JP2017141546A - 塗装体及びその施工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】塗布材料を少なくし、塗装厚みを薄くし、塗装重量を軽くした塗装体及びその施工方法を提供する。【解決手段】複数色の塗装材で形成された塗装体(10)であって、海状層(4)と、島状部(2,5)と、島状部(2,5)の周囲には島状部及び海状層とは異なる色調の縁取り層(3)を含み、海状層(4)、島状部(2,5)及び縁取り層(3)の少なくとも一部は研摩部であり、塗装面全体は透明なトップコート層(6)で覆われている。施工方法は、壁面又は基材(1)に外装材を玉吹き塗装して乾燥し島状部(2)とし、その表面に縁取り層(3)となる塗装材を全面に吹き付けて乾燥し、その表面に海状層(4)となる塗装材を全面に吹き付けて乾燥し、島状部(2,5)が露出するまで平らに研摩し、透明なトップコート材(6)を表面全体に塗布する。【選択図】図1
Description
本発明は、建築物外壁等の塗装体及びその施工方法に関する。
建築物の外壁面のタイル施工部分が経時的に劣化し、躯体と下地モルタル(「貼付けモルタル」を含む)との間、あるいは、下地モルタルとタイルとの間に浮きが発生することがしばしばあった。そして、最悪の場合には、建築物の外壁面からタイルが剥離・脱落し、人身事故に繋がる恐れがあった。
従来、タイル施工に替わる建築物の壁面を仕上げる工法として、圧縮空気の力を利用してスプレーガン等から吹き付け材を噴射して塗装する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この吹き付け塗装方法は、適度に粉砕した天然石等の骨材を合成樹脂中に混入してなる混合材(吹き付け材)の異なる色のもの複数種類を、1機のスプレーガン内の別個のタンクにそれぞれ用意し、当該複数種類の混合材を複数の吹き付け口を有する多頭式スプレーガンの別個の吹き付け口(噴出ノズル)から同時に吹き付けることにより、非混合多色状に塗布するようにしたものである。そして、この吹き付け塗装方法によれば、吹き付けた吹き付け材が建築物の壁面から剥離・脱落する恐れのない建築物用壁面材が得られる。
本発明者は、建築物の外壁面に樹脂モルタルを塗布して平坦化し、その表面にシーラーを塗布し、その表面に骨材と合成樹脂とを含むリシン系の材料を吹き付け塗装してベース層を形成し、その表面に骨材と合成樹脂とを含むリシン系の材料を玉状に吹き付けるし、前記玉状に吹き付けたリシン系の材料を押圧することにより、その表面を平面状にして模様層を形成し、前記ベース層の表面上の模様層が形成されていない領域に、骨材と合成樹脂とを含み模様層の色と異なる色を有するリシン系の材料を、その表面が模様層の表面とほぼ面一となるように隙間なく埋め込んで埋め込み層を形成する塗装方法を提案した(特許文献2)。
しかし、前記従来の工法は塗装厚みが厚く、塗装重量が重いという問題があり、解決が望まれていた。
本発明は、塗布材料を少なくし、塗装厚みを薄くし、塗装重量を軽くした塗装体及びその施工方法を提供する。
本発明は、塗布材料を少なくし、塗装厚みを薄くし、塗装重量を軽くした塗装体及びその施工方法を提供する。
本発明の塗装体は、複数色の塗装材で形成された塗装体であって、海状層と、前記海状層の中の島状部と、前記島状部の周囲には前記島状部及び海状層とは異なる色調の縁取り層を含み、前記海状層、島状部及び縁取り層の各層の少なくとも一部は研摩部であり、前記複数色の塗装材の表面は、透明なトップコート層で覆われていることを特徴とする。
本発明の塗装体の施工方法は、前記の塗装体の施工方法であって、壁面又は基材に外装材を玉吹き塗装して乾燥し、島状部を形成する工程と、前記島状部の表面に縁取り層となる塗装材を全面に吹き付けて乾燥する工程と、前記縁取り層の表面に、前記縁取り層及び島状部とは異なる色調の海状層となる塗装材を全面に吹き付けて乾燥する工程と、前記島状部が露出するまで平らに研摩する工程と、透明なトップコート材を表面全体に塗布する工程を含むことを特徴とする。
本発明の塗装体は、海状層と、前記海状層の中の島状部と、前記島状部の周囲には前記島状部及び海状層とは異なる色調の縁取り層を含み、前記海状層、島状部及び縁取り層の各層の少なくとも一部は研摩部であり、前記複数色の塗装材の表面は、透明なトップコート層で覆われていることにより、塗布材料を少なくし、塗装厚みを薄くし、塗装重量を軽くできる。建築物外壁の塗装重量を軽くできると、耐震構造として有用である。また、様々な色の組み合わせが可能であり、好みの色を出すことができる。さらに、表面に凹凸があるため、厚みは薄いが深み感があり、奥行き感のある塗装体となる。
