JP2017137162A - エレベータ用のかご上機器防水システム - Google Patents

エレベータ用のかご上機器防水システム Download PDF

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Abstract

【課題】エレベータの乗りかごの昇降路内へ侵入した侵入水が、当該乗りかごの上側面に配置されたかご上機器に落下することをより確実に防ぐ。
【解決手段】乗りかご14の上側面に配置されたかご上機器20の上には、防水ユニット22が配置される。防水ユニットは、収縮状態の防水シート58が収納された防水シート収納箱40、及び防水シート収納箱40の下方に設けられたフレーム42を含む。複数の水検出センサ24がフレーム42に設けられる。複数の水検出センサ24のいずれかが昇降路12に侵入した侵入水を検出すると、防水シート58は、防水シート収納箱40から開放されフレーム42に沿って広がる。フレーム42は、防水シート58を拡張状態において保持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータ用のかご上機器防水システムに関する。
エレベータの乗りかごの上側面には、様々な電子機器(かご上機器)が設けられることがある。かご上機器は、例えば、乗りかごの扉を開閉するための扉開閉装置、停電時に停電灯を点灯させるための電源部、緊急時連絡装置のための電源部、あるいは、乗りかごの扉開閉などの制御を行うための電子機器などである。
乗りかごが昇降する昇降路の天井からの水漏れ、あるいは乗りかごへの昇降口からの水漏れにより、昇降路内に水(侵入水)が侵入することがある。このような侵入水がかご上機器に落下してかご上機器が濡れることにより、漏電、ヒューズ断線、あるいは基板の不具合などが生じ、かご上機器が故障するおそれがある。かご上機器が故障すると、乗りかごが動かなくなったり、乗りかごの扉の開閉が不可になったり、あるいは乗りかご内に水漏れが生じたりするおそれがある。
従来、乗りかごの昇降路内に侵入水が侵入するのを防ぐ技術が提案されている。例えば、特許文献1及び2には、乗りかごの昇降口にシャッターあるいは防水シートなどの防水手段を設けることで、昇降口から昇降路内への水漏れを防止する技術が開示されている。また、特許文献3には、乗りかごの天井部分にかご上機器に風を送るための送風装置を設け、かご上機器に付着した水分を当該送風装置からの風によって乾燥させることで、侵入水に起因するかご上機器の故障を防止する技術が開示されている。
特開2002−46966号公報 特開平9−104580号公報 特開2009−190843号公報
例えば特許文献1及び2に記載のように、昇降口に防水手段を設けた場合、侵入水が昇降口から昇降路内へ侵入することを防ぐことはできるが、昇降路の天井からの水漏れなどのように、昇降口以外から昇降路へ侵入する侵入水を防ぐことはできない。また、例えば特許文献3に記載のように、かご上機器に付着した水分を乾燥させることでかご上機器の故障を防止する方法は、かご上機器に付着した水分が比較的少量である場合に有効であるが、乾燥しきれない程の大量の水がかご上機器に落下する場合も考えられる。
以上を鑑みて、昇降路内へ侵入した侵入水がかご上機器に落下することをより確実に防ぐ技術が求められている。
本発明の目的は、エレベータの乗りかごの昇降路内へ侵入した侵入水が、当該乗りかごの上側面に配置されたかご上機器に落下することをより確実に防ぐことにある。
本発明に係るエレベータ用のかご上機器防水システムは、エレベータの乗りかごの昇降路内へ侵入して前記乗りかごの上側面に配置されたかご上機器に落下する侵入水を検出する水検出センサと、前記かご上機器の上方に配置され、前記かご上機器への前記侵入水の落下を防止するための防水ユニットと、を備え、前記防水ユニットは、防水シートを収縮状態において保持する防水シート保持部と、前記水検出センサが前記侵入水を検出した場合に、前記防水シートを前記収縮状態から拡張状態へと遷移させる防水シート拡張手段と、前記防水シートを前記拡張状態において保持するフレームと、を含むことを特徴とする。
望ましくは、前記フレームは、前記防水シート保持部の下方に配置された枠体と、前記枠体から前記防水シート保持部へ向かって伸びる複数の梁部と、を有する。
