JP2017147836A - ステッピングモータ駆動装置 - Google Patents

ステッピングモータ駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017147836A
JP2017147836A JP2016027566A JP2016027566A JP2017147836A JP 2017147836 A JP2017147836 A JP 2017147836A JP 2016027566 A JP2016027566 A JP 2016027566A JP 2016027566 A JP2016027566 A JP 2016027566A JP 2017147836 A JP2017147836 A JP 2017147836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
motor
current
speed operation
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016027566A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6212145B2 (ja
Inventor
小林 直樹
Naoki Kobayashi
小林  直樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinano Kenshi Co Ltd
Original Assignee
Shinano Kenshi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinano Kenshi Co Ltd filed Critical Shinano Kenshi Co Ltd
Priority to JP2016027566A priority Critical patent/JP6212145B2/ja
Publication of JP2017147836A publication Critical patent/JP2017147836A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6212145B2 publication Critical patent/JP6212145B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】低速回転時のみならず高速回転時においても脱調することなくプルアウトトルクの改善を図り、汎用性を高めたステッピングモータ駆動装置を提供する。
【解決手段】モータが始動時から低速回転時は、リレー回路6a,6bを導通状態のままハーフブリッジ回路HB1,HB2を通じてモータコイルA,Bの全長を使用して低速運転し、高速回転時はリレー回路6a,6bを遮断してサブハーフブリッジ回路HB3へ通電してモータコイルA,Bの一部A1,B1を使用して高速運転し、モータが高速運転から低速運転に移行する際に、サブハーフブリッジ回路HB3を遮断しリレー回路6a,6bを導通させてハーフブリッジ回路HB1,HB2を通じてモータコイルA,Bの全長を使用して低速運転する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えばステッピングモータをソフトウェアによる電流ベクトル制御を行って低速域から高速域まで安定回転させるステッピングモータ駆動装置に関する。
例えばハイブリッド型ステッピングモータ(以下、「HBステッピングモータ」という)は、BLDC(ブラシレス直流)モータに対して磁極数が非常に多く(2相1.8°HBステッピングモータの場合は50極)、回転速度に応じた誘起電圧の発生が急激に高まってしまい、例えば24[V]と言った低い電源電圧では、誘起電圧と釣り合ってしまい直ぐに電流を流せなくなってしまう。そこで、電流ベクトルをトルク(q軸)と界磁(d軸)に分けた上で、それぞれを的確に制御する事によって、モータを低速域から高速域まで(誘起電圧がモータ電源電圧を大幅に上回る領域まで)回転させることが行なわれている。
多くのファクトリオートメーション装置(FA装置)やバッテリ―駆動装置等で使用される電源電圧は24Vで使用することが多い。このため、ステッピングモータの大きな特徴であるプルイントルクと低速回転時の高いプルアウトトルク特性を生かせるところがあるにもかかわらず、回転速度の高い領域では、急速にプルアウトトルクが低下することから、高速回転時にも高いプルアウトトルクが求められる装置においては、ブラシレスDCモータが主に採用されて、ステッピングモータの活用範囲が限られているというのが現状である。
図4は、従来のステッピングモータ駆動回路の一例を示す。図4のモータは2相1.8°HBステッピングモータの駆動回路である。ハーフブリッジ回路HB1〜HB2は、図示しないゲートドライバに接続されている。また、A相コイル及びB相コイルの各相端は高電位H(+V)あるいは低電位L(GND)に接続される。具体的には各相端はそれぞれハーフブリッジ回路HB1,HB2の出力端子(ハイサイドトランジスタTr1,Tr3とロウサイドトランジスタTr2,Tr4の接続部)に接続されている。