本発明の塗装体は、海状層、島状部及び島状部の周囲の縁取り層の少なくとも3種類の塗装材で形成されている。縁取り層を2層以上とすることは任意にできる。縁取り層は、前記島状部及び海状層とは異なる色調である。これにより各層の識別ができる。海状層は島状部の部分を除き連続的に配置されている。海状層、島状部及び縁取り層の各層の少なくとも一部は研摩部である。研摩部は平坦部であり、塗装厚みを薄くできる。また、前記少なくとも3種類の塗装材の表面は、透明なトップコート層で覆われている。これにより壁面の汚染が防げ、長期間メンテフリーの状態とすることができる。
島状部の表面は平坦であり、海状層の少なくとも一部は凹部があるのが好ましい。島状部の表面が平坦であると塗装厚みを薄くできる。また、海状層の少なくとも一部は凹部であると、塗装厚みは薄いが深み感があり、奥行き感のある塗装体となる。加えて、天然石の外観も出せる。
前記島状部海状層及び縁取り層の塗装材は、骨材と合成樹脂とを含むリシン系の材料であるのが好ましい。リシン系塗装材は耐久性があり、長期間経過しても変色や変性が無く、長期間メンテフリーの状態とすることができる。
前記塗装体の厚さは1〜6mmであるのが好ましい。さらに好ましい厚みは2〜4mmである。前記の範囲であればさらに塗装厚みを薄くでき、塗装重量を軽くできる。建築物外壁の塗装重量を軽くできると、耐震構造として有用である。
前記塗装体の乾燥質量は1〜10kg/m2である。さらに好ましい乾燥質量は3〜8kg/m2である。前記の範囲であれば同様に塗装厚みを薄くでき、塗装重量を軽くできる。
島状部の乾燥質量は4〜7kg/m2である。さらに好ましい乾燥質量は5〜6kg/m2である。前記の範囲であれば同様に塗装厚みを薄くでき、塗装重量を軽くできる。島状部の形状は様々である。
海状層及び縁取り層の乾燥質量は0.5〜2kg/m2であるのが好ましく、さらに好ましくは0.8〜1.2kg/m2である。研摩部における縁取り層の厚みは1〜10mmが好ましい。前記の範囲であればデザイン的に明瞭となる。
本発明の塗装体の施工方法は、
(1)壁面又は基材に外装材を玉吹き塗装して乾燥し、島状部を形成する工程と、
(2)前記島状部の表面に縁取り層となる塗装材を全面に吹き付けて乾燥する工程と、
(3)前記縁取り層となる塗装部の表面に、前記島状部及び縁取り層とは異なる色調の海状層となる塗装材を全面に吹き付けて乾燥する工程と、
(4)前記島状部が露出するまで平らに研摩する工程と、
(5)透明なトップコート材を表面全体に塗布する工程を含む。
(1)壁面又は基材に外装材を玉吹き塗装して乾燥し、島状部を形成する工程と、
(2)前記島状部の表面に縁取り層となる塗装材を全面に吹き付けて乾燥する工程と、
(3)前記縁取り層となる塗装部の表面に、前記島状部及び縁取り層とは異なる色調の海状層となる塗装材を全面に吹き付けて乾燥する工程と、
(4)前記島状部が露出するまで平らに研摩する工程と、
(5)透明なトップコート材を表面全体に塗布する工程を含む。
外装材を島状に吹き付ける方法は、タイルガンを用いて玉吹きするのが好ましい。ここで玉吹きとは、塗装材料を塊状にして吹き付ける方法であり、壁面又は基材に対して塗装材料は島状(ドット状)に塗装される。島状部の形状は様々である。タイルガンを用いるのは大きな玉を吹くのに効率が良いからである。タイルガンは上部直径140mm、高さ145mmの円筒状容器の下部115mmが円錐形になっており、その下部先端水平方向に直径8〜14mmのノズルが付いており、空気圧で間欠的に塗装材料を吹き付ける塗装具である。単頭ガンであり、3頭ガンに比べて取り扱いは容易である。タイルガンを用いた玉吹きは、色調の異なる塗装材を用いて2回以上塗装しても良い。前記において基材とは、シートやパネル等である。基材を使用する場合は、予め工場等で塗装体を製造しておき、建築物外壁に貼り付けることで施工する。建築物外壁面に塗装する場合は現場施工となる。本発明は前記の工場施工及び現場施工の両方に有用である。
前記縁取り層となる塗装材及び海状層となる塗装材の吹き付け方法は、リシンガンを用いて全面吹きするのが好ましい。全面吹きにはリシンガンが効率良い。リシンガンは前記タイルガンと同じ容器で、ノズルが直径約4mmであり、連続的に塗装材料を吹き付ける塗装具である。単頭ガンであり、3頭ガンに比べて取り扱いは容易である。ノズルを変えるだけでタイルガンと共用できる。縁取り層となる塗装材は、リシンガンを用い、色調の異なる塗装材を用いて2回以上塗装しても良い。