望ましくは、前記複数の梁部の上側面には、前記複数の梁部に落下した前記侵入水を前記枠体へ向かって流すための傾斜溝が設けられ、前記枠体の上側面には、前記傾斜溝に連結され、前記傾斜溝からの前記侵入水を受ける受水溝が設けられ、前記水検出センサは、前記受水溝内に設けられる。
望ましくは、前記防水ユニットは、前記乗りかごに対して上下方向に移動可能である。
望ましくは、前記水検出センサが前記侵入水を検出した際に、前記乗りかごを前記昇降路の最上階まで移動させる乗りかご制御手段、をさらに備える。
本発明によれば、エレベータの乗りかごの昇降路内へ侵入した侵入水が、当該乗りかごの上側面に配置されたかご上機器に落下することをより確実に防ぐことができる。
本実施形態に係るエレベータ用のかご上機器防水システムが組み込まれたエレベータシステムの構成概略図である。 防水ユニットの構成概略図である。 防水シートフレームが有する枠体及び梁部の垂直断面図である。 防水シート収納箱の拡大斜視図である。 防水ユニットが乗りかごに対して上下運動する様子を示す図である。 収縮状態の場合と拡張状態の場合との防水シートの様子を示す斜視図である。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。図1には、本実施形態に係るエレベータ用のかご上機器防水システムが組み込まれたエレベータシステム10の構成概略図が示されている。
エレベータシステム10は、昇降路12内において昇降可能な乗りかご14、乗りかご14との重さのバランスを取るためのカウンターウェイト16、一端が乗りかご14に接続され、他端がカウンターウェイト16に接続された主ロープ18、乗りかご14の上側面に設けられるかご上機器20、乗りかご14の上方に配置される防水ユニット22、防水ユニット22に取り付けられた水検出センサ24、機械室26に設置され、主ロープ18を駆動するための巻き上げ機28、同じく機械室26に設置され、乗りかご14内に設けられた操作パネルから乗客により入力される行き先情報、あるいは各階に設けられた操作パネルから乗客により入力される呼び情報などに基づいて巻き上げ機28を制御して乗りかご14を昇降させる制御盤30、を含んで構成される。
かご上機器20には、上述の通り、乗りかご14の扉を開閉するための扉開閉装置、停電時に停電灯を点灯させるための電源部、緊急時連絡装置のための電源部、あるいは、乗りかご14の扉開閉などの制御を行うための電子機器が含まれるが、これに限られない。かご上機器20は、作業者がメンテナンス作業を行いやすいように、乗りかご14の上側面に配置される。
エレベータシステム10が有する上記構成要素のうち、かご上機器防水システムとしては、防水ユニット22、水検出センサ24、巻き上げ機28、及び制御盤30を含んで構成される。
防水ユニット22は、侵入水がかご上機器20に落下することを防ぐために設けられるものであり、乗りかご14の上方に配置される。防水ユニット22は、主ロープ18に固定可能であり、これにより主ロープ18が駆動することで乗りかご14と共に昇降可能である。防水ユニット22は、後述のように、水平方向に広がり、防水シートを保持するためのフレームを有する。防水ユニット22は、当該フレームが少なくともかご上機器20の上方をカバーするように配置される。本実施形態においては、当該フレームは、乗りかご14の全体をカバーするサイズとなっている。防水ユニット22の詳細については後述する。
水検出センサ24は、昇降路12内に侵入し、かご上機器20に落下する侵入水を検出するものである。このような侵入水としては、各階の昇降口から漏れてくる侵入水32や、昇降路12の天井から漏れてくる侵入水34などが挙げられる。好適には、水検出センサ24は複数設けられる。
水検出センサ24としては、例えば、2つの電極を備え、2つの電極間に侵入水が介在して2つの電極間に流れる電流を検出して侵入水を検出する電気抵抗式のセンサを用いることができる。あるいは、光源及び受光部を有しており、侵入水の界面における反射により光源からの光の屈折角度が変動したことを検出して侵入水を検出する光屈折式のセンサなどを用いることができる。水検出センサ24は、侵入水を検出した場合に検出信号を出力する。
後述のように、本実施形態においては、水検出センサ24は防水ユニット22に取り付けられているが、かご上機器20に落下する侵入水を好適に検出できる限りにおいて、水検出センサ24は、それ以外の場所に設置されてもよい。
