JP2017143109A - 発光装置およびその製造方法 - Google Patents

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【課題】独立に駆動可能な複数の発光部からの出射光による色むらが発生しにくい発光装置およびその製造方法を提供する。【解決手段】発光装置は、中央領域および中央領域を取り囲む外周領域を上面側に有する基板と、基板の中央領域上に実装された複数の第1の発光素子と、複数の第1の発光素子に電気的に接続された第1の組の電極端子と、複数の第1の発光素子からの光により励起される蛍光体を含有し、複数の第1の発光素子を一体的に封止する第1の封止樹脂と、基板の外周領域上に実装された複数の第2の発光素子と、複数の第2の発光素子に電気的に接続された第2の組の電極端子と、複数の第2の発光素子からの光により励起される蛍光体を含有し、複数の第2の発光素子を一体的に封止する第2の封止樹脂とを有し、第1の封止樹脂の少なくとも一部と第2の封止樹脂の少なくとも一部とが上下に重なり合っている。【選択図】図1

Description

本発明は、発光装置およびその製造方法に関する。
セラミック基板または金属基板などの汎用基板の上にLED(発光ダイオード)素子などの発光素子が実装されたCOB(Chip On Board)の発光装置が知られている。こうした発光装置では、蛍光体を含有する樹脂により例えば青色光を発光するLED素子を封止し、LED素子からの光により蛍光体を励起させて得られる光を混合させることにより、用途に応じて白色光などを得ている。
特許文献1には、2色以上に配色された光を照射し、2色間の境界にも発光素子が間隔を空けずに配列されて有効に発光するCOB構造の面状発光装置が記載されている。この発光装置は、基板と、基板上の実装領域に配列された発光素子と、基板上の実装領域の周囲に形成された枠体と、枠体の内側に充填されて発光素子を封止して当該発光素子が発光した光を透過させる封止部材とを備え、平面視において枠体に囲まれた照射領域が中央部の第1照射領域、それを囲う第2照射領域に区画されて異なる発光色で照射する。この発光装置は、第1照射領域に、蛍光体を含有する第2照射領域の第2封止部材を分離するために、第2照射領域と区切る透光壁をさらに備える。透光壁は埋設した発光素子が発光した光を透過するため、第2照射領域との境界近傍においても均一に光を照射する。
特開2013−051375号公報
特許文献1の発光装置では、第1照射領域と第2照射領域とを区切る透光壁の下にも、一部の発光素子が配置されている。このため、発光素子を封止する封止部材だけでなく、透光壁にも蛍光体を混入させないと、透光壁の下に配置された発光素子だけが蛍光体に覆われず、直接光を出射することになるため、透光壁の部分に色むらが生じ得る。また、特許文献1の発光装置では、照射領域が2重になっているが、すべての発光素子が同時に点灯するため、調色ができない。
調色可能な発光装置を実現するためには、独立に駆動可能であり発光色が互いに異なる複数の発光部を1つの発光装置の中に設けることが考えられる。そうすれば、各発光部の駆動電流を調整して、各発光部からの出射光を混合させることにより、それらの中間色を出すことができる。しかしながら、こうした発光装置では、各発光部からの出射光の混色性が必ずしも十分でなかったり、発光部間の境界線が目立つために色むらが生じたりすることがある。
そこで、本発明は、独立に駆動可能な複数の発光部からの出射光による色むらが発生しにくい発光装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
中央領域および中央領域を取り囲む外周領域を上面側に有する基板と、基板の中央領域上に実装された複数の第1の発光素子と、複数の第1の発光素子に電気的に接続された第1の組の電極端子と、複数の第1の発光素子からの光により励起される蛍光体を含有し、複数の第1の発光素子を一体的に封止する第1の封止樹脂と、基板の外周領域上に実装された複数の第2の発光素子と、複数の第2の発光素子に電気的に接続された第2の組の電極端子と、複数の第2の発光素子からの光により励起される蛍光体を含有し、複数の第2の発光素子を一体的に封止する第2の封止樹脂とを有し、第1の封止樹脂の少なくとも一部と第2の封止樹脂の少なくとも一部とが上下に重なり合っていることを特徴とする発光装置が提供される。
上記の発光装置では、第1の封止樹脂は、中央領域上に充填され、第2の封止樹脂は、外周領域上に充填されるとともに第1の封止樹脂の上部を覆っていることが好ましい。
この場合、上記の発光装置では、中央領域の縁部に沿って配置され、中央領域を取り囲む第1の封止枠と、中央領域および外周領域を取り囲むように外周領域の縁部に沿って配置され、第1の封止枠よりも上端の位置が高い第2の封止枠とをさらに有し、第1の封止樹脂は、第1の封止枠の上端の高さまで充填され、第2の封止樹脂は、第2の封止枠の上端の高さまで充填されていることが好ましい。
