JP2017146491A - 保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルム、および透明導電性フィルムの製造方法 - Google Patents
保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルム、および透明導電性フィルムの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017146491A JP2017146491A JP2016028862A JP2016028862A JP2017146491A JP 2017146491 A JP2017146491 A JP 2017146491A JP 2016028862 A JP2016028862 A JP 2016028862A JP 2016028862 A JP2016028862 A JP 2016028862A JP 2017146491 A JP2017146491 A JP 2017146491A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- transparent conductive
- conductive film
- layer
- protective film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B27/00—Layered products comprising a layer of synthetic resin
- B32B27/06—Layered products comprising a layer of synthetic resin as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material
- B32B27/08—Layered products comprising a layer of synthetic resin as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material of synthetic resin
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B5/00—Non-insulated conductors or conductive bodies characterised by their form
- H01B5/14—Non-insulated conductors or conductive bodies characterised by their form comprising conductive layers or films on insulating-supports
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B27/00—Layered products comprising a layer of synthetic resin
- B32B27/18—Layered products comprising a layer of synthetic resin characterised by the use of special additives
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B7/00—Layered products characterised by the relation between layers; Layered products characterised by the relative orientation of features between layers, or by the relative values of a measurable parameter between layers, i.e. products comprising layers having different physical, chemical or physicochemical properties; Layered products characterised by the interconnection of layers
- B32B7/02—Physical, chemical or physicochemical properties
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B13/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing conductors or cables
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K9/00—Screening of apparatus or components against electric or magnetic fields
- H05K9/0067—Devices for protecting against damage from electrostatic discharge
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B2307/00—Properties of the layers or laminate
- B32B2307/20—Properties of the layers or laminate having particular electrical or magnetic properties, e.g. piezoelectric
- B32B2307/202—Conductive
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B2307/00—Properties of the layers or laminate
- B32B2307/20—Properties of the layers or laminate having particular electrical or magnetic properties, e.g. piezoelectric
- B32B2307/21—Anti-static
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B2307/00—Properties of the layers or laminate
- B32B2307/40—Properties of the layers or laminate having particular optical properties
