JP2017144531A - キャリアプレート及びそれを用いた片面研磨装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】円盤状上面の平滑性が損なわれにくく、円盤状上面の形状が転写されるワークの被研磨面の平滑性をも損なわずに研磨することができるキャリアプレートを提供する。【解決手段】研磨定盤31の円盤状上面の中央部を回転軸として回転させて、円盤状上面の周縁部でワークS下面を研磨する片面研磨装置30に用いられるキャリアプレート40であって、ワークSを保持するための保持孔41aが形成された内側キャリアプレート41と、内側キャリアプレート41が取り付けられる外側キャリアプレート42とを備え、内側キャリアプレート41が、保持孔41aに保持されたワークSの中心を回転軸として外側キャリアプレート42に対して回転可能に取り付けられるようにする。【選択図】図2
Description
本発明は、キャリアプレート及びそれを用いた片面研磨装置に関し、特に、光学結晶ワークや半導体ワークやセラミックワークやガラスワーク等を研磨する片面研磨装置に関する。
従来から、ワークの片面を研磨する片面研磨装置が開発されている(例えば、特許文献1参照)。図4は、一般的な片面研磨装置の構成を示す平面図であり、図5は、図4に示すA−A方向の矢視図である。なお、図4及び図5では、円板(例えば直径20cm、高さ2cm)のワーク10を研磨する場合を示す。また、地面に水平な一方向をX方向とし、地面に水平でX方向と垂直な方向をY方向とし、X方向とY方向とに垂直な方向をZ方向とする。
片面研磨装置130は、円盤状体(例えば直径60cm)を有する研磨定盤31と、研磨定盤31の外側に設置されたテーブル34と、テーブル34上に取り付けられる3本の水平方向に伸びたガイドアーム35と、ガイドアーム35に軸支される円板形状(例えば直径5cm)のマウントプレートガイドローラ36及び円板形状(例えば直径5cm)のトッププレートガイドローラ37と、テーブル34に対して研磨定盤31を回転させる研磨定盤駆動機構(図示せず)と、ガイドアーム駆動機構(図示せず)と、研磨定盤31の円盤状体上面に配置される略円柱状(例えば直径5cm)のマウントプレート32及び略円柱状(例えば直径21cm)のトッププレート33とを備える。
片面研磨装置130は、円盤状体(例えば直径60cm)を有する研磨定盤31と、研磨定盤31の外側に設置されたテーブル34と、テーブル34上に取り付けられる3本の水平方向に伸びたガイドアーム35と、ガイドアーム35に軸支される円板形状(例えば直径5cm)のマウントプレートガイドローラ36及び円板形状(例えば直径5cm)のトッププレートガイドローラ37と、テーブル34に対して研磨定盤31を回転させる研磨定盤駆動機構(図示せず)と、ガイドアーム駆動機構(図示せず)と、研磨定盤31の円盤状体上面に配置される略円柱状(例えば直径5cm)のマウントプレート32及び略円柱状(例えば直径21cm)のトッププレート33とを備える。
研磨定盤31を構成する円盤状体の上面には研磨面が形成されている。研磨定盤31は、研磨定盤駆動機構により一方向(例えば矢印a方向)に所定回転速度(例えば20rpm)で回転するように設定されている。なお、円盤状体上面に研磨布を貼り付け、この研磨布によりワーク10の下面を研磨することもある。
1本のガイドアーム35の下部位置には、2個のマウントプレートガイドローラ36が水平方向に所定の距離(例えば直径21cm)を空けて設けられており、この2個のマウントプレートガイドローラ36でマウントプレート32の外周面の2箇所を支持するようになっている。また、1本のガイドアーム35の上部位置には、2個のトッププレートガイドローラ37が水平方向に所定の距離(例えば直径21cm)を空けて設けられており、この2個のトッププレートガイドローラ37でトッププレート33の外周面の2箇所を支持するようになっている。そして、ガイドアーム駆動機構が、研磨定盤31の半径方向と略平行(例えば矢印d方向)にガイドアーム35を摺動させるようになっている。
次に、片面研磨装置130でワーク10を研磨する研磨方法について説明する。
まず、使用者はマウントプレート32にワーク10を保持させ、ワーク10の下面(被研磨面)を研磨定盤31上面に当接させるように配置する。このとき、マウントプレート32の外周面に2個のマウントプレートガイドローラ36を当接させて、研磨定盤31上におけるマウントプレート32の位置決めを行う。次に、使用者はマウントプレート32の上側にトッププレート33を配置し、さらにトッププレート33の外周面に2個のトッププレートガイドローラ37を当接させて、研磨定盤31上におけるトッププレート33の位置決めを行う。