ステッピングモータを起動する場合、図示しないゲートドライバによりハイサイドトランジスタTr1及びTr3とロウサイドトランジスタTr2及びTr4のオン及びオフ時間をロータの位置や駆動電流に応じて調整することにより、A相コイル及びB相コイルに通電してロータの回転速度を増加させる。このとき、A相及びB相コイルのすべてに通電して駆動するため、低速時は高いトルクが得られるが、ロータの回転速度が増加するとコイルに発生する誘起電圧が高くなり、モータ電源電圧以上になると、それ以上電流が流れ難くなることでモータの出力トルクが急速に低下する。
尚、複数の駆動電源に対して発熱や振動を抑制したパルスレートを変更して多モードの電源電圧又は回転速度に応じて駆動するステッピングモータが提案されている(特許文献1参照)。
特開平5−49299号公報
上述した特許文献1は、低速モード又は高電圧モードで駆動回路1の駆動トランジスタTr1,Tr3,Tr5,Tr7に印加される2相励磁パルスでコイル全長(L1,L3,L5,L7)に通電して駆動し、高速モード又はトランジスタTr2,Tr4,Tr6,Tr8に印加される2相励磁パルスで一部のコイル(L2,L4,L6,L8)に通電してユニポーラ駆動することが記載されている。
しかしながら、ユニポーラ駆動であるため、利用できるコイルは最大でも半分に制限される。よって、出力できるトルクはバイポーラ駆動の半分となり、モータ本来のトルク出力性能を発揮できない。なお、バイポーラ駆動に適用できる旨の記載もあるが、特許文献1の回路構成は、コイルに対して双方向に電流を流す回路構成ではなく、駆動回路のダイオードを通じて電源側に電流が流れてしまうためバイポーラ駆動を実現するための具体的な記載はない。また、高速回転途中で切り替えを行った際に脱調する危険性が高くなるが、それに対する対策が講じられていない。
本発明はこれらの課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、低速回転時のみならず高速回転時においても脱調することなくプルアウトトルクの改善を図り、汎用性を高めたステッピングモータ駆動装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、次の構成を備える。
ステッピングモータを閉ループ制御により駆動制御する駆動制御回路と、当該駆動制御回路で生成された指令値に応じてステッピングモータを励磁するドライバー回路とを備えたステッピングモータ駆動装置であって、前記ドライバー回路は、電源とモータコイルとの間にスイッチング素子が直列接続され、前記モータコイルの全長に通電方向を変えて交互に通電する複数のハーフブリッジ回路と、前記モータコイルの一端側に直列接続され、前記ハーフブリッジ回路のいずれかへの通電を遮断可能なリレー回路と、前記電源と前記モータコイルの中途部にスイッチング素子が直列接続され、前記モータコイルの一部に通電方向を変えて交互に通電する複数のサブハーフブリッジ回路と、を備え、前記モータが始動時から低速回転時は、前記リレー回路を導通状態のまま前記ハーフブリッジ回路を通じて前記モータコイルの全長を使用して低速運転し、高速回転時は前記リレー回路を遮断して前記サブハーフブリッジ回路へ通電して前記モータコイルの一部を使用して高速運転し、前記モータが高速運転から低速運転に移行する際に、前記サブハーフブリッジ回路を遮断し、前記リレー回路を導通させて前記ハーフブリッジ回路を通じて前記モータコイルの全長を使用して低速運転することを特徴とする。
上記構成によれば、モータが始動時から低速回転時は、リレー回路を導通状態のままハーフブリッジ回路を通じてモータコイルの全長を使用し、高トルクを維持したまま運転することができる。また、高速回転時はリレー回路を遮断してサブハーフブリッジ回路へ通電してモータコイルの一部を使用して運転することで、回転速度に対する誘起電圧の発生を抑えてプルアウトトルクの落ち込みを防いで高いトルク特性を維持することができる。また、モータが高速運転から低速運転に移行する際には、サブハーフブリッジ回路を遮断しリレー回路を導通させて、ハーフブリッジ回路を通じてモータコイルの全長を使用して低速運転することにより、低速域から高速域まで広い運転領域で十分なトルクを確保したまま運転制御することができる。よって、ステッピングモータの性能を最大限に引き出すことができる。
また、高速回転時はリレー回路を遮断してサブハーフブリッジ回路へ通電するので、駆動に寄与しないモータコイルに発生した誘起電圧が電源若しくはGNDに還流するのを防ぐことができる。
また、前記駆動制御回路は、前記ステッピングモータの回転速度の増加に伴って誘起される誘起電圧Vrとモータ電源電圧Vmとの電圧差が当該モータ電源電圧Vmの−20%を超えると、前記リレー回路を遮断し前記サブハーフブリッジに通電することにより、前記ドライバー回路を低速運転回路から高速運転回路へ切り換え制御をし、誘起電圧Vrとモータ電源電圧Vmとの電圧差が当該モータ電源電圧Vmの+20%を下回ると、前記サブハーフブリッジ回路を遮断し、前記リレー回路を導通することにより前記ドライバー回路を高速運転回路から低速運転回路へ切り換え制御する運転切り換え制御部を有することが好ましい。
この場合、前記運転切り換え制御部は、前記誘起電圧Vrが前記モータ電源電圧Vmを超えると、前記ドライバー回路を低速運転回路から高速運転回路へ切り換え制御し、前記誘起電圧Vrが前記モータ電源電圧Vmを下回ると、前記ドライバー回路を高速運転回路から低速運転回路へ切り換え制御するようにしてもよい。
