開路操作してからの経過時間を計時するタイマを有している。スイッチ操作回路63は、経過時間が所定の復帰時間TRに達すると、受電電圧VRと閾値電圧VFとの大小比較を再開する。そして、閾値電圧VFを超過していた受電電圧Vが閾値電圧VF以下に低下した場合に、開路信号Sopenを解消する。これにより、スイッチ62は閉路操作され、受電側共振用コンデンサ45は受電コイル41に再び並列接続される。なお、復帰時間TRは、過電流保護回路7の故障判定時間TFよりも短く設定されている。
電圧検出回路61は、例えば、直列接続された複数の抵抗で受電電圧VRを分圧して検出する抵抗分圧回路とすることができる。スイッチ操作回路63は、例えば、受電電圧VRの分圧値をディジタル電圧値に変換するAD変換器と、ディジタル電圧値に所定の演算処理を施しかつスイッチ62を制御する電子制御装置と、を組み合わせて構成できる。スイッチ62には、例えば、スイッチング機能を有する電力用半導体や電磁式の開閉リレーなどを用いることができる。
図2は、非接触給電装置1の給電性能の周波数特性を定性的に示した図である。図2の横軸は周波数f、縦軸は受電電圧VRを示している。図示されるように、給電性能の周波数特性は、受電側共振周波数frおよび給電側共振周波数fsにピークを有する二山特性となっている。そして、受電側共振周波数frと給電側共振周波数fsとの間の周波数において、受電電圧VRは、比較的高くかつ安定している。交流電源2の周波数f0は、この受電側共振周波数frと給電側共振周波数fsとの間に定められている。これにより、周波数変動の影響を受けにくく、かつ比較的高い受電電圧VRが得られる。なお、受電側共振周波数frと給電側共振周波数fsの大小関係は、逆になっていてもよい。
(2.第1実施形態の非接触給電装置1の動作および作用)
次に、第1実施形態の非接触給電装置1の動作および作用について説明する。図3は、非接触給電装置1の過電圧保護の動作を模式的に説明するタイムチャートの図である。図3の横軸は時間tの経過を表し、上段のグラフは受電電圧VR、下段のグラフは給電電流ISをそれぞれ示している。
図3の時刻t1以前において、受電ユニット1Rは、給電ユニット1Sに対向する適正位置にあって、非接触給電が良好に行われている。このときの受電電圧VR=Vn、給電電流IS=Inである。時刻t1の時点で、何らかの原因によって受電電圧VRが上昇し始め、同時に給電電流ISも増加し始めている。
受電電圧VRが上昇する一番目の原因として、受電ユニット1Rの位置変化が考えられる。つまり、給電ユニット1Sに対する受電ユニット1Rの相対位置が変化しつつあると、受電電圧VRが一時的に上昇し得る。二番目の原因として、電気負荷ELの急峻な変動が考えられる。例えば、電気負荷ELにモータを含んでいる場合、モータの回転数変化に応じて、受電電圧VRが一時的に上昇し得る。三番目の原因として、回路部品の故障が考えられる。例えば、給電側共振用コンデンサ35、給電コイル31、受電コイル41、および受電側共振用コンデンサ45のいずれかが故障すると、受電電圧VRが永続的に上昇し得る。実際には、三番目の原因は稀であり、一番目または二番目の原因による場合が多い。
時刻t2に、受電電圧VRが閾値電圧VFを超過すると、スイッチ操作回路63によってスイッチ62が開路操作される。これにより、受電側共振周波数frが変移し、受電電圧VRは上昇から低下に転じる。このとき、受電コイル41と電気負荷ELとの間の閉じた回路は活きているので、電気負荷ELに流れる電流は、瞬時には無くならない。仮に、スイッチ62の開路操作が行われないと、受電電圧VRは、破線Vxに示されるように増加し続けるので、リスクが生じる。一方、給電電流ISは、時刻t2以降も増加し続け、時刻t3には閾値電流IFを超過する。
