JP2017147828A - 配線ラック支持部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電気配線されたシート部材2を、取付下地1に固定させる取付部材FAと、シート部材2に接続された電気配線を収容可能な配線ラックRを、取付下地1に支持させる支持部材FBと、が備えられ、支持部材FBは、取付部材FAを介して取付下地1に支持されている。
【選択図】図1
Description
また、シート部材は、架台として形成された取付部材によって、配線ラックとは別に取付下地に固定されていた。
しかし、取付部材や支持部材を取付下地に取り付けるには、ネジ部材等を用いて実施することが多いが、その場合、取付下地の防水層をネジ部材が貫通すれば防水性が低下するから、その防止策として、取付箇所ごとに防水処置が必要となる。
即ち、従来の配線ラック支持部材によれば、取付部材と支持部材との設置作業のそれぞれに手間が掛かるから、全体として取付作業効率が低下し易い問題点がある。
即ち、取付下地へは、取付部材のみを取り付ければ、その取付部材に、支持部材、及び、支持部材に支持される配線ラックが支持されることになり、取付下地への取付箇所数を減らすことができる。
その結果、取付下地への配線ラック支持部材の取り付け手間を軽減でき、効率的に取付作業を実施できるようになる。
その結果、配線ラック支持部材の設置対象となる建物への環境障害を抑えた状態で配線ラック支持部材の設置作業を進めることができるようになり、特に、改修工事の実施においては、建物内を通常通り使用しながら、取付下地上に配線ラック支持部材を設置することが可能となる。
従って、取付下地上に設置したシート部材や、配線ラック支持部材等のメンテナンスや、改修の実施に際しても、効率的に作業を進めることができるようになる。
前記一対の挟持片部を、挟持方向に沿って遠近離間可能な状態に連結する連結部と、を備えていると好適である。
従って、厚みの異なるシート部材や取付部材に対してでも、支持部材をしっかりとした挟持状態に取り付けることができ、配線ラック支持部材全体とした汎用性を向上させられる。
図2、図7は、本発明の配線ラック支持部材の一実施形態品(以後、単にラック固定具Fという)を使用して、取付下地1上にソーラーシート(シート部材の一例)2と、ソーラーシート2に繋がる電気配線(不図示)を収容する配線ラックRとが固定されている状況を示している。
取付下地1上には、ソーラーシート設置用エリアSが設定してあり、そのエリアSを覆う状態に複数のソーラーシート2が隙間Mをあけて敷設されている。
ソーラーシート2は、全体としてフィルム状を呈し、適度な柔軟性を備え、取付下地1の表面形状に追従可能なフレキシブルな構造となっている。
また、図には示さないが、出力端子や、バッテリーへの電気配線等が備えられており、それら電気配線の延出部分は、前記配線ラックRに配設される。
尚、配線ラックRは、ここに挙げたものに限定されるものではなく、他の公知の配線ラックを使用することも可能である。
具体的な取付部材FAの構成は、次の二つの部材を備えている。
つまり、軟性を有する素材(例えば、軟質塩化ビニル等)で形成され、取付下地1に取付自在で、ソーラーシート2の外周縁部2aを包み込み自在な縁部材FAaと、金属素材(例えば、アルミニウム等)で形成されて、ソーラーシート2の外周縁部2aを包み込んでいる縁部材FAaに、ソーラーシート2の外周側から嵌め付けることができ、ソーラーシート2を縁部材FAaを介して表裏から挟持するクリップ部材FAbと、を備えている。
縁部材FAaは、ソーラーシート2の表裏面にそれぞれ対向する一対の対向片部3A,3Bと(図4参照)、それら一対の対向片部3A,3Bの基端部同士を連結する繋ぎ部3Cと、を備えた包み込み部3を設けると共に、包み込み部3を取付下地1に取り付ける固定部4を設けて構成されている。
一対の対向片部3A,3Bは、前記差込方向に沿った長さ寸法を異ならせてある。
つまり、取付下地1から遠い方の第1対向片部3Aは、取付下地1に近い方の第2対向片部3Bより前記長さ寸法を小さく形成してある。この構造によって、ソーラーシート2を差し込む時の抵抗が小さくなって差し込み易くなると共に、差し込んだ状態での支持面積をより広くでき、安定した支持状態を維持できるようになっている。
この凹部には、粘着材5(例えば、ブチルゴム等)を充填してある。
従って、一対の対向片部3A,3B間に差し込まれたソーラーシート2の外周縁部2aに、粘着材5が接触することで、より抜け出し難くすることができる。
固定部4は、第2対向片部3Bの先端部に延伸する延伸部4Aと、その延伸部4Aから第2対向片部3Bの下方に折り重なる折返し部4Bとを備えている。
つまり、取付下地1から遠い方の第1挟持片部6Aは、取付下地1に近い方の第2挟持片部6Bより前記長さ寸法を小さく形成してある。
第1挟持片部6Aの抜け止め突起8Aは、第1対向片部3Aの先端面に当接して抜け止め効果を発揮する。
第2挟持片部6Bの抜け止め突起8Bは、折返し部4Bの凹溝4Baに嵌入することで抜け止め効果を発揮する。
このネジ部材Nは、一対の挟持部材9どうしの挟持連結機能に加えて、配線ラックRと挟持部材9との連結機能をも備えている。