これにより、ステッピングモータのロータ回転速度が増加して誘起電圧Vrがモータ電源電圧Vmを超えるとモータ電流が流せなくなることによる急速なプルアウトトルクの低下(特にステッピングモータは磁極数が多いためプルアウトトルクの低下が著しくなる)を抑制することができる。
また、ロータ回転速度の増加に伴いモータコイルに発生する誘起電圧Vrは、モータコイルのインダクタンスやモータ構造、ロータ回転速度に依存する。実際にはモータコイルに流れる電流にはコイルのLR時定数による遅れも生ずることから、運転切り換えポイントとなる誘起電圧Vrとモータ電源電圧Vmとの電圧差に当該モータ電源電圧の±20%の範囲でヒステリシスを持たせ、運転切り換え動作を頻繁に繰り返さないようにすることが望ましい。
また、前記駆動制御回路は、目標ロータ位置と現在ロータ位置の差、目標ロータ速度と現在ロータ速度の差からロータに出力するトルクを指令するサーボ制御部と、前記ロータ位置と計測されたコイル電流計測値から座標軸変換を行ってモータトルク電流Iq及び界磁電流Idを各々算出し、前記サーボ制御部から指令されたトルク指令に基づくトルクをロータに発生させる電流ベクトル制御部と、前記サーボ制御部は、前記ステッピングモータのロータ回転速度の増加に伴って誘起される誘起電圧Vrとモータ電源電圧Vmとの電圧差が当該モータ電源電圧Vmの−20%を超えると、前記リレー回路を遮断し前記サブハーフブリッジに通電することにより、前記ドライバー回路を低速運転回路から高速運転回路へ切り換え制御し、誘起電圧Vrとモータ電源電圧Vmとの電圧差が当該モータ電源電圧Vmの+20%を下回ると、前記サブハーフブリッジ回路を遮断し前記リレー回路を導通することにより、前記ドライバー回路を高速運転回路から低速運転回路へ切り換え制御する運転切り換え制御部と、を具備していてもよい。
これにより、サーボ制御部から出力されたトルク指令に基づいて電流ベクトル制御部がモータトルク電流Iq及び界磁電流Idを各々算出して必要なトルクをロータに発生させるので、モータの運転状況に応じて界磁電流を算出し指令トルクに見合った安定したトルク制御が可能となる。
また、運転切り換え制御部は、ステッピングモータの回転速度の増加に伴って誘起される誘起電圧Vrとモータ電源電圧Vmとを監視し低速運転と高速運転とを切り替えるので、低速域から高速域までモータ電源電圧による界磁電流追従特性が改善し、低速運転と高速運転とで運転切り換えによりモータが脱調することなくしかも高速域におけるプルアウトトルクの低下を抑制することができる。
上述したステッピングモータ駆動装置を用いれば、低速回転時のみならず高速回転時においても脱調することなくプルアウトトルクの改善を図り、汎用性を高めたステッピングモータ駆動装置を提供することができる。
ステッピングモータの電流ベクトル制御装置のブロック構成図である。 ドライバー回路の一例を示す回路図である。 ステッピングモータのプルアウトトルクと回転数との関係を示すグラフ図である。 従来のステッピングモータのドライバー回路を示す回路図である。
以下、本発明に係るステッピングモータ駆動装置の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。本実施形態では、一例として二相ステッピングモータについて例示するが、三相以上であってもよい。ステッピングモータは、PM型、VR型、ハイブリッド型のいずれであってもよいが、以下ではロータに永久磁石を用いたPM型若しくはハイブリッド型として説明する。
図1のブロック図を参照して、二相ステッピングモータ駆動装置の概略構成について説明する。二相ステッピングモータ駆動装置には、ステッピングモータMを閉ループ制御により駆動制御する電流ベクトル制御回路1(駆動制御回路)と、当該電流ベクトル制御回路1で生成された指令値に応じてステッピングモータMを励磁するモータドライバ回路2とを備えている。
二相ステッピングモータMは、例えばPM型においてはロータヨークに永久磁石を設けた永久磁石ロータと、ステータコアの極歯の回りにモータコイルを巻かれたステータと、モータ軸に連結してロータの回転位置及び回転速度を検出するエンコーダ(回転検出部)を備えている。エンコーダを用いることで、高信頼性(脱調レス)とロータ位置に応じた電流制御を実現している。尚、エンコーダに変えてホールIC等の磁極センサを設けてもよい。本実施例では二相ステッピングモータMであるため、ステータには電気角で位相が90度異なるA相コイルとB相コイルが巻き付けられている。各相コイルには、後述するモータドライバ回路2により所定のタイミングでモータ電流が流れる。
上記ロータ位置及び速度を検出するエンコーダ信号は電流ベクトル制御回路1に入力される。電流ベクトル制御回路1は二相ステッピングモータMへ励磁信号を出力する。電流ベクトル制御回路1は、二相ステッピングモータをACサーボモータと同様にフルクローズドループでソフトウェアに基づいて電流フィードバック制御を行うことで、ロータ位置と回転速度が制御されるようになっている。