- B32B2307/412—Transparent
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
Abstract
Description
図1には、第1の実施形態に係る保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルム1aが示される。この保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルム1aは、透明導電膜積層用フィルム3aと、当該透明導電膜積層用フィルム3aに積層された保護フィルム2とから構成される。本実施形態における透明導電膜積層用フィルム3aは、支持体31と、支持体31の一方の面に積層された第一の機能層32とを備える。保護フィルム2は、基材22と、基材22の一方の面に積層された粘着剤層23と、基材22の他方の面に積層されたコート層21とを備える。ここで、透明導電膜積層用フィルム3aと保護フィルム2とは、透明導電膜積層用フィルム3aにおける支持体31と保護フィルム2における粘着剤層23とが接触するように積層されている。
保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルム1a,1bでは、コート層21における基材22とは反対側の面の表面抵抗値が、1.0×1012Ω/cm2以下であり、1.0×1011Ω/cm2以下であることが好ましく、特に1.0×1010Ω/cm2以下であることが好ましい。当該表面抵抗値が1.0×1012Ω/cm2を超えると、枚葉化した保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルム1a,1bを積層した場合に、保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルム1a,1bにおいて静電気が発生する。この静電気により、コート層21と、それと接触する第一の機能層32とが張り付き、多重取りが生じてしまう。一方、当該表面抵抗値の下限値は特に制約されないが、耐擦傷性や透明性の低下等が生じない材料設計が可能という観点から、1.0×105Ω/cm2以上であることが好ましい。なお、表面抵抗値の測定方法は、後述する試験例に示す通りである。
(1)コート層
コート層21の材料は、前述した物性を満たすものであれば特に制限されないものの、コート層21は、バインダーと、剥離剤と、帯電防止剤とを含有するコート剤から形成されることが好ましい。
基材22の材料としては、上述した物性を達成できる限り、特に限定されない。基材22の具体的な材料としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステルフィルム、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンフィルム、セロファン、ジアセチルセルロースフィルム、トリアセチルセルロースフィルム、アセチルセルロースブチレートフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリスルホンフィルム、ポリエーテルエーテルケトンフィルム、ポリエーテルスルホンフィルム、ポリエーテルイミドフィルム、ポリイミドフィルム、フッ素樹脂フィルム、ポリアミドフィルム、アクリル樹脂フィルム、ノルボルネン系樹脂フィルム、シクロオレフィン樹脂フィルム、ポリフェニレンサルファイドフィルム、液晶ポリマーフィルム等が挙げられる。これらのフィルムは、単層であってもよいし、同種または異種の複数層を積層したフィルムであってもよい。上記の中でも、透明導電膜を結晶化するときの加熱条件に耐え得る耐熱性を有するものが好ましく、かかる材料としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリカーボネート、ポリメチルペンテン、ポリフェニレンサルファイド、液晶ポリマー等の樹脂からなるプラスチックフィルムが挙げられ、特にポリエチレンテレフタレートフィルムが好ましい。
粘着剤層23の材料としては、上述した物性を達成できる限り、特に限定されず、透明導電膜積層用フィルムのための保護フィルムに一般的に使用される粘着剤または粘着シートを用いて形成することができる。粘着剤としては、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ウレタン系粘着剤、ポリエステル系粘着剤、ポリビニルエーテル系粘着剤等が挙げられるが、中でもアクリル系粘着剤が好ましい。粘着剤は、活性エネルギー線硬化性であってもよく、または、非活性エネルギー線硬化性であってもよい。
保護フィルム2は、基材22の一方の面にコート層21を設け、基材22の他方の面に粘着剤層23を設けることで製造することができる。コート層21と粘着剤層23とを設ける順序については制限されず、どちらを先に設けてもよいが、通常、コート層21が先に設けられる。
(1)支持体
支持体31としては、従来の光学用基材として公知の材料の中から透明性を有するものを適宜選択して用いることができる。特に、支持体31としては、透明性を有するプラスチックフィルムを使用することが好ましく、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム等のポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ジアセチルセルロースフィルム、トリアセチルセルロースフィルム、アセチルセルロースブチレートフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリスルホンフィルム、ポリエーテルエーテルケトンフィルム、ポリエーテルスルホンフィルム、ポリエーテルイミドフィルム、ポリイミドフィルム、フッ素樹脂フィルム、ポリアミドフィルム、アクリル樹脂フィルム、ノルボルネン系樹脂フィルム、シクロオレフィン樹脂フィルム等のプラスチックフィルム、またはそれらの積層フィルムが挙げられる。
第一の機能層32としては、透明導電性フィルムに所望の機能を付与する層を適宜選択して使用することができる。特に、第一の機能層32は、光学調整層であることが好ましい。光学調整層としては、インデックスマッチング層、ハードコート層、インデックスマッチング層とハードコート層とが積層されてなる層等が挙げられる。
透明導電膜積層用フィルム3a,3bは公知の方法によって製造することができる。透明導電膜積層用フィルム3aは、支持体31の一方の面に第一の機能層32を形成することで製造することができる。また、透明導電膜積層用フィルム3bは、支持体31の一方の面に第一の機能層32を形成し、支持体31の他方の面に第二の機能層33を形成することで、製造することができる。このとき、第一の機能層32および第二の機能層33のどちらを先に製造してもよい。