あるいは、上記の発光装置では、中央領域および外周領域を取り囲むように外周領域の縁部に沿って配置された封止枠をさらに有し、基板は、中央領域と外周領域とを隔て、封止枠よりも上端の位置が低い壁部を有し、第1の封止樹脂は、壁部の上端の高さまで充填され、第2の封止樹脂は、封止枠の上端の高さまで充填されていることが好ましい。
上記の発光装置では、第2の封止樹脂は、外周領域上に充填され、第1の封止樹脂は、中央領域上に充填されるとともに第2の封止樹脂の上部を覆っていることが好ましい。
この場合、上記の発光装置では、中央領域の縁部に沿って配置され、中央領域を取り囲む第1の封止枠と、中央領域および外周領域を取り囲むように外周領域の縁部に沿って配置され、第1の封止枠よりも上端の位置が高い第2の封止枠とをさらに有し、第2の封止樹脂は、第1の封止枠の上端の高さまで充填され、第1の封止樹脂は、第2の封止枠の上端の高さまで充填されていることが好ましい。
あるいは、上記の発光装置では、中央領域および外周領域を取り囲むように外周領域の縁部に沿って配置された封止枠をさらに有し、基板は、中央領域と外周領域とを隔て、封止枠よりも上端の位置が低い壁部を有し、第2の封止樹脂は、壁部の上端の高さまで充填され、第1の封止樹脂は、封止枠の上端の高さまで充填されていることが好ましい。
上記の発光装置では、複数の第1の発光素子が発光することにより、第1の封止樹脂を通して第1の白色光が出射され、複数の第2の発光素子が発光することにより、第2の封止樹脂を通して第1の白色光とは色温度が異なる第2の白色光が出射されることが好ましい。
また、中央領域および中央領域を取り囲む外周領域を上面側に有する基板の中央領域上に複数の第1の発光素子を実装する工程と、基板の外周領域上に複数の第2の発光素子を実装する工程と、第1の組の電極端子に複数の第1の発光素子を電気的に接続する工程と、第2の組の電極端子に複数の第2の発光素子を電気的に接続する工程と、複数の第1の発光素子および複数の第2の発光素子のうちの一方の発光素子からの光により励起される蛍光体を含有する一の封止樹脂で、一方の発光素子を一体的に封止する工程と、複数の第1の発光素子および複数の第2の発光素子のうちの他方の発光素子からの光により励起される蛍光体を含有する他の封止樹脂で、一の封止樹脂の少なくとも一部と他の封止樹脂の少なくとも一部とが上下に重なり合うように、他方の発光素子を一体的に封止する工程とを有することを特徴とする発光装置の製造方法が提供される。
上記の発光装置およびその製造方法によれば、独立に駆動可能な複数の発光部からの出射光による色むらが発生しにくくなる。
発光装置1の斜視図および断面図である。 実装基板10および回路基板20の斜視図および端面図である。 LED素子31,32の配置例を示す平面図および断面図である。 発光装置1の製造工程の例を説明するための斜視図および端面図である。 発光装置1の製造工程の例を説明するための斜視図および端面図である。 発光装置1の製造工程の例を説明するための斜視図および端面図である。 発光装置1の製造工程の例を説明するための斜視図および端面図である。 発光装置1の製造工程の例を示すフローチャートである。 発光装置2の斜視図および断面図である。 発光装置2の製造工程の例を説明するための斜視図および端面図である。 発光装置3の斜視図および断面図である。 発光装置3の製造工程の例を説明するための斜視図および端面図である。 発光装置4の斜視図および断面図である。 発光装置4の製造工程の例を説明するための斜視図および端面図である。 発光装置1の効果を説明するための写真および模式図である。
以下、図面を参照しつつ、発光装置およびその製造方法について説明する。ただし、本発明は図面または以下に記載される実施形態には限定されないことを理解されたい。
図1(A)および図1(B)は、発光装置1の斜視図および断面図である。図1(A)は完成品としての発光装置1の斜視図であり、図1(B)は図1(A)のIB−IB線に沿った発光装置1の断面図である。発光装置1は、発光素子としてLED素子を含み、例えば投光器、高天井照明、スタディアム照明、イルミネーションなどのLED光源装置として利用される。発光装置1は、主要な構成要素として、実装基板10、回路基板20、LED素子31,32、中央封止枠41、外周封止枠42および封止樹脂51,52を有する。
発光装置1では、封止樹脂51,52により覆われた部分が発光部に相当し、この発光部は、中央封止枠41により囲まれた円形の中央の発光部と、その外側で外周封止枠42により囲まれたドーナツ型の外周側の発光部とに分かれている。中央の発光部に対応して電極端子220,230が、外周側の発光部に対応して電極端子270,280がそれぞれ設けられており、2つの発光部は互いに独立して点灯可能である。また、これら2つの発光部は、例えば、中央の発光部が5000Kの白色光を出射し、外周側の発光部が3000Kの白色光を出射するなど、互いに異なる色温度の白色光を出射するように設計されている。発光装置1では、電極端子220,230と電極端子270,280に流す電流を調整することにより、5000K、3000Kおよびそれらの中間色の光が得られる。すなわち、発光装置1は、2つのLED発光モジュールを1台に集約して2組の電極端子を設けることで、白色光の調色機能を実現させたCOBの発光装置である。