研摩は、ダイヤモンドディスクで荒削り研摩し、その後、サンディングディスクにより仕上げ研摩するのが好ましい。ダイヤモンドディスクは効率よく荒削り研摩ができ、サンディングディスクは仕上げ研摩に好ましい。この研磨工程により、島状部4と縁取り層3はほぼ平坦となり、海状層4には凹部が残る。縁取り層3も一部は凹凸部が残っても良い。これにより天然石のような質感が発現できる。
トップコート層の塗料は、下記A液とB液を含むのが好ましい。
[A液]
(a1)フルオロオレフィンとアルキルビニルエーテルの共重合体を含むフッ素樹脂
(a2)親水性付与剤として、アルコキシル基の加水分解によるシラノール基を含むシラン系化合物、光触媒酸化チタン、アルカリシリケート系無機塗材、金属アルコキシド系無機材から選ばれる少なくとも一つの物質
(a3)紫外線吸収剤
(a4)溶剤
[B液]
(b1)硬化剤
(b2)溶剤
[A液]
(a1)フルオロオレフィンとアルキルビニルエーテルの共重合体を含むフッ素樹脂
(a2)親水性付与剤として、アルコキシル基の加水分解によるシラノール基を含むシラン系化合物、光触媒酸化チタン、アルカリシリケート系無機塗材、金属アルコキシド系無機材から選ばれる少なくとも一つの物質
(a3)紫外線吸収剤
(a4)溶剤
[B液]
(b1)硬化剤
(b2)溶剤
(a1)成分のフッ素樹脂のフルオロオレフィンは、テトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレンが好適に選ばれるが、併用することも可能である。前記フッ素樹脂の共重合割合は30〜70モル%が好ましい。アルキルビニルエーテル単量体は、CH2 =CRO(CH2 )n OH(RはHまたはCH3 、nは7〜18の整数)で表わされる水酸基含有長鎖アルキルビニルエーテルが好ましい。前記アルキルビニルエーテル単量体の共重合割合は5〜50モル%が好ましい。上記2成分の他に共重合可能なビニルモノマーが共重合されていても良い。さらに、水酸基と反応する官能基を有する硬化剤(e)は、(a1)成分と(b1)成分の合計に対し、(a1)成分が50〜95重量%、(b1)成分が5〜50重量%の割合で含有するのが好ましい。
(b1)成分の硬化剤は、被膜の強度と耐久性を高く保持するために加える。この硬化剤は多価イソシアナート類などの常温硬化型のものが好ましい。多価イソシアナートとしては、ヘキサメチレンジイソシアナート、イソホロンジイソシアナート等の無黄変ジイソシアナート類ならびにその付加物が特に有用である。イソシアナート類を用いて常温硬化を行わせる場合には、ジブチルチンジラウレート等の硬化触媒の添加によって硬化を促進させることも可能である。(b1)成分の硬化剤により、常温(0〜40℃程度)硬化させることができる。
(a2)成分の親水性付与剤は、上塗り(トップコート)被膜に親水性を与え、雨などの水により汚れ成分を洗い流し、常に美装状態を保つために混合する。この親水性付与剤は、アルコキシル基の加水分解によるシラノール基を含むシラン系化合物、光触媒酸化チタン、アルカリシリケート系無機塗材、金属アルコキシド系無機材から選ばれる少なくとも一つの物質を使用する。このうちアルコキシル基の加水分解によるシラノール基を含むシラン化合物を使用するのかさらに好ましい。シラン化合物としては、1分子中に平均2個以上のアルコキシシリル基、シラノール基およびアシロキシシリル基から選ばれる官能基を有するシラン化合物が好適に採用される。このようなシラン化合物は、シランカップリング剤、シラン系硬化剤、シリコーン系硬化剤、アルコキシシラン、シランアルコキサイドなどの名称で市販されている。親水性付与剤(a2)は(a1)成分と(b1)成分の合計量100重量部に対して5〜50重量部加えるのが好ましい。
(a3)成分の紫外線吸収剤は、紫外線を吸収し被膜の光劣化を防ぐために加える。一例としてベンゾトリアゾール系化合物(BASF(旧チバガイギー)社製、商品名“チヌビン900”)がある。この紫外線吸収剤には光安定剤(同社製、商品名“チヌビン144”)及び/又は表面調整剤(BYKケミー社製、商品名“BYK300”)を併用することもできる。紫外線吸収剤(a3)は(a1)成分と(b1)成分の合計量100重量部に対して0.1〜5重量部加えるのが好ましい。