以下、図2〜図4を用いて、防水ユニット22の具体的な構成について説明する。
図2(a)には、防水ユニット22の側面図が、図2(b)には防水ユニット22の平面図がそれぞれ示されている。防水ユニット22は、防水シート保持部としての防水シート収納箱40、及び防水シート収納箱40に接続され、防水シート収納箱40の下方に設けられるフレーム42を含んで構成されている。
フレーム42は、剛体で形成される。例えばアルミあるいはステンレスなどの金属で形成される。フレーム42は、防水シート収納箱40の下方において略水平に配置される枠体44、及び、枠体44上の複数の位置から防水シート収納箱40へ向かって斜め上方に伸びる複数の梁部46とを含んで構成される。これにより、図2(a)及び図2(b)に示される通り、フレーム42の外形形状は四角錐台状となっている。後述の通り、フレーム42は、防水シート収納箱40に収納された防水シートが拡張状態となった際に、当該防水シートを拡張状態において保持する骨組として作用するものである。
本実施形態では、枠体44の外形は平面視において四角形となっているが、枠体44の形状としてはこれに限られない。また、梁部46の本数も、枠体44の形状あるいはサイズなどに応じて適宜設定されてよい。
図3(a)には、複数の梁部46の垂直断面図が示されている。図3(a)に示される通り、梁部46は樋状となっており、つまりその上側面において傾斜溝としての溝46aが形成されている。これにより、複数の梁部46の上に落下した侵入水は、各溝46a内を通って下方(枠体44の方)に向かって流れることができる。
また、図3(b)に示されるように、梁部46同様に、枠体44も樋状となっており、その上側面において受水溝としての溝44aが形成される。溝44aは、複数の溝46aと接続される。これにより、溝46aは、溝44aから流れ込む侵入水を受けることができる。
なお、本実施形態では、枠体44及び梁部46の断面形状は略V字状となっているが、溝46aにおいては、梁部46上に落下した侵入水を好適に溝44aへ流すことができる限りにおいて、また溝44aにおいては、好適に侵入水を受けることができる限りにおいて、その他の形状であってもよい。
図2(b)を再度参照して、本実施形態においては水検出センサ24は複数設けられ、複数の水検出センサ24は枠体44に設けられる。好適には、複数の水検出センサ24は、枠体44に設けられた溝44a内に設けられる。これにより、枠体44上に落下した侵入水のみならず、梁部46上に落下し、溝46aを介して溝44a内に流れてくる侵入水をも検出することができる。これにより、侵入水の検出感度が向上する。本実施形態では、梁部46上に落下した侵入水をより早期に検出する観点から、複数の水検出センサ24は、溝44aのうち、溝46aとの合流部近傍に配置される。
図4には、防水シート収納箱40の拡大斜視図が示されている。図4(a)に示される通り、防水シート収納箱40は、後述の4つの蓋50が閉状態の場合において、外形形状が略直方体となっている。防水シート収納箱40は、その上側面の中央部から下側面の中央部まで上下に貫通する孔40aを有している。孔40aには、主ロープ18が挿通される。
孔40aには、主ロープ18に対して防水シート収納箱40(つまり防水ユニット22)をロックするロック機構(不図示)が設けられている。エレベータシステム10の管理者などの操作により当該ロック機構によりロックされることで、防水ユニット22は主ロープ18に固定される。
また、管理者により当該ロック機構によるロックが解除されることにより、防水ユニット22が主ロープ18(すなわち乗りかご14)に対して上下に移動可能となる(図5参照)。これにより、管理者がかご上機器20に対してメンテナンスなどを行う場合は、作業の邪魔にならないよう防水ユニット22を乗りかご14から上側へ離すことができる。また、メンテナンスなどのかご上機器20に対する作業が完了した場合は、より確実に侵入水がかご上機器20に落下するのを防止する観点から、防水ユニット22を乗りかご14(かご上機器20)に近付けて固定することができる。
防水シート収納箱40の4つの側面には、開閉可能な4つの蓋50が設けられている。各蓋50は、防水シート収納箱40本体の上端部において、トーションバネ付きのヒンジ52を介して取り付けられている。そのため、各蓋50はバタフライ式に開閉可能となっている。