図2(A)〜図2(C)は、実装基板10および回路基板20の斜視図および端面図である。図2(A)は実装基板10と回路基板20の分解斜視図であり、図2(B)は実装基板10と回路基板20が互いに貼り合わされた状態の斜視図であり、図2(C)は図2(B)のIIC−IIC線に沿った実装基板10および回路基板20の端面図である。発光装置1の基板は、実装基板10と回路基板20とで構成されている。
実装基板10は、一例として正方形の形状を有し、その上面にLED素子31,32が実装される金属製の基板である。実装基板10は、LED素子31,32および後述する蛍光体の粒子により発生した熱を放熱させる放熱基板としても機能するため、例えば、耐熱性および放熱性に優れたアルミニウムで構成される。ただし、実装基板10の材質は、耐熱性と放熱性に優れたものであれば、例えば銅など、別の金属でもよい。
回路基板20は、例えばガラスエポキシ基板などの絶縁性の基板であり、一例として、実装基板10と同じ大きさの正方形の形状を有する。回路基板20は、その中央部分に形成された円形の中央開口部21と、中央開口部21を取り囲む4つの外周開口部26A〜26Dとを有する。外周開口部26A〜26Dは、互いに同じ形状および大きさを有し、4つで中央開口部21を取り囲むほぼ円環状の形状になるように配置されている。回路基板20は、その下面が例えば接着シートにより実装基板10の上面に貼り付けられて固定される。
中央開口部21内で露出している実装基板10の上面のことを、以下では「中央領域11」という。また、外周開口部26A〜26D内で露出している実装基板10の上面のことを、以下ではそれぞれ「外周領域16A〜16D」という。外周領域16A〜16Dは、中央領域11と同じ高さであり、中央領域11を取り囲むように配置されている。
LED素子31は、第1の発光素子の一例であり、中央開口部21内で露出した実装基板10の中央領域11上に実装されている。LED素子32は、第2の発光素子の一例であり、外周開口部26A〜26D内で露出した実装基板10の外周領域16A〜16D上に実装されている。なお、発光装置1では、外周開口部26A〜26Dのそれぞれに、複数のLED素子32が実装されている。LED素子31,32は、それぞれ、例えば発光波長帯域が450〜460nm程度の青色光を発光する青色LEDである。各LED素子31,32の下面は、例えば透明な絶縁性の接着剤などにより、実装基板10の上面に直接固定されている。
回路基板20の上面には、配線パターン22,23、電極端子220,230、配線パターン27,28、および電極端子270,280が形成されている。電極端子220と電極端子270は、回路基板20の1つの角部付近に配置されている。一方、電極端子230と電極端子280は、電極端子220と電極端子270が配置された角部とは対角に位置する角部付近に配置されている。
配線パターン22は、中央開口部21を取り囲むように半周にわたって中央開口部21の縁部(壁部29の上)を通り、外周開口部26Aと外周開口部26Dとの間の壁部である接続領域221の上を通って、電極端子220に接続されている。配線パターン23は、配線パターン22とは点対称の形状を有し、中央開口部21の中心を挟んで配線パターン22とは反対側で半周にわたって中央開口部21の縁部を通り、外周開口部26Bと外周開口部26Cとの間の壁部である接続領域231の上を通って、電極端子230に接続されている。
配線パターン27は、外周開口部26A,26Bの外周側の縁部、および外周開口部26Aと外周開口部26Bとの間の壁部である接続領域271に沿って延び、電極端子270に接続されている。配線パターン28は、配線パターン27とは点対称の形状を有し、外周開口部26C,26Dの外周側の縁部、および外周開口部26Cと外周開口部26Dとの間の壁部である接続領域281に沿って延び、電極端子280に接続されている。
電極端子220,230は、第1の組の電極端子の一例であり、それぞれ配線パターン22,23を介してLED素子31に電気的に接続されている。電極端子220,230は、一方がアノード電極、他方がカソード電極となり、これらが外部電源に接続されて電圧が印加されると、LED素子31は発光する。電極端子270,280は、第2の組の電極端子の一例であり、それぞれ配線パターン27,28を介してLED素子32に電気的に接続されている。電極端子270,280は、一方がアノード電極、他方がカソード電極となり、これらが外部電源に接続されて電圧が印加されると、LED素子32は発光する。
図3(A)および図3(B)は、LED素子31,32の配置例を示す平面図および断面図である。図3(A)は、中央封止枠41、外周封止枠42および封止樹脂51,52が取り除かれた発光装置1の平面図であり、図3(B)は、図3(A)に符号IIIBで示した部分の拡大断面図である。
発光装置1に含まれるLED素子31,32の個数は何個でもよく、用途に応じて適宜定められる。図1(B)および後述する図4(A)以降では、簡単のためLED素子31,32を少数しか図示していないが、実際には、図3(A)に示すように、発光装置1の素子数はより多数であってもよい。