時刻t4において、低下する受電電圧VRは、良好なときの電圧値Vnを下回る。スイッチ62を開路操作した時刻t2から復帰時間TRが経過した後の時刻t5に、スイッチ操作回路63は、受電電圧VRと閾値電圧VFとの大小比較を再開する。このとき、受電電圧Vが閾値電圧VF以下に低下しているので、スイッチ操作回路63によってスイッチ62が閉路操作される。これにより、受電側共振周波数frが回復し、受電電圧VRは低下から上昇に転じる。仮に、スイッチ62の閉路操作が行われないと、受電電圧VRは破線Vyに示されるように低下するので、自動復旧されない。
ここで、受電電圧VRの上昇が一番目または二番目の原因によるとき、時刻t5の時点で当該の原因は解消されている場合が多い。この場合、受電電圧VRは、良好なときの電圧値Vnへと落ち着いてゆく。また、時刻t5以降、給電電流ISは、増加から減少に転じて、良好なときの電流値Inへと落ち着いてゆく。つまり、一番目または二番目の原因による受電電圧VRの一時的な上昇に対し、過電圧保護回路6は、受電電圧VRを低下させて保護を行い、さらに自動復旧を行う。
一方、受電電圧VRの上昇が三番目の原因によるとき、時刻t5の時点で当該の原因は解消されない。この場合、受電電圧VRは、破線Vzに示されるように再び急峻に上昇する。このため、時刻t6に、受電電圧VRが閾値電圧VFを超過すると、再度スイッチ62が開路操作される。また、時刻t5以降も、破線Izで示されるように給電電流ISは閾値電流IFを超過したままとなる。ここで、時刻t3から時刻t6の間、給電電流ISが閾値電流IFを超過しているが、未だ故障判定時間TFには達していない。したがって、過電流保護回路7は、時刻t6の時点では、停止信号Soffを出力しない。
図4は、非接触給電装置1の過電流保護回路7の動作を模式的に説明するタイムチャートの図である。図4は、三番目の原因によって、図3と同じ時刻t1に受電電圧VRが上昇し始め、同時に給電電流ISが増加し始めた場合を例示している。図4の横軸の時間tの経過は、図3よりも長いスパンで示されている。三番目の原因が発生していると、時刻t3以降に、給電電流ISは閾値電流IFを超過したままとなる。そして、スイッチ62の開路操作および閉路操作が数回繰り返されて、故障判定時間TFが経過する。時刻t3から故障判定時間TFが経過した後の時刻t8に、過電流保護回路7は、停止信号Soffを出力する。これにより、交流電源2は停止し、給電電流ISは流れなくなる。
本第1実施形態では、従来技術と比較して、次に示す固有の作用が生じる。すなわち、第1の作用として、時刻t2から時刻t4の間、電気負荷ELは動作し続けることが可能となっている。例えば、電気負荷ELの前段にDC/DCコンバータを含む場合、低下しつつある受電電圧VRでも、一時的には電気負荷ELを駆動できる。これに対して、従来技術では、時刻t2に受電コイル41の両端を短絡して保護するため、電気負荷ELに作用する受電電圧VRは瞬時に無くなる。
第2の作用として、一番目または二番目の原因による受電電圧VRの一時的な上昇に対して、保護を行いつつ、自動復旧を行える。これに対して、従来技術では、受電ユニット1Rの側で受電電圧VRの上昇を検出すると、交流電源2を停止して保護するので、自動復旧は行われず、復旧操作に人手がかかる。また、三番目の原因、すなわち回路部品の故障による受電電圧VRの永続的な上昇に対して、従来技術と同様に、交流電源2を停止して、非接触給電装置1の全体を確実に保護できる。
(3.第1実施形態の非接触給電装置1の態様および効果)
第1実施形態の非接触給電装置1は、給電ユニット1Sと受電ユニット1Rを備えた非接触給電装置1であって、給電ユニット1Sは、給電コイル31と、給電コイル31に交流電力を供給する交流電源2と、を備え、受電ユニット1Rは、給電コイル31に対向すると電磁結合して非接触で交流電力を受け取る受電コイル41と、受電コイルに接続されて受電側共振回路を形成する受電側共振用コンデンサ45と、受電コイル41が受け取った交流電力を変換して受電電圧VRを生成し、電気負荷ELに出力する受電回路5と、受電電圧VRが過電圧状態を判定する閾値電圧VFを超過した場合に、受電側共振回路の受電側共振周波数frを変移させる過電圧保護回路6と、を備えた。