また、挟持部材9は、隣接するソーラーシート2間の隙間Mに設置されるもの(図2参照)と、最も端部側に位置するソーラーシート2の外側縁部に設置されるもの(図7参照)とは、挟持する取付部材FAの数が異なっていることから、それぞれの形状も異ならせてある。
尚、隣接するソーラーシート2間の隙間Mに設置される挟持部材9に関しては、トップ部材9Aは、図5に示すように、上面部9Aaの幅方向の中央部を挟んで左右対称形の断面形状に形成され、上面部9Aaの幅方向の中央部を挟んだ両側方に、縦面部9Ab、折曲部9Ac、内縦面部9Adを、それぞれ備えている。
尚、最も端部側に位置するソーラーシート2の外側縁部に配置される挟持部材9に関しては、下方に延長された一方の縦面部9Abの下端部は、他方の内縦面部9Adの下端部より前記隙間Kに相当する寸法分、長く形成されている(図7参照)。
凹入屈曲部9Baには、倒立させたボルトNAの軸部NAbを挿通自在なボルト穴H3が形成してある。
延出部9Bbは、差し込み部7においてクリップ部材FAbの第2挟持片部6Bの下側に重なる状態に設置される。
尚、本実施形態においては、ボルトNAの拡径頭部NAaは、六角形に形成してあり、前記凹入屈曲部9Ba内の対向側壁部に拡径頭部NAaの外周面が当接することで回り止めを図ることができる。
[1] 取付下地1の所定位置に縁部材FAaを接合して、包み込み部3の第1対向片部3Aと第2対向片部3Bとの間に、ソーラーシート2の外周縁部2aを差し込み、包み込み部3にクリップ部材FAbを嵌め付けてソーラーシート2を挟持する(図3、図4参照)。
この時、ボルトNAは、凹入屈曲部9Baに拡径頭部NAaが位置し、ボルト穴H3に軸部NAbが貫通する倒立状態に設けておく。
この時、ボルトNAの上端部が、トップ部材9Aのボルト穴H1を貫通するようにトップ部材9Aを位置合わせする。
この時、ボルトNAの上端部が、配線ラックRのボルト穴H2を貫通するように配線ラックRを位置合わせする。
この時、ナットNBは、ソーラーシート2や取付部材FAを適切な挟持力で挟持できるように、締め込み強さを調整することができる。
以上の手順によって、配線ラックRを取付下地1に支持させることができる。
また、取付下地1への取り付けのみならず、取り外しに関しても迅速に且つ効率よく実施できるから、ソーラーシート2や配線ラックR等の改修作業にも十分な作用効果を期待できる。
また、前記隙間Mの上に設置されている支持部材FBは、ネジ部材Nを挟んだ両側方で取付下地1に支持されているから、安定した姿勢に設置でき、しかも、浮き上がり等に対する抗力も期待できる。
以下に他の実施の形態を説明する。
また、取付下地1は、鉄筋コンクリート構造に替えて、例えば、折板やデッキプレートや瓦棒等の金属下地で構成したり、他の公知の構造を採用することも可能である。更には、それら取付下地1に断熱材等を併用した断熱取付下地としてもよい。
また、シート部材2に接続された電気配線には、シート部材2に設けられているシート内配線の延長配線部や、シート内配線に接続される別の延長配線等が含まれる。
素材に関しては、軟質塩化ビニルに替えて、他の軟性を有する素材(例えば、ゴム素材等)で構成してあってもよい。
形状に関しては、適宜変更が可能である。
また、取付下地1への取付部材FAの取り付けは、先の実施形態で説明した接着に限るものではなく、溶着や融着による方法や、ボルトやビス等を使用した固着方法であってもよい。
また、クリップ部材FAbを設ける場合であっても、包み込み部3の長手方向においてクリップ部材FAbが嵌め付けられている区間以外の箇所に、支持部材FBを挟持状態に設置することも可能である。
素材に関しては、金属に替えて、合成樹脂等で構成してあってもよい。
形状に関しては、適宜変更が可能である。
また、包み込み部3を挟持する状態で取付部材FAに支持される構造に限らず、例えば、取付部材FAに支持部材FBをネジ固定する形態であってもよい。
また、連結部Nは、ネジ部材に限るものではなく、他の締結具で構成したり、一対の挟持片部相互に備えた係合連結部であってもよい。
また、クリップ部材FAbそのものを、縁部材FAaの長手方向に沿った長尺部材として構成してあってもよい。
2 ソーラーシート(シート部材の一例)
2a 外周縁部
3 包み込み部
9 一対の挟持部材(一対の挟持片部に相当)
FA 取付部材
FB 支持部材
N ネジ部材(連結部に相当)
R 配線ラック
Claims (3)
- 電気配線されたシート部材を、取付下地に固定させる取付部材と、
前記シート部材に接続された電気配線を収容可能な配線ラックを、前記取付下地に支持させる支持部材と、が備えられ、
前記支持部材は、前記取付部材を介して前記取付下地に支持されている配線ラック支持部材。 - 前記取付部材は、前記シート部材の縁部を包み込む包み込み部が備えられ、
前記支持部材は、前記包み込み部を挟持する状態で前記取付部材に支持されている請求項1に記載の配線ラック支持部材。 - 前記支持部材は、前記包み込み部を挟持可能な一対の挟持片部と、
前記一対の挟持片部を、挟持方向に沿って遠近離間可能な状態に連結する連結部と、を備えている請求項2に記載の配線ラック支持部材。
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