LED素子31,32は上面に一対の素子電極を有し、図3(A)に示すように、隣接するLED素子31,32の素子電極は、ボンディングワイヤ(以下、単にワイヤという)33,34により互いに電気的に接続される。より詳細には、中央開口部21内に配置されたLED素子31は、ワイヤ33によって15個ずつ直列に接続されており、この15個のLED素子31が1つのグループを構成している。各グループの両端のLED素子31から出たワイヤ33は、配線パターン22または配線パターン23に接続されており、発光装置1では、11個のグループのLED素子31が、配線パターン22と配線パターン23の間に並列に接続されている。LED素子31の順方向電圧をVfw1とおくと、電極端子220と電極端子230の間に15×Vfw1以上の電圧を印加することにより、すべてのLED素子31が点灯する。
外周開口部26A〜26D内に配置されたLED素子32は、ワイヤ34によって24個ずつ直列に接続されており、この24個のLED素子32が1つのグループを構成している。各グループの両端のLED素子32から出たワイヤ34は、接続領域271または接続領域281の上で配線パターン27または配線パターン28に接続されており、発光装置1では、16個のグループのLED素子32が、配線パターン27と配線パターン28の間に並列に接続されている。LED素子32の順方向電圧をVfw2とおくと、電極端子270と電極端子280の間に24×Vfw1以上の電圧を印加することにより、すべてのLED素子32が点灯する。
外周開口部26A内に配置されたLED素子32と外周開口部26D内に配置されたLED素子32とは、接続領域221を跨いで互いに接続されている。図3(B)に示すように、この部分では、ワイヤ34は、底辺を除いた略台形形状をして、接続領域221およびその上の配線パターン22を跨いでいる。さらに、接続領域221では、配線パターン22とワイヤ34の間でショートが発生しないように、配線パターン22の上にレジスト樹脂60が塗布されている。封止樹脂52は、LED素子32、ワイヤ34およびレジスト樹脂60を覆うように充填されている。
なお、外周開口部26B内に配置されたLED素子32と外周開口部26C内に配置されたLED素子32とは、接続領域231を跨いで互いに接続されている。この部分の断面は図3(B)に示したものと同様である。
中央封止枠41は、第1の封止枠の一例であり、中央開口部21の大きさに合わせて形成された円形の枠体である。中央封止枠41は、中央領域11を取り囲むように、中央開口部21の縁部(壁部29の上)に沿って配置され、回路基板20の上面で、配線パターン22,23と重なる位置に固定される。また、中央封止枠41は、LED素子31から出射された光とLED素子32から出射された光との混色性が高まるように、例えば透明なシリコーン樹脂で構成され、透光性を有する。なお、中央封止枠41には、散乱材が混入されていてもよい。
外周封止枠42は、第2の封止枠の一例であり、封止樹脂52の流出しを防止するためのダム材である。外周封止枠42は、外周開口部26A〜26Dの外側の円周の大きさに合わせて形成された円形の枠体であり、中央領域11および外周領域16A〜16Dを取り囲むように、外周領域16A〜16Dの縁部に沿って配置される。外周封止枠42は、回路基板20の上面で、配線パターン27,28と重なる位置に固定される。また、外周封止枠42は、例えば白色粒子が混入された不透明なシリコーン樹脂で構成され、反射性を有する。これにより、外周封止枠42は、LED素子31,32から側方に出射された光を、LED素子31,32から見て実装基板10とは反対側である発光装置1の上方に向けて反射させる。
中央封止枠41と外周封止枠42は、ともに回路基板20の上面において、同心円状に配置されている。中央封止枠41と外周封止枠42の下端の高さは同じであるが、中央封止枠41の方が外周封止枠42よりも背が低い。言い換えると、外周封止枠42は、中央封止枠41よりも上端の位置(高さ)が高い。
封止樹脂51は、第1の封止樹脂の一例であり、中央封止枠41により囲まれる中央領域11上の空間に充填されて、複数のLED素子31を一体的に封止(保護)する。例えば、封止樹脂51は、エポキシ樹脂またはシリコーン樹脂などの無色かつ透明な樹脂である。封止樹脂51は、図1(A)に示した例では円板状に硬化され、例えば中央封止枠41により固定される。
封止樹脂52は、第2の封止樹脂の一例であり、中央封止枠41および外周封止枠42により囲まれる外周領域16A〜16D上および接続領域221,231,271,281上の空間に充填されて、複数のLED素子32を一体的に封止(保護)する。例えば、封止樹脂52は、エポキシ樹脂またはシリコーン樹脂などの無色かつ透明な樹脂である。封止樹脂52の材質は、封止樹脂51と同じでもよいし、封止樹脂51とは異なっていてもよい。封止樹脂52は、例えば外周封止枠42により固定される。