第1実施形態の非接触給電装置1において、受電ユニット1Rの過電圧保護回路6は、過電圧状態を判定した場合に、受電側共振回路の受電側共振周波数frを変移させる。これにより、受電側共振周波数frが交流電源2の周波数f0から大きく外れて受電電圧VRが低下し、過電圧状態が解消されて保護される。したがって、従来技術の如く通信部を経由して交流電源2を停止する必要が無く、短時間での保護が可能となり、動作信頼性が高い。また、従来技術で用いられる通信部を不要としたので、受電ユニット1Rおよび給電ユニット1Sの小形化が実現される。さらに、受電電圧VRは、低下しつつも継続して電気負荷ELに出力されるので、動作信頼性が高い。
さらに、受電側共振用コンデンサ45は、受電コイル41に並列接続されて並列共振回路を形成し、過電圧保護回路6は、受電電圧VRを検出する電圧検出回路61と、受電側共振用コンデンサ45を切り離し可能なスイッチ62と、電圧検出回路61で検出された受電電圧VRが閾値電圧VFを超過した場合に、スイッチ62を開路操作して受電側共振用コンデンサ45を切り離すスイッチ操作回路63と、を含む。これによれば、受電側共振周波数frを変移させるためにコイルやコンデンサを別途追加する必要がないので、コストの増加が抑制される。
さらに、スイッチ操作回路63は、閾値電圧VFを超過していた受電電圧VRが閾値電圧VF以下に低下した場合、所定の復帰時間TRが経過した後に、スイッチ62を閉路操作して受電側共振用コンデンサ45を受電コイル41に再び並列接続する。これによれば、受電ユニット1Rの位置変化や電気負荷ELの急峻な変動などに起因する受電電圧VRの一時的な上昇に対して、保護を行いつつ、自動復旧を行える。また、回路部品の故障などによる受電電圧VRの永続的な上昇に対しても、保護を行える。
さらに、給電ユニット1Sは、給電コイル31に流れる給電電流ISが過電流状態を判定する閾値電流IFを超過した場合に、交流電源2を停止する過電流保護回路7をさらに備えた。これによれば、交流電源2を停止することにより、非接触給電装置1の全体を確実に保護できる。
さらに、給電ユニット1Sは、復帰時間TRよりも長い所定の故障判定時間TFにわたって、給電コイル31に流れる給電電流ISが過電流状態を判定する閾値電流IFを超過した場合に、交流電源2を停止する過電流保護回路7をさらに備えた。これによれば、受電電圧VRの一時的な上昇では交流電源2を停止せず、回路部品の故障などによる受電電圧VRの永続的な上昇に対してのみ交流電源2を停止する。したがって、受電ユニット1Sで過電圧が発生したときに、可能であれば自動復旧を行い、自動復旧できないときにのみ交流電源2を停止するので、動作信頼性が極めて高い。
さらに、給電ユニット1Sは、給電コイル31に接続されて給電側共振回路を形成する給電側共振用コンデンサ35をさらに備え、交流電源2の周波数f0は、受電側共振回路の受電側共振周波数frと、給電側共振回路の給電側共振周波数fsとの間に定められている。これによれば、給電性能の周波数特性に示されるように、周波数変動の影響を受けにくく、かつ比較的高い受電電圧VRを得ることができる。
(4.第2実施形態の非接触給電装置)
次に、第2実施形態の非接触給電装置について、第1実施形態と異なる点を主に説明する。第2実施形態において、過電圧保護回路を構成するスイッチ操作回路の構成が第1実施形態と異なり、その他の部分の構成は第1実施形態と同じである。第2実施形態のスイッチ操作回路は、受電電圧VRを所定の閾値電圧VFと大小比較する比較回路と、受電電圧VRが閾値電圧VFを超過したときスイッチ62に開路信号Sopenを出力する制御回路とが組み合わされて構成される。第2実施形態のスイッチ操作回路は、タイマを有さないので、復帰時間TRに基づく動作を行わない。
図5は、第2実施形態の非接触給電装置の過電圧保護の動作を説明するタイムチャートの図である。図5の時刻t11以前において、受電ユニット1Rは、給電ユニット1Sに対向する適正位置にあって、非接触給電が良好に行われている。このときの受電電圧VR=Vn、給電電流IS=Inである。時刻t11の時点で、何らかの原因によって受電電圧VRが上昇し始め、同時に給電電流ISも増加し始める。