保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルム1a,1bを使用して、透明導電性フィルムを製造することができる。透明導電性フィルムを製造する方法としては、以下の第一の製造方法および第二の製造方法が例示される。
1.粘着性組成物の塗布液の調整
アクリル酸2−エチルヘキシル20質量部(固形分換算;以下同じ)、アクリル酸ブチル75質量部およびアクリル酸4−ヒドロキシブチル5質量部を共重合させて、アクリル酸エステル共重合体を調製した。このアクリル酸エステル共重合体の分子量を後述する方法で測定したところ、重量平均分子量(Mw)20万であった。
<測定条件>
・GPC測定装置:東ソー社製,HLC−8020
・GPCカラム(以下の順に通過):東ソー社製
TSK guard column HXL−H
TSK gel GMHXL(×2)
TSK gel G2000HXL
・測定溶媒:テトラヒドロフラン
・測定温度:40℃
バインダーとしてのエポキシ系樹脂(大日本インキ化学工業社製,製品名「CR−5L」;エポキシ当量180;水溶率100%)100質量部と、剥離剤としての、メタクリル酸ドコシル65質量%、メタクリル酸25質量%および2−ヒドロキシエチルメタクリレート10質量%を構成単位として用いて共重合させて得た長鎖アルキル基含有化合物系剥離剤20質量部と、帯電防止剤としてのポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホネートの複合体(エイチ・シー・スタルク社製,製品名「Baytron P」)10質量部とを水溶液中にて均一に混合し、コート剤を調製した。
厚さ38μmの長尺のPETフィルムの片面にシリコーン系の剥離剤層が形成されてなる剥離シート(リンテック社製,製品名「SP−PET381031」)の剥離面上に、工程1において調製した粘着性組成物の塗布液をコンマコーターによって塗布し、塗布層を90℃のオーブンで1分間乾燥させて、厚さ20μmの粘着剤層を形成した。これにより、剥離シート上に粘着剤層が形成されてなる第一の積層体を得た。
上記工程3で得られた保護フィルムから剥離シートを剥離した。そして、透明導電膜積層用フィルムとしての、一方の面にハードコート層を有し、他方の面にハードコート層と当該ハードコート層上に積層されたインデックスマッチング層とを有する長尺の透明導電膜積層用フィルムF1(リンテック社製,製品名「OPTERIA HM540−50」,厚さ:50μm)のハードコート層側の面に対し、上記保護フィルムの露出面を貼付した。これを巻き取って、ロール状の保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルムを得た。
コート層の厚さを60nmに変更した以外は、実施例1と同様にして、ロール状の保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルムを製造した。
透明導電膜積層用フィルムとして、一方の面にハードコート層を有し、他方の面にハードコート層と当該ハードコート層上に積層されたインデックスマッチング層とを有する長尺の透明導電膜積層用フィルムF2(リンテック社製,製品名「OPTERIA HM535−50」,厚さ:50μm)を使用した以外、実施例1と同様にしてロール状の保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルムを製造した。
ヘキセニル基を備えたオルガノポリシロキサンおよびヒドロシリル基を備えたオルガノポリシロキサンを含有するシリコーン樹脂溶液(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製,製品名「LTC−750A」)30質量部と、ビニル基を備えたMQレジン(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製,製品名「SD7292」)30質量部とを、トルエン溶媒中にて均一に混合し、固形分濃度が2.0質量%の溶液を得た。この溶液に白金系触媒(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製,製品名「SRX−212」)3質量部を添加し、コート剤付加反応型シリコーン樹脂組成物の溶液を得た。
第二の積層体の基材として、片面に易接着層を有するポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡社製,製品名「コスモシャインA4100」,厚さ:125μm)を使用するとともに、コート層を設けないことにより第二の積層体を作製し、当該第二の積層体の易接着層側の面と第一の積層体の粘着剤層側の面とを貼合した以外、実施例1と同様にしてロール状の保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルムを製造した。
コート剤のバインダーとしてシロキサン樹脂(コルコート社製,製品名「コルコートN−103X」)を使用した以外、実施例1と同様にしてロール状の保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルムを製造した。
コート層の厚さを60nmに変更した以外、実施例3と同様にしてロール状の保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルムを製造した。
実施例および比較例で製造したロール状の保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルムを裁断して得た試験用サンプルを、標準環境下(23℃,50%RH)にて24時間保管した。その後、保護フィルムのコート層における基材とは反対側の面について、抵抗率計(三菱化学アナリテック社製,ハイレスタUP MCP−HT450型)を使用して、印加電圧100Vで表面抵抗値(Ω/cm2)を測定した。結果を表1に示す。
実施例および比較例で製造したロール状の保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルムを裁断して得た試験用サンプルについて、コート層における基材とは反対側の面、および第一の機能層における支持体とは反対側の面に対する各種液滴の接触角をそれぞれ測定した。それらの値をもとに北崎・畑理論により、それぞれの面における表面自由エネルギー(mJ/m2)を求めた。接触角は、接触角計(協和界面科学社製,製品名「DM−701」)を使用し、静滴法によってJIS R3257:1999に準じて測定した。液滴については、「分散成分」としてジヨードメタン、「双極子成分」として1−ブロモナフタレン、「水素結合成分」として蒸留水を使用した。結果を表1に示す。