発光装置1では、封止樹脂51は、中央封止枠41の上端の高さまで充填され、封止樹脂52は、外周封止枠42の上端の高さまで充填されている。発光装置1では、中央封止枠41よりも外周封止枠42の方が上端の位置が高いため、図1(B)に示すように、封止樹脂52は、外周封止枠42により囲まれる内側の領域全体を覆っている。すなわち、封止樹脂52は、外周領域16A〜16D上に充填されるとともに、封止樹脂51の上部を覆っている。言い換えると、発光装置1では、封止樹脂52の中央の一部が、封止樹脂51と上下に重なり合っている。
封止樹脂51は、LED素子31からの光により励起される蛍光体を含有し、封止樹脂52は、LED素子32からの光により励起される蛍光体を含有する。例えば、封止樹脂51,52は、それぞれ、YAG(Yttrium Aluminum Garnet)などの黄色蛍光体を含有してもよいし、あるいは複数種類の蛍光体を含有してもよい。複数種類の蛍光体は、例えば、(BaSr)SiO:Eu2+などの緑色蛍光体と、CaAlSiN:Eu2+などの赤色蛍光体との組合せでもよいし、あるいは緑色蛍光体と赤色蛍光体にさらに黄色蛍光体を組み合わせてもよい。この場合、封止樹脂51,52のそれぞれを通して、青色LEDであるLED素子31またはLED素子32からの青色光と、その光が蛍光体を励起させて得られる光(黄色光、緑色光、赤色光など)とを混合させることで得られる白色光が出射される。
発光装置1では、封止樹脂51と封止樹脂52とで、蛍光体の種類、配合比またはそれらの両方を変えることが好ましい。例えば、封止樹脂51の蛍光体は、LED素子31からの光とその光が蛍光体を励起させて得られる光とを混合させることで色温度5000Kの白色光が得られるように選択される。また、封止樹脂52の蛍光体は、LED素子32からの光とその光が蛍光体を励起させて得られる光とを混合させることで色温度3000Kの白色光が得られるように選択される。この場合、発光装置1では、LED素子31が発光することにより、第1の白色光として5000Kの白色光が出射され、LED素子32が発光することにより、第1の白色光とは色温度が異なる第2の白色光として3000Kの白色光が出射される。
図4(A)〜図7(B)は、発光装置1の製造工程の例を説明するための斜視図および端面図である。図4(B)、図5(B)、図6(B)および図7(B)は、それぞれ、図4(A)のIVB−IVB線、図5(A)のVB−VB線、図6(A)のVIB−VIB線および図7(A)のVIIB−VIIB線に沿った端面を示す。また、図8は、発光装置1の製造工程の例を示すフローチャートである。図2(A)〜図3(B)および図4(A)〜図8を参照して、発光装置1の製造工程を説明する。
発光装置1の製造時には、まず、図2(A)〜図2(C)に示すように、中央開口部21および外周開口部26A〜26Dを有する回路基板20と実装基板10とが、重ね合わされて貼り合わされる。そして、図4(A)および図4(B)に示すように、中央開口部21内で露出している実装基板10の中央領域11上に複数のLED素子31が、外周開口部26A〜26D内で露出している実装基板10の外周領域16A〜16D上に複数のLED素子32が、それぞれ実装される(S1)。続いて、図3(A)および図3(B)に示すように、各LED素子31は、ワイヤ33を介して電極端子220,230に電気的に接続され、各LED素子32は、ワイヤ34を介して電極端子270,280に電気的に接続される(S2)。
次に、図5(A)および図5(B)に示すように、外周領域16A〜16Dの縁部に沿って、回路基板20上に外周封止枠42が固定される。また、図6(A)および図6(B)に示すように、中央開口部21の縁部(壁部29の上)に沿って、回路基板20上に、外周封止枠42よりも背が低い中央封止枠41が固定される(S3)。さらに、図7(A)および図7(B)に示すように、中央封止枠41により囲まれる中央領域11上の空間に、中央封止枠41の上端の高さまで封止樹脂51が充填されて、中央領域11のLED素子31が覆われる(S4)。その後で、外周封止枠42により囲まれる内側の領域全体に、外周封止枠42の上端の高さまで封止樹脂52が充填されて、外周領域16A〜16DのLED素子32と中央領域11の封止樹脂51が覆われる(S5)。これにより、図1(A)および図1(B)に示す発光装置1が完成する。
図9(A)および図9(B)は、発光装置2の斜視図および断面図である。図9(A)は完成品としての発光装置2の斜視図であり、図9(B)は図9(A)のIXB−IXB線に沿った発光装置2の断面図である。発光装置2は、LED素子31,32をそれぞれ封止する封止樹脂51’,52’の上下の位置関係のみが発光装置1とは異なる。発光装置2の封止樹脂51’,52’以外の構成要素は発光装置1のものと同じであるため、発光装置1と重複する部分には発光装置1のものと同一の符号を使用し、それらの詳細な説明は省略する。
封止樹脂51’は、第1の封止樹脂の一例であり、中央封止枠41により囲まれる中央領域11上の空間にされて、複数のLED素子31を一体的に封止(保護)する。封止樹脂51’の材質は発光装置1の封止樹脂51と同じであり、封止樹脂51’も封止樹脂51と同じ蛍光体を含有する。