(a4)成分の溶剤は上塗り材塗料の粘度を調整し、ローラー塗装しやすくするために加える。溶剤はトルエン、キシレン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、ノナン、シクロヘキサン、ソルベッソ#100(エクソン社製)、ソルベッソ#150(エクソン社製)、スワゾール#1000(丸善石油化学社製)、スワゾール#1500(丸善石油化学社製)、スワゾール#1800(丸善石油化学社製)、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、イソブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジアセトンアルコール、メチルセロソルブ、セロソルブ、ブチルセロソルブ、セロソルブアセテート、エチルアセテート、ブチルアセテート、イソブチルアセテート、ベンゼン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノン、エチルベンゼン、1,3,5−トリメチルベンゼン、高沸点芳香族ナフサなどがある。これらの溶剤は適宜混合して使用しても良い。溶剤(a4)は(a1)成分と(b1)成分の合計量100重量部に対して30〜200重量部加えるのが好ましい。
上記上塗り材は、株式会社ハマキャスト製、商品名“ニューハマトップ”、あるいはトウペ社製、商品名“ニューガーメットDC#500”が市販されている。この塗料を使用してローラー塗装するのが好ましい。ローラー塗装の利点は、外壁表面に凹凸があっても均一膜厚に塗装でき、塗装むらがなく、空気泡も含まず、塗装効率も高いためである。塗装後は常温(0〜40℃程度)硬化させる。
前記A液とB液を混合して上塗り材とし、ローラー塗装により2度塗りするのが好ましい。ピンホールなどを無くすためである。A液とB液の混合割合は、重量比でA液:B液=70〜95:30〜5が好ましく、さらに好ましくはA液:B液=75〜90:10〜25であり、とくに好ましくはA液:B液=80〜85:20〜15である。
前記A液とB液を混合し、塗装膜の乾燥後の固形分質量:50〜200g/m2、乾燥膜厚:30〜120μmであるのが好ましい。このトップコート膜は、塵埃が付着し難く、一旦付着した塵埃も雨水等によって容易に洗い流すことができることから、補強樹脂塗膜層の白化を防止できるうえ、塗装膜全体の長期間美装状態を保てる。より具体的には、50年耐用もしくは50年を超える耐用が可能な外壁とすることができる。また、トップコートの透明性は可視光線透過率で90%以上が好ましく、より好ましくは95%以上である。
本発明で使用するリシン系の材料としては、一例として骨材に樹脂成分を加えたものが好ましい。作業性や貯蔵の便のために、増粘剤、pH調整剤、消泡剤、造膜助剤等が混入してもよいが、必須の構成要素ではない。本発明で用いるリシン系の材料としては、骨材5〜90重量部と合成樹脂10〜95重量部とを含む、比重が約2の透明性が高いバインダーエマルジョンであるのが好ましい。尚、造膜助剤とは、エマルジョンの透明造膜の温度を下げるためのものである。
合成樹脂としては、アクリル樹脂エマルジョンのほかに、その他のエマルジョン系や、エポキシ系、ウレタン系のものを使用することもできる。
骨材としては、セラミックス骨材のほかに、天然石骨材や焼き付け骨材を使用することもできる。セラミックス骨材は、粘土に適当な色を有する無機顔料、例えば、酸化鉄、酸化亜鉛等を混合し、1200〜1400℃で焼成してセラミックスとし、それを粉砕したものである。天然石骨材は、天然石を破砕して分級したものを、そのまま使用するものであり、白色では珪砂、大理石の顆粒、寒水石等が使用され、黒色では美濃黒等が使用される。焼き付け骨材は、天然石の顆粒(通常は珪砂が多く使用されている)に、無機顔料(通常は金属の酸化物が使用され、白色として酸化チタン、黄色としてチタンイエロー、青色としてコバルト、緑色としてクロム、黒色としてカーボン等が使用されている)を混合して、天然石の表面に800〜1000℃で焼き付けて作られる。実際に使用されている骨材の多くはこの焼き付け骨材である。尚、100〜300℃の温度で作る場合には、寒水石が使用される場合もある。
以下、図面を用いてさらに具体的に説明する。図面中、同一符号は同一物を示す。図1Aは本発明の一実施の形態における建築物外壁の施工方法の島状部2となる塗装部を形成する工程を示す模式的断面図である。樹脂モルタル等の壁面又は基材1に、タイルガンを使用して外装材を玉吹き塗装して乾燥し、島状部2となる塗装部を形成する。島状部2はドット状である。大きさは様々な形状のものとなる。塗装材料は骨材と合成樹脂とを含むリシン系材料が好ましい。