実施例および比較例で製造したロール状の保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルムを裁断して得た試験用サンプルについて、以下のようにして、コート層における基材とは反対側の面、および第一の機能層における支持体とは反対側の面における算術平均粗さRaをそれぞれ測定した。まず、測定する側の面とは反対の面がガラス板側となるように、両面テープを介してガラス板に固定した。次に、測定する面における算術平均粗さRa(nm)を、表面粗さ測定機(ミツトヨ社製,製品名「rSV−3000S4」,触針式)を使用し、JIS B0601:2013に準拠して測定した。結果を表1に示す。
実施例および比較例で製造した、ロール状の保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルムを繰り出しながら連続して裁断し、繰り出し方向の長さ40cm、幅50cmの保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルムを30枚得た。次に、それらの保護フィルムにおけるコート層21側の面を、イソプロピルアルコールを含浸させたウエス(旭化成せんい社製,製品名「ベンコットS−2」)を用いて125g/cm2荷重、10往復、速度10mm/sの条件で拭き取った。拭き取り後の保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルムについて、保護フィルムのコート層21側の面と、透明導電膜積層用フィルムの第一の機能層32側の面とが接触するように重ねることで、30枚の保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルムが積層してなる積層物を得た。
◎:多重取りの平均回数が0回であった。
○:多重取りの平均回数が1〜2回であった。
△:多重取りの平均回数が3〜5回であった。
×:多重取りの平均回数が6回以上であった。
アクリル系粘着剤層を2枚の剥離シートで挟んでなる粘着フィルム(リンテック社製,製品面「OPTERIA MO−3006C」)を0.5cm×1.0cmに裁断し、一方の剥離シートを剥離した。露出した粘着剤層を、実施例および比較例で製造したロール状の保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルムを裁断して得た試験用サンプルにおける、コート層の基材とは反対側の面に貼付した。次に、粘着フィルムから他方の剥離シートを剥離した後、保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルム上に残った粘着剤層を、イソプロピルアルコールを含浸させたウエス(旭化成せんい社製,製品名「ベンコットS−2」)を用いて、125g/cm2荷重、10往復、速度10mm/sの条件で拭き取り処理を行った。
○:粘着剤が残っていなかった。
×:拭き残した粘着剤が存在した。
実施例および比較例で製造したロール状の保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルムを裁断して得た試験用サンプルについて、保護フィルム側の面を下にした状態で、恒温槽に150℃,60分間加熱した後、標準環境下(23℃,50%RH)に60分間放置し、冷却した。その後、保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルムの外観を観察し、次の基準に基づいてオリゴマーブロック性を評価した。
○:外観の変化がなかった。
×:白化が生じた。
2…保護フィルム
21…コート層
22…基材
23…粘着剤層
3a,3b…透明導電膜積層用フィルム
31…支持体
32…第一の機能層
33…第二の機能層
4…透明導電膜
Claims (5)
- 透明導電膜積層用フィルムと、前記透明導電膜積層用フィルムにおける透明導電膜が積層されない側の面に貼付された保護フィルムとを備える保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルムであって、
前記透明導電膜積層用フィルムが、支持体と、前記支持体における前記保護フィルムとは反対側の面に積層された第一の機能層とを備え、
前記保護フィルムが、基材と、前記基材における前記透明導電膜積層用フィルム側の面に積層された粘着剤層と、前記基材における前記粘着剤層とは反対側の面に積層されたコート層とを備え、
前記コート層における前記基材とは反対側の面の表面抵抗値が、1.0×1012Ω/cm2以下であり、
前記コート層における前記基材とは反対側の面の表面自由エネルギーが、45mJ/m2以下であり、
前記コート層における前記基材とは反対側の面および前記第一の機能層における前記支持体とは反対側の面の少なくとも一方における算術平均粗さRaが、7nm以上である
ことを特徴とする保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルム。 - 前記コート層が、バインダーと、剥離剤と、帯電防止剤とを含有するコート剤から形成されることを特徴とする請求項1に記載の保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルム。
- 前記第一の機能層が、光学調整層であることを特徴とする請求項1または2に記載の保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルム。
- 前記透明導電膜積層用フィルムが、前記支持体における前記第一の機能層とは反対側の面に積層された第二の機能層をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルム。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルムにおける前記保護フィルムとは反対側の面上に、透明導電性材料を含む層を製膜する工程、
前記保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルムを、前記製膜された透明導電性材料を含む層とともに、所定の大きさに裁断する工程、
前記製膜された透明導電性材料を含む層を結晶化し、透明導電膜とする工程、および
前記透明導電膜をパターニングする工程
を含むことを特徴とする透明導電性フィルムの製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016028862A JP6851721B2 (ja) | 2016-02-18 | 2016-02-18 | 保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルム、および透明導電性フィルムの製造方法 |
