JP2013187478A - 太陽電池モジュールの固定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】可撓性を有する太陽電池モジュールの端部を挟持して固定する、固定部端部の応力集中を抑制し、太陽電池モジュールに磨耗あるいは破損や塑性変形が生じさせず、長期間に亘り安定した固定ができる構造を提供する。
【解決手段】可撓性を有する太陽電池モジュール1aと、それを挟持する固定部材50を有して、固定部材50が支持材に固定される固定装置において、少なくとも対向する2辺の端部に凸部10aを設けた太陽電池モジュールと、この凸部10aの少なくとも一部を、太陽電池モジュール1aの受光面側と非受光面側から一対の固定部材で挟持する挟持部33,34と、この挟持部33、34の太陽電池モジュール端部側に設けた引っ掛かり部とを有する。
【選択図】図3
【解決手段】可撓性を有する太陽電池モジュール1aと、それを挟持する固定部材50を有して、固定部材50が支持材に固定される固定装置において、少なくとも対向する2辺の端部に凸部10aを設けた太陽電池モジュールと、この凸部10aの少なくとも一部を、太陽電池モジュール1aの受光面側と非受光面側から一対の固定部材で挟持する挟持部33,34と、この挟持部33、34の太陽電池モジュール端部側に設けた引っ掛かり部とを有する。
【選択図】図3
Description
本発明は、太陽電池モジュールの設置に関する。
近年、環境に配慮する動きが広がっており、これに伴って太陽電池の普及が進んでいる。太陽電池を使用するためには、太陽電池セルを有する太陽電池モジュールを固定部材に取り付ける必要がある。
例えば、特許文献1には、太陽電池モジュールとフレームを、ネジとブチルゴムなどの弾力性を有する有機材料で固定される構造が開示されている(特許文献1の段落0049、図10)。
また、特許文献2には、太陽電池モジュール全面を補強板に両面テープで固定した、補強板付き太陽電池モジュールを、建築物等に固定するため、防水性弾性体の押さえ部材を貼り付けたフレームの溝に、差し込んで固定する構成が記載されている。
特許文献3には、太陽電池セルを樹脂層又はフレキシブルシートで保護し、この樹脂層又はフレキシブルシートに補強部材を取り付け、さらに補強部材と樹脂層又はフレキシブルシートに貫通孔を設けることが開示されている。
そして、可撓性絶縁基板上に電極および光電変換層を形成した薄膜太陽電池モジュールを固定する従来構造として、図6に薄膜太陽電池モジュールの固定主要部を示し、薄膜太陽電池モジュールの受光面側から全体構成を図7(a)に、側面図を図7(b)に示す。
図6と図7における、太陽電池モジュール1は、可撓性絶縁基板上に電極および光電変換層を形成した発電領域の薄膜太陽電池6を、可撓性の絶縁保護材により封止して製造している。太陽電池モジュール1は、固定部材である上フレーム2と下フレーム3で挟み、太陽電池モジュール1の非受光面側に、接着材5をつけて下フレーム3と接着している。接着材5として、反応硬化型接着剤や両面テープなどを用いている。そして、太陽電池モジュール1の非発電領域の一部である端部を、固定部材である上フレーム2と下フレーム3の間に挟み込み、太陽電池モジュール1の受光面上側から、隣り合う太陽電池モジュール1の間の上下のフレームを固定ネジ4で、図示していない屋根または壁などの支持材に固定する構成となっている。このように、上フレーム2と下フレーム3で太陽電池モジュール1の端部を挟む従来の固定構造20は、二枚のハット型フレームで構成され、太陽電池モジュールとフレームの接する部分が多くなることにより、挟んで固定する面積が多くなるため、太陽電池モジュールがフレームから抜けることを防止できる構造になっている。