図1Bは前記島状部2の表面を含めた塗装部の全面に縁取り層3となる塗装部を形成する工程を示す模式的断面図である。縁取り層3となる塗装部の吹き付け方法は、リシンガンを用いて全面吹きするのが好ましい。
図1Cは縁取り層3となる塗装部の表面に海状層4となる塗装部を形成する工程を示す模式的断面図である。海状層4となる塗装部の吹き付け方法もリシンガンを用いて全面吹きするのが好ましい。
図1Dは研摩工程を示す模式的断面図である。研摩はダイヤモンドディスクで荒削り研摩し、その後、サンディングディスクにより仕上げ研摩するのが好ましい。研摩により島状部2は平坦化され、島状部の研摩面5が形成される。縁取り層3と海状層4も少なくとも一部は平坦化され、縁取り層3の研摩面6と海状層4の研摩面7が形成される。
図1Eは研摩部の表面にトップコート材を塗布する工程を示す模式的断面図(図2のI〜I断面図)である。トップコート材は、ローラー塗り、刷毛塗り
、スプレー塗り等があるが、ローラー塗装するのが好ましい。8はトップコート層である。9は海部に形成された凹部である。このようにして本発明の一実施形態の塗装体10が得られる。
、スプレー塗り等があるが、ローラー塗装するのが好ましい。8はトップコート層である。9は海部に形成された凹部である。このようにして本発明の一実施形態の塗装体10が得られる。
図2は図1Eの塗装面を示す模式的正面図である。塗装体10は、海状層4と海状層4の中の島状部2(5)と、前記島状部の周囲には前記島状部及び海状層とは異なる色調の縁取り層3(6)を含んでいる。海状層4、島状部2(5)及び縁取り層3(6)の少なくとも一部は研摩部であり、表面は透明なトップコート層で覆われている。縁取り層3(6)は研摩により形成されるため、幅は一定ではなく、様々な幅となる。海状層4のみ研摩された部分は縁取り層3(6)がドット状に存在している部分もある。この縁取り層3(6)がドット状に存在している部分は、島状部2(5)に比べるとその面積は小さい。海部には凹部が形成されているが海部と同色のため図示を省略している。また、実際の塗装体には目地を作成するが、目地自体の作成は周知であるため図示を省略する。
以下、実施例を用いて本発明をさらに詳細に説明する。尚、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
(各特性の測定試験方法)
(1)サンシャインウェザーメーターによる促進耐候性試験
(a)試験機:スガ試験機社製、型番“WE−SUN−HC−DC”
(b)光源:1灯式・セリウム入り有芯カーボンを上下各4本組み合わせ
(c)光線波長:280〜400nm
(d)放射照度:フィルター付き255±45W/m2、フィルターなし285±50W/m2
(e)光フィルター:耐熱性光学ガラス板使用・8枚1組、255nm以下の短波長成分をカット、3(f)55nmまでの成分を10〜50%透過
(g)放出電力:50V、60A(3000W)
(h)雰囲気温度:63±3℃
(i)シャワー:120分中18分間降雨先降り運転
(j)スプレー水量:2100±100ml/min(pH6.0〜8.0、水温16±5℃)
(k)試料枚数:70×150mm、76枚
(l)運転サイクル:60Hr
(2)光沢
前記サンシャインウェザーメーターによる促進試験後の外壁(目地を含む)とカラー金属化粧板の表面を目視により観察し、次のように評価した。
A:当初と変わらない
B:当初の光沢より劣る
(3)ひび割れ有無
前記サンシャインウェザーメーターによる促進試験後の外壁(目地を含む)とカラー金属化粧板の表面を目視により観察し、次のように評価した。
A:ひび割れなし
B:僅かにひび割れあり、補修必要
C:大きなひび割れあり、補修必要
(4)変色
前記サンシャインウェザーメーターによる促進試験後の外壁(目地を含む)とカラー金属化粧板の表面を目視により観察し、次のように評価した。
A:変色なし
B:変色あるが実用的に問題ない程度で目立たない、補修不要
C:やや目立つ変色、補修必要
D:明らかに変色しており、補修必要
(1)サンシャインウェザーメーターによる促進耐候性試験
(a)試験機:スガ試験機社製、型番“WE−SUN−HC−DC”
(b)光源:1灯式・セリウム入り有芯カーボンを上下各4本組み合わせ
(c)光線波長:280〜400nm
(d)放射照度:フィルター付き255±45W/m2、フィルターなし285±50W/m2