時刻t12に、受電電圧VRが閾値電圧VFを超過すると、スイッチ操作回路によってスイッチ62が開路操作される。これにより、受電側共振周波数frが変移し、受電電圧VRは閾値電圧VFをオーバーシュートした後、低下し始める。仮に、スイッチ62の開路操作が行われないと、受電電圧VRは、破線Vxに示されるように増加し続けるので、リスクが生じる。
時刻t13に、受電電圧VRが閾値電圧VF以下まで低下すると、スイッチ操作回路によってスイッチ62が閉路操作される。これにより、受電側共振周波数frが回復する。ここで、受電電圧VRの上昇が一番目または二番目の原因によるとき、時刻t13の時点で当該の原因は解消されている場合が多い。この場合、受電電圧VRは、さらに低下して良好なときの電圧値Vnに落ち着く。
一方、受電電圧VRの上昇が三番目の原因によるとき、時刻t13の時点で当該の原因は解消されない。この場合、受電電圧VRは、破線Vzに示されるように、閾値電圧VFをアンダーシュートした後、再び上昇する。このため、時刻t14に受電電圧VRが閾値電圧VFを超過すると、再度スイッチ62が開路操作される。原因がいずれの場合であっても、電気負荷ELは動作し続けることが可能となっている。
上記したように、第2実施形態でも、一番目または二番目の原因による受電電圧VRの一時的な上昇に対し、過電圧保護回路は、受電電圧VRを低下させて保護を行い、さらに自動復旧を行う。また、第2実施形態においても、故障判定時間TFにわたって、給電電流ISが閾値電流IFを超過した場合に、過電流保護回路7は、交流電源2を停止して、非接触給電装置の全体を保護する。
(5.第3実施形態の非接触給電装置1A)
次に、第3実施形態の非接触給電装置1Aについて、第1および第2実施形態と異なる点を主に説明する。図6は、第3実施形態の非接触給電装置1Aの構成を模式的に説明する図である。第3実施形態の非接触給電装置1Aは、基板生産ライン9に適用される。図示されるように、基板生産ライン9は、複数台の基板生産機91、92が列設されて構成されている。図6の左右方向は、基板生産機91、92の列設方向であり、後述する移動体99の移動方向でもある。
各基板生産機91、92は、モジュール化されており、列設方向の幅寸法が互いに等しい。基板生産機91、92は列設位置の順序変更、およびモジュール化された他の基板生産機との入れ替えが可能とされている。基板生産機91、92の列設台数は限定されず、後から列設台数を増やすモジュール増設対応も可能になっている。基板生産機91、92として電子部品装着機を例示でき、これに限定されない。
基板生産機91、92の前方には、列設方向に延在する図略のガイドレールが配設されている。移動体99は、ガイドレールに沿って移動方向に移動する。移動体99は、各基板生産機91、92で使用する機材や部材を図略の保管庫から搬入し、使用後の機材や部材を保管庫に戻す役割を担っている。
第3実施形態の非接触給電装置1Aは、各基板生産機91、92の前側にそれぞれ給電ユニット1Sが設けられ、移動体99に2組の受電ユニット1Rが設けられて構成されている。図6に示されるように、2組の受電ユニット1Rは、受電回路5の出力側が一つにまとめられて、共通の電気負荷ELに給電する。また、2組の受電ユニット1Rを保護する過電圧保護回路6Aは、一体化された電圧検出回路61およびスイッチ操作回路63を共有するとともに、スイッチ62をユニットごとに有する。
ここで、複数の給電コイル31および2個の受電コイル41の移動方向の長さ、および移動方向に隣り合う相互離間距離は、非接触給電が安定して行われるように設定されている。つまり、移動体99の位置に関係なく常に、給電コイル31と少なくとも1個の受電コイル41とが正対状態になる。正対状態とは、給電コイル31の移動方向の長さの範囲内に受電コイル41の移動方向の長さの全体が対向する状態を意味する。正対状態にある受電コイル41は、単独でも電気負荷ELを駆動できるだけの受電容量を有する。