各蓋50には、開状態となる方向に付勢力が働いている。本実施形態においては、各ヒンジ52が有するトーションバネにより、各蓋50に対して開状態となる方向に付勢力が付加されている。
一方、防水シート収納箱40には、上記付勢力に反して、各蓋50を閉状態に維持するための閉状態維持機構が設けられる。本実施形態においては、このような閉状態維持機構として、各蓋50の底面に設けられた凹部と、防水シート収納箱40の底面から上方に突出可能であり、各蓋50に設けられた凹部に嵌合する4つの突出ピン54を含んで構成される。各蓋50の底面に設けられた凹部に、各突出ピン54が嵌合することで、各蓋50の閉状態が維持される。
各突出ピン54は、上下方向において移動可能であり、各突出ピン54が下方向に移動し、各蓋50に設けられた凹部から引き抜かれると、各ヒンジ52が有するトーションバネの付勢力により、各蓋50が図4(b)に示すような開状態へと遷移する。各突出ピン54は、複数の水検出センサ24に電気的に接続されており、複数の水検出センサ24が出力する検出信号に基づいて下方向へ移動する。
各蓋50の内側には、収納部56がそれぞれ設けられている。各収納部56には、収縮状態の防水シート58がそれぞれ収納されている。つまり、防水シート収納箱40には、4つの防水シート58が収納されている。後述のように、本実施形態における4つの防水シート58は、四角錐台状のフレーム42の4つの側面にそれぞれ対応するものである。本実施形態においては、各防水シート58は、フレーム42の側面の形状に応じて、拡張状態において台形状となっている。
各防水シート58は、防水性及び可撓性を有する材質で形成される。例えば、ビニルあるいはゴムなどで形成される。
各防水シート58は、各蓋50が開状態となることで自然に収納部56から開放されて、後述の拡張状態となるような態様で収納部56内に収容される。本実施形態では、台形状の各防水シート58は、拡張状態における上辺が収納部56の底面に固定され、その状態から筒状に丸められた収縮状態において収納されている。これにより、各防水シート58は、各蓋50が開状態となることで拡張状態に遷移する。
以上の通りであるから、本実施形態においては、防水シート拡張手段としては、各蓋50、ヒンジ52、及び各突出ピン54を含んで構成される。ただし、各蓋50、ヒンジ52、及び各突出ピン54は、防水シート拡張手段としての一例であり、水検出センサ24からの検出信号に応じて防水シート58を収縮状態から拡張状態に遷移させる限りにおいて、他の構成が採用されてもよい。
なお、図4(b)は、各蓋50の開状態の様子と、収縮状態の各防水シート58の様子を示すための概念図である。各防水シート58は、各蓋50が開状態となった後直ちに拡張状態への遷移を開始するため、図4(b)に示された状態は、本実施形態において実際には取り得ない状態である。
以下、図6を参照して、防水ユニット22の動作について説明する。
図6(a)は、複数の水検出センサ24が侵入水を検出していない状態(以下「通常状態」と記載する)における防水ユニット22の様子が示されている。通常状態においては、防水シート58は防水シート収納箱40に収縮状態において収納されている。つまり、突出ピン54が防水シート収納箱40の底面から上方へ突出し、各蓋50の底面に設けられた凹部へ嵌合していることで、各蓋50が閉状態となっている。
通常状態において、複数の水検出センサ24のうちいずれかが侵入水を検出すると、各突出ピン54は、当該水検出センサ24からの検出信号に基づいて下方に移動する。これにより、各蓋50が開状態へと遷移する。それに伴って、各収納部56に収納されていた各防水シート58は、収納部56から開放され、図6(b)に示すようにフレーム42の各側面に沿って広がる。このとき、広がった各防水シート58は、フレーム42により支持されることにより拡張状態が維持される。これにより、侵入水がかご上機器20に落下することが防止される。好適には、各防水シート58をより確実に拡張させるために、各防水シート58の縁部に沿ってエアが流入される通路を設けておき、水検出センサ24からの検出信号に基づいて当該通路に対して、防水シート収納箱40内に配置されたコンプレッサなどによりエアを流入させることで、各防水シート58を広げるようにしてもよい。
