WO2023277132A1 - ガス貯蔵容器、架台、及びガス貯蔵システム - Google Patents

ガス貯蔵容器、架台、及びガス貯蔵システム Download PDF

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Abstract

ガス貯蔵容器において、ガス残量計測モジュールへの給電を使用者のもとで行える構成を提供する。本発明に係るガス貯蔵容器は、上面及び下面が平らであり、上下に積み重ね可能なケーシングと、前記ケーシング内に設置されたガス容器と、非接触給電のための受電用部材を備えたガス残量計測モジュールと、を備えている。本発明に係る架台は、上記のガス貯蔵容器を載せるための底部であって、前記ケーシングの前記下面と接触するように構成されている底部と、前記ガス貯蔵容器を支えるための側部であって、前記受電用部材に対応した送電用部材を含んだ少なくとも1つの送電部を備えている側部と、を備えている。

Description

ガス貯蔵容器、架台、及びガス貯蔵システム
 本開示は、非接触給電が可能なガス貯蔵容器に関する。また、本開示は、ガス貯蔵容器に非接触的に給電するための架台に関する。更に、本開示は、これらのガス貯蔵容器及び架台を備えたガス貯蔵システムに関する。
 従来、重量が大きく、ボトル形状を有したガスボンベが一般的に使用されてきた。しかしながら、このようなガスボンベは、占有体積が大きく、運搬及び設置が困難であり、取り扱いが容易ではなかった。また、このようなガスボンベは、外観上の美感を起こさせるとは言い難かった。
 そこで、本出願人は、運搬及び設置が容易なガス貯蔵容器を提供することを目的として、上面及び下面が平らであり、上下に積み重ね可能なガス貯蔵容器を報告した(特許文献1)。この文献には、そのひとつのバリエーションとして、上面及び下面が平らであり、上下に積み重ね可能なケーシングと、上記ケーシング内に設置されたガス容器とを備えたガス貯蔵容器が開示されている(請求項9)。また、この文献には、ガス残量計測モジュールを更に備えた構成も開示されている(請求項10)。
国際公開第2019/026872号
 しかしながら、本発明者は、上記の構成においては、ガス残量計測モジュールの電力消費が比較的大きく、その寿命が限定的であることを見出した。ガス残量計測モジュールの電気的な寿命は、通常、ガス容器及びケーシングの物理的な寿命より短い。また、ガス容器中のガスが未だ残存している状態において、ガス残量計測モジュールの電気的な寿命が尽きてしまう場合もある。そのため、従来の構成では、ガス残量計測モジュールの電気的な寿命が尽きた場合には、ガス容器及びケーシングの状態やガスの残量に拘わらず、ガス貯蔵容器を使用者からいったん回収して、ガス残量計測モジュールを充電又は交換する対応を行う必要があった。
 そこで、本発明は、ガス貯蔵容器において、ガス残量計測モジュールへの給電を使用者のもとで行える構成を提供することを目的とする。
 本発明の例示的な実施形態によると、以下のようなガス貯蔵容器、架台、及びガス貯蔵システムが提供される。
[1]上面及び下面が平らであり、上下に積み重ね可能なケーシングと;前記ケーシング内に設置されたガス容器と;非接触給電のための受電用部材を備えたガス残量計測モジュールと;を具備したガス貯蔵容器。
[2]前記ガス残量計測モジュールの少なくとも一部は、前記ケーシングと前記ガス容器との間に設置されている、[1]に記載のガス貯蔵容器。
[3]前記ガス残量計測モジュールは、圧力センサ、液面センサ、温度センサ、及びジャイロセンサからなる群より選択される少なくとも1つのセンサを備えている、[1]又は[2]に記載のガス貯蔵容器。
[4]前記ガス残量計測モジュールは、無線通信ができるように構成されている、[1]乃至[3]の何れかに記載のガス貯蔵容器。
[5]前記ガス残量計測モジュールは、GPS通信ができるように構成されている、[1]乃至[4]の何れかに記載のガス貯蔵容器。
[6]前記ガス残量計測モジュールは、前記非接触給電によって充電可能な電池を更に備えている、[1]乃至[5]の何れかに記載のガス貯蔵容器。
[7]前記ケーシングは、複数の側面を有し、前記上面と前記側面の少なくとも1つとの間の外辺に第1の把持部を更に備えている、[1]乃至[6]の何れかに記載のガス貯蔵容器。
[8]前記ケーシングは、複数の側面を有し、前記下面と前記側面の少なくとも1つとの間の外辺に第2の把持部を更に備えている、[1]乃至[7]の何れかに記載のガス貯蔵容器。
[9]前記ケーシングは、複数の側面を有し、前記ガス容器の排出口は、前記側面の少なくとも1つに設けられた孔を通じて外部に露出している、[1]乃至[8]の何れかに記載のガス貯蔵容器。
[10]前記孔が設けられた側面は、前記排出口が前記ケーシングの外面から突出しないようにするための窪みを備えている、[9]に記載のガス貯蔵容器。
[11]前記受電用部材は、前記孔が設けられた側面に対向する他の側面の近傍に設置されている、[9]又は[10]に記載のガス貯蔵容器。
[12]前記上面及び前記下面の一方は凸部を備え、前記上面及び前記下面の他方は前記凸部に対応する凹部を備えている、[1]乃至[11]の何れかに記載のガス貯蔵容器。
[13]前記ケーシングは、複数の側面を有し、前記側面の少なくとも1つは凸部を備え、前記側面に対向する他の側面は前記凸部に対応する凹部を備えている、[1]乃至[12]の何れかに記載のガス貯蔵容器。
[14]前記ケーシングは、前記ガス容器を外部から視認可能にするための少なくとも1つの窓を有している、[1]乃至[13]の何れかに記載のガス貯蔵容器。
[15]前記ガス残量計測モジュールの少なくとも一部は、前記窓から視認できないようにして、前記ケーシングと前記ガス容器との間に設置されている、[14]に記載のガス貯蔵容器。
[16]前記ガス容器は、内部に多孔性材料を更に含んでいる、[1]乃至[15]の何れかに記載のガス貯蔵容器。
[17]前記多孔性材料は、金属有機構造体である、[16]に記載のガス貯蔵容器。
[18][1]乃至[17]の何れかに記載のガス貯蔵容器に非接触的に給電するための架台であって、前記ガス貯蔵容器を載せるための底部であって、前記ケーシングの前記下面と接触するように構成されている底部と;前記ガス貯蔵容器を支えるための側部であって、前記受電用部材に対応した送電用部材を含んだ少なくとも1つの送電部を備えている側部と;を具備した架台。
[19]前記側部は、前記ガス貯蔵容器の積載数に応じた数の前記送電部を備えている、[18]に記載の架台。
[20]前記側部は、各々が少なくとも1つの前記送電部を備え且つ互いに接続可能な複数の側部ユニットによって構成されている、[18]又は[19]に記載の架台。
[21]前記ガス貯蔵容器は、前記下面に凹部又は凸部を備えており、前記架台は、前記底部に前記凹部又は凸部と対応する凸部又は凹部を備えている、[18]乃至[20]の何れかに記載の架台。
[22]前記ガス貯蔵容器の前記ケーシングは、複数の側面を有し、前記下面と前記側面の少なくとも1つとの間の外辺に把持部を更に備えており、前記架台は、前記底部と前記把持部とを物理的に接続するための固定部材を更に備えている、[18]乃至[21]の何れかに記載の架台。