また、図8には、薄膜太陽電池を、封止材または保護フィルム付の封止材でラミネートし、固定するためのフレームを取り付けた太陽電池モジュール1の別の従来構造を示す。薄膜太陽電池は、可撓性基板に電極及び光電変換層を積層したもので、太陽電池モジュールも可撓性を有している。太陽電池モジュール1の端部の非受光面側に接着材5aを貼り、下フレーム3と接着した。そして、受光面側から上フレーム2aを太陽電池モジュール端部に設置し、上フレーム2aの上から固定ネジ4aで太陽電池モジュール1と下フレーム3を固定し、太陽電池モジュール1端部を、固定ネジ4により固定する構成からなる、従来の別の固定構造21となっており、一枚のハット型フレームで構成されている。更に、上フレーム2aと下フレーム3は、図示していない屋根または壁などの支持材に固定される。
図6と図8において、薄膜太陽電池6からなる発電領域は、例えばFで示す領域であり、発電領域が形成されない太陽電池モジュールの端部をフレームに挿入して挟み込んでいる。
従来のように、薄膜太陽電池モジュールを固定する場合、太陽電池モジュールの端部を固定部材である上フレーム2と下フレーム3で挟むようにすると、可撓性を有する太陽電池モジュールを容易にかつフレームから抜けることを防止して、固定することができ、さらに、太陽電池モジュールの端部を両面テープなどでフレームに接着することで、より強固に固定が可能となる。
しかし、太陽電池は、屋外に数十年の長に間、紫外線や、雨、風の影響を受け続けることになるため、挟み込み部の緩みや、両面テープなどの接着層の劣化により、固定箇所から太陽電池モジュールが外れてしまう可能性がある。このように、この構造には、耐久性に課題がある。
また、接着材を使用する場合には、施工時に接着面の洗浄が必要であり、この洗浄状態が、接着の耐久性にも大きく影響することになるので、作業内容管理や作業時間が必要になる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、可撓性を有する太陽電池モジュールを、容易にかつ耐久性の高い固定構造を提供することにある。
本発明に係る太陽電池モジュールの固定装置は、可撓性を有する太陽電池モジュール(1a、1b)と、それを挟持する固定部材(上部サポート部材34、上部サポート部材39、下部サポート部材33、山形上部材41、山形下部材40)を有し、この固定部材が支持材(ベースフレーム30、上フレーム31、38)に固定される固定装置において、少なくとも対向する2辺の端部に凸部(10a、10b)を設けた太陽電池モジュール(1a、1b)と、この凸部の少なくとも一部を、太陽電池モジュールの受光面側と非受光面側から一対の固定部材(上部サポート部材34、下部サポート部材33、山形上部材41、山形下部材40)で挟持する挟持部と、この挟持部の太陽電池モジュール端部側に設けた引っ掛かり部(空間35、山形下部材40または山形上部材41の傾斜部の空間)とを有するように構成する(請求項1の発明)。
そして、太陽電池モジュールの凸部(10a、10b)が、ラミネートにより太陽電池モジュールと一体化されていることが良い(請求項2の発明)。
また、挟持部(下部サポート部材33、上部サポート部材34、上部サポート部材39)が、太陽電池モジュールの平坦部と接する平面部を有し、太陽電池モジュールの凸部(10a、10b)を配置する空間(35)を有する構成とする(請求項3の発明)。
また、挟持部(下部サポート部材33、上部サポート部材34、上部サポート部材39)が、太陽電池モジュールの平坦部と接する平面部を有し、太陽電池モジュールの凸部(10a、10b)を配置する空間(35)を有する構成とする(請求項3の発明)。
さらに、凸部(10a、10b)を配置する空間(35)が、挟持部(上部サポート部材39)に設けた溝とする(請求項4の発明)。
あるいは、挟持部である一対の固定部材(山形上部材41、山形下部材40)が、少なくとも断面が三角部を有し、この三角部の頂点部を太陽電池モジュール(1a、1b)の表面に接するように配置し、かつ、この三角部の頂点部が、太陽電池モジュールの受光面側と非受光面側で互いに位置を交互にずらして配置して、太陽電池モジュールを山形上部材41と山形下部材40で上下から挟み込むことで、太陽電池モジュールが蛇行した状態で固定されるようにすることもできる(請求項5の発明)。