封止樹脂52’は、第2の封止樹脂の一例であり、中央封止枠41および外周封止枠42により囲まれる外周領域16A〜16D上の空間に充填されて、複数のLED素子32を一体的に封止(保護)する。封止樹脂52’の材質は発光装置1の封止樹脂52と同じであり、封止樹脂52’も封止樹脂52と同じ蛍光体を含有する。
発光装置2では、封止樹脂52’は、中央封止枠41の上端の高さまで充填され、封止樹脂51’は、外周封止枠42の上端の高さまで充填されている。発光装置2では、中央封止枠41よりも外周封止枠42の方が上端の位置が高いため、図9(B)に示すように、封止樹脂51’は、外周封止枠42により囲まれる内側の領域全体を覆っている。すなわち、封止樹脂51’は、中央領域11上に充填されるとともに、封止樹脂52’の上部を覆っている。言い換えると、発光装置2では、封止樹脂51’の外周側の一部が、封止樹脂52’と上下に重なり合っている。
図10(A)および図10(B)は、発光装置2の製造工程の例を説明するための斜視図および端面図である。図10(B)は、図10(A)のXB−XB線に沿った端面を示す。
発光装置2の製造工程は、LED素子31,32が実装されて配線され、中央封止枠41および外周封止枠42が固定されるまでは、発光装置1のときと同じである。その後で、図10(A)および図10(B)に示すように、中央封止枠41および外周封止枠42により囲まれる外周領域16A〜16D上の空間に、中央封止枠41の上端の高さまで封止樹脂52’が充填されて、LED素子32が覆われる。その後で、外周封止枠42により囲まれる内側の領域全体に、外周封止枠42の上端の高さまで封止樹脂51’が充填されて、LED素子31と封止樹脂52’が覆われる。これにより、図9(A)および図9(B)に示す発光装置2が完成する。
すなわち、発光装置の製造時には、まず、LED素子31,32のうちの一方からの光により励起される蛍光体を含有する一の封止樹脂(封止樹脂51または封止樹脂52’)で、その一方のLED素子が一体的に封止される。その後で、LED素子31,32のうちの他方からの光により励起される蛍光体を含有する他の封止樹脂(封止樹脂52または封止樹脂51’)で、一の封止樹脂の少なくとも一部と他の封止樹脂の少なくとも一部とが上下に重なり合うように、他方のLED素子が一体的に封止される。
図11(A)および図11(B)は、発光装置3の斜視図および断面図である。図11(A)は完成品としての発光装置3の斜視図であり、図11(B)は図11(A)のXIB−XIB線に沿った発光装置3の断面図である。発光装置3は、発光装置1の中央封止枠41に相当するものがないという点のみが発光装置1とは異なる。発光装置3の構成要素は発光装置1のものと同じであるため、発光装置1と重複する部分には発光装置1のものと同一の符号を使用し、それらの詳細な説明は省略する。
発光装置3は封止枠として外周封止枠42のみを有し、発光装置1の中央封止枠41の役割は、中央領域11と外周領域16A〜16Dとを隔てる回路基板20の壁部29が果たしている。したがって、発光装置1の中央封止枠41は省略可能な部材である。
発光装置3では、封止樹脂51は壁部29の上端の高さまで充填され、封止樹脂52は外周封止枠42の上端の高さまで充填されている。発光装置3では、壁部29よりも外周封止枠42の方が上端の位置が高いため、図11(B)に示すように、封止樹脂52は、外周封止枠42により囲まれる内側の領域全体を覆っている。すなわち、封止樹脂52は、外周領域16A〜16D上に充填されるとともに、封止樹脂51の上部を覆っている。言い換えると、発光装置3では、封止樹脂52の中央の一部が、封止樹脂51と上下に重なり合っている。
図12(A)および図12(B)は、発光装置3の製造工程の例を説明するための斜視図および端面図である。図12(B)は、図12(A)のXIIB−XIIB線に沿った端面を示す。
発光装置3の製造工程は、LED素子31,32が実装されて配線されるまでは、発光装置1のときと同じである。その後で、図12(A)および図12(B)に示すように、外周領域16A〜16Dの縁部に沿って回路基板20上に外周封止枠42が固定され、壁部29により囲まれる中央領域11上の空間に壁部29の上端の高さまで封止樹脂51が充填されて、LED素子31が覆われる。その後で、外周封止枠42により囲まれる内側の領域全体に、外周封止枠42の上端の高さまで封止樹脂52が充填されて、LED素子32と封止樹脂51が覆われる。これにより、図11(A)および図11(B)に示す発光装置3が完成する。
図13(A)および図13(B)は、発光装置4の斜視図および断面図である。図13(A)は完成品としての発光装置4の斜視図であり、図13(B)は図13(A)のXIIIB−XIIIB線に沿った発光装置4の断面図である。発光装置4は、発光装置2の中央封止枠41に相当するものがないという点のみが発光装置2とは異なる。発光装置4の構成要素は発光装置2のものと同じであるため、発光装置2と重複する部分には発光装置2のものと同一の符号を使用し、それらの詳細な説明は省略する。