[23]前記底部は、他の架台の底部と横方向に接続できるように更に構成されている、[18]乃至[22]の何れかに記載の架台。
[24]前記ガス貯蔵容器は、前記非接触給電によって充電可能な電池を更に備えており、前記送電部は、前記電池の充電の状態を示すためのランプを更に備えている、[18]乃至[23]の何れかに記載の架台。
[25][1]乃至[17]の何れかに記載の1つ又は複数のガス貯蔵容器と、[18]乃至[24]の何れかに記載の1つ又は複数の架台と、を具備したガス貯蔵システム。
 本発明によると、ガス貯蔵容器において、ガス残量計測モジュールへの給電を使用者のもとで行える構成を実現することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係るガス貯蔵容器を上面側から見た状態を示す斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るガス貯蔵容器を下面側から見た状態を示す斜視図である。 図3は、本発明の一実施形態に係るガス貯蔵容器を背面側から見た状態を示す斜視図である。 図4は、ガス残量計測モジュールの構成の一例を示す概念図である。 図5は、本発明の一実施形態に係るガス貯蔵容器においてケーシングの一部及びガス容器を取り外した状態を示す分解図である。図5は、ガス残量計測モジュールの具体的な配置方法の一例を示している。 図6は、本発明の一実施形態に係る架台及びガス貯蔵システムの斜視図である。 図7は、本発明の他の実施形態に係る架台及びガス貯蔵システムの斜視図及び分解図である。 図8は、本発明の一実施形態に係る架台の給電部の構成の一例を示す概念図である。 図9は、本発明の一実施形態に係るガス貯蔵システムの例を示す斜視図である。 図10は、本発明の一実施形態に係る架台を横方向に並べた場合のガス貯蔵システムの例を示す正面図である。
 以下、本発明に係るガス貯蔵容器、架台、及びガス貯蔵システムの代表的な例について説明する。なお、図面を参照する場合、同様又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
 上述したように、本発明に係るガス貯蔵容器は、上面及び下面が平らであり、上下に積み重ね可能なケーシングと、ケーシング内に設置されたガス容器と、非接触給電のための受電用部材を備えたガス残量計測モジュールと、を備えている。
 図1は、本発明の一実施形態に係るガス貯蔵容器を上面側から見た状態を示す斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係るガス貯蔵容器を下面側から見た状態を示す斜視図である。図3は、本発明の一実施形態に係るガス貯蔵容器を背面側から見た状態を示す斜視図である。図1乃至図3に示すガス貯蔵容器10は、ケーシング100と、ガス容器200と、ガス残量計測モジュール300とを含んでいる。
 この実施形態において、ケーシング100は、実質的に直方体形状であり、上面110と、下面120と、正面130と、背面140と、右側面150と、左側面160とを備えている。即ち、ケーシング100は、上面110と、下面120と、4つの側面130乃至160とを有している。なお、ここで、「上面」「下面」「正面」「背面」「右側面」「左側面」及び「側面」などの表記は、あくまで相対的なものであり、ガス貯蔵容器10の実際の使用形態を制限するものではない。例えば、ガス貯蔵容器10において、「正面」を上に向けて使用することも可能である。
 上面110及び下面120は、実質的に平らである。これにより、ケーシング100は、上下に積み重ね可能である。このような構成を採用することにより、ガス貯蔵容器10の運搬及び設置が容易且つ効率的になる。
 上面110は、凸部110Aを含んでいる。下面120は、凸部110Aに対応した形状の凹部120Aを含んでいる。典型的には、凹部120Aは、凸部110Aと嵌合できるように構成されている。このような構成を採用することにより、ケーシング100の上下方向の積み重ねをより安定的に行うことが可能となる。凸部110A及び凹部120Aは、省略してもよい。なお、ここで凸部と凹部とが「嵌合する」という場合、それらが互いに物理的に固定される必要はなく、両者の形状が互いに空間的にフィットしていれば足りる。
 なお、この実施形態においては、凹部120Aには、外部からガス容器200を視認可能にするための窓120Bが設けられている。図2に示す例では、窓120Bを介して、ガス容器200上に貼付されたラベルを視認することができる。このような構成を採用することにより、ケーシング100の取り外しやガス残量計測モジュール300を用いた電子機器などによる確認を必要とせずに、ガス容器200に関する情報を効率的に取得することが可能となる。
 窓120Bは、典型的には、透明又は半透明であり、好ましくは透明であり、より好ましくは無色透明である。窓120Bは、中空であってもよく、透明又は半透明な部材を備えていてもよい。後者の場合、窓120Bにはめ込まれてもよい透明又は半透明な部材の材料は、例えばプラスチック又はガラスであり、好ましくはプラスチックである。窓120Bが透明又は半透明な部材を備えている場合、窓120Bを設けることによるケーシング100の強度の低下を最小限に抑えることが可能となる。なお、窓120Bは、省略してもよい。
 正面130は、実質的に平らであり、孔132を備えている。孔132は、ガス容器200の排出口202を外部に露出させる役割を有している。孔132は、正面130以外の面に設けてもよい。孔132を上面110又は下面120ではなく、少なくとも1つの側面に配置することにより、排出口202にバルブ及び/又はレギュレータを装着した場合でも、ガス貯蔵容器10を上下に積み重ねることが可能となる。
 正面130は、排出口202がケーシング100の外面から突出しないようにするための窪み134を更に備えている。このような構成を採用することにより、ガス貯蔵容器10を運搬する際の1個あたりの占有体積を減少させることができる。なお、排出口202には、典型的にはバルブが装着されている。また、ガス貯蔵容器10の使用時には、典型的には、レギュレータ(図示せず)がバルブに取り付けられる。正面130に設けられた窪み134は、典型的には、排出口202にバルブが装着されているがレギュレータは装着されていない状態において、排出口202がケーシング100の外面から突出しないように構成されている。窪み134は、省略してもよい。
 背面140は、実質的に平らであり、正面130に対向している。ガス貯蔵容器10の背面140の近傍のケーシング100内部には、ガス残量計測モジュール300の受電用部材が設置されている。背面140のガス残量計測モジュール300の受電用部材に対応した位置には、凹部142が設けられている。ガス残量計測モジュール300の構成については、後で詳しく説明する。凹部142は、省略してもよい。