(e)光フィルター:耐熱性光学ガラス板使用・8枚1組、255nm以下の短波長成分をカット、3(f)55nmまでの成分を10〜50%透過
(g)放出電力:50V、60A(3000W)
(h)雰囲気温度:63±3℃
(i)シャワー:120分中18分間降雨先降り運転
(j)スプレー水量:2100±100ml/min(pH6.0〜8.0、水温16±5℃)
(k)試料枚数:70×150mm、76枚
(l)運転サイクル:60Hr
(2)光沢
前記サンシャインウェザーメーターによる促進試験後の外壁(目地を含む)とカラー金属化粧板の表面を目視により観察し、次のように評価した。
A:当初と変わらない
B:当初の光沢より劣る
(3)ひび割れ有無
前記サンシャインウェザーメーターによる促進試験後の外壁(目地を含む)とカラー金属化粧板の表面を目視により観察し、次のように評価した。
A:ひび割れなし
B:僅かにひび割れあり、補修必要
C:大きなひび割れあり、補修必要
(4)変色
前記サンシャインウェザーメーターによる促進試験後の外壁(目地を含む)とカラー金属化粧板の表面を目視により観察し、次のように評価した。
A:変色なし
B:変色あるが実用的に問題ない程度で目立たない、補修不要
C:やや目立つ変色、補修必要
D:明らかに変色しており、補修必要
(実施例1)
(1)塗装材
吹き付け塗装材としては、次の成分に調合したものを用いた。
(a)骨材:77.2重量%
(b)アクリルエマルジョン(固形分50%):15.4重量%
(c)造膜助剤・可塑剤:1.4重量%
(d)添加剤各種(増粘剤/pH調整剤/消泡剤):0.3重量%
(g)水:5.7重量%
作業性や貯蔵の便のために増粘剤、pH調整剤、消泡剤、造膜助剤等が混入されている。ここで、造膜助剤とは、エマルジョンの透明造膜の温度を下げるためのものである。
骨材の大きさ、焼成骨材の種類により吹付しやすくするため、また、島状部は玉状のような吹付状態となり、縁取り部、及び海状部は全体に伸ばしたように吹付けるため、塗装材にさらに水を加えた。島状部では、塗装材1kg当たり、8g〜26gを縁取り部、海状部では34g〜65gを加えた。
(1)塗装材
吹き付け塗装材としては、次の成分に調合したものを用いた。
(a)骨材:77.2重量%
(b)アクリルエマルジョン(固形分50%):15.4重量%
(c)造膜助剤・可塑剤:1.4重量%
(d)添加剤各種(増粘剤/pH調整剤/消泡剤):0.3重量%
(g)水:5.7重量%
作業性や貯蔵の便のために増粘剤、pH調整剤、消泡剤、造膜助剤等が混入されている。ここで、造膜助剤とは、エマルジョンの透明造膜の温度を下げるためのものである。
骨材の大きさ、焼成骨材の種類により吹付しやすくするため、また、島状部は玉状のような吹付状態となり、縁取り部、及び海状部は全体に伸ばしたように吹付けるため、塗装材にさらに水を加えた。島状部では、塗装材1kg当たり、8g〜26gを縁取り部、海状部では34g〜65gを加えた。
骨材としては、白色骨材は寒水石等の自然石を粉砕したもの、黒色骨材は黒曜石等の自然石を粉砕したもの、灰色骨材は寒水石を粉砕したものと黒曜石を粉砕したものを混合して使用した。その他の赤、青、緑色等は、珪砂の表面に金属酸化物などの無機顔料を焼成溶着したものを用いた。
骨材の粒度分布は、建築物用壁装材の模様の表現によって自由に選択することができるが、その強度や美観から、次の表1に示す粒度分布のものを使用した。
骨材の粒度分布は、建築物用壁装材の模様の表現によって自由に選択することができるが、その強度や美観から、次の表1に示す粒度分布のものを使用した。
(2)島状部の作製
前記の成分を混合して作成したリシン系の白色塗料を塗装容器に入れ、直径10mmのタイルガンノズルを用いてパネル基材に玉吹き塗装した。吹き付け量は5〜6kg/m2とした。その後48時間乾燥し、島状部を形成した。この状態を図1Aに示す。
(3)縁取り層及び海状層となる塗装材の吹き付け塗装
前記の成分を混合して作成したリシン系の黒色塗料を塗装容器に入れ、直径4mmのリシンガンノズルを用いてパネル基材に全面吹き塗装した。吹き付け量は1kg/m2とした。その後24時間乾燥し、縁取りを形成した。この状態を図1Bに示す。
次に同様に作成したリシン系の灰色塗料を塗装容器に入れ、直径4mmのリシンガンノズルを用いてパネル基材に全面吹き塗装した。吹き付け量は1kg/m2とした。その後24時間乾燥し、縁取りを形成した。この状態を図1Cに示す。
(4)研摩