あるいは、挟持部である一対の固定部材(山形上部材41、山形下部材40)が、少なくとも断面が三角部を有し、この三角部の頂点部を太陽電池モジュール(1a、1b)の表面に接するように配置し、かつ、この三角部の頂点部が、太陽電池モジュールの受光面側と非受光面側で互いに位置を交互にずらして配置して、太陽電池モジュールを山形上部材41と山形下部材40で上下から挟み込むことで、太陽電池モジュールが蛇行した状態で固定されるようにすることもできる(請求項5の発明)。
そして、太陽電池モジュールの受光面側と非受光面側で互いに位置を交互にずらして配置した三角部の傾斜部の空間に、太陽電池モジュールの凸部(10a、10b)を配置して固定する(請求項6の発明)。
本発明によれば、太陽電池モジュールの端部を挟み込んで固定する太陽電池モジュールの固定装置として、太陽電池モジュール端部に、太陽電池モジュールの厚さよりも厚い凸部を、太陽電池モジュールラミネート時に一体形成して設け、太陽電池モジュールの凸部を、太陽電池モジュールの固定装置の挟み込み部奥の空間部に位置させて、太陽電池モジュールの凸部を除く端部平坦部を挟み込んで固定するようにしたので、複雑な構造としなくとも、太陽電池モジュールを設置する現場での施工が容易であり、特に洗浄などの追加作業も必要としないで、長期間信頼性のある設置構造を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、本発明に適用する太陽電池モジュール構造例を示す斜視図であり、(a)と(b)は、2つの別の例である。
図1は、本発明に適用する太陽電池モジュール構造例を示す斜視図であり、(a)と(b)は、2つの別の例である。
図1(a)の太陽電池モジュール1aは、発電領域の薄膜太陽電池6と、その両側の端部に、それぞれ凸部10が設けられている。太陽電池モジュール1aは、一般的に、裏面保護材、裏面封止材、薄膜太陽電池(セル)6、表面封止材、表面保護層を、この順で積層し、真空加熱ラミネートによって封止して、モジュール化することが行われる。図1(a)の太陽電池モジュール1aでは、ラミネート処理前に、裏面保護材、裏面封止材を積層した上の両端部に、凸部10aとして円柱状樹脂製部材載せ、凸部10aの内側に薄膜太陽電池(セル)6を配置し、次いで表面封止材、表面保護層を凸部10を覆うように配置して、全体をラミネート処理した例である。図1(a)では、凸部10aが、太陽電池モジュール1aの裏面側(非受光面側)に突出したように形成された例である。
図1(b)では、凸部10bが、太陽電池モジュール1bの表面側(受光面側)に突出しており、さらに、凸部10bが太陽電池モジュール1bの端部より内側に位置する構成となっている。太陽電池モジュール1bも、図1(a)の太陽電池モジュール1aと同様に積層してラミネートするが、凸部10a、10bが、受光面側か、あるいは非受光面側かのいずれに配置されるかは、ラミネート台の形状などで決まるようにすればよい。
また、凸部10a、10bは、円柱状を例としたが、円筒や三角形、四角形など、様々な形状とすることができ、その形状は限定されない。
次に、図1(a)の太陽電池モジュール1aを用いた固定方法の例として、太陽電池モジュール固定部構造の第1の実施形態を、図2(a)〜(c)により説明する。
(第1の実施形態)
図2(a)は、第1の実施形態に係る太陽電池モジュール固定部構造の断面を示す図であり、ベースフレーム30と、ベースフレーム30の両側のみに配置される上フレーム31からなり、ベースフレーム30と上フレーム31は、可動式連結部材32で接続されている。
次に、図1(a)の太陽電池モジュール1aを用いた固定方法の例として、太陽電池モジュール固定部構造の第1の実施形態を、図2(a)〜(c)により説明する。
(第1の実施形態)