まず、使用者はマウントプレート32にワーク10を保持させ、ワーク10の下面(被研磨面)を研磨定盤31上面に当接させるように配置する。このとき、マウントプレート32の外周面に2個のマウントプレートガイドローラ36を当接させて、研磨定盤31上におけるマウントプレート32の位置決めを行う。次に、使用者はマウントプレート32の上側にトッププレート33を配置し、さらにトッププレート33の外周面に2個のトッププレートガイドローラ37を当接させて、研磨定盤31上におけるトッププレート33の位置決めを行う。
このようにトッププレート33によるマウントプレート32への荷重が付与された状態で、研磨定盤駆動機構を用いて研磨定盤31を矢印a方向へ回転させると、研磨定盤31の円盤状体が回転する際の内周側と外周側との周速差により、トッププレート33とマウントプレート32とワーク10とは矢印b方向に所定回転速度(例えば10rpm)で回転する。その結果、研磨定盤31に当接するワーク10の下面(被研磨面)が平坦となるよう研磨されていく。
このとき、ワーク10を研磨定盤31上面の半径方向における中間位置にセット(図6(b))して研磨したり、ガイドアーム駆動機構によりガイドアーム35を研磨定盤31上面の半径方向における外周側へ移動させて、ワーク10を研磨定盤31の外周側にセット(図6(a))して研磨したり、逆にガイドアーム35を研磨定盤31上面の半径方向における内周側へ移動させて、ワーク10を研磨定盤31の内周側にセット(図6(c))して研磨したりする。
よって、このような片面研磨装置130によれば、研磨定盤31上でワーク10の下面が研磨される位置を、円盤状体上面における半径方向に沿って移動させることができ、これにより、研磨定盤31(あるいは研磨布)の偏磨耗を防止して研磨定盤31の形状を平坦に保持している。また、研磨定盤31上面の広範囲の領域を有効利用できることから、研磨定盤31(あるいは研磨布)の使用寿命を延ばすことができる。さらに、研磨定盤31(あるいは研磨布)の形状を平坦に保持することで、研磨定盤31上面の形状が転写されるワーク10の被研磨面の平滑性(仕上がり具合)の劣化を防止している。
ここで、円柱形状のワークを研磨する際に用いられるマウントプレートの一例について説明する。図7は、このようなマウントプレートの構成を示す図であって、図7(a)は平面図であり、図7(b)は図7(a)に示すC−C線の断面図である。
マウントプレート240は、円柱状体(例えば直径60cm、高さ10cm)であり、その中央には上下方向に貫通する抜き穴(保持孔)240aが形成されている。
ワークS’が円柱形状の場合は、下面との摩擦が強くなる部分を避ける方向にキャリア内でワークS’が自転できるため、円盤状上面の平滑性を劣化させ、円盤状上面の形状が転写されるワークS’下面の平滑性も損なわれることがなかった。
しかしながら,ワークが円柱以外の形状である場合は、キャリア内でワークが自転できないため、相対的に研磨定盤の円盤状上面とワーク下面との摩擦が強くなる部分が生じても、強制的に円盤状上面とワーク下面との擦り合わせが行われるので、円盤状上面の平滑性が劣化し、円盤状上面の形状が転写されるワークSの下面の平滑性も損なわれることがあった。
そこで、本発明は、円盤状上面の平滑性が損なわれにくく、円盤状上面の形状が転写されるワークの被研磨面の平滑性をも損なわずに研磨することができるキャリアプレート及びそれを用いた片面研磨装置を提供する。
そこで、本発明は、円盤状上面の平滑性が損なわれにくく、円盤状上面の形状が転写されるワークの被研磨面の平滑性をも損なわずに研磨することができるキャリアプレート及びそれを用いた片面研磨装置を提供する。
上記課題を解決するためになされた本発明のキャリアプレートは研磨定盤の円盤状上面の中央部を回転軸として回転させて、当該円盤状上面の周縁部でワークの下面を研磨する片面研磨装置に用いられるキャリアプレートであって、前記ワークが保持されるための保持孔が形成された内側キャリアプレートと、前記内側キャリアプレートが内側に取り付けられる外側キャリアプレートとを備え、前記内側キャリアプレートが、前記保持孔に保持された前記ワークの中心を回転軸として、前記外側キャリアプレートに対して回転可能に取り付けられるようにしている。