発光装置4は封止枠として外周封止枠42のみを有し、発光装置2の中央封止枠41の役割は、中央領域11と外周領域16A〜16Dとを隔てる回路基板20の壁部29が果たしている。したがって、発光装置2の中央封止枠41は省略可能な部材である。
発光装置4では、封止樹脂52’は、壁部29の上端の高さまで充填され、封止樹脂51’は、外周封止枠42の上端の高さまで充填されている。発光装置4では、壁部29よりも外周封止枠42の方が上端の位置が高いため、図13(B)に示すように、封止樹脂51’は、外周封止枠42により囲まれる内側の領域全体を覆っている。すなわち、封止樹脂51’は、中央領域11上に充填されるとともに、封止樹脂52’の上部を覆っている。言い換えると、発光装置4では、封止樹脂51’の外周側の一部が、封止樹脂52’と上下に重なり合っている。
図14(A)および図14(B)は、発光装置4の製造工程の例を説明するための斜視図および端面図である。図14(B)は、図14(A)のXIVB−XIVB線に沿った端面を示す。
発光装置4の製造工程は、LED素子31,32が実装されて配線されるまでは、発光装置1,2のときと同じである。その後で、図14(A)および図14(B)に示すように、外周領域16A〜16Dの縁部に沿って回路基板20上に外周封止枠42が固定され、壁部29および外周封止枠42により囲まれる外周領域16A〜16D上の空間に壁部29の上端の高さまで封止樹脂52’が充填されて、LED素子32が覆われる。その後で、外周封止枠42により囲まれる内側の領域全体に、外周封止枠42の上端の高さまで封止樹脂51’が充填されて、LED素子31と封止樹脂52’が覆われる。これにより、図13(A)および図13(B)に示す発光装置4が完成する。
以上説明した発光装置1〜4のうち、発光装置1,3では、外観上は、封止樹脂は封止樹脂52だけであり中央の封止樹脂51はないように見える。また、発光装置2,4では、外観上は、封止樹脂は封止樹脂51’だけであり外周側の封止樹脂52’はないように見える。このように、中央の発光部と外周側の発光部の封止樹脂を上下に重なり合わせると、両者を発光させたときに、封止樹脂同士の境目がリング状にくっきり見えることがなくなる。このため、発光装置1〜4では、発光部間の境界線が目立たなくなり、色むらが発生しにくくなる。
図15(A)〜図15(D)は、発光装置1の効果を説明するための写真および模式図である。図15(A)の符号71は、比較例の発光装置を衝立て72で隠して発光させたときの光を撮影した写真を示す。図15(B)の符号81は、発光装置1を衝立て82で隠して発光させたときの光を撮影した写真を示す。図15(C)および図15(D)の符号73,83は、それぞれ、比較例の発光装置および発光装置1の光の特徴を示した模式図を示す。発光装置1と比較例の発光装置との光の差異は、カラーの写真では識別できるが、白黒の印刷では識別できないため、図15(C)および図15(D)の模式図を用いて、その差異を説明する。
比較例の発光装置は、中央と外周側の封止樹脂の上下の位置関係のみが発光装置1とは異なり、その他の点では発光装置1と同じ構成を有する。より詳細には、比較例の発光装置では、外周側の発光部の封止樹脂は中央封止枠と外周封止枠により囲まれる領域のみに充填され、中央の発光部の封止樹脂の上面は露出している。発光装置1と比較例の発光装置では、どちらも、中央の発光部が5000Kの白色光を出射し、外周側の発光部が3000Kの白色光を出射する。
比較例の発光装置における両方の発光部を発光させたときには、図15(C)に符号74で示すように、中央の発光部と外周側の発光部との境界線がリング状に見えるため、この部分に色むらが発生する。一方、発光装置1における両方の発光部を発光させたときには、封止樹脂51と封止樹脂52とが上下に重なり合っていることにより、図15(D)に示すように、中央の発光部と外周側の発光部との境界線は目立たなくなり、この部分の色むらが見えなくなる。したがって、発光装置1では、中央の発光部と外周側の発光部を両方発光させて両者の出射光の中間色を出すときに、発光部間の境界線をぼかすことができ、発光部間の色の違いを目立ちにくくすることができる。すなわち、発光装置1では、封止樹脂51と封止樹脂52とが上下に重なり合っていることにより、各発光部からの出射光の混色性が向上するとともに、色むらが発生しにくくなる。
なお、LED素子31,32の一方または両方は、青色LEDおよび緑色LEDか、あるいは青色LED、緑色LEDおよび赤色LEDなどの、複数種類のLED素子であってもよい。例えば、LED素子31として青色LEDの1種類を使用し、LED素子32として青色LED、緑色LEDおよび赤色LEDの3種類を使用してもよい。LED素子31またはLED素子32として複数種類のLED素子を使用する場合には、電極端子220,230または電極端子270,280も複数組設けて、種類ごとにLED素子を接続するとよい。
1,2,3,4 発光装置
10 実装基板
11 中央領域
16A,16B,16C,16D 外周領域
20 回路基板
21 中央開口部