次に塗装体を島状部が露出するまで平らに研摩した。この研摩は、ダイヤモンドディスクで荒削り研摩し、その後、サンディングディスク(#20)により仕上げ研摩した。この状態を図1Dに示す。
(5)トップコート材の塗装
次に塗装体表面の全面に、ローラー塗装具を用いてトップコート材を2回塗装した。1回目の上塗り塗装は常温(25℃)で24時間硬化させた。トップコート材は市販のトウペ社製、商品名“ニューガーメットDC#500”を用い、A液とB液を重量比でA液:B液=83:17の割合で混合し、この混合物100重量部に対してエチルベンゼン24重量部、1,3,5-トリメチルベンゼン5重量部、トルエン38重量部、キシレン24重量部、高沸点芳香族ナフサ9重量部の混合溶剤を15重量部加えて粘度50センチポイズ(23℃,BL型,回転数60rpm)に調整した。トップコート材の塗装量は、乾燥後の固形分で計200g/m2とした。得られた塗装体は、サンシャインウェザーメーターによる促進試験で10000時間(50年に相当)までは、ひび割れやクラックはなく、耐久性のあることが確認できた。結果はまとめて表2に示す。また紫外線透過試験において、320〜380nmの紫外線を99%カットし、透過部分は1%であった。得られた塗装体の写真を図3に示す。塗装模様は天然石調であることが分かる。この塗装体の平均厚さは3mm、乾燥重量は約5kg/m2であった。前記平均厚さと乾燥重量はトップコート塗布後のサンプル全体の厚さと重さの値である。
前記の成分を混合して作成したリシン系の白色塗料を塗装容器に入れ、直径10mmのタイルガンノズルを用いてパネル基材に玉吹き塗装した。吹き付け量は5〜6kg/m2とした。その後48時間乾燥し、島状部を形成した。この状態を図1Aに示す。
(3)縁取り層及び海状層となる塗装材の吹き付け塗装
前記の成分を混合して作成したリシン系の黒色塗料を塗装容器に入れ、直径4mmのリシンガンノズルを用いてパネル基材に全面吹き塗装した。吹き付け量は1kg/m2とした。その後24時間乾燥し、縁取りを形成した。この状態を図1Bに示す。
次に同様に作成したリシン系の灰色塗料を塗装容器に入れ、直径4mmのリシンガンノズルを用いてパネル基材に全面吹き塗装した。吹き付け量は1kg/m2とした。その後24時間乾燥し、縁取りを形成した。この状態を図1Cに示す。
(4)研摩
次に塗装体を島状部が露出するまで平らに研摩した。この研摩は、ダイヤモンドディスクで荒削り研摩し、その後、サンディングディスク(#20)により仕上げ研摩した。この状態を図1Dに示す。
(5)トップコート材の塗装
次に塗装体表面の全面に、ローラー塗装具を用いてトップコート材を2回塗装した。1回目の上塗り塗装は常温(25℃)で24時間硬化させた。トップコート材は市販のトウペ社製、商品名“ニューガーメットDC#500”を用い、A液とB液を重量比でA液:B液=83:17の割合で混合し、この混合物100重量部に対してエチルベンゼン24重量部、1,3,5-トリメチルベンゼン5重量部、トルエン38重量部、キシレン24重量部、高沸点芳香族ナフサ9重量部の混合溶剤を15重量部加えて粘度50センチポイズ(23℃,BL型,回転数60rpm)に調整した。トップコート材の塗装量は、乾燥後の固形分で計200g/m2とした。得られた塗装体は、サンシャインウェザーメーターによる促進試験で10000時間(50年に相当)までは、ひび割れやクラックはなく、耐久性のあることが確認できた。結果はまとめて表2に示す。また紫外線透過試験において、320〜380nmの紫外線を99%カットし、透過部分は1%であった。得られた塗装体の写真を図3に示す。塗装模様は天然石調であることが分かる。この塗装体の平均厚さは3mm、乾燥重量は約5kg/m2であった。前記平均厚さと乾燥重量はトップコート塗布後のサンプル全体の厚さと重さの値である。
(実施例2)
縁取り層を茶色の骨材を混合したリシン系塗装材とした以外は実施例1と同様に実施した。結果を表2にまとめて示す。この塗装体の平均厚さは3mm、乾燥重量は約5kg/m2であった。
縁取り層を茶色の骨材を混合したリシン系塗装材とした以外は実施例1と同様に実施した。結果を表2にまとめて示す。この塗装体の平均厚さは3mm、乾燥重量は約5kg/m2であった。
(実施例3)
縁取り層を緑色の骨材を混合したリシン系塗装材とした以外は実施例1と同様に実施した。結果を表2に同様に示す。この塗装体の平均厚さは3mm、乾燥重量は約5kg/m2であった。