本発明のキャリアプレートによれば、内側キャリアプレートの保持孔で保持されているワークの下面と円盤状上面との摩擦が強くなる部分が生じると、ワークが内側キャリアプレートと一緒に抵抗なく外側キャリアプレートに対して回転(自転)できるため、円盤状上面の平滑性の劣化を抑制でき、かつ、円盤状上面の形状が転写されるワークの被研磨面の平滑性も損なわれにくくなる。また、円盤状上面の平滑性の劣化を抑制することで円盤状上面の延命を可能とし、円盤状上面の修正(ポリシング処理)等の労力を減らすことができるとともに生産性の向上を図ることができる。
(他の課題を解決するための手段及び効果)
また、本発明のキャリアプレートにおいて、前記保持孔は、角形形状であるようにしてもよい。
ここで、「角形形状」としては、例えば四角形や三角形、六角形等が挙げられる。
また、本発明のキャリアプレートにおいて、前記保持孔は、角形形状であるようにしてもよい。
ここで、「角形形状」としては、例えば四角形や三角形、六角形等が挙げられる。
また、本発明のキャリアプレートにおいて、前記内側キャリアプレートは、前記外側キャリアプレートに対してベアリングを介して回転可能に取り付けられるようにしてもよい。
本発明のキャリアプレートによれば、ベアリングを用いることにより、内側キャリアプレートが外側キャリアプレートに対して回転時のガタつきを抑制することができる。
本発明のキャリアプレートによれば、ベアリングを用いることにより、内側キャリアプレートが外側キャリアプレートに対して回転時のガタつきを抑制することができる。
そして、本発明のキャリアプレートにおいて、前記外側キャリアプレートは、前記円盤状上面上で回転可能となり、かつ、前記円盤状上面の半径方向に揺動可能となるように、前記円盤状上面上に配置されるようにしてもよい。
さらに、本発明の片面研磨装置においては、上述したようなキャリアプレートと、前記円盤状上面を有する研磨定盤と、前記円盤状上面の中央部を回転軸として前記研磨定盤を回転させる研磨定盤駆動機構とを備えるようにしてもよい。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明は、以下に説明するような実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の態様が含まれる。
図1は、本発明に係る片面研磨装置の構成を示す図である。なお、図1及び図2では、四角柱(例えば一辺7.6cm、高さ2cm)のワークSを研磨する場合を示す。また、上述した片面研磨装置130と同様のものについては同じ符号を付している。
片面研磨装置30は、円盤状体(例えば直径20cm)を有する研磨定盤31と、研磨定盤31の外側に設置されたテーブル34と、テーブル34上に取り付けられる3本の水平方向に伸びたガイドアーム35と、ガイドアーム35に軸支される円板形状(例えば直径5cm)のマウントプレートガイドローラ36と、テーブル34に対して研磨定盤31を回転させる研磨定盤駆動機構(図示せず)と、ガイドアーム駆動機構(図示せず)と、円盤状上面に配置されるキャリアプレート40とを備える。
片面研磨装置30は、円盤状体(例えば直径20cm)を有する研磨定盤31と、研磨定盤31の外側に設置されたテーブル34と、テーブル34上に取り付けられる3本の水平方向に伸びたガイドアーム35と、ガイドアーム35に軸支される円板形状(例えば直径5cm)のマウントプレートガイドローラ36と、テーブル34に対して研磨定盤31を回転させる研磨定盤駆動機構(図示せず)と、ガイドアーム駆動機構(図示せず)と、円盤状上面に配置されるキャリアプレート40とを備える。
図2は本発明に係るキャリアプレートの構成を示す図であって、図2(a)は平面図であり、図2(b)は図2(a)に示すB−B線の断面図である。
キャリアプレート40は、円柱状の内側キャリアプレート41と、円環状の外側キャリアプレート42とを備える。
内側キャリアプレート41は、円柱体(例えば直径18cm、高さ6cm)41bからなり、その中央に四角形状の抜き穴(保持孔)41aが形成されるとともに、円柱体41bの外周全周に水平方向に突出する板状体41cが形成されている。抜き穴41aとしては、様々な四角形状としたものがあり、ワークSと同形状となる四角形状のものが選択されるようになっている。
キャリアプレート40は、円柱状の内側キャリアプレート41と、円環状の外側キャリアプレート42とを備える。
内側キャリアプレート41は、円柱体(例えば直径18cm、高さ6cm)41bからなり、その中央に四角形状の抜き穴(保持孔)41aが形成されるとともに、円柱体41bの外周全周に水平方向に突出する板状体41cが形成されている。抜き穴41aとしては、様々な四角形状としたものがあり、ワークSと同形状となる四角形状のものが選択されるようになっている。