さらに、第3実施形態の非接触給電装置1Aには、正対時給電部8が設けられている。図7は、正対時給電部8の構成を模式的に説明する図6のZ方向から見た部分拡大側面図である。正対時給電部8は、正対状態検出部を構成するセンサ81、82、ドッグ88、および交流電源2の電源スイッチ23などで構成されている。
図7に示されるように、センサ81、82は、1個の給電コイル31に2個ずつ設けられる。センサ81、82は、給電コイル31の移動方向の両端から受電コイル41の移動方向の長さLR分だけ中央に寄った位置に配置されている。ドッグ88は、細長い板状の部材であり、移動体99の側面98から突出して設けられている。ドッグ88は、2個の受電コイル41の相互に離れた遠方端同士を結んで延在している。
センサ81、82は、検出光の遮断を検出するタイプのセンサである。センサ81、82には、安価な汎用品を用いることができる。図7に示されるように、センサ81、82は、本体部84、投光部85、および受光部86からなる。投光部85および受光部86は、本体部84から突設され、相互に離隔している。投光部85と受光部86との間には、ドッグ88が進入および退出できるように配置されている。
投光部85は、受光部86に向けて検出光を照射する。受光部86は、検出光が遮断された遮断状態と、検出光が到達した受光状態とを区別して検出する。ドッグ88が投光部85と受光部86との間に進入すると、遮断状態になる。ドッグ88が投光部85と受光部86との間から退出すると、受光状態になる。2個のセンサ81、82の本体部84は、それぞれ交流電源2の電源スイッチ23に接続されている。
ドッグ88は、受電コイル41が正対状態にあるとき、センサ81、82に進入して、センサ81、82を作動する。これにより、センサ81、82の受光部66は、遮断状態を検出し、本体部64は、投入指令Ponを電源スイッチ23に指令する。2個のセンサ81、82の少なくとも一方の投入指令Ponが発生していると、電源スイッチ23が投入されて交流電源2が動作する。したがって、交流電源2は、給電コイル31が正対状態になるときにのみ動作するので、電源効率が高い。
なお、投入指令Ponが発生していても、過電流保護回路7の停止信号Soffが入力されると、電源スイッチ23は遮断されて交流電源2が停止する。つまり、給電機能よりも保護機能が優先して動作する。また、正対時給電部8の故障時などに、移動体99が遠くに離隔しているにも拘わらず交流電源2が動作して、閾値電流IFを超える給電電流ISが給電コイル31に流れることが生じ得る。この場合、過電流保護部7が動作して、当該の給電ユニット1Sが保護される。
第3実施形態の非接触給電装置1Aにおいて、給電ユニット1Sは、基板生産ライン9を構成する複数の基板生産機91、92にそれぞれ同数個ずつ設けられ、受電ユニット1Rは、複数の基板生産機91、92の列設方向に移動する移動体99に設けられている。
これによれば、基板生産機91、92の列設位置の順序変更、およびモジュール化された他の基板生産機との入れ替え、ならびに、列設台数が増設されるモジュール増設対応の全ての場合に、非接触給電装置1Aは、良好な受電状態が確保される。加えて、過電圧保護回路6による短時間での保護、および自動復旧の機能が確保される。したがって、基板生産ライン9のライン構成の変更時やモジュール増設対応時に、非接触給電装置1に関する段取り替え作業は簡素である。
(6.実施形態の応用および変形)
なお、過電圧保護回路6の詳細な構成は、適宜変更することができる。例えば、過電圧保護回路6は、受電電圧VRの過電圧状態を検出して過電圧信号を出力する過電圧検出回路と、スイッチ62と、過電圧信号を増幅した駆動電圧をスイッチ62に出力する増幅回路とで構成できる。また、受電側共振周波数frを変移させるため、受電コイル41および受電側共振用コンデンサ45以外のコイルやコンデンサを受電回路に付加し、スイッチで切り離すように構成してもよい。本発明は、その他にも様々な応用や変形が可能である。