図1に示すように、電流ベクトル制御回路1は、CPU,ROM,RAMなどの各種制御素子を備えたサーボ制御部3とモータ電流をベクトル制御する電流ベクトル制御部4を備えている。電流ベクトル制御回路1はステッピングモータMのロータ回転速度の増加に伴って誘起される誘起電圧Vrの増加に対して電流ベクトル制御部4が界磁電流Idを制御することでサーボ制御部3の指令トルクに見合った回転トルクに制御する。
サーボ制御部3には、図示しない上位コントローラ(例えばプログラマブルロジックコントローラ(programmable logic controller;PLC))からモータの回転指令や位置指令などの信号が入力される。サーボ制御部3は、ステッピングモータMのロータに指令トルクを発生させるトルク指令電流Qaを出力し、ロータの回転に伴い発生する誘起電圧Vrのモータ電源電圧Vmに対する比率を算出して界磁電流補正係数Knとして出力する。また、サーボ制御部3は、モータドライバ回路2を低速運転回路から高速運転回路へ切り換え制御する運転切り換え制御部8を有する。運転切り換え制御部8は、ステッピングモータMのロータ回転速度の増加に伴って誘起される誘起電圧Vrとモータ電源電圧Vmとの電圧差が、後述するように所定値を超えるとモータドライバ回路2を低速運転回路から高速運転回路へ切り換え、所定値を下回るとモータドライバ回路2を高速運転回路から低速運転回路へ切り換えるようになっている。
また、電流ベクトル制御部4はモータ電流をベクトル制御する。具体的にはロータ回転位置で計測される電流計測値から座標軸変換を行ってモータトルク電流Iq及び界磁電流Idを各々算出し、トルク指令電流Qaとモータトルク電流Iqとの偏差Δq並びに当該偏差Δqと界磁電流補正係数Knとの積により算出される界磁指令電流Qdと界磁電流Idとの偏差を各々演算処理することによりトルク電圧指令信号Vq及び界磁電圧指令信号Vdを各々生成する。
モータトライバ回路2は、電流ベクトル制御部4で生成されたPWM指令値、及びリレーオン/オフ信号及びFETゲート制御信号に基づいてモータコイルを駆動する。
次に図2にモータドライバ回路2の一例を示す。モータドライバ回路2は、PWMゲート駆動パルスを生成してA相ゲートドライバ(図示せず)をON/OFFしてハーフブリッジ回路HB1,HB2を通じてモータコイルのA相(A1コイル及びA2コイル)に通電する。同様にPWMゲート駆動パルスを生成してB相ゲートドライバ(図示せず)をON/OFFしてハーフブリッジ回路HB1,HB2を通じてモータコイルのB相(B1コイル及びB2コイル)に通電する。また、A相コイル及びB相コイルの各相端は高電位H(+V)あるいは低電位L(GND)に接続される。具体的にはモータコイルA,Bの各相端はそれぞれハーフブリッジ回路HB1,HB2の出力端子(ハイサイドトランジスタTr1,Tr3とロウサイドトランジスタTr2,Tr4の接続部)に接続されている。ハーフブリッジ回路HB1,HB2は、電源側とモータコイルA,Bの各相端との間にスイッチング素子(MOSFET:Tr1,Tr2,Tr3,Tr4)が直列接続され、通電方向を変えて交互に通電するようになっている(低速運転回路)。各ハーフブリッジ回路HB1,HB2を構成する部品として、例えば高性能ゲートドライバとMOSFETを用いることにより、低発熱で高効率化を実現することができる。各相コイルに流れる電流量は、電流センサ5a,5b(図1参照)により検出される。
また、図2において、モータコイルA,Bの一端にリレー回路6a,6bが直列に接続されている。リレー回路6a,6bは、低速運転時にハーフブリッジ回路HB2へ導通し、高速運転時にはモータコイルA,Bの一部(コイルA2,B2)及びこれに接続するハーフブリッジ回路HB2への通電を遮断する。リレー回路6a,6bとしては、MOSFETリレーが好適に用いられる。MOSFETリレーを用いることで、例えばトライアックを使用する場合に比べて電力損失の少ない安定したスイッチを実現している。
また電源とモータコイルA,Bの中途端子(中間タップ)Cにスイッチング素子(MOSFET:Tr5,Tr6)が各々直列接続されている(サブハーフブリッジ回路HB3)。サブハーフブリッジ回路HB3は、モータコイルA,Bの残りの一部(コイルA1,B1)に通電方向を変えて交互に通電するために設けられている(高速運転回路)。具体的にはモータコイルA,Bの中途端子Cはそれぞれハーフブリッジ回路HB3の出力端子(ハイサイドトランジスタTr5とロウサイドトランジスタTr6の接続部)に接続されている。サブハーフブリッジ回路HB3を構成するスイッチング素子(Tr5,Tr6)としては、例えば高性能ゲートドライバとMOSFETが用いられる。
モータが始動時から低速回転時は、リレー回路6a,6bを導通状態のままハーフブリッジ回路HB1,HB2を通じてモータコイルA,Bの全長を使用して運転する。例えば、モータコイルAについては、ハーフブリッジ回路HB1が出力する電圧を高く、ハーフブリッジ回路HB2が出力する電圧を低くしてモータコイルAに正方向通電し、ハーフブリッジ回路HB1が出力する電圧を低く、ハーフブリッジ回路HB2が出力する電圧を高くしてモータコイルAに逆方向に通電する動作を繰り返す。モータコイルBについても同様である(低速運転)。