 右側面150は、実質的に平らである。右側面150には、凸部150Aが設けられている。凸部150Aの形状は、典型的には、凸部110Aの形状と同一である。凸部150Aは、省略してもよい。
 左側面160は、実質的に平らであり、右側面150に対向している。左側面160には、凹部160Aが設けられている。凹部160Aの形状は、典型的には、窓120Bを備えていないことを除いて、凹部120Aの形状と同一である。即ち、凹部160Aは、凸部150Aに対応した形状を有している。このような構成を採用することにより、ケーシング100を横方向にも効率的に配列することが可能となる。凹部160Aは、省略してもよい。
 ケーシング100は、上面110と右側面150との間の外辺に、第1の把持部170Aを有している。ケーシング100は、上面110と左側面160との間の外辺にも、第1の把持部170Aを有している。このような構成を採用することにより、ガス貯蔵容器10の運搬がより容易になる。また、このような構成を採用すると、後述するように、ガス貯蔵容器10の固定もより容易になる。更に、図1乃至図3に示すように、外辺部に中空部分を形成することによって把持部を形成する場合、ガス貯蔵容器10をより軽量化することも可能となる。第1の把持部170Aは、省略してもよい。
 ケーシング100は、下面120と右側面150との間の外辺に、第2の把持部170Bを更に有している。ケーシング100は、下面120と左側面160との間の外辺にも、第2の把持部170Bを更に有している。このような構成を採用することにより、ガス貯蔵容器10の運搬や固定が更に容易になる。また、図1乃至図3に示すように、外辺部に中空部分を形成することによって把持部を形成する場合、ガス貯蔵容器10を更に軽量化することも可能となる。第2の把持部170Bは、省略してもよい。
 ケーシング100は、対角線方向に沿った接続面180に沿って、2つの部分に分割できるように構成されている。図1乃至図3に示す例では、一方の部分は、上面110と、右側面150と、正面130の半分と、背面140の半分とを備えている。他方の部分は、下面120と、左側面160と、正面130の残りの半分と、背面140の残り半分とを備えている。これら2つの部分は、ネジ穴190を介して、ネジ(図示せず)によって接合されている。この際、ネジの工具穴を特殊な形状にすることにより、ケーシング100が使用者によって容易に分解できないようにすることもできる。接続面180及びネジ穴190は、省略してもよい。
 なお、ケーシング100を構成する部分の接合は、他の方法によって行ってもよい。ケーシング100を分割可能な構成にすると、ガス貯蔵容器10の管理者によるケーシング100の交換が比較的容易になる。この場合、ケーシング100の分割方法に制限はない。
 ケーシング100の材料には、特に制限はなく、求められる強度、望ましい重量、成形の容易さ、非接触給電時の電気的干渉の度合いなどに応じて、適宜選択することができる。ケーシング100の材料は、例えば、プラスチック、繊維強化プラスチック、金属、又は合金であり、好ましくは、プラスチック又は繊維強化プラスチックである。
 図1乃至図3に示す構成では、ケーシング100は、直方体形状であるが、ケーシング100の形状は、上面及び下面に関する上記の要件を満たしている限り、特に制限はない。ケーシング100は、例えば、円柱形状又は角柱形状であり、好ましくは、四角柱、五角柱、又は六角柱形状であり、より好ましくは、四角柱又は六角柱形状である。ケーシング100が角柱形状である場合、ケーシング100は、正多角柱状であることが好ましい。ケーシング100は、より好ましくは直方体又は立方体形状であり、特に好ましくは直方体形状である。
 また、図1乃至図3に示す構成では、複数の側面130乃至160は、何れも実質的に平らである。この場合、複数のガス貯蔵容器10を効率的に配置できるため、運搬及び使用時における占有体積を特に減少させることができる。しかしながら、複数の側面130乃至160は、必ずしも平らでなくてもよい。例えば、図1乃至図3に示すように4つの側面を有する構成において、正面130及び背面140は平らではないが、右側面150及び左側面160は実質的に平らであってもよい。
 図1乃至図3に示す構成では、上面110は凸部110Aを備え、下面120は凸部110Aに対応する凹部120Aを備えているが、これら凸部及び凹部の構成に特に制限はない。例えば、上面110が凹部を備え、下面がこの凹部に対応する凸部を備えていてもよい。凸部及び凹部の形状も、対応する箇所に設けられた1対が互いに対応している限り、特に制限はない。また、これら凸部及び凹部は、省略してもよい。
 図1乃至図3に示す構成では、右側面150は凸部150Aを備え、それに対向する左側面160は凸部150Aに対応する凹部160Aを備えているが、これら凸部及び凹部の構成に特に制限はない。例えば、右側面150が凹部を備え、左側面160がこの凹部に対応する凸部を備えていてもよい。凸部及び凹部の形状も、対応する箇所に設けられた1対が互いに対応している限り、特に制限はない。また、これら凸部及び凹部は、省略してもよい。
 図1乃至図3に示す構成では、凹部120Aに窓120Bが設けられているが、このような窓の位置は、ガス容器200を外部から視認可能にするという機能を担保できる限り、特に制限はない。例えば、窓は、上述した他の凸部及び/又は凹部の少なくとも1つに設けられていてもよい。或いは、窓は、ケーシング100の凸部及び/又は凹部以外の部分に設けられていてもよい。窓は、ケーシング100の複数の箇所に設けられていてもよい。なお、窓を凸部及び凹部の一方に設ける場合、窓の機械的強度及び破損可能性の観点から、窓を凹部に設けることがより好ましい。このような窓は、省略してもよい。
 図1乃至図3に示す構成では、第1の把持部170A及び第2の把持部170Bが設けられているが、把持部の構成に特に制限はない。把持部は、ケーシング100の他の箇所に設けてもよい。但し、上述したように、把持部を外辺部に中空部分を設けることにより形成すると、ケーシング100のうちガス容器200が含まれていない部分(デッドゾーン)をより有効に活用することが可能となる。把持部は、省略してもよい。
 図1乃至図3に示す実施形態において、ガス容器200は、ケーシング100の内部に設置されている。図1及び図2において、ガス容器200の外部から視認できない部分は、破線で描かれている。同様に、図1及び図2において、ガス容器200の外部から視認できる部分は、実線で描かれている。なお、図3では、ガス容器200の図示は省略されている。
 ガス容器200は、ガスの排出口202を備えている。排出口202は、通常、ガスの導入口を兼ねている。排出口202は、ケーシング100の孔132を介して、外部に露出している。
 ガス容器200は、通常、丸みを帯びた形状を有している。このような構成を採用することにより、ガス容器200の耐圧性能を最適化することができる。ガス容器200自体は、通常、上下に積み重ねることはできない。しかしながら、ガス容器200がケーシング100内に収容されていることにより、ガス容器200の形状によらず、ガス貯蔵容器10の積み重ねが可能となる。