図2(a)は、第1の実施形態に係る太陽電池モジュール固定部構造の断面を示す図であり、ベースフレーム30と、ベースフレーム30の両側のみに配置される上フレーム31からなり、ベースフレーム30と上フレーム31は、可動式連結部材32で接続されている。
ベースフレーム30の中央部は、図示しない設置台に接し、設置ネジ37などを用いて固定する部分であり、ベースフレーム30の両端に向けて傾斜を有し、両端は中央部に平行な平坦部を有している。そして、ベースフレーム30の両端平坦部の上には、下部サポート部材33が配置され、上フレーム31の下面には、上部サポート部材34が配置されている。さらに、下部サポート部材33上には、太陽電池モジュール1a端部の平坦部を介して、上部サポート部材34が配置されてようになっている。
このように構成した第1の実施形態の太陽電池モジュール固定部50は、上部サポート部材34と下部サポート部材33を太陽電池モジュール1aを介して重ねた時に、下部サポート部材33の端部平坦と、上フレーム31とで囲む箇所に空間35を設けるように構成する。その空間35には、太陽電池モジュール1a端部の凸部10aを収めるように、太陽電池モジュール1aを配置し、上フレーム31とベースフレーム30とを介して、上部サポート部材34と下部サポート部材33で太陽電池モジュール1aの平坦部を挟んで固定するように構成する。そして、挟み込みを強固に固定するため、固定ネジ36にて、上部サポート部材34と下部サポート部材33を貫通させ、上フレーム31とベースフレーム30をネジ固定する。図2(a)の場合には、ベースフレーム30の両端平坦部にネジ孔を設け、上フレーム31にネジ貫通孔を設けておけば、固定ネジ36を上フレーム31側から挿入し、固定ネジ36を締め込むことで、固定ができる。
また、本発明においては、太陽電池モジュール1aに対して、固定ネジ36を貫通させる必要は無く、例えば図2(b)に記載の固定部構造全体構成図のように、固定ネジ36を、太陽電池モジュール1a四隅近傍の外側に配置することができる。このためには、上フレーム31の長辺方向の強度が必要となるので、図2(a)〜(b)の例では、上フレーム31は、その端部を直角に折り曲げた補強部を有している。勿論、上フレーム31は、全体の厚みを厚くしたり、剛性の高い材料を用いたり、折り曲げ方向を逆にしたり、様々な補強形態があるが、本発明においては、太陽電池モジュール1aの凸部10aが外れてしまうような、撓みによる隙間ができない程度の強度を有していれば良い。また、太陽電池モジュール1a本体周囲に、ハトメのような貫通孔部を複数設けて、太陽電池モジュール1a本体に固定ネジ36を通すようにしても良い。
また、太陽電池モジュール固定部50は、太陽電池モジュール1aの挟み込み固定をする辺全体を挟持するようにしても良いし、部分的に間隔を空けて挟持ようにしても良い。例えば、図2(c)に記載の固定部構造図変形例のようにすれば良く、太陽電池モジュール固定部50aを、太陽電池モジュール1aの挟み込み固定をする辺に、部分的(図では1辺を4箇所)に配置するように構成することもできる。この場合、下部サポート部材33aと上部サポート部材34aの幅を広げ、太陽電池モジュール1aに貫通孔を開ける必要が無く、太陽電池モジュール1aの凸部10aより奥側で、固定ネジ36で固定するようにすることもできる。
太陽電池モジュール固定部50を用いた太陽電池モジュール1aの固定手順を、図3により説明する。図3(a)は、太陽電池モジュール1aの固定前の太陽電池モジュール固定部50の状態であり、図3(b)は、太陽電池モジュール1aを太陽電池モジュール固定部50に挿入し、固定をするようにした状態を示す。図示しない設置部に固定されている太陽電池モジュール固定部50は、図3(a)のように、上フレーム31が上部サポート部材34と共に、可動式連結部材32を軸にして手で押し上げるだけで開口するようにしている。ここで、上部サポート部材34と下部サポート部材33は、それぞれ上フレーム31や下部サポート部材33に必ずしも固定されている必要はないが、特に上部サポート部材34は、作業性の観点から、可動する上フレーム31に接着やネジにより固定されていることが望ましい。