またモータが高速回転時はリレー回路6a,6bを遮断してハーフブリッジ回路HB1とサブハーフブリッジ回路HB3へ通電してモータコイルA,Bの一部(コイルA1,B1)のみを使用して運転する。例えば、モータコイルA1については、ハーフブリッジ回路HB1が出力する電圧を高く、サブハーフブリッジ回路HB3が出力する電圧を低くしてモータコイルA1に正方向通電し、ハーフブリッジ回路HB1が出力する電圧を低く、サブハーフブリッジ回路HB3が出力する電圧を高くしてモータコイルA1に逆方向に通電する動作を繰り返す。モータコイルB1についても同様である(高速運転)。
尚、モータドライバ回路2には、モータ駆動電源としては直流の例えば24Vのモータ駆動電圧が供給される。また、モータドライバ回路2を異常電圧から保護するため過電圧保護回路(図示せず)を接続してもよい。
次にステッピングモータの電流ベクトル制御回路1のブロック構成と制御動作について図1を参照して説明する。
サーボ制御部3は、上位コントローラからの位置指令と、エンコーダからのロータ位置信号により、第1演算器7において指令トルクを計算してトルク指令電流Qaを電流ベクトル制御部4へ出力する。また、エンコーダから検出されたロータ回転速度から誘起電圧Vrを計算し、電源電圧Vmとの比である界磁電流補正係数Kn(=Vr/Vm)を算出して電流ベクトル制御部4へ出力する。
上記トルク指令電流Qa及び界磁電流補正係数Knは電流ベクトル制御部4へ入力される。また、速度指令やロータ回転速度に基づいて運転切り替え制御部8からドライバー回路2にリレー回路6a,6bのリレーオンオフ信号やサブハーフブリッジ回路HB3のTR5,Tr6に対してFETゲート制御信号が出力される。
電流ベクトル制御部4において、第1の座標軸変換部9には、エンコーダから検出されたステッピングモータのロータ位置信号(電気角θ)やA相、B相に流れるA相電流、B相電流の電流センサによる電流計測値Iα,Iβが入力される。第1の座標軸変換部9に入力された電流計測値Iα,Iβは絶対座標系から回転座標系に座標軸変換したモータトルク電流Iqと界磁電流Idに変換(α,β→d,q変換;クラーク変換)されて、指令電圧生成部10へ各々出力される。
指令電圧生成部10は、第2の演算器11及びトルクPI演算器(比例積分器)13と乗算器14、第3の演算器12及び界磁PI演算器(比例積分器)15を備えている。第2の演算器11には、サーボ制御部3のトルク指令に基づいて出力されたトルク指令電流Qaが入力され、第1の座標軸変換部9で得られたモータトルク電流Iqとの偏差Δq(=Qa−Iq)が算出される。このトルク電流の偏差ΔqはトルクPI演算器13において演算処理(比例積分)されてトルク電圧指令信号Vqが生成される。
また、界磁電圧指令信号Vdによりモータトルク電流(界磁電流)Idを制御(弱める)して、弱め界磁制御を行うことができる。上記トルク指令電流Qaとトルク電流の偏差Δqは、乗算器14へ入力される。乗算器14には、サーボ制御部3から出力された界磁電流補正係数Kn(=Vr/Vm)が乗数として入力される。これにより、乗算器14において、偏差Δqの絶対値|Δq|と界磁電流補正係数Kn並びに‐1が乗算処理された界磁指令電流Qd(=−|Δq|×Kn)が算出される。第3の演算器12には、界磁指令電流Qdが入力され、第1の座標軸変換部9で得られた界磁電流Idとの偏差が算出される。この偏差は界磁PI演算器13において演算処理(比例積分)されて界磁電圧指令信号Vdが生成される。上述したようにトルク電流に関する偏差Δqを弱め界磁制御に用いるのは、偏差Δqの大きさは、トルク指令に追従するために足りないトルク電流であることに注目し、この偏差Δqを弱め界磁指令(d軸指令)電流とすれば、誘起電圧が抑制されてトルク電流が流れるようになり、指令トルクとの偏差が少なくなって弱め界磁指令電流も減少するというように安定した負帰還ループを形成できるからである。
上記指令電圧生成部10で生成されたトルク電圧指令信号Vq及び界磁電圧指令信号Vdは、第2の座標軸変換部16に入力される。第2の座標軸変換部16に入力された、トルク電圧指令信号Vq及び界磁電圧指令信号Vdは、回転座標系から絶対座標系である各相電圧指令値へ各々座標軸変換(d,q→α,β変換;逆クラーク変換)される。
ドライバー回路2は、第2の座標軸変換部16で得られた電圧指令値に基づいてロータ回転位置に応じてステッピングモータMの各コイルへ指令電圧を出力(PWM制御)する。
以上説明した弱め界磁制御電流の算出過程を以下に示す。
ロータの回転によって誘起される誘起電圧Vrが
Vr=Kr×ω×N+Ld×Id×ω×N・・・式(1)
(誘起電圧分) (界磁電流に比例して発生する誘起電圧分)
Kr : 誘起電圧定数[V/(rad/s)]
ω : 電気角速度[rad/s]
N : 磁極数[極]
Ld : 巻線インダクタンス
で定義される。
また、トルク指令電流Qaと界磁電流Idとのトルク電流の偏差Δqは、
Δq=Qa−Iq・・・式(2)
で定義される式(2)で算出され、
Kn=Vr/Vm ・・・ 式(3)
Qd=−|Δq|×Kn・・・式(4)
Vr : 回転速度に比例した誘起電圧[V]
Vm : モータ電源電圧[V]
Kn : 界磁電流補正係数[倍]
で定義される式(3)に基づいて算出された界磁電流補正係数Knと式(2)で算出された偏差Δqを用いて、式(4)に基づいて界磁指令電流Qdが算出される。
この界磁指令電流Qdと界磁電流Idとの偏差を比例積分処理することで界磁電圧指令信号Vdが生成されて式(1)の界磁電流Idの値が更新され、全体として誘起電圧Vrの値が抑えられる。