TW105142909A TW201731678A (zh) | 2016-02-18 | 2016-12-23 | 具有保護膜之透明導電膜層積用薄膜以及透明導電性薄膜之製造方法 |
KR1020170012129A KR20170097553A (ko) | 2016-02-18 | 2017-01-25 | 보호 필름 부착 투명 도전막 적층용 필름 및 투명 도전성 필름의 제조 방법 |
CN201710083130.XA CN107093492B (zh) | 2016-02-18 | 2017-02-16 | 具有保护膜的透明导电膜层叠用薄膜以及透明导电性薄膜的制造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016028862A JP6851721B2 (ja) | 2016-02-18 | 2016-02-18 | 保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルム、および透明導電性フィルムの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017146491A true JP2017146491A (ja) | 2017-08-24 |
JP6851721B2 JP6851721B2 (ja) | 2021-03-31 |
Family
ID=59649298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016028862A Active JP6851721B2 (ja) | 2016-02-18 | 2016-02-18 | 保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルム、および透明導電性フィルムの製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6851721B2 (ja) |
KR (1) | KR20170097553A (ja) |
CN (1) | CN107093492B (ja) |
TW (1) | TW201731678A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12014011B2 (en) | 2017-12-25 | 2024-06-18 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Conductive film, sensor, touch panel, image display device, and conductive film with protection film |
Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000168015A (ja) * | 1998-12-09 | 2000-06-20 | Mitsubishi Polyester Film Copp | 液晶表示板表面保護フィルム |
JP2006052260A (ja) * | 2004-08-10 | 2006-02-23 | Lintec Corp | コーティング用組成物、コーティングフィルム、コーティングフィルム製造方法および光記録媒体 |
JP2013001828A (ja) * | 2011-06-17 | 2013-01-07 | Nitto Denko Corp | 粘着シート |
JP2013116626A (ja) * | 2011-10-31 | 2013-06-13 | Toyobo Co Ltd | ポリオレフィン系フィルム |
CN103440896A (zh) * | 2013-06-05 | 2013-12-11 | 南京邮电大学 | 铜纳米线和聚(3,4-亚乙二氧基噻吩)-聚(苯乙烯磺酸)复合柔性透明电极及其制备方法 |
CN203397333U (zh) * | 2013-04-15 | 2014-01-15 | 斯迪克新型材料(江苏)有限公司 | 触摸屏用抗干扰贴膜 |
WO2014061403A1 (ja) * | 2012-10-17 | 2014-04-24 | 東レ株式会社 | 積層フィルム |
US20150270024A1 (en) * | 2014-03-20 | 2015-09-24 | Cambrios Technologies Corporation | Light stability of nanowire-based transparent conductors |
WO2015151203A1 (ja) * | 2014-03-31 | 2015-10-08 | リンテック株式会社 | 保護フィルムおよび保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルム |
KR101562874B1 (ko) * | 2014-12-03 | 2015-10-26 | 엘지디스플레이 주식회사 | 보호 필름 및 그를 포함한 디스플레이 모듈과 그 제조 방법 |
JP2015196725A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | リンテック株式会社 | 粘着シート |
US20160238929A1 (en) * | 2013-10-01 | 2016-08-18 | Covestro Deutschland Ag | Uv-patternable hard-coating for transparent conductive film |
-
2016
- 2016-02-18 JP JP2016028862A patent/JP6851721B2/ja active Active
- 2016-12-23 TW TW105142909A patent/TW201731678A/zh unknown
-
2017
- 2017-01-25 KR KR1020170012129A patent/KR20170097553A/ko unknown
- 2017-02-16 CN CN201710083130.XA patent/CN107093492B/zh not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000168015A (ja) * | 1998-12-09 | 2000-06-20 | Mitsubishi Polyester Film Copp | 液晶表示板表面保護フィルム |
JP2006052260A (ja) * | 2004-08-10 | 2006-02-23 | Lintec Corp | コーティング用組成物、コーティングフィルム、コーティングフィルム製造方法および光記録媒体 |