220,230,270,280 電極端子
26A,26B,26C,26D 外周開口部
31,32 LED素子
41 中央封止枠
42 外周封止枠
51,51’,52,52’ 封止樹脂

Claims (9)

  1. 中央領域および前記中央領域を取り囲む外周領域を上面側に有する基板と、
    前記基板の前記中央領域上に実装された複数の第1の発光素子と、
    前記複数の第1の発光素子に電気的に接続された第1の組の電極端子と、
    前記複数の第1の発光素子からの光により励起される蛍光体を含有し、前記複数の第1の発光素子を一体的に封止する第1の封止樹脂と、
    前記基板の前記外周領域上に実装された複数の第2の発光素子と、
    前記複数の第2の発光素子に電気的に接続された第2の組の電極端子と、
    前記複数の第2の発光素子からの光により励起される蛍光体を含有し、前記複数の第2の発光素子を一体的に封止する第2の封止樹脂と、を有し、
    前記第1の封止樹脂の少なくとも一部と前記第2の封止樹脂の少なくとも一部とが上下に重なり合っている、
    ことを特徴とする発光装置。
  2. 前記第1の封止樹脂は、前記中央領域上に充填され、
    前記第2の封止樹脂は、前記外周領域上に充填されるとともに前記第1の封止樹脂の上部を覆っている、請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記中央領域の縁部に沿って配置され、前記中央領域を取り囲む第1の封止枠と、
    前記中央領域および前記外周領域を取り囲むように前記外周領域の縁部に沿って配置され、前記第1の封止枠よりも上端の位置が高い第2の封止枠と、をさらに有し、
    前記第1の封止樹脂は、前記第1の封止枠の上端の高さまで充填され、
    前記第2の封止樹脂は、前記第2の封止枠の上端の高さまで充填されている、請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記中央領域および前記外周領域を取り囲むように前記外周領域の縁部に沿って配置された封止枠をさらに有し、
    前記基板は、前記中央領域と前記外周領域とを隔て、前記封止枠よりも上端の位置が低い壁部を有し、
    前記第1の封止樹脂は、前記壁部の上端の高さまで充填され、
    前記第2の封止樹脂は、前記封止枠の上端の高さまで充填されている、請求項2に記載の発光装置。
  5. 前記第2の封止樹脂は、前記外周領域上に充填され、
    前記第1の封止樹脂は、前記中央領域上に充填されるとともに前記第2の封止樹脂の上部を覆っている、請求項1に記載の発光装置。
  6. 前記中央領域の縁部に沿って配置され、前記中央領域を取り囲む第1の封止枠と、
    前記中央領域および前記外周領域を取り囲むように前記外周領域の縁部に沿って配置され、前記第1の封止枠よりも上端の位置が高い第2の封止枠と、をさらに有し、
    前記第2の封止樹脂は、前記第1の封止枠の上端の高さまで充填され、
    前記第1の封止樹脂は、前記第2の封止枠の上端の高さまで充填されている、請求項5に記載の発光装置。
  7. 前記中央領域および前記外周領域を取り囲むように前記外周領域の縁部に沿って配置された封止枠をさらに有し、
    前記基板は、前記中央領域と前記外周領域とを隔て、前記封止枠よりも上端の位置が低い壁部を有し、
    前記第2の封止樹脂は、前記壁部の上端の高さまで充填され、
    前記第1の封止樹脂は、前記封止枠の上端の高さまで充填されている、請求項5に記載の発光装置。
  8. 前記複数の第1の発光素子が発光することにより、前記第1の封止樹脂を通して第1の白色光が出射され、
    前記複数の第2の発光素子が発光することにより、前記第2の封止樹脂を通して前記第1の白色光とは色温度が異なる第2の白色光が出射される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の発光装置。
  9. 中央領域および前記中央領域を取り囲む外周領域を上面側に有する基板の前記中央領域上に複数の第1の発光素子を実装する工程と、
    前記基板の前記外周領域上に複数の第2の発光素子を実装する工程と、
    第1の組の電極端子に前記複数の第1の発光素子を電気的に接続する工程と、
    第2の組の電極端子に前記複数の第2の発光素子を電気的に接続する工程と、
    前記複数の第1の発光素子および前記複数の第2の発光素子のうちの一方の発光素子からの光により励起される蛍光体を含有する一の封止樹脂で、前記一方の発光素子を一体的に封止する工程と、
    前記複数の第1の発光素子および前記複数の第2の発光素子のうちの他方の発光素子からの光により励起される蛍光体を含有する他の封止樹脂で、前記一の封止樹脂の少なくとも一部と前記他の封止樹脂の少なくとも一部とが上下に重なり合うように、前記他方の発光素子を一体的に封止する工程と、
    を有することを特徴とする発光装置の製造方法。
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