以上のように、トルク電流の偏差Δqの絶対値と界磁補正指令により算出された界磁指令電流Qdと界磁電流Idとの偏差を演算処理することで界磁電圧指令信号Vdが生成されて界磁電流Idの値が更新されるので、モータ回転速度が上昇して誘起電圧Vrが大きくなっても、界磁電流Idが弱められるので誘起電圧Vrが抑制されて電圧が飽和し難くなるので、ロータの回転速度を高めることが可能になる。
また、電流ベクトル制御部4が界磁指令電流Qdを算出する際に、トルク指令電流Qaとモータトルク電流Iqとの偏差Δqの絶対値を用いることで、例えばモータトルク電流Iqがトルク指令電流Qaより小さくなると、弱め界磁電流Idが増えて速度が高まり、更に弱め界磁電流Idが増えると言うように界磁電流値が正帰還的に増大してしまい、指令トルクに追従できなくなるのを防ぐことができる。
尚、弱め界磁制御は、誘起電圧Vrが界磁電流Idと回転速度に比例することから界磁電流Idを負の値とすることによって誘起電圧Vrを抑制し、誘起電圧Vrがモータ電源電圧Vmを超える領域でも回転速度を向上させる制御であるが、界磁電流Idを弱めるとモータのトルク特性が低下してしまう。
そこで、ステッピングモータMのロータ回転速度の増加に伴って誘起される誘起電圧Vrがモータ電源電圧Vmを超える(またはモータ電源電圧Vmに対して所定値を超える)と、運転切り換え制御部8は、リレー回路6a,6b(図2参照)の導通を遮断しサブハーフブリッジ回路HB3へ通電して、モータドライバ回路2を低速運転回路から高速運転回路へ切り換える。逆に、誘起電圧Vrがモータ電源電圧Vmを下回る(またはモータ電源電圧Vmに対して所定値を下回る)と、サブハーフブリッジ回路HB3を遮断しリレー回路6a,6bを導通することにより、モータドライバ回路2を高速運転回路から低速運転回路へ切り換える。
その目的は、ステッピングモータMのロータ回転速度が増加して誘起電圧Vrがモータ電源電圧Vmを超えるとモータ電流が流せなくなり、特にステッピングモータMは磁極数が多いためプルアウトトルクが低下する。このため、サーボ制御部3は、運転切り換え制御部8からドライバー回路2へ制御信号を出力する。具体的には、リレー回路6a,6bの導通を遮断し、サブハーフブリッジ回路HB3のTr5,Tr6(MOSFET)のゲートドライバを通じてオンオフ制御する。これにより駆動されるコイル長が減って(A1及びB1のみとなり)コイルインダクタンスが減少し、それに伴い増加していた誘起電圧Vrが低下するので、高速域におけるプルアウトトルクの低下を抑制することができる。
具体的には、運転切り換え制御部8は、ロータの回転によって発生する誘起電圧Vrとモータ電源電圧Vmとの電圧差が、例えばモータ電源電圧Vmの−20%を超えると(若しく誘起電圧Vrがモータ電源電圧Vmを超える)と、リレー回路6a,6bの導通を遮断しサブハーフブリッジ回路HB3に通電する。また、誘起電圧Vrとモータ電源電圧Vmとの電圧差が、例えばモータ電源電圧Vmの+20%を下回る(若しくは誘起電圧Vrがモータ電源電圧Vmを下回る)と、サブハーフブリッジ回路HB3を遮断しリレー回路6a,6bを導通する。
図3は、ステッピングモータを、モータコイルの全巻線を使用して駆動した場合と、半分の巻線を使用して駆動した場合のトルク(Nm)と回転数(rpm)との関係(プルアウトトルク特性)を示すグラフ図である。
このプルアウトトルク特性図から分ることは、例えば600rpm以下の低速回転領域では、全巻線を使用して高トルクで駆動し、回転数が600rpmに達したところで、電流ベクトル制御回路1は、リレー回路6a,6bを遮断して半巻線を使用した駆動に切り替えることで、誘起電圧の増大によりモータ電流が流れ難くなりプルアウトトルクが急激に落ち込むことがなく、高速回転域でもプルアウトトルク特性が改善することがわかる。
また、ロータ回転速度の増加に伴いモータコイルA,Bに発生する誘起電圧Vrは、モータコイルA,Bのインダクタンスやモータ構造、ロータ回転速度に依存する。実際にはモータコイルのLR時定数による遅れも生ずることから、運転切り換えポイントでは、ロータ回転速度に例えば±50rpm程度のヒステリシスを持たせることが好ましい。具体的には、ロータ回転速度が増加する場合には例えば650rpmを超えると低速運転回路から高速運転回路に切り換え(リレー回路6a,6b遮断、サブハーフブリッジ回路HB3通電)を行い、ロータ回転速度が減速する場合には、例えば550rpmを下回ると高速運転回路から低速運転回路(リレー回路6a,6b導通、サブハーフブリッジ回路HB3遮断)に切り換える。これにより、リレー回路6a,6b及びサブハーフブリッジ回路HB3による運転切り換え動作を頻繁に繰り返さないようにすることが望ましい。
このように、モータ駆動装置が、電流ベクトル制御回路1を備える場合には、 モータの運転状況に応じて界磁電流を算出し指令トルクに見合った安定したトルク制御が可能となるうえに、運転切り換え制御部8がステッピングモータの回転速度の増加に伴って誘起される誘起電圧Vrとモータ電源電圧Vmとを監視し低速運転と高速運転とを切り替えるので、低速域から高速域までモータ電源電圧による界磁電流追従特性が改善し、低速運転と高速運転とで運転切り換えによりモータが脱調することなくしかも高速域におけるプルアウトトルクの低下を抑制することができる。
尚、駆動制御回路は電流ベクトル制御回路1を例示したが、これ以外の界磁電流制御をともなったフィードバック制御回路等であってもよい。また、運転切り換えの条件は、ロータ回転数のみならず、トルク指令値との誤差、トルク指令値と回転数の関係等であっても良く、電源電圧に対する誘起電圧の増減率等であってもよい。
また、モータコイルA,Bの使用量は、巻線長の半分(50%)に限らずそれ以上であっても以下であってもよい。
更には、本実施例では二相ステッピングモータについて説明したが、この三相以上の多相ステッピングモータであっても良いし、モータはインナーロータ型であってもアウターロータ型であってもいずれでもよい。
M 二相ステッピングモータ A,B モータコイル C 中途端子(中間タップ)1 電流ベクトル制御回路 2 ドライバー回路 3 サーボ制御部 4 電流ベクトル制御部 5a,5b 電流センサ 6a,6b リレー回路 7 第1の演算器 8 運転切り換え制御部 9 第1の座標軸変換部 10 指令電圧生成部 11 第1の演算器 12 第2の演算器13 トルクPI演算器 14 乗算器 15 界磁PI演算器 16 第2の座標軸変換部

Claims (4)

  1. ステッピングモータを閉ループ制御により駆動制御する駆動制御回路と、当該駆動制御回路で生成された指令値に応じてステッピングモータを励磁するドライバー回路とを備えたステッピングモータ駆動装置であって、
    前記ドライバー回路は、
    電源とモータコイルとの間にスイッチング素子が直列接続され、前記モータコイルの全長に通電方向を変えて交互に通電する複数のハーフブリッジ回路と、
    前記モータコイルの一端側に直列接続され、前記ハーフブリッジ回路のいずれかへの通電を遮断可能なリレー回路と、
    前記電源と前記モータコイルの中途部にスイッチング素子が直列接続され、前記モータコイルの一部に通電方向を変えて交互に通電する複数のサブハーフブリッジ回路と、を備え、
    前記モータが始動時から低速回転時は、前記リレー回路を導通状態のまま前記ハーフブリッジ回路を通じて前記モータコイルの全長を使用して低速運転し、高速回転時は前記リレー回路を遮断して前記サブハーフブリッジ回路へ通電して前記モータコイルの一部を使用して高速運転し、前記モータが高速運転から低速運転に移行する際に、前記サブハーフブリッジ回路を遮断し、前記リレー回路を導通させて前記ハーフブリッジ回路を通じて前記モータコイルの全長を使用して低速運転するステッピングモータ駆動装置。
  2. 前記駆動制御回路は、前記ステッピングモータの回転速度の増加に伴って誘起される誘起電圧Vrとモータ電源電圧Vmとの電圧差が当該モータ電源電圧Vmの−20%を超えると、前記リレー回路を遮断し前記サブハーフブリッジに通電することにより、前記ドライバー回路を低速運転回路から高速運転回路へ切り換え制御をし、誘起電圧Vrとモータ電源電圧Vmとの電圧差が当該モータ電源電圧Vmの+20%を下回ると、前記サブハーフブリッジ回路を遮断し、前記リレー回路を導通することにより前記ドライバー回路を高速運転回路から低速運転回路へ切り換え制御する運転切り換え制御部を有する請求項1記載のステッピングモータ駆動装置。
  3. 前記運転切り換え制御部は、前記誘起電圧Vrが前記モータ電源電圧Vmを超えると、前記ドライバー回路を低速運転回路から高速運転回路へ切り換え制御し、前記誘起電圧Vrが前記モータ電源電圧Vmを下回ると、前記ドライバー回路を高速運転回路から低速運転回路へ切り換え制御する請求項2記載のステッピングモータ駆動装置。
  4. 前記駆動制御回路は、
    目標ロータ位置と現在ロータ位置の差、目標ロータ速度と現在ロータ速度の差からロータに出力するトルクを指令するサーボ制御部と、
    前記ロータ位置と計測されたコイル電流計測値から座標軸変換を行ってモータトルク電流Iq及び界磁電流Idを各々算出し、前記サーボ制御部から指令されたトルク指令に基づくトルクをロータに発生させる電流ベクトル制御部と、
    前記サーボ制御部は、前記ステッピングモータのロータ回転速度の増加に伴って誘起される誘起電圧Vrとモータ電源電圧Vmとの電圧差が当該モータ電源電圧Vmの−20%を超えると、前記リレー回路を遮断し前記サブハーフブリッジに通電することにより、前記ドライバー回路を低速運転回路から高速運転回路へ切り換え制御し、誘起電圧Vrとモータ電源電圧Vmとの電圧差が当該モータ電源電圧Vmの+20%を下回ると、前記サブハーフブリッジ回路を遮断し前記リレー回路を導通することにより、前記ドライバー回路を高速運転回路から低速運転回路へ切り換え制御する運転切り換え制御部と、を具備する請求項1又は請求項2記載のステッピングモータ駆動装置。
JP2016027566A 2016-02-17 2016-02-17 ステッピングモータ駆動装置 Active JP6212145B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016027566A JP6212145B2 (ja) 2016-02-17 2016-02-17 ステッピングモータ駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016027566A JP6212145B2 (ja) 2016-02-17 2016-02-17 ステッピングモータ駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017147836A true JP2017147836A (ja) 2017-08-24