本発明の非接触給電装置は、第3実施形態で説明した基板生産ライン9以外にも、他の製品を生産する組立ラインや加工ライン、電動車両の走行中給電など幅広い分野に利用可能である。
1、1A:非接触給電装置
2:交流電源 23:電源スイッチ
31:給電コイル 35:給電側共振用コンデンサ
41:受電コイル 45:受電側共振用コンデンサ
5受電回路 50:整流回路 56:平滑コンデンサ
6、6A:過電圧保護回路 61:電圧検出回路
62:スイッチ 63:スイッチ操作回路
7:過電流保護回路
8:正対時給電部 81、82:センサ 88:ドッグ
9:基板生産ライン 91、92:基板生産機 99:移動体
EL:電気負荷 IS:給電電流 IF:閾値電流
VR:受電電圧 VF:閾値電圧
TF:故障判定時間 TR:復帰時間
fs:給電側共振周波数 fr:受電側共振周波数
f0:交流電源の周波数

Claims (8)

  1. 給電ユニットと受電ユニットを備えた非接触給電装置であって、
    前記給電ユニットは、給電コイルと、前記給電コイルに交流電力を供給する交流電源と、を備え、
    前記受電ユニットは、
    前記給電コイルに対向すると電磁結合して非接触で交流電力を受け取る受電コイルと、
    前記受電コイルに接続されて受電側共振回路を形成する受電側共振用コンデンサと、
    前記受電コイルが受け取った交流電力を変換して受電電圧を生成し、電気負荷に出力する受電回路と、
    前記受電電圧が過電圧状態を判定する閾値電圧を超過した場合に、前記受電側共振回路の受電側共振周波数を変移させる過電圧保護回路と、
    を備えた非接触給電装置。
  2. 前記受電側共振用コンデンサは、前記受電コイルに並列接続されて並列共振回路を形成し、
    前記過電圧保護回路は、
    前記受電電圧を検出する電圧検出回路と、
    前記受電側共振用コンデンサを切り離し可能なスイッチと、
    前記電圧検出回路で検出された前記受電電圧が前記閾値電圧を超過した場合に、前記スイッチを開路操作して前記受電側共振用コンデンサを切り離すスイッチ操作回路と、
    を含む請求項1に記載の非接触給電装置。
  3. 前記スイッチ操作回路は、前記閾値電圧を超過していた前記受電電圧が前記閾値電圧以下に低下した場合に、前記スイッチを閉路操作して前記受電側共振用コンデンサを前記受電コイルに再び並列接続する請求項2に記載の非接触給電装置。
  4. 前記スイッチ操作回路は、前記スイッチを開路操作してから所定の復帰時間が経過した後に前記スイッチを閉路操作する請求項3に記載の非接触給電装置。
  5. 前記給電ユニットは、
    前記給電コイルに流れる給電電流が過電流状態を判定する閾値電流を超過した場合に、前記交流電源を停止する過電流保護回路をさらに備えた請求項1〜4のいずれか一項に記載の非接触給電装置。
  6. 前記給電ユニットは、
    前記復帰時間よりも長い所定の故障判定時間にわたって、前記給電コイルに流れる給電電流が過電流状態を判定する閾値電流を超過した場合に、前記交流電源を停止する過電流保護回路をさらに備えた請求項4に記載の非接触給電装置。
  7. 前記給電ユニットは、前記給電コイルに接続されて給電側共振回路を形成する給電側共振用コンデンサをさらに備え、
    前記交流電源の周波数は、前記受電側共振回路の前記受電側共振周波数と、前記給電側共振回路の給電側共振周波数との間に定められている請求項1〜6のいずれか一項に記載の非接触給電装置。
  8. 前記給電ユニットは、基板生産ラインを構成する複数の基板生産機にそれぞれ同数個ずつ設けられ、前記受電ユニットは、前記複数の基板生産機の列設方向に移動する移動体に設けられた請求項1〜7のいずれか一項に記載の非接触給電装置。
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