そして、太陽電池モジュール1aを設置作業する時には、ベースフレーム30と開口している上フレーム31の間に、太陽電池モジュール1a挿入側から見て、上部サポート部材34と下部サポート部材33の奥に位置する空間35に、太陽電池モジュール1aの凸部10aが位置する場所まで太陽電池モジュール1aの端部を挿入し、可動式連結部材32を軸にして、上部サポート部材34と共に上フレーム31を閉じて、上部サポート部材34と下部サポート部材33によって太陽電池モジュール1aの平坦部を挟み込む。その後、上フレーム31が再び開口しないように、固定ネジ36により、上フレーム31とベースフレーム30とを固定することで、固定作業は完了する。
(第2の実施形態)
次に、別の実施形態として、図4に第2の実施形態に係る太陽電池モジュール固定部構造断面図を示す。
(第2の実施形態)
次に、別の実施形態として、図4に第2の実施形態に係る太陽電池モジュール固定部構造断面図を示す。
第1の実施形態との相違点は、図1による太陽電池モジュール1bを固定する例である点と、上フレーム38の形状が異なり、可動式連結部材32による連結部と反対側の端部の折り曲げ方向が図2(a)〜(c)に記載の上フレーム31とは逆で、上フレーム38がコの字形状をしている点と、上部サポート部材39の形状が異なる点である。
太陽電池モジュール1bは、その凸部10bが、太陽電池モジュール1bの表面側(受光面側)に突出した構造となっているので、この凸部10bが収まるように、上部サポート部材39に溝39aが設けられている。ベースフレーム30に対する固定ネジ36の位置は、溝39aの存在により多少の相違があるが、このように構成された太陽電池モジュール固定部51において、その他の構成は、第1の実施形態と同様であり、同様の効果を有する。
(第3の実施形態)
次に、別の実施形態として、図5に第3の実施形態に係る太陽電池モジュール固定部構造を示す。図5(a)は、太陽電池モジュール固定部52の断面図であり、図5(b)と図5(c)には、太陽電池モジュール1aの固定手順を示す。
(第3の実施形態)
次に、別の実施形態として、図5に第3の実施形態に係る太陽電池モジュール固定部構造を示す。図5(a)は、太陽電池モジュール固定部52の断面図であり、図5(b)と図5(c)には、太陽電池モジュール1aの固定手順を示す。
第1の実施形態との相違点は、図2(a)〜(c)と図3の下部サポート部材33と上部サポート部材34を、ノコギリ状の山形下部材40と山形上部材41に置き換えた点である。
山形下部材40と山形上部材41は、ベースフレーム30や上フレーム31に接触させる平坦部と、その平坦部の一端部から直角に近い角度で延びる第2の平坦部と、この2面を結ぶ傾斜面とからなる形状を少なくとも1つ有し、この形状は、直角三角形であっても良い。図5の例では、山形下部材40と山形上部材41がそれぞれ3つの三角形が並んだようになっているが、その数は特に限定するものではなく、1つであっても複数であっても良い。
そして、三角形の配置方向は、そのベースフレーム30と開口している上フレーム31の間に、太陽電池モジュール1a挿入側から見て、挿入側が傾斜している面で、奥側に垂直の面となるように配置しており、これにより、太陽電池モジュール1aが引き抜かれる方向の力に対して、噛み込むようになっている。
さらに、山形下部材40と山形上部材41とは、太陽電池モジュール1aと接する頂点部が、互いに上下で交互にずれるように構成することで、可撓性を有する太陽電池モジュール1aが、山形下部材40と山形上部材41の間を蛇行するようになり、太陽電池モジュール1aの凸部10aが引っ掛かるスペースも得られる。