JP6212145B2 JP6212145B2 (ja) 2017-10-11

Family

ID=59681621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016027566A Active JP6212145B2 (ja) 2016-02-17 2016-02-17 ステッピングモータ駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6212145B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01295696A (ja) * 1988-05-20 1989-11-29 Aisan Ind Co Ltd ステップモータの駆動装置
JPH02261095A (ja) * 1989-03-30 1990-10-23 Canon Inc ステッピングモータ制御装置
JPH0549299A (ja) * 1991-06-28 1993-02-26 Sony Corp 多モード対応ステツピングモータ
JP2014158357A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Shinano Kenshi Co Ltd ステッピングモータの電流ベクトル制御装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01295696A (ja) * 1988-05-20 1989-11-29 Aisan Ind Co Ltd ステップモータの駆動装置
JPH02261095A (ja) * 1989-03-30 1990-10-23 Canon Inc ステッピングモータ制御装置
JPH0549299A (ja) * 1991-06-28 1993-02-26 Sony Corp 多モード対応ステツピングモータ
JP2014158357A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Shinano Kenshi Co Ltd ステッピングモータの電流ベクトル制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6212145B2 (ja) 2017-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9998059B2 (en) Motor driving apparatus
JP6287756B2 (ja) モータ制御装置
JP4906369B2 (ja) 同期モータの制御方法および装置
JP4956123B2 (ja) モータ制御装置
US9590541B2 (en) Method and apparatus for control of electrical machines
JP4706344B2 (ja) 同期モータの制御装置
JP3565124B2 (ja) 同期モータの脱調を判定する装置および方法
JP2009017706A (ja) モータ制御装置とモータ制御方法
JP5188723B2 (ja) スイッチトリラクタンスモータの制御装置
JP5727532B2 (ja) ステッピングモータの電流ベクトル制御装置
JP5770701B2 (ja) ステッピングモータの駆動制御装置
JP4110865B2 (ja) 永久磁石型電動機の制御システム
JP2006256542A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5511923B2 (ja) 電動機制御装置
JP2008148437A (ja) 永久磁石型同期モータの制御装置
JP6212145B2 (ja) ステッピングモータ駆動装置
JP2010148324A (ja) モータ制御装置
WO2021200389A1 (ja) モータ制御装置、モータシステム及びモータ制御方法
JP4147826B2 (ja) ブラシレスモータ駆動制御装置
JP2000217384A (ja) 位置センサレスモ―タの制御装置
US20220302863A1 (en) Motor control device, motor control method, and motor drive system
JP5365838B2 (ja) モータ制御装置
JP2004112914A (ja) Srモータの制御装置
JP2004215316A (ja) 電動駆動制御装置、電動駆動制御方法及びそのプログラム
JP2005312145A (ja) ブラシレスモータの駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170914

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6212145

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250