 ガス容器200の材料には特に制限はない。ガス容器200は、例えば、繊維強化プラスチック製、金属若しくは合金製、又は、繊維強化プラスチックと金属若しくは合金とを含んだ構成である。或いは、ガス容器200は、ジュラルミン製であってもよい。ガス容器200の材料は、成形性や重量などを考慮して適宜選択することができる。ガス容器200の材料は、典型的には、ケーシング100の材料とは異なっている。この場合、ケーシング100の材料とガス容器200の材料とをそれぞれ調整することにより、ガス貯蔵容器10全体の強度、重量、耐圧性、及び外観等を最適化することが可能となる。
 ガス容器200に貯蔵するガスの種類には、特に制限はない。このようなガスの例としては、例えば、窒素;酸素;空気;二酸化炭素;ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノンなどの希ガス;水素;メタン、エタン、プロパンなどの飽和炭化水素;アセチレン;ジフルオロメタンなどのフルオロカーボン;LPガス;天然ガス;モノシラン;テオス;ジクロロシラン;アルシン;ホスフィン;ジボラン;三塩化ホウ素;四フッ化炭素;三フッ化窒素;臭化水素;塩素;六フッ化タングステン;セレン化水素;モノゲルマン;酸化エチレン;亜酸化窒素;アンモニアなどが挙げられる。これらのうち、窒素、酸素、空気、アルゴン、キセノン、フルオロカーボン、二酸化炭素、メタン、及び水素からなる群より選択されるガスを用いることが特に好ましい。ガス容器200に貯蔵されるガスは、液化されていてもよい。
 ガス容器200は、内部に多孔性材料を更に含んでいてもよい。このような場合、ガス容器200のガス貯蔵量を増加させることができる。ガス容器200に多孔性材料を充填する場合、多孔性材料の充填率Fは、例えば60%以上とし、好ましくは65%以上とし、より好ましくは70%以上とする。このような場合、多孔性材料の充填によるガス貯蔵量の増大効果がより顕著になる。また、充填率の上限は100%であるが、ガスの充填効率や排熱等の観点から、充填率をやや低くしてもよい。例えば、多孔性材料の充填率は、99%以下としてもよい。また、多孔性材料自体の重量によるガス貯蔵容器10の重量増加を考慮して、充填率を更に低くしてもよい。
 多孔性材料としては、例えば、金属有機構造体、活性炭、ゼオライト、メソポーラスシリカなどを使用することができる。多孔性材料としては、金属有機構造体を使用することが特に好ましい。また、複数の種類の多孔性材料を併用してもよい。
 多孔性材料として金属有機構造体を使用する場合、その種類に特に制限はない。金属イオンの種類及び配位数と、多座配位子の種類及びトポロジーとを適切に組み合わせることにより、所望の構造を有する金属有機構造体を製造することができる。
 金属有機構造体を構成する金属元素としては、例えば、アルカリ金属(第1族)、アルカリ土類金属(第2族)、及び遷移金属(第3族~第12族)に属する任意の元素が挙げられる。金属有機構造体を構成する多座配位子は、典型的には有機配位子であり、例えば、カルボン酸アニオン、並びに、複素環化合物が挙げられる。カルボン酸アニオンとしては、例えばジカルボン酸又はトリカルボン酸が挙げられる。具体的には、例えば、クエン酸、リンゴ酸、テレフタル酸、イソフタル酸、トリメシル酸、及びこれらの誘導体のアニオンが挙げられる。複素環化合物としては、例えば、ビピリジン、イミダゾール、アデニン、及びこれらの誘導体が挙げられる。或いは、配位子は、アミン化合物、スルホン酸アニオン又はリン酸アニオンであってもよい。なお、金属有機構造体は、単座配位子を更に含んでいてもよい。
 金属有機構造体を構成する金属及び配位子の組み合わせは、その機能や所望する細孔のサイズに応じて、適宜決定することができる。なお、金属有機構造体は、2種類以上の金属元素を含んでいてもよく、2種類以上の配位子を含んでいてもよい。また、金属有機構造体は、ポリマーなどにより表面修飾されていてもよい。金属有機構造体の具体例としては、例えば、特許文献1に列挙されているものが挙げられる。
 多孔性材料の形状には特に制限はない。多孔性材料としては、例えば、粉末状のものを用いてもよく、ペレット状のものを用いてもよく、ビーズ状のものを用いてもよく、フイルム状のものを用いてもよく、ブロック状のものを用いてもよい。また、複数の形状の多孔性材料を併用してもよい。
 上述した通り、ガス貯蔵容器10は、ガス残量計測モジュール300を備えている。そして、ガス残量計測モジュール300は、非接触給電のための受電用部材を備えている。
 特許文献1に開示されている従来の構成では、ガス残量計測モジュールは、上記のような受電用部材を備えていなかった。しかしながら、上述した通り、本発明者は、ガス残量計測モジュールの電力消費が比較的大きく、その寿命が限定的であることを新たに見出した。ガス残量計測モジュールの電気的な寿命は、通常、ガス容器及びケーシングの物理的な寿命より短い。また、ガス容器中のガスが未だ残存している状態において、ガス残量計測モジュールの電気的な寿命が尽きてしまう場合もある。そのため、従来の構成では、ガス残量計測モジュールの電気的な寿命が尽きた場合には、ガス容器及びケーシングの状態やガスの残量に拘わらず、ガス貯蔵容器を使用者からいったん回収して、ガス残量計測モジュールを充電又は交換する対応を行う必要があった。
 これに対し、本発明に係る実施形態においては、ガス残量計測モジュール300は、非接触給電のための受電用部材を備えている。このような構成を採用すると、使用者は、上記受電用部材に対応する給電用部材を用いて、ガス残量計測モジュール300への給電を行うことができる。即ち、このような構成を採用することにより、ガス残量計測モジュール300の電気的な寿命が尽きた場合であっても、使用者は、ガス貯蔵容器10自体を返却又は交換する必要がなくなる。また、ガス貯蔵容器10の管理者も、このような場合に、ガス貯蔵容器10の回収又は交換を行う必要がなくなる。
 図3に示す構成では、ガス残量計測モジュール300の受電用部材は、ケーシング100の背面140の近傍に設けられている。即ち、この構成では、受電用部材は、ガス容器200の排出口202が露出する側面に対向する面に設けられている。このような構成を採用すると、複数のガス貯蔵容器10を上下に積み重ねた場合でも、左右に並列的に配置させた場合でも、受電用部材が位置する側の面が外部に向いたままになる。それゆえ、このような構成を採用すると、複数のガス貯蔵容器10を上下及び/又は左右に並べて使用する場合でも、任意のガス貯蔵容器10に対して、容易に給電を行うことが可能となる。
 なお、この構成では、ガス残量計測モジュール300の受電用部材は、ケーシング100の内側に設けられている。即ち、ガス残量計測モジュール300の受電用部材は、ケーシング100とガス容器200との間に設けられており、外部に露出していない。このような構成を採用すると、受電用部材の故障の可能性を減少させることができる。また、受電用部材が外部から視認できない構成にすることにより、ガス貯蔵容器10全体の美感も向上させることができる。