縁取り層を緑色の骨材を混合したリシン系塗装材とした以外は実施例1と同様に実施した。結果を表2に同様に示す。この塗装体の平均厚さは3mm、乾燥重量は約5kg/m2であった。
以上のとおり、得られた塗装体は、塗装厚みが薄く、塗装重量が軽いことが確認できた。また、様々な色の組み合わせが可能であり、好みの色を出すことができた。また、表面に凹凸があるため、厚みは薄いが深み感があり、奥行き感のある塗装体となり、天然石調の塗装体となった。さらに、サンシャインウェザーメーターによる促進試験で10000時間(50年に相当)までは、ひび割れやクラックはなく、耐久性のあることが確認できた。
本発明は、塗装又は塗布した材料が建築物の壁面から剥離・脱落する恐れがなく、かつ、耐久性に優れ、長期メンテナンスの不要な塗装体を提供することができ、新築はもちろん修繕時の外壁面の仕上げにも有用である。また現場施工だけでなく、シート、パネル等に形成しておいて壁面に貼り付けることもできる。
1 壁面又は基材
2 島状部
3 縁取り層
4 海状層
5 島状部の研摩面
6 縁取り層の研摩面
7 海状層の研摩面
8 トップコート層
9 凹部
10 塗装体
2 島状部
3 縁取り層
4 海状層
5 島状部の研摩面
6 縁取り層の研摩面
7 海状層の研摩面
8 トップコート層
9 凹部
10 塗装体
Claims (13)
- 複数色の塗装材で形成された塗装体であって、
海状層と、
前記海状層の中の島状部と、
前記島状部の周囲には前記島状部及び海状層とは異なる色調の縁取り層を含み、
前記海状層、島状部及び縁取り層の各層の少なくとも一部は研摩部であり、
前記複数色の塗装材の表面は、透明なトップコート層で覆われていることを特徴とする塗装体。 - 前記島状部の表面は平坦である請求項1に記載の塗装体。
- 前記海状層の少なくとも一部には凹部がある請求項1又は2に記載の塗装体。
- 前記島状部、海状層及び縁取り層の塗装材は、骨材と合成樹脂とを含むリシン系の材料である請求項1〜3のいずれかに記載の塗装体。
- 前記塗装体の厚さが1〜6mmである請求項1〜4のいずれかに記載の塗装体。
- 前記塗装体の乾燥質量が1〜10kg/m2である請求項1〜5のいずれかに記載の塗装体。
- 前記島状部の乾燥質量が4〜7kg/m2である請求項1〜6のいずれかに記載の塗装体。
- 前記海状層及び縁取り層の乾燥質量が0.5〜2kg/m2である請求項1〜7のいずれかに記載の塗装体。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の塗装体の施工方法であって、
壁面又は基材に外装材を玉吹き塗装して乾燥し、島状部を形成する工程と、
前記島状部の表面に縁取り層となる塗装材を全面に吹き付けて乾燥する工程と、
前記縁取り層となる塗装部の表面に、前記島状部及び縁取り層とは異なる色調の海状層となる塗装材を全面に吹き付けて乾燥する工程と、
前記島状部が露出するまで平らに研摩する工程と、
透明なトップコート材を表面全体に塗布する工程を含むことを特徴とする塗装体の施工方法。 - 前記外装材を島状に吹き付ける方法が、タイルガンを用いて玉吹きする方法である請求項9に記載の塗装体の施工方法。
- 前記縁取り層となる塗装材及び海状層となる塗装材の吹き付け方法が、リシンガンを用いて全面吹きする方法である請求項9又は10に記載の塗装体の施工方法。
- 前記研摩は、ダイヤモンドディスクで荒削り研摩し、その後、サンディングディスクにより仕上げ研摩する請求項9〜11のいずれかに記載の塗装体の施工方法。
- 前記トップコート材は、下記A液とB液を含み、
[A液]
(a1)フルオロオレフィンとアルキルビニルエーテルの共重合体を含むフッ素樹脂
(a2)親水性付与剤として、アルコキシル基の加水分解によるシラノール基を含むシラン系化合物、光触媒酸化チタン、アルカリシリケート系無機塗材、金属アルコキシド系無機材から選ばれる少なくとも一つの物質
(a3)紫外線吸収剤
(a4)溶剤
[B液]
(b1)硬化剤
(b2)溶剤
前記A液とB液を混合し、塗装膜の乾燥後の固形分質量で50〜200g/m2の範囲である請求項9〜12のいずれかに記載の塗装体の施工方法。
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2016
- 2016-02-08 JP JP2016021516A patent/JP2017141546A/ja active Pending
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