好適には、複数の水検出センサ24は制御盤30にも電気的に接続される。そして、複数の水検出センサ24のうちいずれかが侵入水を検出した場合、制御盤30は、巻き上げ機28を制御して、乗りかご14を昇降路12の最上階まで移動させるようにしてもよい。これによれば、少なくとも、各階の昇降口から漏れてくる侵入水32(図1参照)がかご上機器20へ落下することを防ぐことができる。もちろん、各防水シート58を拡張状態にすると共に、乗りかご14を最上階へ移動させてもよい。
以上説明した本実施形態によれば、フレーム42により、各防水シート58の拡張状態が好適に維持される。そして、各防水シート58が拡張状態に維持されることで、かご上機器20の上方は各防水シート58により覆われた状態となる。これにより、侵入水がかご上機器20に落下することが確実に防止される。
また、各防水シート58は、水検出センサ24が侵入水を検出した場合のみ拡張状態となる。つまり、通常状態において収縮状態が維持されている。これにより、常に各防水シート58が拡張状態に維持されている場合に比して、通常状態において乗りかご14の昇降動作の際に空気抵抗が低減される。あるいは、防水シート58が破損する可能性が低減される。
なお、一度拡張状態となった各防水シート58は、昇降路12内への侵入水の侵入を防止するためのメンテナンスを行う管理者などにより、再度収縮状態にされた上で各収納部56内へ収納されることができる。
以上、本発明に係る実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
10 エレベータシステム、12 昇降路、14 乗りかご、16 カウンターウェイト、18 主ロープ、20 かご上機器、22 防水ユニット、24 水検出センサ、26 機械室、28 巻き上げ機、30 制御盤、32,34 侵入水、40 防水シート収納箱、40a 孔、42 フレーム、44 枠体、44a,46a 溝、46 梁部、50 蓋、52 ヒンジ、54 突出ピン、56 収納部、58 防水シート。

Claims (5)

  1. エレベータの乗りかごの昇降路内へ侵入して前記乗りかごの上側面に配置されたかご上機器に落下する侵入水を検出する水検出センサと、
    前記かご上機器の上方に配置され、前記かご上機器への前記侵入水の落下を防止するための防水ユニットと、
    を備え、
    前記防水ユニットは、
    防水シートを収縮状態において保持する防水シート保持部と、
    前記水検出センサが前記侵入水を検出した場合に、前記防水シートを前記収縮状態から拡張状態へと遷移させる防水シート拡張手段と、
    前記防水シートを前記拡張状態において保持するフレームと、
    を含む、
    ことを特徴とするエレベータ用のかご上機器防水システム。
  2. 前記フレームは、
    前記防水シート保持部の下方に配置された枠体と、
    前記枠体から前記防水シート保持部へ向かって伸びる複数の梁部と、
    を有する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のエレベータ用のかご上機器防水システム。
  3. 前記複数の梁部の上側面には、前記複数の梁部に落下した前記侵入水を前記枠体へ向かって流すための傾斜溝が設けられ、
    前記枠体の上側面には、前記傾斜溝に連結され、前記傾斜溝からの前記侵入水を受ける受水溝が設けられ、
    前記水検出センサは、前記受水溝内に設けられる、
    ことを特徴とする、請求項2に記載のエレベータ用のかご上機器防水システム。
  4. 前記防水ユニットは、前記乗りかごに対して上下方向に移動可能である、
    ことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載のエレベータ用のかご上機器防水システム。
  5. 前記水検出センサが前記侵入水を検出した際に、前記乗りかごを前記昇降路の最上階まで移動させる乗りかご制御手段、
    をさらに備えることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載のエレベータ用のかご上機器防水システム。
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