外側キャリアプレート42は、円環状体(例えば内径11cm、外径18cm、高さ6cm)42aであり、円環状体42aの内周全周に水平方向に突出する板状体42bが形成されている。そして、円環状体42aの内部に内側キャリアプレート41が可動部43を介して取り付けられている。可動部43は、外側キャリアプレート42の板状体42bの上面に円環形状の下側溝42cが形成されるとともに、内側キャリアプレート41の板状体41cの下面に円環形状の上側溝41dが形成され、上側溝41dと下側溝42cとの間に多数のベアリング球43aが配置された構成となっている。これにより、内側キャリアプレート41が、抜き穴41aの中心を回転軸として外側キャリアプレート42に対して回転可能となっている。
次に、片面研磨装置30でワークSを研磨する研磨方法について説明する。まず、使用者は内側キャリアプレート41の抜き穴41aにワークSを落とし込んで保持させて、ワークSの下面と外側キャリアプレート42の円環状体42aの下面とを研磨定盤31の円盤状上面に自重によって当接させるように配置する。このとき、外側キャリアプレート42の外周面に2個のマウントプレートガイドローラ36を当接させて、研磨定盤31上におけるキャリアプレート40を位置決めした状態とする。なお、内側キャリアプレート41と研磨定盤31の円盤状上面との間には距離があり、内側キャリアプレート41は円盤状上面から浮いた状態となっている。
このように研磨定盤31上でキャリアプレート40を位置決めした状態で、研磨定盤駆動機構を用いて研磨定盤31を矢印a方向へ回転させると、円盤状体が回転するときの内周側と外周側との周速差により、キャリアプレート40とワークSとは矢印b方向に所定回転速度(例えば10rpm)で回転する。このとき、相対的に研磨定盤31の円盤状上面とワークS下面との摩擦が強くなる部分が生じると、外側キャリアプレート42は矢印b方向に所定回転速度(例えば10rpm)で回転するが、可動部43があるため内側キャリアプレート41とワークSとは矢印b方向に所定回転速度(例えば10rpm)で回転しなくなる。つまり、相対的に研磨定盤の円盤状上面とワークS下面との摩擦が強くなる部分を避ける方向(例えば矢印b方向と逆方向)に、ワークSが内側キャリアプレート41と一緒に抵抗なく、外側キャリアプレート42に対して回転(自転)することになる。
また、ワークSを研磨定盤31の円盤状上面の半径方向における中間位置にセットして研磨したり、ガイドアーム35を円盤状上面の半径方向の外周側へガイドアーム駆動機構で移動させることによりワークSを円盤状上面の外周側位置で研磨したり、ガイドアーム35を円盤状上面の半径方向の内周側へガイドアーム駆動機構で移動させて、ワークSを円盤状上面の内周側位置で研磨したりする。
以上のように、本発明の片面研磨装置30によれば、内側キャリアプレート41の抜き穴41aで保持されるワークS下面と研磨定盤31の円盤状上面とにおいて摩擦が強い部分が生じると、ワークSが内側キャリアプレート41と一緒に抵抗なく外側キャリアプレート42に対して回転(自転)できるため、研磨定盤31の平滑性の劣化を抑制でき、かつ、研磨定盤31の円盤状上面の形状が転写されるワークSの被研磨面の平滑性も損なわれにくくなる。また、円盤状上面の平滑性の劣化を抑制することで円盤状上面の延命化が図れ、円盤状上面の修正(ポリシング処理)等の労力を減らすことができ、生産性の向上を図ることができる。
<他の実施形態>
(1)上述したような片面研磨装置30では、キャリアプレート40は、円柱状の内側キャリアプレート41と円環状の外側キャリアプレート42とを備える構成としたが、円柱状の内側キャリアプレート141と円環状の外側キャリアプレート142とを備えるような構成としてもよい。図3(a)は、このようなキャリアプレート140の構成を示す断面図である。
(1)上述したような片面研磨装置30では、キャリアプレート40は、円柱状の内側キャリアプレート41と円環状の外側キャリアプレート42とを備える構成としたが、円柱状の内側キャリアプレート141と円環状の外側キャリアプレート142とを備えるような構成としてもよい。図3(a)は、このようなキャリアプレート140の構成を示す断面図である。
キャリアプレート140の内側キャリアプレート141は、円柱体(例えば直径11cm、高さ6cm)141bからなり、その中央に四角形状の抜き穴(保持孔)141aが形成されるとともに、円柱体141bの外周全周に水平方向に突出する2枚の板状体141c、141dが形成されている。
外側キャリアプレート142は、円環状体(例えば内径11cm、外径18cm、高さ6cm)142aからなり、円環状体142aの内周全周に水平方向に突出する板状体142bが形成されている。そして、円環状体142aの内部に内側キャリアプレート141が可動部143を介して取り付けられている。可動部143は、外側キャリアプレート142の板状体142bの上面に円環形状の溝142cと下面に円環形状の溝142dとが形成されるとともに、内側キャリアプレート141の板状体141cの下面に円環形状の溝141eが形成され、板状体141dの上面に円環形状の溝141fが形成されている。また、溝142cと溝141eとの間と、溝142dと溝141fとの間には、多数のベアリング球143aが配置されている。
(2)上述したような片面研磨装置30では、キャリアプレート40は、円柱状の内側キャリアプレート41と円環状の外側キャリアプレート42とを備える構成としたが、円柱状の内側キャリアプレート191と円環状の外側キャリアプレート192とを備えるような構成としてもよい。図3(b)は、このようなキャリアプレート190の構成を示す断面図である。
内側キャリアプレート191は、円柱体(例えば直径11cm、高さ6cm)191bからなり、その中央に六角形状の抜き穴(保持孔)191aが形成されるとともに、円柱体191bの外周全周に水平方向に突出する板状体191cが形成されている。
外側キャリアプレート192は、円環状体(例えば内径11cm、外径18cm、高さ6cm)192aからなり、円環状体192aの内周全周に水平方向に突出する板状体192bが形成されている。そして、円環状体192aの内部に内側キャリアプレート191が可動部193を介して取り付けられている。可動部193は、外側キャリアプレート192の板状体192bの上面に円環形状の溝192cが形成されるとともに、内側キャリアプレート191の板状体191cの下面に円環形状の突出部191dが形成され、溝192c内に突出部191dが挿入される構成となっている。このとき、溝192cと突出部191dとは、摩擦係数の低い材料で作製されていることが好ましい。
本発明は、ワーク等の下面を研磨する片面研磨装置等に好適に利用できる。
30 片面研磨装置
31 研磨定盤
41 内側キャリアプレート
40 キャリアプレート
41a 抜き穴(保持孔)
42 外側キャリアプレート
S ワーク
31 研磨定盤
41 内側キャリアプレート
40 キャリアプレート
41a 抜き穴(保持孔)
42 外側キャリアプレート
S ワーク
Claims (5)
- 研磨定盤の円盤状上面の中央部を回転軸として回転させて、当該円盤状上面の周縁部でワークの下面を研磨する片面研磨装置に用いられるキャリアプレートであって、
前記ワークが保持されるための保持孔が形成された内側キャリアプレートと、
前記内側キャリアプレートが内側に取り付けられる外側キャリアプレートとを備え、
前記内側キャリアプレートが、前記保持孔に保持された前記ワークの中心を回転軸として、前記外側キャリアプレートに対して回転可能となるように取り付けられることを特徴とするキャリアプレート。 - 前記保持孔は、角形形状であることを特徴とする請求項1に記載のキャリアプレート。
- 前記内側キャリアプレートは、前記外側キャリアプレートに対してベアリングを介して回転可能となるように取り付けられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のキャリアプレート。
- 前記外側キャリアプレートは、前記円盤状上面上で回転可能となり、かつ、前記円盤状上面の半径方向に揺動可能となるように、前記円盤状上面上に配置されるようになっていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のキャリアプレート。
- 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のキャリアプレートと、
前記円盤状上面を有する研磨定盤と、
前記円盤状上面の中央部を回転軸として前記研磨定盤を回転させる研磨定盤駆動機構とを備えることを特徴とする片面研磨装置。
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JP2016029491A JP2017144531A (ja) | 2016-02-19 | 2016-02-19 | キャリアプレート及びそれを用いた片面研磨装置 |
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