JP2013001828A (ja) * | 2011-06-17 | 2013-01-07 | Nitto Denko Corp | 粘着シート |
JP2013116626A (ja) * | 2011-10-31 | 2013-06-13 | Toyobo Co Ltd | ポリオレフィン系フィルム |
WO2014061403A1 (ja) * | 2012-10-17 | 2014-04-24 | 東レ株式会社 | 積層フィルム |
CN203397333U (zh) * | 2013-04-15 | 2014-01-15 | 斯迪克新型材料(江苏)有限公司 | 触摸屏用抗干扰贴膜 |
CN103440896A (zh) * | 2013-06-05 | 2013-12-11 | 南京邮电大学 | 铜纳米线和聚(3,4-亚乙二氧基噻吩)-聚(苯乙烯磺酸)复合柔性透明电极及其制备方法 |
US20160238929A1 (en) * | 2013-10-01 | 2016-08-18 | Covestro Deutschland Ag | Uv-patternable hard-coating for transparent conductive film |
US20150270024A1 (en) * | 2014-03-20 | 2015-09-24 | Cambrios Technologies Corporation | Light stability of nanowire-based transparent conductors |
WO2015151203A1 (ja) * | 2014-03-31 | 2015-10-08 | リンテック株式会社 | 保護フィルムおよび保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルム |
JP2015196725A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | リンテック株式会社 | 粘着シート |
KR101562874B1 (ko) * | 2014-12-03 | 2015-10-26 | 엘지디스플레이 주식회사 | 보호 필름 및 그를 포함한 디스플레이 모듈과 그 제조 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN107093492A (zh) | 2017-08-25 |
CN107093492B (zh) | 2020-04-07 |
JP6851721B2 (ja) | 2021-03-31 |
TW201731678A (zh) | 2017-09-16 |
KR20170097553A (ko) | 2017-08-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI706859B (zh) | 具有保護膜之透明導電膜層積用薄膜以及透明導電性薄膜之製造方法 | |
TWI656038B (zh) | 積層體、導電性積層體及觸控面板 | |
JP6190520B2 (ja) | 保護フィルムおよび保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルム | |
US9914810B2 (en) | Transparent conductive film and touch panel | |
KR20150016893A (ko) | 프로텍트 필름 부착 투명 도전성 필름 | |
JP2008256748A (ja) | 光学部材用保護フィルム、光学部材用保護フィルムの製造方法、および光学部材用保護フィルム原反 | |
KR20120117646A (ko) | 점착제층이 형성된 투명 수지 필름, 적층 필름 및 터치 패널 | |
CN110392942B (zh) | Oled面板下部保护膜和包括其的有机发光显示设备 | |
JP6291679B2 (ja) | 透明導電性基板用表面保護フィルムの製造方法、透明導電性基板用表面保護フィルムおよび積層体 | |
CN110117468B (zh) | 粘着片 | |
TWI686454B (zh) | 黏著片、雙面黏著片及光學構件 | |
JP2007304425A (ja) | 偏光板用表面保護フィルム及びその用途 | |
TW201836849A (zh) | 保護板片 | |
JP5737010B2 (ja) | 導電性積層体およびそれを用いたタッチパネル | |
JP6851721B2 (ja) | 保護フィルム付き透明導電膜積層用フィルム、および透明導電性フィルムの製造方法 | |
WO2015132975A1 (ja) | 飛散防止粘着シート | |
TW201824298A (zh) | 附載體薄膜之透明導電性薄膜及使用其之觸控面板 | |
KR101243719B1 (ko) | 고내구성 터치 패널 및 이를 포함하는 디스플레이 | |
TW201805158A (zh) | 層合體及保護薄膜 | |
KR101585512B1 (ko) | 전도성층을 포함하는 무 기재 타입 적층 필름 및 그 제조 방법 | |
JP2015105286A (ja) | 透明導電性フィルム用粘着剤層、粘着剤層付き透明導電性フィルム、及びタッチパネル | |
JP6772564B2 (ja) | 光学積層体の水接触角制御方法、および保護フィルム付き光学積層体 | |
KR101803885B1 (ko) | 무 기재 타입 초박막 투명 전극 및 이의 제조방법 | |
JP7434597B2 (ja) | 透明圧電積層フィルムおよびタッチパネル | |
CN118055987A (zh) | 背板膜 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181119 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190911 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191015 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200609 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210209 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210310 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6851721 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |