JP2017142195A - 移動量検出装置、画像形成装置および移動量検出方法 - Google Patents

移動量検出装置、画像形成装置および移動量検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】離散フーリエ変換によって移動量を検出する場合の誤差を低減する。
【解決手段】移動量検出装置は、シート状体の表面を照射する光源と、シート状体からの反射光によりその表面のパターンを撮像する撮像センサと、撮像センサにより時間間隔をおいて撮像して得た2つのパターンDi,Djを離散フーリエ変換する離散フーリエ変換部61と、離散フーリエ変換された2つのパターンDi,Djについて、シート状体の表面の凹凸の周期に基づいて決定されるしきい値を用いて高波数成分HGを除去する高波数成分除去部62と、高波数成分除去部62によって高波数成分が除去された2つのパターンDi,Djの位相関係に基づいてシート状体の移動量を求める移動量算出部66と、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、移動量検出装置、画像形成装置および移動量検出方法に関する。
プリンタ、複写機、MFP(Multi-functional Peripheral :多機能機または複合機)などの画像形成装置は、用紙を搬送しながら用紙の表面に画像を形成する。例えば、電子写真方式の画像形成装置は、像担持体の表面にトナー像を形成し、像担持体と用紙とを同じ線速度で移動させながらトナー像を用紙に転写する。この種の画像形成装置は、用紙または像担持体の移動速度を制御するために、移動速度に相当する所定時間当たりの移動量を検出する移動量検出装置を備えている。
移動量を検出する方法として、移動体に光を照射して表面の凹凸に応じた明暗を生じさせ、その状態の移動体を所定の時間間隔をあけて撮像し、得られた2つの画像における一致するパターンどうしの位置のずれ量を検出する方法が知られている。この方法によると、移動体の表面が無地であっても、すなわち表面色が単色であっても、移動量を検出することができる。
撮像により得られる2つの画像に基づいて移動量を検出するための先行技術として、特許文献1〜3に記載の技術がある。
特許文献1には、2つの画像を比較するマッチングに先立って画像の階調を低減するフィルタ処理を行うとともに、検出した移動速度に対して急激に変化する値にならないようにするフィルタ処理を行うことが開示されている。
特許文献2には、2つの画像パターン(スペックルパターン)の相互相関関数を演算する際に、画像パターンを離散フーリエ変換して周波数空間での背景除去処理を実行することが開示されている。
特許文献3には、用紙の搬送速度の良否を判定する検査装置において、所定の時間間隔ごとに2つのスペックル画像の相関に基づいて搬送速度を算出し、算出した搬送速度に対して所定の周期のうねり成分を除去するフィルタ処理を行うことが開示されている。
特開2002−202705号公報 特開2013−257187号公報 特開2014−119432号公報
上に述べた特許文献2の技術による場合のように、画像を離散フーリエ変換して相関を演算することによって移動量を検出する場合において、検出の結果に誤差が生じるという問題があった。誤差は、特許文献2の技術を適用して背景除去処理を実行したときにも生じた。
特許文献1の技術による場合のように、2つの画像自体のマッチング(実空間での比較)によって移動量を検出する場合には、画像に特徴点が有り過ぎるときに、検出に失敗することがある。つまり、表面の凹凸が微細な移動体の移動量を高精度に検出するのが難しい。
特許文献3の技術は、所定の時間間隔で搬送速度を算出して蓄積した後にフィルタ処理を行うものである。つまり、搬送速度の良否を判定するのに、個々の搬送速度を算出する時間間隔よりも長い蓄積のための時間を必要とする。このため、判定の結果をリアルタイムの速度制御に反映させることができない。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、離散フーリエ変換によって移動量を検出する場合の誤差を低減することを目的とする。
本発明の実施形態に係る移動量検出装置は、シート状体の移動量を検出する移動量検出装置であって、前記シート状体の表面を照射する光源と、前記シート状体からの反射光によりその表面のパターンを撮像する撮像センサと、前記撮像センサにより時間間隔をおいて撮像して得た2つのパターンを離散フーリエ変換する離散フーリエ変換部と、離散フーリエ変換された前記2つのパターンについて、前記シート状体の表面の凹凸の周期に基づいて決定されるしきい値を用いて高波数成分を除去する高波数成分除去部と、前記高波数成分除去部によって高波数成分が除去された前記2つのパターンの位相関係に基づいて前記シート状体の移動量を求める移動量算出部と、を有する。
前記しきい値は、前記高波数成分除去部において、前記シート状体の表面の凹凸の周期および前記撮像センサの撮像面サイズに基づいて決定される。例えば、前記シート状体の表面の凹凸の周期および前記撮像センサの撮像面サイズに基づいて算出される波数にマージン値を加えた値に決定されてよい。
本発明によると、離散フーリエ変換によって移動量を検出する場合の誤差を低減することができる。
本発明の一実施形態に係る移動量センサを備えた画像形成装置の構成の概要を示す図である。 エンジン制御基板の要部の構成を示す図である。 移動量センサの構成を示す図である。 移動量センサによって撮像されるパターンの例を示す図である。 移動量センサの演算部の機能的構成の例を示す図である。 移動量センサの演算部における高波数成分の除去の前後のデータおよび規格化したデータをそれぞれ波形によって示す図である。 用紙の表面における凹凸の周期および撮像面と波数との関係を示す図である。 用紙情報の例を示す図である。 画像形成装置における処理の流れを示す図である。 移動量センサにおける処理の流れを示す図である。 移動量センサの演算部の機能的構成の変形例を示す図である。
図1には本発明の一実施形態に係る移動量センサ2を備えた画像形成装置1の構成の概要が示されている。
画像形成装置1は、長尺の用紙8に画像を形成するプリンタとして動作することが可能である。画像形成装置1として、複写機、MFP,またはファクシミリ機を用いることができる。
画像形成装置1は、用紙8の移動量dLを検出する移動量センサ2と、用紙8を供給する給紙部3と、電子写真法によって画像を形成する画像形成部(プリンタエンジン)4と、画像形成部4を制御するエンジン制御基板5とを備えている。用紙8は、シート状体の例であり、移動量センサ2は、移動量検出装置の例であり、画像形成部4は、画像形成部の例である。
画像形成部4は、4つの感光体ユニット11,12,13,14、転写ベルト15、二次転写ローラ16、ベルト式の定着器17、および定着モータ19などを有している。画像形成部4は、感光体ユニット11,12,13,14を用いて4色のトナー像を形成し、これらのトナー像を転写ベルト15に一次転写して重ね合わせ、二次転写ローラ16によって用紙8に二次転写する。そして、定着器17を用いて用紙8に熱および圧力を加えてトナー像を用紙8に定着させる。
このような画像の形成(プリント)に際して、画像形成部4は、給紙部3から搬送される用紙8に対して、移動量センサ2により検出された移動量dLを用いて制御を行う。例えば、トナー像の乱れを防ぐために、二次転写ローラ16を通過するときの用紙8の移動速度と定着ベルト17Aの周速度とが等しい状態を保つように、定着ベルト17Aを回転させる定着モータ19の回転速度をエンジン制御基板5からの信号に従って制御する。
移動量センサ2は、ここでの例では、用紙8の搬送経路における二次転写ローラ16と定着器17との間の位置に配置され、この位置を通過する用紙8の移動量dLを検出する。移動量センサ2は、これ以外の適当な位置に配置することが可能である。移動量センサ2の構成および機能について後で説明する。
なお、給紙部3は、外部のロールから用紙8を引き出して部分的に収納しながら画像形成部4へ送り出す。ただし、これに限らず、用紙8を巻いたロールを収納するものでもよい。枚葉の用紙を積み重ねて収容可能な用紙カセットを有するものでもよい。
図2にはエンジン制御基板5の要部の構成が示されている。エンジン制御基板5は、CPU(Central Processing Unit )6、および不揮発性メモリ7を有する。
CPU6は、二次転写ローラ16を回転駆動する二次転写モータ18および定着モータ19に対して、回転方向および回転速度を指示する信号を出力する。用紙8の搬送中において、移動量センサ2に対して出力要求Qを送り、移動量センサ2から速度データDVを取得する。そして、取得した速度データDVに応じて、定着モータ19または二次転写モータ18の回転速度を微調整する。速度データDVは、検出した移動量dLを示すデータ、または移動量dLに基づいて算出される移動速度Vを示すデータである。
不揮発性メモリ7は、予め用紙情報T1を記憶するための記憶部として用いられる。用紙情報T1の内容などについて後で説明する。
図3には移動量センサ2の構成が、図4には移動量センサ2によって撮像されるパターンPi,Pjの例が、それぞれ示されている。
図3(A)において、移動量センサ2は、光源21、レンズ22、撮像センサ23、レンズ24、ADコンバータ25、演算部26、および周辺回路27を有している。これらの要素は、センサモジュールとして一体化されている。
光源21は、レーザ光を射出して用紙8の表面を照射する。光源21としてレーザダイオードを用いることができる。レンズ22は、照射の範囲を所定のスポット径に限定するようにレーザ光を集光する。照射の方向は、用紙8の表面に対して例えば45度傾いた方向とされる。
撮像センサ23は、用紙8からの反射光によりその表面のパターンを撮像する。本実施形態において、撮像センサ23は、図3(B)に示す撮像面(フレーム)235を有した二次元の光電変換デバイスであり、パターンを例えば500×500個の画素に細分化して読み取る。撮像面235のサイズ(フレームサイズ)は、例えば2mm×2mmである。
撮像センサ23は、一定の周期で撮像を繰り返し行い、撮像を行うごとに1フレーム分の光電変換信号を出力するように制御される。なお、撮像センサ23として一次元の光電変換デバイスを用いてもよい。
レンズ24は、撮像センサ23の撮像面235に、用紙8の表面のうちのフレームサイズとほぼ同じ大きさの領域のパターンを結像させる。レンズ24の光軸方向は、撮像センサ23の撮像面235に対して垂直な方向とされている。
ADコンバータ25は、撮像センサ23から出力されるアナログの光電変換信号をデジタルのデータに変換する。これにより、撮像センサ23によって撮像されたパターンPi,Pjの各画素値を示す画像データDi,Djが得られる。
演算部26は、ADコンバータ25から入力される画像データDi,Djに基づいて、用紙8の移動量dLを算出する。そして、算出の結果を示す速度データDVを出力する。演算部26は、例えばFPGA(field-programmable gate array )からなる。
周辺回路27は、CPU6と通信を行って光源21および撮像センサ23を駆動するための回路、演算部26を動作させるための回路、演算部26が必要に応じて使用する外付けメモリ、および凹凸周期検出部27aなどを有している。
凹凸周期検出部27aは、用紙8の凹凸の周期hを検出する自動検出モードにおいて、演算部26を制御し、用紙8の表面のパターンを撮像して得たパターンを離散フーリエ変換して凹凸の周期を求める凹凸周期検出部として動作する。
このように構成される移動量センサ2は、撮像センサ23の撮像面235が用紙8の表面と平行になり、かつ撮像面235の各ラインが用紙8の移動方向M1と平行になるように画像形成装置1に組み付けられ、その状態で使用される。
移動量センサ2は、例えば1msの時間間隔で用紙8の表面の凹凸に応じたパターンを撮像し、撮像を行うごとに、この1msの期間における移動量dLを検出する。図4に示すパターンPiは、周期的に撮像される時系列のパターンのうちのi(iは1以上の整数)番目に撮像されたパターンであり、パターンPjは、i番目の次のj番目に撮像されたパターンである。パターンPi,Pjはいずれも、コヒーレントなレーザ光が表面の凹凸により散乱しかつ干渉して生じるスペックルパターンである。
なお、撮像の時間間隔は、パターンPiとパターンPjとが部分的に重複するように設定される。
以下、画像データDi,Djに基づいて移動量dLを算出する一連の処理を説明する。
図5には移動量センサ2の演算部26の機能的構成の例が示されている。図6には演算部26における高波数成分の除去の前後のデータおよび規格化したデータがそれぞれ波形によって示されている。また、図7には用紙8の表面における凹凸の周期hおよび撮像面235と波数Hとの関係が示されている。
図5において、演算部26には、離散フーリエ変換部61、高波数成分除去部62、規格化処理部63、位相差演算部64、逆離散フーリエ変換部65、移動量算出部66、およびデータ出力部67などが設けられる。これらの機能は、FPGAのハードウェア構成により実現される。ただし、プロセッサを含むハードウェア構成により、およびプロセッサによって演算用のプログラムが実行されることにより実現されてもよい。
離散フーリエ変換部61は、撮像センサ23により時間間隔をおいて撮像して得た2つのパターンPi,Pjの画像データDi,Djを離散フーリエ変換する。画像データDi,Djは、順次に入力され、入力順に離散フーリエ変換されて出力される。または、画像データDiを遅延させて、画像データDiと画像データDjとが同時に入力される。この場合において、離散フーリエ変換部61は、画像データDiと画像データDjとを並行して離散フーリエ変換する。
離散フーリエ変換は、ライン単位に行われる。つまり、画像データDiの1ライン分の500個の画素値が入力されるごとに、これら500個の画素値について離散フーリエ変換する。撮像面235のライン数は500であるので、1つの画像データDiについて離散フーリエ変換が500回行われる。500個の変換結果は、逐次にまたは一括に次段の高波数成分除去部62へ出力される。画像データDjについても同様である。
図6(A)には、用紙8として非塗工紙が使用された場合における1ラインについての離散フーリエ変換により得られるデータの例が波形によって模式的に示されている。図示の通り、離散フーリエ変換により、1ラインの明暗(濃淡)の変化に含まれる波数Hと各波数成分の強度とを示すデータ(波数分布)、すなわち波数Hごとのパワースペクトル情報が得られる。
波数Hは、撮像面235のサイズ(フレームサイズ)、詳しくは撮像面235のライン方向の長さLに依存する。つまり、波の周期の逆数に長さLを乗じた積(長さLを周期で除した商)を波数Hとして離散フーリエ変換が行われる。図7(B)において、波W1の周期はちょうど長さLであるので、この波W1の波数Hは「1」である。波W2の周期は長さLの2分の1であるので、この波W2の波数Hは「2」である。
なお、実際パターンPi,Pjにおける1ラインの明暗の変化は複雑であって、図6(A)の通り、多数の波数成分を含んでいる。
高波数成分除去部62は、離散フーリエ変換された2つのパターンPi,Pjの画像データDi,Djについて、用紙8の表面の凹凸の周期hに基づいて決定されるしきい値Hthを用いて、高波数成分HGを除去する。上に述べた通り、離散フーリエ変換はライン単位で行われるので、高波数成分除去部62による処理もラインごとに行われる。
凹凸の周期hとは、図7(A)に示すように、用紙8の断面における表層部の凹凸のピッチである。一般に、用紙8の表面が平滑であるほど、凹凸の周期hは小さい。
しきい値Hthとして、用紙8の凹凸の周期hに基づいて算出された波数H8よりも所定のマージン分だけ大きい波数が用いられる。波数H8は、用紙8の表面における撮像面235の長さLの範囲内に存在する凹凸の個数に相当し、長さLを凹凸の周期hで割る除算によって求められる。しきい値Hthは、波数H8に所定のマージン値を加えた値でもよいし、波数H8に1以上の所定の係数を乗じた値でもよい。
図6(B)には、高波数成分除去部62によって高波数成分HGが除去された1ライン分のデータ(波形分布)が示されている。図6(A)と見比べて分かるように、高波数成分除去部62は、離散フーリエ変換により得られたデータから、しきい値Hthを超える範囲の波数成分を高波数成分HGとして除去する。すなわち、高波数成分除去部62は、しきい値Hthをカットオフ値とするローパスフィルタを用いるフィルタ処理を行う。
高波数成分除去部62によって除去される高波数成分HGには、実際のパターンPi,Pjには含まれていないにもかかわらず離散フーリエ変換の演算において生じるノイズ成分が含まれる。このようなノイズ成分は、後段における移動量dLの算出する演算に誤差を生じさせる。特に、演算部26では図6(C)に示すように各成分の強度(波形の振幅)を規格化するので、ノイズ成分による誤差が規格化をしない場合よりも大きくなる。このようなノイズ成分が高波数成分除去部62によって除去される。
つまり、高波数成分除去部62において、高波数成分HGを除去することにより、後段における演算の誤差が小さくなり、従来よりも高精度に移動量dLを検出することができる。つまり、離散フーリエ変換によって移動量dLを検出する場合の誤差を低減することができる。
ところで、高波数成分除去部62は、フィルタ処理を実行する際に、カットオフ値とするしきい値Hthを、エンジン制御基板5のCPU6から通知される値に決定する。または、CPU6から移動量センサ2に対して用紙8の凹凸の周期hの検出が指令された場合には、移動量センサ2が、用紙8の表面のパターンを撮像して得たパターンを離散フーリエ変換して求めた凹凸の周期hに基づいて、波数H8を算出する。そして、算出した波数H8に例えばマージン値を加えた値をしきい値Hthに決定する。
図8には用紙情報T1の例が示されている。用紙情報T1は、用紙8の種類K8として表面の平滑性によって分類される3つの種類を定め、凹凸の周期h、波数H8、およびしきい値Hthをそれぞれ種類ごとに区分して記憶するテーブルである。
用紙8の種類K8は、パルプのみからなる「非塗工紙(パルプ紙または普通紙)」、パルプからなる基体の表面に塗料または顔料を塗布した「塗工紙」、およびパルプの表面を樹脂でコートしたラミネート紙または樹脂フィルムなどの「樹脂系紙」である。
非塗工紙の平滑性(つまり凹凸の周期)を第1の水準とすると、非塗工紙の平滑性は第1の水準より周期が短く高波数となる第2の水準であり、樹脂系紙の平滑性は第2の水準より周期が短く高波数となる第3の水準である。
用紙情報T1において、凹凸の周期hは、予め3種の用紙8のそれぞれについて実際に測定して平均するなどして求めた値である。波数H8は、求めた凹凸の周期hと既知のフレームサイズ(長さL)とに基づいて、予め計算によって求めた値である。しきい値Hthは、求めた波数H8に基づいて、予め計算によって求めた値である。
例えば、非塗工紙について値をみると、凹凸の周期hは「40μm」であり、波数H8は「50」であり、しきい値Hthは波数H8にマージン値として「10」を加えまたは1.2倍した「60」である。上に説明した図6(B)のフィルタ処理は、しきい値Hthとしてこの「60」を用いている。
図5に戻って、規格化処理部63は、移動量算出部66で移動量dLを求める前に、高波数成分除去部62によって高波数成分HGが除去された2つのパターンPi,Pjの画像データDi,Djについて、各波数の振幅(波数成分の強度)の規格化を行う。図6(C)には1に規格化した結果が示されている。規格化を行うことにより、後段において移動量dLを求めるための前処理として波数成分ごとに位相差を合算する際に、強度の大小を加味して重みづけをする演算を省略することができる。加えて、重みづけの誤差の累積によって移動量dLの算出の誤差が大きくなるのを防ぐことができる。また、規格化を行うことによって処理におけるダイナミックレンジが拡がる。
位相差演算部64は、画像データDiと画像データDjとの間、すなわちパターンPiとパターンPjとの間の位相差を波数Hごとに算出する。位相差演算部64が行う演算は、画像データDiと画像データDjとについて、同じライン番号のラインのデータどうしを掛け合わせる乗算を含んでいる。
逆離散フーリエ変換部65は、位相差演算部64から入力される500ライン分の位相差データを、ラインごとに逆離散フーリエ変換する。これにより、2つのパターンPi,Pjのずれに応じたピークをラインごとにもつ画像D65が生成される。
移動量算出部66は、画像D65によって示される2つのパターンPi,Pjの位相関係に基づいて、用紙8の移動量dLを求める。すなわち、画像D65における例えば全ラインについてのピークの位置の平均を移動量dLとして算出する。
データ出力部67は、移動量算出部66によって算出された移動量dLを、検出結果として一時的に記憶する。または、移動量dLと撮像センサ23による撮像の周期である一定の時間間隔とによって用紙8の移動速度Vを求め、移動量dLの代わりに移動速度Vを検出結果として記憶する。移動量算出部66から新たに算出された移動量dLが一定の時間間隔で入力されるごとに、記憶している検出結果を更新する。そして、CPU5から速度データDVの出力が要求されると、記憶している最新の検出結果を速度データDVとしてCPU5へ送る。
図9には画像形成装置1における処理の流れが、図10には移動量センサ2における処理の流れが、それぞれ示されている。
図9において、画像形成装置1は、プリントの実行を指示する際に、ユーザによって用紙8の種類K8を指定する入力があったか否かをチェックする(#101)。ユーザは、給紙部3に装填する用紙8に応じて、用紙情報T1に定められている3つの種類のいずれかを入力することができる。この入力は、画像形成装置1が有する操作パネルを用いて行われるものでもよいし、外部の機器からのアクセスによるものでもよい。
種類K8の入力があった場合には(#101でYES)、用紙情報T1において入力された種類K8に対応付けられているしきい値Hthを、不揮発性メモリ7から読み出して移動量センサ2に通知する(#102)。なお、入力された種類K8を通知するようにしてもよい。
プリント動作を開始し(#104)、適時に移動量センサ2から速度データDVを取得し(#105)、取得した速度データDVに応じて定着モータ19などの回転を制御する搬送速度制御を行う(#106)。プリントが終了していない間(#107でNO)、ステップ#105〜#106の処理を繰り返して用紙8の搬送速度を適正に保つ。
一方、ユーザが用紙8の種類K8を指定しなかった場合には(#101でNO)、移動量センサ2に対して、用紙8の表面における凹凸の周期hを検出を指令する(#103)。その後にプリント動作を開始する(#104)。
図10において、移動量センサ2は、エンジン制御基板5のCPU6からしきい値Hthが通知されたか否かをチェックする(#201)。
しきい値Hthが通知された場合には(#201でYES)、高波数成分除去部62においてフィルタ処理に用いるしきい値Hthを、通知されたしきい値hthに決定する。
しきい値Hthが通知されずに、その代わりに、凹凸の周期hの検出がCPU6によって指令された場合には(#201でNO)、用紙8が停止しているときに用紙8の表面のパターンを撮像し、得られた画像に基づいて用紙8の表面における凹凸の周期hを検出する(#203)。そして、検出した凹凸の周期hに基づいて、波数H8を算出し、マージン値を加えるといった所定の演算によってしきい値Hthを算出し、高波数成分除去部62においてフィルタ処理に用いるしきい値Hthを、算出したしきい値Hthに決定する(#204)。
しきい値Hthに決定した後に、周期的に行う撮像を開始し(#205)、撮像したパターンPiを離散フーリエ変換し(#206)、高波数成分HGを除去し(#207)、規格化する(#208)。
パターンPiとその次に撮像したパターンPjのそれぞれに対応する規格化したデータが得られると、これらのデータに基づいて位相差演算(#209)および逆離散フーリエ変換(#210)を順に行い、移動量dLを算出する(#211)。続いて、移動量dLに基づいて移動速度Vを算出して検出結果(速度データDV)として記憶する(#212)。
CPU6からの出力要求Q1があると(#213でYES)、記憶している速度データDVをCPU6へ出力する(#214)。プリントが終了していない間(#215でNO)、ステップ#205〜#215の処理を繰り返す。
図11には移動量センサ2の演算部26の機能的構成の変形例が示されている。図11に示す演算部26bでは、図5の演算部26の離散フーリエ変換部61に代えて離散フーリエ変換部61bが設けられ、同じく高波数成分除去部62に代えて高波数成分除去部62bが設けられている。その他の構成は、図5の演算部26の構成と同様である。
離散フーリエ変換部61bは、入力データに対して離散フーリエ変換を行う際に、指定された波数(指定波数)よりも小さい低波数成分とその強度とを示すデータのみを生成するように構成される。
高波数成分除去部62bは、CPU6から通知されたしきい値Hthまたは凹凸の周期hの検出の結果に基づいて算出したしきい値Hthを、上限の指定波数として離散フーリエ変換部61bに与える。すなわち、高波数成分除去部62bは、離散フーリエ変換部61bにおける離散フーリエ変換において、しきい値Hthを越える高波数成分HGを出力しないように制御する。
つまり、離散フーリエ変換部61bは、離散フーリエ変換を行うに当たって波数の小さい基本波成分から順に出力を行う場合に、しきい値Hthの波数に達した後は変換を行うことなく、それよりも高い波数の成分を出力しない。
これにより、図5の演算部26におけるフィルタ処理の結果と同様に、高波数成分HGを除去したデータが得られ、移動量dLを高精度に検出することができる。つまり、離散フーリエ変換によって移動量dLを検出する場合の誤差を低減することができる。しかも、離散フーリエ変換部61bにおける離散フーリエ変換に要する時間が短縮される。
以上の実施形態においては、エンジン制御基板5の不揮発性メモリ7、すなわち移動量センサ2の外部の記憶部に用紙情報T1を予め記憶させた。これの変形として、移動量センサ2の内部の記憶部、例えば周辺回路27または演算部26,26bに備わるメモリに用紙情報T1を予め記憶させることができる。
その場合には、ユーザが入力した用紙8の種類K8を例えばCPU6を介して移動量センサ2に通知する、そして、例えば周辺回路27がシート状体決定部として用紙8の種類K8を通知された種類K8に決定し、例えば高波数成分除去部62,62bが、シート状体決定部により決定された種類K8に対応したしきい値Hthを記憶部から読み取って、高波数成分HGの除去に用いるしきい値Hthに決定する。
また、用紙情報T1は、しきい値Hthを示すことなく、用紙8の種類K8に応じて予め求められた凹凸の周期hを示すものであってもよい。この場合には、例えば高波数成分除去部62,62bが、シート状体決定部により決定された種類K8に対応した凹凸の周期hを記憶部から読み取って取得し、取得した凹凸の周期hおよび撮像センサ23の撮像面サイズに基づいて、高波数成分HGの除去に用いるしきい値Hthを決定する。例えば、凹凸の周期hおよび撮像面サイズに基づいて波数H8を算出し、波数H8にマージン値を加えた値にしきい値Hthを決定する。
上に述べた実施形態においては、用紙8の凹凸の周期hを検出する場合に、CPU6が検出を指令し、移動量センサ2が検出を行うとともに検出結果に基づいて、しきい値Hthを算出する。これに変形として、移動量センサ2が検出した凹凸の周期hをCPU6に通知し、CPU6が周期hに応じたしきい値Hthを算出して移動量センサ2に通知するように構成することができる。なお、移動量センサ2とは別に、凹凸の周期hを検出するセンサを例えば給紙部3に配置し、このセンサにより検出した周期hに基づいて、高波数成分HGの除去に用いるしきい値Hthを決定してもよい。
用紙情報T1において、用紙8の表面の凹凸の周期hと撮像面サイズ(長さL)とに基づいてしきい値Hthを定めたが、レンズ24の定数や用紙8の対向距離など、レーザ光の干渉に関わるパラメータをさらに加味してしきい値Hthを定めてもよい。
移動量センサ2を画像形成装置1に設けてプリントの用紙8の移動量dLの検出に使用した。しかし、移動量センサ2の用途はこれに限らない。例えば、画像読取り装置に設けて原稿シートの移動量dLの検出に使用することができる。
その他、移動量センサ2の全体または各部の構成、処理の内容、順序、またはタイミング、用紙8の種類K8の区分、区分の数、撮像面サイズ、撮像の時間間隔、マージン値などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1 画像形成装置
2 移動量センサ(移動量検出装置)
3 給紙部
4 画像形成部
8 用紙(シート状体)
dL 移動量
21 光源
23 撮像センサ
27 周辺回路(記憶部、凹凸周期検出部、シート状体決定部)
61,61b 離散フーリエ変換部
62,62b 高波数成分除去部
66 移動量算出部
DV 速度データ(移動速度)
h 凹凸の周期
H8 波数
Hth しきい値
HG 高波数成分
L 長さ(撮像面サイズ)
Pi,Pj パターン

Claims (13)

  1. シート状体の移動量を検出する移動量検出装置であって、
    前記シート状体の表面を照射する光源と、
    前記シート状体からの反射光によりその表面のパターンを撮像する撮像センサと、
    前記撮像センサにより時間間隔をおいて撮像して得た2つのパターンを離散フーリエ変換する離散フーリエ変換部と、
    離散フーリエ変換された前記2つのパターンについて、前記シート状体の表面の凹凸の周期に基づいて決定されるしきい値を用いて高波数成分を除去する高波数成分除去部と、
    前記高波数成分除去部によって高波数成分が除去された前記2つのパターンの位相関係に基づいて前記シート状体の移動量を求める移動量算出部と、
    を有することを特徴とする移動量検出装置。
  2. 前記高波数成分除去部において、前記しきい値を、前記シート状体の表面の凹凸の周期および前記撮像センサの撮像面サイズに基づいて決定する、
    請求項1記載の移動量検出装置。
  3. 前記高波数成分除去部において、前記しきい値を、前記シート状体の表面の凹凸の周期および前記撮像センサの撮像面サイズに基づいて算出される波数にマージン値を加えた値に決定する、
    請求項2記載の移動量検出装置。
  4. 前記高波数成分除去部において、前記しきい値を、前記シート状体の種類として第1の水準であるパルプのみの用紙、第1の水準より周期が高波数であるパルプに塗工した用紙、および第2の水準より周期が高波数である樹脂系用紙の3つに区分して予め求め記憶部に記憶する、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の移動量検出装置。
  5. 前記シート状体の種類を決定するシート状体決定部を有し、
    前記高波数成分除去部において、前記シート状体決定部により決定されたシート状体の種類に対応した前記しきい値を前記記憶部から読み取って決定する、
    請求項4記載の移動量検出装置。
  6. 前記シート状体の種類を決定するシート状体決定部を有し、
    前記高波数成分除去部において、前記シート状体の種類に応じて前記凹凸の周期が予め求められ記憶部に記憶されており、前記シート状体決定部により決定されたシート状体の種類に対応した前記凹凸の周期を前記記憶部から読み取って取得し、取得した前記凹凸の周期に基づいて前記しきい値を決定する、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の移動量検出装置。
  7. 前記シート状体の表面のパターンを撮像して得たパターンを離散フーリエ変換して前記凹凸の周期を求める凹凸周期検出部を有する、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の移動量検出装置。
  8. 前記高波数成分除去部は、前記しきい値をカットオフ値とするローパスフィルタを用いる、
    請求項1ないし7のいずれかに記載の移動量検出装置。
  9. 前記高波数成分除去部は、前記離散フーリエ変換部における離散フーリエ変換において前記しきい値を越える高波数成分を出力しないように制御する、
    請求項1ないし7のいずれかに記載の移動量検出装置。
  10. 前記移動量算出部で移動量を求める前に、高波数成分が除去された前記2つのパターンについて各波数の振幅の規格化を行う、
    請求項1ないし9のいずれかに記載の移動量検出装置。
  11. 前記撮像センサは、前記2つのパターンを一定の時間間隔で撮像し、
    前記移動量算出部により求めた前記移動量と前記一定の時間間隔とによって前記シート状体の移動速度を求める、
    請求項1ないし10のいずれかに記載の移動量検出装置。
  12. シート状体の移動量を検出する移動量検出方法であって、
    前記シート状体の表面を時間間隔をおいて撮像して得た2つのパターンを離散フーリエ変換し、
    離散フーリエ変換された前記2つのパターンについて、前記シート状体の表面の凹凸の周期に基づいて決定されるしきい値を用いて高波数成分を除去し、
    高波数成分が除去された前記2つのパターンの位相関係に基づいて前記シート状体の移動量を求める、
    ことを特徴とする移動量検出方法。
  13. 請求項1ないし11のいずれかに記載の移動量検出装置と、
    前記シート状体を収納する給紙部と、
    前記給紙部から搬送される前記シート状体に前記移動量検出装置により検出された移動量を用いて制御を行って画像を形成する画像形成部と、
    を有する画像形成装置。
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