第3の実施形態による設置手順は、図示しない設置部に固定されている太陽電池モジュール固定部51は、上フレーム31が上部サポート部材41と共に、可動式連結部材32を軸にして手で押し上げるだけで開口するようにしている(図5(a))。そして、太陽電池モジュール1aを設置作業する時には、ベースフレーム30と開口している上フレーム31の間に、太陽電池モジュール1a挿入し、可動式連結部材32を軸にして、山形上部材41と共に上フレーム31を閉じて、山形上部材41と山形下部材40によって太陽電池モジュール1aの平坦部が蛇行するまで押し込んで挟み込む。この時、固定ネジ36を締め込んで、上フレーム31が再び開口しないように固定するのと同時に、太陽電池モジュール1aの平坦部が蛇行するような押し込み状態となるようにしても良い。以上で固定作業は完了する。
第3の実施形態の構成では、屋外の環境で、長時間、押さえ部品の劣化に影響されずに、太陽電池モジュール1aの固定を確実に行うことができる。
1、1a、1b 太陽電池モジュール
10a、10b 凸部
30 ベースフレーム
31 上フレーム
32 可動式連結部材
33 下部サポート部材
34 上部サポート部材
35 空間
36 固定ネジ
37 設置ネジ
38 上フレーム
39 上部サポート部材
39a 溝
40 山形下部材
41 山形上部材
50、51、52 太陽電池モジュール固定部
10a、10b 凸部
30 ベースフレーム
31 上フレーム
32 可動式連結部材
33 下部サポート部材
34 上部サポート部材
35 空間
36 固定ネジ
37 設置ネジ
38 上フレーム
39 上部サポート部材
39a 溝
40 山形下部材
41 山形上部材
50、51、52 太陽電池モジュール固定部
Claims (6)
- 可撓性を有する太陽電池モジュールと、
それを挟持する固定部材を有し、前記固定部材が支持材に固定される固定装置において、
少なくとも対向する2辺の端部に凸部を設けた太陽電池モジュールと、
前記凸部の少なくとも一部を、前記太陽電池モジュールの受光面側と非受光面側から一対の固定部材で挟持する挟持部と、
前記挟持部の前記太陽電池モジュール端部側に設けた引っ掛かり部と、
を有するように構成されていることを特徴とする太陽電池モジュールの固定装置。 - 前記太陽電池モジュールの前記凸部が、ラミネートにより前記太陽電池モジュールと一体化されている
請求項1に記載の太陽電池モジュールの固定装置。 - 前記挟持部が、前記太陽電池モジュールの平坦部と接する平面部を有し、
前記太陽電池モジュールの前記凸部を配置する空間を有する構成である
請求項1または2に記載の太陽電池モジュールの固定装置。 - 前記凸部を配置する前記空間が、前記挟持部に設けた溝である
請求項3に記載の太陽電池モジュールの固定装置。 - 前記挟持部である前記一対の固定部材が、少なくとも断面が三角部を有し、
前記三角部の頂点部を前記太陽電池モジュールの表面に接するように配置し、
かつ、前記三角部の頂点部が、前記太陽電池モジュールの受光面側と非受光面側で互いに位置を交互にずらして配置した、
請求項1または2に記載の太陽電池モジュールの固定装置。 - 前記太陽電池モジュールの受光面側と非受光面側で互いに位置を交互にずらして配置した前記三角部の傾斜部の空間に、前記太陽電池モジュールの前記凸部を配置する構成とした、
請求項5に記載の太陽電池モジュールの固定装置。
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WO2015068510A1 (ja) * | 2013-11-07 | 2015-05-14 | シャープ株式会社 | 太陽電池モジュール |
JP2015195712A (ja) * | 2014-03-27 | 2015-11-05 | 三菱化学株式会社 | 太陽電池装置 |
JP2019029453A (ja) * | 2017-07-27 | 2019-02-21 | ソーラーフロンティア株式会社 | 光電変換モジュール及び光電変換モジュールの取付構造体 |
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