 ガス残量計測モジュール300の受電用部材は、非接触給電が可能な構成を有している。そのため、ガス貯蔵容器10には、接触給電を行うためのケーブル口などを更に設ける必要がない。それゆえ、上記の構成では、接触給電を行うための構成を付加する場合と比較して、ガス貯蔵容器10の強度の低下や製造コストの増加を抑制することができる。
 図4は、ガス残量計測モジュールの構成の一例を示す概念図である。図4に示すガス残量計測モジュールは、IoTモジュールであり、圧力センサと、温度センサと、上記両センサに接続されたアナログ・デジタル(A/D)変換器と、上記A/D変換器に接続された中央演算処理装置(CPU)とを備えている。
 圧力センサは、例えば、ガス貯蔵容器を構成するガス容器の排出口に接続されており、好ましくは、ガス容器とバルブとの間に装着されている。圧力センサをガス容器とバルブとの間に装着すると、ガス容器内の圧力を常時計測することが可能となる。温度センサは、ガス容器に接続されていてもよく、ガス容器の近傍に配置されていてもよい。即ち、温度センサは、ガス容器の内部の温度を計測するように構成されていてもよく、ガス容器の近傍の温度を計測するように構成されていてもよい。なお、ガス容器に液化されたガスが貯蔵され得る場合には、圧力センサの代わりに、又は、圧力センサと併せて、液面センサを用いてもよい。液面センサとしては、例えば、フロートセンサ、超音波センサ、又は静電容量センサを用いることができる。更に、ガス残量計測モジュールは、ジャイロセンサを備えていてもよい。ジャイロセンサは、例えば、ガス貯蔵容器への衝撃を検知するための衝撃センサとして使用され得る。以上の通り、ガス残量計測モジュールは、好ましくは、圧力センサ、液面センサ、温度センサ、及びジャイロセンサからなる群より選択される少なくとも1つのセンサを備えている。
 上記CPUには、無線通信ができるように構成された無線通信モジュールと、GPS通信ができるように構成されたGPS通信モジュールとが更に接続されている。無線通信モジュールは、例えば、モニタ用PC又はタブレット等に測定値のデータを送信するために使用される。図4に示す例では、モニタ用PC又はタブレットに、温度(25℃)、位置情報(東経135.405度/北緯35.010度)、及び圧力(9.85MPa)の情報が表示されている。なお、上記無線通信モジュールとしては、例えば、Bluetooth(登録商標)通信モジュールを使用することができる。このようなガス残量計測モジュールを用いることにより、使用者は、ガス貯蔵容器10の残量や位置情報などを簡便に知ることができる。また、これにより、ガス貯蔵容器10の在庫管理や流通管理が容易になる。
 図4に示すガス残量計測モジュールは、上述した受電用部材と、充電可能な電池(二次電池)とを更に備えている。このような構成を採用すると、給電用部材から受電用部材への給電によって、二次電池を充電することができる。これにより、使用者によるガス残量計測モジュールの充電が可能となり、ガス残量計測モジュールを長期間に亘って使用し続けることが可能となる。
 受電用部材の構成に特に制限はない。受電用部材は、典型的には、受電用コイルである。給電用部材から受電用部材への非接触給電は、非放射型(近距離型)であってもよく、放射型(遠距離型)であってもよい。非放射型の給電方式としては、例えば、電磁誘導、磁界共鳴、又は電界結合を用いる方式が挙げられる。放射型の給電方式としては、例えば、電波方式又はレーザ方式が挙げられる。給電用部材から受電用部材への非接触給電は、遮蔽物(ケーシング100)を介した伝送性の観点から、電磁誘導方式又は磁界共鳴方式によって行われることが特に好ましい。受電用部材への給電は、例えば、後述する架台を介して行うことができる。受電用部材への給電は、他の任意の方法で行ってもよい。
 なお、図4に示す構成は、あくまで一例である。ガス残量計測モジュールの構成は、ガス残量の計測が可能であり且つ非接触給電のための受電用部材を備えていれば、特に制限はない。即ち、上記の機能が担保される限りにおいて、図4に示す構成要素のうちの一部を省略してもよい。
 図5は、本発明の一実施形態に係るガス貯蔵容器においてケーシングの一部及びガス容器を取り外した状態を示す分解図である。図5は、ガス残量計測モジュール300の具体的な配置方法の一例を示している。
 図5に示す例では、ガス残量計測モジュール300は、IoTボックス302と、GPSモジュール304と、圧力センサ306とを備えている。IoTボックス302と、GPSモジュール304と、圧力センサ306とは、有線(図示せず)又は無線によって互いに接続されている。ガス残量計測モジュール300のうち、IoTボックス302及びGPSモジュール304は、ケーシング100とガス容器200との間の間隙に設置されている。
 IoTボックス302は、ケーシング100の背面140の近傍に設置されている。IoTボックス302は、その内部に、受電用部材と、二次電池と、無線通信モジュールと、CPUとを含んでいる。IoTボックス302の外部には、無線通信用のアンテナ302Aが延び出ている。
 無線通信モジュール304は、IoTボックス302の外部に、別体として設けられている。このような構成を採用すると、例えば、集中的な使用による発熱や他の構成要素との電気的な干渉を最小限に抑えることができる。
 圧力センサ306は、ガス容器200の排出口202に接続されている。圧力センサ306は、典型的には、ケーシング100の正面130の窪み134内に位置している。また、圧力センサ306は、典型的には、ガス容器200とバルブ(図示せず)との間に装着されている。
 図5に示す例では、ガス残量計測モジュール300のうち、圧力センサ306以外の部分は、ケーシング100とガス容器200との間に設けられている。このように、ガス残量計測モジュール300の少なくとも一部がケーシング100とガス容器200との間に設置されている構成を採用すると、ガス残量計測モジュール300の故障の可能性を減少させることができる。また、このような構成を採用すると、ガス残量計測モジュール300の追加によるガス貯蔵容器10の占有体積の増加を防ぐこともできる。
 なお、ガス貯蔵容器10のケーシング100が、ガス容器200を外部から視認可能にするための窓を備えている場合、ガス残量計測モジュール300の少なくとも一部は、窓から視認できないようにして、ケーシング100とガス容器200との間に設置されていることが好ましい。このような構成を採用すると、ガス残量計測モジュール300の存在によってガス貯蔵容器10の美感が損ねられる可能性を減少させることができる。また、このような構成を採用すると、外部からのガス容器200の視認がガス残量計測モジュール300によって妨げられる可能性を減少させることができる。
 上述したとおり、図5に示すガス残量計測モジュール300の構成は、あくまで一例である。図5に示すガス残量計測モジュール300の各構成要素は、ガス貯蔵容器10の他の箇所に配置されていてもよい。例えば、GPSモジュール304は、IoTボックス302の内部に設置されていてもよい。また、図5に示すガス残量計測モジュール300の構成要素の一部を適宜省略してもよい。
 ガス貯蔵容器10は、典型的には、人力により持ち運び可能である。ガス貯蔵容器10の全重量は、例えば30kg以下であり、好ましくは25kg以下であり、より好ましくは20kg以下であり、特に好ましくは15kg以下である。なお、ここで、ガス貯蔵容器10の全重量は、ケーシング100と、ガス容器200と、ガス残量計測モジュール300との重量の合計である。この全重量には、ガス容器200中に充填されるガスの重量は含まれない。但し、ガス容器200が多孔性材料を更に含んでいる場合には、この全重量には、多孔性材料の重量も含まれるものとする。
 上述した通り、本発明の一態様に係るガス貯蔵容器は、ガス残量計測モジュールの受電用部材を介して、非接触給電を行うことができるように構成されている。以下、そのような非接触給電を行うための架台の構成を例示によって説明する。また、このようなガス貯蔵容器と架台とを備えたガス貯蔵システムの構成例についても併せて説明する。
 図6は、本発明の一実施形態に係る架台及びガス貯蔵システムの斜視図である。図6(a)は、ガス貯蔵容器10が設置されていない状態の架台20の例を示している。図6(b)は、ガス貯蔵容器10が設置されている状態の架台20(ガス貯蔵システム)の例を示している。
 架台20は、ガス貯蔵容器10を載せるための底部400を備えている。この底部400は、ガス貯蔵容器10のケーシング100の下面120(図示せず)と接触するように構成されている。底部400は、ガス貯蔵容器10のケーシング100の上面110及び下面120と同様に、実質的に平らである。
 底部400は、凸部410を備えている。この凸部410は、ガス貯蔵容器10のケーシング100の上面110に設けられている凸部110Aとほぼ同一の形状を有している。即ち、凸部410は、ガス貯蔵容器10のケーシング100の下面120に設けられている凹部120A(図示せず)に対応した形状を有している。このような構成を採用することにより、ガス貯蔵容器10の架台20上における位置ずれを抑止することができる。凸部410は、省略してもよい。
 底部400は、固定部材422を取り付けるための取付け部420を備えている。固定部材422は、ガス貯蔵容器10と架台20の底部400とをより強固に接続するための部材である。図6に示す例では、固定部材422は、ガス貯蔵容器10の第2の把持部170Bと架台20の底部400とを接続している。取付け部420は、後述するように、架台20の底部400を他の架台の底部と水平方向に接続する際にも利用することができる。固定部材422及びその取付け部420は、省略してもよい。
 架台20は、ガス貯蔵容器10を支えるための側部500を備えている。図6に示す例では、側部500は、ガス貯蔵容器10の少なくとも1つの側面、即ち、ガス貯蔵容器10の背面140を支持している。側部500は、ガス貯蔵容器10の受電用部材に対応した送電用部材512を含んだ少なくとも1つの送電部510を備えている。
 側部500は、底部400の一端から実質的に垂直に延びている。側部500は、底部400と一体的に形成されていてもよく、底部400から自在に取り外しできるように構成されていてもよい。
 側部500は、少なくとも1つの送電部510を備えている。送電部510の内側には、送電用部材512が設置されている。送電部510は、送電用部材512を通じて、ガス貯蔵容器10の受電用部材に非接触的に給電する役割を担っている。
 送電用部材512は、ガス貯蔵容器10の受電用部材に対応した位置に配置されている。図6に示す例では、送電用部材512は、ガス貯蔵容器10の背面140の凹部142(図示せず)に対応する位置に配置されている。送電用部材512は、例えば、送電用コイルである。上述した通り、給電用部材から受電用部材への非接触給電の方式には制限はない。非接触給電は、好ましくは、電磁誘導方式又は磁界共鳴方式によって行われる。
 送電部510の送電用部材512には、典型的には、外部電源(図示せず)から電流が供給される。電源は、架台20の任意の位置に接続され得る。電源は、架台20の底部400に接続されるように構成されていてもよく、架台20の側部500に接続されるように構成されていてもよい。側部500が底部400から自在に取り外しできるように構成されている場合には、電源は、架台20の底部400に接続されるように構成されていていることがより好ましい。
 送電部510は、その近傍に、ランプ514を更に備えている。このランプ514は、設置されるガス貯蔵容器10が二次電池を備えている場合に、その充電が完了しているか否かを示す役割を担っている。ランプ514は、例えば、充電が完了している場合には緑色に発光し、充電が未完了である場合には赤色に発光するように構成されている。このような目的のため、ランプ514は、ガス貯蔵容器10が設置された状態でも外部から視認可能な位置に設置されている。ランプ514は、省略してもよい。
 側部500は、その最上部に蓋520を備えている。この蓋520は、必要に応じて取り外すことができる。蓋520を取り外すことにより、以下で説明する側部ユニットの積み重ねが可能となる。
 なお、架台20は、床又は壁に固定できるように構成されていてもよい。例えば、架台20の底部400が床に固定できるように構成されていてもよく、架台20の側部500が壁に固定できるように構成されていてもよい。これらの固定は、例えば、ボルト等を用いて行うことができる。このような構成を採用すると、架台20又はガス貯蔵容器10が移動又は転倒する可能性を減少させることができる。また、ガス貯蔵システムにおいて、架台20が固定されていても、ガス貯蔵容器10は自由に取り外して移動させることができる。したがって、架台20が固定されている場合でも、ガス貯蔵容器10の可搬性は担保される。
 図7は、本発明の他の実施形態に係る架台及びガス貯蔵システムの斜視図及び分解図である。図7(a)は、ガス貯蔵容器10が設置されている状態の架台20(ガス貯蔵システム)の例を示している。図7(b)は、ガス貯蔵容器10が設置されていない状態の架台20における、側部500の分解図を示している。図7に示す架台20は、3つの送電部510A乃至510Cを有しており、上下に積み重ねられた3つのガス貯蔵容器10に対して同時に給電できることを除いては、図6に示す架台と同様の構成を有している。
 図7に示す架台20では、側部500は、3つの送電部510A乃至510Cを有している。即ち、側部500は、ガス貯蔵容器10の積載可能数に応じた数の送電部510を備えている。送電部510A乃至510Cは、それぞれ、少なくとも1つの送電用部材を備えている。また、送電部510A乃至510Cの近傍には、少なくとも1つずつのランプが設けられている。
 図7に示す例では、側部500は、3つの側部ユニット500A乃至500Cによって構成されている。3つの側部ユニット500A乃至500Cは、互いに分離可能であり、その各々が、少なくとも1つの送電部510A乃至510Cを備えている。これら側部ユニット500A乃至500Cは、上下方向に積み重ねられることによって、互いに接続されている。側部ユニット510Cの最上部には、蓋520が取り付けられている。このような構成を採用すると、ガス貯蔵容器10の必要積載数に応じて、架台20の高さを適宜調整することが可能となる。側部ユニットの数に制限はない。
 上記の通り、側部ユニット500A乃至500Cは、上下方向に積み重ねられることによって、少なくとも物理的に接続されている。側部ユニット500A乃至500Cは、典型的には、上下方向に積み重ねられることによって、同時に電気的にも接続されるように構成されている。このような構成を採用すると、側部ユニットの各々に対して個別に外部電源を接続する必要がなくなり、架台20の構成を単純化することができる。なお、側部ユニット間の電気的な接続は、ケーブル等を用いて別途行ってもよい。
 図8は、本発明の一実施形態に係る架台の給電部の構成の一例を示す概念図である。図8(a)は、側部500が1つの給電部510を備えている場合の例である。図8(b)は、側部500が3つの給電部510A乃至510Cを備えており、それらが電源から直列的に接続されている場合の例である。図8(c)は、側部500が3つの給電部510A乃至510Cを備えており、それらが電源から並列的に接続されている場合の例である。
 図8(a)に示す例では、給電部510は、送電用部材と制御部とを備えている。送電用部材は、制御部を介して、電源から電流を供給されている。
 図8(b)に示す例では、給電部510A乃至510Cの各々は、送電用部材と制御部とを備えている。この例では、給電部510Aの制御部、給電部510Bの制御部、及び給電部510Cの制御部は、単一の電源から直列的に接続されている。即ち、給電部510Aの制御部は、電源に接続されており、給電部510Bの制御部は、給電部510Aの制御部と電気的に接続されており、給電部510Cの制御部は、給電部510Bの制御部と電気的に接続されている。このような構成を採用すると、単一の電源から、複数の給電部への電流の供給が可能となる。
 図8(c)に示す例では、給電部510A乃至510Cの各々は、送電用部材と制御部とを備えている。この例では、給電部510Aの制御部、給電部510Bの制御部、及び給電部510Cの制御部は、単一の電源に並列的に接続されている。このような構成を採用すると、単一の電源から、複数の給電部への電流の供給が可能となる。特に、このような並列接続を行う場合、直列接続を行う場合と比較して、複数の給電部への電流の供給をより安定的に行うことが可能となる。
 なお、上記の構成はあくまで一例であり、電気的な接続を他の形態で行うことも可能である。例えば、複数の給電部と複数の電源とが、それぞれ個別に接続されている構成を採用してもよい。制御部は、省略してもよい。
 上述した通り、架台20の側部500における給電部510の数は、ガス貯蔵容器10の使用形態に応じて調節することが可能である。
 図9は、本発明の一実施形態に係るガス貯蔵システムの例を示す斜視図である。図9(a)は、架台20の側部500が1つの給電部510(図示せず)を有し、1つのガス貯蔵容器10が設置されている例を示している。図9(b)は、架台20の側部500が2つの給電部510A及び510B(図示せず)を有し、2つのガス貯蔵容器10A及び10Bが設置されている例を示している。図9(c)は、架台20の側部500が3つの給電部510A乃至510C(図示せず)を有し、3つのガス貯蔵容器10A乃至10Cが設置されている例を示している。
 図9(b)に示す例では、2つのガス貯蔵容器10A及び10Bが上下に積み重ねられており、それに対応して、2つの側部ユニット500A及び500Bが上下に積み重ねられている。図9(c)に示す例では、3つのガス貯蔵容器10A乃至10Cが上下に積み重ねられており、それに対応して、3つの側部ユニット500A乃至500Cが上下に積み重ねられている。複数のガス貯蔵容器10のうち底部400に接しているものは、固定部材422によって、第2の把持部170Bと取付け部420(図示せず)とを接続することにより、更に固定されている。また、複数のガス貯蔵容器10同士も、補助固定部材424を介して接続されている。補助固定部材424による接続は、下側のガス貯蔵容器の第1の把持部170Aと、上側のガス貯蔵容器の第2の把持部170Bとの間で行われている。補助固定部材424は、省略してもよい。
 図10は、本発明の一実施形態に係る架台を横方向に並べた場合のガス貯蔵システムの例を示す正面図である。図10に示すガス貯蔵システムは、水平方向に並べられた3つの架台20α乃至20γと、各架台に設置された3つのガス貯蔵容器10α乃至10γとを含んでいる。
 図10に示す例では、架台20α乃至20γは、その底部400α乃至400γにおいて、互いに水平方向に接続されている。この接続は、典型的には、取付け部420(図示せず)を介して、水平方向固定部材430によって行われている。また、最も外側に位置するガス貯蔵容器10α及び10γは、それぞれ、架台20α及び20γの底部400α及び400γと、固定部材422によって固定されている。また、互いに隣接するガス貯蔵容器10は、右側面部150に設けられた凸部150Aと、左側面部160に設けられた凹部160A(図示せず)とが互いに嵌合することによって、更に固定されている。このような構成を採用すると、ガス貯蔵容器10及び架台20の水平方向の位置ずれを更に抑止することが可能となる。水平方向固定部材430、固定部材422、凸部150A、及び凹部160Aは、省略してもよい。
 なお、図10に示すように、複数の架台20を水平方向に接続する場合、複数の架台20の間の物理的な接続と同時に、電気的な接続も行われるような構成としてもよい。この場合、複数の架台20のうち少なくとも1つに電源が接続されていれば、電源に接続されていない他の架台20によっても、ガス貯蔵容器10への給電が可能となる。このような構成を採用すると、ガス貯蔵システムを更に単純化することが可能となる。
 図6乃至図10に示す例では、底部400が凸部410を備えている構成について説明したが、凸部の構成に特に制限はない。例えば、ガス貯蔵容器10の下面が凸部を備えている場合には、底部400には、それに対応した凹部を設けることが好ましい。また、上述した通り、凸部410は、省略してもよい。
 図6乃至図10に示す例では、固定部材422、補助固定部材424、水平方向固定部材430について説明したが、これらの具体的な構造については、特に制限はない。また、固定部材422及び補助固定部材424について、ガス貯蔵容器10の把持部を介して接続を行う構成について説明したが、固定部材422及び補助固定部材424は、他の箇所を介して接続を行ってもよい。また、固定部材422及び水平方向固定部材430について、底部400の取付け部420を介して接続を行う構成について説明したが、固定部材422及び水平方向固定部材430は、他の箇所を介して接続を行ってもよい。また、上述した通り、これらの固定部材は、省略してもよい。
 図7乃至図9に示す例では、側部500が互いに分割可能な複数の側部ユニットによって構成されている例について説明したが、側部500は、単一のユニットによって構成されていてもよい。例えば、側部500は、複数の送電部を有する単一のユニットによって構成されていてもよい。
 図9に示す例では、ガス貯蔵容器10が上下方向にのみ積み重ねられたガス貯蔵システムを説明し、図10に示す例では、ガス貯蔵容器10が水平方向にのみ配列されたガス貯蔵システムを説明したが、これらの構成は、互いに組み合わされてもよい。例えば、上下方向に3つ積載されたガス貯蔵容器10を備えた架台20を3台水平方向に並べれば、3×3=9個のガス貯蔵容器10を備えたガス貯蔵システムを構築することができる。ガス貯蔵容器の上下及び水平方向の配列数は任意であるため、使用者のニーズに応じたガス貯蔵システムを適宜構築することができる。
 ガス貯蔵システムが複数のガス貯蔵容器10を備えている場合、ガス貯蔵容器10の各々には、互いに異なった種類のガスを貯蔵することもできる。このような構成を採用すると、複数の種類のガスを供給できるガス貯蔵システムを構築することができる。また、同一の種類のガスを含んだガス貯蔵容器10を複数設置することにより、当該ガスの実質的な貯蔵容量を増加させることもできる。このように、ガス貯蔵容器10及び架台20の構成をカスタマイズ可能にすることにより、使用者の希望に応じたフレキシブルなガス貯蔵システムを提供することが可能となる。
 なお、本明細書においては、上面及び下面が平らであり、上下に積み重ね可能なケーシングと、ケーシング内に設置されたガス容器と、ガス残量計測モジュールとを備えたガス貯蔵容器において、ガス残量計測モジュールが非接触給電のための受電用部材を有している構成について説明したが、このような受電用部材を備えたガス残量計測モジュールは、任意の形状のガス貯蔵容器に対して汎用的に用いることもできる。即ち、このようなガス残量計測モジュールは、上下に積み重ね可能でない任意の形状のガス貯蔵容器に対しても適用可能である。

 

Claims (25)

  1.  上面及び下面が平らであり、上下に積み重ね可能なケーシングと;
     前記ケーシング内に設置されたガス容器と;
     非接触給電のための受電用部材を備えたガス残量計測モジュールと;
    を具備したガス貯蔵容器。
  2.  前記ガス残量計測モジュールの少なくとも一部は、前記ケーシングと前記ガス容器との間に設置されている、請求項1に記載のガス貯蔵容器。
  3.  前記ガス残量計測モジュールは、圧力センサ、液面センサ、温度センサ、及びジャイロセンサからなる群より選択される少なくとも1つのセンサを備えている、請求項1又は2に記載のガス貯蔵容器。
  4.  前記ガス残量計測モジュールは、無線通信ができるように構成されている、請求項1乃至3の何れか1項に記載のガス貯蔵容器。
  5.  前記ガス残量計測モジュールは、GPS通信ができるように構成されている、請求項1乃至4の何れか1項に記載のガス貯蔵容器。
  6.  前記ガス残量計測モジュールは、前記非接触給電によって充電可能な電池を更に備えている、請求項1乃至5の何れか1項に記載のガス貯蔵容器。
  7.  前記ケーシングは、複数の側面を有し、前記上面と前記側面の少なくとも1つとの間の外辺に第1の把持部を更に備えている、請求項1乃至6の何れか1項に記載のガス貯蔵容器。
  8.  前記ケーシングは、複数の側面を有し、前記下面と前記側面の少なくとも1つとの間の外辺に第2の把持部を更に備えている、請求項1乃至7の何れか1項に記載のガス貯蔵容器。
  9.  前記ケーシングは、複数の側面を有し、前記ガス容器の排出口は、前記側面の少なくとも1つに設けられた孔を通じて外部に露出している、請求項1乃至8の何れか1項に記載のガス貯蔵容器。
  10.  前記孔が設けられた側面は、前記排出口が前記ケーシングの外面から突出しないようにするための窪みを備えている、請求項9に記載のガス貯蔵容器。
  11.  前記受電用部材は、前記孔が設けられた側面に対向する他の側面の近傍に設置されている、請求項9又は10に記載のガス貯蔵容器。
  12.  前記上面及び前記下面の一方は凸部を備え、前記上面及び前記下面の他方は前記凸部に対応する凹部を備えている、請求項1乃至11の何れか1項に記載のガス貯蔵容器。
  13.  前記ケーシングは、複数の側面を有し、前記側面の少なくとも1つは凸部を備え、前記側面に対向する他の側面は前記凸部に対応する凹部を備えている、請求項1乃至12の何れか1項に記載のガス貯蔵容器。
  14.  前記ケーシングは、前記ガス容器を外部から視認可能にするための少なくとも1つの窓を有している、請求項1乃至13の何れか1項に記載のガス貯蔵容器。
  15.  前記ガス残量計測モジュールの少なくとも一部は、前記窓から視認できないようにして、前記ケーシングと前記ガス容器との間に設置されている、請求項14に記載のガス貯蔵容器。
  16.  前記ガス容器は、内部に多孔性材料を更に含んでいる、請求項1乃至15の何れか1項に記載のガス貯蔵容器。
  17.  前記多孔性材料は、金属有機構造体である、請求項16に記載のガス貯蔵容器。
  18.  請求項1乃至17の何れか1項に記載のガス貯蔵容器に非接触的に給電するための架台であって、
     前記ガス貯蔵容器を載せるための底部であって、前記ケーシングの前記下面と接触するように構成されている底部と;
     前記ガス貯蔵容器を支えるための側部であって、前記受電用部材に対応した送電用部材を含んだ少なくとも1つの送電部を備えている側部と;
    を具備した架台。
  19.  前記側部は、前記ガス貯蔵容器の積載数に応じた数の前記送電部を備えている、請求項18に記載の架台。
  20.  前記側部は、各々が少なくとも1つの前記送電部を備え且つ互いに接続可能な複数の側部ユニットによって構成されている、請求項18又は19に記載の架台。
  21.  前記ガス貯蔵容器は、前記下面に凹部又は凸部を備えており、前記架台は、前記底部に前記凹部又は凸部と対応する凸部又は凹部を備えている、請求項18乃至20の何れか1項に記載の架台。
  22.  前記ガス貯蔵容器の前記ケーシングは、複数の側面を有し、前記下面と前記側面の少なくとも1つとの間の外辺に把持部を更に備えており、
     前記架台は、前記底部と前記把持部とを物理的に接続するための固定部材を更に備えている、
    請求項18乃至21の何れか1項に記載の架台。
  23.  前記底部は、他の架台の底部と横方向に接続できるように更に構成されている、請求項18乃至22の何れか1項に記載の架台。
  24.  前記ガス貯蔵容器は、前記非接触給電によって充電可能な電池を更に備えており、前記送電部は、前記電池の充電の状態を示すためのランプを更に備えている、請求項18乃至23の何れか1項に記載の架台。
  25.  請求項1乃至17の何れか1項に記載の1つ又は複数のガス貯蔵容器と、
     請求項18乃至24の何れか1項に記載の1つ又は複数の架台と、
    を具備したガス貯蔵システム。
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